仮面ライダーカイザ


 ■スペック
 身長:189cm
 体重:95kg
 ジャンプ力:ひと飛び30m
 パンチ力:3t
 キック力:7t
 走力:100mを6.3秒
 必殺技:ゴルドスマッシュ(23.5t)

「俺が何も言わないのは……君を守るためだ!」

((::X::))

+ 担当俳優・声優
村上幸平
『555』、『ガンバライジング』(ライダータイム第二弾以降)、『バトライド・ウォー創生』
三浦祥朗
『ガンバライド』
砥出恵太
『クライマックスヒーローズ』シリーズ
阿座上洋平
『バトライド・ウォー』シリーズ(『II』まで)

2003年に放映された、平成仮面ライダーシリーズ第4作『仮面ライダー555(ファイズ)』に登場する仮面ライダー。
第10作の『仮面ライダーディケイド』にも登場している。
ファイズ(555)同様「913」の3つの数字で「カイザ」と表し、姿はギリシャ文字の「χ(カイ)」がモチーフとなっている。皇帝(カイザー)は無関係。
ファイズが○を意識したデザインに対し、×を元にしたデザインとも言われる。
ちなみに一番最初に登場したファイズの複眼部分は◯に一本線(|)、二番目登場のカイザは二本(×)、
三番目登場のデルタは三本(γ)。
しばし「X(エックス)」と誤読されるが、仮面ライダーXでは過去作になってしまうので注意。
後にスーパー戦隊シリーズの方で「ゼンカイザー」が登場しているが、こちらのカイザとは関係無い
ゼンカイザーブラックが出演する『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』のメインライターが井上敏樹氏という共通点はあるが)。

主な装着者は「草加雅人(くさか まさと)」(詳細は後述)。
ファイズに続いて登場した二人目のライダーで、
ファイズより出力の高い黄色のフォトンブラッドを採用しており、瞬発力では劣るがパワーはファイズより高い。
また、高出力フォトンブラッドを安定供給するため、
フォトンストリーム(光るライン部分)の一部が二重線(ダブルストリーム)になっているのも特徴。
剣としても使用可能な銃「カイザブレイガン」を使った斬撃を得意とする。
ファイズとは異なり誰でも変身することが可能なのだが、オルフェノクでない者が変身すると、
変身解除後に灰になり死亡してしまう。よって劇中では「呪われたベルト」と呼ばれていた。草加雅人なら大丈夫~♪
ちなみに映画版では特殊な薬で強引に一時的な適合者になった菊池啓太郎が変身した反動でベルトが灰になり、
TV版では木場が変身したら今度はアークオルフェノクの攻撃でカイザフォンが見事にクラッシュ、
バラバラに粉砕されて使用不可能になるなど、清清しいまでに呪いのしっぺ返しを食らっている。
+ TV版追記、完全ネタバレ
TV版での装着者は殆ど死亡、唯一死ななかった人物も完全に人間を辞めているなど、総じてロクでもない末路を辿っている
(カイザギアに適合してなかった場合は言うまでも無く、適合していた場合でも別の理由で死んでいる)。
揶揄でもなんでもなく、ガチで呪い掛かってんじゃないかこのベルト?
巧が装着してなくて本当に良かった。
映画版で逆にベルトをカイザフォンごと灰にして全然被害を被らなかった啓太郎と、彼を一時的な適合者にした薬の開発者は本当に偉大である

……最終的にアークオルフェノクに破壊されたが、それで正解と思わずにいられない。敵ながらよくやった

+ 装着者・草加雅人について(※ネタバレ注意)

「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ!」

年齢21歳の大学生。
頭脳明晰かつスポーツ万能、表向きは爽やかな好青年だが、その本質は陰険で嫉妬深く、自己中心的。
気に入らない相手に対しては露骨に嫌な態度や行動をとり、徹底的に迫害する陰湿極まりない性格である。
ある理由で全てのオルフェノクを悪と決め付け倒そうとしており、
オルフェノクの中にも人間の心を残したものがいると考えている主人公・乾巧とは正反対と言える。
そのこともあってか巧はとにかく気に入らないらしく、あの手この手を使って彼を貶めようと画策する。
しかし気に入らない相手でも(例え巧であろうとも)戦闘中に協力し合う必要が出れば迷わず手助けできる程度の協調性はあるし、
中盤での「俺を…!真理を…!みんなの命を!!お前はあぁっ!!」という叫び(対象は巧*1)からも窺えるように、
正義感非常に強いのだが、その美点を台無しにする程に極めて自己中心的な性格のため、
自分の行動が全て正しいと信じており、非常に性質が悪い。

作中のヒロイン園田真理と同じく、九死に一生を得た孤児を集めた施設「流星塾」の元塾生。
過去には体が弱く、他の塾生に虐められていたが真理に助けてもらっていた。
このことからか、真理に対して特別な好意を抱いていることが作中何度も描写されている。
ただしそれは「俺の母親になってくれるかもしれない女なんだよ!!」という台詞に代表されるように歪みを抱えたもので、
言い争いの中この台詞を面と向かって聞かされた巧も絶句とは行かなくとも、その病みっぷりにドン引きした。*2
そのため真理に信頼や好意を寄せられている巧やホースオルフェノク・木場勇治を敵視しており、
作中では何度も策を弄して二人を戦わせた。

