ランクE
メリーバニー
AC // ゼブラ
Marybunny // Zebra
帰るんだ、ベイラムに……故郷に……私は……!!
バニーガール姿の上にジャケットを羽織る、あどけない顔の年若い女。
元ベイラムMT部隊の所属で、レッドガン壊滅の報を受けて撤退を決めたベイラムだったが、手違いと連絡ミスによりただ一人だけルビコンに取り残されてしまった。
劣悪な環境と一人だけ残されたという孤立した状況の中で精神的に追い詰められるも、いつか帰れるようにとなけなしの私財を投じてACを購入。
現在はルビコンから無事に脱出するためにも、必死になって数多の仕事を受けながら稼いでおり、主に傭兵活動の他に飲食店などでのアルバイトも兼任している。
元々支給されていたベイラムの制服を身の安全のために捨てているため、常にバイト先から借りたバニー衣装に身を包んでいる。
……とはいえ、恥ずかしいためジャケットを上から羽織っている。
「私……本当に帰れるのかしら……いいえ、帰れる……帰れるんだ……」
乗機であるゼブラはベイラムとその系列企業の製品で構成された中量二脚タイプ。
ベイラム撤退以降、残された設計図を解析したことによりルビコン内ではベイラム系パーツが大量に出回っている。そのため比較的安価で揃えられるようになっているのだが、ゼブラを構成しているフレームパーツはベイラムオリジナルの製品で態々揃えられている。
これは彼女のベイラムに対する帰属意識によるものであり、そのためにかなりの大金を支払っているという。
……彼女はただ帰りたい一心で傭兵業にすら手を染めた。
けれどまだ星を出るには前途多難のまま。だが、むしろそれでいいのかもしれない。
もし帰れたとしても……、最早、そこに彼女の居場所はないのだから。
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ORBの画稿:バニー姿の彼女
旅の画家ORBが描いたとされる画稿。
とある傭兵の姿を描いたものらしく、画稿の裏にメモのようなものが残されている。
街で見かけたバニー姿の女。
どうやらルビコンの外に出たいらしいのだが、残念ながらまだ目処が立っていないようだった。
酒を一杯奢ったのだが、意外と初心な子だったことに驚いた。
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最終更新:2024年01月15日 02:58