時系列:解放者√ 技研都市の戦い&ザイレム墜落の一週間後
作戦戦域:アーキバス再教育施設「スクールNo.6」
作戦目標:強制収容施設からの収容者解放

成功条件:アイボール砲台の無力化・収容区画の回収作業完遂まで鹵獲武装採掘艦「タスカー」の護衛成功
失敗条件:アイボール砲台の無力化失敗・鹵獲武装採掘艦「タスカー」の撃沈

第一フェーズ:四方面同時攻撃によるアイボール砲台の無力化ないしキルゾーンの突破
第二フェーズ:収容区画の回収作業完遂まで鹵獲武装採掘艦「タスカー」の護衛

対象:同時系列において参加しうると考えられる人材すべて
ルール:追記自由 編集自由 投稿記事はログと考え1つにつき5分の経過と仮定(もっと短くともよい)
    記事データの遺された担当戦域「東西南北」の明記必須 作戦目標の完遂に向け前進
    第一フェーズは最終的に《Zゾーン》は突破に成功する想定のため、その範疇に収まる行動を推奨
    各方面の作戦の成否は問いません(途中撤退、突破成功、突破失敗など有り)


共通依頼文データ:スクールNo.6襲撃
+ ...
依頼人:ミドル・フラットウェル

 ルビコン解放戦線司令、ミドル・フラットウェルだ。

 早速だが、作戦の説明をさせてもらう。

 我々、ルビコン解放戦線と同胞勢力は、アーキバスの再教育施設「スクールNo.06」ルビコン星内最大の強制収容所を、総力を持って叩くことを決定した。

 四方面からの同時攻撃だ。作戦に重要な北部方面の《Zゾーン》には、企業私兵戦力から《ウォルフラム》と《ジュスマイヤー》を中核とした群狼戦隊を投入し盤石な態勢で臨む。

 そこで独立傭兵各位には、残った三方面、各ゾーンに分けた依頼を発行している。

 快い返事を期待している。

≪Zゾーン≫
+ ...
≪Zゾーン≫
+ ...
ブリーフィング後に行われた会話のログ

 施設の詳細な図面があるのは分かったし、我々にしかこの作業が出来ないのも承服した。

 だが……、実際にこれは可能なのか? この収容区画を、施設から丸ごとぶっこぬくんだぞ?

 いや、我々のタスカ―の能力に疑問を抱いているわけじゃない。作戦の方針に文句はない。

 ……やるしかないのは分かっている。我々もあの極寒の地で煮え湯を飲まされてきた、この作戦に参加できて感謝している、帥叔フラットウェル。

 ルビコンの夜明けが近いのなら、我々のタスカーはその夜明けを運ぶまでだ。


≪Zゾーン≫群狼戦隊の固有通信ログ
+ ...
群狼戦隊6番機≪ペダースクラム≫の通信ログ



W06:はてさて、鬼が出るか蛇が出るか……隊長の尻を追っかけるのも大変だな。

W01:無駄口とは精が出るな、ニオブ。

W06:あっ畜生! おい誰だ俺の機体の通信機のスイッチ入れた奴は!? 丸聞こえじゃねえかよ!!

W02:うっさい馬鹿ニオブ。ペダースクラムは再起動すると通信機がオンになるってぼやいてたの、アンタでしょうが。

W04:姉妹揃ってあんま言ってやんなや。ニオブの坊やは隊長の尻を追っかけるのに忙しかったのさ。

W06:ジュスマイヤーにマンガンのこの野郎……!

W01:お前たちがそんなに私の尻が好きだとは思いもしなかった。

W02:ほら、近づきすぎると後ろ足で蹴っ飛ばされるわよ。あるいは噛みつかれて食いちぎられるからね。

W01:すぅ……はぁ……。

W02:……作戦前なんだからコクピット開けて換気しなさいよ?

W01:ん? ああ、それもいい。

W03:ニオブ、今の風下はお前だ。

W06:嘘だろぉタンタル!? 

W04:厄日だねぇ、ニオブの坊や。

W06:笑い事じゃねえマンガンこの野郎!