雅人の策があまりにも上手くいく為ネタにもなっており、
特に木場を騙す所からいつのまにかファンの間で使われるようになったネットスラング 乾巧って奴の仕業なんだ は、
ゴルゴムの仕業」や「おのれディケイド」と並ぶほど有名になった。
なお「乾巧って奴の仕業なんだ」という台詞は劇中で発してないものの、複雑な会話の応酬の中でも、
特にインパクトが強い部分が抜き出され、ファンの間で自然発生的に使用されるようになった物であったが、
何とガンバライド9弾にてまさかの公式化を果たし、挙句の果てにプレミアムバンダイで販売された、
『COMPLETE SELECTION MODIFICATION カイザギア』のPVに出演した村上氏本人が発言した

ちなみに策の方は途中でバレており、そこら辺から徐々に孤立し始める羽目に。
更にはその前後で真理に痛い所を突かれた際に逆ギレして衝動的に平手打ちをかましてしまう。
流石にすぐに謝ったがこのやらかしで男を思いっ切り下げてしまい、とうとうファンの中にも彼を見放す者が出始めてしまう。
また策を弄して騙した件に関しては木場からとんでもなく根に持たれてしまっており、やがて後述する悲惨な最期の遠因となった。
トラウマから自分を裏切る者・騙す者を断じて許さず、該当者は容赦なく攻撃…というか高確率かつ問答無用で殺害するという、
木場の危険極まりない欠点を見抜けなかったが故の失敗であろう。
同情の余地は全く無いと言えばそれまでとはいえ…。

人間でありながら、オルフェノク以外が装着すると死ぬはずのカイザギアを装着しても死ぬことがないという特異体質。
これは流星塾の同窓会において塾生が皆殺しにされた後、オルフェノク因子を埋め込まれ蘇生させられたことに起因している。
つまり一種の半オルフェノク化とも言える状態なのだが、これを改造人間と同じような状態だと考えるならば、
彼もまた昭和ライダー達の抱える悲哀に通じる物を持っている仮面ライダーである、と言えるのかもしれない。
なおウェットティッシュで手を拭く癖があるが、これも虐殺現場に立ち会った時に負ったトラウマによるもの。
当初は涼しい顔で拭いていたのだが、真実が視聴者に公開された後……もとい番組後半では必死の形相で拭いていた。
おそらくその頃には涼しい顔を出来るだけの余裕がもう心身共に無くなってしまったのだと思われる。

ベルトの所有者が複雑に入れ替わる本作において、
何気に作中でただ一人全てのライダーギアを身につけ変身しているため「三冠王」の異名を持つ。

+ その末路
その末路は各種媒体によって異なるが、その殆どが悲惨だが自業自得を絵に描いたようなものである。

本編後半、度重なる変身の末、雅人の「オルフェノクの記号」が消えかかっていることが発覚し、
カイザギアの装着に支障をきたすようになる。
流星塾の創設者であり、真理たちの父親代わりでもあったゴートオルフェノク・花形は雅人にそれを警告するが、
雅人はそれを聞き入れず、戦い続ける道を選ぶ。
その後スマートブレインのトップとなった木場が真理を誘拐したことを知り、真理を助けるため最後の戦いに赴く。
しかし戦闘の最中、遂にカイザギアをまともに操れない状態にまで消耗し、ラッキー・クローバーの三人に打ちのめされ瀕死の状態に。
そして彼はカイザギアを木場に奪われ、首の骨を折られて絶命する
目を覚ました真理は必死に雅人の姿を探し求めるが、真理は彼を見つけることが出来ず、その灰化した遺骸は、
雅人と真理との思い出の写真を残して風に吹かれて飛んでいく……という平成ライダーの中でも指折りの悲惨な最期を遂げる。
ちなみにこの最期、事前に「(555のキャラで)誰に殺されたくない?」と村上氏に質問したら「木場」と即答されたので、
井上氏は雅人の末路を「木場に決定的に敗北した末に追い討ちでトドメを刺される」に決めたとのこと。
結果というか極めて当然のことだが、脚本に描かれていた雅人のこの死に様の箇所に目を通した村上氏は半ば冗談抜きでマジ切れしたんだとか
彼の死は真理だけではなく巧や仮面ライダーデルタ・三原など多くの登場人物にもショックを与えており、
周りとの折り合いは悪くとも、強く信頼されていたことが分かる。

「草加…俺の中で生きてくれ。
                君の強さを、俺にくれ…」

劇場版『仮面ライダー555 パラダイスロスト』では人間解放軍の用心棒として登場。
真理以外の人間には高慢な態度をとる、TV版の嫌な部分だけを抽出したような性格になっている。
序盤こそツールを駆使して雑魚オルフェノク相手に無双するものの、
スマートブレイン側に所属する仮面ライダー・サイガと一騎討ちになった際、
サイドバッシャーを繰り出し奮戦するが、手も足も出ずにやられてしまう。
挙句の果てにはサイガの装着者・レオに「After all, you are only human」(所詮、君はただの人間だ)
とまで言われてしまい、あっさり使徒再生の触手で心臓を貫かれ、灰化するという最期を迎えた。
要はゲストライダーであるサイガの強さを強調するための噛ませ犬的な扱いを受けてしまったのだ。
……先述のとおり厳密には雅人はただの人間ではないのだが、劇場公開時は「記号」の設定が出ていなかったため致し方ないだろう。
そもそも純粋なオルフェノクと異なり、肉体的には普通の人間と変わらない訳だし

