デコイ 4
702 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 16:27:38.24 ID:k5g+H5px0
前スレ>>273から
――――――――また別の日
ミーナ「ネウロイが出現しました！」
坂本「詳細は不明だそうだ。総員、出撃する！」
『了解！』
――――――――
ﾌﾞｳｩｩｩｩｩﾝ
エイラ「前回みたいなのはもう御免だゾ・・・」
サーニャ「エイラ・・・そんなこと言うと、本当に出てきちゃうよ・・・？」
芳佳「・・・」（この辺り・・・初めて俺さんと会ったところだ・・・）
704 デコイウィッチ[ネウロイの元ネタはオメガブースト] 投稿日：2010/10/11(月) 16:34:24.54 ID:k5g+H5px0
坂本「・・・！ネウロイを発見した。小型機が１３体連なっている。・・・１２体にコアは見受けられないが、
連鎖の先端に一機、コアのある小型のネウロイがいる。他のネウロイのコアはこれだと思われる」
エイラ「おお、これなら前回みたいな展開はないナ」
サーニャ「・・・周囲にこれら以外の反応は見られません」
ミーナ「了解しました。攻撃開始！」
―――――――
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ｸﾈｸﾈ
ゲルト「動きが不気味だな」
ペリーヌ「頭のようなネウロイがあるから生き物のように見えますわね」
エーリカ「蛇みた～い・・・」
705 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 16:38:32.01 ID:k5g+H5px0
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ ﾊﾞｷｬｯ
ルッキ「あ、後ろの三体が離れた！」
シャーリー「自爆型ではないよな・・・」
俺「それはもう勘弁してください」
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ ｷﾞｮﾛｷﾞｮﾛ・・・
エイラ「・・・？」
サーニャ「・・・こっちを見てる・・・」
芳佳「ビームとか撃たないの？」
リーネ「変な感じだね・・・」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩｩｩﾝ
ﾊﾞｷｨｨｨｨﾝ ｼｭｩｩｩｩﾝ・・・
坂本「・・・何もしてこないのは不気味だな」
エーリカ「また分断した！」
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ ｷﾞｮﾛｯ
708 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 16:44:41.21 ID:k5g+H5px0
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・
ミーナ「・・・確かに不気味だけど、
それらを攻撃しても埒が明かないわ！総員、コアを持っているネウロイに総攻撃を仕掛けます！」
『了解！』
――――――
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ ﾄﾞｼｭﾝｯﾄﾞｼｭﾝ
ｷｭｲｨｨｨﾝ・・・ ﾋｭﾝｯ
俺「邪魔ですね・・・！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
シャーリー「ああ、いい感じに編隊の邪魔をしてくるな」
ルッキ「ああっもう！」
ゲルト「攻撃能力はないから脅威ではないが・・・さらに不気味なのは頭部だな」
エーリカ「全然攻撃してこない・・・でも堅い」
リーネ「えいっ」ｽﾞｷﾞｭｩｩｩﾝ ﾋﾞｷｨﾝ
芳佳「くっ、全部弾いてる・・・」
710 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 16:50:19.24 ID:k5g+H5px0
坂本「くらえ・・・っ、烈風斬！」
ﾋﾞｼｭｩﾝｯ ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ ｼｭﾝｯ
坂本「・・・避けた」
エイラ「早いナ」
サーニャ「・・・何をしようとしているんでしょうか」
ｷｭｲｨｨｨｨﾝ・・・ ｸｱｯ
俺「・・・口を開いた？」
坂本「コアが見えた！」
ﾋﾞｼｭﾝｯ
ペリーヌ「今回、初めてビームを打ちましたわね」
711 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 16:55:46.99 ID:k5g+H5px0
ルッキ「ビームも早～い」
エーリカ「でも一発しか撃ってこないね」
ゲルト「地味だな・・・」
シャーリー「コアをそっちから見せてくれるとは親切じゃないか！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ｷｭｲｨｨｨｨﾝ・・・ｶｼｨﾝ
ミーナ「・・・あら？」
ｶﾞｷｶﾞｷｶﾞｷｨﾝｯ
シャーリー「なんだ？弾かれた？」
ルッキ「口閉じちゃった・・・」
坂本「再びコアを収納した・・・？」
