「ん、まかせろ」
Xuse製作の永遠神剣シリーズ第一作であるSLG『永遠のアセリア』のヒロインの一人。
「永遠のアセリア」とは、物語終盤にエターナルになった後の名前であり、それ以前の名前は「アセリア・ブルースピリット」。
と言っても「ブルースピリット」とは単に「青属性の精霊」と言う意味でしかなく家名ではない。
敵国のスピリットであろうが青属性なら「ブルースピリット」である。
CVはPC版が清水香氏、PS2版とOVAでは浅野るり氏、ドラマCDでは小倉結衣氏。
小倉氏は舞台劇でも俳優としてアセリアの役を担当している(当時は「すがのえみこ」名義)。
所持神剣は永遠神剣・第七位『存在』。主人公・
高嶺悠人が召喚されたファンタズマゴリアの内の一国ラキオスに所属するスピリット。
敵の攻撃を全く恐れないその戦闘スタイルから「ラキオスの青き牙」と恐れられるが、実は何も考えずに突撃してるだけだったりする。
人造精霊であるスピリットは人々からは
単なる捨て駒としか見なされておらず、アセリア達スピリット自身もそれに疑問を持ったりはしていなかった。
そのため悠人と出会った当初は非常に人間味に乏しく任務を淡淡とこなすだけの存在であったが、
他の国との戦いを悠人と共に過ごす中で次第に打ち解けていくこととなる。
また意外に手先が器用で、ペンダントのようなアクセサリーを作る(剣の手入れと同じようなものらしい)ことを趣味にしており、
悠人の妹の佳織に「求め」の欠片を使ったペンダントを作ったりもしている。
ただ料理の腕前は壊滅的で、一度キッチンに立った時は家事の達人の助けを以てしても大惨事が巻き起こった。
そのためかアセリアルート以外のEDでは任務の合間に料理の修行に明け暮れる姿が描かれている。
戦闘力に関しては、貧というよりも微。具体的には157cm 74/55/75のAカップ。
なお、これほどのまな板でも攻略可能ヒロインの中では全五人中三位。
追加ディスクヒロインを入れても七人中四位と真ん中である。
年齢は21歳であるがファンタズマゴリアの1年は240日。つまり、地球換算すると……
じゅうさn。まぁ
人間ではないので年齢に関しては問題無いだろう。
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後半の展開、ネタバレ注意 |
その後、ファンタズマゴリアがロウ・エターナルから襲撃された時に悠人と共に、上位永遠神剣を手に入れエターナルとなる。
アセリアが手に入れたのは第三位「永遠」。剣の人格は女性のようだ。
エターナルとは上位永遠神剣を所持している者の総称で、寿命が無限大となり異なる時間樹を渡り歩くことができるようになる。
その代わり今までの存在は消滅するため、エターナルとなってから一度でも世界を移動すると、
元々いた世界の人々のそれまでの記憶や記録からは消去されてしまう。
エターナルとなると、所持神剣の名を冠された名前が正式名称となるため、
アセリアは「永遠のアセリア」、悠人は「聖賢者ユウト」が本名になっている。
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「永遠」について |
実はその正体は、全ての神剣の頂点に立つ三本の神剣の内の一本、「永劫」の休眠状態の姿である。
しかし「永遠」本人は自分について知ろうとも思わないし知りたいとも思っていないらしい。
ちなみに娘の「悠久」も三本の神剣の内の一本が転生した姿である。何なんだこの母娘は。
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『永遠のアセリア』のエンディングで ユーフォリアが産まれているのだが、
エターナル同士で子供ができることも、その子供が生まれながらにしてエターナルであることも、前代未聞の非常に珍しいことであるようだ。
その後も、カオス・エターナル陣営の一員として、ロウ・エターナルと戦っている模様
(悪役ではない主人公が カオス陣営な理由は(別作品だが) この辺りを参照)。
