570 :俺と恋するウィッチと親友の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:38:09.67 ID:DkXxyLsp0

――第501統合航空戦闘団基地―― 

~ミーナの私室~ 

美緒「ど、どうだ?おかしなところはないか?」 

ミーナ「大丈夫よ、よく似合ってるわ。それより落ち着きなさい」 

白のワンピース。 
やっぱり、美緒には白が似合うわね。これなら貸したかいもあるわ。 

美緒「私は落ち着いてる!」 

ミーナ「はぁ…それじゃあここ座って。軽くお化粧してあげるから」 

美緒「ん、うむ。頼む」 

きれいな肌、普段手入れしている様子なんて全く見せないのに。 
恋をするときれいになるってのは本当なのね。 
あら、美緒って結構まつ毛長いのね。目も大きいし。 
ほとんど何もしてないけど…こんなものかしら?もとが良いぶん下手なことはしないほうがいいわね。 

ミーナ「お化粧はこんなものね、次は髪よ」
 
571 :と俺と恋するウィッチと親友の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:39:43.42 ID:
DkXxyLsp0

長くてきれいな黒髪。大和撫子ってこういうことをいうのかしら? 
この黒髪は望んでも手に入らない分とても羨ましいわ。 
まとめてるのもいいけどたまにはこういうのも新鮮でいいわね。 

美緒「ミーナはさすがに上手だな、私はこういうのはさっぱりだ」 

ミーナ「あら?美緒だって女の子なんだからこれくらいはたしなんでおくものよ?」 

美緒「む…ならこれからミーナにいろいろ教えてもらわなくてはな」 

ミーナ「いつでもいらっしゃい」 

あなたたちをくっつけるために私がどれだけ苦労したかわかってるのかしら? 
苦労した分、絶対に幸せになってもらわなくちゃね。 

あの日、この部屋に飛び込んできた時の美緒の顔は多分一生忘れられないわね。 
ふふ、美緒のあんなあわてた顔久しぶりに見たわ。 

~ほわんほわん~
 
572 :俺と恋するウィッチと親友の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:40:37.64 ID:DkXxyLsp0

美緒「ミーナあぁぁぁ!」 

バタン! 

ミーナ「ど、どうしたの!?」 

美緒「その、でっ…でっ…デートを…申し込まれてしまった!」 

ミーナ「なんだ。よかったじゃないの」 

美緒「いいわけあるかぁぁぁぁ!」 

ミーナ「決闘を申し込まれるよりマシじゃない。で、いつなの?」 

美緒「決闘のほうがまだマシだ!!再来週の土曜なんだが、私はどうすればいいんだぁぁ」 

ミーナ「再来週の土曜ね。美緒は休暇も溜まっているしちょうどいいじゃない。彼にもその日は休暇を出しておくわね」 

美緒「あぁ、ありがとう…じゃない!私は!?いったいどうすれば!?」 

ミーナ「落ち着きなさい。そうね…とりあえず服はあるの?」 

美緒「服?これ(軍服)があるが?」

573 :俺と恋するウィッチと親友の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:41:50.80 ID:DkXxyLsp0

ミーナ「ハァ…わかった。私の私服を貸してあげる。美緒に似合いそうなのを見立ててあげるから。あとは…そうね、お化粧とか」 

美緒「化粧など、生まれてこのかたしたことない!」ドン! 

ミーナ「…この歳でそれは威張れないわよ。わかったわ、そっちも私がなんとかしましょう」 

美緒「恩にきる!それで私はどうすればいい!?」 

ミーナ「そうねぇ…とりあえず滝にでも打たれて気を鎮めたら?」 

ミーナ(正直うるさくて仕事にならないわ) 

美緒「確かに精神鍛錬に滝行は最適だな!行ってくる!!」 

うぉぉぉぉぉ! 

ダダダダダ! 

