【ゼノブレイドクロス】

ゼノブレイドクロス とは、【Wii U】?用のゲーム。

概要

ゼノブレイドクロス


他言語

Xenoblade Chronicles X (英語)

ハード

【Wii U】?

メディア

Wii U専用光ディスク

ジャンル

RPG

発売元

任天堂

開発元

モノリスソフト

ディレクター

高橋哲哉
小島幸
横田弦紀

プレイ人数

1~32人

発売日

2015/04/29 (日本)

値段

7,700円(税別)

レーティング

CERO:C(15歳以上対象)

最新バージョン

Ver.1.0.2

対応機能

インターネット通信

シリーズ

ゼノブレイドシリーズ

移植・リメイク

Switch:【ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション】

日本販売数

15万2187本

世界販売数

90万5624本

【Wii U】?向けに発売された『ゼノブレイドシリーズ』の作品。
発売前は2013年のE3で「モノリスソフト完全新作」として紹介されており、前作【ゼノブレイド】の高い評価も相まってWiiUのキラータイトルとして力を入れた宣伝が行われていた。
特徴としてストーリーよりも広大のフィールドの探索というオープンワールド要素に力が入れられており、ゲーム開始して少し進めればほぼ全てのエリアに向かうことが可能。更に【ドール】と呼ばれる巨大ロボットに乗って世界中を自在に駆け巡ったり飛び回る事までできる。
オンライン要素として他のプレイヤー32人と「ゆるくつながるオンライン」や、4人によるマルチプレイのボス戦も行える。
ロードが長い上に容量が非常に大きく、ゲーム発売前に「ロード高速化データパック」という無料DLCが配信される珍しい措置が取られていた。

発売前は期待度が高かったものの、メインストーリーが希薄な上に多くの謎を残して未完結のまま終わってしまう点や、データパックを導入しても長いロードなどのパフォーマンス不足、癖の強い人間のグラフィックなどで大きく評価を落としてしまう。特にWiiUベーシック単独では満足に遊ぶことすら困難に近く、USBメモリなどが必須。
その一方でマップの広さと豊富なやりこみ要素、幅の広いサイドストーリー、そしてロボットに乗って自由に遊べるオープンワールドという唯一無二の要素は高く評価されており、評価は真っ二つに割れてしまった。

この後には【ゼノブレイド2】が発売され、長らく『ゼノブレイドクロス』のストーリーは放置されていたが、2025/03/20には【Nintendo Switch】向けの決定版【ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション】が発売され、ストーリーの補完が行われた。

ダウンロードコンテンツ

無料DLCと有料DLCが分けて配信された。

ロード高速化データパック

2015/04/10配信。無料。パッケージ版のロードを高速化する。具体的には50秒近くかかるロードが15秒前後まで短縮される。
DL版は最初から全て入っているため不要。

ロード高速化「基本データパック」 効果:大

データ容量:2008.5MB
地形データなどの使用頻度の高いデータをインストールする。

ロード高速化「エネミーデータパック」 効果:中

データ容量:2732.8MB
エネミーデータなど、フィールドでの利用頻度が高いデータをインストールする。

ロード高速化「プレイヤーデータパック」 効果:中

データ容量:3646.7MB
プレイヤーのグラフィックデータと防具のデータをインストールする。

ロード高速化「ドールデータパック」 効果:中

データ容量:1675.1MB
ドールのグラフィックデータをインストールする。

有料追加コンテンツ

2015/05/08より一斉配信。
新キャラ追加クエストが各々509円(税込)、サポートDLCクエストが各々306円(税込)となる。
全てまとめ買いで2,037円(税込)に割引される。
サポートDLCクエストはブレイドホームの端末から何度も受けることが可能。

新キャラ追加クエスト「HB」

新たな仲間・【ヘクター・バートウィッスル】?(HB)とそれに関するキズナクエストのセット。

  • キズナクエスト
    • 1 / 誇り高き探索者
    • 2 / 恐怖の暴虐王
    • 3 / 乗り越えるべき壁
  • 報酬
    • 1: HBが仲間として使用可能になります。
    • 2: HBの固有アーツ「アトミックバッシュ」
    • 3: HBの固有アーツ「フレームハンド」 ドール「POLICEMEN」の設計図と素材

