年齢:20歳(第1作)→22歳(『2』)→25歳(『V』)
生年月日:1903年1月3日
身長:176cm
体重:65kg
血液型:A型
出身地:日本・栃木県
「花見の準備をせよ!」
セガのゲーム『
サクラ大戦』シリーズの主人公の一人。
第1作から第4作『4~恋せよ乙女~』までの主人公を務める。
担当声優は
陶山章央
氏。一部作品では、ゲームディスクの警告メッセージも担当。
名前の由来は
動物の狼と、プロ野球選手のイチロー(鈴木一朗)氏から。
ファンからの愛称は尊敬と親愛を込めた
「大神さん」。
魔物等の霊的脅威に対抗する秘密部隊「帝国華撃団」を率い、幾度も帝都(『1』『2』『4』)・巴里(『3』)などの都市を救ってきた歴戦の隊長。
日頃は銀座中央にある大帝国劇場のモギリ
*1を務めているが、雑用全般もこなし、時には舞台の演出なども行う。
この大帝国劇場こそが帝国華撃団の基地であり、団員は平時は「歌劇団」として舞台活動をしており、
大神が率いる戦闘要員である花組の面々は、大都市に渦巻く怨霊を鎮撫するための神楽舞を行う巫女を兼ねた女優、
その他の隊員達(オペレーターの「風組」、後方支援の「奏組」など)も劇場職員や楽団として日々を過ごしている。
大神がモギリをしているのも帝劇で、かつこうした業務の一環である。
『4』以降は帝国華撃団の総司令および大帝国劇場の支配人を務めている。
また、軍人としての階級もシリーズを経ていく事で、帝国海軍少尉から中尉、大尉へと昇格した。
総司令なのに大佐(基地司令官レベル)でさえないのかよ。前任者の米田は元とはいえ中将やぞ*2
家族は自営農家を営む両親と、姉である大河双葉、弟2人の6人家族。また5つ下の甥(双葉の子)に『5』の主人公である大河新次郎がいる。
『1』の開始と同時に
海軍士官学校を首席で卒業し、少尉に任官。
その類まれなる軍人としての能力に加え、極めて希少な男性の霊能力者であることも確認されたため、
地位や思想などを超越した各界要人によって結成された対霊防衛秘密結社「賢人機関」のメンバーである花小路伯爵の推薦により、
若干20歳にして賢人機関の推進する秘密部隊、帝国華撃団・花組隊長に抜擢され、
歴戦の陸軍中将である米田一基の下で首都防衛に挑むのだと、決意を胸に帝都・大帝国劇場へと赴くことになるが、
そこで待ち受けていたのは秘密部隊ならぬ「秘密舞台」、劇場のモギリとして様々な雑用を命じられるという現実であった。
当初は士官学校時代に自らが目指していた海軍軍人としての勤務とは大きくかけ離れた生活を送らざるを得ない日々、
元・中将とは言え、どう見てもうだつの上がらない酔っ払い親父にしか見えない大帝国劇場の支配人・米田一基の態度に戸惑いと失望を抱いていたが、
それでも真面目にモギリとして働く姿から隊員達からも認められ、後に敵対勢力・黒之巣会の出現によって華撃団の真の姿を知ってからは、
改めて帝国華撃団・花組の隊長として奮闘の日々を送る事になった。
また元より男前な顔立ちかつ紳士的、士官学校首席卒業という実績に裏付けられた文武両道の才覚、
日本海軍の伝統「士官たる前に紳士たれ」「ユーモアを解せざるものは海軍士官の資格なし」の精神に基づきユーモアも備えながら女心を心得た隊員達のケア、
そしていざという時の隊長としての確かな強さと器を備えている事から、花組の隊員達からも絶大な信頼と好意を得ていく事になる。
加えて本編中での様々な活躍を目の当たりにしたプレイヤー達からも「大神さん」への好感度上昇は留まる事を知らない(♪ティンティロリロリロリロン↑↑↑
プレイヤーの選択肢次第では「あ、体が勝手に(隊員が利用中の)シャワー室へ……」するけどな!(当然好感度ダダ下がりな毎作恒例の地雷選択肢)
性格は熱血漢で真面目な性格。
二天一流を修めた熟練の剣士で、霊子甲冑での戦闘時には二刀流を使いこなす。
日本刀のみならず戦斧や素手での格闘戦も人並み以上に熟せる他、銃撃も得意で、士官学校では剣術と共にトップの成績だった。
士官学校を出ている正規の軍人でもあるので当然ながら指揮能力にも優れており、
