「出たな! ネスツの改造人間!」
- 格闘スタイル: テコンドー(オリジナルアレンジ入り)
- 誕生日: 5月24日
- 身長: 164cm
- 体重: 47kg
- 血液型: B型
- スリーサイズ: 不明
- 出身地: 韓国
- 趣味: ビデオ鑑賞(主に特撮ヒーロー系)
- 大切なもの: ある人にもらった赤いマフラーとグローブ
- 好きな食べ物: 鳥の唐揚げ、冷麺
- 嫌いなもの: 悪
- 得意スポーツ: テコンドー
正義の味方に憧れて
キムに弟子入りした女の子。 キム同様悪を許さない性格。
特撮ヒーローマニアで、ネスツの改造人間(と何故か
八神庵)との対戦前には上記のセリフの
特殊イントロが入る。
なお「メイ」の部分はニックネームであり、5月生まれなのでメイ(May)と名乗っているらしい。
本名はイ・ジンジュ(漢字表記・李 珍珠、英字表記・"May" Lee Jinju)で、韓国版では本名名義で登場している。
名前は当時のイオリスの担当者から。ちなみに珍珠とは即ち真珠(
パール)の事。
『2001』で交通事故(
自分から車にぶつかっていったのだが)に遭った
ジョン・フーンの代わりに韓国チームに加わった。
エンディングではネスツ打倒を祝ってパレードが行われる中、当時暴虐イメージを極めていたキムが、
不出場の間にネスツ打倒を成し遂げられて英雄と讃えられる機会を逃したジョンと見苦しい喧嘩を繰り広げ、
チャンと
チョイに「
優勝できたのはメイちゃんのおかげ」と言われていた。
こういう演出を入れるからまたキムの偽善者イメージが強固なものに…
ストーリーでの出場はこの一作だけで、
最終決戦だけ参加して一番美味しいとこだけもらっていくという、
『2002』では
舞、
ユリと組んで女性格闘家チームとして出場。
なんか「
餓狼のヒロイン:舞、
龍虎のヒロイン:ユリ、KOFのヒロイン:メイ」みたいなポジションを得た。
そこはアテナだろう。
……いや、アテナはサイコソルジャーチームだから
仕方ないし
ネオポケの『R-1』だとその三人で組んでるけど、
後述のようにメイが「韓国版アテナ」というポジションを求められていたのだからこの位置にねじ込まれる事情も分かるのだが。
イオリス社との契約があった時期はこのように猛プッシュされていたのだが……。
挙句に本家『XV』でも『R-1』と同じ三人で出場している(サイコチームは出場休止)ので、彼女の立場等ない事が証明されてしまった
ちなみに「本当は
キングを入れたかったが、プッシュするためメイを代わりに入れた」のではという噂もあるが真偽は不明。
そのキングは家庭用で隠しキャラクターとして復帰している。
同作をベースにした『NEOWAVE』では女性格闘家チームにキングが復帰したため、メイは非参戦となる。
しかし、PS2版では隠しキャラクターとしてメイが復帰した。ちょうど『2002』のキングとは逆の立場である。
リメイク版である『2002UM』では、
李香緋が女性格闘家チームに対抗して結成した「
美少女格闘家チーム」の名に惹かれ女性格闘家チームから移籍した。
もう1人のメンバーは
四条雛子。当初香緋は雛子ではなく
藤堂香澄を入れようと思っていたが、『'99』の食い逃げ犯騒動を根に持たれていて却下されたらしい。
この3人は「ネスツ編で初登場」「本家女性格闘家チームの所属経験あり」という共通点こそあるものの、接点は少なくやや強引なチーム結成となっている。
まあジョン、麟、真吾の三人で結成されたジョンチームよりはまだマシである
ちなみに元の女性格闘家チームの方では、メイを引き抜かれユリも龍虎チームに取られて一人になってしまった舞がキングに泣きつき、
エントリーギリギリで香澄を連れてきてくれたため事なきを得たという裏エピソードがある。
一応、『2002』当時の旧女性格闘家チームの編成でクリアした場合も専用イラストが用意されている。
なお
戦闘力は不明になっているが、上の画像や、ヒーローモードでの
ニュートラルポーズで横から見てみると、
相当なものと推測される。
当時プレイモアのスポンサーになっていた韓国のイオリス社の、