―回想終了― 

~ほわんほわん~

574 :俺と恋するウィッチと親友の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:42:36.95 ID:DkXxyLsp0

ミーナ「…よし!これでバッチリね」 

美緒「おぉ!なんだか自分じゃないみたいだ!ミーナありがとう!」 

ミーナ「お礼を言うのは早いわよ、それは全部がうまくいった後にね」 

美緒「うむ。では、いってくる」 

ミーナ「裸足で?」 

美緒「ぅ…///」 

ミーナ「ハイ、これ(サンダル)それに帽子も貸してあげるわ」 

美緒「何から何まですまんな」 

ミーナ「いいのよこれくらい、それより楽しんできてね」 

白いワンピースに麦わら帽子…こうしてみるとまるでイイトコのお嬢様ね。 

美緒「今度こそ大丈夫だな、よし」 

ミーナ「はい、いってらっしゃい」 

美緒、あなたはいままで軍人としての生活しか知らなかった。 
でもね、これからは愛する人と一緒に、一人の女性として生きていくこともできるのよ。 
あなたとともに戦ってきた仲間として、同じ女性として、そして親友としてあなたを応援しているわ。 
いってらっしゃい美緒。 
今日はめいっぱい楽しんでこないと許さないわよ。

575 :俺と恋するウィッチとある男の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:43:41.00 ID:DkXxyLsp0

―ミーナ達のやり取りより約40分前― 

~車庫裏~ 

俺「すまないな、私用で使うというのにわざわざ」 

男「いえいえ構いませんよ」 

男2「俺少佐がデートで使うんだ!バッチリ整備しときましたよ!屋根から雨漏りなんてカッコつかないことさせられませんぜ!」 

男「おい、声がでかいっつーの。」 

俺「デートの車が軍用トラックてのもアレな話しだがな」 

ハハハ 

男「あ、そうそう、キーは当直室に誰かしらいるんでそいつに渡しといてもらえれば大丈夫です。 
  燃料も足さなくて結構です。班長には俺らからうまいこと話しておきましたんで」 

俺「すまねぇな、こんど俺のオゴリで飲みに連れって行ってやるよ」 

男「いえ、気にしないでください。これは俺らのほんの気持ちみたいなもんですから」 

男2「それより時間大丈夫なんスか?」 

俺「まだ大分余裕はあるが…待たせるのもなんだしそろそろ行くよ」 

バタン 

男・男2「いってらっしゃーい」

576 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 03:44:30.39 ID:LPLTya/VO
支援
577 :俺と恋するウィッチとある男の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:44:38.96 ID:DkXxyLsp0

ブロロロ… 

俺少佐はほんとに凄い人だ。俺らと大して歳も変わらないのに佐官。 
それなのにまったく偉ぶらないどころか俺らみたいな新米整備士の話にも真剣に耳を貸してくれる。 
実力で這い上がってきた叩き上げ。 
あぁいう人には同じ男として憧れちゃうよなぁ… 

ガバッ 

男2「おい男」 

男「うわ、なんだよ?」 

男2「気にならないか?」ニヤニヤ 

男「何がだ?」 

答えの予想はついている 

男2「少佐の相手さ」 

やっぱり 

男「よせよ、それは少佐のプライベートな話しだろ。少佐自身が言うまで黙ってるのがスジってもんだ。変な噂流すなよ?」 

男2「だ~か~ら~よぉ~、俺らの目で先に確かめて変な噂を流させないようにしようぜって話なんだよ。それにお前も気になるんだろ?」

正直気になるが

578 :俺と恋するウィッチとある男の視点[sage]:2010/10/08(金) 03:46:17.05 ID:DkXxyLsp0

男「ダメダメ、そんな覗きみたいなことできっか」 

男2「なにも覗くんじゃない。偶然、ちらっと視界にはいっちまうんなら不可抗力だろ?」 

こいつ… 
しかし… 

えぇーい! 