戦闘時には部隊の斬り込み役として前衛を務める一方、現場指揮官として花組の隊員達を守り抜いている。
『2』時点ではフランス語の読み書きは全くできなかったようだが、
その後数か月で日常会話も問題なくこなせるようになるなど、頭脳面も非常に優秀。
帝国華撃団に入隊した初期の頃の霊力は低かったが、共すると反発し合う花組隊員の関係をうまく調整するだけでなく、
自身の霊力には周囲の人間のそれと同調して増幅するという特性が備わっていた事もあり、隊員達の『触媒』の役割をも果たしていた。
また、『4』までの通算6度(『活動写真』含む)にも及ぶ戦いを経ていった結果、
帝国華撃団でも最も霊力の高い金髪少女・アイリスことイリス・シャトーブリアンに匹敵するほどの霊力を得るに至っている
(実際、他の帝国・巴里華撃団の花組は、『4』の黒幕である大久保長安の暗躍に誰一人気付いていなかった)。
加えて彼独自の特殊な霊能力として、心を通わせた味方のもとに自分の霊体を飛ばして攻撃を防ぐ「かばう」という能力を有している。
霊子甲冑での戦闘中のみかつ回数制限こそあれど、同じマップ内ならどれだけ距離が離れていようと一瞬で効果を発揮するため、
霊子エネルギー体のみを空間を無視して瞬間転送させる「霊子トンネル効果」によるものではないかと推測されている。
また、『5』で主人公を務めた甥っ子の新次郎もこの力を発揮している事から、大神家の血筋に由来する力であるようだ。
『2』において重傷を負った米田から一時的に神刀滅却を預けられており、メインヒロイン・
真宮寺さくらとの「二剣二刀の儀」の際にも使用した事があるが、
『4』以降は正式にこれを受け継ぎ、神刀滅却、光刀無形という名刀二振りを愛刀としている。
『1』における秘密結社・黒之巣会による国家転覆の阻止、および異界から現れた魔物「降魔」からの帝都防衛戦、
『2』における陸軍大臣・京極慶吾率いる政治結社・黒鬼会による霊的クーデターの鎮圧、
『3』においてはフランスは巴里華撃団に出向して組織の運用体制を確立、まつろわぬ民パリシィの怨念によるパリ破壊を阻止、
『活動写真』において日本に帰国を果たし、米国軍事企業ダグラス・スチュアート社による陰謀を阻止、
『4』では怨霊・大久保長安と対決し、帝都を破壊せんとするこの怨念を払う事に成功。
その他、数々の関連作品で大小様々な霊的事件に立ち向かい、これを解決して帝都防衛に成功しており、
これらの目覚ましい活躍によって、『4』での戦いを終えた後は、引退を決めた米田から神刀滅却と共に、
帝国華撃団総司令および大帝国劇場支配人の座を譲り受けた。大尉なのに
(以上、Wikipediaより引用・改変)
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サクラ大戦シリーズについて |
1996年からセガから発売された、太正時代(大正ではない)を舞台にした和製スチームパンク作品群。
セガサターンオリジナルタイトルとして最高のセールスを記録し、
「1997年CESA大賞グランプリ」「1997年ゲーム・オブ・ザ・イヤー準グランプリ」を受賞。多くのユーザーから強い支持を得ている。
基本的にはアドベンチャーゲーム(ADV)型の恋愛シミュレーションゲームだが、戦略シミュレーションゲーム(SLG)の側面もあり、
主に霊力で動くロボット「霊子甲冑」を操り帝都を防衛する目的で作られた組織「華撃団」の隊長となり、
組織に所属する女の子達と関係を築きながら、悪の組織から都市を防衛して行くゲームとなっている。
霊子甲冑の起動に必要な霊力を持つのは基本的に若い女性が多く、男性は極めて少数なので「華撃団」の隊員は主人公となる隊長以外は若い女性ばかり、
という ギャルゲーでは割とありがちな*3設定になっている。
なお、帝国華撃団の活躍により世界中に華撃団が作られ、外国が舞台の作品も多く(が、主人公は殆ど大神さん)、
また世界規模で様々な背景設定が用意され、本編や外伝で描かれるなど世界観が作り込まれていることも本作の特徴の一つ。
そもそも霊子甲冑を発明したのはアメリカ軍(南北戦争時代の北軍)という設定であり、
