ビックバイパー


“This is Vic Viper T-301. Commencing attack on the enemy."
(こちらビックバイパーT-301。敵への攻撃を開始する。)

1985年にコナミから発売され、強制横スクロール(一部、任意縦スクロールも併用)STGの歴史的代表作の一つに数えられている、
『グラディウス』シリーズに登場する自機。
よく「ビッバイパー」と名称を間違えられるが、「ビッバイパー(Vic-Viper)」が正解である。
公式でも初代『パロディウス』や『コナミワイワイワールド』で間違ってたけど
恐らくシリーズ定番ボスの名前が「ビッグコア」なのも勘違いの一因かと思われる。

作品によって細かい設定は度々変わるものの、大抵の作品ではグラディウス宇宙空軍に属する超時空戦闘機となっている。
軍の主力戦闘機として描かれる事が多く、『グラディウス』シリーズの大半で主役機として登場している。
イメージカラーは。機体の先端が左右に分かれたデザインが特徴。
初期装備は貧弱そのもので、雑魚敵にすら圧倒されてしまう事も多々ある。
だが、パワーアップカプセルを集めたりアイテムを取得する事で多種多様なパワーアップを行う事が可能。
フル装備時には画面内の敵を一掃できる攻撃力を持つほどになる。

本機特有の兵器として、本機に追随し同時攻撃を行う「オプション」があり、
これを4体引き連れる事で攻撃力を最大5倍にまで引き上げる事ができる。
本体が移動した後を正確にトレースするオプション達をずらりと引き連れている姿は、
見ようによっては「毒蛇(バイパー)」のようにも見え、これが本機の名称の由来ではないかと思われる。
通常ならば破壊不可能な配置の敵も、当たり判定が無いオプションのお陰でいとも容易く破壊できたりする。
作品によっては本機の武装を選択する事も可能であり、非常に万能な戦闘機となっている。
本機が登場する作品によってはその性能や外観が微妙に異なる場合があるが、
これは本機が同一の機体ではなく、異なるモデルのビックバイパーだからである。

恐らく世界で一番有名なSTG『スペースインベーダー』以降、当時のSTGはハードウェアの制約という面もあったが、
「攻撃範囲の狭い単発ショットの連射などで敵を狙撃する事」を中心に置いた作品が主流だった。
そんな中『グラディウス』は、
  • 視覚的にもゲームとしても、多彩で個性的なステージが用意されている
  • 自機が画面全体を埋めんばかりのショットを使える
  • それを必然とする敵配置や激しい敵攻撃を設定した事
など、当時としては斬新なアイディアが盛り込まれており、後のSTG界に多大な影響を与えた。
『スペースインベーダー』(全てのシューティングゲームの始祖)や『スターフォース』(連射ゲーの元祖)などを縦STGと呼ぶのに対し、
『グラディウス』は横STGの王道としても名高く、後に登場する『ダライアス』シリーズなどにも大きな影響を与えている。
なお、コナミは古くは『スクランブル』と言う横STGを出しており、パワーアップ(と連射と面ボス)が無い事を除けば『グラディウス』の元祖である
(場面転換や、バイパーのミサイルに相当する自由落下ボムもある。ついでにラスボスの戦闘力が0な点も)。
そして、使用されるハード性能が強化されていくと共に、STGは「敵の狙撃」から「場そのものの支配」を主眼に置いたデザインがされるように転換していき、
STGのジャンルの多様化を進ませるきっかけにもなった
(その一方、弾幕の強化などSTG全体の高難度化や、システムの複雑化にも繋がったが、それはまた別のお話)。
「コナミ矩形波倶楽部」が作曲した音楽面でも評価が高く、サウンドトラックやアレンジバージョンも多数発売された。

また、ポーズ中に「↑↑↓↓←→←→BA」と入力する事で可能なフル装備コマンドは、
通称「コナミコマンド」として裏技コマンドの代名詞の一つになっている。
作品によっては自爆する場合もあるけどな!*1

