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封印作品

登録日:2011/05/16 Mon 23:49:16
更新日:2026/08/21 Fri 19:04:06NEW!
所要時間:約 189 分で読めます




封印作品 とは、何らかの事情によって公開されなくなったとされる作品の事。
未収録作品」と混同されがちだが、暫定的に当wikiでは以下の通り区別する。

封印作品
  • 公式の歴史で語られる事がない作品
  • 今後公開されない旨やその理由が公式から明かされている作品
  • 公開されない理由は明かされていないが、第三者から見ても盗作や原作者の不祥事など封印に値するだけの問題がある作品

未収録作品
  • 作品の内容に大きな問題は見られず、長期間収録されない媒体があるが存在自体は語られる作品
  • 二次利用を行わない前提で公開された作品
  • 公開されない理由が「映像が見つからない」だけの作品

また、当項目では一度でも世に出た事がある作品のみを取り扱う事とし、公開される事なく没となった作品は事情を問わず没作品で扱う。


■概要

かつて「没作品」や「お蔵入り」と呼ばれていたが、2006年にノンフィクション作家の安藤健二が刊行した『封印作品の謎』がベストセラーになりシリーズ化されて以降、この通称が普及した。
背景にはインターネットの急速な発達で作品の資料や関係者の証言などが入手し易くなった事、インターネットの急速な普及から作品が違法アップロードされ、封印とは言いながら何らかの形で目に触れる機会が増えた事がある。

一部の作品は国立国会図書館に収蔵されていてそこで閲覧可能なほか、場合によっては市や区の一般図書館が収蔵している事もある。この辺は図書館憲章で「そういう意見を唱える人がいた」への尊重が求められているため、余程の事(本の損傷が酷くて出せないなど)がない限り以外での収蔵本の破棄は避けられるのも一因。廃棄する場合でも一旦は市民に譲り渡す事とし、それでも引き取り手が無かった収蔵資料のみを本当に廃棄する例が多い。

法的トラブルが原因で封印となった作品については、後年実例として論文や書籍で当該作品が紹介される例もある。

封印の原因は様々だが、比較的多い例は以下の通り。これらは未収録作品の理由にも該当する。

◆権利関係

主に著作権にまつわる物が多い。
権利は法律で定められている以上、世に商品として出すにはこれをクリアしなければならないが、何らかの理由でに難しくなってしまったもの。権利者不明、権利関係の複雑化、原作者や遺族によるソフト化の拒否、制作会社の倒産による著作権の管理のこじれ、というパターンが多い。
漫画や小説だと、著者自身が作品の諸々に対して不満を抱いた結果、単行本未収録の状態が長期間続く事もあり、『ジャイアントロボ』や『新宝島(オリジナル版)』辺りも著者死後まで長らく幻の作品となっていた。

昨今は法改正されて「権利者を相応に捜索したが見つからなかった」という内容を申し立てた上で、本来支払うべき権利使用料を文化庁に預ければ権利を使用可能になり、一部作品もその制度で解禁された。

◆抗議

表現や設定が権利の侵害や差別の助長や肯定、または誤った認識を社会に与える等の理由から、団体や個人による抗議が元で封印されるパターン。
抗議を直接受けた作品だけに限らず、近い表現をしていた作品もとばっちりを喰らったりする。
日本では精神疾患を取り扱った1960~70年代の作品について、差別的な描写も多い事から封印扱いされる事がほとんど。これはかつて精神疾患について社会・医学的認識が低かった事も大きい。
医学面ではこの他、広い意味での健康維持や疾病(後天的・先天的問わず)に関するものも極端に事実と異なればアウトと見なされたケースがある。

差別や非難等の意図がなかったとしても創作の題材にする事自体がタブーとされる事もあり、 場合によっては名称や意匠の引用だけでも問題になり得る。
例えばイスラム教ユダヤ教など宗教関連、ナチス関連(特に賛美する内容)、疾病や障害、日本では(近現代の)皇族などに関する表現は、特に注意が必要と言われている。
しかし法律の範疇外であれば、タブーとされる題材をあえて描く作品や、それを問題なしとする編集部も存在する。この辺りは宗教や政治関係以外含めて「表現の自由で保護されるのは結局どこまでなのか」という点も絡んでくる。
いずれにせよ政治・社会的な議論を呼び易く、海外では宗教風刺がテロ等の事件に発展した例もあり、極めて慎重な扱いを求められる。

また、2010年代後半以降はポリティカル・コレクトネス(通称ポリコレ)の急速な発達に伴い、世界展開を実施する作品において人種問題・性的マイノリティに関する表現の修正や対策を求められる例も増えてきた。近年の創作物において登場人物の人種や性的指向が多様化したり、ゲームのキャラクタークリエイトにおいて「男・女」という区分が使われなくなった理由でもある。
日本では上の2つに加え「萌えキャラ(絵)」「露出度の高い服装」などが性差別や準児童ポルノに当たるとして抗議の対象になる例がある。

これ以外には、作者が駄作と判断し、結果として封印される例もある。作者からすれば自分の作品がレイプされたも同然なので当たり前だが

成人向け映画や成人向けビデオは出演者の身バレ等を理由に、著作権保護期間中でも終売される事もザラにあるが、変わった例としてはあきらかにモチーフとなった人物や団体が推察される作品が該当する団体からの抗議を受け発売停止となったとか、コスチュームプレイものの成人向けビデオで海外の衣装を着たまま事に及んだところ 本当にその国から苦情が来て発売停止となったケース もある。

◆法規制・自主規制の強化

かつては問題ないとされていた描写が時代の変化で許されなくなるもの。現代日本では原則として表現の自由が認められているため、どちらかと言えば 自主規制の変化 によるものが多い。

例外的に、問題になるのが一部のセリフや描写のみの場合、パッケージや作品冒頭等に 「現在では不適切な表現がありますが、当時の演出意図を尊重し……」 といった注釈を付ける事で封印や修正を免れる事もある。と言う端から音を処理している再放送作品も結構あったりする

法規制の強化で封印されるケースもあり、1999年に「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」(児童ポルノ禁止法)が公布され、かつて合法的に発売されていた実在の少女ヌード写真集は姿を消し、先述の国立国会図書館でも閲覧不可能となっている。
また海外の法律やレーティングの差異に合わせ、特定シーンの封印・差し替えが行われる事もしばしある。

◆事件・事故・災害等

何かしら重大な事件や災害が起きた際に、不謹慎、あるいは遺族や被害者への配慮で封印されるもの。
作中内の事件事故に酷似した事件が本当に起きてしまったり、重大な事件を起こした犯人が「その作品を見た」と発言したり取材されたりするケースが該当する。

◆関係者の不祥事等

出演者・スタッフ・原作者の起こした不祥事が原因となるもの。
特に犯罪による書類送検や逮捕まで行くと、被害者や世相への配慮*1から封印される物が多い。不適切な発言で炎上した、不倫が発覚したなど逮捕されない程度の悪事でも事務所の判断によっては封印される事がある。
作品そのものに罪はないため、罪状次第では封印無しもしくは一連の処分が終われば封印解除される事も少なくない。

◆盗作、著作権侵害

読んで字の如く、別作品からの過度の盗作が はっきりと 認められたもの。法的にもクリエイターの職務倫理としても完全にアウトである。
著作権侵害は海賊版などの悪質なものを除けば親告罪であるため、基本的に単なる疑惑程度では封印される事は少ない。
一応「『あの作品のパロディできたらな〜』ってノリで作ってたらモロそのまんまに仕上がってしまい自ら封印」「パロディのつもりだったが元ネタの権利者から抗議を受けた」…というケースもあるにはあるが、基本的には最初(特に後者は)からパクる気満々である事が多い(この場合は権利問題も生じる)。
権利者の裁量にもよるが、裁判が起こっても発売中止まで持ち込まれる事はあまりなく、該当箇所の差し替えに留まる事がほとんど。
また、著作権の認識が低かった時代や国では、他人の著作物を無断使用して抗議を受けるケースもあった。

◆バグ・脆弱性など

ゲームやアプリ等にて、バグなどで再生機器などを故障させたり、情報漏洩やクラックなどに悪用される脆弱性が発見されて封印されるケース。
パッチで修正されるなど封印には至らないケースも多い。

◆需要の低下・販売の終了

単に需要が無いだけとか、販売期間が終了したという物も結構多い。こちらは単なる絶版・廃盤に分類すべきであろう。
だが、有名作品でも数々の事情が重なって絶版状態が続いてしまうと読めなくなるケースもあり、かつては「作者の残した作品数が膨大すぎる故に再版に手が回らない」という理由で『オバケのQ太郎』がこれに該当したが、現在は全集に収録されている。

◆特定の国・地域でのみ封印

上述した項に似るが、国毎の法律や自主規制によって「特定の国や地域でのみ上映・放送が不可能」という例も存在する。
やはり皇族/王族、宗教、文化、歴史にまつわる作品、残酷描写や性的描写が激しい作品は封印作品となり易い。
日本では『サウスパーク』の「チンポコモン」や『シンプソンズ』の「Thirty Minutes Over Tokyo」(どちらも皇族の不敬行為を笑いのネタにした作品のため)の例がある。
日本国外ではタイにおける『王様と私』(王族描写の誇張が不敬罪判定になった)*2、大半のイスラム諸国における『バズ・ライトイヤー』『ノア 約束の舟』(前者は同性愛者のキャラクター登場、後者は預言者がキャラクターとして登場するため*3)等がある。
海外通販や動画配信サービスなどで入手・視聴できる場合もあるが、国によっては所持するだけでも違法となる場合があるので注意する事。

◆修正・リマスター・アップデート

映像商品の販売時や高画質化の際、前述の理由で理由で差し替えや修正、シーンカットが入り封印扱いとなるもの。作画崩壊など明らかなミスなら修正とみなされ含まれない(明らかに多岐にわたる場合は未収録作品扱い)事が多い。
STAR WARSシリーズの旧三部作は監督のルーカスが凝り性をこじらせ出来に不満を抱いて何かにつけて修正を行っており、劇場公開版の再上映や円盤化はごく稀なことは「ハンが先に撃った」のフレーズと共にファンの間では有名。
ゲームなどでも初期バージョンに不具合が多い場合、バージョンアップ版のみが移植されるケースがある。


■封印作品の例

【ゲーム】

  • Fantasia
ディズニーアニメの名作『ファンタジア』を題材とした、メガドライブのアクションゲーム。日本でも『ファンタジア ミッキーマウス・マジック』というタイトルでローカライズされている。

実は『ファンタジア』は他の会社にライセンス使用しないよう故ウォルトが甥のロイに伝えていたのだが、発売するまで関係者は誰も知らず、ロイが発売を知ってから判明する珍事が起きた。
結果、今作は発売から約3ヶ月後に店舗から回収され、約5000本のROMが破棄された。
この件はディズニー側の過失だったため、セガは様々な補償を受けている。有名なテトリスの一件といい、何かと貧乏クジを引きがちな会社である…

皮肉な事だが、今作は納期や予算不足に縛られて残念な出来になってしまった*4ため、封印されて困る被害は大きくなかったのが救いだろうか。

◇格闘超人
Xboxの3D格闘ゲーム。
2003年1月に発売するも、1ヶ月後にイスラム教の聖典コーランをモチーフにしたステージ・BGMが問題となり、回収・生産中止の憂き目に。
未回収分が中古市場に出回っており、入手は比較的容易。

◇Cubic Ninja
◇いきものづくり クリエイトーイ/大盛り!いきものづくり クリエイトーイ
ニンテンドー3DS用ゲーム。
いずれも「ハード初期に発売された隠れた意欲作」程度の存在だったが、発売から3年後に 3DSの改造に利用できうる致命的な脆弱性 がソフトのとある機能に偶然存在していた事が判明。
更新による修正も困難だったのか、ニンテンドーeショップでは揃って急遽販売終了となり、市場に既に出回っていた前者のパッケージ版はワゴン価格から一転してプレミア化した(後に多少落ち着いている)。

後者は(日本版は)DL専売なので更に入手が困難で、制約こそ少なくないものの「キャラクターを自由に作り動かすことができる」という独自性の高いゲーム性からその扱いを惜しむ声が多い。
一方で「スマブラFor」に収録されたBGMのアレンジメドレーが次作「SP」にも続投している点を見る限り、作品そのものを無かったものとする動きはないと言える。

◇艦これ改
DMM.com配信のブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』のコンシューマー版。
幾度の発売延期を経て2016年にPlayStation Vita専用ゲームとして発売されたが、2017年1月31日に突如としてパッケージ版の生産終了とDL版販売の終了が発表され、翌月の2月1日には公式HPも閉鎖という異例の事態が起きた。
メディアの取材に対して販売元の角川ゲームスは「諸般の事情でそれ以上のことは話せない」と回答しており、様々な憶測や邪推を呼ぶ事になった。BGM系の権利更新がまとまらなかったという噂はあるが、詳細はこちらも不明。
後に書籍『艦これスタイル』において、艦これの歴史の記述に本作が言及されていないなど、実質的に存在が封印された扱いを受けている。
そこそこ売れた事でパッケージ版なら中古市場に比較的出回っており、入手自体は困難ではないが、DLC販売も止まっており艦の追加は望めない。

なお公式ページでは販売中止後もシレっとタニタ製ツインスティック最終販売についてのInfoは更新していた。

◇トラブル☆ウィッチーズ ねぉ!の「サクラコ」「リュッカ」
キャラのみ封印されたというかなり特殊なパターン。
2011年4月27日にXbox360のLiveアーケードにてDL販売された横スクロールSTG。発売元はSNKプレイモア。
元はスタジオシエスタの同人STG(2007)をAC版として商業化したもので、『ねぉ!』はその家庭用移植版。
移植時に16:9画面に調整した新モードにストーリーのフルボイス化、上記新キャラ2名が追加され、その後のシリーズ人気の基礎を作るヒット作となったが、2015年9月30日に事前告知なく販売終了。
開発、発売会社両社とも理由の明言はなされてないが、直前の2015年8月にはSNKプレイモアが上海の37Gamesに買収されており、これが直接の原因とされる。
本シリーズはその後2016年と2023年に続編が発売されるも前述の2人だけは登場しておらず、前者の追加キャラであるコザクラのストーリーにサクラコの存在が示唆される程度となる。後者に当たる『ふぁいなる!』発売前にシリーズを振り返る企画で、権利的な問題で2人の登場が難しくなっている旨を公式が明言している。
『ねぉ!』発売元のSNKプレイモアはその後経営主体がコロコロと変わっており、その際に2人の権利を初めとした本作の権利がどこかに飛んでしまった以上リマスター発売も絶望的に。

ドラゴンクエストXオフライン及びドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてSのガネーシャエビル系統のモンスター
こちらも上記と同様に移植時に特定のキャラだけ封印されたケース。
ガネーシャエビルはドラゴンクエストX(以下DQ10)にて初登場したモンスターでドラゴンクエストXI(以下DQ11)にも登場したが、移植版であるDQ10オフラインとDQ11Sの発売時に系統ごと消されており、色違いのボスモンスターも別物に差し替えとかなり徹底された封印がされている。
理由は公式から明かされていないが、ガネーシャ神に似た見た目が宗教的なコンプライアンスに引っかかったのではという説が有力(DQ11Sについては当初は別の理由も噂されていたが割愛する)。
後のリメイクや移植の先に名前が変更されたモンスターの事例は多数存在するが、系統ごと削除は珍しい*5
一方でDQ10オンラインVer.6.5前期のアップデートでは新規マップにガネーシャエビルが登場しており、完全な封印扱いにはなっていない模様。

◇マリオ&ソニック AT 東京2020オリンピック
任天堂の『マリオ』シリーズと、セガの『ソニック』シリーズのキャラクターが共演するスポーツゲーム。実際に開催されているオリンピック大会を題材としており、2007年の第1作以降10年以上も複数のタイトルが作られたが、2020年を持ってIOCと任天堂及びセガとのライセンス契約を終了したと報じられ本作が事実上の最終作となったが、セガゲームズの親会社が2025年に数年に渡り再度IOCとライセンス契約しており、暫くは安泰だと思われていたが、2026年4月1日に突如としてニンテンドーストアからDL版が削除され、通販や店舗からも同作の在庫が再入荷されておらず、事実上の封印状態に。
理由は不明だが、IOCの方針転換により外部キャラに頼らずIOC主導で動いている事が原因と見られる。

◇JUDGE EYES:死神の遺言(初回出荷版)
羽村京平を演じたピエール瀧が覚醒剤所持で逮捕されたため、その後発売された新価格・リマスター版では羽村京平のモデル換え・キャスト変更の措置が取られている。


【漫画】

「連載打ち切り即封印」というケースについては「打ち切り(漫画)」を参照。

◇キャンディ・キャンディ
70年代少女漫画及び女性向けアニメの金字塔。

1990年代に入り、作画担当のいがらしゆみこの主導する商業展開に原作者の水木杏子(名木田恵子)が許諾を得ていないと訴え、いがらしが「水木は原作者でないので許諾は不要」と反論した事で「誰が著作者か(著作権を有するか)」という権利問題に発展。
水木の権利を認める最高裁の判決を受けてもなおいがらしが不服を表明したため、水木が問題視する前述の商業展開の清算が暗礁に乗り上げた事、いがらしの姿勢を理由に単行本を出していた講談社と中央公論社が出版契約を解除した事で封印状態になる。
そのため、封印状態にあるのはいがらしゆみこの作画を用いているもの(原作漫画や東映動画制作のアニメ作品)に限られ、いがらしゆみこの作画が用いられていないもの(アニメ版主題歌等)は対象外である。
2000年代には一度、過去に出版された水木による小説版が挿絵を除いた状態で復刊されており、2010年には小説の続編『キャンディ・キャンディ FINALSTORY』が新作として出版されている。

水木は「封印作品の謎2」のインタビューで本作が封印扱いされる事を非常に不満に思っている旨の発言をしていた。

アニメに関しては、双方共に東映からの申し入れがあれば許諾すると発言しているが、いがらしは水木と組んだ他の作品についても権利を主張・無断での利用などを行なっていたり、2016年4月頃から東映グループ所有コンテンツのサイトから除外されている*6事や直近は水木の消息が不明な為、 当人同士の和解、並びにアニメの封印解除も限り無く絶望視されている

大抵の商業マンガは版元の出版社が版権管理を行うが、作者側の希望で引き上げた後にモメたパターン。
封印となった今でも『宇宙戦艦ヤマト』と共に漫画・アニメにおける著作権問題の実例として法律関係で取り上げられるのは何とも皮肉な現状である。

◇わが分裂の花咲ける時
藤子不二雄Ⓐによるブラックユーモア短編の一つ。
主人公の喜一が受験に対する不安からパラノイアとなり、最終的に精神分裂症(後の統合失調症)を発症するという内容から、初出後一度も単行本化された事がない。
他にも同シリーズからは『台北挽歌』『狂暴都市』『変身科へどうぞ』『アフリカの夜』『アカプルコの夜』が単行本未収録となっている。

◇狂人軍
藤子不二雄Ⓐによる野球ギャグ漫画。
王選手が放ったホームランが頭に直撃した事で発狂した主人公が、キチ○イしか入れないという野球チーム「狂人軍」に入団するという凄まじすぎる内容。
精神疾患を題材にし差別表現が数多く含まれる事や、巨人軍をパロディ+侮蔑する様なタイトルが原因と思われる。
当時基準でもマズかったのか、単行本どころか公式からも存在抹消されている。
藤子・F・不二雄作品の『ドラえもん誕生』の一部バージョンにて、A先生が当時の連載作品として名前を出す*7など言及もかなり限られている。

◇サザエさま
『東京25時』という雑誌に連載されたサザエさんのパロディ漫画。
原案は『スローなブギにしてくれ』『ロンサム・カーボーイ』等で知られる小説家の片岡義男*8、作画はフジオ・プロの木崎しょう平。
サザエマスオが事を済ましたり、全裸で用を足すサザエやデモ隊に巻き込まれ絶命するサザエ等原作のイメージを崩す描写に対し版権元である姉妹社からクレームがつき、編集部が示談金を支払い掲載号の翌号に謝罪広告を出す事で決着。
同誌も1971年に廃刊となったため、当時の雑誌を見る以外に読む方法は無い。

なお「示談金の50万円は当初100万円だったが『君らは若いし可哀想だ』と温情で半額にしてもらい、その上分割での支払いも認められた」「長谷川町子が本作を見て『それが面白いものならば…』『ぜんぜんひどいと思いました』と作品の出来について語った」等の逸話も残されている。