男「ちらっと見たらすぐ帰るぞ」 

男2「イエス!」b 

~基地ゲート付近~ 

男「押すなよ」 

男2「見えねぇんだ、しかたないだろ。正直なところ相手は誰だと思う?俺の予想じゃイェーガー大尉だな」 

男「はぁ?お前変な噂は…」 

男2「予想だって、予想。後はヴィルケ中佐も怪しいな」 

男「…案外、バルクホルン大尉かもしれないぞ?」 

男2(結構ノリ気じゃねぇかこいつ) 



579 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 03:51:36.65 ID:59I0MmzbP
しえんしえん 
なかなかいいぞ
580 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:00:09.70 ID:59I0MmzbP
さるったのか?
581 :俺と恋するウィッチとある男の視点 さるった[sage]:2010/10/08(金) 04:02:12.11 ID:DkXxyLsp0

男2「それはかなりの変化球だろ。いや、へたすりゃボールだ。意外性ならユーティライネン中尉とかだろ」 

男「意外性を追求するなら…坂本少佐とか?」 

男2「それこそないない、デートだぞ?決闘や出入りに行くんじゃねーから」 

男「ククッ、だよな」 

クスクス 

男2「シッ!来たぞ、さぁ少佐を虜にした魔性の女はだれかなぁ~?」 

魔性って…しかしこれで明らかになる。少佐は一体だれを… 

男2「オォッ、白のワンピースに麦わら帽子!それに流れる黒髪!」 


ん? 
黒髪? 



男・男2「黒髪?」}

582 :俺と恋するウィッチとある男の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:03:58.08 ID:DkXxyLsp0

~~~~~~~ 

美緒「お、おまたせ///待ったか?//」 

俺「ん、俺も今きたところだ///」 

~~~~~~~ 
男・男2「」 


俺少佐、あんたはやっぱり凄い人ですよ。 



―基地ゲート― 

美緒「お、おまたせ///待ったか?//」 

俺「ん、俺も今きたところだ///」 


美緒「ん?どうした?」 

俺「いや、美緒にはやっぱり白が似合うなって///その服も美緒によく似合っているよ」 

美緒「あ、あまりジロジロみるな///着慣れていないんだ///さぁ早く行こう!」 

俺「お、おぅ!」

583 :俺と恋するウィッチとある男の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:05:05.82 ID:DkXxyLsp0

バタン 

ブロロロ~ 

俺「軍用トラックなんかですまんな。ホントは新車のベンツを用意したかったんだが」ハハハ 

美緒「この車には乗り慣れている、気にするな。それに…隣に俺がいれば…」ボソボソ 

俺「ん?」 

美緒「なんでもない!それよりちゃんと前みて運転してくれよ?」 

俺「お、ぉう!」 


ブロロロ~ 

美緒「今日は天気が良いな。それでどこへ行くんだ?」 

俺「ローマだ。ルッキーニから聞いたんだが今日はローマで世界中の大道芸人が集まってパフォーマンスをする祭りがあるみたいだ」 

美緒「おぉ!それは楽しみだ。大道芸なんて普段見る機会はないからな」

584 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:05:09.45 ID:59I0MmzbP
白のワンピース、麦わら帽子、流れる黒髪、そして眼帯 


もっさんを恋愛から遠ざけてるのは、彼女自身のパーソナリティもあるが、間違いなく眼帯が大きな要因だな
585 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:05:40.68 ID:LPLTya/VO
支援する
586 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:06:27.33 ID:DkXxyLsp0

―ローマ― 

美緒「やはり賑わっているな。車を止められる場所なんてあるのか?」 

俺「まぁまかせておけ」ガサガサ 

美緒「礼服の上着?それもそんなに勲章をつけて…どうする気だ?」 

俺「まぁみてなって。美緒はそのまま黙って前だけ向いてな。おーい!」 

警官「あん?」 

俺「ここに車を止めたいんだがいいかね?」 

警官「おい、ふざけるな。ここは駐禁だ。キップ切られたいならかまわんがな。町はずれに特設駐車場が…」 

俺「ちょいちょい」 

警官「なんだ、今日は忙しいんだ。まだふざけるというならこっちにもそれなりの…ハッ!あ、あんた軍人さんかい!?」 

ガシッ!

