重機兵 ロズワッズ
[解説]
そのためバラックの欠点を徹底的につぶそうとして、全身イシルディンの装甲、他の機体では取り廻せない重厚長大な射撃兵装、それを無理やり駆動するための試作大出力魔導炉と高性能魔力収縮筋といった要素をつぎ込み、高価すぎる機体になってしまった。
試作機ならばそれでもよかったが、とても量産には耐えないと判断したワッズ開発チームは、量産型の開発に当たって大鉈を振るう。
この改造で出力と装甲強度は大幅に低下したが、引き換えにミーレスに追随して機動戦が行えるだけの速力と運動性を確保した。
武装面では、2門の主砲は量産に向くよう構造を整理したうえで引き続き装備された。
命中率を高めるクロスリンクシステムも、生産コストの増加を上回る恩恵が見込めるとして続投した。
命中率を高めるクロスリンクシステムも、生産コストの増加を上回る恩恵が見込めるとして続投した。
ただし、ワッズ専用に開発されたライフル型魔導砲は大きすぎ、重すぎ、エネルギーを食い過ぎてまともに取り廻せないため、手持ち火器はバラックの手持ち魔導砲の改良型になっている。
これはミーレス・コマンドなど、聖焔計画でもあとの方に配備された機体にはよく使われた装備である。
これはミーレス・コマンドなど、聖焔計画でもあとの方に配備された機体にはよく使われた装備である。
量産が開始されたのは第三次聖帝戦争末期だったため戦中の配備数は多くないが、それから50年以上制式の座にあり生産も息長く続いた、隠れた佳作機である。
武装
[背負い式2連80mm口径魔導砲・制式採用型]
ワッズが搭載している同名の武装を、量産に向くよう構造を見直したもの。
クロスリンクシステムも引き続き採用されている。
威力と欠点もそのままだが、ワッズに比べて圧倒的に軽快になった機体はある程度の機動戦もこなせ、主砲の直撃をぶちあてて帝国機兵を撃墜したエース操手もいる。
ワッズが搭載している同名の武装を、量産に向くよう構造を見直したもの。
クロスリンクシステムも引き続き採用されている。
威力と欠点もそのままだが、ワッズに比べて圧倒的に軽快になった機体はある程度の機動戦もこなせ、主砲の直撃をぶちあてて帝国機兵を撃墜したエース操手もいる。
[ジムズ・コマンド37mm速射魔導砲]
バラックの手持ちブルパップ式魔導砲を改良したもの。
魔力の収束や銃身の冷却を改善しており、威力、弾数ともに向上。
戦闘中に3マガジンを撃ち切っても銃身交換がいらないように配慮されている。
バラックの手持ちブルパップ式魔導砲を改良したもの。
魔力の収束や銃身の冷却を改善しており、威力、弾数ともに向上。
戦闘中に3マガジンを撃ち切っても銃身交換がいらないように配慮されている。
[鐧]
もともとロズワッズは火力支援用の機体であり、格闘戦は特に考慮されていなかった。
が、本機を使った有名なエースの一人、ウー・メイラン第一階梯聖騎士は、以前実家からバラック開発に際して作らせた鐧を倉庫から持ち出させ、鐧の二刀流、いわゆる双鐧をもって戦果を挙げている。
もともとロズワッズは火力支援用の機体であり、格闘戦は特に考慮されていなかった。
が、本機を使った有名なエースの一人、ウー・メイラン第一階梯聖騎士は、以前実家からバラック開発に際して作らせた鐧を倉庫から持ち出させ、鐧の二刀流、いわゆる双鐧をもって戦果を挙げている。