「メタリオン」「ヴィクセン」などの後継機も存在するが、
それらが活躍する作品が今は亡きMSX(パソコン)で展開されていた事もあって知名度は高くない。
でも知っている人は名作と呼ぶんで、ビックバイパーと一緒にカプセル玩具として販売された事もある。
…とか言ってたら『グラディウスリバース』でヴェノム博士と共に遂にメジャーデビューを果たした。
むしろ『沙羅曼蛇』で2P側の自機として登場した赤いカラーリングの派生機「ロードブリティッシュ」の方が、
ビックバイパーの僚機として何かと出番を貰えている関係で多少有名だと思われる。
いずれの機体もビックバイパーの特徴的な先割れ機首を備えておらず、見た目に地味なのも知名度の低さに拍車をかけている。
その後の作品でも派生機や後継の超時空戦闘機はいくつか登場しているものの、
古参ファンのためにビックバイパーも同時参戦してる事が多く、中々ニューフェイスが定着できない結果となっている。
この辺りの事情は、同じコナミ作品の『メタルギア』シリーズとも似た雰囲気がある。
+かなりの余談になるが
日本ファルコムのアクションRPG『ソーサリアン』において「ノーイラテーム」という魔法があるのだが、
敵を貫通する強力なレーザーと地を這う爆撃魔法が飛ぶという、なんとなく『グラディウス』を彷彿とさせる代物である。
この魔法の名「NOILA-TEM」を逆にすると「METALION」、つまり先述の後継機の名前になる事や、
冒険中に拾得できる剣「グラディウス」を鑑定するとこの魔法が使用できるようになる事から、
これは開発者の意図的なパロディだろうと思われる。
ただし、本来『グラディウス』とはラテン語で「剣」、転じて「ローマ式の剣」と言う意味のため、RPGなら普通に出てくる名前
(本来の意味の方は「GLADIUS」なのに対し本作は「GRADIUS」だが)。

しかし、後年リメイクされた『ソーサリアンオリジナル』において、
この魔法はレーザーとミサイルではなく巨大な竜巻で敵を粉砕する魔法に変更されている。日和ったなファルコム
また、派生作品の一つである戦略SLG『コズミックウォーズ』においてはグラディウス宇宙軍と敵対するバクテリアン側にも、
「VIC CYBER」というビックバイパーをコピーしたような生体戦闘機が配備されているが、残念ながら他作品では登場していない。

大御所故に『グラディウス』やビックバイパーをモデルにしたパロディやクローンは数え切れないほど存在するが、
コナミ自身もビックバイパーをモチーフにした機体をスピンオフとして度々出している。
+例えば……
TCG『遊☆戯☆王』にて、「超時空戦闘機ビック・バイパー」の名前でオプション共々カードとして登場。アニメ版にも登場している。
設定上の次世代機である「ビクトリー・バイパー XX03」や、ビックバイパーと同じ超時空戦闘機である、
「ジェイドナイト」「ファルシオンβ」「ロードブリティッシュ」といったKONAMIの他STGの自機もカード化されている。
これらはサポートを共有できる形でカード化されており、現在ではそれらを軸にした専用デッキも組める。

『ANUBIS ZONE OF THE ENDERS』では、前作『ZONE OF THE ENDERS』の主人公が、
ビックバイパー型の飛行形態(ご丁寧にオプションまで牽引している)に変形するロボット、その名も「ビックバイパー零」に乗って登場。

アニメ『Get Ride! アムドライバー』では主人公達が乗るボード(宙に浮くサーフボード。所謂SFアイテムのエアボード)の強化型である、
ボードバイザーやその後継機が、とてもよく似た形状をしている。
ちなみにバイザーとは作中に登場するサポートメカで、パワードスーツに変形する事も可能という代物である。

『パロディウス』シリーズでは、昔は伝説の英雄だった鯛焼き屋台の親父として登場。
操縦手は居らず、バイパー自体が擬人化している様子(そもそも主役もタコのプログラマーだし)。
前述のメタリオン等の登場で過去の人だそうだ。