南軍呪殺部隊によって虐殺が行われる中、唯一の生存者となった赤ん坊が隠されていた農業用蒸気トラックを分析した結果、
鉄と鉛の合金であるシルスウス鋼が極めて高い呪的防御力を持つ事が判明、
この蒸気トラックを運用した北軍によって南軍呪殺部隊が撃退された事を皮切りに、
対霊兵器としてシルリウス鋼と 人型蒸気を組み合わせた霊子甲冑が開発され、欧州大戦(第一次世界大戦)にて試験的に投入、
赫奕たる戦果をあげた事で、帝国華撃団の正式装備として採用されたのである。
何で黒人宗教であるブードゥー教が黒人奴隷推進派である南軍の味方をしてるんだよ……
シルリウス鋼自体の強度は然程高くなく、通常兵器に対しては普通の鋼材を使った方が良いぐらいなのだが、
呪的防御装甲、そして霊力を伝達する媒体としては凄まじい性能を持っており、
また人型蒸気は生身の肉体を動かすような感覚で操縦できる事もあって、霊子甲冑は搭乗者の霊的戦闘能力を爆発的に向上させるのである。
霊子甲冑が導入されていなかった『1』本編5年前に、帝国陸軍特殊部隊が地底から出現した降魔を迎撃するため繰り広げた降魔戦争では、
降魔に対抗可能なわずか四人の精鋭に命運を託さざるを得ず、結果的に1人戦死、1人生死不明という半壊状態でかろうじて封印に成功した事を鑑みると、
霊的戦闘における霊能力者の 強化装甲服として、シルリウス鋼を用いた霊子甲冑は最適解の装備と言える。
南北戦争での呪殺部隊、欧州大戦、降魔戦争、そして帝都で花組が繰り広げた降魔との攻防戦で霊的戦闘の重要性が極めて高い事も周知され、
現在では各国で様々な霊子甲冑の開発が行われ、この軍事競争が発端となった事件(『サクラ大戦 活動写真』)も描かれている。
こうした様々な背景設定に基づいて執筆された外伝小説群の他、
シリーズ展開によって広がった世界観と設定を整理した上で制作された『サクラ大戦漫画版』も存在する。
この漫画版は度重なる掲載誌の廃刊や掲載サイトの閉鎖などの不運に見舞われ、単行本描き下ろしに形態を移行しつつ、
それでも2002年から2021年まで足掛け19年の連載を経て、全9巻で無事に完結を迎えた。
当初はページ数の都合で単行本未収録となったエピソードも、その後配信が開始された電子版では収録されている。
本作が無事完結出来たのも、『サクラ大戦』というコンテンツが20年以上ファンとクリエイター達に愛されている証拠だと言えよう。
『2』以降もやって欲しいけど『1』だけで19年じゃ流石に無理だよね……
さらに『1』発売当初からアニメでのメディアミックスも積極的に展開された。
『サクラ大戦TV』は一作目をベースに真宮寺さくらを主人公として、大神一郎を含めた「花組」の物語が描かれており、
また「アニメ単体でも楽しめるように」「さくらと同年代の女の子が楽しめるように」という事で、
恋愛描写は少なく、コメディ描写を廃してシリアス描写を強調した作風のため、賛否両論別れるものの、アニメ単品としてはきちんと良作になっている。
そもそも原作『サクラ大戦』のコンセプトが「自分の好きなヒロインをメインヒロインに据えたアニメ」というもののため、
特定のキャラクター(この場合はメインヒロインとなったさくら)を中心とした恋愛描写をするわけにはいかないという事情もあったのだろう。
そのためTV版はこうした理由からパラレル的な世界線となっているが、明確に本編と関連している劇場版『活動写真』の他、
『桜華絢爛』『轟華絢爛』『神崎すみれ 引退記念』『エコール・ド・巴里』『ル・ヌーヴォー・巴里』といった外伝OVAシリーズも制作され、好評を博した。
特に『桜華絢爛』の「第四幕 真夏の夢の夜」では、花組特別舞台公演の監督を任せられたことで皆のため奮闘する大神一郎の前に、
ゲーム版の(つまり我々プレイヤーの代弁者としての)大神一郎と思われる幻影が現れ、二人で花組に対する想いを共有するエピソードも描かれている。
その他、令和の今では考えられないが花組声優達が実際に花組スタアとして舞台に立つ歌謡ショウ、レビュー、ミュージカル、ライブなども頻繁に行われ、
