ドプケラドプス


旧アイレム製作の横スクロールSTGゲーム『R-TYPE』シリーズのボスキャラ。
同シリーズに登場する敵勢力バイド*1の看板キャラクターでもある。
名前は『R-TYPE FINAL』までは「ドケラドプス」だったが、『R-TYPE TACTICS』以降は「ドケラドプス」と微妙に変わっている。
SFホラー映画『エイリアン』シリーズのエイリアン(ゼノモーフ)に酷似した巨大な頭部を持つが、手足は無く、
切断面のような穴からは機械の内部構造が見えている。
腹部には別のバイド体が寄生しており、これが頭部の神経を乗っ取っている。

初代『R-TYPE』では1面ボスを務める。
長大な尻尾をうねらせながら、腹部を食い破って出てきた小型バイドから数珠繋ぎとなった勾玉状の弾を吐き出す。
また、身体に絡み付いている4個の目玉を全て破壊すると、本体がにじり寄って自機を押し潰そうとしてくる。
プレイ動画(2:21~)

『R-TYPE』が各種メディアで紹介される際には、殆どの場合この1面ボス戦のスクリーンショット
あるいはそれを描いたイラストが使用されており、シリーズ未プレイ層への知名度も非常に高い。

以降の作品でもドプケラドプスの死体を改造したサイボーグ体「ザプトム」など、
ドプケラドプスの亜種・派生種がシリーズ全作に登場している(バイドが存在しない『R-TYPE LEO』を除く)。
また、彼(?)の出現するステージ1自体が変わり果てた状態で再登場した事もある。

2019年にはグッドスマイルカンパニーから可動フィギュア「figma」化もされている。


MUGENにおけるドプケラドプス

Dark Ruler氏によるものが存在。
ドットは初代のものを使用しているが、本体に絡み付いていた目玉はオミットされている。
操作方法は6ボタン方式で、攻撃手段は基本的に原作準拠。
一応普通に操作する事も可能だが、常時ハイパーアーマーかつ弱点となる腹部を攻撃しなければならないというボス仕様なので、
基本的にはプレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。
プレイヤー操作(6:21~)

この他に、綾禰氏が初代ドプケラドプス戦のステージを公開している。
本体と合わせれば原作の雰囲気を味わえる事間違い無し。
綾禰氏製ステージ

出場大会

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プレイヤー操作



*1
+ バイドとは……(以下ネタバレ)
元々は26世紀の人類が、外宇宙の敵性生命体に対抗するために産み出した星系内生態系破壊用兵器。
当初の計画では敵母星にワープさせられてから発動させられるはずだったのだが、
誤って太陽系内で発動してしまい、次元消去タイプの兵器によって異次元の彼方へと追放された。

しかし、異次元で進化を重ねた末に時空を超えて22世紀の地球に現れたバイドは、
あらゆる物体・空間を侵食しつつ増殖、破壊活動を繰り返す狂気の生命体と化し、人類に牙を剥いた。

バイドを殲滅する手段は、バイドの切れ端を使って生み出された次元兵装「フォース」と、
物質でありながら波動の性質を持つバイドに有効な高エネルギー兵器「波動砲」のみなので、
人類は双方を装備した異層次元戦闘機「R戦闘機」を実戦投入する事で、バイドの侵略から地球圏を護っている。

だが、「人類のバイド化」という事態も劇中では度々描写されており、
「バイド化した人間はそれを自覚しないまま地球へ帰還しようとする」という習性も描かれているため、
人類とバイドの戦いは泥沼の様相を呈しつつある。

兵器としてのバイドの中枢である「琥珀色の瞳孔」の正体はナノマシンの集合体のようなもので、
接近した生命体を(周囲の機械ごと)バイドに作り替えるという戦闘…いや、汚染様式を取る。
帰巣本能が残っているその元・生命体は勝手に自分の星に帰還してバイドの増殖で自滅する…という寸法である。
生物でありながら波動の性質を併せ持つバイドに通常兵器は通用しないのだが、
この性質により22世紀の人類ではバイド自体を根絶する事は不可能と思われる。
時間を跳躍し、26世紀のバイド開発そのものを阻止しない限りは……。
また、バイドよりも人類のR戦闘機開発チーム「TEAM R-TYPE」の方が恐ろしいという説もある

実は一度格ゲー『パーフェクトソルジャーズ』に参戦している(100年も遡る1999年に出て来てるのは気にしない)他、
ファミコンで出たRPG『神仙伝』の隠しボスに「ばいどせんかん」なる敵が登場する。外見は3面ボス「グリーンインフェルノ」。


最終更新:2023年06月04日 18:40
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