W01:酷い反応だ。6日前に体は洗った。

W06:お、じゃあ大丈夫じゃん。

W02:大丈夫じゃないわよ……。

W04:まあま、そういう日もあるもんさね、ジュスマイヤー。

W02:うっさいマンガン。




W01=ウォルフラム
W02=ジュスマイヤー
W03=タンタル
W04=マンガン
W06=ニオブ


≪Zゾーン≫旗艦「タスカー」の艦橋音声ログ②
+ ...
作戦開始数分後にタスカ―が作戦行動を開始した際の複数のログ

 ACとMTはすべて出撃! 群狼戦隊と我々のドルジーナ戦隊もすべて出す!

 これより「タスカー」は全力を持って敵施設へ前進し、同胞たちを解放する!

 艦載列車砲第一射、光学照準、試し打ち、撃てぇぇぇぇいッ!!

―――鹵獲武装採掘艦「タスカー」からAC及びMT部隊が出撃し、艦載列車砲が火を噴く。
―――夜明けと同時に80㎝砲弾が炸裂し轟音が響く。
―――砲弾はかろうじて展開した敵部隊の一部に損害を与えたようだが、確実な戦果は不明。

≪Zゾーン≫ブランドン・キーツの遺言
 投稿者:堕魅闇666世
+ ...
≪擱座した機体に残された音声データ≫

俺が死んで悲しむ奴なんて誰もいなかった。
俺だって、死んで惜しむようなものは何もなかったんだ。

せいぜい派手に暴れて、デカい花火を
打ち上げてやるつもりだったんだがな。

チッ・・・クソが。なんで俺がこんなことを・・・

おい、犬コロ。
このポンコツはお前が使え。
どうしようもねぇ安モンだが、
MTよりはなんぼかマシだ。

ついでに、お前に新しい名前をつけてやる。
『ブラバンソン』。大人のケツに引っ付いて回る
犬コロにはちょうどいい名前だろ?

お前のおかげで俺はこんな苦労を
するハメになったんだぜ。
せっかくここまで運んでやったんだ、
ぶっ壊したらぶん殴ってやる。

ここから見てるからな。
せいぜい長く苦しみやがれ。

ーーーーーー

機体がガレージに到達した時点で
操縦者は死亡していた。



≪Zゾーン≫戦狼戦隊のデータログ①
+ ...
破壊されたエルカノ社のタンクACから回収されたデータログ

W03:俺は雑魚を散らす。いつも通りだ

W03:マルチロック、ミサイル発射

W03:MT程度ならファーロンのミサイルで蹴散らせる。行け、ニオブ。

W03:この作戦はいけるぞ、ウォルフラム。ようやく夜明けを見れるかもしれん。

W03:弾代を気にせずに撃ちまくれるのはいいことだな。

W03:ジュスマイヤー、こちらに寄れ。援護する。

W03:あまり飛ばし過ぎるなマンガン。お前の火力はまだとっておけ。

W03:ニオブ! 動きが鈍いぞ! 


 データログからW03はミサイルによる火力支援で多くのMTと複数のACを撃破している
 群狼戦隊の進撃は順調だが、同行するドルジーナ戦隊は練度不足とブースタ推力の不足によりアイボール砲台の砲撃毎に損害を出していることが時折視認されている
 データログではW01が戦闘騒音や他の音声にかき消されるような小さな声で「そろそろ剥げる」と言っていることが記録されている



