「この麗しい炎で、
おまえは真っ白な灰になるのだ……
ゆけ! ファイヤーボール!!」
アタリ社の恐竜格闘アーケードゲーム『
プライマルレイジ』に登場するキャラクター。
名前は
スペイン語とイタリア語で「
悪魔」を意味する。
無論、
この機体を業界用語っぽく呼んだのではない(色は一緒だが…)。
姿は
肉食恐竜のようだが、その正体は
天変地異により目覚めた7体の神々の1柱。
地上で生きる者達の苦痛に導かれ、「URTH」という名の未来世界の灼熱の牢獄からやってきた。
悪魔の原型となった
神であり、その残虐さにおいて彼の右に出る者はいないという。
その割に残虐度はこいつに負けてる気がしてならないが
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エンディング |
他の神々を倒し、惑星(=地球)の新たな支配者となったディアブロ。
その純然たる残忍さと邪悪さで地上の者共を支配し、星全体を焼き払い、
自ら生み出した"地獄"を堪能するのであった。
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本稼動までにお蔵入りした『プライマルレイジ2』では、化身として「Sinjin」という人間形態(ただしサイズは据え置き)も登場。
鎧と兜を纏い、両手斧を装備した蛮族風の戦士の姿をしている。
原作での性能
原作には
フェイタリティ的なトドメ技の「FINISHING MOVE」(国内のプレイステーション版で
「天罰」と呼称)が存在し、
そのグロさは一部に定評があるのだが、ディアブロの天罰は他のキャラに比べると、
口から吐く業火で敵を焼き払ったり、地割れに落としたりと割とマイルドである。
サウロン
なお、同じモデリングの色違いキャラとして「サウロン」がいるが、
こちらはディアブロと比べて体のサイズが一回り大きく、咆哮や地震攻撃を中心に行うなど、技構成やモーションも大きく異なっている。
というより、キャラの選択位置的にサウロンの方がメインキャラであるとも考えられる。
「飢餓」を司る神であり、飢えた人々から信仰されている。
基本的には善政を敷く神なのだが、「飢えない限り不死身」という特性がもたらす食欲により、
他に食べる肉が無ければ庇護対象の信者達でも容赦なく食べてしまうのが玉に瑕。
前述の『プライマルレイジ2』を原案とする小説『Primal Rage: The Avatars』によると、彼が戦う理由は他の神々を食べていれば信者を食べずに済むからである。
……が、ゲーム中語られるのは
「恐れをなした信者共が他の神の領土に逃げ出して食い物が無くなったから攻め込むぜ!(意訳)」という
食欲全開な動機であり、
エンディングも「目に付くもののほぼ全てを喰い尽くてしまい、更なる領土と餌食を求めて旅立つ」というもの。
……正直他の神様よりよほどタチが悪い存在に思えてしまう。あと、エンディングで表示される一枚絵が
群を抜いてグロい。
『プライマルレイジ2』に登場するサウロンが生み出した人間態の化身は、
大剣を装備した蛮族風の剣士「Arik」。
化身は本体とは独立した意思を持ち、ラスボスへの復讐を誓う彼の願いを認めたサウロンは「Carnivoron」という名の大剣を授けた。
MUGENにおけるディアブロ
Lord Sinistro氏製作のものが存在。
氏は2021年に引退されたが、サイト自体は「Brazil Mugen Team」にて補完されているのでそちらから入手可能。
元のゲームのグラフィックそのままで作られており、不気味なくらいにヌルヌルと動く。
また、同氏製作の他の『プライマルレイジ』キャラ限定で
特殊イントロが発生する他、条件を満たすと上述の天罰を使用可能。
原作の技を一通り搭載しており、オリジナルの
超必殺技も追加されている。
なお、原作ではコマンド入力が
「ボタンを押した後にレバーを動かす」という独特すぎる仕様だったが、普通の格ゲー風にアレンジされているのでご安心を。
ただし一般的なキャラとは異なり、
A~Cがパンチ、X~Zがキックという配置になっているので注意。
また、原作の「バーサク」(所謂『
サムスピ』で言う所の「怒り状態」)に相当する「Fury mode」も存在。