アニメ『スカイガールズ』では、次期主力戦闘機として登場。
主砲であるレーザー砲、各種ミサイル、無人誘導兵器「オプション」、更にはフォースフィールドまで完備…と、
原作譲りの圧倒的な戦闘力は主人公機である飛行外骨格「ソニックダイバー」を軽く上回るが、
あくまでも戦闘機であるためパワードスーツである飛行外骨格ほど融通も小回りも利かない。
シリーズ中盤から登場して主人公達のライバル的な存在(手柄争い的な意味で)として活躍したが、
最終的には戦闘力だけでは解決が不可能だったために、敵中枢に突入する主人公達の支援に回った。
1:13~

音ゲーシリーズ『beatmaniaIIDX』『pop'n music』にメドレー曲「GRADIUS -FULL SPEED-」が収録されており、
ムービーには『グラディウス』のゲーム画面が使用されている。
『pop'n music』ではビックバイパーがファミコン版1作目のグラフィックのままでキャラとして登場。アニメではビッグコアなども登場する。
さらに、2Pカラーにすると『グラディウス』の続編にあたる『沙羅曼蛇』に登場した「ロードブリティッシュ」となる。
自キャラにするとビックバイパーの弾がたまに画面を横切るのがちょっと邪魔。
余談だが、『pop'n music』での隠し曲出現条件はコナミコマンドを模したものとなっていた。音ゲーなのに。

この他、実際に本編中では使用されなかったが、『GuitarFreaks』および『DrumMania』シリーズでは、
『グラディウス』をイメージした楽曲がシリーズを支え続けた作曲者である古川元亮氏によって作られ、
ムービーではビッグバイパーらしき物のシルエットも確認できる。

ホラーガンシューティング『サイレントヒル ザ・アーケード』では、UFOエンディングにおいて登場。
主人公達が敵の黒幕(本編では一般人かつ故人)を追いかけるべく何故か放置されていた本機に乗ると、
ファミコン版1作目のプレイ動画とスタッフロールが流れ始める。

シミュレーションRPG『ヴァンダルハーツ』ではビックバイパーの形をした「グラディウス」という剣が登場。
通常のプレイでは絶対に入手できず、『電撃プレイステーションD』の付録CDに収録されたセーブデータをロードする事で買えるようになる。
武器としての性能が高く、さらに使用する事で効果範囲が非常に広く防御不能の「リップルレーザー」で攻撃できる。

RPG『フロンティアゲート』では無料追加アイテムとして「超時空剣ビックバイパー」なる大剣が登場。これまた見た目がそのまんまである。
同時リリースされた「両手剣の超時空奥義」を入手する事で原作さながらのレーザーを撃つ事も可能。
ちなみに宿敵ビッグコアも超特大サイズの盾(これも武器)として登場している。
いずれも装備中は隠し操作で戦闘曲を原作のものに変更可能。

フィギュア連動ゲーム『武装神姫バトルロンド』(現在はサービス終了)では、特定のミッションを複数クリアする事で「オプション」を入手できた。
装備するとビックバイパーと同型のオプションを支援ユニットとして装備でき、追撃スキル「レーザー・オブ・ネメシス」を使用可能。
そしてサービス終了後ではあるが、実物のフィギュアとして「ビックバイパー型」武装神姫ヴィルヴィエッタがリリースされている。
通常時はビックバイパー型だが人型ロボに変形でき、更にはパワードスーツとして神姫(ヴィルヴィエッタ)に装着させる事もできる。
姉妹機のリビルエートは赤いが、ロードブリティッシュではなく翼の形が違うビックバイパー扱い。
余談だが、玩具的には前述のアムドライバーの大きなお友達向けな後継品であり、
アムドライバーの武装を神姫に装備させるファンも少なくない。おかげで売れ残りを処分できたとも