なお、以上の話はアセリアルートに入った状態での話であり、ルートに入らなかった場合は
悠人と別のヒロインが世界を守った後、ファンタズマゴリアを去ってしまい彼らとの記憶を失ってしまう。
その後は「アセリア・ラスフォルト」と名乗り、ガロ・リキュア(ラキオスから改名)を守る任務に就くことになる。
ただし、『永遠神剣』シリーズに連なる続編である『聖なるかな』において悠人との娘であるユーフォリアが登場したことから
アセリアルートが正史となっている(まぁ冠ヒロインなので当然と言えるが。 他作品にはメインヒロイン(笑)な人も居ますが…)。
ドラマCDによるとこの際アセリアはかなりの重傷を負っていたようだ。
なお、アセリアの突撃馬鹿な性格は 娘にも遺伝しているようで、
とある作戦で仲間の指揮を執ることになった際に 「とりあえず突撃」などと言い出して旅団の面々を驚かせたりしていた。
その後、聖なるかなの ナルカナEDでユーフィーがロウ・エターナル側に着くのだがその際の反応などは不明。
まあその後が描かれるであろう続編が出るかはぶっちゃけ怪しいのだが…
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原作中の性能
ゲーム中の使い勝手は全難易度を通してヒロイン中一番。
主にその絶大な攻撃力を生かした前衛としての活躍が主になるだろう。
エターナル化すると自身の強化技も追加されるため、オールラウンダーとしての運用も問題なくなる。
ポゼッションで強化→エタニティリムーバーと攻撃すればほぼ大抵の敵は一撃の元に切り伏せることも可能。
ただ、ヒロイン中一番といっても他のヒロインが、
- メイン盾なのに魔法に対しては紙を通り越してマグネシウムリボンのごとく燃える。尤も彼女に限らず本作の緑属性は全員マグネシウムリボンだが…
(物理防御力こそ最高だが、魔法防御力は0で更に2倍ダメージ。『聖なるかな』では2倍でなくなったが、やはり魔防0)
- 超晩成で序盤は使い勝手が悪い。赤属性
- 最初は敵として登場するので参入が遅い。黒属性
- ラキオス王国王女(途中から女王)であり戦闘に参加しないので、使い勝手以前の問題
と言った面子なので、消去法という感もある。
これは各ヒロインはエターナルになると強力なスキルを得られるのだが、
2周目に入ると当然初期はエターナルでなくなるため、貴重なスキル枠(3つ)を圧迫してしまう。
そのため、覚えさせないことも多いのでその恩恵をあまり受けられないことも大きい。
続編の『聖なるかな』ではスキル入れ替えが可能になり改善されていたのだが、
その後出た完全版(というか全部のせのスペシャル版)『アセリア』では旧仕様のままであった。それくらい何とかしておいてくれよ
なお、『永遠のアセリア』の青属性はアセリアのみならず、属性全体として非常に重要な色である。
これは、敵の赤のサポートスキルによる火力が非常に高く、サポートを無効化するサポートスキルを持つ青に一定以上のレベルがないと詰みかねないこと、
そして(攻撃可能回数は少ないものの)直接攻撃力が高いので攻撃面での切り札となることにある。
その能力の高さを
続編の青属性ヒロイン達も受け継いでいてくれれば…。
MUGENにおける永遠のアセリア
泉戸ましろを製作した素熊氏による手描きのものと、その改変版が確認されている。
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素熊氏製作 |
代理公開先であった蓬莱氏(ゼクルス氏)のサイトがフリーティケットシアター終了により消滅したため、現在は入手不可。
最終更新版はver1.02で、全技の搭載が完了していたようである。動画の最後に製作中のドットが見えたりしたが
『永遠』を持ったエターナル状態であり、通常技のモーションはましろを改変し原作のモーションを参考にして描かれている。
基本システムはましろと同様『 EFZ』のものを使用している。
地上コンボをメインにするましろとは対照的に空中コンボを重視する作りとなっている。