反面、桜庭一樹による劇場版ノベライズ『555』における雅人は、ちょっと自己中&捻くれてる程度で、
TV版や映画版と比べると大分まともな人物として書かれている。
その散様も映画とはまた違った形になっているので、映画版での所業と言動、そして扱いの微妙さに憤慨した人は是非触れて欲しい。

「パーティ、行きたかったな。女の子たちと踊りたかった」

一方、TV版メイン脚本の井上敏樹氏によるTV版のノベライズ『異形の花々』では子供向け番組のリミッターが外れ、
上述の非道っぷりに加え、真理を強姦したり(その後も関係を継続)、量産型カイザの集団で結花を虐殺したりと、
完全に人間のクズと言ってもいいほどの酷い暴走をしている。
最終的には、結花が殺されたショックでオルフェノクの本能に人間の理性を呑まれてしまったホースオルフェノクの襲撃を受け、
手足と顎を捥がれた挙句、そのショックで幼児退行を起こしてしまう。
その後崖から突き落とされ、何とか友人の沙耶に助けてもらったものの、
雅人に惚れている沙耶にダルマ状態でそのまま監禁され飼われる……という何とも悲惨かつ天罰覿面な末路を迎えた。
また、ウェットティッシュで手を拭く癖の理由もTV版とは異なり、
孤児となり流星塾に入る前に川で溺れた際、母親に助けを求めるも、手を突き放されたことによるトラウマが原因とされている
(小説版ではスマートブレインは存在しない設定で、流星塾も一般の孤児院という設定)。

もうだいじょうぶだ。
きっと、まりちゃんがたすけてくれる。
いつものように、ぼくの手をにぎって、たすけてくれる。

文庫化にあたって加筆された5年後では、沙耶がオルフェノクの寿命で死んだ後、
世話する人物の不在で「スズメ蜂の巣のような茶色い塊」になるほど衰弱して死んだが、オルフェノクに覚醒してしぶとく復活。
しかも再生して元の人間の姿と精神を取り戻していた。だが真理への歪んだ愛情は変わらずむしろ悪化。
彼女と共に暮らしていた少年・勇介(結花と啓太郎の子供で、オルフェノクと人間のハーフ)を騙して真理を誘拐し、
欲望のままに喰らおうとするも、乱入してきた巧/ファイズによって一刀両断されてあえない最期を迎えた。
変身するのは蜘蛛の特質を持つスパイダーオルフェノク。……TV本編での関係を考えると妙な因果である。

映画の前日譚として書かれた小説『HERO SAGA MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』にも登場。
スマートブレイン社から真理に送られた青い薔薇の花束(オルフェノク因子が仕込まれている)を見て、
嫉妬のあまり踏みつける、三原修二を薔薇の送り主だと誤解して奇襲する(直後に三原はローズオルフェノクに殺害される)、
巧が守ろうとした少女マミがオルフェノクになってしまったからと倒してしまう*3など、様々な悪行をやらかしている。

「ま、まさか花束のことか?……草加、誤解だ。オマエ何か勘違いをしているぞ」
「どうでもいいさ……。これでお前も終わりだよ」


一応味方ライダーではあるのだが、策略で味方を陥れたり、あまりにも手段を選ばないなど敵役として描かれることが多く、
悪辣過ぎる本性と劇中での度を越した獅子身中の蟲っぷり(演じた人をして「嫌な奴」と言わしめたほど)から、
「平成ライダー史上最も嫌な奴」という大いに不名誉な蔑称を付けられ、多くの視聴者に徹底的に嫌われた。
『仮面ライダーフォーゼ』のメインライターである中島かずき氏もインタビューにて、
「平成ライダーは子供向けにはハードすぎる」と語った際に、草加とカイザを名指しで批判している。
反面、そのあまりの卑劣ぶりは、既にギャグの領域にまで昇華されており、一部からは圧倒的な支持を得るネタキャラにもなっている。
その一方で過去のトラウマに苦しみながらも必死に抗い、陰険ながらも一貫した言動や、最後まで自分の信念を貫き通した生き方、
そしてその素敵な台詞回しや顔芸から人気は高く、今なおコアな人気を誇るキャラクターである。
現在でも、平成ライダー界隈では彼のような積極的に和を乱そうとする陰険な味方キャラを、
「草加系キャラ」(所謂イヤミ系、主人公と対立系のキャラクター)なんて呼ぶことがある。
ちなみに彼に限らず平成ライダーの2号ライダー系ポディションのキャラクターは主人公と対立し嫌う嫌われるの関係だったり、
そうでなくても主人公の思考に否定的だったりするパターンが多いがなんだかんだでいい奴だったり、
和解、協力するパターンが多いのに対し、最後まで嫌な奴を貫き通したキャラクターは草加雅人ぐらいだけだったりする。
そのせいか、同じ時期に放送していたアニメのラスボスライバルと比較されるなどのネタも多く見られ、MUGENでもこの二人専用の掛け合いがある。