587 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:06:38.12 ID:4qECV9RZ0
 >>584 
お前は全国の眼帯スキーを敵に回す気か
588 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:07:09.27 ID:59I0MmzbP
口説く過程も見たい希ガスしえん
589 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:08:33.59 ID:DkXxyLsp0

俺「そうだ、扶桑皇国海軍第○○欧州派遣隊の俺少佐だ。こちらも同じく扶桑海軍の坂本少佐だ。」ボソボソ 

美緒「…」ツーン 

警官「なななな!?」 

俺「実はうちの隊から脱走者が出てな、このあたりに逃げ込んでこの祭りの賑わいに乗じて逃げ切るつもりでいるらしい。 

  俺たちは一般人に扮してやつを逮捕しにきたのだ」 

俺「この件についてはあまり外に漏らしたくない、黙って車を置かせてくれると助かるんだが」 

警官「う、うぅ…」アセアセ 

俺「脱走者といっても新兵一人だし、貴国の手を煩わせて外交が悪化するのは避けたいというのが本国からのお達しでな、だがもし喋るというなら」ジロ 

警官「け、決してそんなことは」ブルブル 

俺「ではよろしいですね。扶桑海軍はご協力に感謝します」ニコ ビシ

590 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:10:00.71 ID:DkXxyLsp0

~~~~~~~~ 

俺「あー、勲章って全部付けると結構重いんだな」 

美緒「納得いかん」 

俺「何がだ?」 

美緒「何がじゃない!勲章をあんな風にあつかうとは情けない、お前は昔から扶桑海軍の誇りが…」ガミガミ 

俺(あーぁ始まった…ん…?) 

美緒「大体海軍の名をあんな風に使って…おい!どこへ行く!」 

俺「おーい、美緒見てみろよ!このおっさん火ぃ吹くぞ」 

ボゥッ! 

美緒「うわっ!」
 
591 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:10:34.32 ID:59I0MmzbP
 >>587 
 ∧_∧ 
 ( ・ω・)=つ≡つ 眼帯スキー?かかってこいよ、ボコボコにしてやんよ 
 (っ ≡つ=つ 
 /   ) ババババ 
 ( / ̄∪ 
592 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:11:28.79 ID:DkXxyLsp0

俺「あはは、すごいな!」 

俺「あっちも見にいこうぜ!」 

美緒「おい!待て!」 

ぎゅ 

美緒・俺「あ…」 

ばっ 

俺「ゆっくりいこうか」 

すっ 

美緒「あぁ」 

ぎゅ 

~~~~~~ 

美緒「あの目隠ししてナイフを投げるのはすごかったな!どうやってるんだ?私のような魔眼か?」 

美緒「あの剣を次々飲み込んでいくのも!私もあれをマスターすれば烈風丸を体内に収納することが…」 

俺「さー?でもあの的役のねーちゃんの衣装なかなかきわどかったな」ニマニマ
 
593 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:12:09.00 ID:4qECV9RZ0
 >>591 
あんだとこら? 
ちょっと屋上まで来い
594 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:12:38.62 ID:DkXxyLsp0

美緒「おい」 

ぎゅむ 

俺「いひゃい、いひゃいよ」 

美緒「ふん!」 


エーンエーン 

俺「ん?」 

美緒「なんだ?」 

俺「迷子みたいだな。おい!ぼうず!」 

ビエー! 

美緒「余計にひどくなったぞ、どうする?」 

俺「知るか!訓練所じゃ子供のあやし方なんて教えてもらってないぞ」 

びえぇぇぇぇ!

595 :俺と恋するウィッチと…[sage]:2010/10/08(金) 04:13:59.49 ID:DkXxyLsp0

美緒「えぇい!泣くな!男の子だろう!」 

ビクッ! 

