ガンダムエクシア



「エクシア、目標を駆逐する」

  • 型式番号:GN-001
  • 頭頂高:18.3m
  • 本体重量:57.2t
(1/100 ガンダムエクシア パッケージ・説明書より引用)

サンライズのロボットアニメ、『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ。
作品名は数字でゼロゼロと書いてダブルオーと読む。
ガンダムマイスター(専属パイロット)は同作の主人公、刹那・F・セイエイ(CV: 宮野真守 )。ではない

武力による紛争根絶を目的とした凶悪テロリスト集団私設武装組織「ソレスタルビーイング」(CB)*1が開発した、
第三世代型ガンダム4機の内の一機で、格闘戦に特化した性能を持っている。
名前の由来は能天使「Powers(パワーズ)」のギリシア語「Exusiai(エクシアイ)」から。
エクシアが活躍するシーンでかかるGN合唱団(アーアアー)が印象的なテーマ曲の曲名も「POWER」である。
ちなみにソレスタルビーイング(Celestial Being)も直訳すると「天上の存在(つまり、天人)」であり
他のガンダムの名前も天使の名前や階級、神話などを由来としている。
他のシリーズのガンダムと比べて一際目を引くのは胴の丸いパーツであるが、
このパーツは内部に半永久機関である太陽炉こと「GNドライヴ」を装備しており、「ガンダムの核」とも言える重要なパーツである
(本作における「ガンダム」の定義は、GNドライヴ搭載しているか否か。別の定義も存在するが、それは後述)。
GNドライブ、そしてドライブから発せられる「GN粒子」の恩恵を受けたガンダムは、人型のまま飛行を可能とする高い機動性を有し、
強力なビーム兵器の使用、粒子による装甲の強化、電波攪乱能力(後に通信機やレーダーが不調になったらガンダム襲撃の前兆と読まれるようになったが)
等、当時の一般的なMSとは比べ物にならない高性能を誇る。
このパーツのせいでデザイン公開当初は「頭身が高くなったビーダマン」とか言われたりもしたが

第3世代ガンダムの中でも白兵戦を重視した機体であり、武装も白兵戦用の武器に偏重している。
主な武装は右腕に装備された大型の実体剣と小型のGNビームライフルの2つのモードを切り替え可能な「GNソード」。
これに加えて長短二振りの実体剣「GNロングブレイド&GNショートブレイド」、
両肩に装備された「GNビームサーベル」が2本、
両腰に装備された投擲用武器の「GNビームダガー」を2本、
これら合計7本の剣を装備している事から「セブンソード」の開発コードで呼ばれていた。
さらに牽制用に両手首付近に「GNバルカン」を内蔵し、打突兵器としても使えるシールドを携行する。

CBのMSは標準でビームサーベルを装備しているのに、なんで実体剣をメインにしているのかというと、
「GNソード」は太陽炉が発生させるGNフィールドという強力なバリアを貫通する能力があるためである
(宇宙世紀で言えば「Iフィールド」に対して実体弾を使う様なもの。こちらは懐に潜り込めばビームでも致命打を与えられるが)。
つまり、対ガンダム戦=裏切り者粛清を想定して造られた機体
案の定後見人に裏切られて、第一期で30体の(擬似)太陽炉搭載型MSを国連側に作られ、
第二期では量産までされてしまった(前述の定義通りガンダムなのだが、「ガンダム=テロリスト」いうイメージから見た目はガンダムと別物になっている)。
そのため、劇中でも敵のGNフィールドを貫いてフィールド発生装置を破壊、丸裸になった敵をビームサーベルで切り刻み撃破している。
またオリジナルの太陽炉を装備する機体として、GN粒子を大量に消費する代わりに紅い光を纏って機体性能を上げる、
M.E.P.E.TRANS-AM(トランザム)システムも搭載されている
(システム名が車両の名称だったり、使用後一時的に機能低下を起こす等は、明らかにV-MAXのオマージュと思われる
 (ただしV-MAX(の元ネタの元ネタ)はバイクで、トランザムは自動車)。
 赤くなって速度が三倍以上になる点については言わずもがな)。
第二期ではある人物が怨念と気合で解析に成功したため、擬似太陽炉でもできる様になってしまったが。
ちなみに、半永久機関であるオリジナル太陽炉は木星の高重力と10年余りの歳月が必要で、量産は不可能だそうな。
+ とはいうものの…
10年と言うのは木星への往復移動時間も含んでいるらしく、
本編の2年後を描いた劇場版では技術向上に加え量子化による移動時間の大幅短縮によって、新たに2基のオリジナル太陽炉が製作されている。

一方で擬似太陽炉は電力でGN粒子を作る機関でしかないので、半永久機関ではない
(逆に電力さえあれ時間当たりのGN粒子の生成量はオリジナルを超えるのだとか。
 それに対しオリジナルは余剰分(半永久機関なので常に生成している)をGNコンデンサに溜めておく事で補っている)。
しかも初期のタイプは運用次第で粒子経由で遺伝子レベルで生命体を蝕む毒素を撒き散らす、という欠点があった。
この影響を受けた人物も実際に出てきており、それまでの描写との対比もあり衝撃的だった視聴者もいる。

劇中では何度か改修や修復を受けた機体であり、1期最終盤で大破し、2期第1話では最低限動けるまでに修理したエクシアリペアとなっていた。
リペアの太陽炉は取り外されて別のMSに搭載されたが、本体はエクシアリペアIIに改修されて太陽炉を再搭載して最終決戦に用いられた。
この他に外伝作品には、機動力を重視したアヴァランチエクシア(と派生機体のガンダムアヴァランチエクシアダッシュ)、
リペアIIを強化改修し遠距離攻撃用の武装を追加して地上戦力としたリペアIII、さらに改修されたリペアIVが登場している。

なお、OPにてマリナそっくりの女性がエクシアに宿るかのような描写→マリナは死ぬのでは?という死亡フラグ疑惑が立っていた
(OPでは他にもマリナが落下してしまうのを刹那が救えないという描写もあったのでなおさら)。
+ まさに天使

+ 刹那・F・セイエイについて(ネタバレ含む)
ファンからの愛称は専ら「せっちゃん」。
恐らく「小柄」という設定からと思われる(1期は設定上162cm)。また、顔つきも幼い印象がある。
後述する名台詞「俺がガンダムだ」から、「ガンダム」と呼ばれる時がある。正直ややこしい。
無口・無表情・無愛想と三拍子揃った浅黒い肌の16歳の少年。
事前情報や1話の時点では「無口・無表情でヒイロとキャラが被っている」と視聴者に言われ、
更に第1話から全く自重しない スペシャルで二千回で模擬戦なエースパイロット
乙女座でセンチメンタルな変態ガンデレ上級大尉 と濃い連中、
加えて胸囲的な戦闘力を誇る女性陣のダブルおっぱいの影に隠れがちだったが、
第2話での名言「俺がガンダムだ」やその後の迷言珍行動の数々により、中二病キャラと認知されるに至る。
特に序盤は後述する「俺がガンダムだ」以外にも、
正体を隠さなきゃいけないのに、初対面の女性に自分の正体を明かしたり、
個人的な因縁のある仇敵を前に自分からコックピットを解放し危うく正体を晒しかけるという問題行動もあった
(一応、いずれに関しても「そらやっちまうよな」、と視聴者的に納得できてしまう理由はあるのだが…。
 後者は情報漏洩の面でもまずかったか、その後仲間から修正を受ける事になった)。

