「誰かが言ってたぜ。
運命に従うも運命なら、
運命に逆らうも運命だってね!!」
石川賢氏の著作『ゲッターロボサーガ』に登場する合体巨大ロボ
「真ゲッターロボ」の形態の一つ
(ゲッターロボそのものの解説は
ゲッター1を参照)。
全高55m、重量220t。初出は「月刊少年キャプテン」で連載された漫画版『ゲッターロボ號』
*1。
初代ゲッターロボ(ゲッター1)やゲッターロボG、ゲッターロボ號などの機体を凌ぐ戦闘力を持つが、
漫画版やOVAなどの登場した作品によって、機体のスペックは大きく異なり、見た目も多少異なる。
OVAでは『真(チェンジ!!)ゲッターロボ ~世界最後の日~』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』 に登場している。
普通、合体後のカラーはゲットマシン各色の名残があるが、『世界最後の日』のみゲッター1は赤、2は白、3は黄系統に露骨に色が変わる。
主なメインパイロットは一文字號、
流竜馬、ゴウなど。
当初劇中では正式名称が存在せず、「本当のゲッターロボ」
*2と呼ばれていたが、後に「真ゲッターロボ」が正式名称となる。
『世界最後の日』では「真型ゲッター・シュナイダーV-1」、2は「スタインバックD-2」、3は「リビングストンJ-3」というのが正式名称だが、
本編に一切出ず発売前の資料にしか見られないため、裏もしくは没設定に近い。
真ゲッターロボが生み出された経緯や目的に関しては、作品の媒体によって異なる部分が多く、
強大な敵を倒す存在として開発されたり、ゲッター線の影響によって初代ゲッターが変化したものだったりと様々である。
大元の『ゲッターロボサーガ』ではゲッター線のパワーを最大限に生かすために開発されたもので、早乙女博士が研究に取り憑かれる切っ掛けにもなった。
ただしこれは『真ゲッターロボ』での後付けであり、初出の『號』では大規模なゲッター線暴走事故のため研究所と共に廃棄されたとしか語られていない。
団龍彦による小説作品『スーパーロボット大戦』においては、主人公達の前に立ちはだかる強大な敵として現れた事もある。
ゲッターロボは空戦型、陸戦型、
海戦型の3タイプに変形できる事で知られており、真ゲッター1も空戦型。
ただし真ゲッターの場合、本体のスペックが高すぎるせいか基本的にゲッター1だけで事足りる事が多く、
どの媒体でも基本は真ゲッター1で戦い、1では対応できない場合に限ってゲッター2、3に変形するというのが定番となっている。
特に漫画版『號』の場合、2の出番は僅か1話、3に至っては登場すらしていない。
また、真ゲッター2の初登場シーンは
真ゲッター1の腹から2の上半身が直接生えるという衝撃的極まりないものであり、
真ゲッターの怪物性を物語っている。
なお、その前日譚にあたる『真』ではゲッター線エネルギーがフルパワーでは無かったため、きちんとゲットマシンの分離合体によって変形していた。
ちなみに真ゲッター2の下半身、真ゲッター3のデザインは、後に『スパロボ』参戦にあたって新たにデザインされ、
漫画の『真』に逆輸入されたものである。
その能力はこれまでに開発されたゲッターロボでも最強とされている。
『真』で描かれた開発当時のエピソードによると理論上は「ゲッター線を
無限に増幅する」らしい。
しかし宇宙から降り注ぐゲッター線だけでは、100%の性能を引き出すための必要なエネルギーを充填するのに3年かかるため、
ゲッタードラゴンをエネルギー増幅炉として使用しなければならなかった(それでも50%までしか充填できなかった)。
ところがその状態でも圧倒的な戦闘力を誇り、テスト飛行時に亜光速に達して時間跳躍してしまうなど従来のゲッターを超越する性能を見せた。
『號』でのさらにパワーを引き出した状態では、精神力の弱い乗組員の精神や肉体を取り込んでしまい、
その後のフルパワーでの最終決戦では
核ミサイルや恐竜帝国の最終兵器「デビラ・ムウ」など、触れたものをみな吸収していく。
最終的にはパイロットである號達をも取り込み、巨大なゲッターとなって火星へと飛び立っていった。
だが、取り込まれた生物は死亡したのではなく、宇宙を創造している根源であるゲッター線と一つとなっている事がゲッター自身により語られており、