美緒「男なら笑え!ほら!アーッハッハッ!」 

俺「美緒がぶっ壊れた」 

子「…あはは…おねぇちゃん変なのー」 

俺「泣きやんだ…だと…?」 

~~~~~~ 

美緒「…で、どうする?」 

俺「どうするも何も両親を探すしかないだろう。ぼうず、とうちゃん、かぁちゃんはどんな人だ?」 

子「お父さんは普段はあんまり喋らないけど優しくて力持ちなんだ、でも怒るとすごくこわい。あとお酒が大好きなんだよ。お母さんは…」 

俺「待て待て、どんな見た目か聞いているんだ。髪の色は?目の色は?とうちゃんはヒゲとかないか?」 

子「えっとねー、お父さんの髪の色は茶色で、おヒゲはないよ。お母さんの髪は金色ですっごく長いの!おねぇちゃんと同じくらい!」 

俺「他には?」 

子「他?ん~…ん゛~…」
 
596 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:15:38.93 ID:LPLTya/VO
紫煙
597 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:18:15.39 ID:59I0MmzbP
 >>593 
秘技、jpgフラッシュ! 


これでも眼帯有りのが良いと抜かすか!
598 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:21:43.92 ID:4qECV9RZ0
 >>597 
普段眼帯がある事によってたまにはずした時がカワイイんだろうが 
ペリーヌのメガネと同じだ!! 

ところで「眼帯」「少佐」「刃物使い」「黒髪」って某キャラと被るよね 
あっちはスオムス出身だけど
599 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:33:08.64 ID:59I0MmzbP
 >>598 
!!! 

ギャップ……だと…… 

……俺が間違っていたようだ 
目から鱗が落ちた気分だ 


だがペリ犬の眼鏡は付けてるときのがかわいい 
見えなくて目をすがめてる様子もかわいいが
600 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:33:14.70 ID:DkXxyLsp0
俺と~ 
書いてるもんです 
さるってます、他スレに書き込んでも解除されないorz  
書き溜はPCだからまた少し時間置いて投下します
601 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:33:59.03 ID:4qECV9RZ0
 >>600 
おう、ゆっくりやっとくれ
602 :俺と恋するウィッチと… あれ?いけんじゃん[sage]:2010/10/08(金) 04:34:49.86 ID:DkXxyLsp0

俺「いや、もういい」 

美緒「まいったな」 

俺「あぁ、そんな人間この町にはゴマンといるぞ」 

美緒「だがはぐれてからそんなに時間は経ってない、まだ近くにいるかもしれんぞ」 

俺「そうだな…ほれぼうず、肩車だ。乗れ」 

子「いいのー?」ヨイショ 

俺「よし、それでお前は父ちゃんか母ちゃんがいたら思いっきり叫べ」 

子「大きい声だしていいの?」 

俺「あぁ!腹の底からひねり出せ」 

子「わかったー」ニパ 

美緒「私は周りに聞き込みをしてこよう」 

俺「あぁ頼む」
 
603 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/08(金) 04:35:10.88 ID:LPLTya/VO
 >>598 
某キャラって誰? 
ぐぐったけどわからんかった
604 :俺と恋するウィッチと… [sage]:2010/10/08(金) 04:35:39.37 ID:DkXxyLsp0

子「ねぇ」 

俺「あん?」 

子「お兄ちゃんたちはふうふ?」 

美緒「な゛///」 

俺・美緒「ち、ちがう!」 

~~~~~~ 

俺「この子のご両親はいませんかー?」 
 
 
 