俺「・・・また、ヤバイ予感がします」
712 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:01:18.94 ID:k5g+H5px0
――――――
ｷｭｲｨｨｨｨﾝ・・・
ｸｱｯ ﾋﾞｭｲｨﾝ ｶｼｨﾝ
ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ ｶｷｨﾝ
俺「堅い・・・」
坂本「俺！後ろだ、避けろ！」
俺「！」ﾋｭﾝｯ
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・
俺「・・・」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ﾋｭﾝｯ
ゲルト「・・・胴体部分のネウロイは脅威ではないと思ったが・・・」
エーリカ「いい感じに邪魔してるね。俺と私たちを分断してる」
713 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:06:19.32 ID:k5g+H5px0
ｷｭｲｨｨｨｨﾝ・・・ｸｱｯ
サーニャ「俺さんに狙いを定めています！」
俺「！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ｶﾞｷｨﾝｯ
芳佳「攻撃よりもシールドを！」
ﾋﾞｼｭｩﾝｯ ﾊﾞｼｭｩｩｩｩｩﾝ
・・・ｶｼｨﾝ
俺「・・・中佐」
ミーナ「なんでしょう？」
俺「頭部の装甲が堅いので、コアに当てる機会はやつの攻撃の瞬間しかありません」
芳佳「え？」
俺「攻撃の速度は速く、コアを閉じるまでの時間も早いので、攻撃の瞬間を読んでこちらも撃たないと、コアには届きません」
エイラ「私がやればいいって言ってるのカ？」
俺「いえ、攻撃を避ける前提で撃つと弾道が逸れてしまいます。それでは弾かれます。また、シールドをする暇もありません」
715 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:12:21.90 ID:k5g+H5px0
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ ｸｱｯ
俺「行け！」ﾌｵﾝ
リーネ「横に分身・・・」
ﾋﾞｭｲｨﾝ
俺「！」ﾊﾞｼｭｩｩｩﾝ ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
芳佳（ホンモノに当てた？）
ｶｼｨﾝ ｶﾞｷｬｯ
俺「シールドを張ってからでは・・・後手では遅いのです。かといって先手は取れません」
エーリカ「・・・」
俺「そして、コアに当てるには、やつの真正面から撃たなければ当たりません」
坂本「・・・何が言いたい？」
俺「やつを倒すには、相打ちを想定して戦わなければ勝てないということです」
リーネ「え？」
716 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:18:03.78 ID:k5g+H5px0
ミーナ「・・・」
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ｸｱｯ
俺「それっ」ﾌｵﾝﾌｵﾝﾌｵﾝﾌｵﾝ
エーリカ「分身を、上下左右に出した？」
ﾋﾞｭｲﾝｯ
俺「くっ！」ﾊﾞｼｭｩｩｩｩﾝ
ゲルト「・・・！？」
ルッキ「あれ、なんで？」
シャーリー「騙せてないぞ！」
717 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:22:20.51 ID:k5g+H5px0
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・ｷﾞﾛｯ
俺「恐らくこの周囲の胴体部のネウロイでしょう。・・・デコイと私の区別や、皆さん次の行動の予測を頭部に連絡しているものと思われます」
ペリーヌ「誤認させることができないってことですの？」
俺「はい。・・・頭部は、私に狙いを定めています・・・だから」
ルッキ「へ？」
ゲルト「まさか」
エーリカ「相討ちの役目って・・・」
俺「私がやらなくてはならないということです」
722 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:27:28.37 ID:k5g+H5px0
――――――
芳佳「そんな！？」
ミーナ「・・・」
坂本「・・・馬鹿な」
シャーリー「ち、ちょっとまて！今からそっちに・・・？！」
ｷｭｲｨｨｨｨｨﾝ・・・
ルッキ「邪魔すんな！！」ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ
ｶｷｨﾝ
ルッキ「！？」
俺「ネウロイは、あくまで私だけは撃墜するつもりですね」
723 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:32:45.29 ID:k5g+H5px0
ゲルト「だ、だが！そんなこと、させられるものか！」
エーリカ「・・・」
ペリーヌ「ほ、他の方法があるはずですわ！！」
俺「どのようなですか？」
ペリーヌ「う・・・でも！」