「刹那・F・セイエイ」はCBとしてのコードネームであり、
本名は「ソラン・イブラヒム」。中東の極貧国家「クルジス共和国」生まれ。
幼少の頃に、「誘拐・洗脳され「神」の名の下に両親を自ら殺害。少年兵として戦争に加担していた」
という壮絶な過去がある。
実の所『ガンダム』シリーズでは両親は既に死亡しているあるいは劇中で死亡してしまう主人公こそ多いが、
両親を自ら“直接”殺害した主人公は現在の所刹那のみである。
小柄で幼い印象があるのも、少年兵時代の栄養失調が原因(実の所、数値上はヒイロより身長が高いのだがあまり言及されなかったり)。
そのため、1期から4年後にあたる2期では体つきも顔つきも年齢相応に急成長している。
具体的に言うと、2期では身長175cm。1期と2期で区別するため、2期では愛称が「せっさん」に代わっている。

1期序盤は根暗なキャラかと思われていたが、CBの面々や様々な敵パイロットとの戦い、
故郷であるクルジスを滅ぼした「アザディスタン王国」の皇女マリナ・イスマイールとの出会い、
かつての師であり仇でもあるアリー・アル・サーシェスとの再会などを経て、
徐々に本来の性格である「熱い」面が見えてくるようになる。
あまり他人に関わらないように見えて、実際には潜伏先の隣人のパーティーの誘いに応じてくれるなど、
愛想には乏しいし会話のセンスも絶望的ながら普通に人付き合いも良い。
この時に面識を持った女性と2期で再会した時にはごく自然と会話が成立していた他、
その女性が体調を崩して倒れ込んだ際には咄嗟に周囲の人間と共にこれを助けようと動いていた程。
暗く見えていたのは両親を殺した事が強いトラウマになっているからで、
少年兵として殺人を犯した自分が幸せになってはいけないという自責の念もあったからと思われる。
1期終盤では、仲間の死に絶叫し涙する場面も
(皮肉にも彼が涙した仲間は、劇中で初めて笑顔を向けた兄貴分であった)。

そして2期では、正統派熱血系主人公として成長し、
相変わらず口下手ではあるもの、自ら率先してCBを率い信念と理想のために戦い抜く。
「変革」を一つのテーマとする『00』の主人公として、
肉体的にも精神的にも申し分のない「成長」を遂げたキャラクターと言えるだろう。
劇場版『A wakening of the Trailblazer』においても、地球人類とELSが和解する礎を築いた
(と言いつつ、この辺に関してはエピローグの展開からそれなりのしこりや遺恨は残っていたようではあるが)。
+ 地球人類と…?
『機動戦士ガンダム00』の劇場版を見ていないガンダムファンの人には、
この「地球人類とELS」という言葉に何か引っかかるものを感じたと思うだろう。
そう、この『機動戦士ガンダム00』という作品、劇場版でとはいえ長いシリーズの中である種のタブーを破った。
それまであくまで「人間VS人間」の戦いを描いてきた『ガンダム』に、
「人間VS地球外生命」(ELS)という構図を持ち込んだのである*2。これに関して賛否両論だったのは言うまでもない。
まあそもそも地上波の劇中で「来たるべき大いなる対話」、
つまりは地球人以外の存在との対峙が訪れるという匂わせはしており、
刹那もなった「イノベイター」の存在目的等から地球の戦いが終わった後、
劇場版でその話が描かれるのはある種予定調和だったと言える。

これに関しては総監督である水島氏も公開事前のインタビューで
「誰もやってこなかったこと。これはガンダムなのか、という批判はあると思う」と述べており、
批判覚悟での制作であったようだ。
その作品と刹那の戦いの終着点については、実際に劇場版を見て自分で判断してほしい。

コードネームの由来は「刹那・FROM・聖永」。
「永遠よりも長い時間(聖永)の中で切り取られた、一瞬よりも短い時間(刹那)」という意味らしい。

+ その実力
第一期序盤の刹那は、エースパイロットに追い詰められるのを機体性能で強引に押し切る場面が何度もあるなど、
はっきり言って他のガンダムマイスターに比べて明らかに実力で劣っていた。*3
特に射撃は本人も自覚しているほど当たらない(生身で車に撃ったら弾かれてしまったなんて事も)が、
投擲に関してはやたらと良く当て、中盤ではファング(00におけるビット兵器)を落としていた。
だが実戦を潜り抜ける中で実力を上げ、最終的には射撃でファングを「狙い撃つ」までに至る。

第二期以降では他のメンバーに劣らないどころかそれ以上の、立派なエースとなっていた
(敵パイロット曰く射撃も上手くなった)。
ちなみに初期の刹那がパイロットとして劣っていたのには理由があり、そもそも彼がガンダムマイスターとして選ばれたのは、
刹那がかつて0ガンダムに救われた際にガンダムをあたかも神や救世主であるかのように見ていたのを、
パイロットのリボンズが興味を持ってヴェーダに介入して推薦したからである。
つまり、才能や素質を見込まれて選ばれた他のメンバーと違い、そもそも刹那は能力を考慮されていなかったのだ。
だが、その持ち合わせたガンダムへの思いと信念故に成長し、最終的に彼を選んだリボンズを討ったのは皮肉とも言える。

+ 俺がガンダムだ!
「俺が… ガンダムだ!」

刹那が発したこの台詞は、すっかり彼と『00』を象徴する台詞として認知されているが、
実はこの台詞と初代ガンダムは直接ではないにしろ関係がある。
彼のこの台詞は少年兵時代に命の危機に瀕していた時に0ガンダム(オーガンダム)によって救われた事に起因している。
つまり彼はガンダムという存在を神格化して見ており、
「俺がガンダムだ」という台詞はガンダムに対する憧れを自身に重ねた台詞なのである。
彼のいうガンダムとはMSという意味だけでなく、いわばヒーロー、救世主としての意味も持っているのだ。

TYPE-MOONの奈須きのこ氏が、
「紛争のせいで神を否定した少年が、兵器の中に神を見出すのは救いようのない壊れ方」と刹那を評している通り、
彼はガンダムへの憧れと崇拝故に苦しみ藻掻くのである。

