HEROMAN(アニメ)

登録日:2010/04/10(土) 16:12:32
更新日:2020/05/13 Wed 18:16:10
所要時間:約 6 分で読めます





ハロー、ハロー、まだ見ぬ友人、我が隣人よ。
私は第三惑星"地球"の代表、マシュー・デントンであります。
我々地球人は貴方達との交流を希望しています。
是非とも返事をお願いしまぁす!


『HEROMAN(ヒーローマン)』とは、2010年4月1日から9月23日までテレビ東京にて放送されていたアニメ。
原作はスタン・リーで、BONES制作社が手掛けている。また、アニメ放送に先駆けて月刊少年ガンガンで漫画版が連載された。
本来は4クールの予定だったが、リーマンショックの影響で2クールまで短縮された。
しかも、アメリカ主導の日米共作なのに北米ではソフト販売はおろか放送すらされなかった

先述の通り、アニメの放送に先がけて月刊少年ガンガンにて太田多門による漫画版が連載されていた。全5巻。
全体的なストーリーはアニメ版に沿いながらも要所要所で独自の展開を見せており、
アニメでは若干不遇に終わってしまった扱いのキャラクターにも改変が加えられていたりと見どころは多い。
なお、太田氏は後に『ガンダム Gのレコンギスタ』のコミカライズも手掛けている。



あらすじ___

アメリカ西海岸の町に住む少年ジョーイは、豊かではないが日々ささやかで平和でちょっと退屈な日常を過ごしていた。
ある雷雨の夜、ジョーイの家に謎の落雷が直撃、数日前に拾って直した最新玩具ロボット「HEYBO」に不思議なパワーが宿る。
ジョーイはヘイボを「ヒーローマン」と呼び、幼い頃から憧れたヒーローが現実に現れた事にワクワクするのだった。
しかし、これは全ての始まりにすぎなかった。
やがてジョーイとヒーローマンは遥か宇宙の彼方から襲来し地球に忍び寄る、
恐るべき侵略者≪スクラッグ≫との戦いに身を投じていくことになる。


登場人物___

◆ジョセフ・カーター・ジョーンズ(ジョーイ)
CV:小松未可子
本作の主人公兼真のヒロイン
中性的な顔立ちのとても心優しい少年。こんな可愛い子が男(ry
普段から気弱でネガティブ思考な為にウィル達からはいじめられている。
両親は他界しており祖母と二人暮らしをしているが、自分よりも他人の事を心配してしまう性格で、祖母を支える為に日々バイトで生計を立てている。
ともすれば幼稚に見えるほどに「ヒーロー」に憧れるのは、父親が仲間を庇って命を散らしたことが原因でもある。
ある日、ニックの捨てたヘイボを修理し大切にするがヒーローマンに生まれ変わり、スクラッグとの戦いに身を投じる事で彼の運命は大きく動きだした。

ヒーローマンが変身した際には、コントローラーがガントレットに変形し、スマートフォンの様にタップすることで技を発動させる。
この時には身体能力が上昇し、ヒーローマンほどではないが怪力を有し、更には残像すら残さないほどの超スピード移動ができるようになる。

◆ヒーローマン
CV:竹内良太
ジョーイと共に戦う巨大な白いボディと、全身を赤いライン(夜間は発光する)が走る、人間のような顔立ちを持つロボット(を模した姿の)ヒーロー。
戦闘では巨躯から繰り出される剛腕の一撃や身に宿した雷の力で、
鈍重なパワーファイターかと思えば電速の速さで瞬間移動を行うなど未知数の戦闘力でスクラッグを粉砕する。
戦闘要員兼暴走要員兼癒し要員。意思疎通は可能だが、本人は唸り声くらいしか発声できない。
中の人は「そんな装備で大丈夫か?」の人。
しかし製作サイドの「ヒーローマンの神秘性を高めたい(声優によるイメージを持って欲しくない)」という意向から、
本放送時はキャストクレジットが無かった。

◆リナ・デイヴィス
CV:木幡真裕
ジョーイのクラスメイトで笑顔が眩しい本作のヒロイン。鬼モミアゲ
明朗快活な金髪青眼がチャームポイントの少女でチアリーダーを務める。
ジョーイに好意を抱いており日々アタックしているが色々と報われないが、兄貴がアレだから仕方ない。
堅牢にして不破たる絶対領域を持つ。
真っ当にヒロインをこなしているのにやや空気気味(漫画版では改善)。

◆サイモン・カイナ(サイ)
CV:木村良平
ジョーイのクラスメイトで無二の親友。旧グリッドマンで言う所の一平、新グリッドマンで言う所の内海
アメフトの事故で右足の自由を失っており常に松葉杖(戦闘時には電動スケートボード)で登校するが強靭な精神力を持ち、
自分の境遇をものともせず寧ろいじめに遭うジョーイを庇い励ます、ある意味リアルヒーロー。
あまりにカッコよすぎてスタン・リーが「こいつ主人公?」と指さしたくらい。
頭髪の量が半端じゃない。
ホリーに小さい頃から虐められていたが、実は…。

◆マシュー・デントン
CV:チョー
本作の凶禍であるスクラッグを呼び寄せてしまう最大の原因。
科学教師を務め“教授”と呼ばれる人物で、悪気が無いとはいえ、
自身の発明を証明する為に放ったメッセージをマイクロウェーブで送信した結果、
宇宙外生命体とのコンタクトに偶然成功してしまい侵略者スクラッグを招いてしまう。
また責任感が強くスクラッグに襲われた際にはジョーイを逃げるよう促しモップで果敢に立ち向かった。