≪Zゾーン≫ドルジーナ戦隊の壊滅
+ ...
鹵獲武装採掘艦≪タスカー≫の戦域指揮通信ログデータ

 ドルジーナ戦隊のBAWS社製ACが3機、全力でスクールNo.6に突撃している。

 アイボール砲台の第一掃射によってコールサイン「オリバナム」が蒸発。

 パイロットは直撃時に悪態をついたが言い切る前に装甲ごと溶解した。

 アイボール砲台の第二掃射によってコールサイン「アウルウム」が轟沈。

 直撃時にパイロットは歌を歌っていた。歌いきることなくコクピットが耐熱温度を超え焼死した。

 アイボール砲台の第三掃射によってコールサイン「ミルラ」が大破。

 戦域全体向け通信にて「先に夜明けを見に行くぞ」と言い残し通信遮断。

 コールサイン「ミルラ」が全武装を緊急強制解除。ジェネレータ安全弁解除。

 迎撃に当たっていた敵ACに突撃し押し倒し、コア拡張機能≪アサルトアーマー≫を発動。

 大規模なパルス爆発を確認。

 コールサイン「ミルラ」信号途絶。


≪Zゾーン≫群狼戦隊のデータログ②
+ ...
≪破壊されたエルカノ社のタンクACから回収されたデータログ≫


W03:ドルジーナが壊滅したか。マズいな。

W03:ジュスマイヤー、敵の出力の方が高い。盾で受けるなよ。

Re-W02:受けるわけないでしょ。口より手を動かしなさいタンタル。



 戦闘状況は優勢であり、ドルジーナ戦隊や群狼戦隊により敵戦力は掃討されている。
 キルゾーン突破のためには防壁の要所を破壊する必要があるとパイロットは判断したようだ。
 防壁の要所にターゲットマーカーが設定された。



W03:ウォルフラム、ジュスマイヤー、マンガン、ニオブ。

W03:俺の≪ザンクトカール≫が活路を開く。

W03:こじ開けた後は、よろしくやってくれ。

Re-W01:了解だ。

Re-W02:アンタもやるのよ。

Re-W04:了解よ、タンタル。

Re-W06:オッケー、タンタル。

W03:マルチロック、―――ぐ、っぅ。


 レーザー攻撃により脚部履帯が溶解し機体が横転する。
 多大な衝撃と回転がパイロットを襲うがW03のパイロットは意識を保つ。
 特化型FCSの搭載が功を奏し、ミサイルのマルチロックは継続している。


W03:……ミサイル、発射。


 多数のミサイルが放たれアイボール砲台を守る防壁の一部が崩壊。
 砲台までの活路が開かれるが、機体はアイボール砲台からの初期照射を感知し警報を発する。


W03:………ぅ。

W03:喚くな、ニオブ。

W03:後は、頼んだぞ。

W03:ウォルフラム―――。


≪ウルフ03、生体反応ロスト≫

 残骸はスクールNo.6のアイボール砲台キルゾーン内で回収された。
 左履帯がアイボール砲台のレーザー攻撃により溶解し機動力を失い、続く第二射によって機体は大破している。
 パイロットは耐熱温度限界を遥かに超える温度上昇と装甲の溶解により死亡した。
 群狼戦隊3番機≪ザンクトカール≫、識別名≪タンタル≫のライセンスは作戦行動中死亡が確認され失効した。



依頼文データ:東部方面《Yゾーン》
+ ...
依頼人:ミドル・フラットウェル

 東部方面《Yゾーン》は我々、ルビコン解放戦線が担当する。

 独立傭兵各位は、我々の提供する特務任務ジャガーノートを盾とし、アイボール砲台の無力化に全力を尽くしてほしい。

 《Yゾーン》においては、私もACで参戦する。解放戦線のMT部隊も好きに使って構わない。

 想定される脅威対象は、アーキバスの鹵獲した惑星封鎖機構の執行部隊上級尉官機HC三機だ。

 力戦になるだろうが、損害は覚悟の上だ。

 快い返事を期待している。

≪Yゾーン≫
+ ...
≪Yゾーン≫作戦開始前
+ ...
ミドル・フラットウェルの独白

 ここで我々が打って出なければ、熱狂は冷め入り人心は次第に離れるだろう。

 そして、企業勢力の援軍が空からやって来る。そうなれば我々は、またこれまでのような戦いしかできなくなる。

 解放戦線だけではない。ルビコンに住むすべての人々が、生物が、ルビコニアンとして立ち上がる戦いを、我々は今、やらねばならない。

 師父ドルマヤン、我らをお導きください。

 多くの戦友たちが望んだルビコンの夜明けのために。

≪Yゾーン≫作戦開始時間
+ ...
東部戦域指揮官機「ツバサ」の音声データ

 山並みが燃えている。夜明けが近い。

 同志諸君、作戦を開始する。

 この戦いによってルビコンに真の夜明けが齎されんことを。

 "東部方面《Yゾーン》"へメッセージを送信


≪Yゾーン≫所属不明機との交戦記録
投稿者:堕魅闇666世
+ ...
撃破されたアーキバスACから抜き取った音声ログ

くそッ、封鎖機構の落武者め・・・!
時代遅れの『剣聖』と、灰の祭壇の巫女、
一体どう言う組み合わせなんだ?

