「私たち専門スタッフが24時間体制で
ゴースト退治に備え、待機しております」
+
日本語吹替声優
堀勝之祐
第1作(フジテレビ版)、『2』(機内上映版)
広川太一郎
第1作(テレビ朝日版)
玄田哲章
第1作及び『2』(ソフト版)、『アフターライフ』『フローズン・サマー』
村山明
『2』(フジテレビ版)
安原義人
『2』(テレビ朝日版)
大川透
『キャスパー』(VHS版)
梅津秀行
『キャスパー(DVD・BD版)』
アメリカの超有名SFホラーコメディ映画『ゴーストバスターズ』シリーズの主人公の一人。
謎の格闘家 では無い。
演者は脚本も手掛けたダン・エイクロイド氏。
通称 は
「レイ 」「博士」 (後者は初期メンバーの三人共通)。
オバケ(作中では
ゴースト と呼ばれる)退治を行う会社「ゴーストバスターズ」のリーダーである
(とメンバーの一人であるピーター・ヴェンクマンが勝手に決めている)。
専用車両「ECTO-1」
*1 の整備やゴースト保管庫の管理を担当する。
コロンビア大学に勤めるボンクラ学者だったが、NY公共図書館に出現したゴーストとの接触により、
長年研究していたゴースト捕獲技術の目途が立った矢先、日頃のボンクラぶりが原因で共同研究者共々研究室を追い出されてしまう。
今後の研究が頓挫し途方に暮れていた所で、ピーターの「これは新しい商売を始める運命だったんだ」という口車に乗り、
実家を担保に入れ、ゴーストバスターズの開業資金にした。
完全な見切り発車で始まったゴースト駆除業者稼業だったが、程なくしてニューヨーク全域で何故かゴースト騒動が頻発。
ゴーストバスターズはあっという間に寝る暇もない程の大忙しになり、一躍時の人となってしまう。
しかし、この大騒動は更なる大異変のほんの始まりに過ぎなかったのである…。
元共同研究者の3人の中では最も超常現象オタクで神秘学の歴史に詳しい反面、
メンバーの中では最も臆病であり、ゴーストに遭遇すると恐怖で立ち尽くしてしまう場面もあった。
また、架空の企業「ステイパフト・マシュマロ」社のマシュマロが子供の頃から好物だったがそれが仇となり、
初代の終盤で同社のマスコットキャラであるマシュマロマンの姿をした破滅の巨人を街に呼び寄せてしまいパニックを引き起こしたり
*2 、
『2』の終盤では美術館の絵画修復担当学芸員のヤノシュ・ポーハ博士同様、
霊界の大魔王ヴィーゴ・フォン・ホンブルク・デュッセンドルフに取り憑かれるなど不幸な人物でもある。
第一作でゴーストに夜這いされてムフフな目に遭わされてた描写もあるので、ゴーストに好かれやすい霊媒体質なのかも知れない
『2』では『1』の騒動で破損したビルの賠償などで破産してしまい、同僚のウィンストンと元ゴーストバスターズ芸人 として活動する傍ら、
「レイのオカルト書店」というオカルト書専門の書店を経営していたが、ニューヨークに再びゴースト災害が迫って来た為、
仲間達を招集し、ゴーストバスターズを再結成して立ち向かう。
その後は『キャスパー』に幽霊退治の専門家としてカメオ出演したり、
『リアル・ゴーストバスターズ』『The Video Game』『エクストリーム・ゴーストバスターズ』と事業拡大と休業を繰り返していたが、
仲間の一人であったイーゴンの失踪により完全廃業、以後は「レイのオカルト書店」の店主として隠棲している事が、
約30年後の直系の続編『アフターライフ』『フローズン・サマー』で描かれた。
(以上、Wikipediaより引用・改変)
+
ゴーストバスターズの愉快な仲間達
ナンパばかりしているお調子者 だが、心理学と超心理学専攻のお蔭か口は達者で相手の心理を読むのに長け、
ナンパのみならず交渉事にも堪能、邪神にペテンをかけるクソ度胸もある天性の詐欺師。