その証拠に、
「俺がガンダムだ」(紛争に介入する直前に)

「俺は…ガンダムになれない…」(少年兵を助けられず)

『刹那、ガンダムになる』(次回予告でのナレーション。上記の直後で視聴者を盛大に噴かせた)

「今度こそ、ガンダムに…!」(要人を警護しつつ)

「俺が!俺達が!ガンダムだ!」(世界を手中に収めんと暗躍した敵に対して)
…と、彼なりの心境の変化が見て取れる。

そして最終的には、物語の黒幕であったかつての0ガンダムのパイロット、
即ち刹那にとって救世主だった人物を否定し、未来を切り開くために戦いを挑むのである。

なお、刹那の決め台詞として認知されているこの台詞だが、
実は2期以降「俺ガンダムだ」とは一度も言っていない。
しかし、敵部隊との戦闘を前にして他の登場人物がそれぞれの想い人の名を呟く中、「ガンダム…」と呟き
同じく量子コンピュータである「ヴェーダ」の名を呟いたティエリアとの連携で視聴者を二度吹かせた。
マリナとフェルト、ついでにミレイナカワイソス
+ マリナカワイソス?
見ての通りヒロイン涙目としか思えないこの場面だが、実はこの直後の場面でマリナは銃撃されて次回に引っ張る
次話でマリナは無事だった事が判明するのだが、
これで刹那が「マリナ…」とでも呟こうものなら死亡フラグでしかないので
(しかも前述の通り、マリナに死亡フラグが立っていそう描写が1期OPで描かれていた)、
メタ的には「ガンダム」と呟く事でマリナの死亡フラグをへし折ったと言えなくもない
それ以前にマリナは空気ヒロインだし、刹那(とティエリア)は異性に興味が無いんだけどね*4

え、フェルト?フェルトはなぁ…。

+ 0ガンダムについて
彼がガンダム馬鹿になった原因であるこの0ガンダム、実は初代とそっくりの見た目をしている。
0ガンダムをデザインした大河原邦男氏によるとサプライズ目的でデザインしたとの事。
実際0ガンダムが登場した時は大きな波紋を呼んだ。
ちなみにこの時0ガンダムに搭乗していたのが刹那をマイスターへと推薦した張本人、リボンズ・アルマーク(CV:古谷徹蒼月昇)*5である。

+ 終盤ネタバレ
第二期に入って物語が大詰めにさしかかった時、戦力増強のために0ガンダムは戦場へ駆り出される事になる。
以前までは灰色一色のカラーリングだったがこの時には彩色されており、さらに初代っぽくなった。
そして紆余曲折あって宇宙空間で漂流していた所を、刹那との戦いで機体を失ったラスボスにして嘗てのパイロット、
リボンズによって発見され……
+ 「ガンダムエクシア、刹那・F・セイエイ…未来を切り開く!」
刹那、そしてCBを倒し、世界の頂点に立とうとするリボンズ。
そんなリボンズの前に現れたのは、先述のエクシアRIIだった。
刹那の敗北の可能性をも考慮したスメラギが、刹那に託したのだ。
頂点(≒神)として君臨しようとするリボンズと0ガンダムに対峙するのは、
かつて0ガンダムを「神」と崇めた刹那と、天使の名を冠した「刹那のためだけのガンダム」。
壮絶な戦いの末、遂にエクシアのGNソード改が0ガンダムのコクピットを貫くも、
本機もビームサーベルを受けて中破。その役目を終えた。

+ ちょりーっす!
「ちょりーっす!転入生の刹那でーすっ!よろしチョリース!」

一期の後に発売されたドラマCD『MISSON-2306』ではある人物を護衛するために学校に通う事になるのだが、その時の自己紹介の第一声がコレ。
どう見てもキャラ崩壊しているが、実はこれ、プランの薦めで「擬似人格TYPE-R35」を用いていたため、
このような性格になっているのであって本人の意思ではない
(実際心中で「本当にこれでいいのか」と自問していた。いや、当たり前だから)。
このドラマCD、ある人物がガチホモになって大暴走したり、メタな台詞が飛び交ったりと、
カオスの極みなのでファンの方は是非とも聞いてもらいたい。正に公式が病気。
もちろん二期のドラマCD『COOPERATION-2312』でも「ちょりーっす!」を連呼し、
第一期ラスボスに関する非常にメタな発言をぶちかましたりと大暴走している。
ある意味いつもの宮野氏である

「プラモ出てないしー」
「黙ってろ…ちょりす!」
「……ちょりっす」

+ 他ゲームでの活躍
+ 『VS.』シリーズでは
アーケードゲーム『ガンダムVSガンダム』にタイムリリースの隠し機体として登場。
アーケード稼働時に『00』1期放映中であったため、ほぼサプライズ参戦である。
そのためかモーションもOPの再現やオリジナルだったり、刹那もあまり喋ってくれなかったりするが、
CBの武力介入を再現したかのような「闇討ち・奇襲が得意な格闘機体」という立ち位置。
様々なガンダムが集う本ゲームにおいて「ガンダムタイプ!?しかし旧式!」と言い出したり、
ラスボスのデビルガンダムには「あんなものが…俺ガンダムであるものか!」と言い出す等、
クロスオーバー要素もしっかりある。
ちなみにデビルガンダムは元々アルティメットガンダムという「地球環境再生を目的としたガンダム」であり、
暴走したデビルガンダムは「地球浄化のために人類抹殺」が目的である。
「人類の救世主」であろうとする刹那の台詞は表層だけでなく深い意味でも的を得ていると言える。
アシストはガンダムデュナメス。
一瞬で相手に着弾する驚異の弾速と銃口補正を誇り、射程距離外の相手すらも着地硬直を「狙い撃つ」事が可能なため、
ゲーム中でも屈指の高性能アシストである。
そのため、プレイアブル解禁前に敵として出てきた際に「アシストが出たと思ったらダウンさせられていた」プレイヤーは数知れず。

