ブレイニアック


+ 日本語吹替声優
稲田徹
『DCアニメイテッド・ユニバース』
間宮康弘
『クリプトン』『LEGO スーパー・ヒーローズ:ジャスティス・リーグ〈地球を救え!〉』
上別府仁資
『アドベンチャー・ウィズ・スーパーマン』

DCコミックの代表作『スーパーマン』シリーズに登場するヴィラン。初出は1958年の『ACTION COMICS #242』。
邦訳よってはブレニアックとも。
ブレイニアックと呼ばれる人物は複数存在し、それぞれナンバリングされている。

本名はブリル・ドックス。身長・体重は後述する理由から不定。
遠方の惑星コルにおける最高の科学者だった。
その傲慢な性格故に、コルを支配するコンピュータ皇帝を打倒しようとするも失敗し、死刑に処される。
死ぬ間際に意識が地球へ飛び、ミルトン・ファインという読心術者の体に移る。
宿主を転々としつつ、地球征服の為にスーパーマンと幾度も対峙している。一時はドゥームズデイすら乗っ取った事もある。
アンドロイドに体を移した時は、オメガ・スピアという兵器で世界を破壊しようとするもスーパーマンに阻止される。
その後、さらなる力を求めて世界中のコンピュータに自意識を接続するが、その過程で未来の自分自身である「ブレイニアック13」を呼び寄せてしまう。
やむを得ずレックス・ルーサーならびにスーパーマンと共闘し、13をクリプトン星のバトルスーツに閉じ込めるが、
自身もルーサーの娘であるレナ・ルーサーの肉体に閉じ込められる。
13は敗北を悟り、レナと引き換えに地球を見逃すとし、レナは死亡する。

優れた頭脳を持ち、宇宙中見渡しても彼に並ぶ者はいないとされる。
何年もかけて自らに改良を重ね続け、頭蓋骨型の宇宙船で地球侵略を企んだ際はスーパーマン以外のヒーローとも激闘を繰り広げた。
画像を見れば分かる通り、街一つを専用のボトルに封印する事ができる。
こうして資料・知識を保管した後、元々あった惑星は破壊して自分が優位に立とうとしている。

アメコミ全体で見ても高い人気を誇り、ゲーム情報サイトIGNが開催した「The Top 100 Comic Book Villains」では、
ミスティークウルトロンといった強豪ヴィランを抑え、17位となった。

+ メディアミックス
『DCアニメイテッド・ユニバース』ではクリプトン星政府の人工知能として登場。
星の崩壊間際に自分だけ脱出し、クリプトン星人を見殺しにした。
バットマンを洗脳した事もある。

アローバース』版『スーパーガール』では同族の「ブレイニアック5」が登場している。
本名をケルル・ドックス(Querl Dox)と言い、ブレイニアックの子孫にあたる。
30世紀のティーン・タイタンズ相当のヒーローチーム「リージョン・オブ・スーパーヒーローズ」に所属し、
宇宙を脅かした祖先の罪を償うため、敢えて祖先の悪名を背負って正義の為活動している。

他には、実写映画『スーパーマンIII/電子の要塞』の初期案では、ブレイニアックが登場予定だった。

(参考資料:『DCキャラクター大事典』)


MUGENにおけるブレイニアック

4体確認されており、デザインはアニメイテッド版と『インジャスティス2』版の2種類が存在する。
なお、Fron氏のもの以外はReadMeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認されたし。

+ MugenLJN氏 & Shining氏製作 アニメイテッド版
  • MugenLJN氏 & Shining氏製作 アニメイテッド版
アニメイテッド版準拠のブレイニアック。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
Ledernieraztlan氏による未完成版ブレイニアックのスプライトを使用し、キャラ本体は1%氏の「アイアンマン零号」をベースにしている模様。
他にもyolomate氏やskhsato123氏らが関わっているようだ。