帝王ゴールやブライ大帝など、シリーズ初期に死亡した人物達も死後ゲッターと一つになっていた事が明かされた。
なお、上述した設定は漫画版のみの描写であり、OVA版での真ゲッターの性能はそこまで無敵という訳でもなく割と苦戦する事も少なくない。
そのため『世界最後の日』では
真ゲッタードラゴン、『真対ネオ』では神ゲッターロボといった、より上位のゲッターロボが存在する。
漫画版『號』においても続編に数千年もの進化の果て
ゲッターエンペラーが登場した。
武装は各媒体によって異なるが、代表的なものはゲッター線を腹部から(媒体によっては頭部からも)照射する「ゲッタービーム」、
両肩から射出され状況に合わせた形に変形する槍状の大斧「ゲッタートマホーク」、
そして莫大なゲッターエネルギーを両掌に集めて球状にして放つ必殺技「ストナーサンシャイン」あたりだろうか。
UFOのような軌道とも評される、慣性を無視した超機動も大きな武器である。
OVA『世界最後の日』でのストナーサンシャインの演出は正に「素晴らしい」の一言に尽きる。
インベーダーと化した早乙女博士らが操るゲッターGとの合体合戦も見物である。
なお、この合体合戦に関しては、石川賢が『スーパーロボット大戦アンソロジー』に掲載していた短編作品
『ゲッターロボ対ゲッターロボG』(後に『真ゲッターロボ』単行本に収録)が元になっており、
爬虫人類の操るゲッターGと歴戦のゲッターチームによる初代ゲッターの戦いは必見。
また、ストーリーや設定は全く別物ではあるものの、『スパロボ』においても何度か再現されている。
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外部出演における扱い |
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『スーパーロボット大戦』シリーズ |
ゲッターロボシリーズはマジンガーシリーズ、ガンダムシリーズと合わせて 御三家と呼ばれ、
『スパロボ』シリーズには 『J』と 『K』以降の携帯機シリーズ・『X』など、一部の作品を除きほぼ皆勤で参戦している。
……マジンガーとガンダムが皆勤賞な事を考えると、若干扱いが悪いような。勿論 全然出られないよりはマシだが。
参戦回数が多いせいかストーリーや設定の弄りっぷりが凄まじく、冗談交じりに フリー素材と言われている。
名義上の参戦作品と実際の参戦作品が異なる事も有名。
『真ゲッターロボ(原作漫画版)』名義で参戦した事は数あれど、大抵はTVアニメ版のキャラが乗る事になる。
これは、TVアニメ版名義で参戦した「ゲッターロボ」「ゲッターロボG」の上位機種として登場するためだと思われる。
『W』では特に酷く、「OVA『世界最後の日』版デザインの真ゲッター」に「TV版のキャラ」が搭乗する癖に、
参戦名義は『ゲッターロボG』及び『原作漫画版』とかなり複雑である。
挙句敵キャラはいずれのものも登場せず、代わりにOVA『マジンカイザー』のイベントに同居する形になっており、
もはや『マジンカイザー』のゲストキャラと言っても差し支えないような状況になっている。
しかしシリーズ全体で完全に設定無視かというとそうでもなく、作品によっては『號』でのフルパワー時のようにモーフィングで変形したり、
漫画版でクローズアップされる「ゲッター線の意志」がストーリーに関わってきたりする。
特にスパロボオリジナルのラスボスに対する戦闘会話だとそれが顕著で、ラスボスが他の並行世界のゲッターや竜馬に触れる様子がよく見られる。
酷い時には「ゲッターロボ! 宇宙に災厄をもたらす存在のお前達は俺が倒す!!」などと、
どっちが主人公が分かったものではない台詞を言われる事も……。
スパロボオリジナルのシナリオでは『α』シリーズや『W』などでの「マジンカイザーと対になる存在」として、
マジンカイザーと共に共闘する場面や、敵に奪われる場面が半ばお約束である。
性能としては、ゲッター1は装甲薄めであまり避けない代わりに最大火力はゲーム中有数という調整をされやすく、
ゲッター2は移動と回避に重点を置かれ、ゲッター3はちょっと固い装甲とコストに優れリーチの長い武器がある。
基本ゲッター2で最前線まで移動し、ゲッター1で殲滅する戦法を取っていく事が多く、3は海地形特化という事もあり若干空気気味である。