次作『NEXT』にもヴァーチェと共に参戦。
特殊システム「トランザム」が実装され、刹那も「ガンダム」を連呼するようになった。
ガンダム系機体を撃墜したら「貴様はガンダムでは無い」と叫んだりする。
システムの都合上常に戦場ではビームライフルの弾幕が飛び交うため、格闘機はシステム上不利であるのだが、
エクシアは格闘の威力はMFに比べ控え目であるかわりに3連射可能なBRを持っているため、
コスト2000の格闘機としてはかなり扱いやすい部類に入る。
格闘もMFには無いエクシア独特の判定を持つため、接近戦ではかなりの優位に立てる。
デュナメスも続投。離れていても油断できない超性能で、今日もどこかで刹那の尻拭いサポートをこなしている。
その銃口補正を少しはキュリオスに分けてやれ
エクシアの特徴的な攻撃がトランザム時に解禁される連続攻撃(通称「サーシェス斬り」)、
鬼威力、鬼発生、鬼判定、縦横無尽に斬りつけるため相手の相方はほぼカット不可能
…に見えるが、実は特格を除いた格闘が全てこれに変わってしまうため対人戦では相手からは攻撃パターンが読まれてしまうという欠点がある。
しかもこの連続攻撃は一直線に突進するのでよほど近付かれない限りは避けやすい。
トランザム終了時の硬直では被ダメージが2倍になってしまうため、相手からはトランザム確認からガン逃げ余裕でしたとばかりに距離を取られ、
硬直時を待ってましたとばかりに狙われてしまうのである。
『00』を象徴するような武装なのに対策を立てるのが至極簡単な武装なのである。哀れ。
縦横無尽に動くのでカットはほぼ不可能かに見えるが、実は照射ビームなど判定が出続ける攻撃に自分から当たってしまう事が多く、
特に照射ビームがメインウェポンであるウイングガンダムゼロにはカットされやすい。
しかし、照射ビーム持ち機体を相方に対応してもらう、機動力の遅い機体を狙うなど、使い所をしっかり定めれば強力な武装であるので、
宝の持ち腐れにならないような立ち回りが必要とされる。
撃墜間近の瀕死状態では一発逆転を狙うために発動するのも手である(ただし、残戦力ゲージに余裕がある時に限る)。
コスト2000の格闘機であるという事そのものがシステム上不利であるにも拘らず、
安定した格闘性能と一発逆転のバクチ技があるので、ガチ戦で姿を見かける事は多い。

『EXTREME VS.』ではタイムリリース機体として参戦。出演枠はアニメ二期だが、パイロットは一期刹那。
アシストは支援機のGNアームズになり、デュナメスはアシストを卒業、家庭用で個別の機体として参戦する事になった。
機体としてはこれまでと変わらない白兵戦重視のデザインなのだが、アシストの性能が大幅に変化した事で、
射撃能力が低下した事に加え、後述する「復活」との兼ね合いで体力が低いという欠点がある。
また、格闘は相変わらず強力なのだが前作に比べて火力が低下しており、
そのため「低火力+低体力」という上級者向けのピーキーな仕様になっている。
そのせいか、他の格闘機に比べて苦戦を強いられる相手も多かった。
しかし2000コストとは思えない高性能の格闘群や、
一瞬にして距離を詰めつつ激しい上下動で相手を撹乱できるジャンプキック(通称「マリオ」)など、
この機体にしかない特色もあるため、一概に産廃とは言い切れない。

トランザムは武装ではなく覚醒に伴うパワーアップ効果に変更。
トランザム中は一部の格闘が前作同様の乱舞斬りに変更され、カット耐性とダメージを両立できる状態になる。
この時にいくら無双できるかがガンダムマイスターの腕の問われどころであると言っても過言ではない。
覚醒技は「オーバーブーストモード突撃」。2期最終回で0ガンダムに対して放ったゴロゴロ突撃GNソードによる突貫攻撃。
1期仕様なのに何故2期の突貫なんだと疑問を抱かざるを得ない

この機体のみの特殊機能として、百式の「まだ終わらんよ」に相当する「復活」がある。
エクシアがやられてしまうと敗北になる状態でエクシアの体力が0になると、
体力が100回復し前述のエクシアリペアとなって復活
しかしこの状態になると原作のリペアよろしく超絶弱体化してしまうため、本当に「一時しのぎ」の復活である。
具体的に言うと、
  • 各武装の威力と機体の機動力が低下
  • アシスト(特射)とサブ射撃は使用不能になり、発生遅い・威力低い・ブースト使うと負の三拍子が揃った死に技の突撃に差し替わる
  • 格闘弱体化。前派生・射撃派生は封印され、横格は単発に
  • 根性補正はかかるのだが、そもそも武器の威力が下がっているため帳消し
  • この状態でも覚醒すればちゃんとN格闘・BD格闘がトランザム発動時のものになるのだが、
    N格闘の派生技は判定劣化の影響で時々コンボが繋がらずに途中で落としてしまう

…と、正に劇中の如き恐ろしい弱体化を遂げてしまう。首だけになってしまうこいつよりはマシだが
運が悪いと復活したにも拘らず、次の瞬間相手の第二波で蒸発してしまう事も。
ちなみに復活後はシールドガードも使用できないため、広範囲に爆風を発生させる系統の武器起き攻めをされると、
爆風から脱出できなければ爆風を食らってしまい、復活の甲斐なく蒸発してしまう
また「復活」を持つため体力が同コストの平均より低く設定されているが、
これが結果として被ダメージによる覚醒ゲージ上昇値の減少に繋がっている。
上記のように覚醒によるトランザム発動が強力なのでプレイヤーの中には「リペアいらないから体力を増やしてくれ」とまで言う人もいる。

続編『FULL BOOST』では武装のラインナップはそのままに基本性能が底上げ。
そして、遂に覚醒技が原作をイメージしたGNアーマーを装着しての乱舞斬り、「GNアーマーTYPE-E」に変わった
(ただし復活後のエクシアリペアは前作と同じ「オーバーブーストモード突撃」)。
その他の面でもアシストのGNアームズの強化、特殊格闘の回転切りにバウンド属性が追加され、拾って追撃できるようになるなど、
全体的に嬉しい調整が施されている。

また、ネックであったコンボ火力も新たなコンボ、通称「GNバスケ」によりある程度改善。
これは「ダウン値の低い前格の突きを当てる>射撃派生で相手を拘束>特格の縦回転斬りの最終段だけを当て相手をバウンドさせる>拾ってコンボ~」
というものなのだが、この特格の縦回転斬りで相手をバウンドさせる様がバスケのドリブルを連想させるためバスケと称される。
…「コンボでバスケ」の元祖である世紀末スポーツの影響も少なからずあると思われるが。
これによりエクシアは前作では信じられないレベルの火力を獲得、覚醒時は条件次第だが覚醒技を絡めれば300オーバーの火力を叩き出す
前作の火力を思うと信じられない話である。
しかし、伸びのほとんど無い前格始動なのでほぼ格闘迎撃専用。

前作から強化はされたが、格闘寄りながら自分からは攻めにくく低耐久なのは変わっていないので弱キャラに分類される。
とは言え、トランザム中は前作以上に荒らし性能が高くキャラ差を覆す事も不可能ではない。

『マキシブースト』ではエクシアが継続参戦している他、先述のアヴァランチエクシアが新規参戦。
エクシアは基本的な性能に変化はないものの、覚醒中に限りGNアーマーへの搭乗(一種の換装コマンド)が追加された。
GNアーマーへの搭乗時は操作系がガラリと変わり、変形MSに近い操作感になると同時に各種行動にスーパーアーマーが付与されるようになるが、
ゲームの根幹である虹ステが封じられると共に当たり判定が肥大化し回避が困難になる上、スーパーアーマーが仇となって、
通常時では繋がらないコンボが繋がってしまい大ダメージを受ける危険性もあるため、基本的には魅せ・ロマン技

