「覚えとけ…ルフィが助けを求めたら
たとえ世界のどこにいても立場を押して駆けつける!」
週刊少年ジャンプで連載されている尾田栄一郎氏の漫画『ONE PIECE』のキャラクター。
担当声優は青年期が
古谷徹
氏、幼少期が
うずまきナルト役でも知られる
竹内順子
女史。
2024年に古谷氏が諸事情で降板したため、同年8月の放映分からは
入野自由
氏が後任を務めている。
ガノタ的には
アムロ、もしくは『
00』の
リボンズナレーターから沙慈に交代したと言えば分かっていただけるだろう。
モンキー・D・ルフィと
ポートガス・D・エースの義兄弟である。
「頂上決戦編」直後のルフィの回想で初登場。
ルフィの故郷・フーシャ村を内包するゴア王国の貴族の生まれだったが、
自己保身に奔るあまり、実子であるサボすらその為の道具としか考えていない両親に疑問を抱き、
最下層の住民が住んでいるスラム街であるゴミ山に通う様になる。
その過程でエース及びルフィと出会い、交流を結び、
やがて広い世界を見て、それを伝える本を書く為に、航海して自由になる事を誓い、ルフィとエースと義兄弟の盃を交わした。
しかしある時見つかり強引に両親のもとに連れ戻され、
さらにゴア王国上流階級は天竜人来訪の際に彼らに醜いものを見せたくないというあまりにも身勝手な理由から住民ごとゴミ山の焼却を実行する。
この出来事はサボが抱いていた上流階級への不信・嫌悪感を決定的な物にした。
「──おれは…貴族に生まれて恥ずかしい!!!」
(──とうとう子供にコレを言わせるのか…!!!ゴア王国!!)
ゴア王国で暮らし続けることで自身のやがて貴族の血を引いている自分もまた、
彼らのような価値観に染まってしまうのではないかと恐怖したサボは単身国を出ることを決意。
しかし出港当日、上記した天竜人の来訪船を横切ったという理由で乗っていた舟を沈められてしまう。
ここで死亡したと思われていたが、革命軍のリーダーであるドラゴンに救われるも、
事故の衝撃で記憶喪失になり、名前まで忘れてしまっていた(幸いにも所持品に名前が書いてあったためそれだけは判明していた)。
ただ、親元に帰りたくないという想いは覚えており、革命軍に志願する。
革命軍として活躍していく中、エースの死を報道した新聞がきっかけで記憶を取り戻す
*1。
後にドレスローザ編で青年期の姿で再登場。
武器輸出阻止の為にドレスローザに潜入し、コロシアムにてルフィと再会する。
ルフィに代わってルーシー(コロシアム参加のためにルフィが名乗った偽名。
ミュータントではない)に扮し、メラメラの実を賭けて決勝に臨み、
勝利を収めてメラメラの実を継承する事になった。
その後ルフィ達が
ワノ国で活動していた頃、時を同じくして開かれた世界会議に便乗してマリージョアへ潜入し、
会議4日目にサボが軍隊長たちと共にマリージョアで海軍大将の藤虎及び緑牛を相手に戦闘を繰り広げた事が報道された。
長らく詳細は不明だったが、ワノ国編終了と同時にその報道内容がかつて麦わら海賊団に身を置いていたビビの父である、
「アラバスタ王国の国王ネフェルタリ・コブラをサボが殺害して消息をくらませた」と判明。
世界政府を樹立させた最初の20人の血族の1人の末裔の殺害は革命軍にとって大きな意味があったとされ、
この事件を発端に「8か国革命」と呼ばれる事件が発生してサボには"炎帝"という異名が付き、
世界の英雄とまで称される存在に祭り上げられていた。
この他にも「チャルロス聖の殺人未遂」「ミョスガルド聖がチャルロス聖の殺人未遂の犯人の逃亡を援助」「ネフェルタリ・ビビの失踪」なども語られ、
世間ではこれらの出来事も全てサボが画策していたのではないかという話がまことしやかに拡散していた。
しかし、ルフィはサボは絶対に無実だと断言して譲らず、実際に善政で知られるアラバスタ王家は本来であれば革命軍の標的外のはずであり、
革命軍に詳しい者達からもこの報道は首を傾げられていた。
他の麦わら一味古参達の大半はビビを心配するわ顔見知りのコブラの死を嘆くわでそれどころではなかったが
事実、この報道を知った時の革命軍主要メンバー達も完全に寝耳に水の反応をしており、
サボに同行していた他の革命軍幹部達も途中ではぐれたせいでその後にサボに何が起きたのかまでは分からず、
ドラゴンも報道を鵜呑みにした訳ではなかったが、「この件が本当であればいかなる理由があってもサボを許さない」とまで断言していた。
やがてコアラの元へサボから電伝虫で通信が入る。
海軍の盗聴を警戒する余裕すら失っている程に緊迫した雰囲気で、サボは今回の事件で自分が濡れ衣を着せられた事を明かし、
さらにマリージョア潜入時に自分が見てしまった「とんでもないもの」を仲間に伝えようとするが……。
「竜爪拳」なる武術の使い手で、覇気も武装色・見聞色を17歳の時点で既に体得していたらしい。
また、上記の通りドレスローザ編でメラメラの実の能力者と化している。
懸賞金額はドレスローザ編時点で6億200万ベリーだが、世界会議襲撃事件後はマリージョア襲撃を主導したことに加えて、
コブラ王暗殺など裏で起きた事情を知る危険度から、生存が露呈すればさらに上昇すると思われる。
MUGENにおけるサボ
CobraG6氏のキャラが公開されている。
ドットは3DS『大海賊闘技場』の物を使用している。
並程度の強さの
AIがデフォルトで搭載されている。
上記の他にも、Kaiser Leon氏による『
JUS』風ドットを用いた
ちびキャラが存在する。
下記の大会に出場しているのはこちらである。
出場大会
*1
アニメによればエースやルフィが名を挙げ始める前から何らかの世情から離れる任務に就いており、
不幸にも頂上戦争まで新聞や手配書などを見る機会が無かったらしい。
最終更新:2025年03月17日 19:53