「ダメだ…!あいつは、あいつは……!」
「みんな殺される……!!」
サンライズ製作のSFロボットアニメ作品『
勇者王ガオガイガー』に登場するロボット。
本作のメインヒロインである卯都木命(CV:
半場友恵
)が変貌した機界新種「ゾヌーダ」によって生み出された巨大ロボで、TVシリーズ本編の
ラスボス。
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機界新種とは |
「ゾヌーダー…」
本作の敵勢力である機界生命体「ゾンダー」の前線司令官・パスダー(別名「EI-01」)は、本編の2年前に地球に飛来した際、
凱の乗るシャトルとの接触事故で彼に瀕死の重傷を負わせ、川崎に落下した時の火災では命の両親まで奪っている。
その上、ゾンダーが滅びた時の保険として、火災現場で遭遇した命の体内にゾンダーとは全く異なる機界生命体の種子を埋め込んでいた。
それは彼女の体内で神経組織に擬態して徐々に成長を続けていき、ゾンダーのマスタープログラムたる「Zマスター」が倒された後に覚醒。
ゾンダーの新種とでも言うべき「機界新種」へと変貌を遂げたのである。
種子を埋められた命が主人公の獅子王凱や 勇者ロボ達と長期間行動を共にしていた事で、
本作のキーアイテムたる「Gストーン」が放つ、ゾンダーの弱点であるGパワーへの耐性を獲得している。
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機界新種がコアとなり操るゾヌーダロボ第1号(にして唯一であるが)。
円筒形のパーツが連なったような金色に輝くボディと大きな翼を持ち、頭部には赤いゴーグル状の目がある。
覚醒した機界新種が「全域双胴補修艦アマテラス」の左胴部を強奪(というか凱がゾヌーダをアマテラスから排除するためにパージ)して地球へ降下し、
その船体及び内部にあったガオガイガー用ハイパーツールと融合して誕生したのがこのゾヌーダロボである。
ロケットパンチと頭部から放つビームを武器としており、更にはブロウクンファントム程度では破れない強度のバリヤーに、
ハイパーツール(ゴルディオンモーター)を強奪した事で、副次的にゴルディオンハンマーへの耐性までも獲得。
だが真に恐るべきは機界新種の特性である
「物質昇華」という能力。
これは物質を絶縁体に変質させて強制的にエネルギーを発散させるというもので、
機界新種が接近・接触したあらゆる物質は、瞬時に全てのエネルギーを失い無力化されてしまう。
要するに
近付いただけで生物なら即死、ロボットも機能停止に陥るという理不尽な加害能力を誇る。
例外的にGストーン/GSライドを搭載しているメカなら、即座に絶縁体にはならない程度の耐性は得られる
(ブロウクンファントムを防いだ時は、ファントムリングだけが物質昇華され、拳部分は無事だった)。
GGGの本拠地であるオービットベースに出現した機界新種は、基地機能と待機中の勇者ロボ軍団を軒並み無力化した後、
上記の通りGGGの装備を奪って東京に降下、物質昇華によって都市機能を完全に麻痺させた。
ほぼ唯一の機動戦力として残ったガオガイガーも、基地機能の停止でファイナルフュージョン不能という絶体絶命の中、
もはや機能停止を待つだけの勇者ロボ達は、自らの超AIとGSライドを各ガオーマシンに移植する事で、
ガオガイガーに全てのエネルギーをつぎ込んで強化させつつ、合体させる事を提案。
一撃ごとに物質昇華で散っていく仲間達の命を背負い、ガオガイガー最後の決戦が始まった…。
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外部出演 |
『スーパーロボット大戦』シリーズにも『勇者王ガオガイガー』参戦時に何度か登場しているが、
いずれにおいても「一度接敵した味方は物質昇華で無力化され強制的に撤退」という厄介な特性が 原作再現されており、
唯一ガオガイガーのみ移植した勇者ロボ軍団分の残機があるあたりまでそのままである。
気力を上げて最初から最大火力の一撃を叩き込めるメンバーの活かし所と言えるだろう。
ナデシコが参戦している場合ディストーションフィールド張りっぱなしで物質昇華から免れられるため、 同艦だけで対処することも可能だったりはするがそれでは面白くあるまい
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「俺は信じたい…! 人類を、この世界を! そして、俺自身を!!
だから戦う!!生き抜くために!!!」
MUGENにおけるゾヌーダロボ
ユグシック氏による『スーパーロボット大戦W』の
スプライトを使用したものが公開中。最新版はver1.02。
ロケットパンチやレーザーなど、原作でも披露していた武装が一通り揃っている。
中でも
超必殺技の「衝撃波」は
全画面判定かつガード不能と強力。
恐怖の物質昇華もしっかり搭載されており、
「レーザーや衝撃波以外の物理技を当てる事で相手を少しずつ昇華していき、合計10ヒット目で即死」といういう形で再現されている。
特にロケットパンチはヒット後もそのままくっついて昇華を継続するため、即座に振りほどかないと非常に危険。
中々に凶悪な能力だが、これでも触れたら即アウトだった原作よりも遥かに自重しているのだから恐ろしい。
より原作の絶望感を味わいたいという人は、
全ての攻撃が物質昇華(=即死)となる12Pカラーを選択するといいだろう。
ちなみに試合中も周囲を昇華し続けているらしく、徐々にステージ背景が赤く変色していく演出がある(あくまで演出のみだが)。
AIはデフォルトで搭載されており、想定ランクは凶程度との事。
「凱…殺して…お願い…私を殺して…
お願い…殺して…早く…あなたの手で…
手遅れになる前に…殺して……」
出場大会
最終更新:2024年01月20日 01:28