レイにゴーストバスターズ開業を持ちかけた言い出しっぺであり、三人組でも目立って動くので主人公っぽく描かれるが、
前述の通りろくでなし感も半端ない人物。お蔭で初代でいい雰囲気になったヒロインのディナとも『2』では破局していた。
テレビ番組の司会者などをしながらのらりくらり生活していたが、『2』の魔王ヴィーゴの事件でよりを戻し、
30年後はディナと仲良く暮らしつつ、州立大学の名誉教授(専門は広告宣伝)として教鞭をとっているらしい。
ちなみに、演じたビル・マーレイ氏は映画『ゾンビランド』シリーズに本人役として出演。
ゾンビによって文明崩壊した世界でも悠々自適に暮らしており、
主人公達と一緒にプロトンパックを背負ってゴーストバスターズごっこをして大いに楽しんでいた。
レイと共に、ゴーストバスターズの使用するプロトンパックをはじめとしたハイテク装備を開発した頭脳労働担当。
開業前から使っていたP.K.E.メーター(ゴースト探知機)もイーゴンの手による物で、開業後も主に彼が使用した。
常に冷静だが判断に迷うと取り敢えず計算機に頼る悪癖があり、ピーターに叩き落とされたりしていた。
彼を演じたハロルド・ライミス氏も本作の脚本に関わっており、彼が惜しくも亡くなった後に作られたリブート映画では、
「コロンビア大学前学長の像」として氏の胸像が飾られていた。
『エクストリーム・ゴーストバスターズ』ではゴーストバスターズが一時休業状態の中で有事に備えて学生達を育成し、
新規チームの指揮官、オブザーバーとしてニューヨークで頻発し始めた怪事件の解決にあたっていた。
2021年公開の直系の続編 『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、なんと彼の孫娘が主人公になっており、
オクラホマ州の片田舎サマーヴィルで隠棲の末に亡くなった彼の住まいに家族で移り住んだ事が物語の発端となっている。
『2』の後も仲間達と共にゴーストバスターズの運営を続けていたが、ある日突然装備や機材と共に失踪してしまい、
これが切っ掛けとなってゴーストバスターズは完全廃業、かつての仲間達とは疎遠になってしまったのだが……。
ニューヨークがゴースト騒動の頻発で大忙しになってしまい、
三人だけでは手が回らなくなってきた所に就活に訪れた、学者でも何でもない一般労働者。
彼以外に定着した新規採用者が(後のゲーム主人公以外)存在しないあたりに、ブラック労働の闇を感じなくもない。
当初は「雇ってくれれば何でも信じる」というスタンスだったが、連日の出動でゴーストの実在を信じざるを得なくなった人物。
新入りだからこそ「俺達が今こんなに大忙しなのは、黙示録級の異変の前触れではないのか?」 と最初に気付いた人物でもある。
ゴーストバスターズ破産後は、レイと組んで元ゴーストバスターズ芸人をしながら糊口をしのいでいた。
30年後の『アフターライフ』及び『フローズン・サマー』では、投資会社で成功して「ゼドモア産業」を設立し世界的企業に成長させ、
その裏で再び何かあった時のためにレイ達のスポンサーとなってかつての本部の保全やレイの書店の店舗家賃の肩代わり、
更には対ゴースト技術を開発する地下組織「ゴースト研究所」を運営していた。
ゴーストバスターズの受付嬢。開業当初は暇を持て余していたものの、ゴースト騒動の頻発で忙殺される事に。
それでも山のように舞い込む依頼の電話をたった一人で捌いていたあたり、結構有能な女性と言える。
初代ではイーゴンといい雰囲気を出していたが、『2』では何故か別の人物とロマンスを繰り広げた。
日本未公開のアニメ版では、前線に出て勇ましく戦うシーンもあったとか。
『エクストリーム・ゴーストバスターズ』でもイーゴンと協力関係にあったが、彼の好意を知りながらもあえて振った模様。