『マキシブーストON』では覚醒時のGNアーマーへの搭乗は削除されたが、射撃CSにGNショートブレイド投擲が追加、
そして横特格に大きく回り込みながらGNソードで斬りつける新たな格闘が追加された。

アヴァランチエクシアは通常エクシアと同じく格闘メインの高機動機体。コストは500上昇して2500、所謂準高コスト帯に昇格。
エクシアの挙動の要であったサブ射やアシストを絡めたキャンセルルート(通称アメキャン)を失ったものの、
代わりに相手に急接近する移動技や、相手の左右移動・上下移動を潰すようなVの字の軌道で飛ぶダガー投擲・射出を得た。

総じて射撃戦能力は低下したものの、エクシアから受け継いだ格闘は相変わらず強力。
さらに豊富なキャンセルルートを持ち、様々なモーションを使い分けられる特格を得た事で、
移動技を絡めてのキャンセルルートを生かし、縦横無尽に移動できるトリッキーな移動能力という新たな強みを手に入れた。
ステージを所狭しと飛び跳ねる姿はまごうことなき変態
このトリッキーな機動によって、ある程度タイマンでも敵の射撃を捌きつつ近寄れるのがアヴァランチの大きな強みとなっている。

余談だが、『EXTREME VS.』では彼の後継機のダブルオーガンダムが色々な意味でやらかし、
「バグルオー」と呼ばれる羽目になるのだがそれはまた別のお話。

+ 『Gジェネレーション』シリーズでは
『WARS』から登場。最大射程は短いが強力な近距離武装を備え空を飛べる上に数値も高めでかなり強いのだが、
最大の特徴は「TRAMS-AM」によって機体性能を1ターンのみだが爆発的に上げる事ができる点。
「TRAMS-AM」の発動によって機体性能が+20空中と宇宙適性A、移動力+1という破格の能力向上ができる。
Gジェネではデビルガンダム等のラスボス系でも機体性能が30後半から40前半程度と言えば、この凄まじさが理解できると思う。
1ターン経過で能力が半減してしまうが、ボスキラーから敵フェイズでの迎撃機まで幅広く活躍が見込める。
流石に強すぎると思われたのか、『WORLD』では「TRAMS-AM起動」が武装に変更された。
が、元が優秀なので弱くなったというイメージは然程にはない。それと『WARS』の時点でTVに登場したエクシアは全種類登場しており、
特にRIIは情報が伏せられていたためサプライズであった。
実戦配備型0ガンダムの方が大ボス且つその強さでもっとサプライズだったが
そのRIIも『WARS』の時点で最終決戦そのままの動きをしており、スタッフの愛が窺える。
パイロットの刹那もかなり優秀な能力とアビリティを持っており、早めにスカウトできれば大きな戦力となってくれるだろう。
ちなみに、『WORLD』では1期・2期・劇場版で合計三人もの刹那がいる。
強さもこの順番で強くなってゆき、劇場版の刹那に至っては「ぼくのかんがえたさいきょうのぱいろっと」状態。
尤も、加入条件が「コレクション95%」という半ば隠しキャラに近い仕様なので、仲間にするのも一苦労なのだが。
あと、2期でイノベイターに覚醒した刹那だが、『Gジェネ』だと一期の時点で覚醒値がある
主人公補正なのか、それとも初めから素質があったと言う事なのか…。
この他、彼も特殊台詞が用意されており、特に2期と映画刹那は中々熱い。

「俺が!シャイニングだ!」
「爆熱!ゴッドフィンガー!!」

『OVERWORLD』ではアヴァランチエクシアが登場。
性能的には「セブンソード」が削除されているものの、フルアーマーシステムがあるので耐久力があり、
さらに「パージ」で通常のエクシアにもなれるのでエクシアの上位互換と言っていい性能。
刹那は1期・2期は容姿変更で統合され、映画は別枠になった。なお映画刹那は台詞が新録されている。

『Gジェネレーションモバイル ネクストユニバース』ではなんとステージ1の時点で武装に「TRAMS-AM起動」がある
(ネクストユニバース』では作品ごとにステージがある形式となっている)。
EN消費が高いので序盤だと一発使えるかどうかだが、序盤のボスなら一撃で倒す事ができる。
イオリアは犠牲になったのだ…
さらにステージ1で特定の条件を満たすと出てくる乙女座の中尉は、
ソレスタルビーイングもガンダムもまだその存在が公にされていないのに、既にガンダムの存在を知っている
また、『OVERWORLD』でも1期最終盤の原作再現で何故かグラハムの代わりにブシドーが現れ、
1期の刹那に対して「4年ぶりだな、少年」と意味不明な事を言い放っていた。
おまえら最初から飛ばしすぎだろ

+ 『スーパーロボット大戦』シリーズでは
『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』にて初参戦を果たしている。
ちなみに全編味方なので安心して育てられる
(まぁ、肝いりの新規参戦作品の主役をいつまでも敵にするわけにはいかないし、
 そもそも本作ではそうしないといつまで経っても主役が敵のままな作品ばかりである)。
機体をフル改造施する事で得られるカスタムボーナスで「全ての格闘武器の攻撃力+400」、それと
搭乗パイロットが70機撃墜する事で得られるエースボーナス「ガンダムおよび太陽炉搭載機体への与ダメージ1.5倍」により、
原作通り、太陽炉を搭載しているGN-Xやガンダムスローネツヴァイなど特定のユニットに対して絶対的な強さを持つ。
これにより、とあるシナリオでは原作でもかませだった某キャラが救いようのない程のかませになるが、まぁ仕方あるまい
なお、この補正は相手が別版権作品の敵機だろうと「ガンダム」の名がついていれば問答無用で適用される
このため、『ガンダムW』のシナリオが本格展開する『再世篇』では、
(太陽炉搭載型自体が増えている事と相まって)刹那の暴れっぷりが更に酷い事に……。
2期で二代目愛機ダブルオーが「ガンダムを駆逐するガンダム」と呼ばれただけの事はある。
ただし、このボーナスは味方の機体も対象、かつ刹那の機体で使えるMAP兵器が敵味方の識別ができないタイプなので、
うっかり巻き込んでしまうと大惨事を引き起こす。
味方のガンダムをGNアームズで吹き飛ばして経験値稼ぎとかするなよ!ロジャーを出してれば修理費もただになるけど絶対するなよ!!
また本作のオリジナル敵には一定以下のダメージを無効化するバリアを持つモノが多いのだが、
エクシアはそんなの知った事かと言わんばかりにバリア貫通のアビリティを持つ「GNソード」「GNセブンソード」があるので、
バリアだらけの最終面でも重要な戦力になる。
欠点はパイロットである刹那は能力的にそんなに強くない所であるが、序盤からいるため育成自体はしやすいので、
低めである技量や命中をしっかり補強してやれば、切り込み隊長として活躍できるはずである。
連続攻撃を持っているので撃墜数も稼ぎやすいし。

