「生きている内は負けじゃない!!」
- 型式番号:CAT-1X1/3
- 全高:16.9m
- 重量:54.7t
- 武装:RFW-99ビームサブマシンガン ザスタバ・スティグマト×1、ビームキャノン フォルファントリー×2
ビームナイフ(ロムテクニカRBWタイプ7001)×4+1、光波防御シールド アルミューレ・リュミエール
(HG 1/144 ハイペリオンガンダム パッケージより引用)
『
機動戦士ガンダムSEED』の外伝『機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY』に登場するモビルスーツ。
「ハイペリオン」とはギリシャ神話に登場する、
ウラノスと
ガイアの子らであるティターンの一人「ヒュペリオン」の英語読みであり、
アーマードモジュールや
アベンジャーズ等にも引用されている。
形式番号のCATとは「Composition Armament Tactical=戦術構成兵装」の略であり、Xで試作機を意味する。
大西洋連邦によるモビルスーツ技術の独占状態を打破して世界での発言力を維持するために、
アクタイオン・インダストリー社の協力を得てユーラシア連邦が開発した機体である。
ザフトと大西洋連邦の技術をベースに独自の技術を盛り込んでいるためか、作中世界で見ても極めて独特な機体であり、
背中に背負った巨大なバックパックが特に顕著と言える。
このバックパックこそが本機最大の装備であるモノフェーズ光波防御シールド「アルミューレ・リュミエール」であり、
周囲にビームシールドを展開する事で攻撃をほぼ完全に無効化出来る。
これはユーラシア連合の有する軍事要塞アルテミスに実装されている「アルテミスの傘」と同様のものであり、
当然ながらエネルギーの消耗が激しいため、効果時間はわずか300秒である。
後に現地改修でニュートロンジャマーキャンセラーと核エンジンを搭載した事で消耗を度外視できるようになった
(この形態は下記するパイロットにより「スーパーハイペリオン」と
至極安直なネーミングで称されている)。
パイロットはカナード・パルス。
極めて高い操縦技量を持つ反面、激情に任せた戦闘を行う事もあり精神が不安定である。
その原因は彼がスーパーコーディネーターとして誕生したものの、失敗作として廃棄された事にある。
廃棄処分が決まった後一人の研究員によって逃されたカナードはユーラシア連邦に拾われるも、
スーパーコーディネーター研究のために過酷な人体実験を受ける日々を送る。
一度は脱走するが、道中で会った謎の男(
ラウ・ル・クルーゼという説がある)に成功したスーパーコーディネーターである
キラ・ヤマトの事を教えられ、
キラへの執念から、ユーラシア連邦に残って軍が独自開発した機体のテストを行う特務部隊「X」へ昇格した。
ニュートロンジャマーキャンセラーを入手する任務を遂行中、プレア・レヴェリーが搭乗するドレッドノートに遭遇し、交戦するも敗北。
その後、ハイペリオンをスーパーハイペリオンに改修し再び戦うも無理な操縦によって核エンジンが暴走し、大破する。
その核エンジンの爆発から自らの命を犠牲にして自身を救ってくれたプレアに「人は皆、想いで繋がっている」と諭され、キラへの復讐心を捨てる。
C.E.73年には
傭兵として活動しており、ドレッドノートの改修機であるドレッドノートイータに搭乗している。
上記のルーツを意識してか『Gジェネ』等声付き媒体での担当声優は
保志総一朗
氏となっている。
血が繋がっているかどうかは明言されていない。
作中では他に2号機、3号機、量産試作機の「ハイペリオンG」「量産型ハイペリオン」などの関連機体が登場している。
2号機は(「エンデュミオンの鷹」ことムウに対抗するかのように)「アルテミスの荒鷲」を自称するアルテミス要塞所属のパイロット、
バルサム・アーレンド(CV:
浜田賢二
)が搭乗するも、脱走したカナードのハイペリオン1号機によって撃破されてしまっている。
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外部出演 |
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『ガンダムVS.』シリーズ |
『EXVS』シリーズ3作目の『EXVSMB』よりプレイアブル参戦。コストは2500。
メインに手動リロード式のビームマシンガン、サブにダウン属性のフォルファントリー、特殊格闘に絶対防御のアルミューレ・リュミエーを持つ他、
1出撃に1回しか使えない時限強化武装「NJC(ニュートロンジャマーキャンセラー)装着」により、一定時間スーパーハイペリオンになる事が可能。
基本的に射撃も格闘もコスト2000と比べても下位の次元であるが、アルミューレ・リュミエール展開時の強引な攻めや完全拒否能力に加えて、
展開中専用のアリュミューレ・リュミエール・ランサーがかなりの高性能であり、いかにそこで場面を大きく動かせるかが重要な機体である。
稼働初期にはスーパーハイペリオン状態でアリュミューレ・リュミエール・ランサーをステップでキャンセルし、
タイミングよく特殊格闘を押すと何故か、弾が無い状態で展開してしまい、そのままアリュミューレ・リュミエールが 永続化してしまうバグが存在した。
展開中はあらゆる武装でダメージを食らわず、解除する方法はアルミューレ・リュミエール・ランサーを使用する事のみであり、
相手側からは解除が一切不可能。
よって発動さえしてしまえばカナードの台詞通り「 無限パワーを手に入れたスーパーハイペリオンは無敵」である。
『EXVSMB』稼働から一週間で緊急修正されこのバグは消えたが、
本シリーズにおいて「バグありで最強の機体はどれか?」という話は議論の余地無く本機であり、伝説としてその名を刻んでいる。
シリーズ6作目の『EXVS2XB』ではコストが2000にダウン。
コストダウンに伴い一部武装が弱体化されたものの、新武装追加や耐久力アップなどの強化も貰っている。
敵との相性に左右される機体なのは相変わらず。
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『スーパーロボット大戦』シリーズ |
『スパロボ』シリーズでは『スーパーロボット大戦W』で参戦。
敵としての登場だが、原作では叶わずじまいのキラ・ヤマトとの直接対決を挑むに至っている。
…が、マップイベント中→戦闘前会話→戦闘デモと進行していくに従ってどんどん台詞が初顔合わせみたいになってしまう為、
若年性健忘症とネタにされる事も。 本当にどんどん記憶を失っていく人がもういるのにシャレにならんよ
条件を満たせば自軍加入させる事もでき、性能も悪くないが、加入が遅いのと、空が飛べないため最終マップでは強化パーツなどでのフォローが必要、
そして分岐ルートでの加入である関係上、実質テッカマンレイピアこと相羽ミユキとの択一なのが難点。
また、ハイペリオン2号機も敵として登場している。
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MUGENにおけるハイペリオンガンダム
ミフ氏による『スパロボW』の
ドットを用いたキャラが公開されている。
発動すると常時
スーパーアーマーになる「アルミューレ・リュミエール」が特徴の防御系キャラとなっている。
反面、格闘武器がナイフのため近接攻撃に難がある。
AIは搭載されていない。
出場大会
最終更新:2024年09月22日 01:01