電撃学園RPG Cross of Venus


アスキー・メディアワークスより電撃文庫が2008年に15周年を迎えたのを記念して発売されたニンテンドーDS用ゲーム。
ジャンルはアクションRPG。
ストーリーとしては、主人公が当時の電撃文庫の看板作品の主要キャラ達と共に、
物語を改竄しようと画策する黒幕に立ち向かうクロスオーバー作品となっている。
また、2011年には新要素が加えられたアップグレード版『電撃学園RPG Cross of Venus SPECIAL』が発売されている。

主人公を操作して進むマップパートと、2D画面で敵と戦う戦闘パートで構成されている。
当時のDS作品としては珍しく、主人公以外のキャラはほぼフルボイスとなっている。

2014年稼働の電撃文庫のクロスオーバー格闘ゲーム『電撃文庫 FIGHTING CLIMAX』も同様のコンセプトの作品であり、内容も本作と似た世界観で作られている。

【戦闘参加キャラ】
主人公シャナキノ(学園キノ)、伊里野加奈、
逢坂大河三塚井ドクロ御坂美琴(隠しキャラ)
【ヘルパーキャラ】
乃木坂春香 、インデックス、水無神操緒

PV
OP
CM


システム

戦闘では最大で戦闘キャラ3人とヘルパー3人でパーティを組んで戦う。
プレイヤーが直接操作して戦わせるのは戦闘キャラで、
ヘルパーはDS下画面にある「アビリティーカード」を1人4枚ずつ所持し、
戦闘中に使用して必殺技を放ったり、戦闘キャラを回復させるなどして戦う。
操作キャラは1人だが、ボタン操作で控えと入れ替えることができる。
なお、戦闘時には道具使用はできず(アビリティーカードが実質代用品)、逃亡コマンドも無いので注意(こちらもカードが必要)。
戦闘キャラは闘・知・恋の3つの属性のうち1つが設定されており、三すくみ構成の相性となっている。
  闘
 ↗  ↘
恋 ← 知

操作性はシンプルで、コンボも複雑なコマンドは少なくボタン連打だけで済むが、
一部キャラはコンボの終わりに硬直などのリスクがあるため、チェイン(後述)で上手く組み込む必要がある。

  • チェイン
コンボ中に他キャラに交代することでコンボを繋げて持続させるシステム。
普通のコンボよりダメージを重ねられるだけでなく、キノなどのコンボ後の硬直を交代で踏み倒せるのが特徴。
フォームライドとか言わない
必殺技を繋げるのは「チェインバースト」と呼ばれる。

  • アビリティカード
こちらも三属性に加えてどれにも該当しない「無属性」のいずれかが割り当てられており、
電撃文庫作品のキャラや武器を具現化して攻撃を繰り出す「攻撃系」、
ステータスアップなどの能力向上や状態異常などの妨害を起こす「補助系」、
キャラクターのHP・EP・状態異常などを回復する「回復系」、
電撃文庫に登場するキャラクターを召喚して技を使わせる「召喚系」、
デッキにセットすることで効果を発揮する「装備系」、
特定のボス戦でのみ用途があったり、限定的な条件下でのみ使用できる「特殊系」に分けられる。

発動にはボタン操作ではなくタッチペンでした画面をタッチしなければならないため、
戦いながらカードの配置とインターバルをきちんと把握しつつタッチしなければならず、
気にしない人は気にしないが、人によっては億劫に感じたりする。


MUGENにおける電撃学園

主に国内の製作者により本作のスプライトを用いて製作されたキャラが複数存在している。
元ゲーがアクションゲームのため動かす分には問題ないが、動作が少なめなこともあり、
モーションを増やしたり技を水増しされて作られていることが多い。
また、ベリル・ベニトのように技の一部に本作のスプライトが用いられているキャラも存在する。


最終更新:2024年01月26日 16:37
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