とにかく退け!奴の間合いに入るな!
レーザーは気合いでかわせ!!

あの巫女の目的はスクールに収容した
祭壇のサンプルだろう。
再教育が完了したものから前に出せ、
いい肉盾になる!

 ・・・!?ば、馬鹿な・・・この距離で
直撃させてくるだと!?どういう・・・

お、ぉああああ!?

来るな、くるなくるなくるな来るなぁああああああ!!

ーーーーー

機体は袈裟懸けに両断されている。
脱出する猶予はなかったようだ。



依頼文データ:西部方面《Xゾーン》
+ ...
依頼人:ミドル・フラットウェル

 西部方面《Xゾーン》は我々の同胞勢力、ルビコニアンの各地勢力の連合が担当する。

 独立傭兵各位は、我々の提供する特務任務ジャガーノートを盾とし、アイボール砲台の無力化に全力を尽くしてほしい。

 また《Xゾーン》においては鹵獲した惑星封鎖機構武装ヘリが1機投入される。火力支援が必要ならば要請すると良い。

 雑多な武装勢力の連合故、本来戦闘用ではないMTなどもいるが、彼らも覚悟の上だ。存分に利用してくれ。

 想定される脅威対象は、惑星封鎖機構の特務執行機体カタフラクト2機。

 有象無象の集まりなどと思われないためにも、独立傭兵各位にも奮戦を期待する。

≪Xゾーン≫
+ ...
≪Xゾーン≫鹵獲武装ヘリの通信ログ
+ ...
鹵獲武装ヘリがメンテナンス中に行っていた会話のログ

 おい兄弟、これってあれだろ、墜落してたのをRaDが直したってやつだろ?

 これ飛ぶのか? 飛ぶんだよな? こんだけ武装満載だから確信あるんだよな?

 おい兄弟、なんで黙ってんだよ。乗るのは俺なんだぞ、おい兄弟。

 ……ちくしょう切りやがった。

≪Xゾーン≫独立傭兵エミリア・ケルヴィンの通信ログ・出撃
 投稿者 : ガリ・カオス
+ ...
独立傭兵エミリア・ケルヴィン出撃時の通信ログ

 ジャガーなんとかってどれ……?
 わかんないよどれのこと……!?

 お嬢ちゃん、ジャガーノートを見るのは初めてかい?
 そいつは感激だ
 特等席でこいつの装甲と速力を堪能してくれ

 とくとうせき!?
 あの、特等席ってどこ――

 あの四角いデカブツの後ろに乗るんだよ
 投下するぜ
 しっかり掴まれ、ロザリオは落とすなよ

 まってくだッッッッ!!!!(ガコン

 グッドラック

≪Xゾーン≫戦闘ログ・パンドラの怒り
 投稿者 : yukkajuice
+ ...