原作のサポートスキルはゲージ技となっており、相手の動きを止める、強制的にコンボを繋ぐ、ゲージをゼロにする等の効果がある。
唯一のゲージ使用の攻撃技である3ゲージ技「エタニティリムーバー」はほぼ即死級の威力を誇る。
またサポートとして 旦那や 娘などを呼び出す技も持っており、ユーフォリアはゲージが上昇し、悠人はRFゲージの上昇速度が上がる。
全体的に高性能となっており、凶クラスを想定した性能にしているとのこと。
コンフィグで全サポートスキルをかけた状態にしたりサポートスキルの効果を永続化させたりも可能。
また、12Pを選択すると%攻撃(全攻撃割合ダメージ)化や防御力上昇が付与された金カラー性能のゴールドモードが起動する。
ただしデフォルトではdefファイルに記述が存在しないため、使用する際はdefファイルに「pal12=aselia.act」の様に書き加える必要がある。
蓬莱氏によるAIがデフォルトで搭載されている。
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各種技解説 |
基本的に 神奈基準で作られているらしく、どれも強力な技となっている。
特殊技
発生20Fの中段攻撃。
範囲が物凄く広く、剣自体に 喰らい判定
が無いため強力。
必殺技
発生の遅い突進技。
構えの後突進し、弱だと中段、中だと下段判定の斬撃を繰り出す。弱と中は完全二択。
更に斬撃後の衝撃波にワイヤー判定がある凶悪技。
強で出すとRF技となり、発生が19Fまで短縮されるのでコンボに組み込める。もちろんワイヤー判定。
俗に言う昇竜技。
ハイロゥ(羽)を振り、斬撃で攻撃する技。
弱は発生が速いが、攻撃判定と同時に無敵切れ、中は発生が遅くなるが攻撃判定終了まで無敵有り。
共通事項としてモーション終了後空中で即行動可になる。
その溜め、空中の相手に弱版を当てると追撃可能。
RF版は地上で羽を振るのだが、羽を振り終えるまで完全無敵の上、ワイヤー判定というトンデモ性能。
ただしダメージはゼロとなる。
空中突進技。
斜め下方向へ突進し、斬撃を繰り出す。剣なのにランサとはこれいかに。
弱は多段HITでゲージ回収率が高く、中は1HITだが相手を叩き付けないのでICにて追撃可能。
なんだかとってもブレイアブルな技その1。
RF版は空中打撃投げとなり、固定ダメージとなる。
近接飛び道具。
剣を逆手に持ち、振るのと同時に衝撃波を発生させる技。
ガードされても有利Fが付き、相手が空中なら追撃もできる高性能な技。
なんだかとってもブレイアブルな技その2。
RFは発生が遅くなるが衝撃波が広大となり、ワイヤー判定を持つ。
超必殺技
EFZのように、一つの超必に対して1~3のゲージ数で能力が変わるのではなく、
1ゲージ専用×1、2ゲージ専用×1、3ゲージ専用×1、特殊3ゲージ×2、特殊1ゲージx3の計8個で構成されている。
その中でも相手にダメージを直接与えるのは一種類しかない。
1ゲージ専用技。前方に速度の遅い飛び道具を放つ。
HITするとかなりの長さの硬直を与えることが出来、発射後しばらくすると急加速し、ガード不能となる。
ダメージは0。
2ゲージ専用技。相手の行動を奪う技で、0F発生、ガード不可、硬直99F、ダメージ0の凶悪技。
ただし攻撃がHITしないと発動できない。
…逆を返せばHIT判定が出れば発動出来るので、Hitoverrideのトリガーを使う特殊ガードを貫通して攻撃するという仕様でもある。
3ゲージ専用技。 相手のゲージをバニッシュして0にする。
バニッシュよりも付随効果の 基本攻撃力1.1倍、RF攻撃力上昇値最大1.6倍の効果が強烈。
他のサポートスキル技と同様、ダメージは0だが 0F発生、ガード不可である。
1ゲージ使用ストライカーの一段目。 ユーフィが登場して、マナリンクを掛ける。
効果はゲージ自動上昇。3Fにつき5上昇し、しかもラウンド中なら制限時間等は無いため強力。
1ゲージ使用ストライカーの二段目。 インスパイィィィィィィィア!