30年後の『アフターライフ』では晩年のイーゴンと交流のあった数少ない人物として、彼の死を家族に伝える役割を担った。
その続編『フローズン・サマー』で、ウィンストン出資のゴースト研究所に所属していた事も判明した。
ゴーストバスターズの顧客第一号。なので「仲間達」に含めるのは厳密には間違っているが、何かと腐れ縁なので特に記す。
『1』ではオーケストラに所属するヴィオラ奏者で、ペントハウス住まいとかなり裕福な女性なのだが、
住んでいたマンションがよりによってニューヨーク中を襲う怪異の原因だった為、否応なく巻き込まれてしまった。
ディナ役のオーディションで監督をドン引きさせたと評判の、門の神に憑依された時の迫真の猛犬演技は必見。
いい加減な性格のピーターとは当初まったく反りが合わなかったが、根気強いピーターの話術に段々と絆されていった末に、
怪異から助けられた事で完全に攻略されてしまった……筈だったが、『2』までの5年の間に結局上手くいかず別れ、別の人と結婚。
その相手とも離婚してシングルマザーになっていた。
『2』では育児の為、オーケストラを離れて絵画修復の仕事に就いたのだが、今度はその勤め先に魔王ヴィーゴの魔手が…というように、
『1』『2』どちらでも怪異の渦中ど真ん中に巻き込まれてしまうかなり不運で可哀想な人物。
30年後が舞台の続編では姿が出て来ないものの、名誉教授になったピーターと仲良く暮らしているとされている。
『1』でディナの向かいの部屋に住んでいる冴えない外見の会計士。ディナに好意を持っていたが、軽くあしらわれていた。
オートロックなのを忘れてよく自室から閉め出されるなどお間抜けな場面が多いが、そもそもディナと同じペントハウス住まいで、
会計士独立4年目パーティーに顧客を招くと大盛況になるなど、会計士としてはかなり優秀で成功している描写もされている。
『1』でディナ共々怪異の渦中に巻き込まれた後、救われた恩義から『2』では訴訟されたゴーストバスターズの弁護人として活躍。
そのままゴーストバスターズの事務員に転職した結果、先輩のジャニーンといい仲になってしまった。
30年後の動向は不明。
ゴーストバスターズの記念すべき初戦闘の相手で、セッジウィックホテルに巣食っていたゴースト。
緑色のポテトに顔と手が生えたような醜悪な外見をしている。
意地汚い性格で、ホテルの客や従業員を悪戯して脅かしつつ、料理をつまみ食いしていた。
ピーターに襲い掛かってスライムまみれにするなどしたが、三人のチームワークで捕獲され、一旦は貯蔵庫行きになったものの、ゴーザ騒動のゴタゴタで脱獄。
『2』ではゴーストバスターズ本部に住み着いてしまい、未公開シーンではつまみ食いする以外は無害だから放し飼いにする事が決められていた模様。
その後も何だかんだほぼ全作品に顔出ししているという、ある意味本作のマスコットみたいな立ち位置に収まっている名物ゴースト。
後の作品では似たような顔のガールフレンドがいたり、ゴーストバスターズにノリで協力した事もある。フリーダムすぎる……。
『1』『2』を経て事業拡大したゴーストバスターズに新規雇用された新人社員。『The Video Game』の主人公。
新規開発された危険な実験的装備や試作品のテスターが主な業務で、新兵器をひっさげて現場でゴースト相手に奮闘する。
ゲーム主人公なのもあって無口だが、装備の安定性が微妙という話を聞いて顔を顰めるなど、ちょいちょい自己主張する場面はある。
なお作中で「ルーキー」としか呼ばれないのは、万一労災で犠牲になった時に名前を知っていると辛くなるから……などと、 ピーターが洒落にならない諧謔をしていた。うん、ピーターはこういう事言う