「大雪山おろし」等を使える作品では並外れたコストパフォーマンスで暴れ回ってくれるのだが…。
また、作品によってはオープンゲット(一定確率で瞬間的に分離して相手の攻撃を回避する機能)が無く
(というのも原作漫画版の名義での参戦のため、 原作再現で分離せずモーフィングで変形するので)、
オープンゲットできるゲッターGの方が使い易いという場合も出てきてしまったりする。
参戦作品の中でも、3形態それぞれに強化パーツを装備でき、特にそれが別の形態でも反映される『A』の真ゲッターは、
全ユニットの強化パーツ装備数最大となる2周目では、 他は最大で4のパーツスロットが実質12という反則的性能となる。
最初は一種のファンサービスとして登場した真ゲッターだが、ゲッターチームのための最強のゲッターとして定着していた。
だが、『T』で更に次世代に当たる『ゲッターロボ大決戦!』の 真ゲッタードラゴン*3に取って代わられてしまった。
それでもこの機体の存在が、甲児のための最強のマジンガー「マジンカイザー」と、
アムロのための最強のガンダム「 Hi-νガンダム」の登場を促したのは間違いなく、
その意味では長い『スパロボ』の歴史において重要な機体と言える。
そこ、Hi-νだけ設定が地味じゃね?とか言わない。原作通りだから仕方ねぇんだよ! そういうわけで初代パイロットで揃えるならこの組み合わせだが、そうでないなら∀ガンダムの方が引き合いに出されやすい
『世界最後の日』は声付き・据置機タイトルへの参戦が一番遅かったものの、2011年4月14日発売のPSPソフト『第2次Z 破界編』にて、
無印『Z』に参戦していた『ゲッターロボG』と入れ替わる形で、初の声付き参戦を果たした。
後に2014年の続編『第3次Z 時獄篇』でも継続参戦している。
それ以降あれほど多かったTV版の参戦はぷっつり途絶えてしまい、『世界最後の日』が事実上ゲッターのスタンダードと化している。
まさか逆に「チェンゲはいいからTV版出せ」なんて言われるようになるとは…
『OE』では原作終了後設定で参戦。
最初はゴウ達新ゲッターチームのみ参加するが、中盤あたりでゲッター艦隊の下へ旅立った竜馬達旧ゲッターチームが帰還し乗り換えが可能になる。
真ゲッターは残されていて、竜馬達は旅立ってたって、竜馬達は何に乗って旅立ったんだよ?とツッコまれる事もある
乗るチームによって精神コマンドやステータスだけでなく機体性能にも変化が現れるようになり、
単機突撃なら旧ゲッターチーム、稼ぎなら新ゲッターチームという使い分けが可能になる。
ただし、本作ではブラックゲッターや真ドラゴンが登場しないため同時出撃はできない。
また、本作は差別化からかオープンゲットができるのはゲッター1だけになっている
(代わりにゲッター2の真ゲッタービジョンはオープンゲットより発動率が高く、3はダメージ減少&移動させられる効果無効能力の「不動」がある)。
ちなみに、実はシステム的な前作に当たる『NEO』の新ゲッターロボと同様の仕様だったりする。
なお、EDにて今度こそ竜馬達と共に未来永劫の戦いへと旅立たせてもらえた
ソーシャルゲーム『Card Chronicle』では、 『世界最後の日』と『真対ネオ』がまさかの同時参戦。
自軍部隊に各作品ごとの 真ゲッターが2体という微妙に恐ろしい様相になっている。 ついでにマジンカイザーも2体いる
『スーパーロボット大戦DD』では「クロッシング・パイロット」というイベントで、 新劇場版のヱヴァンゲリヲンチームが乗り込む事に。
……と言っても形態は真ゲッター1のみだけど。メインは 式波アスカ、サブに シンジと 綾波。
この時出てきたのは第8の使徒。落着を防ぐ為「真ゲッターを動力炉にしてポジトロンスナイパーライフルによる一点突破」というコンセプトなので、
最強武器はゲッタービームではなくゲッター陽電子砲。
ナイフを振り回す真ゲッター1は中々新鮮である。 ついでにみやむーと緒方女史は新録
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そして、記念すべき『30』では…… |
竜馬達の搭乗機は完全に真ゲッタードラゴンに取って代わられ、