《作戦開始時間か……遅かった。遅かったじゃないか。……なぁあんた。死ぬ覚悟はあるか?》

《なんだ、いきなり。そんなものとっくの昔に出来てるさ。まさかあんた、今更、怖気づいたなんてこと言いださないだろうな?》

《そうか。じゃあ……。フルスロットルで前へ。目についたやつ片っ端から殺す。》

《おいおい、味方だったらどうするんだい?》

《そん時は……あんたが止めてくれ。》

《そうかい。期待はしなさんな?》

――ジャガーノートのエンジンから炎が噴き出る、と同時にパンドラのAC、ウォッチャー・リペアード……リペアードもアサルトブーストの姿勢へと移行する。

《ひぇぇ……なんか怖い人がいる……!!》

――ストロベアのパイロット、エミリアは通信で耳に入ってきた二人の発言に恐怖していた。
勿論彼女が恐怖しているのはそれだけではないのだが。

《で、でも、わたし頑張らなきゃ……。いやでもこわいぃぃ……。》

《あーあ。んん……。嬢ちゃん。どうせ依頼を達成すればいいんだ。無茶だけはするな。いいな?》

《え、あ、はい!》

《さぁてと、小童、目の前に塵屑どもが集ってるぞ。どうやって殺す。》

《そりゃあ答えは一つだろうなぁ!!爺さん!!》

――ジャガーノートとリペアードが同時に火を噴く。ジャガーノートは破壊力。リペアードは精密さ。激情に見合わぬ冷静さで的確にコクピットを焼いていく二人。

《見た目にそぐわず爺臭いじゃないか?なぁ独立傭兵さんよ。》

《そうかい。……あぁそうだ、言い忘れていた。俺たちの射線上に出るな。死んでも知ったこっちゃ無ぇ。》

――とだけ言い残し、勢いを緩めずに火を噴き続ける。パンドラのニードルミサイルは、足を止めずに滑りながら発射する。もちろん敵のコクピットの中身はひき肉よりも酷い有様だった。
一瞬でも足を止めたが最後、ACであろうとスクラップと化すのだから。

《なぁアーキバスのクソッタレ共!!土着と、原住民と蔑んだ人間に蹂躙される気分はどうだよ!?最悪だろうなぁ!?おかげさまで俺の気分も最悪だッ!!……なんだ、お前。潰れてろ。テメェら雑魚ごときに時間を割いてられるか。》

――アーキバス量産型ACの四肢を捥ぎ、氷原の上に転がしながらも饒舌に語る彼。

《やっぱりこわい……!!》

――アイボール砲台の青い光が目の前を通り過ぎる。射線上にはパンドラが盾にしているジャガーノート。

《……耐えるのか。命拾いしたな。》

《耐えてあと5発って所だな。》

《ふん。》

――青いレーザーの残滓がパチパチと輝く。装甲に与えられたダメージ。今回は防ぐことができたが、いつまで防ぎきれるか。彼らがその会話をする裏で、エミリアは恐怖で震えていた。

《ひ、ひぇええ……。》

《さぁかかって来いよッ!!数だけは達者の能無し共がァ!!》

≪Xゾーン≫通信ログ:陽動前
 投稿者 : 生贄さん
+ ...
作戦開始直後、ダブルリックの通信ログ

 馬鹿どもが 例のカラスのせいで警戒し過ぎだ
 少数で突っ込んだらわざわざ戦力を割いてきやがった

 いいかMT共!このままジャガーノートについていけ
 それと細っこいACのお前!俺の真似はするな
 俺の援護に回るのもやめろ 巻き込んじまうからな
 とにかくできるだけ デカブツの注意をこっちに向けさせるんだ

 死ぬ覚悟はできてんだろ?今度はしぶとく居残る準備をしとけ!
 鬱陶しいと思わせりゃ俺たちの勝ちだ!

 「命令するな」?うるせえ!これは鼓舞だ 鼓舞!
 ちょっとの仕事もできねえならご立派なランクなんざ捨てろ!


≪Xゾーン≫V.Oイグレシアに関する定期報告
 投稿者 : 堕魅闇666世
+ ...
担当技師による報告書

スクールNo.6防衛戦において、
特に敵戦力が集中したXゾーンの防衛戦に投入。

随伴機2機を伴い、地上のカタフラクト隊と
連携して敵部隊を中核を構成するジャガーノートの
排除にあたる。

ターゲット以外にも随伴するACが3機同行しており、
イグレシアは随伴機とともにこちらの対処に回った。

随行していた敵AC「ストロベア」は
アリーナランク圏外の新参であり、
脅威度は低いと判断。
敵AC「ヘルバウンド」はカタフラクト隊への
攻撃を優先していたが、
敵AC「ウォッチャー・リペアード」が積極的に
こちらを標的として攻撃を仕掛けてきたため、
優先撃破対象とした。

イグレシアはウォッチャーの機体特性を鑑み、
随伴機2機を両翼に迂回させての挟撃を図ったが、
こちらの包囲陣形を敵機は異常な高速で突破。

追撃不可能と判断したイグレシアが
ジャガーノートに標的を切り替えたタイミングで
再度襲来したウォッチャーにより随伴機を
撃破されたため、報告者にて撤退の判断を下した。