やがてニューヨークでまたしても頻発することになったゴースト騒ぎの黒幕がゴーザ教団であることが判明し、
儀式のためゴーザ信仰の研究者であるヒロインのイリッサ教授が誘拐されるとこれを救出、ニューヨークを救うことに成功した。
その後ゴーストバスターズは5人だとやっぱり人員過剰だよねということで、別の事務所のフランチャイズオーナーに任命された。
30年後の動向は不明。
ただ2023年に発売されたVRゲーム『ゴーストバスターズ:ゴーストロードの覚醒』では1994年に設立されたサンフランシスコ支社が舞台で、
こちらはガブリエラ・スパークスという女性によってフランチャイズ経営されているのだが、今日まで健在で活動している。
そのためルーキーの経営している事務所も問題なく経営されている……と思いたいものである。
ゴーストの減少に伴いゴーストバスターズが一時休業状態になった際、有事に備えてイーゴンが育成していた学生達のチーム。
オカルト好きなゴス少女カイリー、皮肉屋な今時の若者エドゥアルド、天才的なメカニックのローランド、車椅子アスリートのギャレットの四人組。
アニメ版限定のキャラクターと思いきや、映画版に準拠したアメコミ版でも登場しているのに加え、
『アフターライフ』でも「ゴーストが減少して休業状態になった」という事は言及されているので、
どうやら彼らが一時期ゴーストバスターズとして活動していたのは正史な模様。
アニメは一話完結のエピソード群だったため、ゴーストバスターズとして青春を過ごした彼らの現在の動向は不明。
ちょっとダークでシリアスにアレンジされたOPVIDEO
『1』『2』から約30年後を舞台にした『アフターライフ』で活動を開始した現代のゴーストバスターズ。
片田舎の小さな街サマーヴィルに引っ越してきたイーゴンの孫娘フィービーが、たまたま祖父の遺産であるバスターズの装備品を見つけ、
それをきっかけとして祖父の活動を知り、そしてサマーヴィルで頻発するようになったゴースト騒動に挑んだ事で結成された。
メンバーはイーゴン譲りの天才的頭脳を持った12歳の少女フィービー、その兄=イーゴンの孫で臆病ながらも家族思いの好青年トレヴァー、
二人の母親=イーゴンの娘であるシングルマザーのキャリー、子供たちの担当教師にして良き理解者のゲイリー、
フィービーの友人で動画配信者の少年ポッドキャスト、トレヴァーの彼女であるラッキーの六人で構成されている。
とはいえド素人同然の六人では対処に限界もあり、CMを頼りに祖父の友人である初代ゴーストバスターズに支援を要請。
続編『フローズンサマー』では新旧世代の合同チームとして、本格的にゴーストバスターズが復活する事になった。
+
ゴーストバスターズの装備
ゴーストバスターズの基本装備。プロトンビームを発射してゴーストの霊体を拘束・牽引する。イメージとしては
ビームロープ に近い。
その実態はと言えば
背嚢型の超小型原子炉 という、どう考えても街中で民間業者が振り回して良いような代物ではない。
当然無許可
また、プロトンビームを交差すると核反応(対消滅反応?)が起きて周囲一帯を巻き込んで爆発・消滅させてしまう危険極まりない装備である
(『The Video Game』では流石に交差即ゲームオーバーではないが、交差を起こした者同士が反動で吹っ飛ぶという描写がされている)。
プロトンビーム自体にも結構な威力があるため、ゲーム作品では捕獲ではなく攻撃用ビームとして扱われる事も。
ただあくまでも物理的なビームに過ぎないので、強力な冷気を操る魔法の使い手などによっては防御されてしまう。
動力の半減期は5000年のため半永久的に使用できるが、装置の放射線シールドが不完全なため連続稼働時間には制限がある。
被爆するって……コト!?