操作方法は5ボタン方式で、チェーンコンボやエリアルレイヴが無いが、スーパージャンプとアドバンシングガードは可能。
また、歩行速度が非常に遅いという特徴がある。
火力調整や性能・コマンドの変更といったアレンジが施されているものの、必殺技や超必殺技は基本的に改変元を踏襲。
……というかほぼそのまんまであり、EX技やガードキャンセル等も使用可能。
ま、まぁ元々アンドロイドやサイボーグに近い存在だし、それほど違和感は無い…かも?
一応AI操作時限定(?)のオリジナル技として、宇宙船を召喚して上空からビームで攻撃する超必殺技も所持している。

改変元と同じくボタンの強弱で3種類に打ち分けられるホーミングミサイルやパルスショット、プロトンキャノン等の飛び道具が強力で、
通常の零号の技に加えて特殊カラーである「アイアンマンハーデス」の技も一部使用可能。
特に弱版パルスショットは改変元よりも硬直が短く、相手を画面端に追い詰めて至近距離で連発すると永久になったりする。
通常技は全体的にリーチと火力に優れるものが多いが、Bボタンで出せるアッパーは妙に威力が低い上に、
連打していると打ち上げた相手を潜って画面端までスライドしていくという妙な仕様になっているので注意。
ちなみに味方殺し技も据え置きなので、タッグ戦時にはそれはもう大変な事に……。

AIは改変元のものが流用されているらしく、相当の強さを持つ。
なお、アイアンマン零号(ハーデス)とタッグを組ませた場合、本来使用不可能なハーデスのメイオウ攻撃全画面判定即死攻撃)まで使うようになる。
参考動画。
お相手はMcCready氏らのウルトロン

+ Ghost_Rider氏 & yolomate氏 & skhasato123氏 & shining氏製作 『インジャスティス2』版
  • Ghost_Rider氏 & yolomate氏 & skhasato123氏 & shining氏製作 『インジャスティス2』版
複数の製作者によって製作されたMUGEN1.0以降専用のブレイニアック。
上記と同じく海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
なお、フォルダ名が被っているので間違って上書きしないように注意。

格闘ゲーム『インジャスティス2』のデザインとなっており、MugenLJN氏らのアニメイテッド版ブレイニアックをベースに、
chuchoryu氏のウルトロンのドットを改変して作られている模様。
ボイスは同一で使用出来る技もほぼ同じだが、一部の技の削除やコマンド変更、超必殺技の追加等で差別化が図られている。
操作方法も『MVC』風の6ボタン方式となり、チェーンコンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
必殺技をヒットさせた際のゲージ回収率も高く、全体的にアニメイテッド版よりも強化されていると言えるが、
空中投げのダメージが0だったり、一部のモーションが若干不自然になっていたりと、少々おかしな部分も見受けられる。
また、新超必殺技の一つ「BRAINIAC ARTILHARY」は味方殺し技かつパートナーごと敵を殲滅しろと言わんばかりの攻撃範囲を誇る上、
改変元にあった味方殺し技の数々も健在なので、やはりタッグ戦時は大変な事になる。

AIはデフォルトで搭載されている。
どうやらアニメイテッド版のものを流用しているらしく、削除されたはずの技も平然と使ってくる他、
一人目にアイアンマン零号(ハーデス)を選択してタッグを組ませた場合はメイオウ攻撃をぶっ放すようになるので注意。

+ DC VS MARVEL氏製作 アニメイテッド版
  • DC VS MARVEL氏製作 アニメイテッド版
Ledernieraztlan氏の未完成版ブレイニアックを改変したもの。
「The Mugen Multiverse」の氏のフォーラムにて公開されており、キャラ公開所には置かれていないので注意。
こちらはダークサイドをベースにしているらしく、一部のファイル名が「Darkseid」のままだったりする。
また、大ポトレはニュートラルポーズの画像を使い回しているのだが、専用アドオンを想定しているのか妙に上に表示されるため、
通常のアドオンでは空欄になってしまう。