遂に 主役ロボなのにユニットアイコンだけ登場して大破退場というとんでもない扱いを喰らう羽目になってしまった。
代わりに主人公のはずなのに『T』には出なかったゴウ達新ゲッターチームが出ている。何かを犠牲にしないと出られないのか……
ついでに『IMPACT』世界から ライン・ヴァイスリッターが現れたため、 あっちの世界でも出番無しだったと思われる。
一応、DLC参戦する『DEVOLUTION』版ゲッターがそれまでの真ゲッターとほぼ同じ感覚で使用可能。
リストラされたのはそのせいだとも言われたり
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旧シリーズにおける余談 |
余談だが、『第4次』では 股間部から青いビームを撃っていた。
尤も、こういった珍攻撃は真ゲッター1に限らず、ゲッター1も指の先からビームを発射する格好になったりと、
ウィンキーソフト時代の「動かないSDアニメーション」の弊害を受けてしまっている。
『α』以降のアニメーションの技術向上で「ゲッタービームが 腹部から発射される」事を知り、
驚いた若年ファンも多いのではなかろうか。
とは言え、真ゲッター1は別にゲッター1のようなゲッタービームの際に勘違いされるようなポーズは取ってなかったので、
わざわざ股間部から、しかも他のゲッターとは違う青いビームを撃つ必要なんて全く無いはずだけど。
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戦闘デモ |
『α外伝』版
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『R』版
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『D』版
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『第3次α』版
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『W』版
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『XO』版
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『AP』版
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『第2次Z破界篇』版
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『第2次再世篇』版
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『OE』版
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『第3次Z地獄篇』版
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『第3次Z天獄篇』版
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『V』版
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『T』版
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その他のゲーム作品 |
ゲッターのみを集めたSLG『ゲッターロボ大決戦!』ではゲーム中盤始めくらいに加入。
敵の衛星兵器を超スピードで破壊し怪物っぷりを見せつけた。
本編ミニゲームの「熱血合体シミュレーター」では試作型真ゲッターを用いるので乗るだけなら序盤から可能。
漫画版を踏襲したデザインだが、主人公の名前を「げんき」にすると『世界最後の日』版のデザインになり性能も少し上がるという裏技がある。
『Another Century's Episode』シリーズの3作目『ACE3 the FINAL』にも『世界最後の日』が参戦。
他の参戦作品が所謂リアル系ロボットの中、ひときわ異彩を放っていた。
この作品ではゴウ、ケイ、ガイの3人が乗る真ゲッターロボと、流竜馬が乗るブラックゲッターが使用可能。
