R-GUN

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R-GUN - (2021/07/07 (水) 03:07:50) の編集履歴(バックアップ)



「デッドエンド・シュート!」

スーパーロボット大戦』シリーズに登場するロボット(PT:パーソナルトルーパー)。メカデザインはカトキハジメ氏。
主なパイロットはイングラム・プリスケン*1、ヴィレッタ・バディム(プリスケン)、マイ・コバヤシ
担当声優はそれぞれ 古澤徹 氏、 田中敦子 女史、 折笠愛 女史。

SRXおよびバンプレイオスの砲撃戦用武器として開発された、RWシリーズの1号機。
取り回しの悪さを補うべく、変形機構を持ったPTとしての運用が採用された
(なお2号機は同様に追加装備の重力剣だったが採用は見送られ、後に改修されてヒュッケバインMk-III用の強化装備になった)。
頭部はR-1のそれをベースに小型化が図られ、R-3と同様の高性能センサーを装備する。
R-2を上回る出力のトロニウム・エンジンを搭載するため、Rシリーズの機体よりも基本スペックは高い。
しかし、その出力が不安定なのは相変わらず、そのうえ調整の手間が馬鹿にならないらしい。
そしてR-GUNにプラスパーツを付けたのがR-GUNパワードである。
また、それとは別にエアロゲイターの技術で改造して強化した形態として「R-GUNリヴァーレ」が存在する
(なお、リヴァーレは「R-GUNに異界の存在を憑依させた」とも言われているが詳細は不明。
 その姿は原形をとどめていないどころかそもそもサイズからして比較にならないほど大型化しているため、ほぼ別物と考えるべきだろう)。

主な武装は両肩に装備されている、組み合わせてブーメランにもなる剣「ビームカタールソード」、
ビームと実弾の両方が撃てるライフル「ツイン・マグナライフル」、
プラスパーツにより追加された両肩部の砲身「ハイ・ツインランチャー」など。

そしてR-GUN本来の姿とも言えるのが「メタルジェノサイダー」形態である。
ヨガ顔負けの変形機構により重粒子砲「トロニウムバスターキャノン」に変形するそのインパクトは、
合体のために“アジのひらき”になるR-2に勝るとも劣らないものがある。
緊急時には単体でもその形態になって強力な砲撃を行うことができるが、その真価はプラスパーツを追加し、
SRXやバンプレイオスの腕と接続することによって発揮される。
それが、「天上天下一撃必殺砲」(正式名称「ハイパートロニウムバスターキャノン」)である。
二つのトロニウム・エンジンの生み出す超出力を念動力によって集束するこの一撃は、
正に文字通り一撃必殺の破壊力で全てを薙ぎ倒す最強武器となっている
(なお、R-GUNは元々SRX用の装備のため仕様の違うバンプレイオスの腕とはそのままでは接続できない。
 そこで、プラスパーツとは別にさらにエクスガンナーと呼ばれるパーツと合体する必要がある。
 また、バンプレイオスが使用する際は「天上天下一撃必殺砲・改」と呼称される)。

なお、初出は『ヒーロー戦記』の流れを汲むPSのRPG『スーパーヒーロー作戦』である。
月で実用化されることなく放棄されていたものを同作の主人公であるイングラム(もしくはヴィレッタ)が発見・改修したものであり、
彼(或いは彼女)の乗機として数多のヒーロー達と共に悪の野望に立ち向かった。
初出であることもあって、後の参戦作品とは仕様が若干異なっているようである。
メタルジェノサイダーモードと元はSRX用の砲として作られたという設定は健在であり、
ゼットンとの戦いでは暴走同然にメタルジェノサイダーモードが初起動、ゼットンを一撃で葬り去った。
その後パンドンとの戦いで封印されていたSRXが復活したことで本来の機能を発揮、天上天下一撃必殺砲にてパンドンを撃破している。
スパロボでやれ!

(wikipediaより転載、一部加筆修正)

+ ゲームでの活躍
共通事項として放つのに制限が多いものの「天上天下一撃必殺砲」がどのゲームでも非常に強力なのが特徴。

『スーパーヒーロー作戦』では先述の通り男主人公・イングラム、もしくは女主人公・ヴィレッタの乗機として登場。
PTという代物がサイズ的にも構造的にもほぼMSと変わらないこともあって、装備(強化パーツ)はガンダム用のものが使用できる。
雑魚掃討に便利な全体攻撃技が充実しており、「スラッシュブーメラン」は全体攻撃かつ高威力のため
オーバーパワーを溜めてぶっ放せばたとえボス戦でもそれ一発で終了してしまうことがままある。
せっかく初登場した「天上天下一撃必殺砲」も、ボス相手の固定イベントでしか見たことがない…なんて人も多かったのではなかろうか。

『スーパーロボット大戦α』『OG1』ではSRXチームの隊長となったイングラムの乗機として登場。
彼の高い能力と共に活躍が見込めるが、
「どちらも途中でイングラムがこの機体と共に敵対してしまい、進め方によっては二度とR-GUNは使えない」
という別のゲームの主人公および主人公機としては(理由はちゃんとあるのだが)異例の扱いを受けた。

