イージスガンダム

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イージスガンダム - (2019/07/26 (金) 12:44:39) の編集履歴(バックアップ)



「次に会う時は…俺が、お前を撃つ!」

機動戦士ガンダムSEED』に登場するモビルスーツ(MS)。
名前はギリシャ神話の女神アテナが持つ盾「イージス(アイギスエイジスとも)」に由来。
アスラン・ザラがパイロットを務めており、彼の初の愛機であると共に本編に於ける前半のライバル機として活躍した。

地球連合加盟国の1つ大西洋連邦が、オーブ連合首長国公営企業モルゲンレーテ社の技術協力を受け、
オーブ管轄の資源コロニー「ヘリオポリス」で極秘開発した5機の試作型MSの1機。
他の4機との連携行動における指揮官機として開発されており、
頭部に大型の多目的センサーユニットを搭載する等、他の機体より高度な通信・分析能力を持つ他、
他の機体に採用されたX100番台・X200番台フレームとは根本的に構造が異なるX300番台の可変フレームが採用され、
これにより、モビルアーマー(MA)形態に変形する機能を備えるに至っている。
MA形態では手足を前面に展開して怪物の爪のような形となり、
アームを前方に伸ばすことでMS形態より面積を削減し、高い推進力を実現する「巡航形態」、
更にアームを開いてMSや小型の戦艦の捕獲をも可能にする「砲撃形態」を使い分けることができる。
また、「砲撃形態」では胴体メインフレーム部分に内蔵されている大口径ビーム砲「スキュラ」が使用可能になり、
その威力はMSのみならず戦艦すら撃墜できる威力を誇る。
ビームサーベルは他の機体のように手持ち式ではなく手足に直結しており、MS形態では前腕、MA形態では爪先に設置されたクローから発生させる。
これにより高い出力を維持できるだけでなく、形態問わず高い近接攻撃能力を持つ。
ただし、MA形態は加速性に優れ機動力に長けるが、あくまで宇宙空間での運用を想定した形態であるため、
大気圏内では変形しても単独飛行するほどの推進力は無い。

5機のなかでは最高の火力と機動力を持ち、MA形態への変形機能によって接近戦・射撃戦共に穴のないコンセプトで作られたものの、
パイロットに、こうした”使い分け”に高度な状況判断能力・操縦技術を要求する仕様になってしまった。
『SEED』劇中の活躍は、非凡なパイロットであったアスランにより実現したところが大きい。
おまけに、複雑な変形機構のために整備性が劣悪だったらしく、派生機が他のGAT-Xシリーズと比べ極端に少ない。
MA形態への可変機構というコンセプト自体は評価されており、後続機のレイダーやセカンドシリーズにも採用されているが、
いずれもイージスと比較して、機体の変形が簡略化された設計となっている。

+ 劇中での活躍
中立のコロニー、ヘリオポリスにて研究・開発されていたところをザフト軍クルーゼ隊の一人にして本作のもう一人の主人公「アスラン・ザラ」によって強奪、
そのままアスランの機体としてデュエル、バスター、ブリッツら三機のガンダムと共に運用された。
唯一強奪を免れたストライクガンダム及びアークエンジェル追撃の任を受け、キラ・ヤマトらと何度も激戦を交えることになる。
が、アスラン自身はキラと戦うことに迷いがあり、いつも今一歩及ばず、であった。
アークエンジェルらの地球降下後も追い回すが、オーブ近海における戦闘でイージス(アスラン)を庇って乱入してきたブリッツガンダムが
ストライクに撃墜され、パイロットのニコル・アマルフィが戦死*1
自らの優柔不断さで戦友が死んだ事を悔やんだアスランは、遂にキラを殺す事を決意。
その後、ストライクガンダムとの戦闘中にストライクを援護しようとやってきたキラの友人トール・ケーニヒを殺害した事で、キラも激昂。
お互いに覚醒した状態での激しい一騎討ちの末、MA形態に変形して組みついてからのスキュラでトドメ……とはならず、
エネルギー切れ(フェイズシフトダウン)を起こした事で失敗。
急きょその状態から自爆することでストライクを破壊、イージスガンダムも四散。アスランは直前に脱出したために無事であった。
ストライクはコクピットの外壁が破壊された状態だったにも関わらず、セーフティシャッターなる安全装置のお陰でパイロットは無事だった。セーフティシャッター凄過ぎる
ジャスティスガンダムを受領したアスランが島を訪れた際には、イージスガンダムの頭部が砂浜に残されていた。

他、『ASTRAY』のプロモーションOVAでは、ジャンク屋組合のオークションに出品されているという形で、イージスガンダムのシールドが登場。
劇中では「連合のMSが落としていった盾」と説明されているが、トール殺害に使われたものかは不明。


MUGENにおけるイージスガンダム

天田志朗氏の製作したキャラが公開中。
現在のバージョンは0.5。4ボタン形式となっている。
特殊ゲージとして「スラスターゲージ」が搭載されており、これを消費して空中を飛行できるだけでなく
同じく消費することで「MA突進」や「スキュラ」などの必殺技を発動することができる。
超必殺の発動には、↓+Zの特殊技「SEED」を事前に発動しておく必要がある。
3ゲージ超必殺「至近距離スキュラ」はスラスターゲージが不足している場合自爆技となる。
AIも搭載されている。



出場大会

  • 「[大会] [イージスガンダム]」をタグに含むページは1つもありません。



*1
余談だが、このニコル・アマルフィ(及びトール・ケーニヒ)、
(アスランの)回想という形で何度も何度も死亡する事になる(続編まで
回想で死んだ回数は30回を超えるらしい。
確かにキラとアスランの仲に強い影響を及ぼした出来ごとではあるのだが……。
また、本来の散り様はソードストライクの対艦刀で斬り殺されるというものだったのだが、
特別エディション版では、構えた対艦刀に自ら突っ込んで死亡という事故のようなものに改変された。ヒデェ。
「また回想かよ」「いつになったらニコルを成仏させるんだアスラン(スタッフ)」という視聴者の心の叫びは、
『スパロボW』での生存ルート獲得まで続くことになった。