傭兵部隊、『フィーチグリッチ』を指揮する男性。
この傭兵部隊は、所属している数名が幼い少女なのと、彼本人が滅多に姿を現さないのが相まって、"安く購入した少女らを使い捨てにしている"という悪い噂が絶えない。
しかし実態は、劣悪な環境に置かれた孤児達を引き取り、彼なりの生きる術を与えようとしているのである。
彼は元来解放戦線とシュナイダーを繋ぐパイプ役の人事部門の一人であったが、V.Ⅳラスティの離反により内部調査でその事実が露呈。
彼を含む数名はアーキバス本社から"強制査察"と言う名の"粛清"が入る前に離脱し、在野に降った。
その後彼は、物資を得る為に奴隷商を襲撃した際、三名の幼女を見つけ、保護し、現在に至る。
彼女らには、「決して前線に出るな」と言い、狙撃、砲撃支援型のMT、ACを給与している。
乗機のACは、軽量に大容量のジェネレーターを積んでいるため機動力は高い火力が高くなく、単独での活躍は見込めない。
そのため、アリーナのランキングも低いが、彼の歴戦の経験から裏打ちされた作戦立案能力や現場指揮は侮れず、傭兵として他の戦力と連携させればランク以上の実力も発揮する。
戦闘をする際は、必ず自身が前線に立ち、敵を引きつけつつ彼女らの支援によって撃破すると言ったスタイルを取っている。
その為被弾率、負傷率、被撃破率が高く、二度三途の川を渡りかける重傷を負った。
彼は負傷の度に義手を取り換えるか、再生手術を受けるかをしていたが、三度目の負傷の際、身体を予備のパーツを用意しやすい、強度にも優れる義体に換装した。
パーツをそろえに行った際、娘達に特段好評だった"かわいい"容姿があり、娘たちの要望でそれを付けることとなった。(本来の自分と全く同じ見た目のパーツも用意したが)
そして彼は娘たちの頼れる盾となり、着せ替え人形の玩具ともなった。