「ひっひっひっ すばらしいDNAをもっているじゃねーか?
あんたのDNAデータ 解析してみたいものだね?」
『ロックマンX6』に登場する8大ボスの内の1体。モチーフは
シュモクザメ。
担当声優は
ラスボスの
シグマも兼任している
麦人
氏。
同氏が8大ボスを担当するのは本作が初であり、後に『X7』にてスナイプ・アリクイックも担当している。
ゲイトによって作られたレプリロイドの一体。「ひっひっひっ」という笑い声が特徴。
高度なDNAリサーチ能力を持ち、レプリロイドの残骸を分析・再利用できるパーツを取捨選択、利用することができ、
その能力を活かしてリサイクル研究所の管理官を務めていた。
やがてただ再利用するだけでなくスクラップにされたレプリロイドを不完全ながら
復活させることもできるようになり、
それに目を付けたゲイトに煽られた事で、条例違反となっていたレプリロイド再生実験を行うようになり
*1、
その研究成果は機能停止したレプリロイドを完全に復活させる一歩手前の段階まで進んでいたと言われている。
しかしながら、結局その内情が外部に漏れてしまったため、その研究の危険性からイレギュラーとして処分されたが、
ゲイトによって復活を果たし、ナイトメア調査員に加わった。
処分の経緯や劇中の発言を見る限り、元から創造主と同じく規律よりも私情を優先する性格だったようで、
イレギュラーハンター達と敵対することに特に躊躇いは見せず、自分の所業を悪びれるような様子もなかった。
名前の「プレイヤー」は、上記の「レプリロイドの残骸の再利用=
復活」の能力から、
「
prayer(祈り・祈祷)」を由来としているという説が有力である。所謂
暗黒神官といったところか。
復活能力は「ネクロ・サモニング」という技名で戦闘時にも使用されており、
エックスで対峙した際はマグネ・ヒャクレッガーを、
ゼロで対峙した際はスティング・カメリーオを、
主人公問わず難易度「むずかしい」で
エクスプローズ・ホーネックを召喚する。
倒すとエックスは特殊武器「メタルアンカー」を、ゼロは必殺技「落鋼刃」を入手出来る。
なお、彼の名前のみ「ボスの特徴・モデルとなった生物」(例:
アイシー・ペンギーゴ、
ブレイズ・ヒートニックス等)
という『ロックマンX』シリーズにおける8大ボスの命名法則から外れており、歴代8ボスの中でも浮いた存在となっている。
「メタル・シャークプレイヤー」とするはずが
違う所を区切ってしまいそのまま採用したという説もあるが、
その後の作品でも修正されておらず、公式からの回答も未だに無いため、真相は不明のままである。
ちなみに、海外版では「メタル・シャーク・プレイヤー」と区切られている。
『ロックマンX アニバーサリーコレクション』の「エックスチャレンジ」では、
ストーム・イーグリード、タイダル・マッコイーン(Vol.2のみ)とコンビを組む。
前者はプレイヤーの部屋で戦うため落下死の心配は無いが、イーグリードの「羽ばたき」や「ストームトルネード」により、
プレイヤーの体当たりとその際に飛び散るスクラップの回避が難しくなる。
後者はマッコイーンの部屋での戦闘なので右端の棘(即死)に注意しつつ戦う事になる。
ただ、マッコイーンはともかくプレイヤーに対しては横に広くなった事で対処しやすいだろう。
また、ネクロ・サモニングで呼び出すレプリロイドはランダムになっている。
『ロックマンX Dive』では彼がモチーフと思しき武器「シャークアンカー」が実装されている。
水のエフェクトを纏っている・全体的に青みがかった配色・鎖が付いていない等、メタルアンカーとはデザインが異なる。
MUGENにおけるメタルシャーク・プレイヤー
どこかで見たような居合や
錨を振り回す近接攻撃、サメが海に潜るが如く地中に潜行して移動するオリジナル技を持つ。
特徴的なのがネクロ・サモニングで、特定の技を使用すると出現するジャンクパーツを集める事により、
必要な数に応じたレプリロイドのネクログラフィーを呼び出す事が可能。
しかも
ネクログラフィーの種類は原作よりも大幅に増えており、消費するジャンクの数が多いほど強力なレプリロイドを呼び出せる。
ただし、ジャンクが必要な数に満たないorストックが一つも無い場合、無害な
メットールが現れて不発に終わるので注意。
AIは簡易的なものがデフォルトで搭載されている。
この他、原作のドット絵を使用したキャラも公開されている。
ネクロ・サモニングが
ゲージ技となっているのだが、呼び出せるのはマグネ・ヒャクレッガーのみ。
「ひっひっひっ DNAがほしいんだよ! すばらしいDNAが!
でもよ あんたのDNAデータはもう いらねぇんだよ ひっひっひっ」
出場大会
*1
『X』シリーズでは
何度でも何度でも蘇るラスボスがいるので感覚が麻痺しがちだが、
一度機能停止したレプリロイドの復活は原則禁止されている世界観である。
実例としては『X6』以前の番外作品『ソウルイレイザー』では、実体化したDNAデータ「DNAソウル」というアイテムを用いて、
ソウルイレイザーと呼ばれる勢力がエックス達が処分したイレギュラー達を復活させたが、
中にはシグマウイルスへの感染などの不可抗力でイレギュラー化したレプリロイドなどもいたにも拘わらず、エックス達に処分されている
(同作では8大ボスとの会話パートは無いが、イレギュラー化した精神状態のままで復活したか、
「逆らっても条例で処刑されるだけだから生きたければ従え」と敵に脅されてエックス達と戦った可能性もある)。
最終更新:2025年03月29日 16:14