トリケラトプス

トリケラトプス(Triceratops)とは、中生代白亜紀末に現在の北アメリカに生息していた大型の植物食恐竜。
トリケラトプスはラテン語読みであり、英語読みだと「トライセラトップス」。『仮面ライダーW』の怪人などそちらの表記が用いられている創作物もある。
なおトリケラレンジャートリケラドゴストリケラメダルトリケラモンなど、
日本の創作物においては上記の『W』などの一部を除いて語感から「トリケラ〇〇」という名称ばっかり使われるので勘違されやすいが、
「トリケラ・トプス」ではなく「トリ・ケラト・オプス(Tri cerat ops)」で「三・角・顔」と言う意味である。

成体の全長は6mから最大で10mを超える事もあり、推定体重5~8tと確認されている角竜の中でも特に大型で、
何より頭部と鼻面にある合計3本のツノ、そして後頭部が発達したエリマキ(フリル)が特徴。
特に頭部の2本のツノは骨で出来ている上角質で覆われているため丈夫で、
その強度と個体差はあるが長さ1.2~1.8mというリーチから強力な武器として機能し、仲間同士での争いや外敵への威嚇・攻撃に際して使われた模様。
同時代の化石には2頭がツノを絡ませた時にツノが当たるような位置に多く傷跡が見受けられる他、
この角で貫かれたティラノサウルスの肋骨や脚の骨の化石、そしてティラノサウルスに噛まれたのち治っているフリルの化石が発見されており、
治っている以上は戦って生き延びたという事が確実なため、
同時代の生態系ピラミッドの王者だったティラノサウルスとまともに戦える戦闘力を備えていた種だったのは間違いない。
このフリルは頭骨の半分弱を占める巨大なサイズで、主として異性へのアピールに用いられていたと推測できるが、
他の角竜と違って厚めかつ骨に空洞が無いという丈夫な造りであった事から、急所である首元をカバーする役割も担っていたと思われる。

頭の低さから草食であったと推測できるが、それにしては猛禽類のそれを思わせるクチバシ状の口の噛む力が強く、
当時の硬い植物を噛みちぎるためだったと考えれば辻褄は合うが、
トカゲなどの小動物程度も食べる植物食寄りの雑食性だったのではないかという説も存在している。

項目冒頭の写真のように現生爬虫類同様の大きな口に復元されることが多いが、
よく噛むことに適した歯の構造などから頬のある顔に復元されることもあり、顔の印象がかなり変わる。
フリルの厚い個体と薄い個体がいることから、本種よりも大きく開口のあるフリルを持つトロサウルスが本種の成体という説が唱えられたこともあったが
(これに伴い「本種がトロサウルスに吸収される」と誤報される事態も起きた)、
トロサウルスの亜成体が他に見つかったこと、本種は若いうちはフリルが薄く成長と共に厚みを増すことが分かり否定された。


ゲームにおけるトリケラトプス

格闘ゲーム『ダイノレックス』ではプレイアブルキャラとして登場。
判定が甘かったり発生が遅い上に、バグなのか他のキャラクターならガードできる技をガード出来なかったりと、
性能的にはぶっちぎりの弱キャラとなっている。
あとダッシュ時は何故か立ち上がって二足歩行を行うのも特徴。

また、CPU専用キャラとしてモノクロニウスも登場している。

DECO(デコ)ことデータイーストから発売されたアクションゲーム『戦え原始人』シリーズでは、3作目と4作目にボスキャラとして登場。
第3作『戦え原始人3 主役はやっぱりJOE&MAC』においてはステージ3「フブークへいげん」のボスを務める。
ステージ終盤に壁に一か所穴を開け、その後壁に大きな穴を開けてボス戦に突入、という流れとなる。
攻撃手段は口から氷の炎(?)を吐いたり、鼻の穴から氷を噴射する。
プレイ動画(15:18~)

第4作『JOE&MACリターンズ』ではステージ1のボスとして登場するが、色が緑になっている。
攻撃手段は地面の踏み付け。
なお、本作は横スクロールから固定画面のアクションゲームに変わっており、ステージを自由に選択できる。
プレイ動画(19:26~)


MUGENにおけるトリケラトプス

+ カーベィ氏製作 『ダイノレックス』版
  • カーベィ氏製作 『ダイノレックス』版
カーベィ氏により製作されたキャラが公開中。
スプライトは上記の『ダイノレックス』のものが使用されているが、
コマンドの簡略化など、原作よりも一般的な性能にアレンジされている。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「パワーボンバー(タックル)」「パワーボンバー(ハイキック)」「パワーボンバー(張り手)」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されており、defファイルの登録により姿と声を『恐竜100万年』版に変える事も可能。

また、同じくカーベィ氏によって同作品からコンパチキャラであるモノクロニウスも公開されている。

+ Dark Ruler氏製作 『戦え原始人3』版
  • Dark Ruler氏製作
『戦え原始人3』の1面ボスをMUGEN入りさせたもので、MUGEN1.1専用。
原作の攻撃手段や演出が忠実に再現されている他、専用ステージも同梱されている。
一応普通に操作する事も可能だが、常時ハイパーアーマーかつ通常のキャラでは回避困難な氷を噴射するというボス仕様なので、
基本的にはプレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。

+ Dark Ruler氏製作 『JOE&MAC リターンズ』版
  • Dark Ruler氏製作
こちらは『JOE&MAC リターンズ』の1面ボスをMUGEN入りさせたもの。
上記と同じく常時ハイパーアーマーのボス仕様なので、基本的にはプレイヤー操作で挑戦するのが無難だろう。
なお、完成度は68%との事だが、使用に問題は無い。

出場大会

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最終更新:2025年04月07日 12:17