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メタウロ*1
AC // アフォニアン*2

METAURO // APHONIAN

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”ざーんねーんでーしたっ、僕は捕虜とか取りませーん♪"

  所属     ベイラム/レッドガン第2分遣隊≪インダス隊≫        強化世代     第4世代  

 インダス隊に所属する小柄*3な女性パイロット。元諜報員という異色の経歴を持つ。
 コーラルを巡る戦いの中で諜報活動を担ったエージェントの一人。諜報網の壊滅と再教育センターへの移送に伴い殉死したと思われていたが、脱走に成功し現地に潜伏しており、インダス隊に志願し入隊をもぎ取った。
 調整によって劣化した操縦技術を独自の勝負勘やミサイルの飽和攻撃で補い、いざとなればACでの徒手格闘を厭わないストイックなスタイルを取る。

 彼女は厳密には旧世代型強化人間であったが、アーキバスの再教育に伴う実験的な調整により代替技術による焼き付きの中和に成功している他、持ち前の強靭な精神力もあり人格的にも安定している。
 だが一方で再教育センター送りとなった諜報班の境遇と処置により、彼女のアーキバスに対する敵愾心は非常に強く、報復行為そのものを「しなければならない」と評し、楽しんでいる。
 軍隊然としたベイラムにおいて彼女は非常に目立つ。ほとんどの場合、彼女は右手に杖や傘を持って、お洒落な帽子を被り、履いている靴はどれもヒール付きである。一時期とある憲兵が小柄な彼女に眼を付け服装規定違反で「周囲に溶け込め」と注意したことがあったが、以後一週間、誰も彼女がどこでなにをしているのか分からなくなった。インダスに詰め寄られたその憲兵は掲示板に謝罪文を掲示しお咎めなしとした。掲示から2時間後、いつもの恰好でメタウロは再び出現した。

 彼女の身体は精密検査と調査の結果、外見的には判別できないほど精巧な技術によって、複数の人物からさまざまな部位や臓器を移植されたことが判明している。使用された人物のほとんどは、彼女の所属していた諜報班のエージェントであった。



医療記録: 患者26歳女性
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医療記録: 患者26歳女性

ルビコン3駐留のメディカルチームに送信された医療記録
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エージェント≪ヴァニラ≫もとい、メタウロの精密検査の結果、健康状態は良好であると判断する。患者がいたって健康と主張する通り、その健康状態に異常はない。

しかしながら、定期的な検査とカウンセリングは必須である。
患者が術後副作用により摘出したはずの声帯は元より、複数の部位が本来のものと挿げ替えられている。医療記録からいくつかの部位はエージェント■■■■■、エージェント◇◇◇◇のものであると確認された。どのような判断と処置によってこうなったのかは現在のところ不明。



警告:当該エージェントについて
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警告:当該エージェントについて

情報処理部門から隊長クラスへ送信された文書
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 エージェント≪ヴァニラ≫はその身体的特徴から異性隊員から注目されやすいが、留意すべき点がある。取扱説明書と捉えてもらって構わない。
 当該エージェントは任務に忠実で、程よく残酷でサディスティックであり、承認欲求が強く、優秀である。潜伏や破壊工作のプロであると同時に、強かで、すべきことを躊躇なく行える決断力と記憶力、そしてなにより目にした情報を伝えるために生存することができる。
 我々の諜報班≪コーヒーハウス≫が壊滅しながらも彼女が生き残ったのは奇跡ではない。

 彼女はバーティツとカポエラを得意としており、無意味な負傷者を出さないためにもその危険性を周知すべきである。また、一般的な銃器の取り扱いに関してもわが社の標準基準を上回っている。本人の強い希望から情報処理部門は今回の異動を承認するが、もしレッドガンが彼女を手放したいというのなら遠慮することなく即座に上伸して欲しい。



関連項目



登場作品




投稿者 狛犬えるす
最終更新:2024年03月09日 13:02

*1 欧州南部の川。二つの主な水源となっている支流、メータ川とアウロ川の名を繋げたもの。

*2 a-phonian=音のない者。声なき者。

*3 142㎝。ヒールを愛用しており、それを加味すると147㎝。