リーネ「それ以外に無いとしても・・・そんなこと・・・」
エイラ「・・・」
サーニャ「俺さん・・・」
726 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 17:37:14.60 ID:k5g+H5px0
芳佳「俺さん！」
俺「・・・宮藤軍曹」
芳佳「！」
俺「ご心配なさらないでください」
芳佳「そんなこと言われても！」
俺「それに、既に準備はできています」
『！』
ﾌﾞｩｩｩｩｩﾝ
ミーナ「待ちなさい、俺軍曹！」
ｷｭｲｨｨｨｨﾝ・・・
俺「・・・」ｶﾁｬｯ
芳佳「俺さん！」
ｸｱｯ ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞﾋﾞｼｭﾝｯ
・・・
729 デコイウィッチ[コアの有無だろうな] 投稿日：2010/10/11(月) 18:00:48.00 ID:k5g+H5px0
――――――――医務室
俺「・・・うぅん・・・」
リーネ「俺さん！？」
坂本「俺！」
ゲルト「気がついたか」
エーリカ「よしっ！」
ミーナ「はぁ・・・」（やっぱり、扶桑のウィッチには心配をかけられっぱなしねぇ・・・）
俺「・・・皆さん・・・あれ、ネウロイは？」
ルッキ「俺がやっつけたんだよ！」
シャーリー「ああ。かっこよかったぞ」
731 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:05:52.01 ID:k5g+H5px0
俺「・・・自分は、どうしてここに？」
サーニャ「・・・ネウロイのビームに当たったんですよ・・・」
リーネ「ご自分で言ったじゃないですか・・・相討ちを覚悟するって」
エイラ「つーか勝てたとはいえ、お前、馬鹿だよナァ」
ゲルト「全くだ」
ペリーヌ「少佐に感謝なさい、俺さん。撃墜されたあなたを抱えて先に基地に戻ったんですからね」
俺「少佐・・・・・・ありがとうございます」
坂本「ふん。馬鹿者」
俺「・・・ご迷惑をおかけしました、皆さん。
・・・それで、宮藤軍曹の姿が見受けられないのは？」
ゲルト「気付いてないのか？」
リーネ「・・・」
732 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:10:41.65 ID:k5g+H5px0
俺「え？」
サーニャ「・・・そっち」
エーリカ「・・・」ﾆﾔﾆﾔ
俺「・・・」ｸﾙｯ
芳佳「ｚｚｚ・・・」
俺「・・・軍曹？」
ペリーヌ「治癒魔法で魔力を使ったので疲れたんでしょうね。そちらのほうにも感謝しておきなさい」
俺「・・・」
ミーナ「俺さん。・・・あまり無茶なことはしないでください」
俺「・・・了解しました」
735 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:16:22.26 ID:k5g+H5px0
ミーナ「よろしい。じゃあ、私たちは解散。あとは自由行動よ」
ルッキ「じゃあじゃあ俺、あとで鬼ごっこしよー！」
シャーリー「いや、それはヤバイんじゃ・・・」
ゲルト「そのとおりだ。今日はダメだ。やるなら俺抜きでだな」
ルッキ「えー」
エーリカ「まあ、俺を誘うのは諦めなよ」
ルッキ「うじゅー・・・」
サーニャ「・・・ルッキーニちゃん・・・」
ルッキ「ん？」
737 デコイウィッチ[色々説があるみたいダナ] 投稿日：2010/10/11(月) 18:20:09.23 ID:k5g+H5px0
サーニャ「・・・私・・・やる」
エイラ「サーニャ！？」
エーリカ「さーにゃんが？珍しいねぇ」
エイラ「・・・じゃ、じゃあ私もやるヨ」
シャーリー「これまた珍しい面子だな」
エーリカ「・・・」ﾁﾗｯ
ゲルト「な、なんだハルトマン。私はやらんぞ」
ｶﾞﾔｶﾞﾔ ・・・ｶﾞﾁｬ
ミーナ「じゃあ俺さん、今日はゆっくり休んでね」
ｺﾂｺﾂｺﾂ ・・・
738 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:25:17.51 ID:k5g+H5px0
俺「・・・」ﾄﾞｻｯ
芳佳「ん・・・」
俺「あっ・・・」
芳佳「俺さん・・・」
俺「申し訳ありません宮藤軍曹、起こしてしまいｍ」
芳佳「俺さんっ！！」ｶﾞｼｯ
俺「うおぅ！？///」
芳佳「俺さん！・・・良かった・・・心配したんですから・・・」ｸﾞｽｯ
俺「も、申し訳ありません」
芳佳「私・・・私、俺さんになにかあったら・・・」
俺「ぐ、軍曹？」
芳佳「・・・俺さんに、いなくなられたら・・・どうしようって・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
俺「・・・」
740 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:30:46.83 ID:k5g+H5px0
芳佳「・・・俺さん」
俺「はい」
芳佳「私、俺さんのことが好きです」
俺「・・・」
芳佳「・・・だから、いなくなったりしないでください・・・
分身みたいに、消えちゃったりしないでください・・・
そうなったら、私どうすればいいのか・・・」ｸﾞｽｯ
俺「大丈夫ですよ、宮藤さん」
芳佳「！」
