戦争にあって然るべきルールを守らぬ者を、
ありとあらゆる手段を持って排除してきた第四世代型強化人間。
元々は血気盛んな独立傭兵であり、気の合う仲間とともにチームを結成。
馴染みの仲間達や、その周囲の家族や友人と共に順風満帆な人生を送っていたが、
最低限の戦争としてのルールすら無視した行動によって起きた災害により、その全てを失った。
それ以降、彼は一時的に姿を消し、戻ってきた時には、今の「鉄の男」と成り果てた。
その後、惑星封鎖機構と接触。
彼らの思想をどう考えたのかは知らないが、
少なくとも重要な依頼を受け負い、協力関係を築き、ルビコンの大地を再び踏みしめた事は確かである。
戦場における最低限のルールを守らぬ者、秩序を乱す者、争いを呼び起こす者。
その全てを忌避し、嫌悪し、排除すべく力を尽くす。
時間を無駄にしないため常に時計を身に着けており、
己の時間管理には厳しいが、他人の遅刻などには寛容である。
それは、彼がこう成り果てる前にあった、人間性の欠片かもしれない。
搭乗機アルティメイタムは、ある程度の汎用性を持たせた近接寄りの機体。
ショットガンで傷を与え、ミサイルで追い立て、地上へグレネードを撃ち込み、
爆風で姿勢を崩した所を、パルスブレードで切断する。
シンプルが故に、その攻勢のリズムが崩れることは無く、
淡々と追い詰めるその様は、害獣を処理する狩人であり、畏怖の対象である。