『α』では後任の隊長となるヴィレッタか説得して仲間になったレビ・トーラー(後のマイ・コバヤシ)の乗機となるのだが、
レビのパイロット化フラグを満たした場合、ヴィレッタはあっさりR-GUNのシートを譲ってしまい以後戦闘に一切参加しないという、
まるでレビのフラグが回収できなかった場合の補欠のような扱いであった。
『スパヒロ』をヴィレッタでクリアした一部のプレイヤーはこの扱いに激怒した…イングラムよりよっぽどマシだが
後の『α外伝』『第3次α』ではレビ(マイ)には別の機体が宛がわれ、R-GUNは無事ヴィレッタ専用機に戻っている。

『OG』でのR-GUNは 基本的にはイングラムが乗るものの幅広いデータ収集を目的に、誰でも乗れる機体に調整されている。
『OG1』では各種換装武器も使用可能になったが、最後までパワードにはならず、敵対化すると一瞬にしてHPが数万に増える。
特徴は必殺武器のメタルジェノサイダー、そして異常なまでに多いEN。ENを消費する武器を持たせればかなり戦いやすい。
そして地味に改造するとスーパー系と同等レベルまで装甲が分厚くなるため、念動力者を乗せると念動フィールドで耐える機体に成り得る。避けるけど
SRXと共闘はできるが まだ合体攻撃は使用できないため、その辺の兼ね合いを考えず好きなキャラクターを乗せることができる。
パイロットに関してはイングラムは上記の通りで、「何者かに操られている」ということも判明するが最後まで敵のまま。
ヴィレッタもヴィレッタでルートによっては出番が極端に減るという不遇な扱いを受けた。
ハブられ続けた挙句最後の二話しか味方にならないとかどんな罰ゲームですか

『OG2』ではパワードパーツを装着して登場。しかし前作と比べると能力値が劣るものが多い。パワー…ド…?
だが念動系統の武装も足され、合体攻撃も解禁されたため、他作品のR-GUNに近くなり、
そちらを生かす場合はパイロットが制限されること以外は大体前作と同じ。
『α』と違い飛行ができない他、SRXが加速持ちなので、合体攻撃のために足並みを揃えることに苦労することも。
『スパヒロ』で猛威を振るったスラッシュブーメランに相当する「T-LINKブーメラン」が、
その名の通りT-LINKシステムに適合した念動力者にしか使用不能になっているのだが、
よりにもよって『α』までの設定では念動力者でもあったはずのヴィレッタ(出てないがイングラムも)から念動力がオミットされているのである。
せっかく音楽担当の暴走愛で専用曲も増えたというのに、この仕打ちはちょっと酷いのではなかろうか。
とはいえ、こちらも後に『OG外伝』で武装名が「スラッシュブーメラン」に戻ったついでなのか、
念動力なしでも使用可能になったため、純粋に好みでマイとヴィレッタどちらを乗せるかを選べるようになっている。
「一撃必殺砲」の性能もどちらを乗せるかで変化するようになっており、マイの方が威力と射程は高いのだが、
ヴィレッタの場合は威力と射程が若干劣る分消費エネルギーと必要気力が低くなっており、
マイの場合にあった近距離の射程の穴も無く、クリティカル率も少しだけ高いという何やら微妙に玄人仕様になっている。

『OG外伝』ではマイに「ART-1」という機体とリュウセイの乗ったR-1との合体攻撃が追加されたため、大抵ヴィレッタが乗ることとなる。
やろうと思えばR-2、R-3でそれぞれ「Rフォーメション」、ART-1で「天上天下念動連撃拳」、
SRXとR-GUNでそれぞれ「天上天下一撃必殺砲」と計5回の合体攻撃を行うことも可能。
2回行動できる覚醒を使えば更に攻撃回数を増やせる。

なお、一部の作品ではヴィレッタ込みでの一撃必殺砲発射時に、アヤが気を利かせてR-GUNの制御もする会話パターンがあり、
合体攻撃なのにヴィレッタが何もしていないと取られても仕方のないように見えることも…。

余談だが、『α』ではルート次第でゲッタードラゴンが一撃必殺砲を構える場面があったりする
(ただし、流石に実際に撃つ事はなかった)。


MUGENにおけるR-GUN

ミフ氏による[OG2』ドットのものが公開されている。
カラーによってパイロットがイングラム、ヴィレッタ、マイになり、ボイス以外に性能も微妙に変化するようになっている。
ちなみにイングラムの12Pカラー時のみボス性能になり、大幅に性能が上がる。
前述の武装以外にも『OG2』で使用できた武器がいくつか技として使用できる他、アニメでのみ使用したAMガンナーとの合体技も再現されている。
また、更新によりイングラムモードでアキシオンバスターを使用する際、
こいつを初めとしたパイルバンカーによる攻撃を受けると即死するようになった。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会



*1
ジョン・カーペンター監督の映画『ニューヨーク1997』及びその続編『エスケープ・フロム・LA』において、
抑音器付のイングラムM10短機関銃を愛銃とした潜入工作員の主人公「スネーク・プリスキン」から名前を取っていると思われる。