新キャラ追加クエスト「ボゼ」

新たな仲間・【ボゼ・ロウズ】?とそれに関するキズナクエストのセット。

  • キズナクエスト
    • 1 / アヴァランチの破壊僧
    • 2 / ボゼの個人的な戒律
    • 3 / ボゼの抱えし無明
  • 報酬
    • 1: ボゼが仲間として使用可能になります。
    • 2: ボゼ固有のアーツ「ボルテックス」
    • 3: ボゼ固有のアーツ「バヨネットアーツ」 ドール「YUMBO」の設計図と素材

新キャラ追加クエスト「イエルヴ」

新たな仲間・【イエルヴ】?とそれに関するキズナクエストのセット。

  • キズナクエスト
    • 1 / イエルヴとの出会い
    • 2 / イエルヴの探し物
    • 3 / イエルヴの相棒
  • 報酬
    • 1: イエルヴが仲間として使用可能になります。
    • 2: イエルヴ固有のアーツ「スピリットチェンジ」
    • 3: イエルヴ固有のアーツ「パワードガンナー」 新カテゴリ武器「マルチガン」のデルタプレジャー

新キャラ追加クエスト「アクセナ」

新たな仲間・【アクセナ】?とそれに関するキズナクエストのセット。

  • キズナクエスト
    • 1 / ニュースター
    • 2 / ストレンジノヴァ
    • 3 / ラヴビックバン
  • クリア報酬
    • 1: アクセナが仲間として使用可能になります。
    • 2: アクセナ固有のアーツ「オーバースペック」
    • 3: アクセナ固有のアーツ「ボルテージマックス」 ドール「EXCAVATOR」の設計図と素材

サポートDLCクエスト:成長促進クエストセット

経験値、クラス経験値、バトルポイントを多く得られるクエスト。

  • LV.1~ 濃厚なオウィス
  • LV.10~ 驚異の珪素生命体
  • LV.20~ バイアスの無謀な試み
  • LV.30~ バイアスの貪欲な試み
  • LV.40~ 夜光の正体
  • LV.50~ 雲霞のごとく

サポートDLCクエスト:増収増益クエストセット

お金とミラリウムを多く得られるクエスト。

  • LV.1~ コンテナ回収任務
  • LV.10~ 見えなくもないね
  • LV.20~ 移動砲台を破壊せよ
  • LV.30~ 立ち上がる獣たち
  • LV.40~ 伝説の確認
  • LV.50~ 洞窟基地潜入

サポートDLCクエスト:キズナ促進クエストセット

キズナポイントとユニオンポイントを多く得られるクエスト。

  • LV.1~ 怯えるサルタート
  • LV.10~ 自然ダイナミック
  • LV.20~ 食べ物の恨み
  • LV.30~ そういうこともある
  • LV.40~ 発掘兵器ゼ=ラア
  • LV.50~ 水を与えないで頂戴

ストーリー

西暦2054年、7月。
地球は謎の異星文明同士の戦闘に巻き込まれた。
地球の技術水準を遥かに超えた兵器による戦闘。
その理由も知らされないまま、地球は蹂躙され、大地は焦土と化した。
事前に地球圏への戦闘の波及を察知していた総合政府は、「地球種汎移民計画」を発動。
世界の主要都市からは幾多の恒星間移民船が飛び立った。
45億年の間、生命を育んでくれた故郷からの脱出。
しかし、移民船の多くは重力圏離脱の最中に撃ち落とされ、無事脱出できた船はごく僅か。
「白鯨」はそのうちの一隻だった。
地球を後にし、放浪の旅に出て二年。
地球圏での戦闘から幸運にも生き残ることが出来た白鯨だったが、
ついに異星文明の追撃部隊に見つかってしまう。
軍の決死の応戦と 一人の英雄の活躍によって追撃部隊は退けられたが、
激しい戦闘で白鯨の主機関も大破。
航行能力を失った白鯨は未知の惑星の重力に捉まり、船体を崩壊させながら墜落していった。
そして、二ヶ月が経った──。