2016年版では二丁拳銃型やメリケンサック型など様々な形状の装備が登場しており、女性陣がスタイリッシュにゴーストを退治するが、
そもそもゴーストバスターズはこのプロトンパックの形状や作業着も含めて
害虫駆除業者 のパロディであるため、
その意味ではリメイク版の装備やアクションはちょっと趣旨がズレてしまっている……という意見もある。
フットペダルとケーブルで繋がった金属製のボックス。その名の通り、ゴーストを内部に吸引、捕獲するトラップ。
基本的にはプロトンパックでゴーストを拘束、トラップの上まで移動させ、フットペダルでトラップを起動、捕獲するのが一連の流れ。
拘束したゴーストの下にトラップを滑り込ませたり、マラソンゴーストなど移動ルートが決まっているゴーストのコース上に設置する事もある。
形状・機能共に、『
レイダース/失われたアーク 』の聖櫃(アーク)のパロディだと言われており、
レイからは「作動中は装置を直視するな」と注意されるものの、単に作動中に発する強い光で目を焼かないための注意であって、
うっかり直視したイーゴンまで吸い込んでしまうようなトラブルは無かった。
このトラップ自体は
モンスターボール のように1体のゴーストを一時保管するためのものでしかないため、本部の保管庫に輸送する必要がある。
ちなみに本部の保管庫も電力供給で動いているため、電源が落ちるとゴースト達が脱走してしまうというのが難点。
『エクストリーム・ゴーストバスターズ』では薄い円盤型のタイプが登場している他、
後年の作品ではラジコンカーやドローンに搭載され、ケーブルレスで遠隔起動できるバリエーションも登場している。
項目冒頭でレイ博士が装着している大型のゴーグル。姿の見えない幽霊を視認することができる装置。
実在の軍事用暗視ゴーグルを改造したもので、ほぼレイ博士の専用装備かつ彼のトレードマークとなっていた。
続編『アフターライフ』では動画配信者の少年ポッドキャストがこれを発見、気に入って愛用している。
PKEこと霊体エネルギーをガイガーカウンターのように察知するセンサー。
察知したエネルギー量に応じて左右のアンテナが大きく開き、反応が大きいとLEDインジケーターが激しく明滅しブザーが鳴る。
イーゴン博士の発明品で、作中では彼が愛用していた装備。
『1』『2』での活躍は地味だったが、続編『アフターライフ』では彼の孫娘フィービーに引き継がれ、重要な役割を果たした。
ちなみにプロップの改造元となったのはハンディタイプの電動靴磨き器だとか。
『2』で開発、投入された新装備。その場の磁場や精神磁気エーテル・エネルギーを測定する装置。
PKEメーターと役割が似ているように見えるが、PKEメーターがゴーストの位置そのものを察知するセンサーなのに対して、
こちらはゴーストの痕跡や、ゴーストの発生しやすい場所などを探るもの……と考えると違いが理解しやすい。
『2』ではギガメーターによってニューヨーク地下を流れる心霊スライムの「川」を発見する事に成功した。
『2』で開発、投入された新装備。火炎放射器のように背負式の巨大なボンベから心霊スライムを噴射する。
この心霊スライムはニューヨーク地下の廃地下鉄線を川のように流れる形で生息しているもので、
ニューヨークに生きる人々のあらゆる感情を取り込んで発生したものとされている。
負の感情エネルギーを吸収するとゴースト出現のゲートになったり、スライムを浴びた人間に憑依させたりしてしまうが、
逆に正の感情エネルギーを吸収すると、ゴーストを追い払ったり、憑依された人間の正気を取り戻させたりする事ができる。
ゴーストバスターズは採取したスライム達に陽気な音楽を聞かせ、かつ親しみを持って明るく接する事で正のエネルギーを持たせ、
これをスライムブローワ―で噴射することで隠れたゴーストを炙り出したり、最終決戦の切り札として活用していた。