◆ホリー・バージニア・ジョーンズ
CV:小笠原亜里沙
ジョーイの姉。外見は父親似。
ミュージシャン目指して家を出ていたが戻ってきた。ヒーローマンに惚れている。
破天荒でファンキーな性格をしており、家を出る前はジョーイとサイに恐怖政治を強いていた。

◆ウィリアム・デイヴィス(ウィル)
CV:保村真
財力がスネ夫のジャイアン。
リナの兄で裕福な家庭を鼻に掛け、貧しく「役立たず」なジョーイから引き離すべく、
毎回ジョーイとリナの交流を妨害し、取り巻きを引き連れるジョックス(男子のガキ大将)。つまりシスコン。
アメフト部員でありサイとは昔友達だったが、自分のミスのせいで足に障害を負わせてしまったことを気にかけている。
ヒーローマン・ジョーイ・サイより強いことを証明しようとスクラッグの円盤に潜入するが……。
通称ゴニキ。
アニメでは最終話の扱いが不遇、漫画版では全編で意外と優遇。

◆ニコラス・デ・カルロ(ニック)
CV:陶山章太
ウィルの取り巻きの一人。スネ夫的ポジションの金持ちデヴ。
HEYBOを買ってもらったが、友達と遊んでいる内に壊してしまいゴミ箱に投棄したことで物語が始まる。
こいつが親にHEYBOを買ってもらわなかったら地球は詰んでいた。
ウィルと共にスクラッグの円盤に潜入するが……。

◆ヴェラ・コリンズ
CV:進藤尚美
ジョーイとサイの担任の先生。バストが1mくらいありそうな長身の美人。
リナの所属するチアリーディング部(アメリカではスクールカーストの頂点)の顧問。

◆アクセル・ヒューズ
CV:東地宏樹
合衆国直属の情報機関NIAに所属するエージェント。
当初は大統領の命でヒーローマンを調査していたが、後にジョーイ達の協力者になる。

◆ドクターミナミ
CV:松本保典
ジェネラス・インダストリーの元締めである科学者にしてMRL(ミナミ・ロボット・ラボトリー)の創始者。
スクラッグを利用して華々しくデビューしようと画策したが、
それを(意図していないとはいえ)阻止したヒーローマンを逆恨みしている。


用語___

◆HEYBO(ヘイボ)
巷で大人気のネオテクノロジーロボで、
キャッチコピーは「今世紀最大のテクノロジーを駆使したそのメカニズム」。

◆スクラッグ
文明を持つあらゆる惑星を滅ぼしてきた知的生命体で、見た目は2m以上のアレを二足歩行にしたグロテスクな姿をしている。
ある意味で人類やPTAの永遠の好敵手。
その非常に強固な甲殻(?)は銃弾・砲弾をものともせず、人間を軽々と投げ飛ばす腕力に、圧縮空気弾や強力なビームキャノンを用いて人々を襲う。
言語や適応能力も高く地球の言葉も瞬時に扱える。
しかし自分たち以外の全ての生命体を虫けら以下としか見なしておらず、スパロボUXでは刹那をして「対話不可能」と言わしめた。
要するにあれであるが、あれが速度に秀でているのに対しこちらは防御力に秀でているというべきか。(スパロボUXでは「あれ」を意識したセリフもある)
ヒーローマンの攻撃による一定のダメージを喰らうと緑色の体液をブチ撒け消滅する。YA☆ME☆RO☆
作中でニックとウィルが餌食になるほか、漫画版では地球の節足動物をスクラッグ兵に改造している。

◆ゴゴール
CV:石塚運昇
スクラッグのボス。見た目は紫色のアレ。
非常に残忍な性格で、侵略する惑星の生物は文明情報を搾取する為のサンプル程度にしか見ていない。
一度ヒーローマンに斃されたが…?


主題歌___
前期OP「Roulette」歌:TETSUYA
後期OP「missing」歌:Kylee

前期ED「CALLING」歌:FLOW
後期ED「僕の手は君の為に」歌:Mass Alert

挿入歌「虹のふもと」

劇中BGM「JOEY AND HEROMAN」


その後の展開___
ゲーム『スーパーロボット大戦UX』に参戦。
ジョーイも生身で戦闘に参加し、宇宙でもバリアがあるから安心とばかりに走り回るその姿から「イクサー6」の異名が付けられた。
本家イクサーはUXに出てないけどな!
同じくアメリカを舞台とするデモンベインとのクロスオーバーが展開され、
あまりの絡みっぷりに「UXの九郎はジョーイルートに入っている」と言われることも。こんな可愛い子が(ry
ユニットとして運用できるのはヒーローマン&ジョーイのみだが、キャストの兼役の都合でサイやホリーといった非戦闘メンバーにもボイスが多く用意されている。
また、ニックやミナミの扱いなどに一部漫画版を彷彿とさせる展開も見られる。


以下ネタバレ

UX世界におけるヒーローマンの正体は、無限に輪廻させられた世界の中で積み重ねられてきた、
『英雄の出現を願い続けた人々の意志の力』が生み出した『英雄の化身』。

故にその存在は全ての元凶であるナイアですら把握、予測できず、
彼の降臨を皮切りにナイアが本来思い描いていたシナリオは徐々に崩壊していった。

言うなれば『もう一つの魔を断つ剣』とも呼べるべき存在であり、彼の降臨無しにUXの勝利はありえなかった。
この作品は世界観自体にスパロボのゲームシステムを入れ込んだ構造になっており、それに準えるならば、この世界のヒーローマンは現実世界側のチューナーであるフェイ・イェンHDと対を成すスパロボ世界側のチューナーと言える。



ヒーローマァァン、Excursus and correction(追記・修正)!!!
ンオ――――ッ!!

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