余談だが、劇中の人物(や視聴者)からは名字の「草加」で呼ばれることが多いが、
脚本上での(人物の台詞を除いた)地の文では「雅人」となっており、
前述の小説版2作を始め大抵のライダー関連の書籍表記もそれに倣っている。

+ 他の装着者
終盤においては雅人からカイザギアを奪ったホースオルフェノクこと木場勇治が変身している。
…三代目ED曲の1番の歌詞が草加っぽいのに対して2番は彼を思わせる辺り、何かしら関係を感じるものである。

また草加雅人が登場する以前にも、彼と同じく流星塾出身の高宮航太、西田清高、神道貴久という三人の人間がカイザに変身し、皆死亡している。
西田は巧の前で最初にカイザになった人物で、クロコダイルオルフェノクを撃破する大金星を挙げ、死亡。
正義感の強い好青年で、「こいつが2号ライダーかー」と思ってたらあっさり死んでテレビの前で呆気にとられた視聴者も多いだろう。
次に変身した神道は、復活したクロコダイルから仲間を守るために変身するものの、ベルトを弾き飛ばされてしまい変身が解けて、死亡。
ここまではまだ良いのだが、問題は最初に変身した高宮である。

そもそも「ファイズとオルフェノクの戦いを高い場所から見つめる謎のライダー」というのが、カイザの初登場シーンであり、
その時は台詞も無く、ファイズがオルフェノクを単独で撃破したため戦闘シーンも無かった。
まぁ、平成ライダーでは割と定番の顔見せパターンである
(『超MOVIE大戦ジェネシス』では、 仮面ライダーネクロム がこれと似たようなことをしている)。

…が、後に「変身したら死ぬ」というカイザギアの特性が明らかになり、状況や登場人物の台詞などから、
あの時のカイザは変身した後ただ突っ立って見物しただけで死んだ高宮くんという、
あまりにも悲しすぎる事実が判明した。そんなのってないよー!!

+ 中の人などいないんだよ!
演じる村上幸平氏も草加雅人というキャラクターとそのファンを大事にしており、
毎年9月13日には「カイザフェスティバル」として自身のHP上で祝っている(現在形)。
下記のバトライド・ウォー創生で本人なのに似ていないと言われたことを相当気にしていたようで、
『COMPLETE SELECTION MODIFICATION カイザギア』での名台詞の収録では、
収録前にバンダイが用意してくれた放送当時の音声を一つ一つ聞いてから収録に臨んだとか。
更に「こんな台詞もありますよ」と収録する台詞を提案したりしたらしい。
また氏が『動物戦隊ジュウオウジャー』で演じている「バド/ジュウオウバード」が、どこかで見た海岸かつ携帯電話型アイテムで変身したり、
変身すると命に危険があったりしたため、草加を知っている視聴者どころか東映公式にすら突っ込まれていたのだが、
本人もそのことについてブログやカイザギアのインタビューで触れている。
ちなみにバドは草加とは逆に主人公にだけ優しく、「次変身したら死ぬ」という状況で、
仲間たちを信じて後を託したため最後まで生存と、草加と真逆の展開になっている。

555の脚本家・井上敏樹氏とはとても深い親交があり、ファンからは井上信者の筆頭として扱われている。
どれほどかと言うと、彼のブログに「井上敏樹」というそのまんまのカテゴリが用意されており
井上氏がふるまってくれた料理や井上氏の脚本作品・小説などの紹介をしているほど。

その繋がりで井上氏が脚本を担当したアニメ作品『ギャラクシーエンジェル』ではカイザ・ムラカミ役で出演した
(あくまでも井上氏との縁が切っ掛けで出演したため、出演回の脚本を担当したのは別人)。

また、コンパイルハートから発売されたRPG『フェアリーフェンサー エフ』と、
PS4でリテイク作品の『ADVENT DARK FORCE』にも井上脚本のよしみで声優として出演しており、
特に前者では、クリア後に聞けるキャストコメントで名言をアレンジしてブッ込んでいたりする。草加自重しろ

そして井上氏がメインライターを担当している『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』の終盤にも氏が出演している。
ちなみに『ドンブラザーズ』には「令和の草加雅人」と評されている戦隊メンバー「雉野つよし/キジブラザー」が登場しており、
井上氏も劇中の雉野の言動に、草加を交えたツイートを多数していたため、氏の出演が発表された際には視聴者の間で色々な意味で話題になった。
そして本編終了後には草加スマイル&雉野スマイルのツーショットが掲載された。
なお出演が発表される前、主要キャストの面々がオールアップを発表した後でも「ドンブラザーズでたいなー」とか白々しくツイートをしていた
また、『ドンブラザーズ』で氏が演じた役柄は同作のラスボスの一人なのだが、
草加が前述の通りカイザギアを木場に奪われた挙句カイザに変身した木場に殺害されたのに対し、
こちらは敵幹部の一人を襲撃して怪人態を奪い消滅させるという、ある意味では対照的な扱いだった。