◇魔太郎がくる!!うらみの3番「ゴミはふくろにしまつしよう」他多数
いじめっ子に対する逆襲の仕方が「パワーショベルで引き裂き、コンクリートに埋める」「ゴミ袋の中に閉じ込め、金属バットで滅多打ち」と言った描写が余りにも凄惨すぎた為上記回を含めた25話が封印され、封印を免れたが大幅に改訂されたものが33話存在する。
レギュラーキャラである切人の初登場話も、うらみの32番『悪魔のようなチビ』の欠番扱いに伴い、うらみの35番『悪魔のようなチビがやってきた』に変更された。

◇ぶきみな五週間第1話「毛の生えた楽器」
藤子不二雄Ⓐのブラックユーモア短編の一つ。
あまりにアフリカ原住民に対するアレな描写(グロいため詳細は省く)故に、掲載版からセリフを修正した末に全集に収録された。
しかしそれでも上層部に怒られたのか、第二刷以降は別のエピソード「禁じられた遊び」に差し変えられた。
他のエピソードと違いこの回だけ「世界各国の変わったお土産」にまつわる話で無いのはそれが原因。
しかしこの「禁じられた遊び」も、雑誌掲載時には知的障害を持つ(と思われる)主要人物がいた為か単行本では大幅なシーンカットと当該人物の名前も抹消されている。
なおカットに伴い頁数が半分以下になっているが、そのお陰で第2話「爪の生えた杖」以下と頁数が揃っている。

◇アラーくん
マジンガーZ」や「キューティーハニー」等の作者でもある永井豪の記念すべき単行本第1作。
アラビア系ギャグ漫画だが、イスラム教を敵に回しすぎたためにあえなく封印。
キャラクターは後に同作者の読切『炎魔地獄』にスターシステムで登場している。

◇泥だらけの行進
手塚治虫の読み切り連作「ライオンブックスシリーズ」の内の一作。
精神疾患が根幹に関わる設定のため、あえなく封印された。
手塚作品においては初期の単行本『妖怪探偵団』も同じ理由で封印されている。

ブラック・ジャック
第28話『』、第41話『植物人間』、第58話『快楽の座』が該当。

『指』は多指症と呼ばれる奇形を(やや差別的に)扱ったのが理由。その後手塚が 原稿そのものに手を入れ 、第216話『刻印』というタイトルでリメイクした為、『指』は封印以前に 原稿そのものが現存していない 。秋田書店刊行のチャンピオンコミックス(以下、単行本)にも本来『指』が存在するであろう場所に差し替えで『刻印』が収録されている。
後者2つはいずれも脳の手術に関する話だが、作者がロボトミー手術*9の事を勘違いしていたために間違った記載がなされてしまっている。
第153話『ある監督の記録』が「ロボトミー手術の美化」と問題にされた際、これらも同時に問題視され、大幅な改変は不可能だったのか作者本人により封印されている。
『植物人間』は物語自体の問題が少ないため、単行本4巻の初期の版には収録されているが、『快楽の座』に関しては 「鬱病の少年の脳に機械を埋め込んだ結果、笑いながら人を刺す様になる」 と倫理的にマズイ内容のため封印された。

ちなみに、本シリーズは媒体によって収録内容が大きく異なるという問題点があり、長らく「明確な封印作品」と「単なる未収録作品」の区別がつけられなかった。
手塚作品の集大成と言える『手塚治虫漫画全集』(講談社)にすら、単行本丸々1冊分のエピソードが収録されていない。
この内『不死鳥』『金!金!金!』『おとずれた思い出』は文庫版17巻、『壁』『落下物』は文庫版特別編「BLACK JACK Treasure Book」に収録されてようやく解禁となった。
『血が止まらない』『しずむ女』『水頭症』『最後に残る者』『魔女裁判』の5話は単行本に収録されたきりで半ば封印状態にあったが、『ブラック・ジャック大全集』(復刊ドットコム)や『手塚治虫文庫全集』(講談社)に久しぶりに収録された。
この『ブラック・ジャック大全集』は『指』『植物人間』『快楽の座』以外の全作品を収録している上、内容紹介にそれらについての注記もあるので、明確な封印作品はこの3作のみと考えて良いだろう。

◇風と踊れ! -時代を疾走ぬけた男 バロン西-
陸軍騎兵隊勤務の傍ら1932年ロサンゼルス五輪に参加し日本人初の五輪馬術メダリストとなるも、戦車連隊長として1945年の硫黄島の戦いで戦死した西竹一を題材とした漫画。
担当の思想上の理由で史実と違う展開が無理やりねじ込まれ、その事に納得しなかった作画担当の樹崎聖が単行本収録を拒否したため封印扱いになっている。

こちら葛飾区亀有公園前派出所『派出所自慢の巻』
かつては単行本4巻に収録されていた、軍事マニアが登場する回。1991年2月発行の第69刷までは収録されていた。
内容があまりにも過激極まりないものだったために封印され、大全集『カメダス』でも一言も触れられていない。

MMR マガジンミステリー調査班『1999年人類は滅亡する!ノストラダムス暗黒黙示録』
当時未解決だった松本サリン事件を元にした話で、ラストでリーダーのキバヤシが「300人委員会による化学兵器テロが起きる」と発言するシーンがあるが、掲載2ヶ月後に地下鉄サリン事件として、松本事件の犯人達による化学テロが 本当に発生してしまい、更にオウム真理教を肯定する様な描写があったのもあり、封印となってしまった。
単行本5巻に収録されている読み切り漫画『怨声「もっと苦しめ…」』はこの穴埋めとされる。
作者の石垣ゆうきもキバヤシ達のモデルになった編集部メンバーの方々も、MMRは一応フィクションとしてやっていたのだが、まさかその後の展開を言い当ててしまうのは想定外だった模様。

◇国が燃える 第87・88話
本宮ひろ志による昭和時代の戦史を描いた作品。
該当話は南京大虐殺の話だが、取り上げた参考資料の一部に捏造疑惑があったり、それらの資料の中で信憑性が疑われる箇所を改変した疑惑*10が出て、歴史学者や政治家からのクレームが殺到。更に、右翼団体や地方政治家グループが同様に集英社と本宮に抗議する事態に発展したため単行本未収録に。
作品自体も休載ののち再開されたが、内容が端折られ事実上の強制打ち切りとなった。
南京大虐殺、あるいはこれらを含めた旧軍に絡む戦争犯罪は現在でも政治的な色彩が強く、それゆえ様々な人々からの説が入り交じる為ある意味商業創作物で扱う事そのものが難しいといえるが、今回は歴史学者すらキレる程のトンデモ説を参考にしてしまった結果と言えるだろうか。

涼宮ハルヒの憂鬱(漫画・みずのまこと版)
ライトノベル『涼宮ハルヒ』シリーズ初のコミカライズ作品。コメディ調かつ短縮気味のストーリーに難はあるものの、一部で絵柄は好みという人もいる。
月刊少年エース』に2004年5月号から連載されていたが、同年12月号で突如打ち切られ、既に出ていた単行本1巻(ラスト3話が未収録)も絶版となった。翌年11月からは同誌で急にツガノガク版の連載が始まっており、こちらは原作第1巻『憂鬱』から第11巻『驚愕(後)』及び『Rainy Day』までを一通りコミカライズしている。

打ち切り後は公式から存在を抹消されておりなぜ封印されたかは不明だが、『封印作品の憂鬱』では「さほどプッシュしていなかった『ハルヒ』が予想外にヒットしたため、メディア戦略として原作に近い作風のマンガを描いてもらいたくなった」と考察しており、原作の作風にあわないみずの版を封印したと思われるが真相は今でも不明。
ちなみに現在有力視されている説は前述した内容に近い“本格的なメディア展開に辺り版権管理が仕切り直された為”と見られている。
一時は「みずのが無許可でエロ同人誌を出して怒られた」という説もあったが、実際の所同人誌を出版していたのは本当だが同人誌は一般向けのイラスト集と判明したため否定されている。一般向けとはいえ無許可で同人誌を出したのがまずかったのもあるが

いずれにせよ、公式が封印理由を明らかにする可能性は低いだろう。作者自身も2007年以降消息不明状態のため真相は不明のままに。

かっとばせ!キヨハラくん(新章)
主人公のモデルとなった清原和博の逮捕により、『コロコロアニキ』連載分の5話は単行本化が絶望的に。
特に野村克也の追悼回や、同エピソードにおけるあのキングオブ畜生のノムラから最後に出た言葉「 これからのプロ野球のこと…頼んだぞ 」までが事実上の欠番状態になっているのは痛い。
清原本人が球界に復帰した現在でも「作品自体は重なる時期の回を封印、それより前の回は『ゴーゴー!ゴジラッ!!マツイくん』名義のエピソード含めて傑作選としてのみ新規の出版を認める」として完全な解禁はなされていない。
コロコロアニキ第7号で何事もなかった様にマツイがオールスターに乱入していた事を考えると、おそらく復活する事はない前提だった可能性が高く、結局『アニキ』自体の休止まで『マツイくん』の復活掲載に差し替わった体で完走する事となった。

◇かっこいいスキヤキ 『普通の夜』『退屈な日』『のってる日』
泉昌之(泉晴紀・久住昌之)の短編集で、過去に青林堂の雑誌等で掲載された作品を纏めたもの。
世にも奇妙な物語』のエピソードである「夜汽車の男」と「理想のスキヤキ」は本書収録の短編が原作。
1983年に青林堂より刊行されたが、その後1998年に扶桑社文庫から再販された際に上記3エピソードが未収録となった(2020年発売の新装版でも同様)。
理由としては、これらの作中に堂々 ウルトラマン本人が登場している 為。作品執筆当時は後年と比べて著作権管理がまだ曖昧だったので、所謂パロディ作品はこれらに限らず少なくなかったが、時代の変化に加えて円谷プロの許可を得ていない事もあり封印された。
ちなみに他エピソードでもウルトラマンに酷似したヒーローや、銭形平次が登場するなどしているがこちらは普通に収録されている。

作者は後のエッセイで、円谷プロ公式が自身が先駆けた様なパロディをやる様になった事に対し不満を述べているが…
実際の処、漫画の内容は ウルトラマンが着ぐるみを脱いだ人間の中年男性の姿で市街地に出現したり、寝そべって鼻くそをほじったり、脱いだ靴下を嗅いだり ……といった子供の夢ぶち壊しなネタばかりなので、円谷プロが作品に文句を言いたくなる気持ちも分からなくはないとの意見もある。

◇キャスター
赤塚不二夫およびフジオプロ、脚本はワハハ本舗の創始者である喰始が担当。
光文社の雑誌『ポップコーン』で連載したギャグマンガ…なのだが、第二回の 人肉料理のレポートをする という内容に抗議が殺到し、雑誌回収にまで発展。
「人体をバラバラにする」という描写は『天才バカボン』等にもあるが、あくまでギャグタッチに描かれグロテスクさを排除していたのに対し、此方の人間解体シーンは全てリアルな劇画調。
赤塚自身は反響を想定していたらしく「オレが全面的に責任を持つから」と編集部に言っていたが、『ポップコーン』はこの回を掲載した次の号で「キャスター」以外の掲載漫画を再録するという措置を取った後、第6号で廃刊となった。
この扱いは流石に我慢ならなかった様で、後に赤塚はインタビューにおいて「今や言葉や表現にタブーがあるから漫画がつまらないのだ」と、現在でも十分通じる不満を漏らしている。

◇学研まんが世界の歴史 第7巻『イスラム帝国と預言者マホメット』
学研から発売された学習漫画シリーズの一作。作画者はムロタニツネ象。
1992年発売の初版はイスラム教の歴史をマホメット(ムハンマド)の生涯と共に描いた作品が7巻だったが、1995年以降の版では『西ヨーロッパの歴史とカール大帝』に 一巻丸々変更 。電子書籍版も同様となっている。

「肖像化すると苦情が来かねないマホメットを漫画化した事を恐れて自主規制したのでは」という説が有力視されているが、8巻冒頭には未だに「漫画なマホメット」の顔が残っている。
余談だが、1986年版の集英社刊『世界の歴史』においてはマホメットの顔を「描かない」(但し書き付き)事でこの問題を回避している。

東方三月精 ~ Eastern and Little Nature Deity.
同人ゲーム東方Project」の初の漫画化作品。『月刊コンプエース』で連載された。シナリオは東方Project原作者のZUN、作画は松倉ねむが担当。
後に比良坂真琴が作画を担当した『東方三月精 ~ Strange and Bright Nature Deity.』よりも以前に作られた作品であり、トーンが少なく画面が白かった事からファンからは『白月精』と呼ばれている。
単行本化もされており、漫画本編以外にも原作紹介頁やZUNによる描き下ろしの小説などが掲載されているという非常に力の入った出来となっているが、原作紹介頁における誤植や写真の入れ替わり・情報の間違いなどが非常に多く、角川公式サイトでZUN監修の正誤表が掲載されるまでとなった。

比良坂版の『東方三月精』が連載されて以降、この単行本は絶版状態になっている。一時期は1冊数万円という凄まじいプレミア価格にまで跳ね上がった。なお現在中古で出回っている物には、初版と誤植を修正した第2刷版の2種類が混在している。(以後は絶版に伴い重版なし)
「復刊ドットコム」で多くの復刊希望が寄せられており、それを受けてか復刊ドットコム編集部がTwitter上でZUNにコンタクトを取っているのが目撃されているがその後の進展は見られない様であり、復刊は難しいだろう。

◇やりすぎ!イタズラくん (「コロコロコミック」2018年3月号掲載分)
歴史の問題文で「モンゴル国の皇帝 チ( )・( )ン」としていた所に「チ(ン)・(チ)ン」と書いた上、その問題の答えチンギス・ハーンの肖像画に男性器の落書きをしたシーンが朝青龍のツイートをきっかけに大問題になり、最終的にモンゴル大使館が動き出す等、国際問題にまで発展しかけた大騒ぎの末に回収となる。
未回収分はオークション等で高値で出回る事に。イタズラの域を遥かに超えている
なお、作者のみならず編集部も一丸となり掲載号で 読者から落書き募集 という悪ノリに及んでいたという背景もあり、作者自身「色んな意味でリスキーなネタに挑戦しびくびくしてます」としていた事から、この騒動は公式がやりすぎた結果であると言えよう。

◇人生ぐちゃぐちゃ
第39回スクウェア・エニックス漫画大賞奨励賞受賞作で、作者が弱冠15歳で描いたという触れ込みでガンガンOnlineでも掲載されたが、不適切表現を理由に掲載及び受賞は取り下げ。
原作のとある版権作品の18禁同人誌からの盗作だと見られるが、同人誌の作者本人から声明は出ておらず真相は不明。
なお、少し後に今度は同入選作の「世界で一番優しい死神」も不適切な表現があったという理由から受賞を取り消されているが、前者との関係性は不明。

◇だっぺ帝国の逆襲 第6話
茨城県を題材にしたご当地ウェブ漫画。
この回では納豆専門店「令和納豆」が扱われていたが、2020年に無料パスポートを店舗側の都合で一方的に無効化するという、出資者に対する詐欺まがいの行為が発覚。結果として当該回は漫画の掲載サイト上から告知無く削除され、2021年秋に出た単行本にも収録されていない。
その後も令和納豆は「店舗側が返金を宣言するも実行されず閉店」「ネット販売している納豆塩に『血圧を下げる作用等の効果が認められています』と誇大広告と取れる内容を記載」等と年単位で不祥事を起こし続け、その煽りでこの漫画も茶化されるという深刻な風評被害を被っている。

美味しんぼ 第469話「はじめての卵」
編集部と作者2人が連名で謝罪文を載せて封印。
ハチミツはボツリヌス菌感染による食中毒死の、卵は卵アレルギー見落としのリスクがあまりに高く、乳幼児に与えてはいけない 」という母子手帳にも記載されている厳禁事項を描いてしまったのはまずかった。加えて離乳食の卵については「まずはアレルギーリスクの高い白身を避け、生後5,6ヶ月辺りで固ゆでの黄身から」とされているのに対し、作中では半熟卵を用いてしまっている。
ちなみにアニメ版についても欠番の様な扱いがある。(詳細は後述。)

◇月刊少年マガジン版『天才バカボン』最終回
1988年に復活連載されたバカボンの内、1988~89年『月刊少年マガジン』に連載されたバージョンのみ電子書籍化の際未収録となり、各種単行本をかき集めても最終回と他2話が未収録作品となっている。
電子書籍版公式サイトにかつて掲載されていたQ&Aでは「過激すぎて…」と未収録の原因が語られている。
ちなみに内容は「 もう最終回だから好き勝手しようぜ!と登場人物が暴力や殺人や犯罪をしまくって特にオチを付けず終了 」というぶっ飛んだもの。
原作コミックを読み込んだ読者ならばその位はっちゃけたネタをする作品なのは承知していると思うが、それでも意図的に血やグロさを強調した表現で殺しまくるバカボンの登場人物達はみんなのトラウマになりかねなかった。
ちなみに単行本に掲載された他の『月刊少年マガジン』版も著作権や表現の限界にチャレンジしている様な作品が見受けられる。

浦安鉄筋家族 第424発目『軍団親子』
「涙が出るほどの失敗作だった為」との事で単行本未収録となっている。
読者間では石原慎太郎親子をパロディにしたキャラが問題となった為と噂されているが真偽は不明。

◇燃える!お兄さん『サイボーグ用務員さんの巻』
普段主人公をいじめる先生が訳あって 用務員さんに降格してしまう という無茶苦茶な内容もさる事ながら、用務員の仕事を低く描き、更に「ただの働くオッサン」「先生じゃないなら何をしても構わない」等の発言まで。
当然の如く用務員部会から苦情が殺到し単行本未収録になり、(掲載号の) 「ジャンプ回収騒ぎ」 の代名詞の一つにまでなってしまった問題作。

ベルセルク 第83話『神との対話 深淵の神(2)』
グリフィスが繭の中にいた時の体験。未収録の原因はわかっていないが、 物語の核心に迫りすぎた ため収録されなかったとされる。

◇おまかせ!ピース電器店 第45話『ゲームの星』
作中に「バミ通」というファミ通のパロディ雑誌が登場。
本家にそっくりなクロスレビューにて、主人公が製作したゲームがこき下ろされる……という話(特に「広告料を払ってくれたゲームばかりに高得点がつく」というくだり?)に対しファミ通編集部が抗議したため、単行本に収録しない事が決定された。
「広告料云々は割と事実なのでは」という意見もあるが、それはまた別の話

クレヨンしんちゃん 連載初期の一部回
今となってはすっかり親子で楽しめる国民的アニメだが、そもそも連載初期は、大人向けの漫画誌『週刊漫画アクション』で連載だったのもあり「大人の視点」から見たしんのすけが主役で当時はかなり過激なものが多かった。
そのため匙加減が上手くいかず時代の流れによりネタ自体がアウトな物や、幼稚園児の行動・言動として受け取るには違和感のある回の他、路線変更後のストーリーと整合性がとれなくなるエピソード*11も封印されている。
回を重ねる毎に作者もコツを覚え、アニメ化によるファミリー路線への変更もあって作風もマイルドになり、封印頻度は減っていった。
当然ながら欠番になった話は現在の『クレヨンしんちゃん』で行うにはあまりにも高年齢層向けすぎるため、基本アニメ化されていないが、アクション仮面初登場回は「アクション画面を見るゾ」として一部シーンのカットまたは脚色がなされてアニメ化されている。

◇ラジヲマン
原子力で戦うヒーロー、ラジヲマンの活躍をコミカルかつブラックに描いたあさりよしとおのギャグ漫画。
1992年から1994年にかけて掲載され、単行本が2010年に発売予定であったが、延期を繰り返す中で東日本大震災が発生し、無期限延期となった…と見られていたが2020年に作者が自身のSNSで理由を述べており、それによると前述の東日本大震災が原因ではなく、 「単行本として出せるだけのページ数が足りず、不足分を書き下ろすにも掲載誌が無いためコストを自ら負担する必要がある」 と、コスト面での問題があるとしている。( 出典リンク 閲覧日2024/06/30)

代紋 TAKE2 第315話「それぞれの『大義』」
リクルート事件や佐川急便事件の関係者(元首相を含む)をモデルにした人物の描写について問題があったらしく、掲載号のヤングマガジンが回収され、単行本未収録となった。
理由については推測でしかなく不明確で、抗議によるものかどうかも明かされていない。

