魔法使い 第1話「あなたはだあれ?」



339 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 09:47:52.25 ID:/EPDe6hQ0
>>96です。一応冒頭から書きます。
あと、厨二全開なのでご注意ください。

たった1人の師匠の教えを守って、俺はいくつもの世界を救ってきた。
一体どれほどだろうか?数えるのも馬鹿らしいぐらいだ。
だが、”救世主”というのはいい加減もう飽きた。
形だけの、もて囃されるだけの存在。
どこかに俺の求める安息の地はないのだろうか…?
そう思いながら俺は新たな世界へと向かった。


第1話「あなたはだあれ?」


俺「ようやく着いたか…これが次の世界か」

この作業は何回やっても慣れない。
世界によって文明や時代が様々であり、例え宇宙人がいてもおかしくないのだ。
いつも通りの手順で世界を認識していく。

俺「ふむ…俺のと似た魔力が存在している…」

俺「この世界の彼女達は同業者なのかも知れないな」

そうぼやきながら、俺はある場所へ向けて飛んでいった。
340 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 09:52:38.61 ID:/EPDe6hQ0
ウーーーーーーーーーー

ミーナ「みなさん、ネウロイが現れました!大型が1機のようです。」

ミーナ「トゥルーデとフラウ、宮藤さん、リーネさん、ペリーヌさんが出てください。残りの人は基地待機です!」

5人「了解!」

ブーーーーーーーーーーン

ゲルト「宮藤はわたしの2番機に入れ、ペリーヌはハルトマンだ。リーネは後方支援を頼む」

エーリカ「ちゃっかり宮藤を指揮下にいれるんだねー」

ゲルト「なっ//そんなつもりじゃないぞ!適当に割り振っただけだけだ!!」

エーリカ「はいはーい、それよりもうすぐでしょ?」

宮藤「あ、あそこです!」

ペリーヌ「ネウロイですわ!」

リーネ「行きましょう!」

ダダダダダダダ
341 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 09:58:40.19 ID:/EPDe6hQ0
ゲルト「くっ…硬いな」

リーネ「私の攻撃も通らないなんて…」

???「情報どおりだな、こいつがネウロイか…」

???「とりあえずお手並み拝見といくか」

ペリーヌ「なんですのあなた!?いつの間に…」

普通、魔法には呪文詠唱が不可欠である。
しかし、俺の魔法は独自の術式によりそれを簡略化することができる。
すなわち予め定められた言葉を唱えるだけで、魔法が放てるのだ。

          フレイムシュート
???「焼き尽くせ!炎の弾丸!!」ゴオッ

ドォン ドォン ドォン

               フィジカルブースト
???「硬いな…ならば直接だ。身体強化!」キィィン

ヒュン ドゴッ

???「これがコアか…綺麗な赤色をしている。まあ破壊させて貰うがな」バキッ

パリィン キラキラキラキラ
342 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 10:03:34.80 ID:/EPDe6hQ0
宮藤「うわー、ネウロイ倒しちゃいましたよ!?」

エーリカ「しかも変な格好してるね」

ゲルト「どうやら聞かねばならんことは多いようだ…」

ゲルト「おい!そこのお前何者だ!名前と所属を言え!」

俺「ストライクウィッチーズ…か。自己紹介しよう。名前は俺、所属はなしだ。」

ゲルト「その奇妙な格好はなんだ?ウィッチなのか?」

俺「いや、俺は”魔法使い”だよ」

ゲルト「はぁ?何をわけのわからんことを…」

俺「それより何か食べさせてもらえないか?長旅で腹が減ってるんだ」

ゲルト「お前みたいな怪しい奴に食わせる飯はない!」

エーリカ「まぁまぁいいじゃん、悪い奴じゃなさそうだし」

宮藤「そうですよ!ネウロイを倒してたんだから、私達の味方ですきっと!」

ゲルト「む…しょうがない、とりあえず基地まで連行だ」
343 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 10:08:34.52 ID:/EPDe6hQ0
基地に連れてこられた俺は、11人を前に説明した。

世界を渡り歩いていること、”救世主”をしていること、

魔法使いだということ、そしてこの世界のこと。

ミーナ「つまりあなたは…私達に協力しに来たってこと?」

俺「ああ、ネウロイを殲滅するには俺1人の力では足りない。

   しかしこの世界には、ストライクウィッチーズという最強の魔女達がいるらしいじゃないか。」

ミーナ「信じるかどうかは置いといて…話はわかりました。上層部に…」

俺「おっとそれは待ってくれよ、俺の存在を報告されたらどうなるかわからん」

                         カムフラージュ
俺「ちょうどいい機会だ、1つ魔法を見せてやろう。―――隠蔽。」

俺の杖から光が拡散し、やがて収束していく。これは情報を操作する魔法の1種だ。

まるでそうであったかのように思わせる。

いや、そうであるように記憶を上書きする。

大きく変えるならかなりの魔力が必要だが、11人を12人にするぐらいなら大したことではない。
344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 10:11:08.41 ID:qqCGmKaV0
支援
345 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 10:13:15.73 ID:/EPDe6hQ0
シャーリー「一体何をしたんだ?」

俺「俺は昔からストライクウィッチーズに居る、ということにした。まあ先に知ってる奴には無効なんだけどな」

坂本「つまり…ストライクウィッチーズは12人だった、ということか?」

俺「ご名答!」

ミーナ「あなたを完全に信用したわけではありませんが、こうなってしまった以上認めるしかないようね」

俺「これからよろしくな!それより飯はまだか?」

宮藤「もう準備できてますよー」

ミーナ「もうこんな時間だし、食事にしましょうか」

―――――――――――――――――――――

自己紹介が終わって、いよいよ食事の時間となった。

宮藤「俺さんの魔法って私達のと同じなんですか?」

俺「ちょっと違うかな、魔力が似てるから根本は同じなんだろうけど」

エーリカ「わたしにも使えるの?」

俺「それはちょっと難しいだろうな、術式が完全に我流だから」

エーリカ「かっこよかったのになーあの魔法」
346 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 10:16:03.20 ID:/EPDe6hQ0
ゲルト「それよりその長ったらしいローブとでかい杖はどうにかならんのか!」

俺「これでも俺の大切な相棒なんだぜ?ほとんど脱がないな」

ちなみにこのローブは魔力で編んであるから、ちょっとの攻撃なら防いでくれる優れものだ。

ゲルト「とにかくもうちょっとマシな服装をしろ!」

ペリーヌ「それにしてもよく食べますわね…そんなにお腹がすいてらしたの?」

俺「魔法使うと腹も減る気がするんだよ」
散々質問攻めにあった後、俺は部屋に案内された。想像以上にいい部屋で、過ごしやすそうだ。
そして、1人風呂から上がりようやく1日目を終えた。


次回予告
ようやくストライクウィッチーズに入ることが出来た俺。
しかし、一部のメンバーからは信用されてないようだ。
信用を得るためにはどうすればいいのか…その答えは…


次回、第2話「俺の魔法とウィッチの魔法」
魔法と魔法が交わる時、世界は変わり始める―――

347 :魔法使い[]:2010/10/27(水) 10:17:13.15 ID:/EPDe6hQ0
今回の投下はここまで

またある程度溜まったら投下します。
348 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 10:18:42.17 ID:QmW4eq2aO
乙!
349 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 10:43:59.04 ID:LsH1iktzO
厨二病か、ひかれるな
350 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 10:44:21.29 ID:5uHqeDUeO

これはいい厨二臭だ


最終更新:2013年01月28日 15:26