+ カイザの所持ツール
  • カイザフォン
ファイズと同じく携帯電話型トランスジェネレーター。変身の際に入力するトランスコードは「913」。
折り畳み式のファイズフォンに対しこちらはリボルバー式になっているが、画面は下側にあるためかなり小さい。
  • フォンブラスター
カイザフォンを横に傾けることで完成する光線銃。
下記のカイザブレイガンと特性が被っていた上にブレイガンが便利すぎたので、劇中では殆ど使われることがなかった。
しかしブレイガンとの同時使用で迫りながら相手を蜂の巣にするという、非常にえげつない使われ方をしたため、見た人間には割と印象に残る。
  • カイザブレイガン
剣と銃が一体化した「χ」の形状をした武器。カイザのメインウェポン。
ミッションメモリーをセットすることでガンモードからブレードモードに変形し、
そこから高濃度のフォトンブラッドを発射して相手の動きを封じ、ダッシュして斬り抜ける必殺技「カイザスラッシュ」を放つ
(井上敏樹氏の小説版では「ゼノクラッシュ」と表記されていた)。
この時に発射されるフォトンブラッドの拘束力は相当強く、ラッキークローバーのまとめ役である社長ですら焦り、
最高速度1300km出力1900psのエンジンでホバリング飛行も可能なジェットスライガーをフル出力級にして、
やっと脱出できたほどである。更に連射も出来るようで劇場版では2発連射し同時に敵を仕留めていた。
また、雅人装着時は剣状態の時には普通に構えるのではなく、逆手に持つのが特徴となっている。
そのデザイン上、ガンモードで普通に構えた場合、ソードモードに切り替えると自然と逆手持ちとなるので、
一々持ち方を変えないで済む雅人の構え方は正解なのだろう。

ちなみにファイズとクリムゾンスマッシュ→カイザスラッシュの連続攻撃をしたことがあるが、
「ファイズが斬られた!」とネタにされたり(実際はファイズが微妙に先に蹴った直後カイザが斬っている)。
  • カイザショット
ファイズのファイズショットと同じくデジタルカメラ型デバイス。必殺技「グランインパクト」を発動できる。
ブレイガンの利便性からか、こちらもあまり目立った出番が無かった。また、劇中で二回も敵に避けられた
  • カイザポインター
デジタル双眼鏡型デバイス。足に装着することで必殺技「ゴルドスマッシュ」を発動できる。
ちなみに雅人だけ唯一、ゴルドスマッシュもルシファーズハンマーも両足キックである。
これは多くの装着者がベルトを取っ換え引っ換え装着するので、中の人ごとにキックを差別化することで、
視聴者に中の人の違いを分かりやすくするためと言われている。
因みに巧は「空中で一回転した後、見慣れたライダーキックを繰り出す」というもので、
三原は一見巧と同じだが、一回転せずに、所謂「前蹴り(押し蹴り)」を繰り出す。
またこの装備のみ中盤から追加されたのだが、その入手シーンが育ての親の声と共に潜入先の天井から落ちてくるという、
中々に斬新な登場だったことが、玄関先に贈られてきたファイズブラスター共々よくネタになる。
  • サイドバッシャー
サイドカータイプの可変型バリアブルビークル。ファイズのオートバジンと同じく二足歩行のバトルモードへと変形する。
ただしバジンのような自律行動する人型メカではなくこの子に似た逆関節の二脚歩行戦車へと変形し、
サイドカーのバイク部分がそのまま操縦席となる(ある程度は自分で動くことも出来るが)。
バトルモードでは4連装バルカン砲「フォトンバルカン」と6連装ミサイル砲「エクザップバスター」による圧倒的な火力を誇る。
さりげなくファイズ作品バイクでは無敗であり(被弾はあるが)、
橋の上からジェットスライガーを踏み潰そうとしたりアーム部分で殴り壊して大破させるなど戦闘力は高い。
ただしその図体故に機動性は悪く、操縦中はほぼ確実に敵の遠距離攻撃に晒され、
更にカイザは操縦中は殆ど無防備になるというリスクを負うこととなる(実際にそこを突かれたこともあった)。
その戦闘力に世話になることが多かったせいか、雅人もそれなりに愛着があったらしく、よく洗車するなど大事にしていた。
でも、もしかしたらウェットティッシュで手を拭く癖も含め、雅人が単に潔癖症なだけかもしれない。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』では仮面ライダーディケイドが使用し、
G4の武器・ギガントとの合わせ技で巨大化した仮面ライダーJを圧倒するほどの攻撃力を見せていた。

+ 小説作品におけるカイザ
井上氏の小説における草加雅人の扱いは先述の通りだが、カイザとしては仮面ライダーカイザの量産型が登場している。
より厳密には小説版における(ファイズも含めた)ライダーズギアの開発経緯はTV版と大きく異なり、
オルフェノクに対抗する人類側の組織(5年後には「オルフェノク対策委員会」を名乗る)が開発した物とされ、
カイザギアも元から量産を前提としたギアという設定で、雅人が変身するカイザも量産機の一体である。
変身条件はTV本編に比べて多少は緩和されているらしく、文庫描き下ろしの5年後では本格的な量産体制に入り、
装着者の血液を3分の2ほど特殊なエネルギー溶液に入れ替えることでポテンシャルを引き出していた。
この頃には既に世論そのものがオルフェノク排斥に向かって動き出しており、不確定な嫌疑をかけられた人間相手に、
致死も厭わずといったレベルの苛烈な“魔女狩り”が行われていることが仄めかされている。
なお、TVシリーズ本編を再構成した小説本編に対し、「5年後」は各所に劇場版を想起させるような描写も散りばめられており、
言うなれば映像作品におけるライオトルーパー的な立ち位置を担っているとも言える。