まさにファンとクリエイターが一致団結して盛り上げていった、皆から愛された一大コンテンツが『サクラ大戦』というシリーズなのである。
セガ60周年特集企画の「もっとも思い入れが深いセガハードのゲームタイトルは?」というアンケートの第一位となったのは、決して伊達ではない。
なお設定では本作は米田中将の回顧録という事になっており、シリーズ自体は『4』以降も『V』や『新』と展開され続けていくのだが、
『4』のラストで『1』から『4』までの一連の戦役に思いを馳せた米田中将により、花のような乙女達の戦い、
即ち『サクラ大戦』と命名された事で、大神さんを主人公とした第一シリーズは幕を下ろす事になるのであった。
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MUGENにおける大神一郎
ジシナ氏によるものが存在。
なお、製作者名は日本語で表記されているが、実は外国人である。
ドットはニンテンドー3DS用ソフト『PROJECT X ZONE』のものを用いている。
『
MVC』風の6ボタン方式にアレンジされており、チェーン
コンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
二天一流の剣術や銃、ハンマー、斧など、同ゲームの技が一通り搭載されている。
なお、氏はこの他にも、さくらやジェミニ・サンライズといった他の『サクラ大戦』登場キャラも製作している。
「俺たちは、自分が愛する大切な人たちを、
守るために戦うんだ!」
出場大会
*1
劇場入口で客が持っている入場券をもぎって(千切って)半券を回収する係の事。当然、半券をもがれた入場券は二度と使えない。
本来であればエリート中のエリートである海軍士官学校の卒業生、それも将来を約束されているに等しい主席となった人間が就くような仕事ではないのだが、
実際、上層部からの正式な辞令があったとはいえ大神自身も当初はこの仕事にかなりの難色を示していた。
この海軍士官学校首席がどれほどのものかといえば、
将来の海軍大将な可能性が高いのだから、それも当然の反応と言えよう。
まあ歴史を紐解くと安土城完成に大喜びした織田信長が本丸御殿を見料100文で一般解放して自分でもぎりやってたって話もあるけどさ
まぁ本来の任務(歌劇団ならぬ華撃団の前線指揮官)を説明しなかった上層部が悪いとも言えるが、
帝国華撃団は単に戦闘を行うだけの部隊ではなく、霊力を持った乙女達による神楽舞の奉納という儀式的側面から、演劇部分も立派な任務。
本編ではあまり描かれていないが、外伝『奏組』では
清めの音撃演奏によって小型降魔を払う支援部隊が活躍している。
加えて隊員達が年頃の少女達という事もあって、単なる指揮官ではなく「劇場と乙女達を大切に思う」人物である事が最重要なのである。
史実における陸海軍の確執や、外伝小説で軽く触れられた他の隊長候補が帝国華撃団を戦闘部隊としか認識していなかった事など、
諸々の面を鑑みると、送り込まれてきた指揮官の人格を見定めるため、このような処置がされたのは致し方の無い部分も大きい。
当初こそ酔っぱらい老人の下で劇場のモギリをやるという辞令に多大なるショックを受けた大神であったが、
それでも真面目に取り組み続けた結果、大神は劇場のスタッフや来場者を含めた市井の人々とも非常に良好な関係を築くに至っている。
帝劇に赴く人々の目当てはもちろん花組のスタア達だが、いつも劇場のために頑張っている「モギリの兄ちゃん」の事は応援しており、
大神自身にとっても、自分達が命を懸けて守るべき人々の事を身近に感じられるモギリの仕事への愛着も強くなっていたようで、
舞台がフランスのパリに移った『3』でも大神は現地の劇場でモギリとして働く事になるが、この頃には既に自分にとっての天職だと確信している様子。
これらを鑑みると、「まずはモギリをやらせて劇場と市井の人々を愛せるかどうか見極める」という試験は正しかったのだろう。
でも自分達のトップがモギリやってる姿を目の当たりにしたであろう士官学校時代の学友達の心境は如何程のものか……
*2
