君は何のために戦うんだい?――
――知れたこと。己が誓いを果たすために。
その戦いの果てに、君の誓いが果たせるとでも?――
――確信も確証も必要ない。行動なくして終息を迎える事象は存在しないのだから。
君のこの戦いは復讐ではないと言うのかい?――
――断固として否定する。復讐では後には何も残らない。
……馬鹿だよ、君は。そうやって戦ったところで、君が得られるものはない。君自身が救われない――
――いいさ、それで。今までだってそうだった。死んだとしても変えられないものがある。
そして、男は今日も戦い続ける。
たった一つの誓いを胸に、報酬も救済も求めずに戦場へと向かう。
その果てに待つのは、はたして――――
これは自分のために生きつつも、結局は自分自身を救えなかった、そんな馬鹿な男の物語。
第501統合戦闘航空団編
番外編
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- 零なの?ワクワクしてきたw -- 名無しさん (2011-04-16 20:11:24)
↑「家庭崩壊だな、覚悟!」が覚悟のススメで一番好きな台詞です。ですが、零ではないです。すまぬ、すまぬ!
- 丁寧な文章で非常に読みやすかったです。続きを期待しています。 -- 名無しさん (2011-08-30 20:39:28)
- 続き待ってる -- 名無しさん (2011-09-06 18:12:48)
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最終更新:2013年02月04日 14:17