+ 外部作品におけるカイザ
仮面ライダーディケイド』ではキバの世界で鳴滝に召喚される形で客演。
ディケイドの変身ベルト「ディケイドライバー」を奪うべくディケイドと戦った。
変身前の姿は見せなかったが、声もオリジナルである村上氏が担当した。
名乗りはしなかったものの、声も同じで喉元を触る癖もそっくりであったため、
(おそらくは別の世界の)草加雅人自身だった可能性は高い。

「なぜ俺と戦う!?」
「邪魔なんだよ。俺の思い通りにならない物は全て!」

ちなみにキバの世界の原典となった『仮面ライダーキバ』では、
『555』で園田真理役を担当した芳賀優里亜氏が鈴木深央役として出演しており、
所謂中の人繋がりでカイザが出演したのではと考えられている(芳賀氏は『ディケイド』でも別の役で出演している)。

また、第1話冒頭で光夏海が夢で見た「ライダー大戦」では、サイドバッシャーに乗ったカイザが、
ライオトルーパー軍団を率いてディケイドに挑んでいる。こちらの装着者は不明。

2011年公開の映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』においても、終盤の岩石大首領戦で、
強大すぎる敵に圧倒される歴代主役ライダー達の前に、歴代サブライダーの一人として仮面ライダーバースに率いられ登場。
全仮面ライダーの力を結集した必殺技「オールライダーブレイク」で岩石大首領を打ち破った。

2014年公開の映画『昭和ライダーVS平成ライダー 仮面ライダー大戦』では、なんとオリジナルキャストである村上氏の草加雅人が登場。
巧もオリジナルキャスト…というか既に草加は故人であり、草加の出番の半分以上は巧の回想によるもの。
本作では草加の死亡状況がTV版・劇場版・小説版のどれとも異なっており、
「カイザギアをまともに操れない状態にまで消耗した後、ホースオルフェノクに殺害され、灰化する様を戦闘中の巧に看取られる」
というものに改変されている。TV版の草加死亡時と、対アークオルフェノク最終決戦が同じ場所で進行した…といったところか。
「自分が死んで巧が生き残る」(しかも木場による生体実験の設定が無くなっているのか、今回の巧は別に短命ではない)ことを理不尽と考えたのか、
ある事情で現れた死後の草加はあのマジキチスマイルと言葉攻めで巧を追い詰めた。
これにより図らずも草加の存在が、1号ライダー・本郷猛の「平成ライダーは死を引き摺り過ぎている」という指摘の象徴になってしまった。
TV版そのままなら巧は木場の死を引き摺った可能性が高いが、やっぱ草加の方がインパクト強かったのか

2018年の『仮面ライダージオウ』では、乾巧役の半田健人共々草加雅人としてゲスト出演。
ただし、この作品での世界観はファイズの歴史が奪われた改変後の世界であるため、
この影響で草加は原典と違い2018年まで生存しているものの、ライダーであった記憶は無くカイザには変身しない
(むしろ『ジオウ』だとゲストのサブライダーの変身がある方が稀だったりする)。
女子高生・山吹カリンの首を折って殺害しようとするなど、「女子高生連続失踪事件」の犯人であるかのような行動をとるが……。
+ 『仮面ライダージオウ』5・6話「フォーゼ・ファイズ編」
実は山吹カリンは孤児院「流星塾」の出身であり、同じく流星塾出身の佐久間龍一の恋人でもあった。
が、山吹カリンは交通事故で死亡。絶望した佐久間の元にタイムジャッカーが現れ、「アナザーライダーになれば、恋人を救える」等と契約を迫る。
こうしてアナザーライダー「アナザーファイズ」「アナザーフォーゼ」の力を得た佐久間は、
山吹カリンと同じ「18歳の天秤座の乙女」を生贄にすることでカリンを蘇らせ、生き永らえさせていた。
が、他人の命を犠牲に生き永らえることや佐久間が罪を重ねることを良しとしないカリンは、
密かに草加に事の真相を話し、「自分を殺して死体を佐久間の手の届かない場所に運んで欲しい」と依頼。
草加は依頼を引き受け、カリンを殺そうとした、というのが真相。

が、傍から見れば女子高生を殺そうとしているのも確かなため、草加の行動を不審に思った巧が介入したことで事態がややこしくなってしまう。
更にカリンを殺そうとしたことが佐久間の逆鱗に触れ、
アナザーフォーゼに首を折られそうになるが、巧によって何とか救出される。
「お前は嫌な奴だけど、それでも俺の大切な仲間」という巧の言葉には何も言い返せず、
仮面ライダージオウらによる事件の解決を見守った後は、何処かへと去って行った。
なお、「首を掴まれ、折られそうになる」アクションシーンは、村上氏本人の提案によるもの。自分から折られにいくのか…(困惑)