ただスライムの感情制御に時間がかかるのと、スライム自体がゴースト発生の原因になり得る危険な物質であるプロトンパックよりマシでは? 事に加え、
装置自体が極めて大きく重量がある(プロップもスタッフ数人がかりで運搬していた)せいか、『2』以外の作品ではあまり登場していない。
『The Video Game』では、射出したスライムをゴムのように利用して二つの物体を引き寄せるような使い方もしていた。
ゴーストバスターズの社用車。様々な装備が搭載された車両で、特徴的なサイレンの音がトレードマーク。
詳細は脚注「
*1 」を参照の事。
ゴーストバスターズの本部。
ニューヨーク市内にある廃消防署を改造したもので、ECTO-1の車庫や各種装備、地下のゴースト保管庫などが完備されている。
緊急出動用の降下ポールも残っており、レイがこの物件に即決する決め手となった。
老朽化した建物にブツブツ言っていたピーター博士も、何だかんだでこれを使って出動するのがお気に入り。
ちなみに実際にロケに使われたのはニューヨーク市内にある実在の消防署「FDNY Hook & Ladder Company 8」。
二十世紀初頭に建築され、百年以上経過した今日でも現役で活動している歴史ある消防署である。
現在ではゴーストバスターズの聖地として、企業ロゴやファングッズが展示され、人気を博しているとか。
レイ・パーカー・ジュニア氏が歌う本シリーズの主題歌は非常に知名度が高く、
日本ではバラエティ番組で度々流用されてたり、アメリカでは
『KXVOチャンネル』における尺埋めのダンス に使われたりと、
原作未視聴でも曲は知っている人も多い。
テーマ曲
アニメ版でも当然主題歌にVIDEO
映画の字幕では「およよ驚いた」だった歌詞の和訳MVVIDEO
2016年版では日本女性芸能人によるカバーもVIDEO
ゲームにおけるゴーストバスターズ
有名作品かつアニメなども含め長期展開されているため何度かゲーム化もされている。
中でも一番有名なファミコン版『1』はクソゲー として知られる。
+
りり
1986年9月22日に徳間書店(旧・徳間書店インターメディア。通称「TIM」)から発売された日本語ローカライズ版において、
エンディングに表示される文字列の事。
ゲームとしての内容は、本部、ショップ、ゴーストの出現するビルなどが点在する全体マップから移動先を選択し、
社用車ECTO-1でゴーストの徘徊する中、ゴーストを捕獲しながら突っ切って走行するドライビングパートで移動、
ゴースト出現地点に到着すると横スクロール画面に切り替わり、トラップを挟んで一人ずつのバスターズを操作、
プロトンビームで拘束したゴーストを中央のトラップまで運ぶ事でゴーストを捕獲し、捕獲したゴーストに応じて報酬を獲得、
こうしたゴースト退治を繰り返しつつ資金を貯め、ラスボス戦に向けて装備を整えていく……という構成。
所持資金が一定額を越えるか、上昇率に応じてラスボスが強化されマックスになるとゲームオーバーになるPK ENERGYが一定値を超えると、
マップ中央のビルに侵入できるようになり、
VIP先生 にそっくりな
ラスボス 「ZULL(ゴーザじゃないの?)」との決戦が始まる。
ラスボス戦はトップビューでのシューティングとなり、ZULLとその配下の猛攻を回避しながら、交差させたプロトンビームでのZULL撃破を目指す。
……と、此処まで聞くと中々面白そうなのだが、その実態は当時のゲーム雑誌すら「ゲームとして成り立っていない」 と酷評したほどの代物。
説明不足であったり、初期装備が一切なくビームとトラップを購入しないとゴースト退治ができないといった点はまあともかく、
ドライビングパートでダメージを負うと資金が減り、さらに移動にはガソリンが必要なため資金は常にかつかつ、
さらにトラップ装置はゴーストを捕獲した後必ず本部に戻らないと再利用できないため、当然帰路でもドライビングパートが発生、