◇カメレオン 第322話「YAZAWA・友情物語」
劇中に登場した『銀河鉄道999』のパロディシーンが原作者の松本零士に無許諾だった上、雑魚キャラの坂本がメーテルのコスプレをした相沢直樹に興奮して「ボクの戦士の銃はもうコチコチだよ~」という下ネタ全開のシーンがあり、これが松本の怒りを買った為、単行本未収録となった。
後に作者の加瀬あつしは担当編集者共々 松本の自宅へ呼び出しを食らい、こっぴどくお説教されてしまった との事。
なお松本は生前『銀魂』ドラマ版の銀河鉄道999パロ等にはちゃんと許諾を出しており、パロディに全否定という訳ではない点には留意。

◇アナゲ超特急 GMウォーロック8号掲載作品
GMウォーロックにてアナログゲームを紹介する連載漫画。磨伸映一郎作。
8号掲載回にてアナログゲーム「ゲスクラブ」を紹介する話の中で、キャラの好きな作品として『スレイヤーズ』『フォーチュン・クエスト』『魔術士オーフェン』を挙げるシーンがあったのだが、
それぞれの作品の作者との交渉を行った編集部員からの「各作品の許諾を得たのでネタで使える事になった」という連絡を、作者が「登場キャラを連想させるイメージイラストを添えられる」という本来の意味ではなく「自身で、各作品のキャラクターを描いてよい」と誤解してしまい、「出来る限り本物の形に似せないと作品に失礼」と考えて、トレース画を使用して描いてしまう。
後に作者及び編集部は、この件についてネット上及びGMウォーロック9号に謝罪文を掲載し、単行本への収録も見送られる事になった。

3年B組一八先生(最終回除く)
最終回まで連載できたのが奇跡みたいな問題作。詳細は当該項目参照。

1日外収録ハンチョウ 第62話「好吃」(初版)
広東料理や北京料理に混ざって台湾料理が中華料理としてカウントされていた事に問題があったらしく、重版の際に薬膳料理に変更されている。

【文学作品・ライトノベル・絵本】

◇石に泳ぐ魚(初版)
芥川賞作家・柳美里のデビュー作。
主人公のモデルは作者の友人であった韓国人女性だったが、モデルにした人物に了承をとっていなかった上、出身校や家族構成をモロそのまま出してしまい個人特定が容易な描写が多すぎた為この女性が激怒。
出版差し止めの訴訟に発展、最高裁まで争われたが柳が敗訴し封印された。
名誉・プライバシー権と表現の自由を巡る裁判の代表格ともされており、司法や憲法学の上でも重要な判例で教材化もなされている。
作品自体は判決に従い改訂された上で新潮社から出版された。

なお、同じくプライバシー権と表現の自由で裁判が起きた作品としては三島由紀夫の『宴のあと』が有名だが、こちらは第一審(実質的に三島が敗訴)後の控訴中に原告が死去したため、現在でも内容は修正されず出版されている。

俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長
電撃小説大賞で最終選考に残り晴れて出版されたライトノベル。
だが『バカとテストと召喚獣』を始めとする複数作品からの盗用が明らかになり絶版、回収処分となった。
著者の哀川譲は後に同レーベルの『正義の味方の味方の味方』で作家として復帰したが、2015年を最後に消息不明に。

◇ユヴェール学園諜報科
角川ビーンズ文庫から刊行されたライトノベル。
『アネットと秘密の指輪』から表現の一部流用が複数個所見られるという指摘が出ており、それを著者の葵が認めた事からすぐさま作品は出荷停止、絶版、回収の事態に。刊行予定だった最終巻も刊行中止となった。
著者は読者とイラストレーターに謝罪文を出すと同時に断筆をほのめかした後消息不明に。

◇からくり同心景
特撮番組『ロボット刑事』のリメイク小説。角川文庫発売。
2巻発売直前になって「 原稿を編集者が勝手に書き直し、ほとんど違う別物にしていた 」という事実が発覚し、当然作者は大激怒。2巻は発売中止、1巻も回収・絶版となった。

◇悪魔の詩
英国の作家サルマン・ラシュディが1988年に発表した小説。
明らかに反イスラムな内容だったが故にムスリム社会の激しい反発を受け、 イランの最高指導者ルーホッラー・ホメイニーによる著者ならびに出版に関わった人々への事実上死刑宣告 が出され、そして実際にイタリアやノルウェーで作品の訳者が何者かに狙われる事件が多発。
特に日本語訳を務めた五十嵐一に至っては、1991年に刺殺されるという最悪の結末となってしまった(所謂「悪魔の詩訳者殺人事件」で、現在も未解決)。
2022年には原著者のラシュディもアメリカで襲撃され、重傷を負っている。
その背景から現在は絶版になっており、再販も絶望的。

イスラム教関連では、五十嵐が同じく制作に関わった創元社の書籍『マホメット 最後の預言者、アッラーの徴』も事件から程なくして絶版となり、同シリーズの広告では唯一「品切れ」表記がなされていた。
こちらは別の人が問題箇所の修正を行い、『改訂新版 ムハンマドの生涯』として同社より刊行された。

◇いじめているきみへ
タレント・女優・声優として活動している春名風花の著書。
イラスト担当のみきぐちが手掛けた表紙が ネット上の写真を無断で模写していた という事実が発覚。
本来なら出版停止までする必要はなかったらしいが「いじめ問題を取り扱った本作が、著作権を侵害された誰かを傷付ける様な事があってはならない」という春名の判断により、絶版となった。
春名はイラストレーターの不祥事でとばっちりを喰らってしまい、春名自身もブログで謝罪文を出すと同時に当のイラストレーターに対して厳しい意見を発している為、挿絵無し又は差し替えての封印解除も絶望的。

◇ハイスクール・パニック
キャリー』『スタンド・バイ・ミー』等でおなじみスティーブン・キングがリチャード・バックマン名義で発表した学園サスペンス小説。
高校生が学校で教師を射殺し、生徒を人質にとる 」という内容が後にアメリカ国内で銃乱射事件が相次いだ際に問題となり、原作者自らが回収・絶版を決断した。
だが今作が重きを置いているのは「犯人と人質達の間に芽生えた奇妙な精神的連帯」「思春期ゆえの閉塞感」であり、上記の残虐な事件はむしろ単なるきっかけに過ぎない。
ちなみに原題は「激しい怒り」を意味する『Rage』。
今作に限った話じゃないけど、この邦題のセンスの無さはどうしたものか……

◇街と、その不確かな壁
ご存知、村上春樹の黒歴史
1980年発売の『文學界』に掲載されたが、作者曰く「失敗作」「書くべきじゃなかった」との事であり、以降単行本化も全集入りも為されていない。
だがそのストーリーの一部やテーマは、後に発表される『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』に活かされている。
2023年4月13日、今作を大幅に改訂した『 街とその不確かな壁 』が発売。

◇くもだんなとかえる
1969年に出版された、アフリカの民話が原作の絵本。
しかし「絵と話が恐ろしすぎて子どもがひきつけを起こした」とのクレームが入り、たった1週間で販売中止に。

◇マルベリーどおりのふしぎなできごと
『グリンチ』の原作者として知られるアメリカ人絵本作家・Dr.スースによる作品のうち、1938年にアメリカで刊行された子ども向け絵本である同書を始めとした6作が、版権を管理するドクター・スース・エンタープライズの手により2021年に絶版が発表された。
該当作はいずれもアジア人や黒人を「糸目で笠を被り、下駄の様な靴を履いて箸を持って走っている」「腰蓑以外身につけず低身長で厚い唇を強調した外見」とステレオタイプに描いており、2010年代後半からその描写が問題視されていた。
スース自身も戦後に広島を訪れ、原爆の悲惨さを目の当たりにした事でこういった描写をした事を強く後悔し『ぞうのホートンひとだすけ』を出版。「どんなに小さくても人は人だ(=どんな外見であっても差別してはいけない)」の一文が有名になり、同氏の作品で最大のヒット作となった。

◇野球しようぜ!大谷翔平ものがたり(初版)
メジャーリーガー・大谷翔平の半生を描いた絵本。
よりによって初版の発売日と同日に、当時の通訳だった水原一平がスポーツ違法賭博への関与によってドジャースから解雇されてしまう。以降の出版では、ドジャース移籍の記者会見のシーンから水原の姿を削除した上で発売された。なお回収されなかった分の初版は一時7000円なるプレミア価格で取引された

◇がおうが関与した作品全般
イラストレーター・がおうが2025年に未成年淫行を起こした事が某暴露系インフルエンサーによって告発された事により、彼が関与した作品が絶版・回収される事となった。
この影響で、挿絵等を別のイラストレーターに交代して再販される作品もあった(ライトノベル『追放者食堂へようこそ!』等)ほか、『1/nのワトソン』の様に刊行前に問題が発覚し発売が延期された例もある。
また『ガールズクリエイション』や『ファイアーエムブレム ヒーローズ』もがおうが手がけたゲームキャラクターについてデザインを変更すると発表し、がおうがキャラクターデザインを担当したバーチャルYouTuberの結城さくなは今後も今のLive2Dモデルを使用すると発表した上で、今後生放送で使用するビジュアルについては憂姫はぐれと吉田音のイラストデザインを起用する事を明らかにしている。


【評論・ジャーナリズム・ノンフィクション】

◇進化した猿たち(初版)
ショートショートで有名なSF作家・星新一が集めていた海外(主にアメリカ)の1コマ漫画をジャンル別に紹介するという早川書房から出版された本で、続編も含めて新潮文庫で単行本化された際に分量の関係で両者を1巻あたり2/3位の分量にして3巻に分冊して出された。
この様にそれなりに売れた本のはずなのだが、問題が 1ページおき位にその1コマ漫画をそのまま掲載している 事。
絵を見なければ何が面白いのか分からない漫画も多いのでそうしたい気持ちは分かるのだが、他人の漫画を勝手に自書に掲載したら完全に著作権的にアウトである。また1コマ漫画ゆえ引用扱いにするのも困難と思われる。
一応できるだけの許可は取ったらしく、新潮版のあとがきに「早川版はアメリカのトランスワールド・フィーチャー・シンジケート*12社に許可を取ったが、そこが『ヒトコマ漫画は手間がかかりすぎる』ともうやってくれなくなっていたので新潮社が別の所から苦労して許可を取った」という趣旨の記述がある。

結果、新潮文庫から他の星新一作品が再版されてもこれだけ再版されない状況が続き、最終的に2017年に『進化した猿たち:The Best』として再版された時には何とか権利者を特定できて許可が取れた作品を各章1つづつ扉絵として掲載し、中身は星新一の文が延々続くだけの味気ないものになっていた。

◇「創作子どもポルノ」と子どもの人権
ジャーナリスト・フェミニズム学者であり、2018年当時コメンテーターとしても売り出し中であった渡辺真由子の著書で、自身が慶應義塾大学で博士号を取った時の論文を再構成したもの。
元々彼女は漫画・アニメの性表現の強硬なアンチであり、規制を強く主張していたためかtwitterで炎上を繰り返しており、本書の出版時も悪い意味で注目が高く、出版から半年近くに渡り有志の検証が行われていた。
結果、他の人文系学者の論文からの 無断転載 が、しかも7章構成のうち6章分というかなり悪質な剽窃に近いものである事が発覚。
騒動を重く見た勁草書房も上記の事実を確認し、2018年11月28日付での絶版・回収が公表された。
また本書のベースになった博士論文*13についても、やはり同様に剽窃だらけであったと判明。
博士論文でその様な不正行為が行われたとなれば慶応義塾側も黙ってはおらず、学内での調査の結果、作者は2019年3月付で博士号取消の処分を受けた。渡辺は「無断転載の意図はないし故意ではない」と不服申し立ておよび大学側のアカハラと批判したが却下され、更には関係各所からも対応を含めて批判される事となった。

◇ヴァイマールの聖なる政治的精神
宗教学者でドイツ思想史が専門の深井智朗の著書。深井の著書や論文に大量の捏造が見つかり勤務先の東洋英和女学院大学から懲戒解雇処分を受けたため、出版社側が一般書も絶版とした。
捏造箇所は多々あるが、中でも上述の書物で紹介されている 「神学者カール・レーフラー」なる人物が全くの架空 だったと言う事実は宗教学者以外をも驚かせ、民明書房の様な大喜利ネタが発生した。
なお、本書の不正が発覚したのは同ジャンルの学者達の検証や公開質問状によるものである。

◇ウルトラマンの「正義」とは何か
花岡敬太郎によるウルトラシリーズを題材にした評論本。
ウルトラマンそのものに対して批判的な大江健三郎の記述に対し、後年批判的な見解をした切通理作の見解を取り上げているのだが、あろう事か切通の見解を「 大江がさも後年そう述懐した 」かの様に記述するというとんでもない大間違いをやらかしてしまう。
結果、ミスを重く受け止めた著者の判断で書籍の回収処分がされる事となった。

◇アインシュタイン その生涯と宇宙 下巻(初版)
ウォルタ―・アイザックソンによる、理論物理学者アルバート・アインシュタインの伝記本の邦訳。
刊行後、下巻の一部の章に 機械翻訳としか思えない滅茶苦茶な訳 *14が多数発見され話題となる。
共訳者の1人がAmazonレビューで事情を明かしており、出版社である武田ランダムハウスジャパンの編集部が、(監修者に無断で)正体不明のグループに翻訳を依頼した結果であったという。
事実を知った監修者は出版社の社長に猛抗議。同意した社長の判断で初版本は回収・絶版となり、改訳された修正版が後に発売された。
なお、武田ランダムハウスジャパンは本書の刊行翌年に倒産している。

◇榎本武揚と明治維新 旧幕臣の描いた近代化
◇森の日本史
共に岩波ジュニア新書より刊行された東京農業大教授である黒滝秀久の著書。いずれも2021年になって「他著者の書籍からの文章の無断転用」が読者からの指摘で発覚し、出版社の判断で絶版・回収に。

◇内閣情報調査室(幻冬舎新書)
◇テロVS日本の警察(光文社新書)
◇風俗警察(角川新書)
◇マル暴捜査(新潮新書)
ジャーナリスト・今井良の著書。
いずれも2022年になって「共同通信が配信した記事からの無断転用」が発覚し、出版社の判断で絶版・回収処分が発表された。

◇草津温泉 漆黒の闇5
群馬県草津町の町長が女性町議に対し性的な加害をしたという内容を取り上げたルポルタージュ。
一時は町に抗議が殺到し、海外のメディアからも取材される程の騒ぎになった…
が、該当する町議の証言が 虚偽であった事が判明 。著者が町長に向けて謝罪文を公開し発売の打ち切りを発表した。

◇ゲームの歴史 1~3巻
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』の作者である岩崎夏海と、『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』の作者である稲田豊史の共著で、講談社の児童書レーベル「青い鳥文庫」から出版された作品。
「ゲームの歴史」と銘打ち、コンピューターゲームの内容を網羅的に把握する本として刊行された。が、数月後のあるTwitterユーザーの書評をきっかけに、数々の業界関係者やユーザーから内容が事実と異なるという指摘が相次いだ。
詳細は省くが、特に「ポケモンのルーツ」といった有名な逸話すら誤認しており、更には「インディゲームの定義*15」「ハードの蘊蓄は十中八九デタラメ*16」等、正しい記述の方が少ないとされる、正しく「偽書」とも言える内容であった。
結果、講談社の判断により 訂正版の刊行が行われずに 販売停止・回収となった。
この後も他の歴史問題・偽書・陰謀論*17などの様に、この本が参考にされて論文作成されるなどの更なる摸造や偽情報の広まりも危惧されていた。
なお、岩崎はその後もSNSやブロマガで 「自分は間違っていないのに業界人に邪魔をされた」 と弁明*18しまくって逆ギレした挙句、マスコミ沙汰になるとSNSのアカウントを削除。他方、沈黙を貫いた稲田にも批判が集まったが、ブックライティングと言う仕事上「岩崎という「著者」がいる手前何とも言えない」と言う事情から業界人からは同情的に見られている。
なお、この炎上劇でかつてのコミックボンボンの派遣編集部員により数々の黒歴史が掘り起こされる事態にまでなった。

◇ジャニーズおっかけマップ
ジャニーズJr.の平本淳也が監修を務めたおっかけ本で内容は人気ジャニーズメンバーや元ジャニーズ所属だった人達の住所やその家の写真、電話番号など もろ個人情報の塊 な代物。
「家に生卵を投げつけられる」「郵便物が持ち去られる」「無言電話やいたずら電話が相次ぐ」等の被害が様々なジャニーズメンバーに発生した事から事務所が裁判を起こし、東京地裁の判決により出版・販売差し止めとなった。
そしてこの件は後に公民の教科書にも 基本的人権を侵害した事例 として取り上げられている。

◇ヒトラー選挙戦術:現代選挙必勝のバイブル
当時自民党東京都支部連合の事務局広報部長であった小粥義雄による、ナチ党の選挙戦略を紹介した書籍。この時点で封印理由が想像できた方、多分それで合ってます
紹介のみならば歴史書に属するとして問題なかった可能性があっただろうが、「政治的に対立する会派や候補者、あるいはそちらを支持している有権者を社会的に抹殺する」や「あらゆる非常手段は第一党になれば正当化される(から積極的に行った)」といった戦術の 推奨 はさすがに許されなかった。
他にも挿絵でヒトラーをゆるキャラ化していた(≒肯定的なイメージで描いてしまっていた)などナチ党の扱いについて客観的にも不謹慎と判断されかねない描写がみられる。最終的にはユダヤ人団体から本の趣旨そのものがナチ党に肯定的である事への抗議を受け、わずか2ヶ月で絶版となった。



【アニメ】

◇ピグマリオ
スケバン刑事』で知られる和田慎二の少女向け残虐バトルファンタジー漫画のアニメ版。
原作中盤辺りのシナリオで完結しているが、原作者が出来に難色を示した(時代を差し引いても、1クール目の作画は10年前と見紛うレベルの酷さ)ためVHS化は見送り、以降もAT-Xで一度再放送されたきり二次利用そのものが行われていない。

銀河戦国群雄伝ライ
こちらもピグマリオの比ではない程、原作者が大激怒した事で知られる。
作者の公式サイトでも(アレな出来だった他のOVA等と並べて)その不出来さに激怒し完全にトカゲのしっぽ扱いしているが、どちらかと言えば制作した角川書店の権利問題が絡んでいる旨を仄めかしている。
VHS化はされたがそれっきりで、再放送もされていない。

◇ポケットモンスター 第38話『でんのうせんしポリゴン』
ポケモンショック」事件(通称:ポリゴンショック)と呼ばれる事件の元凶。詳細は当該項目参照。
メディアにも大きく取り上げられ「テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい。」のテロップ表示のきっかけにもなった。
また、ポリゴンと進化系達は以後ほぼアニメに登場しなくなっており*19、サトシが主人公を卒業し、ストーリーが一新された第8シーズンにおいても登場しておらず、*20が、アニメ制作会社が旧シリーズと同じである関係上、会社側が再登場に難色を示している可能性がある。

ピチューとピカチュウ
ポケモン映画で唯一の封印作品。ナレーターの酒井法子が薬物所持容疑で逮捕されたため。詳細は当該項目参照。

◇OVA版エリア88(ACT1 裏切りの大空、ACT2 狼たちの条件)
1985〜86年発売、スタジオぴえろ(現:ぴえろ)制作のOVAシリーズだが、この2巻分は何故かDVD化されず。理由も明かされていない。
これらの内容は再編集した劇場版『エリア88』に統合された状態のため、それぞれ単体で視聴したければ販売やレンタル落ちのVHSビデオテープを手に入れるしかない。
なお、シリーズ最終作『ACT3 燃える蜃気楼』はソフト化されていて容易に視聴可能。

◇機動戦士SDガンダムMARK-IV『SDガンダム猛レース』
VHS版では収録されたが、DVD・Blu-rayでは欠番扱いされたエピソード。
理由は、内容があまりにチキチキマシン猛レースそのままだった為。
DVD-BOX発売に際して開催された座談会にてスタッフが語ったところによると、資料などは一切集めずスタッフ自身の記憶だけで「チキチキマシンっぽいものを作ろうぜ」というコンセプトで作ったところ、 思った以上にチキチキマシンそのものになってしまった のだとか。
ボンボンVガンの「MSレーサーのセナとプロストとシューマッハ」といい、まったく…と思いきやあっちは名前を変えて復刻された

瀬戸の花嫁 第拾七話『県警対組織暴力』(地上波放送版)
デルザー軍団のパロディキャラ…というか声優的にもモロそのままの登場に版権元が抗議。
AT-Xでの放送が中止となり、後の放送やソフトでは別物に差し替えられた。

ドラえもん(日本テレビ版)
1973年に日本テレビ系列で放映された『ドラえもん』最初のTVアニメで、製作は日本テレビ動画(テレビ局の日テレとは無関係)。
日本一有名な封印作品 の1つとして知られている。詳細は当該項目参照。
一部の設定が原作と異なりアニメオリジナルエピソードも多いのが特徴で、歴代アニメ作品では唯一ガチャ子が登場する。

