カメーバ


1970年8月1日に公開された、東宝製作の特撮映画『ゲゾラ・ガニメ・カメーバ 決戦!南海の大怪獣』に登場した怪獣
別名「大亀怪獣」。体長20m、体重2万8千t。
名前の由来は「亀」+「アメーバ」か。

先に出現したゲゾラガニメと同様、南海の孤島セルジオ島に棲息するマタマタガメがアメーバ状の宇宙生物に憑依されて巨大化したもの。
最大の武器は頑丈な甲羅と伸び縮みする首であり、劇中では首を伸ばして噛み付いたり、
首を相手の下に潜り込ませてから高く相手を突き上げるなどの攻撃を披露した。

劇中ではゲゾラに続いて一体目のガニメが倒された後に二体目のガニメと共に登場する。
当初は島民達を追い詰めていたが、主人公達の活躍により憑依している宇宙生物の弱点である超音波を放つコウモリが空に解き放たれ、
超音波を浴びた宇宙生物は発狂してしまう。
その結果、ガニメと同士討ちを起こしてしまい、最終的には揉み合いの末に共に火山の噴火口へ転落し、宇宙生物共々死滅した。

また、2003年に公開された映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』にも他の二体を差し置いて登場…するが死体として登場する。
劇中では九十九里浜の海岸に打ち上げられているのを発見される。
頸部には「巨大な爪で引っ掻いた」ような傷跡が存在し、作中ではゴジラに襲われたことによるものだと推測されている。
出番としては以上であり、生きている姿は描写されず専らゴジラの存在を示唆する役割が大きい。
余談だが、命名者は『 決戦!南海の大怪獣』に登場した宮博士と言及されており、ゴジラシリーズ外の作品にも拘らず設定上の繋がりが示唆されている。
また、登場人物の一人からはその名前について「もう少しマシな命名の仕方は無かったのか」とツッコまれている。

+ 映画作品以外でのカメーバ
変わったところでは1972年の低予算特撮TV番組『行け!ゴッドマン』にも登場。
何故か下顎が取れた痛々しい姿で海岸に上陸し、5分×3日の放送時間の間、ひたすらゴッドマンにボコられていた。
着ぐるみの動きづらさもあってろくな反撃シーンは無いものの、珍しくトドメを刺されずに海へ逃亡している。

2017年に刊行されたアニメ映画版ゴジラの前史小説『GODZILLA 怪獣黙示録』においては、
カマキラスを葬ったバンカーバスター(実在する地中貫通爆弾)すら通用しない強固な甲羅を持つ怪獣として登場。
また、ゴジラと戦って敗れたと思しき、右前足が欠損した体長60mほどの個体「カメーバⅣ」が登場している。
一応、上記『東京SOS』のオマージュともとれるが、わざわざ「カメーバの近似種」と別怪獣扱いされており、
カメーバ(体長20m)にしては巨大すぎるので、他作品の亀怪獣だったのではないかとネタにする人もいる。

(以上、Wikipediaより一部抜粋・改変)


MUGENにおけるカメーバ

怪獣キャラでお馴染みのカーベィ氏により『ゴジラトレーディングバトル』のスプライトを使用したものが存在。
2024年にkMIKEj氏が描いたスプライトを用いたものに更新され、アニメーションの枚数が増えた他、性能も更新前とは大きく変わっている。

技には劇中でも見せた首を伸ばす攻撃が多く、頭突きや噛み付きなど一通り揃っている。
技自体はリーチが短いものが多いものの、その分連続で攻撃できるものが多いため、劇中のイメージに比べるとかなり素早く動くキャラとなっている。
必殺技には威力の高い「噛みつき」や相手との距離を詰めることができる「とびかかり」のほか、
相手の攻撃時に発動すれば反撃できる「カウンター」が搭載されている。
超必殺技は全て1ゲージ技で、「必殺噛みつき」「連続突き」「すくい上げ」の三つが搭載されている。

AIもデフォルトで搭載されており、積極的に相手に近付いて連続攻撃を狙っていくものとなっている。
共演繋がりでガニメやゲゾラと組ませたり、亀モチーフ繋がりでガメラと組ませてみるのも面白いかもしれない。

また、defファイルの登録名を変えることで『ゴッドマン』に登場した時の姿も使用可能となる。
色や鳴き声が変わる他、劇中同様顎が外れているが噛みつき攻撃等の性能は変化しないのでご安心を。

また2025年には『東京SOS』版も同じくカーベィ氏によって製作された。
性能は昭和版と同じものとなっている。

出場大会



最終更新:2025年04月02日 01:23