一応説明しておくと「士官学校を出たての新人士官は少尉」「一年ほどの経験を積んで業務が分かったら中尉」というのが基本の扱いなので、
卒業直後の『1』での大神さんの階級が少尉、1年を経た『2』で中尉に昇進している事、また少尉時代から部隊を指揮している事自体はまあ問題はない。
……ないのだが、秘密部隊(故に米田も昼行燈を装った「元・中将」なのだろう。『2』以降は公になったようだが)とはいえ、
仮にも首都防衛機動兵器部隊の部隊長としては階級が低すぎるのである。
まず少尉・中尉に務まるのは、能力的にも経験的にも権限的にも、精々が分隊規模か小隊規模の指揮官でしかない。
霊子甲冑を戦車と見做した場合、自分を含めて3機程度までしか指揮する能力と権限が無いのである(歩兵なら15~30人位まで指揮できる)。
帝国華撃団は花組だけでも自機を含め最大9機であり、中隊(3小隊)規扱の戦闘部隊であるため、最低でも大尉クラスの士官でなければ隊長は任せられない
(実際、公式のメカニック資料集でもある『蒸気工廠』においては、『4』時点の花組隊員は全員が緊急時に中隊指揮官をこなせる能力があると説明されている)。
そして首都防衛部隊のトップともなれば、戦闘部隊以外の部隊を統括したり、他方面の部隊指揮官と同等以上である必要があるため、将官である必要が求められる。
米田中将が司令官だった時代でも、戦闘部隊のトップである以上、少将とは言わずとも大佐……せめて少佐である事が望ましい。
どっかの赤い少佐は艦の指揮を放っぽってパイロットしているけど、下記の通り一応MS隊隊長として指揮する立場にはいる
というのも尉官クラスならその場その場の
戦術レベルの作戦遂行能力、つまり「上からの命令に従って現場で戦闘指揮」さえ出来れば問題ないのだが、
帝国華撃団の司令官ともなれば首都防衛という
戦略レベルの判断能力と立案能力、即ち「『上』の立場としての能力と責任」が要求されるからである。
だからこそ士官学校などでの専門教育を受ける必要があり、戦場で臨時に指揮を取る場合も「野戦任官」といって暫定的な階級が与えられるのである。
階級というのはお飾りでも、単なる偉い人の証でもなく、指揮能力と実績と指揮系統と権限と責任と、諸々の組み合わさった重要なものなのだ。
まぁ階級が高くても指揮系統無視して他所の部隊に命令はできないから、中将直属なら中尉でも安心……と思ってたら米田中将暗殺未遂発生だよ大神さん
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フィクション階級よもやま話 |
似たようなネタとして『 機動戦士ガンダム』では、強襲揚陸艦ホワイトベースの指揮を執るブライト( 軍に入ってまだ6ヶ月の新人)が、
第30話までは「正規艦長のパオロ中佐と、本来引き継ぐはずだった副長以下の士官も全員が死亡した事により繰り上げまくりで艦長代理に成った」
(実際は料理長(故に艦橋に居なかったので死なずに済んだ)タムラ中尉が居たのだが、こういう戦闘以外が専門の士官は指揮権引継ぎでは後回しにされる)
という状況なので階級が低くても問題なかったのだが、
その第30話で連邦軍の本部に到着して正式に艦長として任命された際に与えられた階級は 「中尉」。
一部の視聴者から「いくら若くても艦長が中尉(リアル海軍だと航海士か艦載機部隊の小隊長)って階級低すぎだろ」というツッコミを受けたからか、
劇場版では大尉、『ORIGIN』では少佐に変更された。
なお、ジオン軍の場合、最初に出てくる巡洋艦ファルメルの指揮をしていたドレンは 少尉とブライトよりも低階級だったが、
これについてはジオン軍は(軍艦同士の砲撃戦では連邦軍に勝てないため)艦載機である モビルスーツを重視しており、
それ故に艦長と艦載MS隊の隊長を兼任していた シャア少佐が、MSで出撃する際に副官へ艦長代理を任せていた形となる
(勿論、ジオン軍でも艦長とMS隊指揮官がきちんと分けられているケースは存在する)。
でも作中で部下のパイロット達に作戦指示出してる描写ほとんどないんスけど……ジオン軍の指揮官いいんスかこれで……?
