「私にはしんじるしかないのだ。あるじのことを…
私のせいで あのかたは世間からばっせられた…
なのに また私に生をあたえてくれた。だから…
私にあたえられた使命をはたすのだ。この命にかえても…」
カプコンから発売されているゲーム『ロックマンX6』に登場する8大ボスの内の1体。モチーフはワニガメ。
担当声優は同作で
ハイマックスも演じる
若本規夫
氏。
当初Wikipedia等では
ブリザード・ヴォルファングも演じていた石川英郎氏と記されていたが、
データ内の
ボイスを聞くと若本氏のそれに近い(特に「終わりだ!」と「天の怒り!」の部分が分かり易い)。
恐らく、ゲーム内のボイスはピッチを上げたものを使用しているため、石川氏が演じたとプレイヤーの間で誤認され、
さらにEDクレジットでは役名表記無しという事もあり、それが広まったものと思われる。
ゲイトによって作られたレプリロイドの一体。
巨大な体格と外見に反して温厚かつ真面目な性格の持ち主で、
シグマと何度も激突して世界を救ったエックスやゼロの事は同じレプリロイドとして尊敬していた。
酸性雨を物ともしない特殊合金で造られた甲羅シールドを装備しており、
他のレプリロイドが入れないような汚染された立入禁止区域も立ち入りや調査が可能で、
その能力を買われて水質改善チームに所属していた。
しかし性能が過剰すぎると周囲から危険視され、上層部は開発者のゲイトにタートロイドのデチューンを命令したのだが、
ゲイトはこれに反発して命令を無視し続けた末に処罰されてしまう。
その結果、ゲイトに忠実だったタートロイドは自分が原因で開発者の顔に泥を塗ってしまった事に自責の念を募らせ、
とうとう事の発端である自身の甲羅を引き剥がして自害してしまったという。
タートロイドの性格は間違いなく善人寄りで、とてもその防御力を悪用するようには思えないのだが、
悪名高いゲイト製だからという理由で周囲から過剰に危険視されてしまった、
あるいはタートロイドの危険視はただの建前でゲイトの評判を下げる方が目的だった可能性も無くはない。
いずれにせよ、タートロイドの件に限らず普段から開発基準ガン無視だったゲイトの姿勢にも落ち度はあった一方で、
タートロイドには何も非は無いように見えるのだが、当人は上記の一件をゲイトでも周囲でもなく自分に責任があると認識していた。
だが、ゲイトによって復活を果たし、ナイトメア調査員に加わりイレギュラーハンターと対立。
元々ゲイトに忠実だったのに加えて、名誉を傷付けた原因にもかかわらず再び生を与えて頼られた事で忠誠心はより強固になっており、
エックス及びゼロと対峙した際も個人的には彼らのことは尊敬しているという本心を吐露しながらも、
命に代えてでもゲイトが与えた使命の方を優先する姿勢を曲げず、エックス達と戦うことになる。
エックス及びゼロの事を尊敬しているにしてはゲーム中は常に彼らに背を向けて立っているため、
尊敬しているならきちんと面と向かって話すべきと言わざるを得ない
戦闘では背中に背負う鉄壁のシールドにより攻撃を無効化してしまい、
シールドに埋め込まれている2つの「アジャスト・コア」を破壊しない限り、ダメージを与えられない。
コアを破壊するとダメージを与えられるようになるが、一定時間の経過でコアは修復される。
更に本人の体力も多いため、倒すには時間がかかってしまいがち。ただし、ゼロだと…(後述)
主な攻撃技はホーミング機能付きのミサイルをたくさん発射する「ハッチ・ミサイル」や、
甲羅に刃をつけたまま、回転して体当たりする「ソー・ローリング」など。
体力が減ると回転中に特殊水弾を撒き散らしてくる攻撃「メテオレイン」も使ってくる。
総じて、正攻法で戦うと『X6』の8大ボスの中ではかなり強い方。
弱点はヴォルファングから入手するアイスバースト及び氷狼牙だが、後者は大ジャンプして天井に張り付いて氷柱を落とす
必殺技であり、
タートロイド戦は天井が高すぎてそれが出来ないため、ゼロで相手をすると実質弱点が無い。
……とはいえゼロはコアを破壊した後に近距離でゼットバスターを連射したり、
キャンセル技を用いたセイバー連打などでごっそり体力を持っていけるので、弱点を突けずともそこまで苦戦はしない。
倒すとエックスは特殊武器「メテオレイン」が手に入る。
通常時は2連射可能な水の弾を真上に放ち、それが天井に当たると真下に跳ね返り地面に当たると消滅する。
チャージ版は真上方向に水の弾を撃ち上げた後、画面上部から無数の水の弾が斜め下方向に降り注ぎ、
画面広範囲を攻撃するが、降ってくる位置はランダム。
ゼロは必殺技「円水斬」が手に入る。
その場で自身の周囲に高速回転斬りを放ち、ボタンを連打する事で連発出来るが無敵時間中に使用すると無敵時間が解除され、
ゴリ押しで使うと想定外のダメージを受ける事に注意。
空中でも1回だけ使用する事が可能で、その場合は効果時間が地上版と比べて若干延長される。
MUGENにおけるレイニー・タートロイド
Shircan氏の製作したキャラが公開中。
これにより当wikiに『X6』の8大ボスの項目が全て建てられることになった。
技や動作はほぼ原作準拠で、アジャスト・コアを破壊しない限りライフを減らせないギミックもそのまま。
その仕様上
AI殺し気味の性能となっている。
AIは未搭載。
「エックス きみの言っていることは理解できるが…使命なのだ
あのおかたの障害をとりのぞくのも私の使命…
エックス!もらってくれ わが命!」
出場大会
最終更新:2025年08月13日 14:06