ゲームシステム

※一部用語は【ゼノブレイド】のページも参照。

  • アバター生成
    本作の主人公はアバターとなっており、開始時にキャラメイクを行える。使えるパーツはそれほど多くはないものの、色は比較的自由に決められる。
    ゲームを進めることで名前以外は全て再設定可能。性別も自由に変えられる。
  • セグメントマップ
    本作のフィールドマップ・惑星ミラをヘクス(六角形)で分割したもの。
    セグメント内には「トピック」と呼ばれるものが存在しており、それらを達成すると報酬が手に入る。
    これらはWii U GamePadで確認が可能。
    全てのセグメントを埋めるのが本作のやりこみ要素の一つとなっている。
  • フロンティアネットとデータプローブ
    惑星ミラの未知の場所の情報を収集するためのもの。
    フィールドのどこかにある「フロンティアネットスポット(FNスポット)」を探しだし、そこに「データプローブ」というものを埋め込むと周囲のセグメントトピックが解禁され、フィールドの大雑把な地形も確認できる。
    また、データプローブを埋め込んだ場所にはスキップトラベルも可能となる。
    こちらもWii U GamePadで確認が可能。
    更に解禁したFNスポットからは一定時間ごとにお金と「ミラニウム」というリソースを入手でき、データプローブを別の種類のものに変更することで手に入るリソース量を変動させられる。
  • インナーレベル
    他のRPGで言うところの普通のレベル。上がると強くなる。
    本作ではオンラインゲームのように装備品に必要レベルが設定されており、インナーレベルを特定値まで上げないと新しい装備品を付けられない。
    上限は60。
  • クラス/クラスランク
    本作のキャラには「クラス」という職業の要素があり、クラスポイントを獲得することによって「クラスランク」が増えていく。
    クラスに応じて使える武器やアーツが異なり、クラスランクを上げると新しいアーツやスキルを獲得する。
    主人公は「クラスチェンジ」によって別のクラスに付くことができ、色んなクラスをマスターして最強の主人公を作るのが本作の育成要素の一つでもある。
  • デバイス
    前作のエーテルジェムに該当する要素。
    マテリアル(素材)とミラニウムを使って作成できる。
    インナーウエポン、インナースーツ、ドールウエポン、ドールアーマー、ドールフレームの5種類にそれぞれ分かれており、各々の装備品の空きスロットに付けられる。
    空きスロットのない装備は「ルーの店」という施設でミラニウムを使って空きを作れる。空き数は装備品によって上限(基本3つ)がある。
  • アフィックス
    いわゆるエンチャントのようなもので、各装備品に最初から付けられている追加効果。装備を手に入れた時点で決められている。
    こちらもマテリアルを消費して強化できる。
    本作のハック&スラッシュ要素でもあり、強いアフィックスが付いた装備品を掘るのがやり込み要素の一つでもある。
  • バトルシステム
    本作のバトルは『ゼノブレイド』をベースにしつつもいくつか変更点や追加要素がある。
    • 2つの武器
      各キャラクターはクラスに応じた2種類の武器を持っており、格闘武器と射撃武器をそれぞれ使い分けられる。
      基本的に格闘のほうが威力が高い分だけ射程が短く、射撃は威力が低いが射程が長い。
    • ダブルリキャスト
      アーツのリキャストが貯まった後、アーツに対応した武器を持っている間はリキャストが余剰に貯まっていき、全快になると「ダブルリキャスト」となる。
      ダブルリキャストになったアーツは威力上昇や効果時間延長などの恩恵を受けられる。
    • ソウルチャレンジ
      前作のボタンチャレンジに該当する要素。
      パーティキャラが特定のアーツを使うように指示することがあるので、それに合わせてアーツを使ってQTEを達成すると味方のHPが回復する。
    • テンションポイント(TP)
      オートアタックなどを行うと貯まっていくポイント。消費して様々な行動を行える。
      前作のパーティゲージにあたる要素だが、こちらはキャラ個別で管理されている。
      装備品やスキルの組み合わせによって上限値を増やせる。
    • オーバークロックギア
      TPを3000消費して行う強化システム。ストーリー中盤から使用可能になる。
      発動中はアーツのリキャストが大幅に短縮され、持っている武器を問わずにダブルリキャストが可能に。更にダブルリキャストのままリキャストを貯めればもっと効果が増えた「トリプルリキャスト」のアーツを使えるようになる。