遊戯王(東映版)
第2シリーズ以降と放送局やスポンサーなどが違う事もあり、事実上の封印作品になっている。詳細は当該項目参照。

かいけつゾロリ(OVA・短編映画版/恐怖の花嫁作戦!!)
亜細亜堂制作のTVアニメシリーズ以前に制作されたアニメで、こちらもドラえもんや遊戯王と同様に制作会社が違う。詳細は当該記事参照。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(OVA版)/ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド(劇場版)
原作第3部を描いた前者の劇中、ラスボスであるDIOがアニオリ演出でコーランを読みながら部下に承太郎達を始末するよう指示するという描写があり、違法配信とはいえイスラム教関係を巻き込む大問題になった*21事から集英社は謝罪を表明。
原作の3部の範囲までと画集を回収すると同時に、OVAにおけるDVD版の廃盤及びVOD版の公式配信終了という処置を取った(その後原作と文庫版はイスラム教に関わる部分を修正し改訂版として再販された)。
内容としては、前者は原作と違う描写も忠実再現された部分も多いため賛否が分かれる。後者は当該記事参照。

◇たまごっち TVアニメ及び劇場版(東映製作分)
バンダイのキーチェーンゲーム『たまごっち』のアニメ作品には、東映アニメーション制作の第1シリーズ(1996~1999)と、OLM制作の第2シリーズ(2009~2015)があり、両作の関連性はほとんどない。
第1シリーズは1話4分で台詞はなく、擬音のみで全27話構成。また1997年7月12日に『'97夏東映アニメフェア』の4作品中の1作品として短編映画『たまごっちホントのはなし』が公開されており、内1〜9話は『ビデオで発見!!たまごっち』としてVHS化された。
しかし以降の話はソフト化されず、再放送並びに海外での放送も行われず、本放送時には速報テロップが入ってしまったとも言われている。
その後、第2シリーズの製作・放送以降は第1シリーズは公式から言及されなくなり、事実上の封印となった。封印理由は分かっていないが、本格的な子供向けアニメの展開の関係上、擬音だけだと子供達にわからないと判断されたのが原因だろう。

MUSASHI-GUN道-
モンキー・パンチ監修の伝奇アクション。作画崩壊や設定破綻が話題を呼んでしまったシロモノ。
とてもソフト化できる代物ではなかったためそのまま闇に葬られるかと思われたが、何を思ったか「放送オリジナルバージョンDVD-BOX」を「封印」の二文字が大書された真っ黒パッケージで発売。
世に出さない方が良かったという自虐ネタだろうか。
そのDVDボックスも全26話中8話分で生産が中止され、 本当の意味での封印作品になってしまった。
幸いにも、フランスのアニメソフト会社から出ている仏語字幕入り(音声は日本語)のDVDは全話分が発売されている。

ミッドナイトホラースクール 本放送時の前期OP、並びにED
歌い手であった嘉陽愛子側の都合や、当時所属していた事務所の権利関係の都合上、再放送時やVHS&DVD化の際は、いずれも川上とも子が歌う後期OPとEDに差し換えられている。

アラジン(初代吹き替え版)
アラジン役の羽賀研二が本職の声優でない芸能人である事を感じさせない熱演で人気を博し、続編OVA「ジャファーの逆襲」でも出演したものの、2007年に未公開株に絡む詐欺・恐喝事件を起こし逮捕された。
その後、続編のOVA「完結編 盗賊王の伝説」などでアラジン役を務めた三木眞一郎を起用した再録版が制作され、以降のソフト・配信等は再録版が採用され、羽賀版は廃盤に。
羽賀は今もなお悪あがきを続けて逮捕報道が生存証明となっているため、復活はまずないだろう。

D.Gray-man HALLOW(2017)
星野桂の漫画原作で、2006年版以来久々の映像化となったアニメ。声優は変わったが一応続編。
だがDVD及びBlu-rayが延期の末に発売中止、(理由は「諸般の都合」としか明かされていない。)更に有料配信もこの時期を境に行われなくなり、事実上の封印となってしまった。理由はわかってないがファンの推測だと、
  • 原作者が薔薇営業とも取れるような公式版権イラストが原作漫画の設定に反している事に苦言を呈していた説。しかしこれとの直接的な因果関係は不明。
  • 原作者とアニメ会社との関係が悪化した説。こちらは 元関係者のSNSの告発によるもの 。詳細は当該リンク参照。
の2説が有力視されている。一応YouTubeのアニメ会社公式チャンネルにて当時のPVが残っておりそちらは現在も視聴可能。

アナと雪の女王(初代吹き替え版)
オラフ役のピエール瀧の演技が人気を呼び、派生作品でも起用されたが麻薬取締法違反容疑で逮捕されて封印の憂き目に。
代役として起用されたのが武内駿輔で、続編の「2」にも出演した。
武内は元々低音ボイスのイメージが強かったが、本作での代演がきっかけで高音の役柄にも起用される様になる。

東京リベンジャーズ(テレビ初回放送版)
当初龍宮寺堅を演じていた鈴木達央が不祥事を起こしたため、第2期の制作決定直後に降板が決定し福西勝也に交代する事に。
更にタイミング的な都合か第1期の音声も差し替えとなり、2022年7月以降の再放送と動画配信・BD-BOXでは再録版が使われている。
ちなみに福西の声質は鈴木の声質に非常に近く、これ以前にも『機界戦隊ゼンカイジャー』のゲゲ役も降板後そのまま引き継いでいた。

スポンジボブ 第92話SP『スポンジ・ボブとアトランティス、行きたいんデス』(ニコロデオン版、MTV版) 第111話SP『スポンジ・ボブとビーーッグウェ〜ブ(NHK版) 第263話B『Kwarantined Krab』
92話において忌野清志郎がロイヤル大・帝王・サマサマ役でゲスト出演していたものの、忌野が他界した2009年以降のニコロデオン及びMTVでの放送では安原義人による吹替に変更。なお以前でもNHK等での放送では安原版が使われているが、権利上の都合かは不明。
111話『スポンジ・ボブとビーーッグウェ〜ブ』においては小栗旬とRIPSLYMEがゲスト出演していたが、この話はNHKがオリジナルに作成した物のため、DVDや動画配信*22ではレギュラー陣による吹き替え版が採用されている。
263話『Kwarantined Krab』は、カニカーニであさり風邪の感染者が見つかり、店内の客が隔離されたり、感染者とみられるグループが仲間外れにされて冷凍庫へ投げ込まれたりするという、内容が当時コロナが流行っていた時期にはあまりにも不謹慎な内容からNHKでの放送が見送られた。
この話自体は新型コロナウイルスが流行し始める前から制作されていたが、運悪く制作中に世界各国でコロナがパンデミック化したため、海外でも放送が一時自粛されていたがNHKが子供向け番組をメインに取り扱うのもあり、日本では未だ放送されていない。

◇ぱすてるメモリーズ 第2話「ご注文は?と言われても……」
アプリゲームのアニメ化作品だが、全12話のうち第2話が製作委員会の判断で配信停止、かつ映像ソフトにも未収録。併せて第1話も修正されている。
内容の一部が『ご注文はうさぎですか?』アニメ版第1話そのまま……どころか 同話の背景画像をそのままトレースしたと思われる箇所が散見 される事が指摘されており、欠番も止む無しと言ったところだろう。
この一件が影響したのか、映像ソフトもDVDが中止されBD-BOXだけの発売となった。

忍たま乱太郎の一部回
下記は欠番と明記され、映像ソフトの収録と再放送が行われていない。
  • 第1期第26話「危険な遠足の段/山賊兄弟の段」:墓荒らしの場面があるため。原作の該当回は現在も収録されている。
  • 第1期第28話Aパート「ただのドケチじゃないの段」:人身売買が話の根幹に関わるため…と言われているが、 DVD収録されている第1期第37話の総集編回でほぼ全てを視聴可能 であるため、別の理由があると思われる。
  • 第1期第28話Bパート「学園長のわら人形の段」、第17期第51話「保健室の昼寝の段」:過度な老人虐待を連想させるため。
  • 第2期第9話「こりない花房牧之介の段」:ハリ治療の悪用にクレームが来たためか。
  • 第2期第26話「謎の経塚の段」~第28話「山田先生怒るの段」:経塚を掘り起こす描写があるため。
  • 第2期第51話「ヒゲ剃りが下手な男の段」~第53話「苦手と戦えの段」:ニ年生の過度な嫌がらせや早食い競走描写があるため。当時は下記のフードファイトの件もあり、早食い描写が自粛されていた。
  • 第17期第32話「カラクリ忍器の段」、第72話「剣一筋の段」、第74話「伊賀と甲賀は嫌いの段」、第80話「カメ子と王子様の段」、第87話「天竺ガエルを取り戻せの段」:擬人化ネタや恋愛描写、差別意識描写が原作の世界観やキャラ設定とズレ過ぎたのに原作者が不満を示した為。

本放送以外は第1期の回は1999年に、第2期の回は第3期放送までの穴埋めで1995年に再放送が1度されたきりで2004年のDVDBOX発売時にいずれも諸事情で欠番となった旨が記載された。第17期の6話分に関しては初回放送のみで映像ソフト発売時に収録が見送られ、再放送や配信リストからも除外されている。
しかし該当回の一部は稀に視聴覚教材として地方でフィルム上映がされたり、NHK番組公開ライブラリーにて視聴が解禁される事もある。
また初期の回の中には完全な封印とは行かずとも最放送が見送られるパターンや当該シーンの差し替えなどで対応されるパターンも存在するが詳細は割愛する。

COWBOY BEBOP 第13話『よせあつめブルース』
テレ東版での最終話。最終話だが総集編となっている。
同作は当時、放送枠がなかなか決まらずテレビ東京系列にてようやく放送が決定したという経緯がある。しかしどうにかして確保したその放送枠も全26話中12話分のみで、更に初放送であるにも拘らずセレクション方式での放送となる。
これに関しては当時の局側の過剰なまでの表現規制(前述したポケモンショックの影響もありそういった表現に敏感だった)が原因である。*23
そんな中で作られた最終話は、『登場キャラクター達が物語には一切言及せず、局の規制に対する不満・皮肉・抗議と取れる内容や考えさせられる様な話を淡々と独白していくだけ』 というなんとも尖った内容 となっている。
ラストには「THIS IS NOT THE END. YOU WILL SEE THE REAL "COWBOY BEBOP" SOMEDAY !」(これは終わりじゃない。いつか本物の『カウボーイビバップ』を見せてやる!)というメッセージが表示され、その4カ月後にWOWOWの無料放送枠で完全版が放送された。
制作側からすれば相当不満があった事が察せられるだろう。
こんな内容な事もあり、再放送もソフト収録も一切されていない。

おそ松さん1期第1話『復活!おそ松くん』/1期第3話『こぼれ話集』の「ほれいけ!DEKAPAN-MAN」
第1話は公式サイトが無料配信の終了とDVD並びにBlu-rayへの収録をしない事を明言。ソフト用に新規に1話を作り直す事態となった。
理由は発表されていないが、沢山のアニメのパロディネタを扱っている説が有力。当時は多方面から怒られたとも言われているが、後に映像の一部が使われたり、イベント等でもこの1話が擦られていたりしている為可能性は低い。*24
第3話の「DEKAPAN-MAN」は地上波放送後、BSジャパンでは内容の一部を修正してオンエアされたが、制作委員会の判断でソフト未収録が決定した為*25、配信並びにCSでの放送は(放送局や配信サイトにもよるが)2話および完全新規の1話からとなっている。

きょうふのキョーちゃん
ダウンタウンのごっつええ感じ』内で放送された松本人志原作のアニメ。
あからさまにモデルがわかる芸能人を題材とした回が多く、スプラッターあり、エログロありのとんでもない内容だったために7話で打ち切り。『ごっつ』関連のソフト類にも一切収録されていない。

◇ゴー!ゴー!キッチン戦隊クックルン 第5シーズン21話「海の守り神ポセイ丼登場」(初回放送版)
迷惑客が商品のタコの足をわざと1本引き抜いて「タコの足がない」とクレームを入れる、登場人物が土下座をしたり、放送局が同じ番組を下ネタにもじったタイトルにするなどの描写にクレームが入り、再放送時には内容が変更された(クレーム内容がタコのサイズに変更等)。

妖怪ウォッチ 第39話『【妖怪U.S.O.】/【妖怪ネタバレリーナ】/【給食のグルメ 第2話「プリン」】』(初回放送版)
ゲームの続編が発売されてこれからと言う時期に突然AT-Xで欠番が発表。
老若男女を問わず楽しめるギャグアニメで、特にこの回は 【妖怪U.S.O.】を初め様々なシーンでパロディを用いてたある意味凄まじいエピソード だったため、妖怪不祥事案件「心当たりがありすぎて分からない」を引き起こし、ネット上をカオスに陥れた。
その真相は【妖怪U.S.O.】の「ピンク・レディーの『UFO』風のBGMと共にダンスをするシーンがヤバかった」というもの。当初は前述のパロディ要素とは別の理由も囁かれていたが、詳細は割愛する。流石にここまで著作権的にヤバいのはダメだった *26
DVD並びにサブスク配信では該当シーンとBGMを差し替えて録された。むしろこれ以外のエピソードもパロディ満載の為、どうしようもないと言ってはいけない
余談だがパロディ元であるピンク・レディーは後に妖怪学園Yの主題歌を担当する事になる。

◇ホイッスル!(初回放送版)
週刊少年ジャンプで連載されたサッカー漫画のアニメ版。
当時人気のグラビアアイドル・小向美奈子を主演・主題歌担当に起用したが、その後小向は所属事務所と決裂しAV女優に転向、3度にわたる逮捕と服役により本作を含む転向前の出演作はことごとく封印された。
その後2016年、『ホイッスル!』リバイバル企画が始動。続編連載、舞台化といったメディアミックスの一環としてTVアニメ版も再公開を果たす事となり、声優陣を一新した「ボイスリメイク版」として再放送・配信が実施されている。*27

ザ・シンプソンズ シーズン10第23話「Thirty Minutes Over Tokyo」、シーズン11第10話「Little Big Mom」(日本語吹替版)
前者はホーマー・シンプソンが天皇を投げ飛ばすシーンやポケモンショックをパロディしたシーン、後者はハンセン病をネタにするシーンがあり、日本で放送されていない。

サウスパーク シーズン3第10話『チンポコモン』(日本語吹替版)
第1話で東アジアの各国家全てに喧嘩を吹っかけるどころか本当に喧嘩してはいけない人まで出す、サウスパーククオリティをこれでもかと詰めた回。
あまりに酷すぎて 日本語吹替版の制作が拒否され 、DVDにも収録される事なく欠番となった。
なお原語版は公式サイトで視聴可能。気になるなら辞書や翻訳アプリを片手に見るのもいいだろう。
余談だが放送年は奇しくもなお上記の「Thirty Minutes Over Tokyo」と同じく1999年である。

銀魂’ 第232話「忘れっぽい奴は忘れた頃にやってくる」(初回放送版)
原作の長編シリーズである蓮蓬篇のアニメ化だが、AT-X及びびわ湖放送で欠番となった事が発表された。
テレビ東京は理由を「特定の個人を想起させる描写があったため」としており、蓮舫議員をパロディしたキャラクターが選挙カーに乗って登場するシーンが問題視された説が有力(蓮舫サイドは抗議を否定している)。
DVD収録及び配信時には該当シーンにモザイクや黒塗り、ピー音をかけて対処している。

◇ぷちセカ - 第6話「レオニードスタイル」(初回配信版)
Leo/needのメンバーが、浅黒い肌にフェイスペイントをしてアフリカの民族衣装風の服を着た姿で描かれるシーンがあり、海外から黒人差別を想起させるのではないかという指摘を受け初回配信(2022年2月17日)からわずか1日で公開を停止する事になった。
あくまでも黒人を直接表現した訳ではなく、獣耳や尻尾などレオニードにかけて「ライオン」的なイメージを反映したデザインであると推測されるが、 衣装が衣装なだけに 先住民保護団体やステレオタイプに非常に嫌悪感を示す人達からSEGAに苦情が来てしまった可能性が高い。*28
その後約1ヶ月後の3月15日には当該のシーンを修正して再配信されている。

◇少年アシベ(TBS版)
制作会社が倒産し、広告代理店も事実上の消滅状態になり、配信及びソフト化が行われておらず、実質的な封印となっている。

アニメがんばれゴエモン
1997年からTBS関東ローカルで放送されたもので制作会社はトランス・アーツ。
ソフト版はレンタル用VHSが流通したのみで、制作会社が倒産して以降日本国内では一度もDVD・BD化及び配信が行われていない。

グラップラー刃牙(アニメ第1作)
DVDの販売元であるCCREが2010年に破産したため、再放送や動画配信、再ソフト化が行われていない。

◇ビューティフル・ジョー(アニメ版)
CAPCOMゲームが原作のアニメ。2004年にテレビ東京で放送。だがDVDは全4クール中2クール分しか出ず、制作会社のグループ・タックも2010年に倒産、以降の二次利用全般が行われていない。

◇ONE PIECE インペルダウン編(テレビ初回放送版)
先述の東京リベンジャーズ同様、特定キャストのボイスだけ封印されたケース。
エンポリオ・イワンコフ役のいまむらのりおが不祥事を起こして逮捕されたため、以降の配信や映像ソフトでは岩田光央による再録版が使用されている。但しゲーム『ONE PIECEギガントバトル!』におけるイワンコフの声優はそのままとなっている。

◇パーマン(1967年版) - 16話Aパート「恐竜はどこにいるの巻」、47話Aパート「密林の王者パーザンの巻」
作中の原住民の描写が問題視されたらしく、2014年のDVD発売時に欠番となった。原作の該当回は藤子・F・不二雄大全集に収録されている。また、前者は1983年版でもアニメ化されているがそちらは封印されていない。

【特撮】

基本的に子供番組という事で色々敏感ではあるのだが、上記の『月光仮面』の例の通り「単に古すぎて映像が残っていない」ものも多い。


ウルトラセブン 第12話『遊星より愛をこめて
封印作品の中でもトップクラスの知名度を持つ作品。
ちなみに『ウルトラファイト』の再編集エピソードにおける同話使用回(第9話「遊星の悪魔スペル星人」)も同じく欠番になっている一方、「『ウルトラマン超闘士激伝』のモブ観客にそれらしき宇宙人がいる」「実相寺監督やアンヌ隊員役のひし美など複数の関係者が、テレシネ*29やネガフィルムのクリーニングなど、リマスター作業自体は他のエピソードと同様に行ったのではないか…との見方を示した(特にひし美は当時特技監督を務めた(12話は担当していない)高野宏一から保存状態を聞いたとはっきり名指ししている)」なんて話もあったりしたのを経て、2025年12月に 突如一般アカウントからデジタルリマスターを行ったとおぼしき12話が丸々ニコニコ動画に流出する 怪事件が発生。
少なくとも他のエピソードの第2次デジタルリマスター版(4Kリマスター版)と同程度には高画質のマスターデータは存在する可能性が高い。

バトルフィーバーJ(潮健児の出演シーン)
敵幹部キャラのヘッダー指揮官を演じていた潮健児が覚せい剤所持の容疑で逮捕され、代役に石橋雅史が第9話から撮影を引き継ぎ、まだアフレコ前*30だった第7・8話も石橋が声を当て、再放送や遅れネット局向けに第1話におけるヘッダー指揮官の場面も撮り直しされた。
但し、石橋が別役で潮ヘッダーとダブルブッキングした4話と野外ロケが行われた6話は本放送時そのままとなっている。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー(今森茉耶の出演シーン)
ゴジュウユニコーン/一河角乃を演じた今森茉耶が20歳未満での飲酒により所属事務所との契約を解除されたため封印の措置が取られている。詳細は当該項目参照。
その後、変身後の姿は似た声の声優で収録し、今森の出演シーンは後任である『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でオニシスター/鬼頭はるかを演じた志田こはくを起用して撮り直しされ、いきなりゴジュウジャーのおふざけ多めのノリに適応したどころか鬼のポーズをぶちかますなどフルスロットルで飛ばし、1年間ドンブラザーズの数々の狂気的なギャグに付き合い続けた成果を改めて見せつけた事で高年齢のファンからも支持を得る事に成功した。
この件の影響か、今森ver.しかレコーディングされていなかったと思われるキャラソン「Unisisters」も放映終了後は事実上の封印状態になっている。*31