「韓国版
アテナのようなキャラを」 という要望によって登場したキャラ。
「韓国版アテナ」でなにをどうやったらメイ・リーが生まれるのかは結構な謎だが、
どうやら「アイドル的ビジュアルファイター」という注文から派生した結果、
こうなった事が公式のキャラクター紹介に書かれている。
「仮面ライダー+ド根性ガエル」という理解に苦しむこの組み合わせは、
当時韓国で流行っていた日本のメディアだったらしい。
他にも
ドラゴンボールや
セーラームーン、しまいには
エロゲのネタ(声優繋がり)や、
同人ゲームのネタまで雑多に詰め込まれており、日本のプレイヤーからすると唐突すぎて意味が分からない奇妙なキャラになってしまった。
そのためか、日本ファンの間では
色物キャラ扱いを受け人気は非常に低い。開発陣でさえ 「かなり戸惑った」 というのだから無理もない。
更に追い打ちをかけるかの如く韓国での人気も非常に低く、人気ランキングで
圏外となっている。
構えを変更すると同時に一瞬でマフラーと手袋を装着し、袖が捲り上がるという凄いのかどうでもいいのか微妙な芸を持つ。
頭にメガネ(サングラス?)を乗せていたり、メイとシンクロして表情が変わる不気味なTシャツやヒーローベルトを身に着けていたり、
規律に厳しいキムが何も言わなかったのかも謎。というより
いい歳してその格好はないだろう。
『
NEOGEO BATTLE COLISEUM』の主人公の一人、
ユウキとは若干キャラが被っている。
+
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ライダーっぽい格好について |
多分にライダーの影響があるのは確かだが、
格好は同じく石ノ森氏原作の『人造人間キカイダー』の主人公、
ジロー/ キカイダーからの影響の方が強い。
よくライダーベルトと言われるが、どちらかと言えばキカイダーのベルトである。太極旗にも似てるわけだし。
なお、頭にサングラスは70年代当時に流行った若者風俗で、
同じ頭グラサンのヒロシと混ぜた結果がああなのだと思われる。
……尤も、数年後に公式で 胸に顔の飾りのあるライダーや、
キカイダーなライダーが実際に登場するとは思わなかっただろうが。
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さり気なく『
SVC』のEDに登場していたが、イオリス社との契約が切れた後の『2003』以降音沙汰がなく(イオリス社の契約が有効だったのは『2002』まで)、
『
MI』シリーズではキムの弟子ポジションに
チェ・リム*1が登場し、徐々に
無かった事にされつつある感がある。
しかも隠しコスチュームでメイ・リーの姿になったり…。
また
アンヘルと共にイオリス社との版権関係がややこしい状態にある…との噂が流れていたが、
全
ドットの修正、
ボイスの全新録という地味な高待遇を受けつつ『2002UM』には無事出場できた
(…ネスツの改造人間共への台詞が
ストロンガーになったりしているが、
なに、気にすることはない)。
少なくとも、
同年に初参戦した一時期完全に消されていたキャラのような扱いにはなっていないようなので、ファンとしては一安心と言った所だろうか。
当初の担当声優が逝去されるという不幸もあったが、先述の通り後任の声優も『KOFオールスター』にて決まっており再参戦への支障は無い。
ただ、別に登場させるほどの重要なポジションにいない事も相まって、本編での再参戦が期待できない状況にある。
*2
「天に代わって、お仕置き完了っ!」
原作中の性能
ジョン・フーンの「構え」を進化させたような「変身」が可能で、
全く性能が異なるスタンダードモードとヒーローモードを切り替えながら戦うという特殊なキャラ。
スタンダード時は足技の連続技がメイン、ヒーロー時はテコンドーにほとんど関係ない動きになりガードができなくなる。
飛び道具やこれといった対空技がないので、
立ち回りは
ブロッキングのような性質の
特殊技「ヒーロー受け」からの連携が中心になる。
「変身」は全