美緒「このあたりで子供を探しているご夫婦を見かけませんでしたか!?…そうですか…すみません」 

~~~~~~
 
605 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:35:44.15 ID:4qECV9RZ0
一瞬ニパが来たのかとwww
606 :俺と恋するウィッチと… [sage]:2010/10/08(金) 04:36:29.38 ID:DkXxyLsp0

―夕方― 

子「もう…お父さんとお母さんあえない?」ウルウル 

俺「あきらめんな、必ず俺らが会わせてやる。だから泣くんじゃないぼうず」 

美緒「しかし日も落ちてきたぞ。いたずらに時間を消費するより警察に…」 

俺「今俺たちが諦めたらこの坊主はまたひとりぼっちになっちまう…一人ってのは…死んじまうほどツレーんだ、だから」 

美緒「…わかった、ただし限界だと思ったら警察に行く。いいな?」 

俺「スマン」 

美緒「ふふ、お前はそういう男だものな」 

子「…!!」 

子「おとーさーん!!!!」 

子「おかーさーん!!!!」
 
607 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:36:56.54 ID:59I0MmzbP
ってか何時の間にか書いてたやつがまたさるってんじゃん 
しえんしえん 

ID:DkXxyLsp0以外が10回書き込んだから、 
ここから先はID:DkXxyLsp0以外が一回書き込む度に、 
ID:DkXxyLsp0が一回書き込めるようになるはず
608 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:37:53.45 ID:LPLTya/VO
支援
609 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:37:59.17 ID:4qECV9RZ0
 >>603 
ヨルムンガンドのバルメ 
元フィンランドFDRF少佐のナイフ使い 
しかも眼帯
610 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:38:31.05 ID:59I0MmzbP
デート中に迷子遭遇は王道 
611 :俺と恋するウィッチと… [sage]:2010/10/08(金) 04:38:34.72 ID:DkXxyLsp0

俺・美緒「!」 

母「ぼうや!」 

父「息子!」 

子「おどーざーん、おがーざーん」えぐえぐ 

俺「やれやれ」 

美緒「一件落着、だな」 

 
 
 

母「この度はうちの子がご迷惑をおかけしまして…」 

父「なんとお礼をしていいやら」 

美緒「いえ、私たちは扶桑軍人として取るべき行動をとったまでです」 

俺「そうそう、だからそう気にしなさんな」

612 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:39:14.85 ID:4qECV9RZ0
怒涛の支援
613 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:39:23.12 ID:59I0MmzbP
 >>609 
某で通じるほどの知名度じゃねえよwwww
614 :俺と恋するウィッチと… [sage]:2010/10/08(金) 04:40:03.36 ID:DkXxyLsp0

母「まぁ!ご夫婦で軍隊勤めなんでか?」 

俺・美緒「あ゛///いえ///」 

父「ほんとに今日はありがとうございました、それではこの辺で。おいせがれ!ちゃんと礼をいえ」 

子「あいがとうー」ふりふり 

俺「ハハ…///」ふりふり 

美緒「///」

615 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:41:40.54 ID:59I0MmzbP
しえんぬ
616 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:42:13.50 ID:DkXxyLsp0

これ聞きながら呼んでくれるとうれしい 
http://www.youtube.com/watch?v=nvm_uHPVYGw 

~~~~~~~ 

まったく 
今日は最悪な日だ… 
朝から慣れない化粧に服。 
おまけに下手な茶番に迷子の親捜し。 

しかも母子そろって私たちを 
夫婦だなんて。 

傍から見たらそう見えるんだろうか 



美緒「なぁ、どこに行くんだ基地はこっちじゃないぞ…もう日も沈む」 

俺「最後にどうしても行きたいところがあるんだ」 

ふぅん。

617 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/08(金) 04:42:34.99 ID:LPLTya/VO
 >>609 
thx 
ヨルムンガンドかぁ…… 
作品名は知ってるけど、見たことないからわからんかった。
618 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:42:51.10 ID:4qECV9RZ0
 >>613 
だってほかに眼帯刃物使い少佐のとか知らないしwww
619 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:42:56.24 ID:DkXxyLsp0

ん? 

夕暮れ 
 
日が沈む 
 
どうしても行きたい 

まさかこいつ!! 

待て待て 

いやしかし… 

こいつも男。ないとは言い切れない。 

だがだめだ! 

だってまだ初めてのでっ…でっ…デートだぞ! 