俺「自分は、絶対に消えたりしません」
芳佳「俺さん・・・」
俺「宮藤さんを悲しませるようなことは、絶対にしません。
・・・私も、宮藤さんのことが好きだから」
芳佳「・・・」ｸﾞｽｯ
741 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:35:18.68 ID:k5g+H5px0
俺「み、宮藤、さん？」
芳佳「こ、これは、悲しくて泣いてるんじゃありませんよ・・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
芳佳「う、嬉しくて、泣いてるんですからね・・・」
俺「・・・宮藤さん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
―――――――医務室前
│ﾄﾞ（＾ω＾ ）・・・←ゲルト
│ｱ（＾ω＾ ）・・・←リーネ
（＾ω＾）←ゲルト
（＾ω＾）←リーネ
リーネ「・・・芳佳ちゃん、なんで・・・なんで？
・・・なんでそいつと抱き合ってるの・・・？」
ゲルト「・・・宮藤・・・くそっ！」（私の、宮藤妹化計画が・・・）
リーネ「・・・」（あの野郎・・・）ｷﾞﾘｷﾞﾘ
742 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:37:37.44 ID:v93d6F8C0
壁殴ろうかと思ったら…怖いことに…
743 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:40:57.74 ID:k5g+H5px0
―――――――医務室
俺「・・・？」（なんだ・・・この悪寒は・・・？）ｿﾞｸｯ
芳佳「俺さん・・・？」
俺「いえ、なんでもないです・・・」
芳佳「・・・くすっ、変な俺さん」
俺「・・・」
芳佳「でも、・・・変な俺さんも、好きですよ///」
俺「///」
・・・
・・・宮藤さんが医務室から出ていく時、ドアの向こうの景色にちらっと、人の顔が見えた気がしました。
バルクホルン大尉とリネット曹長のように見えたのですが、正直嫌な予感しかしません。気のせいならいいのですが。
もし気のせいじゃなかったら・・・。
でも・・・
なんとかなる・・・かな？
・・・俺の日記より
744 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:41:06.79 ID:hzStHcH20
大丈夫、基地の周りは海だ
Nice boat.
745 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:44:12.12 ID:L6A/0fKe0
かなーしーみーのー
746 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:44:39.86 ID:k5g+H5px0
――――――
ミーナ「ネウロイ出現！」
坂本「俺、宮藤、出撃準備だ！」
「「了解！」」
・・・
今日も私たちは戦う。ネウロイの脅威に立ち向かうために。
二人で、一緒に。
芳佳「俺さん、行きますよ！」
俺「はい！了解です、宮藤さん！」
もっと、もっと素敵な世界にするために。
今日も二人は飛ぶ。
―おしまい―
747 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:46:21.12 ID:v93d6F8C0
乙か烈風斬
748 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:46:25.77 ID:CleDCHWY0
おつ！
749 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 18:46:47.00 ID:V0kPJMQbO
乙
750 デコイウィッチ[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:48:50.60 ID:k5g+H5px0
生まれて初めてSS書いてみたけど思ったより疲れた
でもそれ以上に思ったより楽しかった 妄想たのしー あと芳佳結婚してくれ
751 前1[] 投稿日：2010/10/11(月) 18:56:30.36 ID:cIenEPiFO
乙
752 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 19:04:49.98 ID:dvEKJqnt0
乙！
フラグだけ回収して俺たちぼ戦いはこれからだエンド！こういうのもあるのか
753 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日：2010/10/11(月) 19:09:08.11 ID:hzStHcH20
淫獣引退したら一緒に診療所に行くのか
でも現役ウィッチは貴重だからやめさせてもらえなそう
- 芳佳はヒロインに -- 名無しさん (2011-02-21 15:28:33)
- 面白い！ -- 名無しさん (2012-04-21 12:26:39)
最終更新：2013年01月28日 14:25