通常技とほとんどの
必殺技に
キャンセルが効くのでブレーキングのように使う事ができ、一度攻めに入ったら強力な固めや連続技が可能
(ただしあくまで攻撃が接触した瞬間のみなので空振りは厳禁)。
スタンダードモードの状態でヒーローモードの必殺技を無理やり出す「ピョン吉モード」と呼ばれるバグ技があり
(当然どの技もまともな動作はしない)、
『2001』ではこの状態で一部の技を出すと、自分が行動不可能になったり最悪の場合基板がフリーズする。
このバグの対策のためか、『2001』と『2002』では大幅に技(と名前)が変更されているが、
それでも条件や性質は変われどピョン吉モード自体は残ってしまっている。
これが完全に消されたのは三度目の正直となる『2002UM』であった。
スタンダードモード時はJCDとJDを主軸にした飛び込みと
通常投げを含めた崩しで攻め、
判定の強い立ちBでの牽制と「ブレイジングインターセプト(我打反襲)」で相手を遠ざけて守り、
「スピニングエッジ(風車脚)」がガードされた場合は二択を仕掛ける。
変身は各局面でブレーキングのように使い、牽制技をキャンセルしたり二択を仕掛けた後にそのまま変身するのが主なパターン。
スタンダードモードでの立ち回りが苦しくなったら変身する。ちなみにスタンダードモードの通常技は異常なほどに判定が弱い。
変身後はB、C等の判定の強い通常技と、「シャイニングサンダーブロウ」などで牽制しつつ攻める。
ヒーローモード中の立ちCDはガード不能なので、警戒して暴れてくる相手は変身やヒーロー受けで押さえる。
倒れると強制的にスタンダードモードになってしまうため、攻められている時にリバーサルで頼れる技は残念ながら無い。
またスタンダードモード時は起き攻めに使える技も無いので、相手をダウンさせたらすぐに変身して起き攻めに移るのが賢い。
初登場の『2001』では通常技が発生・隙共に非常に優れ(弱強共に発生2Fの地上技がある)、『2002』以降と違い弱始動必殺技も持っていて、
そこからのスパキャン神獣脚→変身でまとまったダメージも取れるためキャラランクは高い方に位置していた。
『2002』以降では弱始動で使える必殺技がヒーローモード且つMAX超必殺のみに削られ、通常技の
フレームデータも調整が入り中堅止まりとなってしまった。
使いこなせるようになると爆発力があり中々面白い性能ではあるのだが、操作の忙しさとジャンプを初めとした機動力があまり高くないのが足を引っ張る。
更に『2002UM』の調整で崩し・立ち回りに使える技に調整が入り微妙にやりづらくなった感もあり、同作共通の調整なのだが大きく火力が下げられたのも泣き所。
…とまあ、ここまでは使う側の観点だが、相手にする側としては、
一部の吹っ飛ばす技を喰らわせると通常残らないはずの喰らい判定が残るというバグが存在するため、
一部のキャラに彼女限定の即死
コンボが存在する。
このバグは『2001』と『2002』だけでなく、『2002UM』でも残っている始末。
…まあ大体は端限定かつMAX2絡みで5ゲージくらい使うんだが。
MUGENにおけるメイ・リー
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Stephengi氏製作 2002+XIアレンジ仕様 |
- Stephengi氏製作 2002+XIアレンジ仕様
ドリキャンが搭載されている。
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Tin氏製作 2001+アレンジ仕様 |
MUGEN界に古くから存在しているのがこちら。
原作再現かつ、ピョン吉モードも コマンドで再現。
Mouser氏、あだむすきー氏、H"氏ら錚々たる面子のテストプレイ協力を受けているので、その完成度の高さは折り紙付き。
特にMAX超必「メイ・リー ダイナミック!」は必見。
氏のサイト閉鎖で一時期は入手困難だったが、現在は「無限高校」のサイト保管庫内にて代理公開されている。
AIは未搭載だが、shao氏が外部AIパッチを公開している。