早すぎる!こういうのはもっとお互いを知ってから… 

うっ、しかしあいつに強く迫られたら 

私は…

620 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:43:58.51 ID:DkXxyLsp0

ギッ 

俺「ついたぞ」 

美緒「だっだめだ!///そういうのはもっとお互いのことをよくしってからだな!それにわたしはウィッチとしてまだ!」 

俺「何の話だ?ほれ降りろ」 

ここは…聖堂? 

俺「確かルッキーニの話だとこっちに階段が…あったあった!こっちこっち」 

カン…カン… 

まさかこいつ聖堂の上でだと!? 
さすがにそこまで罰当たりな事を許すわけには! 

俺「お、ちょうどいいな。ほら美緒こっちきてみ」 

美緒「これは…壮観だな」 

ローマの街並みが… 
夕日にそまって…

621 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:45:14.94 ID:4qECV9RZ0
もっさんかわいいなぁ 
しかしいつ土方が乱入してくるかハラハラ
622 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:45:31.72 ID:DkXxyLsp0

美緒「ここに来たかったのか?」 

俺「そうそう、きれーなもんだな…」 

美緒「あぁ、空から眺めるのとはまた違った美しさだ」 

俺「ほら、あのあたりさっきまで俺たちがいたところじゃないか?」 

美緒「私たちが…今まで守ってきた街か…」 

俺「それはちょーっとちがうぜ?」 

美緒「?」 

俺「俺たちが守ってきたのは街じゃない、そこで暮らす数万人のルーツだ。何百、いやローマは歴史ある土地だからな、何千年か?」 

俺「よくわからんが、そんだけのルーツがこの街にはある。俺達はせいぜい百年が限界だが俺たちが死んでも子供や孫がそのルーツを紡いで 

  次のの世代へ受け継がれていく。生きた証が残るんだ、体はなくなってもずっとな」 

美緒「…」 

俺「…最近、飛べなくなることで悩んでいただろ?」 

美緒「…」

623 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:47:46.12 ID:DkXxyLsp0

俺「…俺もそのことでずっと悩んでいた。年齢とともにくる魔法力の枯渇は避けられないことだ。 

  だがここにきて、芳佳達に出会って、すこし楽になった気がする。いや受け入れる覚悟が出来つつあるのかな。 

  たとえ俺たちが飛べなくなってもそのルーツは紡がれ続けるんだ、芳佳達の手でな。 

  それに、最近は飛ばない生き方ってのも考えられるようになってきた。 

  そのことに気付かせてくれたのは美緒だな、ありがとう。」 


ホントに 

美緒「…今日は最悪な日だ」 

涙が止まらない 

{俺「お気に召さなかったか…」
 
624 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 04:48:27.23 ID:DkXxyLsp0

ミーナ、帽子を貸してくれてありがとう 

美緒「今日はまだ…していない」 

こいつに泣かされるのはこれが2度目だ 

俺「ん」 

ちゅ 

美緒「少しだけ、マシになった」 

ちゅ 

美緒「もう一度」 


ギュッ 
 
 
 
 
 

ちゅっ 


≪FIN≫
 
625 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:49:41.12 ID:59I0MmzbP
イケメン過ぎる
626 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:50:53.40 ID:4qECV9RZ0
くそっ、近くに壁が無い!!!
627 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:51:46.29 ID:59I0MmzbP
やべえもっさんかわいいかわいい 

変な声出た 

乙 
これは良いものだ 
628 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 04:52:37.80 ID:59I0MmzbP
 >>626 
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629 :俺と恋するウィッチと彼女の視点[sage]:2010/10/08(金) 05:07:47.48 ID:DkXxyLsp0

こんな明け方に付き合ってくれてありがとう 

もっさん口説く話は長くなりすぎ、まとまらないため断念したよ 
正直、ひねりのない王道展開ですまんかった
630 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/08(金) 05:13:11.09 ID:59I0MmzbP
 >>629 
乙 
もっさんの決着には色々形があろうが、こいつはエレガントで良かった 
最終更新:2013年03月23日 23:07