ジオンは兵無しだろ
一方でホワイトベース隊のMSパイロット達は全員曹長以下である。
現実の戦闘機パイロットは戦闘力を考慮して全員士官(少尉以上)なので劇場版では全員少尉に変更され、
また小説版ではアムロも職業軍人であるため曹長から即席教育を受けて中尉まで出世し、第127独立戦隊のMS隊長を務めるようになるのだが、
アニメ版では作戦立案や指揮、ホワイトベース運用の全責任は全てブライトに一任されてしまい、
そのプレッシャーの重さから民間人を巻き込んで多数決を取ろうとしたり、終いにはブライトが倒れてしまう事もあった。
リュウ曹長(1歳下で下士官とはいえ『ORIGIN』設定では唯一の実戦経験者)戦死時の 「勘弁してくれよ」って慟哭は本当に魂からの叫びだったのだろう
(単に職業軍人というだけなら前述のタムラ中尉をはじめ 他にも居たが、やはり頼りにならなかったのだろう)。
『 艦これ』のプレイヤーである提督も、
本来は最低でも少将のはず(艦隊司令官(基地司令官と同格)を兼任する 戦艦の艦長が大佐であり、それに命令を下す立場な為)だが、
実際には「新米少佐」からのスタートである(この後「中堅少佐」を経てやっと「少佐」になる。
これでは少佐である 駆逐艦の艦長にさえ命令できない(中佐が駆逐艦の艦長をやっている事さえある)。
なお、『ガンダム』のルナツー要塞司令ワッケイン少佐(35話では大佐)も同様の理由から『ORIGIN』では少将に変更されている。
この辺りの職務に見合っていない低い階級に対し、逆に異様に高い階級の極端な例が、『SEED DESTINY』終了後の キラ・ヤマト(オーブ軍) 准将である。
いくらスーパーコーディネーターかつエースパイロットとはいえ、士官教育も受けていない技術系高校の生徒に与えて良い階級ではない。
まぁこの辺は、
- オーブを守った生ける伝説である事(前述のシャアも(士官学校卒業とはいえ)開戦時に中尉だったのが1年後の終戦時には大佐にまで昇進している)。
- 実はオーブ連合首長国の首長カガリ・ユラ・アスハとは双子だった事が発覚したため、キラの上官が多過ぎては不味いという
身内人事御家事情 (尤もカガリ自身もアスハ家の養子なのだが。 なお初代ガンダムの方でも、ジオン公国公王デギンの子供達は末子であるガルマ大佐を除き、 ギレン大将、ドズル中将、キシリア少将と全員が将軍である)。
- キラの座乗艦である戦艦アークエンジェルに独立遊撃隊としての自由行動権を与えたものの、
艦長以下多くの乗組員が地球連合軍からの脱走兵なので、艦長(大佐)に命令出来る権限をキラに与える必要があった (まぁ厳密にはキラ自身も地球連合軍からの脱走兵(少尉)だが)。
等の理由が考えられる事から、致し方ない面もあるのだろうが。
むしろザフトの白服待遇の方が怖いよ。 もっともザフトは表向き「義勇軍」なのでCE75年(『FREEDOM』と同年)に国軍に昇格するまでは階級が無かったのだが
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まあ何にせよ、フィクションはフィクションなのでそこまで目くじらを立てるものではないのだが、
階級を持った軍人キャラクターが出てきた時は、その立場や責任や指揮系統などに思いを馳せながら見るのも一興である。
*3
例えば「新発見の深海生物を基に開発された人工筋肉は思春期の少女の精神波に一番反応する」という設定のPCエンジン用ゲーム、