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Juan Carlos氏製作 2001+アレンジ仕様 |
- Juan Carlos氏製作 2001+アレンジ仕様
これもMUGEN界に古くから存在していたメイ・リー。
DOS時代からの古株であったが、公開場所であった氏のサイトが消滅したため、現在正規入手は不可能である。
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KoopaKoot氏製作 2002UM+XIアレンジ仕様 |
- KoopaKoot氏製作 2002UM+XIアレンジ仕様
『XI』でのドリキャンも搭載されている。
現在は公開を停止しており入手不可。
ドルジ氏によってAIパッチが製作されていたが、こちらも公開停止。
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大垣氏製作 アレンジ仕様 |
ヒーローモードやヒーロー要素を廃し、スタンダードモードオンリーにアレンジされたメイリー。2015年10月公開。
通常技は『2001』、必殺技は『2002UM』をベースに、『2001』限定の強三連脚(236K)と流月臨脚や鳳凰脚が搭載されており、
ヒーローモード無しでも遜色の無い構成である。
原作の「変身」の代わりに、接触させたあらゆる技をキャンセルし隙を無くす「技中断」を持ち、
執拗にガードクラッシュや中下段を迫る崩しメインの性能をしている。
当て身技はあるが守りが弱く、弱始動コンボで使える必殺技がゲージ技しかない為、スタンダードモードのみとはいえ中々癖のあるキャラとなっている。
グラフィック面はモーションが描き起こされていたり、同氏作の 青龍楓や ユリと同じく、
頭部を中心に大きくスプライトに手が加えられていて非常に可愛らしい。
そして、見た目の大きさの割に全く揺れなかった乳がブルンブルンとよく揺れるようになっている。全くけしからん。
行動頻度やガード確率、コンボレベルを設定可能なデフォルトAIも搭載。
また固めレベルもあり、最大にすると上記の技中断を駆使し苛烈な割り・択行動を迫るようになる。
キャラやAI戦法の性質上、リバサ無敵技やアドガやガードキャンセル等の行動に非常に弱く、キャラ相性が大きく出てしまうのが弱点。
戦法が嵌るキャラ相手ならばかなりの強さを発揮する。
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これらの他に、国内で
原作再現の『2002』仕様が製作されていたが、現在は公開停止中。
また、製作者が自分の名前、ニュースサイトやwikiでの紹介、動画での使用を禁じているため、詳しくは書かない。
出場大会
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
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出演ストーリー
*1
このチェ・リムも、権利問題でキムが出せない時期にキムの代役として出場した
コンパチキャラで、
後にキム本人が出場してくるとやっぱり影が薄くなる。
おまけに『MI』シリーズ自体の開発も凍結されてしまい、結局
メイ共々再出場が望めない状況に。
『餓狼3』で没になった
アリス・クライスラーと言い、キムの弟子になる女の子は呪われているのか。
その元ネタだったアリスも現在は権利問題で再登場が難しいとされており、呪いはまだ続いている
*2
特に『XIV』における女性格闘家チームのEDでは、女性キャラクターが総登場する中で
一人ハブられたりと扱いが悪くなっている。
そして『XV』では『2002』で言われていたアテナが舞及びユリとチームを組んだり、
キムとルオンの特殊エンディングで韓国チームが集合する中
また一人ハブられたりとさらに扱いが悪くなっている。彼女が何をしたっていうんだ……。
最終更新:2024年09月24日 23:26