怪奇大作戦 第24話『狂鬼人間』
迅速に封印されたセブン12話と違い幾らかのタイムラグがあり、VHSやLDには収録されている。
だが本作が収録された「パーフェクトコレクション」が回収されたのを皮切りに、それ以降のソフトには収録されておらず公式にも「第24話は欠番となっている」とあり、事実上の封印となっている。
内容はと言うと、殺人犯が心神喪失によって無罪となる事例が相次いだのだが、その裏ではかつて恋人を殺した犯人が心神喪失によって無罪となった事に絶望し、精神に疾患があるというだけで犯罪者を野放しにする社会そのものへの復讐を誓った女が人間を発狂させる機械を発明し「狂わせ屋」として暗躍していた、というもの。
封印の理由はなんとなく察する事が出来るが、具体的な経緯は明らかにされていない。wiki内の刑法第39条項でもこの辺りの「法律で仕事していない層における、この39条の扱いの難しさ」に大きく筆を割いている事からも社会通念的に問題ありとなったパターンである事は推測可能だろうが、先述のセブン第12話と異なり経緯が不詳のままエピソードだけが無かった事にされている…という紹介になってしまうのが現状である。
『封印作品の謎』でも安藤は「円谷の関係者や精神疾患の患者団体などあちこち取材したが結局よくわからない」としている。

【テレビドラマ】

◇水戸黄門(第四部)第16・17話「北海の反乱」(前後編)
アイヌ民族を騙して蝦夷の支配を企む悪徳商人を成敗する話だが、前編放送後、劇中におけるアイヌの描写に問題があるとアイヌの団体からクレームを受ける。
後編は冒頭にお詫びのテロップを入れて放送されたが、その後は一切再放送されずDVDソフトにも収録されていない。
この他、後に二代目黄門様を演じる西村晃が別の役で出演している回も、イメージに配慮してか再放送やソフト化がされていない。
例外として第三部4話「人狩り」は、Project-Tから発売されたDVD-BOXにのみ収録されている。

◇子連れ狼(第一部) 第2話「乞胸お雪」
タイトルの「乞胸」*32が差別用語にあたるためか、再放送もソフト化もされていない。
制作元のユニオン映画は 本作の存在自体を認めていない らしく、解禁は絶望的とみられている。
なお原作漫画の同名の回は特にそういった扱いは受けておらず、現在も容易に読む事ができる。

◇右門捕物帖(日本テレビ版) 第17話「少林寺から来た凄い奴」
CSの再放送やDVD未収録の回。
日本に密入国した少林拳の達人が殺人を犯す、という内容に少林拳の関係者からクレームがついたとする説が有力。

暴れん坊将軍VII 第2話「江戸怪奇 吉宗亡霊を斬る!」
本放送以降一度も再放送されていない回。
理由については不明で現状の有力説は、「子どもが打ち首に処されるシーンが放送コードに抵触するから」とされている。*33

◇冬の旅(1970年版)
1968年から読売新聞の夕刊で連載された立原恵介の同名小説を実写化したもの。
原作は今なお読まれるロングセラー作品で、本作もギャラクシー賞等数々の賞を取っている。…が、出演していた田村正和が再放送を許可しなかったために本放送後に映像化された事は無い。
田村自身から封印解除発言が行われる事なく2018年に芸能界を引退した上2021年に亡くなった為事実上の封印作品に。

◇禁じられたマリコ
主演の岡田有希子が最終回放映3か月後の1986年4月に飛び降り自殺したため。
再放送そのものは地方局で1989年頃まで実施されていたが、岡田の権利関係によるものかそれ以降の二次利用は行われていない。

◇はいすくーる落書
劇中に登場する工業高校が不良達のたまり場となっている描写などに、工業高校のイメージを損なうなどと工業高校の関係者から抗議が寄せられて全国工業高等学校長協会からも連絡があり、スポンサーの花王がクレジットを自粛する事態に。
それでも一作目は再放送が一度だけされてVHSも発売された一方で、『2』は舞台が変更されたが再放送・ソフト化共にされていない。

やっぱり猫が好き 第1話「かや乃おばさんが来た」
三谷幸喜が脚本家として知られる様になったフジテレビのコメディドラマ。
実は初回のみ森下愛子が出演していたのだが、森下が病気のため急遽降板。そのため代替で室井滋が起用され、3姉妹という設定になった。
第1話の設定は森下と小林扮する姉妹の住む家にもたい扮する叔母がやってくる…というものでその後の本編と異なるせいか、整合性の関係からこの回は再放送もソフト化も一切行われていない。

八神くんの家庭の事情
原作の設定を無視したキャスティングをしたり、原作にはない設定を勝手に織り込むなどして原作ファンのみならず原作者までもが怒りを顕にした事もあり、再放送やソフト化は一切行われていない。

◇季節はずれの海岸物語
メインキャストに色々と話題に欠かない事に定評のある田代まさしが登場している事や、サザンオールスターズや松任谷由実など劇中で使用された楽曲の著作権問題から再放送やソフト化が行われていない。
また、出演していた可愛かずみや古尾谷雅人が後年自殺した事も原因ではないかと推測されている。

◇心療内科医・涼子
劇中の不適切な医療描写に現実の医療関係者から苦情が寄せられて日本心療内科学会が読売新聞に抗議文を出す事態にまでなり、VHSの販売はなされたが、以降のソフト化はなく再放送もなされていない。

◇悪魔のKISS
静岡県から上京してきた3人の女性の凋落を描いた、フジテレビ系列のドラマ。
主役の一人が当時無名であった常盤貴子で、ゴールデンタイムで上裸を晒した事は今でも有名となっている。
風俗、薬物中毒、新興宗教など過激な題材を扱っているためか、ソフト化や配信が一切行われていない。
一度だけ再放送された事があったが、その後常盤の所属事務所が版権を全部買い取ってしまい、以降の再放送では過激なシーンが大幅にカットされた。こうした状況下になってしまったせいで完全版の解禁並びに二次利用も絶望的となっている。
皮肉な事に主題歌であるサザンオールスターズ「エロティカ・セブン」は約170万枚を記録し、当時サザンのシングルで最大のヒットとなった。

◇終らない夏
紡木たくの漫画『ホットロード』とストーリーや台詞が酷似していると指摘され、再放送やソフト化が出来なくなってしまった。
しかし、主題歌の『Hello,again~昔からある場所~』は大ヒットし、My Little Loverの曲の中では最大のヒット曲になった。
この曲が音楽番組で披露、もしくは紹介される際には名誉を傷つけない様にするためか、本作の主題歌として使われた件は伏せられている。
ちなみに『ホットロード』の実写映画版は、そのドラマを放送していた日本テレビが制作に携わっている。どういう事なんだよ。

◇金田一少年の事件簿 第1シリーズ「異人館村殺人事件」
本作のトリックが島田荘司の御手洗潔シリーズの第1作『占星術殺人事件』に出てきたそれを丸々流用していた事が発覚。
「ゲリラ的な発想によるトリックの流用は民事訴訟に発展しかねない」と島田が抗議のコメントを出した事もあって協議が行われ、原作漫画は流用について明記する事で和解した一方でドラマ版は封印となり、以降は二次利用も行われていない。
現状この回を視聴する方法は、当時の録画テープか初期に発売されたVHSのみ(VHSでも後期生産版ではカットされた)である。
なお、問題となったトリック自体は「異人館村殺人事件」の犯人やメイントリックに直結するものではない。

サイコメトラーEiji(第1シリーズ) CASE3「ボクを殺さないで」
VHS化はされたが、2021年に「hulu」での配信が開始した際欠番扱いに。
理由は「権利上の都合」とのみされているが、本回がオカルティックで残酷な少年犯罪を扱っていた事、またメインゲスト役の伊藤隆大氏(伊藤淳史の弟)が2009年に自殺してしまった事との因果関係を考察する声もある。

◇ココだけの話 第5話「卒業儀式」「小日向くん」
前者は出演者の中山史奈が薬物所持で逮捕された為、後者は同性愛者に対する差別的な描写がなされた為、再放送からは外されているが、前者のみDVDに収録されている。

◇ギンザの恋
読売テレビ制作のトータス松本初主演のTVドラマ。
あまりの低視聴率から7話で打ち切られ、主題歌にベイシティローラーズの楽曲が使われていた事からソフト化も見送られるという 打ち切りと封印のダブルパンチ を喰らった作品。
トータスはこの影響からか、もう二度とドラマはやりたくないとコメントした事もある(その後も散発的ながら俳優活動は継続している)。
余談だが前述の『心療内科医・涼子』等も含めた読売テレビの月曜22時ドラマ枠は、裏番組「SMAP×SMAP」の影響で軒並み低視聴率となっており本作に限らずソフト化や再放送といった二次利用に恵まれていない作品が多い。

相棒 season3 第7話『夢を喰う女』
刑事が図書館司書から閲覧者の個人情報を聞き出す場面があるが、この行為は 憲法で禁止されている検閲行為に該当する とされており、公務員の守秘義務及び図書館における規定によって警察相手でも禁止行為。放送後に日本図書館協会から抗議も行われた事もあり、封印される事に。
勿論正式な令状があれば可能ではあるが、特命係による聞き込みで彼らがそんなものを用意できるはずもなく……
この様な描写は『相棒』以外の作品にも散見され問題となっているが、大抵はシーンカットか注釈の追加等の対応に留まり、1話丸々封印されたケースは珍しい。

◇トップキャスター 第3話『恋愛運ゼロの逆襲』
当時人気占い師だった細木数子をパロディ化した内容だったため本人が激怒しDVDに収録されなかった。
以降当該作は封印されたままだが、2026年から細木数子の半生を題材としたドラマ「地獄へ落ちるわよ」がNetflixで制作・配信されているが、そのPRとして「出演者全員が細木数子になりきって大喜利大会を行い、優勝者には細木数子風カツラを贈呈」という本作よりも悪ふざけ全開の企画が無料配信されている。
死人に口なしとはまさにこの事

◇ハガネの女(第2シリーズ)
アスペルガー症候群の児童を学校に残すかどうか、 クラス投票で決める 」という描写が原因で、作者がネット配信を停止させ、ソフト化も禁止した。最終的には本人の意向により原作者クレジットを削除。
第1シリーズは問題なくソフト化・配信されている。

◇海猿(フジテレビ制作版)
海上保安官の活躍を描いた伊藤英明主演のドラマ。
TVドラマ版が1本、映画版が4作製作される大人気作品となった。
原作者の佐藤秀峰が完結後の2012年にフジテレビが作者に無許可で取材や関連書籍を出版していた事を明かし、フジテレビとの契約停止および関連作品の制作禁止を発表。
その後フジテレビと和解はしたものの、2017年を最後に実写版の権利契約が全て終了した事から佐藤が公式に封印を宣言。
後に本人のブログで『死ぬ程嫌でした』というタイトルで( 引用 )、(フジテレビ版の実写映画を)クソ映画と揶揄しており、これらの背景から別局でのリブートも難しくなったといえよう。

◇おせん
2008年に蒼井優主演で連続ドラマ化されたが、主人公の容姿や性格などを原作を無視して改変した結果、原作者の怒りや失望を買ってしまい原作の連載を休止する事態に発展。
その後は原作者がソフト化を一切認めない旨の声明を出し、再放送も一切行われていない。

今日から俺は!! 第9話『最終章!開久と全面戦争で全校生徒を巻き込む 大騒動!?』(テレビ初回放送版)
本放送でゲスト出演した新井浩文の逮捕を受け、やべきょうすけを代役に起用して当該シーンを再録。
2019年3月以降のHulu配信とDVDでは再録版が使用され、地上波でも劇場版公開記念の再放送でオンエアされた。

STAR WARS ホリデー・スペシャル
言わずと知れたSTAR WARSシリーズのスピンオフとして制作されたクリスマス特番。
チューバッカの家族を主役としたホームコメディであり、何気にエピソードⅢに先駆けて惑星キャッシークが初めて映像化されていたりする。
人気キャラのボバ・フェットの初登場作品としても知られる。

映画のオリジナルキャストが総出演し、更にゲストとして人気コメディアンのハーヴィー・コーマンや、大御所俳優のアート・カーニー、ベアトリクス・アーサーも起用した非常に豪華な作品…だったのだが、
ウーキー語による会話を字幕なしで長々と見せつけられるドラマパート や本筋と無関係な癖にやたら多くて長い劇中劇、サイケデリックで安っぽい演出の数々から、
「脳のための風船ガム」「コカインをキメて制作されなかったとは断言できない」「史上最悪の2時間ドラマ」 と評価はボロクソで、キャスト陣も各媒体で本件に触れた際、誰もが貶しまくる程。

原作者のジョージ・ルーカスも一応初期の打ち合わせには参加しており「ウーキーのホームドラマ」という方針も彼が提案したものだったが、エピソードⅤ制作のために初期段階で離脱。
勿論当番組の出来は非常に不本意だった様で、彼によって封印扱いとされた。真偽は不明だが「ルーカスが誰も観れない様にマスターフィルムを自腹で買い取って封印した」という噂もある。

先述した劇中劇のひとつにしてボバ・フェット登場シーンのあるアニメパートのみ、現在はDisney+にて『ウーキー物語』のタイトルで配信されているが、他のパートは未だに再放送もソフト化も配信もされていない。
しかしながら、あまりの出来の悪さにネタ方面では一定の人気があり、2020年11月17日には公式から『 LEGOスターウォーズ/ホリデー・スペシャル 』という明らかに本作を意識した作品が配信された事も。

◇いだてん~東京オリムピック噺~(ピエール瀧の出演シーン)
黒坂辛作を演じたピエール瀧が麻薬取締法違反容疑で逮捕され、再放送分では出演シーンをカットして対処した。後に代役として三宅弘城が起用され、過去の出演分も含めて全て再撮影が行われたりとかなり徹底対処されている。

【バラエティ・ドキュメンタリー等】

◇にんげんドキュメント「生きているから歩くんだ」
番組内で紹介されたお遍路さんが、 12年前の大阪府で起きた殺人未遂事件で指名手配されていた容疑者 だったため。
ちなみに以前からお遍路する人の間ではそこそこ有名な存在だったのだが、現地の四国の人たちには気が付かれなかったらしい。*34
バレた原因は「本名で番組に出演し、たまたま番組を見ていた千葉県警が指名手配犯と気づいた」という、なんとも呆気ないものであった。なお、殺人未遂の時効は当時15年だったのであと3年という所だった。

プロジェクトX~挑戦者たち~『白神山地 マタギの森の総力戦』『ファイト! 町工場に捧げる日本一の歌』
いずれも関係機関からの抗議が理由。
後者については題材にした大阪府立淀川工業高校をゴロツキの集う学校であるかの様に見せた演出が問題視され、NHKの担当部長が「土曜スタジオパーク」で、本番組内でも司会の国井雅比古が謝罪する事態に。この件が終了の引き金になったとされる。

◇ふしぎ少女探偵キャラ&メル
2005年3月中旬から4月上旬まで公演されていたミュージカル及び、同年1月から翌年1月までテレビ東京系の児童向けバラエティ番組であるおはスタの番組内ミニドラマで放送されていた女児向け少女探偵物。
主演のW(ダブルユー)がキャラとメルという双子の少女探偵に扮して事件を解決、もといカイケツーしていくコメディ寄りの作風だったが、ダブルユーの片割れである加護亜依(キャラ役)が不祥事によって謹慎となり、その影響かミニドラマの放送が停止。
その後公式からグッズ展開の中止が発表され、所属事務所やおはスタなどのサイトからダブルユーや本作に関する記述が削除され事実上の打ち切りとなった。

◇The Racer
2016年に田宮模型(現・タミヤ)が製作・発表した、同社の看板商品であるミニ四駆のPV。
年齢も立場も全く違う五人の人間が、それぞれミニ四駆で新たな人生と向き合い、走り出す…という、5分半の間に非常に強いメッセージ性の込められた爽やかなPVであり、公式のイベント等で流されたり、Youtubeで無料で観る事ができたが、公開から約1年後に出演者の一人が刑事事件を起こして逮捕されてしまった為、タミヤの判断で削除されてしまった。
TAMIYA KOREAの公式アカウントに残っていた韓国語字幕版も現在は削除されており、合法的な視聴は極めて難しい一方で、一部で当該のデモテープが流れていると目撃情報もちらほらある

◇ミュージカル テニスの王子様1st 篠谷聖出演公演DVD並びに当該者のグッズ
甲斐裕次郎役の篠谷聖が公演終了後の2012年に未成年女性への婦女暴行で逮捕され、社会的影響の考慮を理由に彼の出演していた公演のCD・DVD並びに彼が演じた甲斐裕次郎役のグッズは全て廃盤・回収となり、公式HPの公演情報からも名前が削除された。

なおこの騒動が影響したのかは不明だが、甲斐のテーマ曲「バイキングホーン」はセカンドシーズンで全く別の曲に差し替えられた。*35

テニミュでの不祥事は、これ以前にもあったりするが、封印まで至った例は後にも先にもこれだけ…になるはずだったのだが…(詳細は後述。)

女性ファンが大半を占めるテニミュにおいて、婦女暴行が作品全体のイメージ低下に繋がると判断されたためだろうか。
バイキングホーンの歌詞に“鳴らすぜホーン、お前への警笛”とあるが、皮肉な事に自分への警笛だったのはある意味笑えないだろう。

◇ミュージカル 忍たま乱太郎 第二段再演
2011年7月に行われた公演。メインキャストとして出演していた矢吹卓也(現・Takuya)が窃盗容疑で逮捕され、CD・DVDの発売直前というタイミングで逮捕されたのもあり双方急遽発売延期になった…のだが、発売延期になってしまったまま当時のキャストが全員卒業してしまった為解禁も絶望的。

AD-LIVE 2020 2020年9月13日夜公演
有料生配信された即興劇公演の内、小野賢章木村良平がメインを務めた回の夜公演のソフト版未収録が決定しており、公演に関連する写真も主催者側・演者側双方の公式SNSから全削除された。
理由は出演者の一人である小野賢章が夜公演で演じたキャラクターの姿が『 顔を黒く塗り、全身黒い衣装 』だった事が、差別的意図は無かったとは言え誤解を招く表現だったため。
同作はギミックに「謎解き」を導入していたため全公演終了まで厳しいネタバレ規制がされていたのだが、終了時に出演者の公演時の姿だけは写真公開しており、恐らくそこから苦情が来たものと思われる。
ちなみに実際に配信を視聴したファンによると、黒は黒でも「某名探偵の黒い人」のパロディ的キャラだったとか。

◇鉄道むすめ「駅乃みちか」
ご当地キャラの封印例その1。
トミーテックの鉄道制服キャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」のスタンプラリーに、ゲストキャラとして当時の東京メトロキャラクター「駅乃みちか」の参加が決まり、鉄道むすめのイラストレーター(伊能津・MATSUDA98)がアレンジしたイラストが開催に先駆け2016年に公式Twitterで公開された。
ところが、伊能のイラストに対し「スカートから足の線が不自然に透けている」「おもらしの様に見える」「公共交通機関のキャラクターにふさわしくない」等の苦情が相次ぎ、東京メトロがイラストの修正を要望。これを受けてイラストがスカート修正版に差し替えられたが、最終的にイベントでの使用は見送られ*36、その後東京メトロで使用される事は一度もなかった。
イラストはその後も鉄道むすめの公式サイトに掲載されていたが、2024年11月のサイトリニューアルに際し紹介ページが削除された。
鉄道むすめは事業者側の方針転換などから実質引退扱いとなったキャラクターも少なくないが*37、トミーテック側が公式に封印したキャラクターはこれが唯一。
本キャラは他の鉄道むすめと異なり、 東京メトロのキャラクターの2次利用 という扱いのため、著作権上東京メトロの方針が最優先される事も封印の一因だろう(東京メトロでは駅乃みちかの使用を2020年2月で終了している)。
メトロ的には一種の原作レイプともみなされる為封印も当然っちゃあ当然であるが

◇温泉むすめ「観音登世実」
ご当地(ryその2。
温泉むすめとは、エンバウンド社による日本及び台湾の温泉をモチーフにしたキャラクターコンテンツで、観音登世実は静岡県の観音温泉をモチーフとしたキャラクターである。
2021年に本作のパネルやキャラクターがとあるフェミニスト活動家から「性搾取や未成年飲酒*38を連想させる」との指摘を受け、運営側が一部内容を修正。