さらに、あるミッションをクリアする事で竜馬、隼人、弁慶が乗る真ゲッターロボも使えるようになる。
本作ではプレイヤーが操る機体とCPU操作の僚機2機の3機編成で出撃し、その3機によるコンビネーションアタックという合体攻撃を使用できる。
チームの2機か3機を特定の組み合わせで出撃させるとムービー付きの特殊コンビネーションアタックが発動するのだが、
真ゲッターロボのみ僚機無しの単機出撃でのみ発動する特殊コンビネーションアタックが用意されている。
ゲッターチームのコンビネーションを表現した心憎い演出と言えるだろう。
なおゴウ達の方は他にも幾つかの組み合わせが用意されているが、竜馬達はこの単機技しか使えない。
ソーシャルゲーム『機動戦隊アイアンサーガ』にもチェンゲコラボで ゲッター1、ゲッターロボG、ブラックゲッター共々参戦。
パイロットは隼人と早乙女博士がイベント周回で確定、竜馬と弁慶がスカウト枠になる。
チェンゲ版竜馬は囚人なので、通常のスカウトガチャではなく課金アイテムによって竜馬を確保するのを「保釈金を支払う」とネタにされたりも
ゲッターチェンジによる無敵時間を利用した暴れ性能とストナーサンシャインの超火力で一線級の活躍が期待できるが、
むしろ隙の大きいゲッタービーム等の大技を解放せず、ゲッターチェンジアタックで暴れ回る「星4真ゲッター」の方が安定するという論者もいる模様。
また、外観改造により マフラーをたなびかせるブラック真ゲッターという大変浪漫溢れる仕様に改造出来る。 無論、課金すればだが
概ねチェンゲのストーリーを基にしたコラボ内容だが、こちらでは何と復活した早乙女博士が無事に生還、竜馬達とも和解に成功している。
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二次ネタとしては、アニメ『【推しの子】』と『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』のOP「STORM」のサビ部分を組み合わせた、
「
君は完璧で究極のゲッター
」というネットミームが存在する。
MUGENにおける真ゲッター1
ラ=グースや
ゲッター3の作者でもある、Nobuyuki氏(信遊亀氏)が製作した手描きキャラが存在。
氏曰く、デザインはOVAのものであるが、設定は原作準拠との事。
宇宙から降り注ぐゲッター線のおかげでパワーゲージが常に回復し、さらにx+yでゲージ溜め(ゲッター線収集)もできる。
しかし
ダッシュや通常技含めて殆どの行動でゲージを消費するので、考えなしに動き回っていると肝心な時にゲージが足りなくなってしまう。
その分、一部の技はかなり高性能になっている。
+
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技解説 |
トマホークを地面に勢いよく振り下ろし、発生した衝撃波で攻撃する。
ジャンプでキャンセルできるのでヒット後は空中コンボに移行できる。
トマホーク自体にも判定があり、当てるとかなりのダメージになる。
こちらもジャンプでキャンセルできる。
- 弱:上空に飛び上がってから振り下ろす。2HIT。威力はカス当たりだと低いが、全段当たると中よりも高い。相手はその場でダウン。
- 中:大きく前方に跳んでから振り下ろす。1HIT。弱と同じくその場でダウンする。
- 強:一瞬で画面端まで移動し、すれ違いざまに足元を斬る。1HIT。発生が速いが威力は中よりも低い。
相手が高く浮くので位置によっては空中コンボに移行できる。
額から細いビームを撃つ。相手が退化したりとかは無い。
発生は遅いが弾速は速く、発射と同時に画面端まで届く。
判定はビームが消える瞬間まで残っているので、避けたからと言って安心してはいけない。
弱で下段に、強で上段に撃つ。
少し溜めた後、腹部から極太ビームを発射する。「こいつでぶっ殺してやる!」
発射後ボタン連打する事で2段階に強化されるが、無強化でも3割、最大で5割も削れてしまう。
強化するとゲージを追加で消費するが、0.2本分ぐらいしか減らないので強化して損はないだろう。
発射前に隙がある事と、人操作だと連打で指が疲れるのが難点か。ゲッターロボの操縦は気合ですよ!