+ ゲーム作品のカイザ
ガンバライドでは王蛇らと共に第4弾から参戦。4・5弾でスーパーレアになった後は低レアで細々と排出されている。
4弾ではコウエイ向けだったが、5弾では前衛向け能力を習得。
必殺技はブレイガンショットとゴルドスマッシュ。
4弾はとある事情でカードの価格が値崩れしたため、カードショップでは比較的安価で売っていることも珍しくなかった。
また、上記の通り第9弾のカードのライダースキルは「乾巧って奴の仕業なんだ」である。
相手にファイズを指定するため発動しにくいが、機会があれば狙ってみるのもいいかも。
なお、残念ながらカイザのナンバーである913(9-013)は仮面ライダーアクセルに奪われてしまった。これも乾巧って奴の仕業なんだ。
シャバドゥビ5弾で久しぶりにスーパーレアで登場。新技「カイザスラッシュ」が追加された。
シャバドゥビ弾のライダータイプは機械(メカ)

ガンバライジングには2弾から登場。
2弾では低レア&下位技のみだったが、6弾で劇中技「ゴルドスマッシュ」が収録されスーパーレアで登場した。
6弾SRカイザは相手のアタッカータイプのアビリティを封印するアビリティを持ち、
6弾時点で高レアファイズは全てアタッカータイプと、見事にメタカードになっているのは流石カイザだと言われたりする。
さらにナイスドライブ3弾ではライバルレア枠の一人として参戦。その際のアビリティが「相手にファイズがいるとチーム全体のAP20+」。
まさかの名指しメタで他のライバルライダー達との差を見せつけた。

クライマックスヒーローズシリーズでは2作目の『W』から登場。
3作目『オーズ』では必殺技が強め。「ブレイガン連続斬り」を出しているだけで「ラグナロクモード」をクリアできる、このモードの救世主。
4作目『フォーゼ』では超必殺技「ゴルドスマッシュ」が追加。ついでにボイスのほとんどが新録となった。

ライダージェネレーションシリーズには2で登場。操作キャラとして使える。
「フォトンブラッドポイント」という専用ゲージを持ち、一部の必殺技はそのゲージを消費して使用する。
ライダーアビリティ「じゃまなんだよ!」はポイントのリロード。パワーアップアイテムは「ウェットティッシュ」。
肝心のシナリオだが、王蛇を侮蔑しながら「お前も俺と同じだ」と言われ逆ギレしたり、
地獄兄弟から勧誘されて「傷のなめ合い」とこれを一蹴したり、
挙句ラスボスに「最強と言うなら勢い余って巧を始末できるだけのやつを出せ」とのたまうなど、良くも悪くも恐ろしいほどに平常運転である

『仮面ライダー バトライド・ウォー』ではNPCとして登場。NPCのためあまり特筆するようなポイントはないのだが…
彼には一つだけ大きなネタが存在していた。
カイザの登場台詞は「目障りだ…お前」なのだがこれを味方NPCの時でも言うため、カイザが敵として登場したと勘違いする人が続出した
それどころか原則登場ライダーが敵としてしか出てこないプロローグステージの「555の目覚め」以外に出てくるカイザは全て味方NPCである。
今作はシナリオの中でNEW電王、スカル、エターナルが敵側になる中、
カイザは一度も敵対しないというなんとも不思議な気分になる光景であった。
シリーズ第3作である『バトライド・ウォー創生』において遂にPCに昇格。
声も村上氏本人による収録となっているが、年月の経過と氏のアフレコ演技が上達した事もあってか声質が高くなっており、
紹介PV公開時などに実際に声を聴いて違和感を覚えた人も少なくない。
最強形態及び超必殺技ではサイドバッシャー・バトルモードに乗り込み、一斉射撃を行う。
ブレイガンによる射撃が異様に使いやすく、これ一本で大抵の敵をねじ伏せる事が出来るため本作きってのバランスブレイカーとして評判
ちなみに、前述の「目障りだ…お前」は登場時の汎用デモで発するボイスになった。

いずれの作品も、原典のメイン変身者である草加雅人の変身するカイザとなっている。

+ 漫画『仮面ライダー913』
2019年9月より、『電撃マオウ』にて草加雅人を主人公としたスピンオフコミカライズ『仮面ライダー913』が連載。
作画はかのえゆうし氏、脚本は当然井上敏樹氏、さらに協力として村上氏の名前がクレジットに入っている。
惜しくも2022年に打ち切りとなり、未完という形で終了を迎えた(全5巻)。
東映特撮ファンクラブでも配信している。

ストーリーは恒例の本編とはパラレルであり、生け花の名門である辰巳家に養子として引き取られるも自ら出奔したという過去が明かされた他、
薫なる女性と同棲し始めた事、ボトルシップ作りが趣味であるなどプライベート面が大きく掘り下げられた。
あと単行本おまけ漫画で料理を披露し、真理を喜ばせるつもりが、巧のツンデレを受けて半ギレするという愉快な一面も見せた
一方で世界観はTVシリーズにかなり近く、こちらでも流星塾の塾生達に託される形でカイザギアを受け取っている。