ストーリー中では案の定と言ってもいいが、テロリスト繋がりでヒイロ・ユイとよく絡む。
特に、味方の活路を開くためにヒイロが自爆した際には「お前もガンダムだ」と一見意味不明ながら、
彼なりに最大級の賛辞を送っている。
直前にヒイロも刹那に「ガンダムになれ」とエールを送っているため、彼は恐らく発言の真意をきちんと掴んでいるのだろう
(一方、主人公であるクロウ・プルーストは初対面で「お前はガンダムではない」と罵倒されている。
 尤も彼は借金返済のために戦う男なので、ボロクソに言われるのもしょうがないっちゃしょうがないのだが)。
余談だが、このシーンをTwitterのスクリーンショットで見た水島監督は「素晴らしいね、スパロボw」と絶賛していたりする。
また、中断メッセージではヒイロに加えて『ボトムズ』のキリコ・キュービィと三人で出演するものがある。 むせる

でも流石に、『マクロスF』のランカ・リーの歌に対し、「あの歌もガンダムか…!」と呟いたシーンは盛大に突っ込まれた。
尤もこれも、彼女の歌「星間飛行」に驚愕感動して戦闘を放棄した戦闘種族ゼントラーディを、
かつて0ガンダムに危機を救われた時の自分とを重ね合わせていた…と好意的に解釈ができない事もないのだが
(というか、本人もその旨の発言をしている)。
もう全部ガンダムでいいんじゃないかな。

その他、特定の仲間を連れて不良児の友人の面倒を見ている苦労性の優等生を装って情報収集をする一幕があり、
この際には{元役者(高校に進学するまでは天才女形として舞台を風靡した若手名歌舞伎役者だった)である、
別版権作品の主人公をガチで騙しおおせている}(この人物、後日騙された事に気付いた際、物凄く悔しがった)。
ちなみに原作ではシチュエーションは違うが、その主人公と中の人が一緒の上級大尉に演技を見破られた事がある(正体がバレたわけではないが)。

「お願いします… 僕、このままだと単位が危ないんです」
「今日中に回答を30人分集めないと留年しちゃうんですよ」
「そっちのもちゃんとお願いしなよ。君達も僕と同じなんだろ」
「そんな風に突っ張ってちゃだめだよ、君」

そして続編である『再世篇』では、エクシアはプロローグのみ登場。また、序盤にエクシアリペアがスポット参戦する。
エクシアリペアは武装はGNソード(ライフルモードも使える)しか無く、はっきり言って序盤である事を考慮しても貧弱極まりない性能だが、
気合の入った戦闘アニメは必見である。必ず戦闘アニメをONにしておこう。
ただし、最終決戦にエクシアRIIは登場しなかったが。登場するとダブルオーが離脱してしまうので仕方ない
スト―リー面でも変わらずヒイロと良く絡み、あるミッションでゼロシステムを使いこなせず苦戦するヒイロに向け、
トランザムライザーにより発生した対話空間の中で「ガンダムに打ち勝て!」と叱咤激励した。
エンディングでは「お前はガンダムに打ち勝った」「お前もガンダムを超えた」「最高の褒め言葉だ」と互いを称え合った。

その続編である『第3次スーパーロボット大戦Z』や『V』では主に劇場版の再現が行われている。
『時獄篇』ではそこまで大きな再現はないものの、『天獄篇』で本格的な原作再現がなされている。
また、こちらでは『ガンダム00』との設定や世界観の類似性が見られる『フルメタル・パニック』も同時に参戦。
向こうは初の声付き参戦という事で原作再現も豊富、さらに刹那とロックオン・宗介とクルツの関係性から共演を望まれていたこともあり絡みは多い。

ニンテンドー3DSソフト『スーパーロボット大戦UX』では、劇場版名義で単独参戦。
『00』劇場版と同様に対話が話の主軸である『マクロスF』『蒼穹のファフナー』との同時参戦となった。
あと『マジンカイザーSKL』も同時に参戦したから発売前は対話失敗と言われていたり
文字通り「俺がガンダム」である『SDガンダム三国伝』と併せての参戦となり、一部で話題を呼んだ。
設定的には1期から大分経った頃なので、刹那自体は極端に絡む事は無いものの、
曹操ガンダムの初登場時には「奴もミリシャの侠(おとこ)か!」と呼ぶなど、ある程度意識している描写も存在している。
ちなみに刹那が初登場するのはルート分岐中で、その時点で加入しているSDガンダムの孫権達は別ルートにおり、
下記のロックオンの台詞が出る話では孫権達と合流済みなので、刹那が彼らを初めて見た時の描写自体はされていない。
なお、寺田プロデューサーによると、極端に絡ませなかったのは制作側も意識した上のものだったようだ
(これはグラハムに対する発言だが、刹那も同レベルのガンダム馬鹿なので刹那に対しても同様であろう)。
三国勢に対する援護台詞もあるのだが…指定ミスで孫権と曹操へのセリフが逆になっているという物凄く失礼なバグが存在する。

「お前さんたちの前じゃ、刹那もうかつなことは言えないだろうぜ」
「………」

…2期以降の刹那は「オレがガンダムだ」というセリフを言ってないのになんで知ってるんだ、ロックオン(二代目)。

俺は…… ガンダムじゃ無かった……
お前もまた、ガンダムだ

また『スーパーロボット大戦Operation Extend』にも実質的ないるだけ参戦ではあるが、ブシドー共々登場している。
ソレスタルビーイングなどの原作の設定は投げ捨てられ単にコロニー勢力に属するガンダムのパイロットとなっているのだが、
ヒイロとは同僚となっていて(ご丁寧に初登場も二人一緒に)、ここでも相変わらずのコンビぶりを発揮している。

『スーパーロボット大戦BX』でも再び俺がガンダム…更にその理想形とも言える「騎士ガンダム」と共演。
なお本作は剣士ゼータがソレスタルビーイングに協力している関係で、やっぱり彼らとの初遭遇時の反応は見られない。
性能の方は『UX』から据え置きで、更に終盤にクアンタのサブパイロットとしてティエリアが同乗できるようになり、
覚醒と熱血を分担できるようになって火力が大幅に強化される上、
本作のバランスブレイカーの一つ、「不屈バグ」を使用する事ができるようになる。
DLCのキャンペーンマップでは騎士ガンダムと対決する事ができ、
そこで下記の通りガンダムを超えながらガンダムであり続ける二人の戦闘前会話を見る事ができる。

なお原作で騎士ガンダムは伝説の勇者ガンダムの再来とされているが、
この勇者ガンダムとは大昔に先代スペリオルドラゴンになったグラディエータガンダムエクシアのことである。