連続使用可能なスーパートラップを購入しない限り、出動一回ごとに破産しかかる自動車操業もとい自転車操業な文字通りの火の車 。
そして最終ステージであるビルに突入すると、決戦前に22階分の階段をボタン連打で登る という原作再現 苦行が待っている。
またバスターズは3人しかいない 。ステージで2人しか操作できないのは、1人は車で待機してるんだろうか。でもラスボス戦では屋上まで3人でビルを登るよな……
おまけにBGMはメインテーマ1曲のみ 。これがいつまでもいつまでも延々と繰り返し流れ、ずっと聞かされ続けるのはある種の洗脳に近い。
一応「ビームが交差するとミス扱いになる」「捕獲ゴーストを本部の保管庫に移動させないといけない」「メインテーマがきちんと再現されている」等、
原作愛が無くもないのだが、フォローはし難い。
これでPC版よりゲームとしてクオリティが高い というのが恐ろしい話である。
こうした苦行 激戦をくぐり抜けることで感動のEDに到達するのだが、
その内容はZULLを倒したら画面が暗転、そのまま耳に焼き付いたBGMが流れるが何も表示されず、
しばらくすると、左下から「りり」の文字がゆっくりと上がってくるというもの。
非常に苦行に近い本編の内容も相まって、有り得ない不可解なエンディングとしてゲーム界で語り継がれている。
IOSYSの『HVCファミコン放送局』では、「画面の故障ではありません」とテロップまでされたほど。
実はこれ、単純なプログラムミスであり、後年そのバグ部分を直したらちゃんとスタッフロールが流れる事が確認された。
ちゃんとデバッグ作業しなさいよ…VIDEO
AVGN によるFC版レビュー
ただし、FC版『Newゴーストバスターズ2』は前作の悪評を吹き飛ばすかのように原作愛に溢れた高クオリティの良作であるため、混同に注意されたし。
こちらは見下ろし型のアクションゲームとなっており、自機とCPU操作のパートナーの2人一組で協力・連携しながらマップを探索、
プロトンビームで拘束したゴーストをトラップで捕獲し、ステージ中のゴーストを全て捕獲したらステージボスと戦闘……という流れ。
音楽も原作映画使用楽曲のアレンジ中心で、グラフィックも良好。
選択可能なプレイヤーキャラクターの性能差が無く、好みでしかないという点くらいしか非の打ち所が無い傑作となっている。
一方、PS2で発売され、後にXBOX360でリマスター版も発売された(どちらも日本未発売)『Ghostbusters: The Video Game』は、
原作スタッフが制作に関わっており、シナリオも過去二作品の要素がたっぷりでファンサービス満点の出来で高く評価されたため
(ECTO-1にゴーストトラップ機能があるというファミコン版のネタすら網羅している!)、
映画版の時系列にもしっかり組み込まれており、『1』『2』後に事業拡大したゴーストバスターズ社の新入社員となってゴースト退治に挑んでいく事になる。
その後steamやSwitch、PS4等でリマスター版が発売、日本でもプレイ可能となっているため、興味のある方は是非。
リマスター版PV こういうのでいいんだよこういうのでVIDEO
この他、サンフランシスコ支社を舞台にしたVRゲーム『ゴーストバスターズ:ゴーストロードの覚醒』、
アニメ『リアルゴーストバスターズ』のGB用ソフトが『
ミッキーマウスIV 魔法のラビリンス 』のガワ変えソフトとして一作品、
アニメ『エクストリーム・ゴーストバスターズ』のゲームがLSP社からGBCソフトおよびPSソフト『エクストリーム・ゴーストバスターズ』、
PCソフト『~:ザップ・ザ・ゴースト』『~:クリエイティブセンター』、GBAソフト『~:コード・ECTO-1』のシリーズ五作品発売されている。
また、極めて有名な映画のためパロディを行っているゲームも多い。
中でも『
ルイージマンション 』は、背負式の掃除機で幽霊を吸い込んで捕まえていくという形で、
ゴーストバスターズのプロトンパックをほぼそのままの形でオマージュしている。