パズルゲーム『マックスウェルの不思議なノート』及び続編『スーパースクリブルノーツ』では、「ビックバイパー」と入力すると召喚可能。
乗り込むと空中を飛行できる上に前者では対地攻撃、後者では前方ショットで攻撃も可能。
機体が大きいのが難点だが、プレイヤーの工夫次第ではそれすら克服可能。

アーケードカードゲーム『モンスター烈伝 オレカバトル』においては、頭部の形状がビックバイパーに酷似した「時空竜ビックバイパー」が登場。

本作には以前からゲストキャラクターの参戦があり、ビックバイパーが登場するなら既に多数いる機械系のキャラクターになると思われていたためか、
ドラゴン且つメカ要素のない生物として登場するという斜め上すぎる参戦形態は多くのプレイヤーに衝撃を与えた。
使用する技も「インパルスブレス(通常ショット)」「レーザーブレス(レーザー)」「対地キック(ミサイル)」など、
本家の武装をドラゴンらしくしたものになっている。
「オプション召喚」「フォースフィールド」に関してはほぼそのまんまである。
全体攻撃を得意とするドラゴン族としては珍しい単発攻撃重視だが、
ゲージ技はきっちり全体・多HIT攻撃なので相手にゲージ溜めの余地を与えてしまうのが玉に瑕。
一応フルヒット時の総合火力は高いのでボス戦においてトドメに使えない事もないが。

ボスキャラとしても登場し、コナミコマンドを入力する事で確実に戦える。
戦闘後は稀にアイテムの「グラディウス」が手に入り、これを特定条件下で使用する事で仲間にする事ができる。

(以上、Wikipediaより抜粋・改変)


MUGENにおけるビックバイパー

ファミコンSTGキャラに定評のあるFoxtrot氏が製作したビックバイパーが最も動画内で見かけられる。
ジャンプやしゃがみが無く、方向キーで画面内を自由に動ける。この辺りは他のSTGキャラと同じ。
Aボタンでショット、Bボタンでパワーアップ、Cボタンで武装の選択が可能。
残機制になっており、一回でも攻撃を当てられると残機が一機減る。三機無くなると終了。
ちなみに一機失なった時にパワーが1000以下の場合、パワーが1000に自動的に上がるようになっている。

この他にも海外の方で作られたビックバイパーも存在している模様。
だが、どちらのビックバイパーも公開終了およびサイトが閉鎖されているため入手不可。

2010年には、FA-007GIII氏によってゲームボーイ版グラディウスシリーズ『ネメシスII』仕様のビックバイパーが製作された。
対戦開始時に武装が選択できる他、前方から飛んでくるパワーカプセルをキャッチするか、ゲージを消費する事で武装を強化できる。

他のSTGゲームに挑むバイパーの勇姿……ってそういうゲームじゃn(ビシャーン

+大会ネタバレ
某大会では追加枠にてうp主の操作で参戦。ツインビーで鍛えた腕は伊達じゃない!
格ゲーの大会であるにも拘らず、対戦相手が頭にしか当たり判定の無い巨大キャラだったり弾幕STG出身だったりと、
ランセレに定評のある氏の大会らしく非常に空気を読んだシューティングゲームを展開。
「ボイスが無くて寂しい」という理由でゆっくりボイスによる実況が付けられ、視聴者を大いに楽しませた。

この試合が好評だったため、本戦での出番終了後は特別試合にて視聴者のリクエストによる対戦を行っている。
が、その相手はゲーかつ無理ゲーな連中が束になって襲ってくるという、もはやどう考えてもイジメである。
リクする視聴者も視聴者だが、そんな奴らにたった1機で戦いを挑み続けるうp主うp主である。
そしてとうとうシリーズ化してしまった。


出場大会

出演ストーリー

プレイヤー操作



*1
コマンド自体があまりにも有名なため、安易に入力させない措置と思われる。
なおこの場合ちゃんとしたパワーアップコマンドも別に用意されている事が多く、
←→がLRに置き換えられるなど大体似たコマンドになっている。


最終更新:2020年05月13日 13:52