Yuri


「温かいお茶があると読書も捗るでしょう?」

Team Salvato制作のビジュアルノベルゲーム『ドキドキ文芸部!』のヒロインの一人。
名前の読みはそのまま「ユリ」。バージョンアップ版『ドキドキ文芸部プラス!』の公式日本語版では正式に「ユリ」表記となっている。
決してよゆうッチとは言わないし、身の丈ほどある鋏も持っていない。あと死んだ世界戦線のリーダーでもない。

モニカが部長を務める文芸部の部員の1人。身長は165㎝で、『ドキドキ文芸部!』のヒロインの中で1番の長身かつ巨乳。
引っ込み思案で人見知りな性格で、読書に没頭することに喜びを見出している。
しかし、引っ込み思案とはいえコミュニケーション能力が欠如しているわけではなく、
真摯に言葉を選びながら話そうと努めており、好きな本の話題では饒舌になったり、
部活で読書をする際にはまず全員の分の紅茶を淹れたり、主人公が早く文芸部に馴染めるよう本を貸すなど気配り上手。

複雑な比喩表現が多用される文章を好み、それは彼女が書く詩にも反映されている。
読者からそれぞれの解釈を引き出すような書き方は、複雑で奥深い感情や意味合いを伝えるにはこの文体しかないかららしい。
サスペンスや残酷表現が含まれるホラーストーリーも好み、趣味趣向作風が正反対なナツキとはお互いの性格もあって衝突することが多い。
作詩パートでは「真紅」「残像「貧弱」「時間」永遠」「無限」「」「虐殺」「切望」「隠し事」「抑えられない」「エントロピー
など、中二病的不穏・抽象的なワードを選ぶと大体ユリの好感度が上がる。
+ 「少々変わった趣味へ没頭するときの自分を表現したかったのですが……」

アライグマ


それは真夜中、密かな楽しみにと軽食のパンを切ってい
た時の事でした。
窓の向こうに時折ちらつくアライグマが、私の目に付き
ました。
自分が異質な人間であると気づいたのは、おそらくこれ
が初めてだったでしょう。
どのような結末を招くか解っていながらも、私はパンを
ひとかけらアライグマに与えます。
餌付けされたアライグマは必ずまたやって来ると解って
いながら。
蠱惑するナイフが症状でした。
パンは、私の飢えた好奇心。
アライグマは、衝動。


月は満ち、私のナイフはいちだんと暗い光を湛えます。
友達アライグマの目を輝かせるのは、まさしくその光。
出来立てで柔らかいパンを切る。逸るアライグマ。
もしや、再び満ち足りた獣に私の感情を投影しているだ
けなのかしら。


アライグマは私にすっかり懐いてしまいました。
お互いよく知る関係になれたのではないでしょうか。
アライグマはしょっちゅうお腹を空かせるので、パンが
欠かせません。


私のナイフを見せるだけ、アライグマは興奮します。
血の滾り。パブロフ型の古典的条件付け。パンを切っ
て。
そしてまた私に餌付けるの。

+ そんなユリの本性は…(ネタバレ注意)
「私は……私はあなたを狂おしい程愛しています!」
「私の身体の細胞一つ一つが……血の一滴一滴が……あなたの名前を叫んでいるんです!」

本作におけるヤンデレ枠。主人公に異常なまでの興味と独占欲を抱き、主人公のペンを盗み性欲を満たそうとする奇行に走らせる。
また自傷癖もあり、何かに興奮するたびに自分の腕を切りつけて興奮を抑えようとするために腕は傷だらけ。
ある種のマゾヒストでもあり、興奮を抑えるだけでなく性的快感も抱いているらしい。
読書の他にナイフコレクションを趣味としており、いつでも自傷行為ができるようにそのうちの1本を常に持ち歩いている。
そして、その落ち着いた清楚な雰囲気に反して実はかなり口汚く、ナツキとの喧嘩では語彙力豊かな暴言で泣かせることもしばしばある。

「あの目障りなクソガキなんてどうでもいいでしょう?」
「あれがたとえ自殺したって誰も悲しみませんよ」


MUGENにおけるYuri

enetop氏によるYuriが某所にて公開されている。
基本的にはAngryBirdCoolerV3氏製作のナツキの改変だが、召喚できるヒロインなど細かい所で差別化されている、
グラフィックは詩作成パートに登場するディフォルメキャラで、
ナツキが作ったカップケーキを飛ばす飛び道具阿修羅閃空の如き高速移動技を持つ。
他の3人のヒロインを召喚する技も持つが、原作準拠のホラー演出が入るため、要注意。
AIは搭載されていない。


「私はあなたに夢中なんです」
「あなたと同じ空気を吸っていないと死んでしまいそう」

出場大会

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最終更新:2023年05月17日 23:52
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