そこまでならまだ良かったが、この騒動の中で、観音登世実と提携していた熱海の居酒屋が「温泉むすめを叩き棒にしないでほしい」と訴えたところ過激派らによって居酒屋に嫌がらせが相次ぎ提携を解消せざるを得なくなり、最終的には観音温泉へ殺人予告紛いの脅迫電話が送られ、結果的に温泉側の要望でキャラクターの使用終了が決定。サイトからプロフィールなどの内容が全て削除された。
この件では脅迫の他前述した運動家に対する変な商品の送り付けなど、双方への嫌がらせの応酬まで巻き起こってしまった。

ご当地萌えキャラは2010年代後半以降のトラブルから 「炎上沙汰が起きないと話題にならない」「オタクVSフェミニストVSその他(フェミニストとは名ばかりの過激派)の対立を煽るだけで消費され、地域の盛り上げに貢献しているか不明瞭」 といったマイナスイメージが付いてしまい、いつの間にか消えてしまったキャラクターも少なくない。
2020年代以降は全国の自治体ガイドラインで制定されている 「安易に女性をアイキャッチャーにしない」 という一文の中で公共物での萌えキャラ使用に言及した例があり、導入には工夫(男性キャラクターを同時に制作する等)が一層求められているのが実情である。

◇水ト炎ノ戦士ソルディア
ご当地(ryその3。
熊本県阿蘇市のご当地ヒーローで阿蘇のエネルギーを狙うアクシャー軍団から阿蘇の平和を守っているという設定。2021年に行われたクラウドファンディングで集めた資金で誕生した。
…のだが、外見がどう見ても某社長が変身する仮面ライダーの色違いベルト違い。
それもそのはず、スーツは本家のものをベースに作っていた事が判明しており*39、著作権侵害と判断され展開終了となった。
ついでに超神ネイガーも仮面ライダー装甲響鬼のパクリ疑惑が浮上してプチ炎上した *40

◇超ムーの世界R シーズン222
都市伝説、怪談、超常現象を語る番組。CSチャンネル・エンタメ~テレで配信。
出演者の一人・キックの語った怪談が作家・小原猛の作品『沖縄の怖い話』の内容を丸々一本盗用したものであったため、抗議を受けて配信・放送は中止に。エンタメ~テレの公式Xは「 キック氏の出演予定はございません。 著作権者の方をはじめご迷惑をおかけした皆様に深くお詫びいたします」との謝罪文を載せ、小原も弁護士を通じてキックを訴訟する事を決定。
…それにしても''登場人物の名前等を変えずにそのまま語って''、よくバレないと思ったものである。

◇さつきあいデジタル写真集『生まれたて。』
週刊プレイボーイが生成AIで作成したグラビアアイドル・さつきあいの写真集。
大手出版社が生成AIで画像を作成するという趣旨に批判が多かった事に加え、生成した顔が女優の椛島光*41に酷似し身長や趣味も一致しているという指摘もあり、肖像権の問題も浮上。
これらの状況からAI生成物に関する論点・問題点の検討が為されなかったと判断し、集英社側は販売終了を発表した。
デジタル版とはいえ、グラビア写真集が発売後わずか10日で絶版となったのは恐らく史上最速。

びじゅチューン!『あしゅらコーラス』『ファッショニスタ大仏』『最後の晩餐サンバ』
前2曲に関しては、井上涼が仏罰を恐れただとか、モチーフとなったそれぞれの国宝(前者:興福寺の阿修羅像、後者:東大寺の毘盧舎那仏)は著作権料が高すぎてあのNHKも本気を出せなかった等言われていたが、後にお寺の関係者曰く「(阿修羅と大仏は)信仰の対象でもある為、びじゅチューン!を見た人が傷付くかも知れない」とのこと。
この判断から最後の晩餐サンバを含めた当該曲が封印に至ったと明かされている。

【映画】

獣人雪男
東宝側の方針からソフト化やネット配信が見送られている。項目参照。

◇ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団
タイでヒーロー的人気を誇る仏教の守護神・ハヌマーンとウルトラ兄弟が協力して怪獣を袋叩きにして倒す映画。
日本でも上映されたが、90年代に入って本作を共同制作したタイの映画会社・チャイヨープロダクションと円谷プロの間で権利問題のいざこざが訴訟に発展、現在は封印されている。
ゴモラ1匹をウルトラ兄弟+ハヌマーンの計7人がリンチするシーンが過激だったからでも、『コスモス』『X』を展開した手前、こんなのを公開する訳にはいかないからでもない。断じてない。

訴訟が長期化・複雑化・国際化した事もあってか、本作は 誰も権利を主張しない という(ベース作品がメジャーな部類の)封印作品では珍しい状態になっている。
2020年になってタイ最高裁判所の判決により、 本作の著作権は円谷プロダクションが所有している 事が認められているため、チャイヨー及びその権利を継承した会社は権利を主張できない。
しかし一方で円谷プロ側も、否定しているチャイヨーとの契約を追認する事になりかねないためか、本作の利用について積極的なアクションをする事がない。
そのため、本作はよく動画サイトにアップロードされているが、全く削除される気配がない。

一方で、1999年以降は存在が封印されていたと見られていた日本版主題歌の「ぼくらのウルトラマン」が、シリーズ50周年を記念して2015年に発売された『Ultraman Songs Collected Works』で収録されるなど、本作に関係する要素の一部のみは解禁の動きを見せている模様。

ちなみに『レディ・プレイヤー1』にウルトラマンが登場できなかった理由である海外権利関係のゴタゴタも、元を辿れば本作や『ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団』などを撮影した際にチャイヨーと交わした とされていた 契約が原因。
こちらの方は2018年に「チャイヨー側の主張している契約書は偽造である」という円谷プロ側の主張が支持され、完全勝訴で決着している。

また、チャイヨープロは『ハヌマーンと5人の仮面ライダー』という作品も制作しているが、こちらは東映から許可を取っていないゲリラ作品(要はほぼ同人)であり、しかも原作の映像を無許可で流用している。
後に東映は『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛』でチャイヨーをパロった「チガウヨープロダクション」という会社を出して自虐ネタにしている。

ノストラダムスの大予言
項目参照。
日本では封印されたがイタリアでは普通にDVDが発売されている、冒頭に記した「国によって封印扱いされていない作品」の一つ。

◇番格ロック
1973年公開の、スケバンがモチーフの作品。
「女性ハードボイルド映画の傑作」とも評されており、2011年にDVD化する予定だったが、キャロルが歌う主題歌がジョニー大倉をメインに据えたものとなっているために矢沢永吉サイドが難色を示し、ソフト化だけでなく上映会も中止となった。

◇ガキ帝国 悪たれ戦争
井筒和幸監督の出世作の続編。1981年公開。
製作依頼が6月4日、撮影開始が7月、公開が9月12日という無茶なスケジュールで製作された。
しかし、主人公達がバイト先のモスバーガーで「この店のハンバーガーは猫の肉や!」と叫びガラスを割るというシーンに、撮影協力した当のモスバーガーからクレームが付き、封切り1週間で公開中止。
無論、再放送もソフト化も出来ない状態だが、主演俳優だった趙方豪が1997年に死亡したのに伴い翌年に追悼上映として1回だけ再上映された事はある。
……というのが通説だったが、2018年になって実際に作品を見た観客から井筒監督に至るまでが「そんなセリフ無かった」と証言しており、将来的に封印が解かれる可能性がある一方で「その様なセリフがない事をモスバーガー側に伝えたが、セリフの有無とは別にモスバーガーが不良のたまり場であるという描写や前述した窓ガラスが割られるという描写そのものが問題視され、解決には至らなかった」という、本作の上映中止問題にまつわるイベント上でなされた証言もあり、かなり複雑な状態となっている。

こちら葛飾区亀有公園前派出所(1977年の映画)
同名漫画の実写版。製作は東映。
1981年頃に一度VHSが発売されたのを最後に、一切DVD・BD化がされておらず、東映チャンネルでも一度も再放送された事がない。
理由は諸説あり、原作者の秋本治が内容に何らかの不満を抱いたのが原因ではないかという説が有力だが、公式からの明言は今のところ無い。
主演のせんだみつおは、本作が原作者の意に沿う作品でなかったかもしれない事を述べた上で、再ソフト化を希望する意を示している。

◇南部の唄
アメリカでは1946年、日本では1951年公開の、実写とアニメが合成されたディズニー映画。
有名な「ジッパ・ディー・ドゥー・ダー」は本作の挿入歌であり、また東京ディズニーランドの「スプラッシュ・マウンテン」の元ネタとして有名。
この映画が封印されたのは黒人を蔑視する表現があったから…… ではない。

本作は農場の下働きをする黒人男性の語る色々な御伽噺を農場主一家の白人少年が楽しみ、心を触れ合わせ成長する、という話なのだが、「黒人を奴隷という被差別階級に置き大農園でコキ使っていた」南北戦争前を想起させると一部から言われているが、 あくまでも本作の舞台は南北戦争後であり、登場する黒人男性も奴隷では無く、下働きで雇われているという設定である。 実際に作中でも南北戦争時代の奴隷には許されなかった言動をしていたり等を仄めかす描写もある。

しかしそれでも当時の情勢的にまずかったのか(詳細は後述) 「奴隷制度の危険な美化を助ける」 と黒人団体や社会から苦情・批判が殺到。同問題を考慮したディズニー側の意向により、DVD化が不可能となっている。
配信サービスも、本作の配信は「今の時代状況に適切ではない」として行わない事を 2020年3月に行われた株主総会で明言している。
ただ、他にも人種差別や偏見をテーマとした作品は複数あるがストーリーの関係か現在でも配信されている。
このニュースも後述するデモ騒動の前である事には留意。

この辺のアメリカの人種差別が根深く、厄介なものであるのを示すかの様に、映画封切りイベントの際には主演の黒人男優が 「白人専用映画館だから」という理由で入場できなかった という。本作は1946年の公開作品であり、当時のジョージア州はまだ「ジム・クロウ法」と呼ばれる南部の黒人隔離政策が合法であった。
一応日本でも2度VHSが発売されており、「スプラッシュ・マウンテン」のアトラクションには旧吹き替え版の音声が使用されている。

尚現在では海外ディズニーランドではスプラッシュマウンテンの閉鎖が決定され、現在別アトラクションとなっているが、閉鎖自体は2019年には上がってはいたものの2020年に起きたBLM騒動をきっかけにアトラクションのクローズを早めたと見られる。

こんな状況下もあり、本作含めた南北戦争頃までの南部への郷愁の色濃い作品は「南部の失われた大義」と呼ばれる奴隷制や黒人差別に肯定的な政治的イデオロギーなど様々な事情も絡み、現代アメリカ、ひいては作品権利者としてのディズニー内でも特にセンシティブな立ち位置にある。

スウィートホーム
1989年公開のホラー映画。カプコンから発売されたゲーム版も有名。
VHSとLDの発売による監督への追加報酬を巡って監督が制作会社を訴訟。監督側の敗訴となったが、この件が影響したのか以降の二次利用は一切行われていない。
項目参照。

◇8マン ~すべての寂しい夜のために~
同名漫画の実写版。1992年公開。
東京ドームを一日貸り切って上映イベントを行うなど何か間違った方向に気合を入れた広報戦略を行うが、作品自体は大コケ、制作会社は倒産の憂き目に遭う。
作品自体の低評価と、倒産に伴う権利喪失からVHS以外ソフトは出ていない。
一方で本作を基にした小説版『8マン before -すべての寂しい夜のために』は良作と評されている。
過去に原作の作画担当を務めた人物やアニメ版で主題歌を務めた人物がそれぞれ逮捕された事も含め、ファンの間では「エイトマンの呪い」とも囁かれている。

◇思春の森
1979年公開のイタリア映画。
当時12歳と14歳の少女がになったり性行為を行ったりする場面があり、現在では児童ポルノに相当する。
日本では該当部分を削除した上でDVD化されたが、鳥類を弓で射るシーンが動物虐待として別方面で問題視され回収された。
また出演者のエヴァ・イオネスコは少女時代に写真家である母親のヌード写真のモデルとして活動していたが、成人後にその事について母を提訴、損害賠償を求め勝訴している為、今後は修正版であっても本作がソフト化やネット配信がされる見込み等はないと思われる。

◇スクラップ ストーリー ある愛の物語
1984年公開の日本映画。
当時14歳の少女である少女Mこと田中みおがフルヌードを披露し、ラブシーンなどのソフトコアの性描写を演じている場面があり、現在では児童ポルノに相当する。
VHSソフトがジャパンホームビデオから『少女M 初めての体験 スクラップストーリー』の題で発売された(品番:KA-1011)。
冒頭に記した児童ポルノ禁止法施行後の2011年11月にジャパンホームビデオから同品番で本作のDVDソフトが受注生産方式で発売されたが、発売から数か月のうちに絶版となった。

名画座やイベントなどにおいては時折上映される事があり、2017年12月17日開催の「井上淳一が語る禁断の若松孝二作品上映」の上映作品の1つとして、名古屋シネマスコーレにて上映された。
本作の中古ソフトの売買についても現状逮捕者などは出ていないが、前述の井上は「とある事情で絶対にソフト化不可能、上映機会もそうある訳ではない(本当に危ない)」と言及している事から、修正版であっても本作がソフト化や配信される見込みはないとされる。

◇タイタニック(ゴールデン洋画劇場版)
ご存じ、ジェームス・キャメロン監督作品。
該当版はフジテレビが放映権を購入し2001年に放送。地上波初放送という事で大規模な宣伝が行われ、ジャック役には妻夫木聡、ローズ役には竹内結子と人気俳優を起用し話題となった。
ところが、両者は当時20代の若手だった事もあってか演技の棒読みぶりに苦情が殺到。映画番組では異例となる35%の高視聴率を記録したが、それゆえ吹替の酷さが印象に残り、現在もなお「 タレント吹替の失敗作 」の代表例に挙げられる事が多い。
当のフジテレビも2004年に 主演両名の配役だけを変更した *42バージョンを制作・放送している。2020年に竹内が亡くなった事もあり、今後日の目を見る事は難しいだろう。


【音楽】

音楽系では「不祥事」「盗作」が主な封印理由だが、盗作扱いされても「カバー曲扱いでいいです!」と謝罪し、クレジットに「原曲」の権利者を載せたり、収益の一部を権利者に還元することで事なきを得る場合がある(『パープルタウン』『聖母たちのララバイ』『ロコローション』等)。
特に海外では「盗作」に関する訴訟が数多くなされており、裁判所から認められた場合は大体そういう流れで解決する様で、封印までいく例は少ないと思われる。
一方、「不祥事」の場合は封印されてから解禁までのハードルが高くなる傾向が強い。
楽曲制作者のトラブル等の場合は、リアレンジなどを行って対応される場合もある。

◇誘惑された砂漠
イタリアの作曲家・アルフレード・カゼッラによって作られた音楽劇…だが、何とこの曲は ムッソリーニに贈られたもの 。そのため、戦後になると出版社の手により作品リストから抹消され永久欠番とされた。
なお、カゼッラ自身もファシズムへの協力を反省しており、晩年には『平和のための荘厳ミサ曲』を発表している。

◇記念樹
フジテレビ「あっぱれさんま大先生」のED。小林亜星が手掛けたブリヂストンのCMソング『どこまでも行こう』と似ている為に裁判沙汰に。作曲者の服部克久は『どこまでも行こう』は聞いた事がないと一貫して主張し、音楽界が小林派と服部派に二分する大騒動となった。

判決は「あまりにも酷似している」「『どこまでも行こう』はCMソングとして数十年にわたり膨大な回数が放送されたため、知らずに偶然一致したのはありえない」と指摘。控訴審(東京高裁 平成14(2002)年9月6日判決)では「メロディーの始めと終わりの何音かが同じ」「メロディーの約72パーセントが同じ高さの音」になるのは、服部が『どこまでも行こう』に依拠して『記念樹』を作ったためだと認定された。

そのため、フジテレビ側は勿論JASRACも利用許諾を中止。学校などへも使用中止が求められた。また、この敗訴をきっかけに服部はJASRAC関連の役職から全て身を引く事になった。
ちなみに、服部克久はブリヂストンの社歌「宇宙(そら)駆けるブリヂストン」の作曲も手掛けており、小林とはこの裁判以前から様々な因縁があった模様。

◇CMブラジャー・ミシン(オリジナル版)
恐怖の密室芸人・タモリのデビューアルバム「TAMORI/タモリ」に収録された、ブラザーミシンのCMパロディ。
2007年のCD化に際し「おっぱいが片方しかない人の『ワンカップ』」という件がカットされた。乳がんの治療に際し乳房を摘出するという手術が一般化し、笑いのネタとして通用しなくなったのが理由と思われる。
タモリの密室芸アルバムには、もう一つお蔵入りになりかけた作品もあるのだがそれは後述。

◇大地讃頌(PE'Z版)
ジャズバンド・PE'Zが『混声合唱と管弦楽のためのカンタータ「土の歌」』をジャズアレンジしたもの。
一応著作権料は支払っていたものの、原曲をあまりに大幅に改変した編曲ぶりだったため、原曲の作曲者である佐藤眞が同一性保持権と編曲権の侵害として提訴。元々佐藤はクラシック作曲家であり、自身の曲のアレンジには一貫して否定的な立場だったのもある。
レコード会社は争う姿勢を見せたが、PE'Z側が「我々が感じた感動を胸に抱き、世の中に伝えていきたい思いがあった事、どうかそれだけは感じていただきたい、というのが我々の本音です」としながらも、「不愉快な気持ちを与えてしまった事に関して謝罪したいと思います」と作者の主張を受け入れたため、封印された。
なお、『土の歌』関係ではもう一つ封印の様な話があるがそれはサブカルチャーに関する都市伝説を参照。

◇オールナイトロング
電気グルーヴの前身となったバンド「人生」がインディーズ時代に発表した曲で、初のリリース盤『9TUNES(FOR MIRAI)』というソノシートに収録されていた。
発表時は表立って問題になる事はなかったが、2008年DJ OZMAからカバーのオファーを受けた際「インディーズ時代だった為著作権管理をしていない事」「歌詞の一部に『クラリネットをこわしちゃった』からの引用があり、訳詞者から許可が出なかった事*43」の2点が問題となり、22年の時を経て封印という珍しい事態になった。

◇autism-自閉症-
黒夢のアルバム『迷える百合達~Romance of Scarlet~』に収録されていた曲。
自閉症の表現方法自体に問題があり、というか作詞者が自閉症を理解しておらず一時的な精神疾患の様に表現されている(自閉症は先天的な発達障害である)。
自閉症協会より苦情が出たためにこの曲が収録されていたアルバム2枚とPV集、ライブビデオが一時販売中止に。再販分からはこの曲を抜いてリリースされている。
但しカラオケでは「歌ではない」という判断なのか配信は止まっていない為、一応Vo「自分」にして聞く事は可能。

◇JUST BALLIN' NOW
中川家のお兄ちゃんに「HIPHOPdisってんじゃねぇよメーン」と強烈な発言をしたヒップホップDJ、D.Oのセカンドアルバム。
発売直前にD.Oがコカイン所持により逮捕、その後発売予定だった『なめんなよ』と共に発売中止となった。

◇Ultra Music Power
Hey! Say! JUMPのデビュー作、そしてグループを代表する曲。
しかし、歌詞の初っ端から「Johnnys'」が出てくる事から、故・ジャニー喜多川の性加害問題を連想されるとして、2023年10月に今後この曲を歌唱しない事が発表された。
翌年11月にグループの楽曲がサブスク解禁された際にもこの曲は配信されず、カップリング曲の「Too Shy」のジャケット写真からも曲名が削除されている。

◇ドリフター
筋肉少女帯がインディーズ時代に発表した、ザ・ドリフターズのうち高木ブーを除く4名をネタにした楽曲。高木については別曲「高木ブー伝説」にて取り上げている。

「ドリフター」はインディーズ時代のアルバム「ノゾミ・カナエ・タマエ」(1987年)に収録されており、筋肉少女帯のメジャーデビュー前に日テレ系の深夜番組「11PM」で披露されたが、どう見ても4名に対する名誉毀損としか思えない不謹慎な歌詞のため*44、筋肉少女帯のメジャーデビュー時に「高木ブー伝説」共々封印された*45

その後「高木ブー伝説」は高木本人の許諾が得られたため、アレンジなどを一部変更して歌詞はほぼそのままに「元祖高木ブー伝説」として1989年に発売。変更前の物についても、1993年に発売されたベスト盤「筋少の大水銀」に「高木ブー大伝説」と改題して収録された。但しインディーズ時代の音源ではなく、メジャーデビュー時に録音し塩漬けとなっていた音源である。
しかし「ドリフター」は永久封印されたままであり、JASRACのデータベース「J-WID」にも楽曲そのものが(曲名さえも)未登録である。