+ 戦闘デモまとめ
『第2次Z破界篇』版
『第2次Z再世篇』版
『第2次Z再世篇』版のエクシアリペア
『OE』版

+ 『ガンダムトライエイジ』では
『ガンダム00(と0083)』特集弾である「ビルドMS 2弾」にパーフェクトレアで参戦。
後発のため、後半主役機のダブルオーガンダムPレアや劇場版主役機のダブルオークアンタPレアをステータスでは上回っている。
とはいえ、単純な上位互換というわけではないので使い分けは可能。
ステータスはアタックが高くスピードも高めだがHPは低め。
アビリティは追加入力に成功すれば攻撃を回避して反撃する「トランザム」。
トランザムが発動したからといって性能が下がったりはしないので安心しよう。
同弾ではキャンペーンカードとしても登場し、こちらのアビリティは先攻時に防御効果を無視した攻撃を行う「速烈」。
必殺技は「トランザム・セブンソード」。
トランザムを起動し敵に接近して連続攻撃、最後にGNソードに持ち替えて突撃し斜め下から斬り上げる。

ガンダムマイスターが集結した「ビルドG 6弾」ではシークレットカードとしてガンダムエクシアリペアが参戦。
アタック・スピード共に高い代わりにHPは最低クラスの特攻型の機体になっている。
アビリティは先攻時に防御効果を無視した攻撃を行い、さらに1対1だとダメージが増加する「闘気」。
必殺技は「ヴァルネッド・ソードダンサー」。

専用機パイロットはもちろん刹那・F・セイエイ。
「ビルドMS 2弾」では、1期版の刹那が初参戦(それまでは2期と劇場版のみだった)。
レアリティはレアだが、能力はマスターレアに劣らないカードとなっている。
高レベルスピードバースト持ちで先攻時に追加ダメージを与えるスキルを持つため、CP版のエクシアと相性がいい。

その後、ガンダムエクシアリペアII、ガンダムエクシアリペアIVも参戦。
また、『ガンダムビルドファイターズ』に登場したエクシアダークマター並びにアメイジングエクシアが参戦している。

+ 『ガンダムビルドファイターズ』では
ガンプラで戦うアニメ『ガンダムビルドファイターズ』では、
主人公達のライバルである三代目メイジン・カワグチの使用するガンプラとして、
「ガンダムアメイジングエクシア」と「ガンダムエクシアダークマター」が登場
(現実のガンプラ上のベースはガンダムエクシアリペアIIだが)。
デザイナーはエクシアのデザイナーでもある海老川兼武氏。

『ガンダムアメイジングエクシア』はそれまでメイジンが使用していた「ケンプファーアメイジング」に代わり、
開発途中だった機体を急遽前倒しで投入され世界大会準決勝から登場。
準決勝ではジュリアン・マッケンジーの「ガンダムF91イマジン」と対戦。
8割の完成度(残り2割はバックパック)だったが、「M.E.P.E.対トランザム」という分身対決を繰り広げた。

続く決勝では完成した状態で出撃する予定だったのだが、物語の黒幕の介入によりメイジンは洗脳され、
機体は禍々しい姿の「ガンダムエクシアダークマター」に改造されてしまった。
エクシアダークマターは原型機のエクシア同様七本の剣を使用するのが特徴。
敗北した時に元のアメイジングエクシアの姿に戻った。

その後のアリスタ破壊戦では決勝で損傷した部分を通常のエクシアのパーツを使用して補修し、
エクシアリペアのように左腕部分のマントを着けた姿で参戦。
更に最後の戦いでは、アリスタ破壊戦で損傷した部分をケンプファーアメイジングのパーツで補修した姿で行った
(前者が通称「ガンダムアメイジングエクシアリペア」、後者が「ガンダムアメイジングエクシアリペア2」)。
左腕は健在だが左肩にマントを着けているのは、
海老川氏曰く補修を手掛けたアラン・アダムスの「エクシアの現地改修と言えばマント」というこだわりによる物との事。

+ ニコニコ動画での扱い
ニコニコでは、初期のともすればギャグのような話の展開や台詞にそういうMADが投稿されまくり人気を博し、
後のシリアスで重厚な展開からガチな内容のMADも投稿され出した。
そんな中、ニコニコで特によく知られているシリーズ作品が…

これ である。

2期でも「なーい」
俺が!俺たちが!SDガンダムだ!!

他にも1期の前期OPにおいて回転しながらGNソードで切り付けるカットも印象的だからか、
後年のアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』2期OPにおける朝香果林の描写の際に引き合いに出されたりも。


MUGENにおけるガンダムエクシア

Z.A.I氏による『第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇』のスプライトを使用したものが公開されている。
OPでも見せた回転斬りを再現するなど、非常に完成度の高い仕上がり。
また元のスプライト自体が大きいためサイズもそれなりに大きい。
デフォルトAIは搭載されていないが、QAZ氏によって外部AIが製作されている。
プレイヤー操作

他にはリュウセイ氏によって改変パッチが公開されている。
殺傷力を重視した神キャラになり、最上位に位置する相手とも渡り合える。
後に狂クラスになるカラーも搭載予定との事。
また、ノワール氏によりエクシアリペアも製作されていたが、現在はDLできない。

なお、Z.A.I氏のエクシア公開以前までは、コレのボイスパッチと動きの参考元、
もしくはどないやの飛び道具やフラッグカスタムに乗って体当たりするものとしての登場が主だった。


「武力による紛争の根絶!それこそが、ソレスタルビーイング!!
 ガンダムがそれを成す!俺と…共に!!

 そうだ、俺が!俺達が!ガンダムだ!!!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
削除済み
非表示

出演ストーリー

S&S ~ようこそ、古明地探偵事務所~(主人公)
幽香の農業王国物語(刹那・F・セイエイの鎧)


*1
CBの攻撃対象は戦争をしている者総てなので、侵略者は勿論、それに反撃する者も攻撃対象である。
その癖、戦闘に直接参加していないと言う事からなのか、戦争を指示した者には手を出さない。
(好意的に解釈すれば、政治的混乱を避けていると言う事か)。
結果、第二期の超軍事組織「アロウズ」誕生の原因となってしまった
(これに関しては、外伝作00Fにて主人公フォン・スパークが行った太陽光発電遮断テロが一因のテロ対策の一環によるものとも描かれている)。
いずれにしろ、ラスボスには計画通りだそうだが。
というのも、その真意はソレスタルビーイングという脅威に対抗するべく、各勢力を協力させて世界を一つにするのが目的の第一段階だったためである。
そうして世界が一つの政府に統一され、世界中に撒き散らされたGN粒子の影響で人類をイノベイターに革新していき、
争いのない世界を作り上げ、いずれ外宇宙生命体(ぶっちゃけ宇宙人)と接触した時に「戦争」という要素を外宇宙に持ち出せなくする…
というのが創始者の本来の目的だったのだ(この辺りはニュータイプ論に近い)。
ちなみに、上記のアロウズ誕生の原因には、イノベーター計画の補佐として生み出された人造生命体「イノベイド」だったラスボスが、
「自分は人類をイノベーダー化させるための道具ではない⇒自分こそが真のイノベーターであり人類を管理する存在だ」として計画を歪めた事と、
それにも関係のある事なのだが「世界(人類)の歪み(戦争)を糾すために自然(生命)の摂理を歪める」という、
CBの圧倒的矛盾へのツケが大きかった事も追記しておく。