操作方法は6ボタン方式で、エリアルレイヴは無いが、スーパージャンプやチェーンコンボが可能。
ボイスや姿、一部の技こそMugenLJN氏らのものと同じだが、通常技から必殺技にキャンセル出来ないなど性能的にはほぼ別物で、
ボタンの強弱によって出現位置が変わるテレポートで撹乱しつつ、飛び道具や肉弾戦で戦うキャラとなっている。
技は少ないもののどれも使い勝手が良く、上空から落下して踏み付ける必殺技と、腹から伸ばした触手でしばきまくる超必殺技が強力。
なお、飛び道具のエネルギーブラストはアニメと攻撃判定がズレているらしく、ビームが届く前に攻撃が当たる謎仕様となっている。
AIはデフォルトで搭載されているが、簡易的なものなのかあまり強くはない。

+ Fron氏製作 アニメイテッド版
  • Fron氏製作 アニメイテッド版
MugenLJN氏らのブレイニアックを改変したMUGEN1.0以降専用キャラ。
ボスキャラとしての使用を想定しているとの事で、LIFE1500とかなりのタフネスぶりを誇る。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」における氏のフォーラムにて公開されている。

操作方法は『MVC』の6ボタン方式だが『CVS』の要素も取り入れており、チェーンコンボとエリアルレイヴに加え、ブロッキングやゲージ溜めも可能。
また、空中ダッシュを備えている他、地上ダッシュが無敵のテレポートになっている上に隙が無く、改変元と比べて機動力が大幅に向上している。
技もビームやミサイルといった一部を除いてほぼ一新されており、ストライカーとして汎用ヒト型決戦兵器ブレイニアックボットを呼ぶ「Brainiac Bot」や、
前方に向けて触手で突き刺す「Tendril Thrash」、2機の小型メカをビットのように纏う「Orbiting Drones」、
広範囲に思念波(?)を発して相手を気絶させ、ゲージも空にする「Mind Manipulation」等、多彩な必殺技を会得。
更にReadmeに載っていないリザレクション系の技(名称不明)も所持しており、
2ラウンド以降にゲージ満タンの状態でKOされると自爆(爆風にも攻撃判定有り)し、新たなボディで復活する。
復活後のラウンド間はゲージが一切増えなくなるというペナルティこそあるものの、ライフ全快で仕切り直し出来るというのは大きい。

超必殺技は以下の4つ。
  • 触手を画面両端まで伸ばして上下に振り回す「オメガデストロイヤーTendril Rage」
  • ブレイニアックボットによる人間弾幕「Alpha Stalker Group」
  • どこかで見たような巨大ロボ『DC Universe Online』におけるパワードスーツを纏って極太ビームを放つ「Avatar of Tech」
  • 3ゲージ消費し、骸骨型宇宙船を呼んで上空からビームを放つ「The Skull Ship Attacks」
特にTendril Rageは発動中無敵な上に発生・リーチ・威力共に優秀で、ぶっぱやコンボでお世話になる事だろう。
なお、The Skull Ship Attacksは威力が高く演出も派手なのだが、実は宇宙船のカットイン表示からビーム発射までにガードが余裕で間に合ってしまったりする。
仮に気絶させた状態で出したとしても、宇宙船に指令を出す演出の時点でダメージ&仰け反り無しの全画面判定が発生するので解除されてしまい、
かつロックしてくれるわけでもないので意味が無い。そして削りダメージも低い。
AI相手なら結構喰らってくれたりするのだが、対人戦では実質死に技と言わざるを得ない

ボスキャラに相応しく強力な技が揃っているが、コマンド投げの「Tendril Throw」には厄介なバグがあり、
一部のステージの画面端で決めると画面外に飛んで行ったまま戻ってこなくなってしまい、試合が続行不可能になるので要注意。
また、エリアル始動技の立ち強Pが空中受け身不能なので延々お手玉出来てしまうなど、調整不足と思しき面も見受けられる。

AIはデフォルトで搭載済み。
相当の強さを持ち、リザレクションもあるので中々しぶといが、やはり上記のバグがネック。
動画への起用の際は使用するステージにも注意しておきたい。
プレイヤー操作




この他、Carmell氏によるMUGEN1.0以降専用ステージ「Brainiac's Bottled Cities」も公開されている。
DLは下記の動画から

出場大会



最終更新:2025年09月13日 14:35