必殺技の対空技の強化版。徐々に巨大化する衝撃波が地面を伝わっていく。
発生は速いが威力は悲しいほど低く、1割減らせればいい方。
上空からトマホークを雨のように降らせる。
地上で出すとジャンプしてから、空中で出すとその場から投げる。
「トマホーク!ブーメラン!」と叫ぶが 一個も戻ってこない。
かなりの量のトマホークを投げるので、投げる位置によってはほぼ 全画面攻撃。
ダメージもよっぽど変な位置で投げなければ無強化ゲッタービームと同じぐらい与えられる。
真ゲッター1の代名詞とも言える技。3ゲージ技のお約束で非常に凝った演出である。
地上で溜めた後、OVA『真ゲッターロボ 世界最後の日』の1シーンを再現した手描きアニメが流れ、
その後斜め上から光球が降ってくる。
威力はフルパワーゲッタービームより若干低いものの、相手のゲージを減少させる効果がある。
その量およそゲージ2.5本分。喰らってしまったら涙目どころではない。
しかし判定がそれほど大きくないので外す事もままあり、おまけにガード可能なので「出せば勝ち」というわけでもない。
ゲットマシンに分離して相手の後ろに回り込む。一ゲージ使用。
食らい状態でも発動できるので、容易くコンボから脱出できる。
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防御力はスーパーロボットらしく高めに設定されている(DEF115)。
powerは多めの3800で、3ゲージ技も出しやすくなっている。
また、Cボタンでゲッターウィングを出し入れする事ができる。
ウィングを展開した状態では以下のように性能が変化する。
- 飛行できるようになる(時間制限あり)。
- 地上ダッシュが飛行状態になる。
- 空中ダッシュが可能になる。
- 空中トマホークなど一部技の性能が変化する。
ウィングを出していない状態でガード中にCボタンを押すと、出した勢いで相手と距離を取る事ができる。
中々強い
AIもデフォルトで搭載されているが、初期設定では機能しないので、同梱されているreadmeの説明を参照。
また、必殺技の使用時や攻撃被弾時に、パイロットの
流竜馬のボイスを発する(声優はTV版の
神谷明
氏)。
2010年12月28日に、ボン太君氏によるボイスパッチが∞ロダで公開された。
これを適用すると、ボイスがOVA『世界最後の日』の
石川英郎
氏のものになる。
ボン太君氏曰く、Nobuyuki氏に了承を得ていないため、動画での使用は絶対に禁止との事。
2013年の更新によって3Dキャラとなり、各種必殺技の演出などが強化された。
また、1ゲージ消費のオープンゲットの使用頻度が減少するなど、AIの立回りも大幅に変更されており、
総じて動画映えする仕様になった感がある。
更新により原作版『ゲッターロボ號』の蟲を吐き出す空中要塞に対して竜馬が感情を込めてパワーを上げた状態と、
最終決戦時をイメージしたモードであるハイパーモードが追加。
積極的に行動をして気合を5000以上まで溜める事で、試合開始時にモード変化する。
また、気合とパワーゲージの合計が8000以上の時に敗北した時でも発動する他、12P時は常時このモードになれる。
この状態になれば常時アーマー状態となり、コマンドも変化する。
+
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ハイパーモード時の操作方法 |
- X or Y:パンチ
- Z:当身
- A B C:飛び道具(時間経過でパワーが溜まる)
- 地面で下方向入れっぱなし:地下に潜る
- 右・左を一瞬入れる:ワープ移動
- コマンド不明:ゲッターミサイル(即死)
|
元祖変形合体ロボ(の進化系)なので、ロボットを集めた大会や主人公を集めた大会にはよく出場している。
しかしストーリー動画において「巨大ロボット」というガジェットは使いにくく、他に
知名度の高いロボットもいるため、出番は少ない。
出場大会
更新停止中
削除済み
出演ストーリー
*1
