「さあみんな、集まって!ちびまる子ちゃんが始まるよー!」
さくらももこ女史による日本の漫画作品で、1990年にアニメ化され以降現在も続く長寿アニメでもある『ちびまる子ちゃん』の主人公。
名前の通り(小学生時代の)作者自身をモデルとしたキャラクターである(ただし「さくらももこ」はペンネームであって、本名ではない
*1)。
担当声優は
TARAKO
女史が長らく務めたが2024年に急逝されたため、同年4月21日放送分より
菊池こころ
女史が二代目に起用されている。
TARAKO女史が起用されたのはさくら女史と声が似ていたためである。
また、菊池女史は満場一致で後任に選ばれたとの事である。
昭和40年生まれの9歳で(つまり舞台は昭和49年(1974年)で固定
*2)、静岡県清水市
*3在住、入江小学校3年4組在籍。
あだ名は「まる子」で「チビ→チビ丸→(女の子だから)ちびまる子→まる子」なんだとか。
そして家族でさえ誰も「
ももこ」とは呼ばずに「まる子」と呼ぶ始末。(上記の通り作者の本名そのままではないとは言え)本名とは一体…。
家を空けている両親だけはちゃんと本名を正しい読みで呼んでくれる
某H大学生
の方がまだマシだろうか
好きな食べ物は
ハンバーグ、
プリン。
好きなタレントは山口百恵と山本リンダ。上記の通り舞台が昭和49年に固定されているので永遠にトップスターである
(逆に
ビートたけし氏は永遠に前座のまま。一応、お笑い好きのクラスメイト・野口さんは「売れる」と見抜いていたが)。
仮面ライダーは
一文字隼人派。
オーロラ怪人カメストーンの知名度を上げた人物かもしれない
おかっぱ頭に赤い吊りスカートの服装が基本だが、季節に応じて半ズボンを穿いたり、
顔の絵がプリントされた白いTシャツ(まる子は「顔の服」と呼ぶ)を着ていたりする。
マイペースで楽天的な性格かつ
勉強嫌いな怠け者であり、授業中は常に上の空状態。忘れ物や寝坊も非常に多い。
また、テレビ番組などの影響で当時基準でもオバサン臭い言い回しをよくしていて、周囲を驚かせる事がある。
中でも石松そばのCMに出てくる「うぅ~ん、いけずぅ~」というフレーズがお気に入り。
姉のさきことは普段から喧嘩ばかりしているが、仲は良い。また、親に怒られるのを恐れて嘘をつく事はあるが、
親友の「たまちゃん」こと穂波たまえには嘘をついたことは無い。
そのおバカでお調子者で我が儘な言動からよく怒られてばかりいる上に、両親も「このままだとまる子がろくな大人にならない」と心配しているが、
いじめられっ子を助けたり、生き物を大切にするなど、正義感のある優しい性格である。
また、
自分は日頃の行いが悪いと自覚しているようであり、
ある日の放課後に学校のトイレに閉じ込められて死を覚悟した時には、そうした悪さを反省していた。
教室では最後列の席に座っている。隣の席のたまちゃんとは1年生の頃からの親友。
その他、とし子ちゃん、かよちゃん、城ヶ崎さんなどと仲が良い。
前述の通り勉強嫌いで算数や社会などの紛らわしい分野は苦手な他、マラソンも大嫌いだが、
大会での記録は好成績であり、クラスメイトにも「足が速い」と評されている。また宿題で描いた絵が表彰された事もある。
アニメ第1期ではクラスのほとんどの男子から「まる子」とあだ名で呼ばれていたが、現在では「さくら」と苗字で呼ばれている
(過去の話をリメイクされた時は「まる子」と呼ばれていたので、単純にある時期から苗字呼びされるようになったという事である模様)。
ちなみに同作者の漫画作品『コジコジ』にも登場していた。
しかし放送局の都合でアニメ版には出られなかった。アニメ以外ではコラボ等しているのだが…あと一応TARAKO女史は別の役で出演している
ゲーム作品も複数存在しており、『ちびまる子ちゃん まる子デラックスクイズ』が流通数の少なさからプレミアが付いている他、
項目冒頭の画像であるGB用ソフト『ちびまる子ちゃん おこづかい大作戦』もいろんな意味で有名。
MUGENにおけるまる子(さくらももこ)
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REDWAVE.s.t氏製作 |
現在は公開停止。
SFC用ゲーム『ちびまる子ちゃん 「はりきり365日」の巻』の ドットを用いたまる子。
ボールやペンキによる攻撃の他、 ストライカーとしておじいちゃんを呼び出す事が可能。
また、同氏によってたまちゃんになる「たまちゃん化パッチ」も存在していたが、こちらも公開停止となっている。
AIは搭載されていない。
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humi氏製作 頭デカまる子ちゃん |
希望vs絶望シリーズ等でお馴染みのhumi氏によるまる子…のような何か。
humi氏曰く「深夜テンションで作った」とのこと。
スプライトは公式イラストを改変したものを使用している。
その改変が、名前通り頭が異様に大きく膨張している上に 頭頂部が裂けて牙や舌のようなものが飛び出したものであり、
非常にインパクトの強い外見をしている。
この頭頂部からクラスメイトを吐き出す(?)ことで攻撃する。
ダメージが大きい上に大量に射出されるため、並大抵のキャラは歯が立たない 狂キャラ。
また、このキャラを撃破挑戦仕様にセルフ改変されたキャラも存在する。
更なる改変キャラとして、秋マリオ氏による「頭デカまる子ちゃんデラックス」も確認されている。
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出場大会
【頭デカまる子ちゃん】
最後に、冒頭の通りさくらももこ女史は漫画のキャラクターであると同時に実在の人物(作者本人)でもある。
当然、MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人の関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。
*1
本作は実録漫画という訳ではないため、漫画的な誇張や改変をされているキャラクターが多数存在する。
最たる例が祖父・友蔵で、作中では孫に甘い好々爺として描かれているが、
作者のエッセイによると、実の祖父は
「意地悪で冷たい、家族の中で一番嫌い」との事。
なので友蔵は自分の理想のおじいちゃんとして描かれたキャラクターなのだとか。
あと作者の実家は八百屋だが、漫画での父・ひろしは職業不明である。少なくとも家は店舗を兼ねていない。
クラスメイトにも同様の事が言え、さらにアニメ版ではスピンオフ作品である『永沢君』から逆輸入されたキャラも登場したりする
(野口さんや城ヶ崎さん等が該当。
流石に逆輸入をためらわれるアカン奴もいたがそいつは何故か『コジコジ』に出ている…)。
*2
『ちびまる子ちゃん』の世界はいわゆる「
サザエさん時空」だが、厳密には1974年という1年間にほぼ全ての話が収まっている体裁である。
まあ連載長期化で明らかに365日をフルに使っても足りなくなっているけど(『名探偵コナン』にも見られる現象)
一例に時々関係ない話で唐突に洪水展開(丸ごとそれがテーマの話から、後日談で洪水と絡むなど色々)があるが、
これは実際に1974年7月7日に静岡県一帯を襲った台風に伴う「七夕豪雨」のことである。
*3
現在の静岡市清水区(2005年に隣の静岡市と合併したため)。
アニメ化当時もJリーグのチームである清水エスパルスの本拠地として知名度を上げており、
近い時期には『
勇者警察ジェイデッカー』でも合併前の清水市が登場したりした。
最終更新:2025年02月25日 00:53