ゾッド将軍


"I exist…only to protect Krypton.That is the sole purpose for which I was born.
(クリプトンを…守り抜くという事。ただそれだけの為に私は生まれたのだ。)

 And every action I take……no matter how violent…or how cruel…
(どれだけ暴力を振るおうと……いかに冷酷で…残虐だろうと…)

 …is for the greater good of my people…And now……I have no people.
(…全てのクリプトンの民を…守る為だった…だが今や……守るべき民はいない。)

 My soul……that is what you have taken…from me!"
(我が魂……それを、お前は…私から奪ったのだ!)

+ 日本語吹替声優
西沢利明
『II 冒険篇』(テレビ朝日旧版)
坂口芳貞
『II 冒険篇』(TBS版)
山路和弘
『II 冒険篇』(テレビ朝日新版)
青山穣
『スーパーマン(DCアニメイテッド・ユニバース)』(ジャクス゠ウル将軍名義)
広瀬彰勇
『マン・オブ・スティール』

DCコミックの代表作『スーパーマン』シリーズに登場するヴィラン。使徒とは関係ない。
初出は1961年の『Adventure Comics #283』。
レックス・ルーサーブレイニアックダークサイドと並ぶスーパーマンの宿敵である。

フルネームはドゥルー=ゾッド。身長190.5cm。体重104.3kg。
クリプトン人でありクリプトン軍最強の指揮官だったが、政府へ反逆した罪で牢獄であるファントムゾーンに幽閉される
脱獄した頃には既にクリプトンが滅びた後であり、自身を幽閉した者への復讐を誓う。
狙いを定めたのはゾッドの看守の息子カル=エル…即ちスーパーマンである。
クリプトン人だけあって飛行・ヒートビジョン等の能力を使う事ができる。
直接的な戦闘力も高いが、元指揮官だけあって指揮能力にも長けており、どちらかというと部下に指示を出して敵を排除する事が多い。
性格もさる事ながら胸には「Z」マークが刻まれている等、正に「悪のスーパーマン」と言えるキャラである。

+ 実写映画版
『スーパーマン』および『スーパーマンII 冒険篇』ではテレンス・スタンプ氏が演じた。中世貴族かサーカスみたいな衣装の場違い感が凄い
エッフェル塔を占拠したテロリストが所持していた水爆をスーパーマンが大気圏外に放り捨てた際の爆発によって、
幽閉されていた空間から腹心二人と共に脱出に成功するという展開になっている。
クラークが恋人ロイスとの関係に悩んで普通の人間になろうとしていた隙に好き放題に暴れ回り、遂にはロイスを人質に取って、
超能力を奪う装置でスーパーマンを完全に無力化しようとした。
…が、最後の詰めを誤って逆に超能力を奪われ、腹心共々なすすべなく拘束された。
ちなみに腹心のアーサ(原作におけるファオラに相当)とノンは映画が初出のキャラで、後に原作にも逆輸入されている。

『マン・オブ・スティール』ではマイケル・シャノン氏が演じた。
クーデターの際にカル=エルの父・ジョー=エルに協力を要請したが、拒否されたため彼を刺殺。
クリプトン星の滅亡によって幽閉から解放されたゾッド将軍は、惑星改造装置の中枢と共に地球に送り込まれたカル=エル、
クラーク・ケントを探して地球に姿を現す。
「クリプトンの未来の為」とクラークの説得を試みるゾッドだったが、彼の目的が惑星改造装置による地球のクリプトン化、
ひいては人類の滅亡である事を知ったクラークは、惑星改造装置を破壊してしまう。
激昂したゾッドは人類を皆殺しにしてやると宣言、メトロポリスで壮絶な市街戦を繰り広げた末にスーパーマンに拘束される。
しかし、なおも抵抗を諦めず無関係な家族に熱線を放とうとしたため、首の骨を折られ死亡した

また、テレビドラマシリーズ『ヤング・スーパーマン』シーズン9では、彼のクローンがレギュラーキャラとして登場。
演じたのはカラム・ブルー氏で、クリプトン人の新たなユートピアを地球上に築くため、陰謀を巡らせた。

ゲーム情報サイト「IGN」が開催したコミックヴィランランキング「The Top 100 Comic Book Villains」では、
プロフェッサー・ズームシュレッダーを抑えて30位にランクインしている。


MUGENにおけるゾッド将軍

Shining氏、Wink氏、Zvitor氏、carpa5氏、skhsato123氏の5名による共同製作のMUGEN1.0以降専用キャラが存在。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
GIANNI from PARTINICO氏のサイトからも入手可能だが、そちらは古いバージョンなので注意。
ベースとなっているのはZvitor氏のバスチオンで、改変元と同じく『MVC』風仕様となっている。
ちなみに、イントロやストライカーで姿を見せる2人の部下は『スーパーマンII 冒険篇』に登場したアーサとノン。

クリプトン人お馴染みのヒートビジョンの他、回転しての竜巻攻撃やタックル、瞬間移動して相手の背後から体当たりする「warphit」、
指揮官らしくストライカーとしてアーサを呼び出したりするなど多彩な必殺技を持つ。
特に「warphit」は相手の位置によっては当たらなかったりするものの、発生が早い上にガード方向が逆になるので地味に凶悪である。
超必殺技も怪しげな光線銃で相手をファントムゾーン送りにする「phantom zone」や、
一定ダメージを受けるまで自動で攻撃してくれるノンを呼び出す技など粒揃い。
なお、Readmeはバスチオンのままなので注意。

AIはデフォルト搭載されている他、Mammalman氏による外部AI&改変パッチも公開されている。
デフォルトAIは対人レベルの強さと言った所で、ガードが緩く起き攻めなどで封殺されてしまう事も多いが、
ストライカーとの連携で大ダメージを叩き出したりするので中々侮れない。
特にノンはAI殺しとしても機能するため、彼を呼び出すか否かでかなり強さが変わってくる。

Mammalman氏のAIパッチは上記の通り改変パッチも兼ねており、
導入するとカラーパレット及び大ポトレが調整される他、性能も大きく変更される。
+ 主な変更点
  • 全体的な火力の低下
  • タックルを空中で使用した際の軌道が変化
  • 竜巻の攻撃判定が大幅に強化
  • 「phantom zone」のゲージ消費量が2に増加し射程も短くなるが、ガード不能に
  • 「warphit」が相手をサーチするようになり、実質ガード不能に
  • ヒートビジョン(超必殺技版)にスーパーアーマーが追加
  • 超必殺技の拡散ヒートビジョンが氷の息に変更され、性能も変化

ストライカーや強化された技をフル活用し、エリアルも的確に決めてくるため非常に手強いAIで、
相性にもよるが恐らく凶クラス相当の強さを持っていると思われる。
Mammalman氏AIパッチ(公開先へのリンク有り)。
お相手はオカチャンマン氏の真・豪鬼

この他に部下2人も独立したキャラとして製作されており、GIANNI from PARTINICO氏のサイト及び「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
ただし、前者で公開されているものはゾッド将軍と同じく古いバージョンなので注意。

出場大会

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最終更新:2023年06月05日 21:45