本件における問題点は、敵ACのパイロット、
識別名『パンドラ』がイグレシアの
機動パターンを知悉していたことであると思われる。

今後、編隊機動のパターンを強化するためにも
新型随伴機の開発が必要だと思われる。


≪Xゾーン≫独立傭兵エミリア・ケルヴィンの通信ログ・突撃
 投稿者 : ガリ・カオス
+ ...
独立傭兵エミリア・ケルヴィン出撃時の通信ログ

 とっ、特等席ってこれ……なんにも見えないよ……
 ……っでも、みんな強そうだし、わたしはここにいれば安全かな……

 安全な場所なんて無い、ジャガーノートは後ろに弱いんだ

 へっ……でもわたし今なんにも見えなくて……

 後ろを見ろ、敵が回り込んでくる
 それと今からブースターを吹かす
 そこにいると邪魔だから端に寄って姿勢を低く保て

 は、はい………………えっ……!?

 ここは戦場だ、それも俺達も初めて見るくらい大規模のだ
 ベテランの先輩方だって死を覚悟してる
 安全な場所なんて求めるな

 わ……わたしは……

 リペアード、ヘルバウンド、シルバーステーク、こっちも突っ込む

 遅ぇ! さっさと行け!
 ……左舷はこのままこっちでやる、右舷から行け

 了解した
 ……だそうだ、ストロベア
 死ぬ覚悟はしておけ、出来ないなら全部諦めろ

 あ、諦めるのはやだッ!
 わたしは、お母さんが……時間が無い、から……

 ……死ぬ覚悟もしない、か……まあいいがな
 じゃあいくぞ!

≪Xゾーン≫独立傭兵エミリア・ケルヴィンの通信ログ・迎撃
 投稿者 : ガリ・カオス
+ ...
独立傭兵エミリア・ケルヴィン出撃時の通信ログ

 ストロベア、MT三機来たぞ

 さっ、三機も……!?
 どうすればいいんですか!?

 撃て
 他にやることなんて無いぞ

 で、でも――

 いいから撃て、死にたくないんだろ?
 俺も君にばかり構っていられないぞ

 でもわたし……ッヒっぃ!?
 撃たれてます!
 撃たれてます!!

 だから言ってるだろう!
 敵が見えたら撃て
 他にやることはない
 以上だ

 う、うう……うああああ!!!!