*2
非公式な(公認ではある)外伝作品まで含めて考えれば、
90年代に発表された宇宙世紀を舞台にした漫画『Gの影忍 百騎夜行』(「百鬼夜行」ではない)にて、
木星圏に侵入した宇宙生命体と、主人公らモビルスーツ忍者が交戦するエピソードが描かれている
(ハンブラビが風車手裏剣になる等、『機動武闘伝Gガンダム』並みにぶっ飛んだ作品だが。
 ちなみにシャイニングガンダムより先に「腕組み」を披露している)。
更には『映画版00』のパンフレットでELSに対し「シリーズ初の地球外生命体(コミック等除く)」と書かれた原因ともされている。

また公式作品でも『∀ガンダム』では外宇宙からの何かの存在が示唆されていたり
(ただしターンXは外宇宙へ旅出ったニュータイプ集団(つまり元・地球人)の物らしい)、
機動戦士ガンダムSEED』でも「地球上の生き物とは思えない生物(宇宙鯨)の化石」が登場していたりと、
宇宙生命体の存在が語られていなかったわけではない(ただし直接登場はしていないので『劇場版00』パンフレットでは無視された様である)。
なおTVシリーズとしての次回作『ガンダムAGE』でも敵が当初地球外生命体と目されていた(実際は違ったのであるが)
……ダグ星人?何の事やら

*3
が、他のマイスターもエースパイロット相手には実力不足で、特に1期終盤で同性能の機体が出てくると苦戦しっ放しであった。
特に刹那に対して辛辣だったティエリアなんて、回避する必要も無い防御力と狙う必要も無い大火力のゴリ押しだったし。
装甲を解除した時は少しだけ違ったが、結局すぐにボロが出た。
さらに言えば刹那との模擬戦では損傷率比較では刹那23%、ティエリア37%でやや負けていた。
とはいえ、ティエリアのヴァーチェはそもそも高い防御力と火力で圧倒するというコンセプトの機体のため、運用法としては正しい。
それに装甲解除後の姿は特殊能力使用のために特化しており、戦闘力が全機中最低の状態なので、
意表を突いた初登場時以外でやむを得ず装甲無しで出撃した時は苦戦するのは当然である。
また、上記のように刹那のエクシアは対ガンダムも想定した機体であり、ヴァーチェの防御を破るのにも有効なため、模擬戦の結果もおかしくはない。

そんな中でも、単機かつトランザムなしで利き目も負傷しているのに、ガンダムに乗った敵エースを追い詰めたロックオンだけは別格である。
強過ぎる味方」と言う設定は死亡フラグだけどな。結局死んで二代目(弟)になりましたとさ
厳密には監督談ではもう一人のマイスター、アレルヤが覚醒した状態が1期時点では全パイロット中最強だったのだが、彼は強すぎた…。
2期では反射能力を司るもう一人の人格「ハレルヤ」の休眠による脳量子波消失、それによる超弱体化、
1期以上の空気化によりファンからは電池と呼ばれるような扱いとなった。
加えてある作戦では乗機が母艦をトランザムさせるための電池として繋がれた(他は出撃している)事が拍車を掛けた。
まあ1期前半じゃかなり目立ってたし、2期では幼馴染の嫁まで作ってるからツケだろ。爆発しろ
なお全盛期ではどの位強かったかと言うと、最終決戦の彼の機体は右手足全損、
武装は左手の鋏付きシールドとビームサーベルのみというムリゲー状態
。おまけに機体性能は高速機動の一撃離脱タイプのため全く強みが活かせない。
その状態でガンダムスペックの機体に乗った敵のエース級2人をボコボコにしたほど。
まあ最後は油断してやられたんだけどね

*4
結局恋愛関係まで進まなかった刹那とマリナだが、CB内はおろか、マリナが身を寄せていたゲリラ組織の子供達や、
果ては敵組織にまで2人の関係は恋人だと思われていた。むしろそう思っていないのが本人達だけというカオス

「つかぬ事をお聞きするです。お二人は恋人なのですか?」
「違う」「違います」

なお、刹那がマリナに拘る理由の一つはマリナの声が母親の声と酷似しているからである
(マリナ役の恒松あゆみ氏は刹那の母役も担当している)。
マザコンと言ってしまえばそれまでだが、刹那は少年兵時代に自らの手で母親を殺害しており
(家族を殺害させて「もう後戻りできない」状況に追い込むのはテロリストの洗脳方法として常套手段である)、
それがトラウマになっている事を考えると正直無理もない所であろう
(ちなみに、『ガンダム』シリーズを代表するマザコンとは母親の声が同じという共通点があったりする…)。
監督も「ヒロインだからといって主人公と恋愛関係にならなければならないという法はない」と発言しており、
実際二人の関係は「主人公とヒロイン」と言うより「考え方が違う姉弟」と言った方がより近い。
脚本家が隙あらばマリナとのラブコメにしようとしたため、監督がその都度直させたなんて話も…

とは言え、お互いがお互いにとって重要な人物であった事は間違いなく、
長い「(地球外生命体との)対話の旅」から帰ってきた刹那がマリナと再会する場面で『機動戦士ガンダム00』と言う物語は幕を閉じたのである
(余談だが、刹那はハイブリットイノベイター(ELS+イノベイター)だからか、ウラシマ効果によるものか若い姿のままだが、
 マリナは70代の老婆となっている)。

*5
どこからどう聞いても古谷氏にしか聞こえないこの蒼月昇という期待の大型新人()であるが、
実際の所この名前は「古谷徹名義ではガンダムシリーズにアムロ役でしか出演しない」という古谷氏の意向によるもの。
ナレーションに関しては例外だったようで、結果リボンズとナレーションが共にクレジットされた回では、
「リボンズ・アルマーク:蒼月昇 ナレーション:古谷徹」と事情を知る者が見たらつい顔を綻ばせそうな表記となっていた。
実際リボンズが出演したクロスオーバー作品でも、彼のキャスト欄は蒼月昇のままとなっている。
まぁ、古谷氏自身もラジオに出演した際に「リボンズ役の古谷徹」と堂々と名乗っていたのだが……。


最終更新:2023年12月25日 02:23