短時間の間に一定回数(間隔にもよるが最短で5回程度)以上ダウンさせられると発動し、
無敵の発動ポーズを取った後に一定時間ライフとゲージが自動回復する他、攻撃力も若干上昇する。
更に
攻撃を食らって仰け反っている間は無敵になるという特性があり、コンボや多段ヒットする技に対して有利に立てる。
ちなみに
通常投げを含め投げ技を持っていないという欠点があるが、これはれっきとした
原作再現なので…。
幸い全ての
通常技に削り効果があり、性能も悪くないので上手く活用したい。
この他にもスタートボタンを押すと人間達=「信者」を呼び出す事が可能(原作設定)。
普段は画面奥にいて見守っているが、時々戦ってる所に出てきては祈るような仕草を取る。
この時相手の攻撃が当たるようになっており、当たると悲鳴を上げながら吹っ飛ばされる。
でも死なない。
なんなんだこいつら。
ちなみに原作ゲームでは、
彼らを食べる事でライフを回復する技が全キャラ共通で搭載されており、MUGENでも可能となっている。
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技解説(技名はリードミー原文/プレステ版) |
必殺技
炎の玉を吐く飛び道具。
口から射程の短い炎を吐く。当たった相手を気絶状態にする。
気絶した相手に再度使おうとすると穴あきチーズが表示されて不発に終わるため、気絶を重ねてハメる事は不可能
(原作にもあったチープな試合(強力な技を連発する等)をしていると発生する演出の再現)。
ちなみに天罰の発動条件にもなっているため、この技でトドメは刺せない。
地面に炎を吐き付ける。発生が遅く使いづらい。
ダッシュして頭突き攻撃、相手を上に吹き飛ばす。無敵は無い。
ワープ技。移動方向は前方のみ。技中無敵。
大ジャンプして蹴り付ける。
原作では相手を3回踏み付ける打撃投げだったが、MUGENでは打撃技扱い。
超必殺技
地面に炎を吐いて火柱を上げる。ガードされても削りが大きい。
Hot Footのモーションで突進し、ヒットするとテレポートしながらの空中コンボに移行する。
演出が中々カッコいい。
地上で乱舞技のようなモーションを出し、これがヒットすると空中コンボへ移行。
空中の相手にあたった場合は途中の空中コンボがスカる場合あり。
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天罰を与えよ |
天罰
決着ラウンドにてライフ100以下の相手をTorchで気絶させ、その間に特定の技を使用する事で発動(ヒットさせる必要は無い)。
ただし、前述の通りLord Sinistro氏製作の『プレイマルレイジ』キャラに対してのみ発動可能となっているので注意。
()内は対応している技。
- Incinerator/インシネレーター
(Mega Lunge)
倒れ伏した相手を口からの業火で焼き尽くし、骨だけにする。
なお、コマンド表にはHot Footが対応していると書かれているが、恐らく誤り。
- Death Fireball/ファイヤーボール
(Fireball)
特大の火球で相手を黒焦げにする。
……と言っても黒く変色して倒れるだけなので、実は天罰の中でも残虐度は低い方だったりする。
大ジャンプの衝撃で地割れを起こし、相手を火の海に沈める。
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AIは3段階に設定可能なものがデフォルトで搭載済み。
ガードは甘いもののコンボ精度が高く、中々の強さを持っているが、常時起動にすると
フライングしてしまう事があるのが難点。
なお、最大レベルのみ
通常技に
ガードポイントが付くらしく、レベル2までとは段違いの強さになるので注意。
この他に前述の色違いキャラであるサウロンもSkorpophobia氏らによって製作されている。
なお、AIは搭載されていない模様。
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
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出演ストーリー
プレイヤー操作
最終更新:2024年08月21日 02:05