◇岡田ロック
これまた筋肉少女帯の作品。自死したアイドルの岡田有希子や俳優の沖雅也をネタにした不謹慎な内容で、メジャーデビュー後は完全封印された。但しドリフターと違い「J-WID」には曲名が登録されている。

◇来たるべき世界
筋肉少女帯の主要メンバーである大槻ケンヂと内田雄一郎、そして現在は劇作家として活躍しているケラリーノ・サンドロヴィッチがインディーズ時代に結成していたユニット「空手バカボン」の楽曲。
YMOの代表曲「ライディーン」に無許諾で歌詞をつけた上に、作曲者も「空手バカボン」表記にしていたもの。当然この様に明白な著作権侵害作品が公式作品として表に出せる訳もなく、インディーズ時代のCDに収録された音源が、現在ではネット上で細々と無断アップロードされている状況となっている。
一応、J-WIDには「来たるべき世界」の曲名のみ登録されている。
なお「ライディーン」の作曲者でYMOメンバーの高橋幸宏は生前、音楽イベント「WORLD HAPPINESS 2015」にて大槻ケンヂと内田雄一郎に「来たるべき世界」の演奏を許諾するという懐の深さを見せていた。

◇アンサー
2022年、ニコニコ動画のボカロ曲投稿イベント「無色透名祭」で投稿された楽曲。作者はiron。題名と作者は当初存在せず、再公開時に明らかになった。
投稿直後から人気が急上昇しランキングでトップを獲得したが、PEOPLE 1の「銃の部品」にメロディが酷似しているという指摘が相次ぎ、一度運営の判断で非表示措置が取られた。
その後再投稿され、ironが「アンサーは銃の部品のオマージュである」と釈明したが、本家のPEOPLE 1から声明を出された事をきっかけに*46、謝罪し再び非公開となった。

◇愛しすぎてるサザエさん/サザエさん出発進行
「まんが名作劇場 サザエさん」(いわゆる火曜再放送版)の3代目OP・ED曲として制作された水森亜土の楽曲。
1979年5月にレコードが発売されるも程なくして廃盤・回収され、テレビ放送での使用もわずか数回に留まった。
当時のフジテレビ側のプロデューサーである大橋義輝は「長谷川町子の姉・毬子が『水森の声がサザエのイメージに合わない』とクレームをつけたから」と後に証言している。
2013年にユニバーサル・ミュージックから発売された公式CD「サザエさん音楽大全」には当初収録が予定されていたものの、CDの容量的な問題で最終的に削除されている。

◇ざぁこ
ボカロP・柊マグネタイトによる歌愛ユキのオリジナル楽曲。
内容はユキにに終始罵られるというもので2025年2月9日に公開されたが、高速で3枚の絵が切り替わってるところが性的なものを意識した上で規制して隠してる様に見える点や、「変態」などの言葉を言わせてる事に対して主に海外からの批判が殺到*47。公開後1日もたたずに作者自ら不適切な表情があったとして封印された。よく「運営に消された」と言われるがそれはガセ。
その後3月10日に 「雑魚」 とタイトルを変えて再リリースされた。ボーカルを亞北ネルにし、一部シーン差し替え等の相違点が見られる。
また当初は尊師マーチに似すぎたのが問題視されたのでは?という声もあった

◇田中秀和の楽曲
田中秀和とは、アニメ・ゲーム関連で数多くの人気楽曲の作曲・編曲を手掛けてきた、界隈では知らぬ者はいない天才ヒットメーカー。
…だったのだが、 2022年に当時10代の少女に対する強制わいせつ行為で逮捕。 更にその後の捜査で 10年以上前から盗撮、電車内での下半身露出の余罪、加えて14歳の時に強制わいせつの前歴もあった 事が明らかになった。
こういった経緯もあり、現在は田中の関わった楽曲の多くが事実上の封印状態、又は聴く事はできてもクレジットから削除といった措置となっている。

一例としては、アイマスシリーズ(特にデレマス)と『アイカツ!』の2作品。両作ともライブ等のイベント関連も重要な要素であるが、前述の通り後に判明した余罪があまりにも酷いものであったのもあり、そういった場での披露が絶望視されているのはあまりにも痛いと言わざるを得ない。
アイマスに関しては関わった楽曲はサブスクから全て除外。逮捕以降のイベントでの物販でもCDの販売は行われておらず、ライブにおいても関連楽曲は一切披露がなされていない。
『アイカツ!』に関しては現在でもサブスクでの配信こそ行われているものの、前者同様イベントでは楽曲の披露も行われておらず、場合によっては別ユニットとデュエットという形が取られている為、こっちの方が時期とか色んな意味で悲惨とも言えるだろう。
なお『シンデレラガールズ』アニメ版BDの再販版BOXにおいては「田中秀和(MONACA)」との表記があり、さすがに作曲者の表記がないのは不自然との判断か当時名義で残されている模様。

◇一発屋ブルース
嘉門タツオによる一発屋をテーマにしたコミックソング。
その歌詞は誰の事を言ってるのか一目瞭然な代物であり、収録予定だったアルバム「お調子者で行こう」発売1週間前にレコード倫理審査会からクレームが付き発売延期となり、既に出荷済みだったものは回収・破棄される事態に。その後、同様にクレームが付いた「業界人間ベム」は歌詞を一部差し替えて収録されたが、本曲はそのままお蔵入りとなった。
その後ライブやテレビ・ラジオでは何度か流されたものの、CD収録は永久に不可能と言われている。

◇Hysteric Blueの楽曲
1990年代後半−2000年代前半に活動した女性ボーカルのスリーピースバンドで、1999年には代表曲「春〜spring〜」で紅白歌合戦にも出場したが、活動休止中の2004年にリーダーのナオキが強姦・強制わいせつ容疑で逮捕された事でバンドは解散。同時に全CDが廃盤・回収となった。
その後ナオキは懲役12年判決を受け、2016年に一度出所したものの2020年に同罪で再逮捕され懲役1年2ヶ月の実刑判決となった事もあり、現在も封印解除の見込みはない。
なお、 封印されているのは当時のソニーミュージックから発売され回収されたCDの音源のみ で、「春~spring」~などを始めとする楽曲の作詞等にはナオキが関わっていないため、現在でもセルフカバー等が歌われている。

ドラゴンボール改(1期)のBGM
BGMに盗作が発覚した為、人造人間編以降はZと同じものに変更され、再放送版もBGMが差し替えられている。詳細は当該項目参照。

◇「シナリオ」と「BLACK OUT」(BeForU NEXTによる楽曲)
KONAMIのBEMANIシリーズであるギタドラシリーズでかつて収録されたコナミオリジナル楽曲。2009年稼働のV6ではBeForU関連の楽曲5曲が削除されてしまい、2010年のV7では5曲の内3曲が復活したが、残る2曲は未だに復活していない。

◇ダメテトマカロン
2026年に公開された初音ミク・重音テトオリジナル楽曲。
しかし、MVの映像は多数のボカロ曲を露骨にパクっており、それに加えてイラストに生成AIを使用していたため炎上。一応投稿者は多少の炎上や賛否が起こる事も想定していたと思われるが、「自分が世に出した作品が、パロディの枠を超えた度の過ぎたものであったことを痛感しております」と謝罪声明を出し、MVは非公開となった。
なお、曲自体は問題がないとみなされているのか、アートトラックとして現在でも公開されている他、一部歌詞やメロディーを修正した「ダメテトゾンビ」が投稿されている。

◇ジギ(初期版)
宮守文学とDYES IWASAKIのコラボによる鏡音リン・レンオリジナル楽曲だったが、サビ部分のフレーズにvalknee「ぷに」との類似部分がある事が指摘され、非公開となった。

◇ミュージカル テニスの王子様4th 全国大会 青学vs立海 前編における一部サービスナンバー楽曲
2003年に初演を迎え、約四半世紀の間男性俳優の登竜門とされてきた本作だが、2026年7月30日に、音楽担当のYuが、不同意性交の疑いで逮捕された報道を受け、 広島公演以降のサービスナンバーの一部楽曲が変更、それに伴う演出変更 をしての上演となった。
本人は容疑を認めているものの、女性ファンが大半を占めるテニミュにおいて、こちらも婦女暴行が作品全体のイメージ低下に繋がると判断されたため封印され楽曲も変更されたとみられる。
前述した作品そのものの封印に比べればまだマシな方だが。
こういったこともあり現在ではYuが制作に関わった曲の多くが封印またはクレジット削除措置が取られている。

◇愛の旋律
アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』に登場する高山紗代子豊川風花ジュリア二階堂千鶴からなるユニット「chicAAmor」による楽曲。2021年の生配信で本楽曲を実装するゲーム内イベントの開催が発表され、番組内でMVが公開された。
しかしHey! Say! JUMPや山田優の曲に似ているという問い合わせが相次ぎ、実装イベント開始一時間前の土壇場でイベントが中止され、MVも非公開になった。
様々な噂もあるが、これについては現在もしっかり裏取りがなされておらず、意図的に似せたのか偶然似てしまったのかは判然としない。

◇電脳殺意(初期版)
Neruによる重音テト・音街ウナ・鏡音レンオリジナル楽曲だったが、歌詞中の「FINNA」という単語が「アフリカ系アメリカ人が使う言い回しを余所者が使うな!」という非難が海外から殺到し、削除された。
だが、これは言うなれば「特定の地域の方言を余所者が使うな!」というようなあまりにも排他的なものであり、差別的用語でもないのに理不尽な言葉狩りであり、前述のざぁこ以上に理解しがたい所がある。

【CM】

基本的に期間限定での公開を前提に制作されるため判断が難しいが、中には明確にクレームを受けて放送中止になった(とされる)ものも存在する。

◇コルゲンコーワ
日本で初めて苦情で打ち切りになったCM。
カエルの人形に対して子役が「おめぇ、ヘソねぇじゃねぇか!僕描いてやる」とお腹に×マークを描き「生意気だぞ。何とか言ったらどうなんだい」と人形を叩くと言う描写に母親達から「言葉使いがヤクザの様で良くない」「おヘソが見えにくい子供がいじめられる」とクレームを受けた。

◇ハウスシャンメン しょうゆ味
1975年のCM。キャッチコピーの「 私作る人、僕食べる人 」が性別役割分担の固定化につながるというクレームを受け、約2か月で放送中止となった。
この件は当時大きな話題となり、日本におけるジェンダー問題が一般化した最初の事例として、現在では教科書に載る程有名なものとなっている。

◇政府広報 母と子
通称「キッチンマザー」。覚せい剤中毒となった母親の横で子供が「ママー!」と泣きじゃくる様子がリアルに描かれ、「怖すぎる」「やりすぎ」などの苦情が寄せられた。
当時印象に残った人が多かったのか、劇場版『伝説巨神イデオン』のプロモーションイベント「明るいイデオン」では公募作品を元に公式スタッフの手でパロディされている。よりによってパイパー・ルウとフォルモッサ・シェリルで。

◇アサヒビール ビアカクテルBe
カラースプレーで着色された子猫に、動物虐待だとの抗議が動物愛護団体から寄せられた。

◇SONY ドデカホーン
タイの寝釈迦像を思わせるキャラクターがドデカホーンの音で目を覚ますという内容に対し、タイ政府が「仏教国タイの崇拝する信仰仏を商業広告に用いる事は、敬虔な仏教徒の気持ちを侮辱するものだ」と抗議をしたため。
近年でも仏教に対する考え方の違いから日本人の行動がトラブルに発展するケースは多い様だが、わかり易いケースと言える。

◇サンヨー 新テ・ブ・ラコードるす
赤い袋に入れられ、身動きが取れない状態の所ジョージの描写が障害者団体からクレームを受けて放送中止に。

◇公共広告機構 チャイルドマザー/チャイルドファザー
赤ちゃんが泣いている中、母親(父親)がおしゃぶりを咥えて虚ろな目をしている描写に「怖い」「やりすぎ」とクレームが寄せられた。
親子・子育て問題を扱った回はわりと頻繫に「ACだからと言っても、どこまでネタとしてやっていいのか」で意見が分かれてしまいクレームに発展しているのだが、放映中止措置となったらしき作品は長らくこの時位だった。

◇公共広告機構 あなたのためだから
これも同じく親である層からのクレームで放映中止となった(とされている)。
いわゆる教育虐待を扱った内容だったのだが、さすがに受験シーズンに「ACによる穴埋め」で流れたのはマズかった。
一方で ACジャパンによる作品説明(外部リンク) では、
「子どもの心や身体が耐えられる限度を超えて教育を強制することを「教育虐待」といいます」
「教育なのか虐待なのか?その線引きは非常に難しいですが」
「行き過ぎた教育になっていないか?子どもの心を尊重しているか?を問いかけます」
としており、勉強重視の方針そのものまでは否定していない作品であったことは留意してもいいだろう。

◇公共広告機構 知層
読破した本を「地層」に見立てる事で読書を奨励する作品。
視聴者からも高く評価されていたが、東日本大震災の発生により「ACのCMだけで埋めないといけなくなった局が多数出ている事もあり、 (地層のズレにより発生する災害、地震が起きた中では)地層を題材や比喩表現にする事自体が不適切 」としてやむなく放映中止に。

◇日本ポラロイド i-zoneヒッパレー
モーニング娘。のメンバーが出演。矢口真里の流血死体姿に視聴者からクレームが寄せられた。

◇プレイステーション SIREN
死んだはずの娘が「お母さん開けて」と呼びかけながら窓を叩き、それを見た母親が悲鳴を上げるという内容が怖すぎるとのクレームが殺到した。

◇日清食品 カップヌードルポーク
夕焼けの中、トラックに乗せられたカップヌードルを子豚が「ママー!」と泣きながら追って走る描写に「子供がショックを受けた」とクレームが寄せられた。

◇田辺製薬 アスパラドリンク
CM内でアスパラマンを演じていたタレントの不法滞在が判明したため。

◇am/pm 魔女のお弁当工場
魔女が働くお弁当工場で保存料がどっさり掛けられた後「am/pmのとれたて弁当は保存料ゼロ」と表示される。
要は他のコンビニチェーンの弁当には保存料がたっぷり使われているという扱いに当然ながら他社から苦情が殺到し、僅か3日で打ち切りに。
一説には放送を開始したその日の午後には打ち切りが決まったと言われている。
その短命ぶりから目撃情報も少なく、長らく「幻のCM」と呼ばれていたが、2021年に映像が発見され話題となった。

◇セコム
飼い犬に見立てた男性が、通行人や訪問者に「誰!?誰!?」といちいち大声を出す内容が「うるさい」「くどい」とのクレームを受けた。

◇NOVA(初期放送版)
マスコットキャラクターNOVAウサギを使ったCMで、後ろから走ってきたバスに乗っている男に耳をもぎ取られたNOVAウサギが「ムキー!」と怒るという内容。
なお直後に生える。
耳をもぎ取る描写が動物虐待だとクレームを受け以降は別物に差し替えられた。

◇たまひよ
最初に母親が赤ちゃんの頬にキスをし、次に父親がキスをし、最後に夫婦がキスを交わすという内容。
夫婦のキスシーンがあまりにも生々しすぎて教育上よろしくないとのクレームを受けた。

◇サントリー アイ・ラブ・ベジ
CMに登場する野菜男の顔が凸凹で気持ち悪いとクレームを受けた。

◇マクドナルド スポンジ・ボブ ハチャメチャびっくり編
通称「ハッキョーセット」と呼ばれているが、 あまりにもうるさ過ぎたため キャンペーン終了前に打ち切られ、公式サイトからも早い段階で削除された。詳細は当該項目参照。

◇大塚食品 マッチ
「高校生しか飲んじゃダメ」「大人が飲んだら逮捕だぞ」というCM内の文言が、年齢差別を連想させて不愉快との抗議が寄せられた。

◇アサヒビール くつろぎ仕込
男性の膝に寝そべった北川景子の手が男性の股間に当たっていて卑猥だとのクレームを受けた。

◇UHA味覚糖 ぷっちょ
AKB48のメンバーがぷっちょを口移しリレーする内容が不衛生で気持ち悪いとのクレームを受けて差し替えられた。
のちに虚構新聞にもネタにされた。

◇アサヒ飲料 WONDA
ICカードが反応せず、ゲートを通れずに困っている島崎遥香を先輩社員が代わりに自分のICカードをスキャンしてゲートを通すという内容が「セキュリティ上に問題がある」「他人のICカードで入館するのはセキュリティに反している」とネットでクレームを受けた。

◇HOKUTO
スーパーで鈴木砂羽に要潤が「普通のキノコと立派なキノコ、味がいいのはどっち」と耳元で問いかけ、自分の股間を触らせるという内容があまりにも下品だとのクレームを受けた。

◇ANA INTERNATIONAL HANEDA
金髪のカツラをかぶり、大きい付け鼻を付けたバカリズムの姿が「外国人をステレオタイプ化していて差別的だ」とのクレームを受けた。
この手の変装は『笑点』の大喜利でもしばし実施していたが(外国人になって一言系のお題)、これ以降はお題に出す事も少なくなっている。

◇KIRIN 本搾り
CM内に登場するカエルのキャラクターが、未成年者の関心を誘い、飲酒を誘発しかねないとアルコール問題を扱う団体からクレームを受けた。

◇東京ガス
就職活動に苦戦する女子学生の姿がリアルに描かれていて、見ていて辛くなるという声が多く寄せられた。
一方で、CMで描かれた母子の温かいやり取りに感動したという意見も多い。

◇Google Pixel(フワちゃん出演分)
フワちゃんが2024年にお笑い芸人のやす子に対し問題発言を行い大炎上。
これを受けGoogle側が「消しゴムマジック編」などのフワちゃん出演分の公開を停止した。
写真に写り込んだ人物を編集で消す機能の紹介をした人物が消されてしまうとは皮肉な話である

◇SoftBank、タイミー(中居正広出演分)
2024年年末から報じられた氏の女性トラブル問題から、当該するCMは公式サイトから削除された(後に氏は芸能界を引退している)。

◇アサヒスーパードライクリスタル(吉沢亮出演分)
吉沢が2025年1月自宅前マンションの隣の家に侵入する事案が発生。
調査の結果常習性はなく、泥酔による勘違い*48であり、所属事務所のアミューズによる迅速かつ適切な対応もあって炎上騒動は最小限に留まったのだが、酒のCMに出ている人間が皮肉な事に酒に酔ったせいで犯罪行為を行ったというのが大問題になってしまい結果、謝罪後にCM契約が解除された。
酔わない人のためのビールというキャッチコピーなのに、泥酔でやらかしたらクビも当然の事である

◇マルちゃんZUBAAAN! × ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
ゴジュウユニコーンに変身する角乃を演じる今森茉耶がスーツアクターとの不倫疑惑が持ち上がった事で即公開中止に。お陰でゴジュウイーグル/猛原禽次郎だけ麺ゲージできない羽目に。
「担当者決め」篇というタイトルから第2弾以降も予定されていたと思われるが全てお蔵入りになり、同時に東洋水産自体がゴジュウジャーのスポンサーから撤退している。


【YouTube】

当初は一般人の投稿動画が主だったものの、HIKAKINの様にテレビ出演に活躍の幅を広げたYouTuberが増えた事、
江頭2:50やオリエンタルラジオの中田敦彦、「カジサック」名義で動画投稿をしているキングコングの梶原雄太等芸能人のYouTuberが増えた事等から一気に間口が拡大。
その反面、過激な動画を投稿して逮捕される炎上系YouTuberの増加や、著作権を無視した違法アップロードの増加など新たな問題が起こっている。
近年は芸能プロダクションによるマネジメントが行われている事が多いため、一時期に比べるとコンテンツの質は上がりつつある。それでも人間が作っている以上不祥事は避けられず、結果として封印となる動画も。
尚、ここでは元々公開期間が限定されていた動画や権利者削除された動画は除外し、あくまで苦情や炎上で削除された動画を挙げる。

◇【開封】かまいたちがポケモンカードを開封して幻の101を狙う!
かまいたちの公式チャンネル『かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ』にて行われた企画。
動画名の通りかまいたちの2人がスタッフの買い込んだポケモンカードの中からレアカードを探す…と言う内容だが、なんとスタッフが「ちょっとだけ値段プラスされて通販で売られてたりとか」と転売ヤーからの購入を匂わせるコメントを残し動画のコメントは炎上。2人ともポケモンカードに詳しくなく、あまり乗り気で無かった事も批判の的になった。
スタッフはチャンネルのコミュニティーで「本日公開した動画に関して、ポケモンカードに対する認識・配慮が至らない動画であった為、削除させていただきました」とコメントし、謝罪。動画は削除となった。