マジンガーZのリメイク企画だったものが『ゲッターロボ號』として結実、しかもアニメと漫画はそれぞれ独自に展開というやや複雑な経緯がある。
そのため漫画版は「『ゲッターロボ號』という企画にとっての原作」ではない。
しかしゲーム『スーパーロボット大戦』シリーズでは思いっきり「原作漫画版」とクレジットされていたりする。
恐らく「真ゲッターというロボットの出典」という意味で「原作(の)漫画版」としていると思われるが、少々ややこしい呼称である。
他にも大雑把に「OVAやスパロボなど派生作品の大元」くらいの意味で「原作」と呼ばれたりする。
なお、石川賢本人は自伝的漫画で「ある日玩具メーカーにゲッターロボの試作品を見せられて始まった」と語っており、
先述したマジンガーリメイクだった経緯とは齟齬がある。
他の『ゲッターロボ大全』などの関係者の話と纏めると「スポンサーからロボットものの話を持ち掛けられたダイナミックプロがゲッターロボを提案、
途中で合流した東映がマジンガーZのリメイクを提案したためマジンガーの要素を取り入れたゲッターとなり、
そして玩具の試作品が出来た後に石川賢に話が行った」というのが実態と思われる。
「マジンガーZのリメイク企画だった」のは東映視点の話で、ダイナミックプロとしては最初からゲッターで行く気だったようだ。
玩具が作られるまでダイナミックプロに話を通さず企画が進んでいたわけではない。流石にそんなことしたら問題化して出せなかったよね…
*2
『ゲッターロボ號』の同名の主役ロボは早乙女博士以外が開発したもので、動力もゲッター線ではなく、
ゲッター1相当が陸戦用で、ゲッター2相当が空戦用だったり(なお『70年代風ロボttアニメ ゲッP-X』や『
ゲキ・ガンガー3』の場合は
2が海戦用で、3が陸戦用)、
マシンの色がそれぞれ青・赤・緑だったりと、お馴染みゲッターロボとはかなりの違いがある。
剣やロケットパンチ(名称は
ナックルボンバー)などマジンガーを彷彿とさせる武装はリメイク企画だった名残が見られる。
漫画版での號は神隼人が開発した機体で、動力は恐らくプラズマボムス(明言されたのは試作品のみ)。
廃墟となった早乙女研究所に本当のゲッターロボを取りに行く話では、
これらの点から「本当の」と呼ばれているような表現になっている。
アニメ版は『サーガ』とは別の世界観であり、ゲッターを開発したのは橘博士で、早乙女博士どころかゲッター線さえ存在しない。
純粋に宇宙開発用の機体であったが、G鉱石(磁鉱石)製のメタルビーストに対抗出来るのは同じG鉱石製のゲッターロボだけだったため戦う事になった
(G鉱石は北極でしか採れず、その北極は敵であるプロフェッサー・ランドウに占領されている
というマジンガーとは逆の展開)。
ゲッターチェンジも「陸海空専用機を別々に造るにはG鉱石が足りない」という苦肉の策である(ちなみに修理には倒したメタルビーストの残骸を使う)。
……それって逆に手間がかかっているような?
後期は「Gアームライザー」という
強化パーツを追加した「スーパーゲッター號」が真ゲッターの代わりを務めている。
Gアームライザーがゲッター號専用だったために、ゲッター翔とゲッター剴の出番が減った事が、漫画版『號』の真ゲッターがゲッターチェンジしなかった理由
…かどうかは定かではない。
ついでに漫画版『號』で竜馬が真ベアー号に搭乗した事と、アニメ版『號』でゲッター3に搭乗する大道剴の声が
竜馬と同じ声
だった事も何かを連想させるが、
やはり真相は定かではない
ちなみに変形が玩具で再現可能なことを目指してデザインされており、実際に放送当時の玩具で忠実に再現していることがその筋では有名。
ほぼ設定通りの変形合体、独自の武器を付属、Gアームライザーと合体可能と出来が非常に良い。
*3
それ以前にも『世界最後の日』において真ゲッターよりも上位の機体に当たる真ゲッタードラゴンが存在するものの、
機体の形状や超巨大サイズなので前線で切った張ったするのには向かず、戦艦扱いの別枠になりがちである。
最終更新:2024年10月06日 11:36