RANK 》 D
カントール
AC // サンクトゥス
(咳の音)
機体名
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サンクトゥス - SANCTUS |
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識別名
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カントール - Cantor |
所属
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技研 |
ランク
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D |
強化世代
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第1世代 |
強化人間開発に関わりの深い、かつての技研の科学者の一人。
自身を実験台に強化手術の検証を行い最初期の強化人間の一例となったが、
黎明期の荒削りな術式は体力の低下などの深刻な代償を招き、
結果的には冷凍睡眠処置を施したうえでサンプルとして保存されるに留まった。
その後発生したアイビスの火の被害は幸運にも免れたものの、
技研が壊滅したことで起こせる者がいなくなり、
技研都市を掌握したアーキバスに発見されるまでの半世紀間を眠り続けていた。
以降、彼の身柄はアーキバスが確保しているが、
自身の所属はあくまでも技研であるとして一定の距離を置いている。
手術結果は万全ではなかったものの強化人間特有の戦闘能力は持ち合わせており、
本人もその技能を発揮することを好み、積極的に戦闘に参加する。
このためアーキバスの作戦に共同することも多い。
一方で、手術の後遺症と乗機の無理な機動から来る負担は彼の体を蝕み続けており、先は長くない。
乗機サンクトゥスはアイビスシリーズの予備機を現行品のACパーツでカスタマイズした機体。
コーラル技術による稼働を前提とした設計であり、操作性はピーキーで操縦者への負担が大きい。
当のカントールも半ば振り回されているが、身を削りながらその手綱を握っている。
文書データ:研究日誌(1)
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文書データ:研究日誌(1)
技研のデータベースから抜き取った文書データ。
カントール本人が残したもの。
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これなら全身をコーラルに馴染ませることができるに違いない。完璧だ。
被験者については自分が引き受けよう。
この術式を早く試したい。
モルモットの補充など待っていられない。
何を心配することがある?
失敗することなど有り得ないというのに。
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文書データ:研究日誌(2)
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文書データ:研究日誌(2)
技研のデータベースから抜き取った文書データ。
カントールの同僚が残したもの。
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彼の容体はどう見ても良くない。
生きているということは全くの失敗というわけではないのだろうが、
あんな有様では兵士に仕立て上げても満足に戦えないだろう。
ひどくしわがれた声で、手術は成功だと、うわごとのように呟いている。
正直見るに堪えない。
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文書データ:研究日誌(3)
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文書データ:研究日誌(3)
技研のデータベースから抜き取った文書データ。
カントールの同僚が残したもの。
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C1-064は冷凍睡眠して保存されることが決まった。
強化人間として運用するには耐えられないが、
手術結果のサンプルの一つとして残しておくとのことだ。
……あのまま生かしておいても、手術の後遺症で衰弱していくだけ。
もはやまともに目覚めることはないのだろう。
一人の同僚を失ったことを残念に思う。
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文書データ:アーキバスの情報伝達
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文書データ:アーキバスの情報伝達
残骸から抜き取った文章データ。
アーキバス上層部からの伝達事項と思われる。
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氏の協力を得られれば、アーキバスは封鎖機構のみならず技研の戦力や技術までも手に入れられるでしょう。
しかし氏の容体は深刻な状態です。
これほどの情報源を失う事態はなんとしてでも避けなければなりません。
必ず再手術を受けさせてください。
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関連項目
最終更新:2024年03月24日 21:26