フソージェット
扶桑海軍中将、男。
彼は扶桑海事変で陰ながら軍を支えた知る人ぞ知る英雄。
しかし坂本からしてみれば迷惑な先輩でしかなかったりする。
これは、そんな男が束の間の休息に501基地にやってきた時のおはなし。
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設定 |
フソージェット
名前 |
男 |
年齢 |
55歳 |
誕生日 |
7/27 |
身長 |
178cm |
体格 |
割とがっしり |
階級 |
中将 |
使い魔 |
ライオン |
使用武器 |
38式歩兵銃、扶桑刀 |
固有魔法 |
燃えたぎる血潮 |
ストライカーユニット |
??? |
通称 |
赤獅子 |
ウィッチ概要
出身地:扶桑国
パーソナルマーク:赤いライオン
男のウィッチで、さらに魔力減衰の少ない体質という非常に珍しい人物。
扶桑海事変以前から軍に所属しており、長年の経験とウィッチの能力で海軍を支えてきた。
1914年に扶桑海で発生した大規模な怪異とも戦っている。
坂本、竹井とは扶桑海事変において数カ月間共に作戦に参加していた。
固有魔法は自身の血液を爆発物に変える能力。正式名称は『血液媒介型炎熱魔法』。血液は衝撃を加えると爆発する。
爆発の威力はコントロール自在。
戦闘スタイルは自身の血を塗布した銃弾を撃ち出すというもので、事変初期の装備の火力不足を補う事ができた。
その威力は現在でも十分通用するものである。
また、扶桑刀に血を塗布し大型ネウロイを焼き切ったという話もあったりする。本人談なので詳細は不明。
使い魔のライオンは先祖代々伝わってきたものという話だが、本人も事実かは知らない。
男「これより下は4話を読み終えたら開くのだ!ワシとの約束だぞ!」
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色々ネタバレ&ウェットでシリアスな感じ |
――男が自爆を決意するまで
魔力減衰が遂に始まり、次第に力が衰えていく男中将。
既に一線は退いてはいたものの、このまま大人しく引退するのを待つだけで良いのか悩む日々。
そんなある日、彼の元に坂本少佐が被弾し、負傷したという報せが入る。
その瞬間、自身のどこにこれほどの衝動が眠っていたのかと思うほどに、坂本の安否をこの目で確かめたいという思いに駆られた。
幸い無事であるとの報せを受けたが、焦燥感に襲われていた。
もしまた彼女が被弾したら。
巣により近い基地にいる竹井も心配で仕方が無かった。
男には、以前からある一つの考えがあった。
「もし、自身の血液全てを最大火力で爆発させたら、ネウロイの巣も吹き飛ばせるのではないか」
その考えを仲間に話した時は、思いっきり殴り倒された。
その友も、数年前に他界した。
男は、決意する。
己の命を、ほんの一時でも親子のように接してくれた彼女達の為に使う事を。
自身の命一つで坂本と竹井だけではなく、多くの人々を救えるのなら、と男は考えたのだった。
――何故極秘に行われたのか
作戦は極秘裏に進められた。
表向きは単なる視察。
しかし、その真相を知る人間は10人もいなかった。
もしこの作戦が他国の軍の耳に入ったら、同じような作戦が決行される可能性があったということが理由である。
後に自身と同じような能力をもつウィッチが、非情な上官の命により望まず命を落とすような事があってはならないと強く思っていた。
ウィッチの中には、軍に半ば強制的に入れられた者も少なくなかった。
そんな者達が捨て駒のように扱われる、その原因を作ることだけは避けなければならなかった。
吸気口から空気を取り入れ、そこに含まれるエーテルと共に圧縮し、呪札として噴出することにより推力を得る。
また、あらかじめユニット内に蓄えられていた男中将の血液を燃焼させることにより一時的に加速することも可能。
事前にユニット内に男の血液を積んでおき、ネウロイの巣の内部にて起爆させる作戦だった。
モデルは桜花11型、22型。
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あとがき |
フソージェット、楽しんでいただけたでしょうか。もしそうであったら心から嬉しいです。
さて、僕がこの話を書こうと思った経緯なんかを少々お話しようかと思います。
九州に旅行に行くことになり、雑談スレで「なんかストパンss書くのに参考になりそうなとこ無い?」と聞いた時に佐世保の海上自衛隊の資料館を提案していただきました。
佐世保では、道行く外国人の多さ、スタバの座席の外国人占領率、ラーメン屋で隣に座っていたビッグなマダム、そんなマダムの平日正午のビール、様々な物に驚き楽しみました。
そして少し緊張しつつ佐世保資料館、通称セイルタワーに入って行きました。
そこには、授業やテレビやネットで知った物とはまた違った角度の「戦争」が展示されていました。
本物の軍服や小物、階級章や実際に艦に積まれていた大きな机などが過剰な演出も飾りも無く、ただそこに静かに眠っていました。
戦争を非難するのでもなく、讃奨するのでもないその姿に、「職業としての軍人」を感じたように思えます。
それでもそこでひしひしと感じた姿勢が、「人を、国を護る」というものでした。
資料館の中に、資料持ち出し写真撮影厳禁の展示室がありました。
その部屋には、ベニヤ板で作られた船に炸薬を積み敵の艦へ体当たりした特攻、「震洋」についての資料が並んでいました。
乗組員の被っていた黒い染みのついた帽子、ひびの入ったゴーグル、遺書、作戦の説明など。
それらを眺め、そしてある区画で目が止まりました。
それは、敵国であったオーストラリアの軍が、広い海原を渡りオーストラリア軍の戦艦(潜水艦)を攻撃し戦死した兵士たちの勇気を讃えたという解説パネル。
ベニヤ船に乗り込んだ兵士たちの心情は僕にはわかりませんし、今ではそれは誰にも分からないはずです。
しかし、彼らの成し遂げた行為、そしてそれを讃えた敵の軍。
そこに、僕は武器を手に取り国民を護る事を自らの意思で選んだ「軍人」の誇り高い部分を見ました。
そんな僕の「真に人の事を思い、戦う軍人」像から生まれたのが『男』というキャラクターです。
特攻を扱った事に関して物思うところがある方もいるかもしれません。
しかし、彼ら軍人の強い意志の前に僕はこれを書かずには居られませんでした。
そんな僕の書いた拙い物語を読んでいただき、本当にありがとうございました。
最期に、先人達の願った平和な世界を護り、築いていく事が出来ますように。
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- カッケェおっさんだな 期待 -- 名無しさん (2011-06-13 15:52:04)
かっこいいオッサンは正義です
- 心うたれました -- 名無しさん (2011-08-05 22:25:27)
ありがとうございますありがとうございますorz
- さいこう -- 名無しさん (2011-09-04 13:22:33)
そう言って貰えると嬉しいです
- いい終わり方だった 次回作も待ってるぜ -- 名無しさん (2011-09-04 16:56:24)
鋭意製作中です
- おっさん成分補給できてうれしいかぎりです -- 名無しさん (2012-04-10 20:16:58)
- おっさん最高だった -- 名無しさん (2012-06-30 23:27:56)
- セイルタワーすぐ近くだから久しぶりに行くか・・・。 -- 名無しさん (2012-07-03 18:43:34)
オールスター系とか全然OKですむしろ僕が嬉しいですよ
最終更新:2013年01月28日 02:20