 ストロベア、MTと交戦中
 いつまで持つかはわからないが、一先ず問題なさそうだ

 そうかい好きにしろ
 ハナっから頭数に入ってねえよ


依頼文データ:南部方面《Wゾーン》
+ ...
依頼人:ミドル・フラットウェル

 南部方面《Wゾーン》はルビコン星内企業、BAWS社が参戦する。

 独立傭兵各位は、BAWSの提供する特務任務ジャガーノートを盾とし、アイボール砲台の無力化に全力を尽くしてほしい。

 この戦線においてはスマートクリーナーの他、BAWSの保安部門からACやMTが投入されるが、練度においては未熟と言ってもいい。

 彼らをどう扱うかは独立傭兵各位に一任する。作戦目標の達成のため、彼らを上手く使ってやってくれ。

 想定される脅威対象は、技研製の無人ACを改造した鹵獲機体、アーキバス・エフェメラ3機だ。

 AC戦が予想される。独立傭兵各位は、アイボールだけではなく敵ACにも注意してほしい。

≪Wゾーン≫
+ ...
≪Wゾーン≫BAWS社ACのデータログ
+ ...
≪Wゾーンに配備されたBAWS社ACの内部データログ≫

 BAWS社のBASYOフレームの機体だが戦闘ログどころか通信ログも少ない。

 識別はBAWS第一工廠警備部隊のものだが、巡回時などのログも数件だけだ。

 どうやらこの機体は生産後、試運転をしてそのまま戦場に投入されたようだ。

 登録されているパイロットも同様に記録がない。



≪Wゾーン≫BAWS社のACの通信ログ
+ ...
≪作戦開始直前に行われた通信のログ≫

「この作戦、うまくいくのか? 複雑な操縦はオレ、まだできないんだぜ?」

「大丈夫だ。そんな複雑なことじゃない」

「そ、そうなのか?」

「ああ、夜明けがきたら目玉を目印に前へ進み続ければいいだけだ」

「……そりゃそうだけどそうじゃないんだよ」



≪Wゾーン≫アシュリー・ゴッドウィンの手記
 投稿者:堕魅闇666世
+ ...
≪作戦開始2日前の日付で記された日記≫

この作戦を稼ぎ場に選んだのは正解だった。
商売は順調だ。
仕入れたBAWS製品が飛ぶように売れ、
それがほんの数日でジャンクになって
また手元に帰ってくる。

ボロい商売だとヴァッシュは笑っていたが、
多分あれは本心ではない。
囚われ、自分の意思と無関係に体を弄られる
恐怖は彼自身にも経験がある。
だからこそ、自分なりにできるやり方で
この作戦に協力したいのだろう。

本人は、顔を真っ赤にして否定していたが。

ヴァッシュは破損したパーツの修繕で
忙しいので私が主に店番をしている。
訪れる客の中には、まだほんの子供もいた。
なにしろヴァッシュよりも背が低いのだ。
本来戦争などに加担していい存在ではない。

スクールに収容された、
灰の祭壇の子供たちだってそうだ。
父上や母上も、きっとこの作戦に参加して、
どこかの戦域で戦っているのだろう。
どうにか無事に救出できるよう、
私も必要とあれば出撃するつもりだ。

In the meanwhile
+ ...
独立傭兵ウェディングマーチの通話記録
‎ 投稿者:ほっぺた
+ ...
依頼受諾経緯についての188分間の通話記録

傭兵支援システムを介した音声通信ログ。
傭兵同士のやり取りのようだが、一方には隠蔽の跡が見てとれる。

『はぁい、久しぶり。元気にしてた?』

(削除された音声)

『そう? なら別にいいのよ。手伝えることがあったら言ってよね、私たちの仲でしょ』

(削除された音声)

『うふふ。あなたのそういう言い回し、好きよ?』

(中略)

『そうそう、紹介してくれた依頼の話なんだけど、アレほんとに私も受けていいのお? アーキバスのスクールって言ったらタブーの塊みたいな施設じゃない』

(削除された音声)

『へ〜? 随分お尻に火がついてるのね、あのインテリ共も。
それじゃあお言葉に甘えさせてもらうわ。最近じゃこんな報酬、めったに出ないもの』

(削除された音声)

『あら、覚えててくれたの? そうなのよ、まったく、思い出したくも無いけれど、あんな場所』

(削除された音声)

『……そうね、青白いモヤシ共が焼けるのは自業自得。けれど、他の人たちは……』

(削除された音声)

『ええ、私も酷い目に遇ったわ。勢いづいた戦線のヤツらがあの頃みたいに大人しいとも限らないものね』

(中略)

『うん、ありがと。また連絡する。たまにはあなたの話も聞きたいな。失恋の愚痴なら、得意分野なんだから』

(削除された音声)

『そ。じゃそういうことにしておくね。バイ』




参加人員(締切:2023年12月1日(金)0時)

識別名 所属勢力 方面
ウォルフラム ルビコン解放戦線 Zゾーン
ジュスマイヤー ルビコン解放戦線 Zゾーン
パンドラ 独立傭兵 Xゾーン
ダブルリック 独立傭兵 Xゾーン
ガドリエル 独立傭兵 Xゾーン
エミリア・ケルヴィン 独立傭兵 Xゾーン
ミスター・ヴェルデ 独立傭兵 Yゾーン(アーキバス)
スメル・フェーリクス ルビコン解放戦線 Yゾーン
『アンスウェラー』アシュレイ 惑星封鎖機構 Yゾーン
ハシュラム 灰の祭壇 Yゾーン
ブラバンソン ルビコン解放戦線 Zゾーン
ヴァスティアン・ヴァッシュ RaD Wゾーン
『ミセリコルデ』アシュリー RaD Wゾーン
ウェディングマーチ 独立傭兵 スクールNo.6(アーキバス)
V.Oイグレシア アーキバス スクールNo.6(アーキバス)

最終更新:2024年03月04日 13:00