      アーツをヒットさせる毎に「ギアカウンター」が加算されていき、カウントが増えれば増えるほどギアタイムの延長、ダメージ増加、ダメージを与えた際のTPが増加する。ギアカウンターの上限は100(MAX)。
      アーツを特定の順番で使うと「カラー・コンボ」が発動し、経験値の増加などの恩恵を受けられる。
      発動中に仲間がオーバークロックギアを発動すると「パーティチェイン」となり、特別な効果を得られる。
      また、オーバークロック中にTP3000が溜まれば「再発動」して効果時間の延長が可能。
  • オーバード
    前作のユニークモンスターにあたる危険生物。二つ名を持ち、他の原生生物よりも圧倒的な強さを誇る。
    Lv60以上のオーバードは強さがバラバラになっており、Lv90でありながら弱めの【秘奥のジョーカー】?や、Lv71でありながら桁外れの能力の【首無皇帝グラデウス】?といったLvと強さが一致しない者も多い。
  • 【ドール】
    本作の目玉となっている巨大ロボ。ゲームを進めて試験をクリアすれば使えるようになる。
    フィールドのほとんどの場所を自由に動き回れる上に戦闘でも使える。
    ゲームを更に進めることで「ドールフライトカスタム」に強化され、空を飛べるようにもなる。
    レベルが機体によって固定化されており、ドールの育成は行えないが、その代わりに「ドールウエポン」と「ドールアーマー」を付け替えて強化ができる。
    カラーリングも変更可能。
    ドールには燃料が設定されており、空になると動けない。
    破壊された場合はソウルチェレンジが発生し、失敗するとダメージを受けてドール保険を失う。
    ブレイドホームのデバイスからドールガレージを選べばドール保険がある間は自動的に修理される。保険が切れるとお金かサルベージチケットを消費して修理する必要あり。
    仲間を乗せることもでき、仲間が乗っている場合は破壊されても保険が失われない。
    いらなくなったら売り払うこともできる。
  • ゆるくつながるオンライン(スコード)
    本作はインターネットに接続して32人のプレイが可能。
    「ライフポイント探索スコード」、「討伐開拓スコード」、「フレンドのスコード」から選んでオートマッチングされた32人のプレイヤーと同時に遊べる。
    スコード内では「トレジャーディール」という整理品を送り合う要素や、「スコードミッション」という特定の敵を倒したりアイテムを集めて達成するクエストを遊べる。
    更にスコードミッションを達成すると他のプレイヤーと一緒に「スコードクエスト」に挑戦可能となり、それらをクリアすれば「報酬チケット」が手に入る。
  • ユニオン
    ギルドのようなもの。8種類あるユニオンから1つも選択して入ることができる。
    各ユニオンに設定された推奨活動を行うと「ユニオンポイント」が増加していき、所属ユニオンの順位が上がる。
    実際に全プレイヤーが行った統計で決定されるその日の順位に応じてランキング付けされ、「ユニオンサラリー」という順位に応じたアイテムを貰える。
    スカウトされた際には所属しているユニオンに応じて他のプレイヤーに恩恵を与えられる。
    更にユニオンポイントを貯めれば「ブレイドレベル」が上がり、上がる毎に「フィールドスキル」を1つ選んで強化できる。
  • ブレイドレポート
    スコード内で提出できるレポート。自由に文章を書いてサーバーにアップロードできる。
    他のプレイヤーのレポートを推薦することも可能。
  • ブレイドスカウト
    他のプレイヤーのアバターをスカウトしてパーティに加えられる。お金が必要。
    雇ったブレイドのインナーレベルは上がらないが、スカウトレベル(上限3)という独自のレベルが設定されており、上げると「ブレイドメダル」や報酬チケット・ユニオンポイント・レアリソースを入手できる。
  • ワールドエネミー
    とても強力な敵。一定周期で出現する【テレシア・プルーム】?、スコードミッション・クエストをクリアして討伐開拓度を上げると出現する【零皇イェギラス】?の2種類が存在し、スコード内でパーティを組んで挑める。挑むためにはブレイドメダルが必要。
    「ライフポイント(RP)」という数値が全プレイヤー共通のものとして設定されており、倒す毎に1ずつ減っていき、討伐すれば参加した全プレイヤーに削ったRPに応じて報酬が配布される。

キャラクター

主要キャラクター

仲間

グロウス

関連作品

紹介動画

リンク

移植・リメイク

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最終更新:2025年03月30日 18:03