本作でもあらゆる点で草加らしさは健在であり、新たに決め台詞も追加された。

「オルフェノク―貴様らの存在は罪…」
「罪には、×(罰)を…!」

+ 『パラダイス・リゲインド』
20周年記念作品『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』では、死んだはずの草加が登場する他、
アークオルフェノクに壊されたはずのカイザギアも再び登場するだけでなく、
新型スマホ型デバイス「カイザフォンXX」で変身する「仮面ライダーネクストカイザ」も新たに登場する。

なお、劇中未使用だがイメージソングが存在しており、放送中に発売されたソングコレクションに収録されている。
歌っているのは『金色のガッシュベル!!』や『ドラゴンボール改』等の谷本貴義氏。
誰かが降るダイスで運命が決まる、力とはそういうもの
その他詰め合わせ


MUGENにおける仮面ライダーカイザ

おつかい氏が手描きによって製作したものがカイザの日(2010年9月13日)に公開された。
カイザブレイガンのリーチを生かした斬撃主体のコンボキャラとなっている。
カイザブレイガンは劇中通り銃、剣として使用し、距離に関係なくオールラウンドに戦える。
攻め手が豊富な反面、守りが手薄、技の隙が大きいといった一長一短のキャラ付けが意図的になされている模様。
ただし攻めている間は圧倒的に強く、設置技もあるため引いたと思わせて設置にハメるなど、草加雅人らしい策を弄することも出来る。
超必殺技等の再現度やエフェクトは素晴らしく、原作ファンなら思わず拍手をしたくなる出来。
また超必殺技はロック中も味方の攻撃が当たる仕様のためファイズとの原作再現コンボも可能……だったのだが、後の更新で当たらなくなった。
5段階調節可能なAIもデフォルトで搭載されており、かなり強い。
電撃や火傷の特殊やられミッドナイトブリスにも対応。ファイズとの特殊イントロももちろん搭載されている。
その後の更新で、サイドバッシャー攻撃の追加や全画像の描き直し、AIの更新などが行われた。
公開先へはこちらから

2016年6月の更新でチートコードスイッチが搭載された。
内容は多岐に渡り、開始時の初期ゲージ増加やクロス斬りの攻撃回数増加、
サイドバッシャー・バトルモードが攻撃量増加&始動にビークルモード同様の攻撃判定付与といった基本を押さえた強力なものから、
ゲジマシや自動回復、ゴルドスマッシュのダメージ二倍、果てはゲジマユやゴルドスマッシュ即死化などかなり幅広く設定可能。
当初はAIが対応していなかったため設定全開でも凶クラス止まりだったが、
8月の更新でゴルドスマッシュ強化ONだと即使うようになり、
ゲジマユ+即死化ONだけでもエルクゥと五分、マスギに若干不利の凶最上位~狂下位レベルとなった。
AIはあまり使わないが、人操作ならサイドバッシャー・バトルモード連発でもっと酷いことになる。

なお、本キャラは動画で使用する際にあたってガイドラインが設けられている
このガイドラインは美樹さやか公開に伴って変更されたので、事前に確認しておく事。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー



*1
+ たっくんは一体何を?
実は、恨まれるようなことは何もしていない。
雅人のトラウマの原因でもある虐殺現場を通りすがった巧は止めに入っていたのだが、
2人の犯人の内片方は瞬殺、もう一人には返り討ちに遭い前後の記憶が飛んでしまった。
流星塾生たちも皆、乱入者の敵味方が判別できる状態になかったことで記憶があやふやであった為、
虐殺現場に巧がいたという事実から、一時的に「巧が虐殺の犯人ではないか?」という疑惑がかかっていた。
断片的に記憶を取り戻した真理が、仲間内では温厚な人物で通っている雅人に相談した結果がこの罵声である。
さらに巧らを分断しようとした村上社長が、流星塾生や巧達をわざわざ会社内(所謂アジト)に入れ、
真犯人が映っている部分を削除して繋げたビデオを見せつけた為に、絶望した巧が自ら雅人に倒されようとするなど大変なことになった。
ちなみに巧を圧倒した襲撃犯の片方は、王を除けば最強クラスのオルフェノク
(ただ性格的にまるでリーダーに向いてないので幹部らしからぬ仕事をしていた)なので、
記憶が無くなるほどの惨敗を喫した件で巧を責めるのは酷である。

*2
言ったシーンはシリアスで内容も真理への執着を吐露しているので場違いではなかったのだが、
そのインパクトから多くの視聴者に「どこの赤い彗星だ!」とツッこまれた。
ちなみに全文は以下の通り。
「真理は……真理はなぁ!俺を救ってくれるかもしれない女なんだ!俺の母親になってくれるかもしれない女なんだよ!」
……元ネタの人より重症な気がしないでもない。

*3
尤もマミ殺害の件に関しては、彼女がオルフェノク化する原因となった「青い薔薇」の副次的な効果により、
人間の頃の理性を完全に失ってしまい、付き添っていた啓太郎に襲いかかった場面に偶々雅人が鉢合わせた
という事情もあり、一概に責められない側面もあるが。


最終更新:2024年03月04日 16:59