クラリーナ・フィア・マギステア - 聖華世界 @ wiki

クラリーナ・フィア・マギステア

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［解説］

魔導の名家「フィア・マギステア家」の人間。
小人族と新人類のハーフ小人。
年齢は26歳(聖華暦836年）

代々、小人族の魔導士のみで繁栄してきたフィア・マギステア家において、実験的な試みで新人類との交配で生まれたのがクラリーナである。
クラリーナは二人の姉と一人の兄を持つが、クラリーナのみがハーフであり、一人だけ腹違いの子供となる。

俗説的に他種族とのハーフは魔力や身体能力が高いなどの恩恵を持って生まれるとされているが、クラリーナも例に漏れず三人の兄弟を凌駕する高い魔力を持って生まれた。
その潜在能力から次期当主となることを期待されていたが、異質な魔法の才能を見せたことでその期待は裏切られる。

クラリーナは砂鉄を生み出す土魔法と、磁力を操る雷魔法にのみ才能を発揮し、この二つにおいては、稀に見る卓越した魔法を作りだすことができた。
しかし、それ以外の魔法に関してはまるっきり才能がなく、精々初級止まりの魔法しか操ることができなかった。
クラリーナはたちまち腫れ物あつかいとなり、一族の中でも失敗作としていないものとして扱われるようになってしまった。

成人（１８歳）となったクラリーナは自主的に家を出て行った。
いつか偉業をなして、自分を諦めた一族を見返すことを夢見て、冒険の旅へと出た。

その後は様々な土地を旅して、２０歳のときに訪れた新しき深淵にてティナ・バレンスタインをはじめとしたブルー・ローズの仲間たちと巡り合った。

搭乗機

魔装兵 アンティ・キティラ

人となり

一人称は「うち」。

小人族の遺伝が強く、見た目はほぼ幼女。
だが、見た目に対するコンプレックスは一切なく、むしろ子供のふりをして値切ったりサービスしてもらったりするくらいしたたか。

自分のことを可憐な美少女魔導士と呼称するかなりの自信家。
基本的に理論よりも感覚派。
そして本人も自覚しているがかなりうるさい。
研究第一のひきこもり気質な家で育った為、いろんな人と話すのが楽しいようだ。

その反面、未だ中途半端な自分に対して影を見せることもある。
特に、自分の身の上話をするとテン下げしてしまい、実家に対してはかなり不満を持っていることが分かる。

人間関係については基本的に気さくでフランクなのだが、深い関係をもつことには極端に奥手で臆病。

鬱屈とした環境で育ったにも関わらず、クラリーナが明るい人間に育ったのはひとえに父親のおかげだろう。
誰もが、クラリーナを諦めてしまったが、父親だけはクラリーナのことを常に見守っていた。
「失敗作」の父親として虐げられながらも、それでも愛する娘の成長を喜び、彼女に愛情を注いでくれたおかげでクラリーナは真っすぐ成長できた。

クラリーナが偉業をなそうとするのも、「父親は失敗作の親」ではないと、周りに認めさせたい気持ちに由来するのかもしれない。

戦闘スタイル

オリジナル魔法の「磁力兵団招集」をメインに扱う。
他の魔法に関しては下位レベルのものしか使えないので、戦闘で使うことはほぼ無い。
磁力兵団招集が万能すぎるので、大体の状況はこれ一つで乗り切ることができる。

魔杖ニーアカンタ

クラリーナがいつも持ち歩いている魔導杖。
大粒の真っ赤なブラッドグレイルが特徴。
これを用いる事でエーテル出力をブーストして魔法の威力を上げることができる。

ニーアカンタはクラリーナが数年前に旅の魔導士から貰った物。
才能の無さにくじけそうになっていた所を励ましてくれた恩人からの贈り物でクラリーナはとても大事にしている。
なんでも魔導士が若い頃に使っていた杖らしい。

名も告げずに去ってしまった彼女にもう一度会って御礼を言うのもクラリーナの旅の目的の一つ。

浄眼
エーテルの流れや反物質を目視できるようになる眼。

フィア・マギステア家は秘術を用いることで浄眼をもつ子供を生み出すことができる。
そのため一族の殆どが浄眼をもつ。
クラリーナはハーフだった為、右目のみが浄眼となっている。

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