もちろん掃除機らしい吸い込み動作を活用したアクションも多く完全に差別化されているものの、
掃除機でゴーストを吸い込みながら右に左に動いて捕獲のため奮闘するルイージの動作は、
プロトンビームでゴーストを捕獲しようとするゴーストバスターズの動作にそっくりである。
MUGENにおけるレイモンド・スタンツ
Kidthunder氏(Kidthomas氏)が製作したものが某所で公開されている。
ドット のベースは
ウルヴァリン と思われる。
ファイル名は「ghostbusters」となっている。
ボイス はエイクロイド氏のものを用いている。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
操作方法は6ボタン方式。
プロトンパック(ビームパック)でレーザー光線を発射したり、ECTO-1で轢き逃げするなど、原作の技が一通り搭載されている他、
ピーターをはじめとする仲間達や敵キャラであるスライマー、テラードッグ、マシュマロマンといったゴースト達を
ストライカー として召喚する事ができる。
この他、Duracelleur氏による改変版も公開されている。
「情けなくて僕泣けてきた……
おばけマシュマロマンに殺されるなんて……」
出場大会
*1
救急車や霊柩車に使われた仕様 の旧式キャデラックの改造車。ルーフ上には用途不明の装備が山と積まれ、
回転灯と独特な音のサイレンも搭載。緊急車両扱いではない筈だが、出動時には派手に鳴らすので大変目立つ。
全員の背負うプロトンパック(ゴースト捕獲ビーム発生装置)を後部荷物室に積載しており、
現場到着後に担架や棺用のレール上にずらっと並んだプロトンパックを引き出す演出が中々カッコいい。
『2』では破産からの復帰後にECTO-1Aにアップグレードされ、ルーフの謎装備が更に増えた。
直接の続編設定である『The Video Game』のOPでも、ナンバーが「ECTO-1B」になっている事が確認出来る。
2016年公開のリブート版では、メンバーの叔父から借りた霊柩車を無断で改造したECTO-1が登場。
型式は違えど、こちらもキャデラックの霊柩車ベースであった。
2021年の『アフターライフ』では、イーゴンがサマーヴィルに持ち去った装備の中にECTO-1も含まれており、
後部座席のドアを開くと座席ごとプロトンビーム銃座になって車外に突き出されるギミックや、車両の底部が開いて、
ゴーストトラップを仕込んだラジコンカーを射出出来るギミックなどが追加されていた。
これら装備は続編『フローズン・サマー』でも活躍している。
ちなみに、その他に「ECTO-2」なる乗り物も登場しているが、各作品でそのビジュアルは大きく異なっており、
アニメ作品『リアルゴーストバスターズ』では1人乗りオートジャイロ、
IDWコミックス 版では住居設備を備えた長距離移動用の大型車両、
2016年版映画ではプロトンパックを装備したダートバイクと、千差万別である。
他に『リアルゴーストバスターズ』の玩具限定のヴィークルとして、ゴースト吸引装置の搭載された単座自動車「ECTO-500」、
二人乗りのゴースト清掃車両「ゴーストスイーパー」が販売されていた。
第一作で降臨した古代メソポタミアの破壊神ゴーザは自在にその姿を変える権能を持っており、
滅ぼす文明の代表者に自らを滅ぼすモノの姿を決めさせるという、大変趣味の悪いゲームを好んでいた。
他のメンバーが頭の中を空っぽにして選択しないようにする中、レイがうっかり思い浮かべてしまったのがマシュマロマンである。
なお、レイは「なるべく無害な存在を選ぼうとした」と弁解していたが、破壊神ゴーザの眷属である鍵の神ビンツによると、
過去の文明は巨大なナメクジや、火を吐くイボガエルに滅ぼされたと言われており、奇しくも似たような破滅フラグを立てていた事になる。
最終更新:2025年05月02日 08:46