コンボ補正初期値上限を突破する。元々のコンボ補正が強いためそれが緩くなるのはかなり火力の底上げになる。
1ゲージ使用ストライカーの三段目。 時深が登場しビジョンズを掛ける。
RFゲージの上昇速度がかなり速くなり、喰らい時の上昇停止、RF青点滅中の減少効果を無視する。
こちらも特にラウンド中ならば時間制限等はないため非常に攻め手が豊富になる。
基本的にラウンド継続はするが、ストライカー技は全てコンフィグにて設定可能。
唯一ダメージを与えられるゲージ技。発動には3ゲージ+RF青点滅状態が必要。
オマージュ元よろしく、当たると約 8割を吹き飛ばす最強攻撃。
ゴールドモードだと割合攻撃化するため、たとえ ストライダーズの生き残り相手でもコンボからの使用で10割化する。
どこかの神キャラを参考にしたらしく、エフェクトがとても派手。
ファイナルメモリー。瀕死+3ゲージ必要。
・コンボ補正リセット
・直前までの喰らい状態含む地上行動を全てキャンセル
・RFゲージ全回復
・暗転時の時間停止が相手より先に解除される
という、使用条件の厳しさに見合った恐るべき性能を誇る。
このキャラ自体が対凶性能を目的として作られているのがよく分かる技のラインナップである。
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また、まっしろ氏により製作されたボイスパッチもデフォルトで搭載されている。
2015年11月には 旦那の改変パッチなどを製作した練習不足氏による改変パッチが公開されていたが、現在は公開停止。
性能強化や無敵増加など複数のスイッチを搭載し、凶から準神まで対応可能。
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烏羽色氏製作 Jアセリア |
2016年4月に公開された、烏羽色氏による改変版。
こちらは某ゲームの 某キャラを再現して作られたもので、元ゲーにおけるコンボや挙動の再現度は高い。
サポートキャラとしてユーフィーも呼べ、悠人とのコンビネーションアタックも使えるが技を使うにはスタミナゲージが必要。
スタミナゲージは時間経過の他ゲージ溜めでも回復するが、元キャラと違い溜め続けてもパワーアップはしない。
そのかわり技はパワーアップ後仕様になっている。
またオリジナル要素としてアイスバニッシャーが詠唱時間に比例してダメージと範囲が拡大するようになっている。 つまりは黒棺。
最強技のエタニティリムーバーは強化技のビクトリーバースト中のみ使え、元キャラの超必殺技同様出は極めて遅いが当たれば即死する技となっている。
具体的には オーバーフロー+落下即死+超即死トムキラー。
コンフィグでただの大ダメージにも出来るが、直死やプレイヤー消去にする事も可能(後者は非推奨)。
ただし発動後は自殺するため当てないと負けるので注意。 わたし自身がエタニティーリムーバーになることだ
一応設定で発動後の挙動を即自滅、LIFE500減少、LIFE250減少、変化なしから設定可能。
3Dの原作と違い避けられにくいがアセリアの背後画面半分ほどに行かれると当たらない。
この他、コンフィグでビクトリーバースト時の性能強化を、
友情(消費スタミナとダウン値減少)・努力(防御力アップ)・勝利(攻撃力アップ)から選択可能。
1Pから6Pまでカラーが上がるほど攻撃力も上がる他特殊カラーも搭載しており、
7P~11Pがライフ管理に加え条件を満たす間NOKO+カラーに応じて攻撃力上昇、12Pは対神仕様となっている。
デフォルトで簡易AIを搭載しているが、AI製作は歓迎とのこと。
注意点として、容量がやや重い(更新で多少軽くなったがそれでも解凍前で約55MB、解凍後で約82MB)ので注意。
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ちなみに単体キャラとしてMUGEN入りする以前から、アセリアは既にニコMUGENにおいてかなりの知名度を持っていた。
それは
娘のストライカーとしてである。
ユーフィーがピンチになりアセリアを呼ぶと、娘の敵の背後から正々堂々と「永遠」で何度も切りかかるのである。
子供の喧嘩に親が出るを地で行くあまりにも酷い光景から付いたあだ名が
「モンペ(モンスターペアレント)」。
まあ、ニコMUGENにいる親子は関係が劣悪な場合が多い中、仲睦まじい光景と言えなくもない。
出場大会
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出演ストーリー
掃除屋 ガーネット
最終更新:2023年07月26日 20:05