『メタルエンジェル』が発売されたのが本作より3年前。……尤も、『メタルエンジェル』のプレイヤーは
コーチであって
一切戦う事は無いのだが
(あと、あくまでもパワードスーツ格闘技大会であって、特に
陰謀とかは無い
し、色恋沙汰も無い)。
『サクラ大戦』に関連深いものとしては、本作の脚本も手掛けたあかほりさとる氏によるアダルトゲーム(後に全年齢化)『らいむいろ戦奇譚』が、
日露戦争の最中、旅順要塞の内部に潜む異能者結社を撃破して旅順要塞を攻略すべく、
礼武(らいむ)と呼ばれる
特殊な人型の霊体を顕現させる能力者の少女達を招集し、
日本海軍の青年将校が指揮官兼教師として彼女達を導いていく……という物語となっている。
続編『らいむいろ流奇譚X』では新たに陸軍らいむ隊が結成され、陸軍士官候補生の指揮下、ロシア軍内部に存在する魔術結社と対決する。
『サクラ大戦』ほどではないが、本シリーズもアニメ化や声優達よるライブなどメディア展開がされ、人気を博した。
士官候補生なのに戦艦クラスの戦闘部隊の指揮を任せられた犬養くんも大神さん並に大変である
そして『サクラ大戦』以後も(プレイヤーキャラクターの性別は男性に限定されていないが)『艦これ』や『
プリンセスコネクト』、
海外に目を向ければ『
アズールレーン』や『
ブルーアーカイブ』、『勝利の女神 NIKKE』や『ドールズフロントライン』などなど、
「特殊な戦闘能力を持った少女達と、それを導いていく指揮官としての主人公」という系譜は脈々と受け継がれていく事になるのであった。
まあ大神さんみたく「主人公も前線に参加する」作品はそこまで多くないので、
実際の所は美少女化した『ポケットモンスター』(スーパーマサラ人?何それ知らん怖っ)とか
少女漫画『ふしぎ遊戯』(ゲームなら『遥かなる時空の中で』)あたりの男女逆転ぽいけど
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その他の似たような作品 |
このwikiにキャラがある作品では、純粋な人間で異能を持つ存在が黒幕を除いて女性しかいない『 舞-HiME』、
その後続作品で女性しかナノマシンでマテリアライズできない『舞-乙HiME』も挙げられる。
もっとも、ギャルゲ展開になるのは主に漫画版であったが
(そもそも漫画版やゲーム版の主人公はHiME関係者な男性だったのに対し、アニメ版の主人公は自身がHiMEである女性)。
他には『インフィニット・ストラトス』あたりが有名だろう。こちらはそれこそ主人公が世界で唯一人の男性適合者 で、ハーレム物。
逆に『 スカイガールズ』や『 ストライクウィチーズ』だと 男性キャラはお呼びじゃない。
一応『ストライクウィッチーズ』の外伝漫画『アフリカの魔女』とかでは男性兵士が奮闘してる姿もきちっと描かれているが
(というか本編でも整備士とかは男性である。『スカイガールズ』の方は司令官も男性)、
ウィッチは不純異性交友厳禁だからね、仕方ないね。 ストパン主人公は女性ながらもおっぱい星人だし
余談だが『舞-乙HiME』のナノマシンは男性の体液に弱いという設定がある。
特に漫画版の主人公は男性なのに王女の影武者に仕立て上げられ、護衛名目で乙HiME寮(女子寮)に入れられた事もあり、 上からは「不埒な事をしたらちょっきんする」と脅されていた
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最終更新:2026年05月30日 02:05