◇帝京野球部の後輩に突然アラートラン!
とんねるずの大きい方」「貴さん」こと石橋貴明の公式チャンネル『貴ちゃんねるず』で行われている人気企画・アラートラン。
コロナ禍で潰れそうな店に貴さんが訪問し、忖度のないコメントでジャッジする内容なのだが…
タイトル通り帝京野球部の後輩が経営する寿司店は予約制にも拘らずスタッフが日にちを変えて訪問した事*49や貴さんの「普通」というコメントに対して店の女将が公式ブログで「今まで何百人のお客様にこの赤利尻をお出ししましたが『普通』と言われたのは初めてで『マジか?』と、ちょっとビックリしました」「タカさんからは『薄い』と文句を言われましたが、当店ではとっても人気のまぐろの漬け」と愚痴ともとれるコメントを書き込んだ事*50で「企画の意味を理解していない」「あくまで貴さんは感想を残しただけなのにそこまで言う事はない」とコメント欄が炎上。
Googleの口コミにまで影響が出たため、貴ちゃんねるずのスタッフ側が「関係者側への嫌がらせは止めて欲しい」と諫めた上で店側に謝罪。該当動画は削除された。

◇【検証】「生肉食ったら腹壊す」って本当なの?
◇塩酸で散髪してみた
◇【超訳ぐりとぐら】「てつとゆめ」
いずれも東海オンエアの動画。
1番目はてつやが焼肉用の牛肉を生のまま食べるというもの。2番目はへきトラハウスとのコラボ動画でしばゆーの顔に塩酸をかけるドッキリ企画。いずれも内容が過激すぎるため非公開に。
3番目はぐりとぐらに扮したてつやとゆめまるが元ネタ同様巨大カステラを作るというもので、地元である岡崎市も撮影に協力したが、ぐりとぐらの出版社である福音館書店からの著作権侵害の訴えを受け2022年に削除された。撮影協力した岡崎フィルムコミッションの公式サイトにてメイキング映像も公開されていたが、それも現在は非公開となっている。

◇江頭2:50初のゲーム生配信 ファイナルファンタジー7リメイク
◇「旨辛トルコ名物! 伝説のケバブ風味 ポテトチップス」試食動画
お笑い芸人・江頭2:50の公式チャンネル『エガちゃんねる』で公開された動画。
前者は以前の動画で大量のフィギュアを収集しているなどFINAL FANTASY Ⅶファンである事を公言していた江頭2:50がFF7Rをプレイするという内容で話題になったのだが…。
実際には江頭2:50が話していた「リメイク前のFF7クリア済み・プレイ時間80時間」とは思えない反応を連発*51し、そもそもゲーム初心者としか思えない様子だった。
加えてスタッフであるブリーフ団が異常に出しゃばり江頭2:50が実質ラジコン状態、挙句の果てには「ここでチンコ出しときましょう!」と発言するという態度から視聴者の反発を招き、炎上。動画は削除となった。
後者はファミリーマートとのコラボ商品であるケバブ味のポテトチップスをケバブの本場であるトルコに行って現地の人に試食させるという内容だっだが、原材料にポークエキスパウダーが含まれるのに気付かぬまま豚肉食をタブーとしているイスラム教徒のトルコ人に食べさせたのが問題になってしまい*52、後日現地人に謝罪の上、動画は削除となった。

テイコウペンギン 「穴」
星新一のSS「おーい でてこーい」をベースとした動画だが、著作権侵害と判断されて封印された。実際星新一の公式サイトで該当する様な記述がある。

全力回避フラグちゃん! 「マゾヒストになるとどうなるのか?」「本当に怖い世界の拷問」
特に年齢制限もなく公開されていたが、突然非公開に。内容が問題視されたという説があるが、過激な表現があっても年齢制限をつけて公開されているエピソードも存在しており、制作会社が同じアニメの主人公がドMになる話は特に問題視されてないため真相は不明。一時は有志による吹替版で見られたが、そちらも現在は削除されている。
なお、ライトノベル版に似た様な話が収録されており、後に公開された動画では別の人物がドMになるシーンがある。

円満解決!閻魔ちゃん 「美少女の体がお菓子になるとどうなるのか?」「メンヘラ女の本命チョコがヤバすぎた」「好みの女の子が届く『宅配サービス』ができるとどうなるのか?」
前の2つは食品に異物を混入させるシーンがあるため。
「好みの女の子が~」は主人公がゴーレムを量産して売りさばいて儲けようとする話だが、人身売買をテーマにしていると誤解されかねないため封印。
なお、この回の後日談「美少女が手に入る!?人間福袋ができるとどうなるのか?」の方は封印されていない。

混血のカレコレ 「花吐き病になるとどうなるのか?」
時期は不明だが突然非公開に。理由も公式からは明かされていないが、花吐き病は松田奈緒子の“花吐き乙女”が元ネタである関係上*53、出版社側から削除要請が来てしまった説が有力。

◇ザコシの動画でポン! 「誇張しすぎた真木よう子」
「ザコシ」ことハリウッドザコシショウによる「誇張ものまね」シリーズの一つ。
当時吉本興業に所属していた芸人・プラスマイナス岩橋による暴露を聞いてインスタライブで激怒する女優・真木よう子の様子を「ティンコンカンコン」という独特の表現で披露したが、当の真木本人がザコシと岩橋のせいで拒食症になり入院した様子をパートナー(後の夫)がInstagramにアップロード。
ザコシの所属事務所・ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)はお詫びのコメントを発表し、即座に削除を決定。
ちなみに真木側のインスタの一部投稿も医療従事者から指摘*54があり削除された。
ザコシ側は事務所側が迅速な対応をした為炎上を最小限に食い止めた一方、真木側は 上述の稚拙な画像から逆に炎上してしまう事態になってしまったのは何とも皮肉である
真木は福山雅治を見習うべきだったという声もあったとかなかったとか

◇人気者を捕まえろ! ヒカキンおにごっこ 2022夏
HIKAKINのチャンネル登録者1000万人突破を契機に「本当に撮ってみたい夢の動画」として1億3000万円を投じて開催した企画。
富士急ハイランドを貸し切り、ヒカキン率いる「オニキン軍団」から逃げ切ったら1人100万円の賞金が獲得できるという気合の入ったもので多くのYouTuberが参加し大きな話題となったのだが、企画開催後に「撮影中に逃げ切った人の数を少なくするための不正があったのではないか」という疑惑が浮上。
これを受けて調査を実施したところ、企画中にカメラマンが転倒して負傷し、更に体調不良を訴えたチャレンジャーが現れ、それの対処で中盤に約10分程度ゲームとしてうまく行われていない時間が発生。スタッフは「やり直しの意図でアクシデント分の10分間を追加させて頂こう」と判断して10分延長したがチャレンジャーにその事がうまく伝わっていなかった事が発覚。
後日HIKAKIN本人から謝罪動画が投稿され、上記の事を説明した上で動画は非公開となった。
なお、同じYouTuberであるヒカルもこの件について取り上げている。

◇Mrs.Green Apple『コロンブス』PV
コカ・コーラが自社の音楽プラットフォームの宣伝用に公式チャンネルで公開したテーマソングのミュージックビデオ。
「様々な歴史上の人物が集まり旅をする」というコンセプトのもと、メンバーがベートーベン、ナポレオン、そしてコロンブスに扮して撮影を行ったが……
「類人猿達に西洋音楽や乗馬を教え、人力車を引かせる」といった内容が人種差別的、植民地主義的と批判を受けPVの公開が停止された。

◇【検証】眠れる薬vs目覚める飲み物どっちが勝つの
◇日本で1番ヤバい心霊スポット。慰霊の森に行きました。
いずれもはじめしゃちょーが投稿した動画。
前者は睡眠改善薬「ドリエルEX」1錠をエナジードリンクモンスターエナジー」で服用し、薬の睡眠導入作用とカフェインの覚せい作用のどちらが強く出るのか検証するというもの。
しかし公開後、ドリエルEXの販売元であるエスエス製薬などから健康面での危険性が指摘。それを受け後日はじめしゃちょーの所属事務所・UUUMから「不適切な内容と判断し、本人と話し合った上で公開を取り止めました」という謝罪コメントが発表され、動画は削除された。
後者は岩手県の慰霊の森(現:森のしずく公園)を取り上げた動画だが、慰霊の森は1971年に発生した全日空機雫石衝突事故の犠牲者の追悼施設だったため「犠牲者を幽霊扱いするな」と炎上。後日謝罪の上動画は非公開となった。

◇フェルミ漫画大学の一部の動画
2010年代後半にかけて、YouTubeでは今でこそ珍しくない「漫画系動画」の先駆者としてスタートし、多くのフォロワーを手にした「フェルミ研究所」だったが、2021年に更新停止。
2021年から「フェルミ漫画大学」として、自己啓発系の本やビジネス書を紹介するチャンネルとして再スタートした。
…のだが、その中に「若者達に夢だ希望だという虫のいい言葉で洗脳し、自己啓発とは名ばかりの搾取とタダ働きをさせる悪徳ネットワークビジネス集団」の師匠とされる人物や、彼らの執筆した本を幾つか紹介してしまった。
彼らは法律的には違反していないため、「フェルミ漫画大学」が動画で紹介する分には何の問題もなかったのだが、かつてその集団に洗脳された被害者達の目に留まり彼らが声をあげたため、該当集団に関わる幾つかの動画が削除されるに至った。

◇オンナノソノの一部動画
現代女性の生態を漫画化したものだが、一部の動画がレインボーなど複数の芸人のネタと内容が酷似しており、ファンの指摘からそれを知ったレインボーのメンバーであるジャンボたかおが抗議を表明。運営側の調査に対し当人は盗作があった事を認め謝罪し、当該作品を削除した。
ちなみに、レインボーは「 人のネタパクってYouTubeに載せてる友人にブチギレる男 」という本件を皮肉ったコントを配信。視聴回数が59万回という驚異的な伸び*55を見せた。

◇松原タニシの一部動画
事故物件住みます芸人として知られる松原タニシが居住経験のある家屋を紹介した中の動画で、被害者の遺族が心霊コンテンツとしてアップロードする事を止める様に別のYouTuberを通じてコメントを発表。
松原タニシの所属事務所である松竹芸能は「当該動画では物件を示す表現はなされておらず、また、これまでの活動の中でも故人の方を幽霊と表現したことはございません」としつつ「しかしながらご遺族様のご心情を鑑み、当該動画の削除、ならびにご指摘いただいた物件の話は今後一切発信致しません」と発表。関係動画は封印された。

◇バキ童チャンネル「エチョナの裏側にいる人が真実を告げに来てくれた」
お笑いコンビ・春とヒコーキのチャンネルに投稿された動画。
エチョナはエッチな女(命名者:ぐんぴぃ)の総称で内容はいわゆる裏垢女子に関するものなのだが、動画の中で生成AIを使用したビジネスを好意的に発信している部分がある事や、概要欄に性産業の人員募集フォームのリンクを貼ってあった事が問題視される。
これを受けて後日、本人のXにて謝罪文が掲載され動画は削除された。

◇兎田ぺこら ポケモンエメラルドガチャ配信&色違いミュウを捕まえる配信
ホロライブ所属VTuber・兎田ぺこらによるライブ動画で、過去にイベントで配布された「ふるびたかいず」というアイテムを求めて同ゲームの中古品を買いあさりデータを見ていくというもの。
2回目の配信で引き当てたものの、その説明文が正規品と異なっており*56、違法改造されたROMではないかという疑惑が噴出。
しかしぺこらは投げ銭を始めとする各所での「違法なものではないか」という指摘をスルー。翌日に別のライブ枠を建て、その違法疑惑が残ったROMを使って色違いミュウを捕まえる*57配信をそのまま行ってしまう。

動画単体だけなら偶然違法なROMを引いてしまったと言えなくもないが、指摘後も配信を強行した事から違法なものだと認識してなお配信したという疑惑が広まり、一時期は Xで「違法ROM」と検索すると兎田ぺこらというワードが出たり同氏のアカウントが関連性の強いものとして出てくる 程炎上。
一週間近く経っても全く鎮火せず各地で話題にされる中とうとう任天堂の耳にも入り、「兎田ぺこら個人」ではなく 「親会社であるカバー株式会社及び所属タレント全体」に対して任天堂からガイドライン違反の警告を受ける 引用 )という事態にまで発展。公式では“ゲーム配信におけるガイドライン違反を疑われる内容について”と具体的な詳細はぼかしているが、時期的に同氏の配信なのはほぼ確定だろう。
権利者削除だけは免れたものの、任天堂の要求通りにこれら3本の動画は非公開となった。

あはれ!名作くん「しりとり」
YouTube限定で公開されたエピソード。
内容はつる公とノキオが悪口でしりとりをするというものだが、悪口がどんどんエスカレートしていき最終的に 「クスリやってんの?」「脳に障害があるのかな」 など普段とは想像がつかない暴言や差別的な発言が飛び出してしまい、当日のうちに公式から謝罪コメントが掲載され封印された。
なお、当時監督が 「普段*1なら言えない事を言わせる」 という旨の発言をしていた他、製作委員会を通さずに制作会社の独断で台本をチェックしていた背景もある。しかし声優達からすれば完全なとばっちりである。

ONE PIECE公式 ONEPIECE1000LOGS 記念企画って何やってんの?
超有名漫画ワンピースの連載1000話突破記念で行われる企画の内容を、メディア担当*58とジャンプ編集部が解説していくという動画。
解説の最中にメディア担当のスマホを使ったのだが、そこで エロ漫画割れサイトの利用形跡 が映ってしまう。当時の漫画業界の例に漏れず集英社も海賊版撲滅を訴えていた中での出来事だったため、「 マンガを作る側なら割れサイトを使ってもいいのか 」と大炎上。アーカイブは封印された。
一応公式的には「アーカイブ処理に時間がかかっているだけ」らしいが、この生放送が行われたのは2021年の1月。それが事実だとして項目執筆時点で4年以上経過しており、他に類を見ない不自然な事態なのは間違いない。

◇チョコプラのウラ『稲田さんの件から誹謗中傷を考える』
お笑いコンビ・チョコレートプラネットのサブチャンネルで行われているトークコーナー。
IKKOさんこと松尾の「素人はSNSをやってはいけない」「誹謗中傷の基準は俺が決める」という発言に非難が集中し*59、後に発言を謝罪。該当動画は削除されついでに長田は坊主になった。

Ado『愛して愛して愛して』PV
オリジナル版の作者であるボカロP・きくおの承諾を得て「歌ってみた」動画を公開した……のはいいが、動画の赤卵とイラストのさしみやまのユニット「さしたま」の作成物を無許可で使用していた事が2年越しに発覚。
公式側は“当初これを元にオマージュする予定だったが、事務所側の不手際で無断使用してしまった”と明かしている。該当動画は削除されたが、差し替えた上で再公開されるかは現状不明。
なお、ライブ音源の方は演出が異なるため現在も視聴可能な他、同曲のカバーが収録されたアルバムに関しても同氏の作成物は使われていないため回収などの措置は取られなかった。

◇ウラ漫 ー漫画の裏側密着ー【小学館マンガワン】の投稿動画
「マンガワン」編集部に所属する編集者や漫画家に密着する動画を投稿していたチャンネルだが、2026年にマンガワンで連載されていた「堕天作戦」の作者が過去に性犯罪で逮捕されていた事が発覚したため全動画が非公開に。
一部作家によるマンガワンでの連載ボイコット運動が行われている以上今後の解禁はまずないだろう。

◇にじさんじ所属ライバーの一部歌ってみた、歌枠等の一部シーン
2026年3月6日頃からライバー(卒業生含む)の一部歌ってみたが非公開になり、歌枠の一部がカットされる事態が発生。
公式からは「権利者の都合」としか明かされておらず、視聴者からは「該当アーティストが別のレーベルに移籍する関係上、権利者が変わるので権利承諾などの手続きによるものなのでは?」と言われているが、移籍先のレーベルが権利関係に厳しいとの噂もある為、再公開を絶望視する声も。

◇歌舞伎超TV・歌舞伎超裏TVの2025年6月以前に投稿された動画
「軍神」こと心湊一希がプロデュースし、ABEMAの『愛のハイエナ』の「山本裕典、ホストになる。」の企画でも有名となった東京・歌舞伎町のホストクラブ「Lillion」「LiTA」「MIST(現・SiVAH)」「LATTE(閉店済み)」をメインとしたホストクラブのエルコレグループでの店舗の出来事を取り上げたドキュメントチャンネル。
『愛のハイエナ』との相乗効果もあり人気を博していたが、2023年12月にLATTEに所属していたホストと店長が詐欺事件に関与していた疑いで逮捕された影響で店舗自体も閉店したため、「LATTE改革編」の動画が非公開となった。
また翌年の5月まで投稿自体も自粛となっていたが、更に2025年6月に改正風営法が成立。*60
ホストクラブを題材にしているだけあってこの内容は避けては通れないものであり、ホストの紹介にも「最高売上」の金額を掲載していたこともあり、同年の6月28日の同法施行のタイミングで一度動画を非公開とし、6月30日に心湊が弁護士を招いてどの様な内容が法規制に抵触するのかを対談で語り合う動画を投稿。その後も役職名など法規制に抵触しない様な配慮を行った上で投稿を再開した。
以降、過去動画は規制に抵触する部分をモザイク処理かカットした上で「過去動画」として再投稿を行っている。

◇神酒ノ尊―ミキノミコト― 『春夏秋冬、宵の宴』(石川界人出演版)
実在する日本酒銘柄を擬人化させたバンダイナムコエンターテインメント(以下、バンダイナムコ)による自社IPコンテンツ、及び日本酒キャラクタープロジェクト。キャラクター8人の担当声優によるテーマソングアニメーション『春夏秋冬、宵の宴』がYouTubeに公開されていた。
しかし2020年1月に越乃寒梅役の石川界人が自身のラジオでの「日本酒は危険である」旨の発言が発覚し、バンダイナムコ側から降板の要請があり降板、当該動画もYouTubeで非公開となった。
ただ、問題の発言内容は『本人はダイエットのため日本酒を飲まないと言った旨の発言をしていた』とむしろ日本酒の飲酒を控えているとも取れる様な発言だったのだが、 “実在の日本酒の銘柄を冠する「清酒皇子」達が本当のおもてなしを学ぶ物語” というストーリー上、その役柄を背負っている声優が日本酒を飲まないという発言は 清酒皇子のイメージを著しく壊すのと同じ為 降板もやむなしだっだだろう。
その後動画は、同年2月12日に後任の高橋広樹によって録り直されたものに差し替えられ再度公開されている。

◇レオンチャンネルの一部動画
主に特撮作品の玩具のレビュー動画を投稿しているチャンネルだが、2026年に「超宇宙刑事ギャバン インフィニティ」のレビューの際に内容を酷評し「最終回を楽しめた人は幸せだと思いますね本気でね」と視聴者を煽る発言をしたため炎上。
後日謝罪動画が投稿されたが、そこでも「反響の割には登録者15人しか減ってないんですよね」と全く反省していていない様な素振りを見せ、更に火に油を注ぐ事になる。
結果、「私の立場を超えた発言があり、ご不快な思いをさせてしまいましたことを深く反省しております」と謝罪し、該当動画は封印された。


【その他】

◇Synthesizer V UNI
「UNI」とは韓国のST MEDiAが企画したVOCALOID4のキャラクター音源だが、2025年3月21日にAI型歌声合成ソフト「Synthesizer V」(以下、SynthV)初の韓国語ネイティブ音源として発売された。
しかし、音声提供者であるイ・ジョンウンが「自分に似すぎている」と抗議し、わずか4か月後の7月23日に販売停止された。*61
同様のトラブルは神椿スタジオの可不でも発生しており、こちらは発売以前に企画中止に追い込まれている。*62
時系列的にはこちらの方が先ではあるが、幸い訴訟問題とかも無く円満にまとめられたのだろう。

また、音声合成としての大御所である初音ミクが、当初こういったAI音源に参入せず独自エンジンの「Piapro Studio」を開発していたのも、「藤田咲に寄せたくない」という開発者の考えがあったためとされているが真偽は不明。*63
余談だが、梶裕貴が中の人を務める梵そよぎに関してはもう1つの梶裕貴と公式で明記されていながら、“僕の声は梶裕貴さんと同じです。でも僕は梶裕貴さんではありません。”と梶裕貴本人とは別人と明確なライン引きがなされている。

その後、2026年7月に新たなボイスモデルを選出するためのオーディションを行い、その人の声を基にしてリニューアル発売を目指すことが発表された。

■一時期は封印されていた作品

ゲーム

◇絶体絶命都市シリーズ
2011年のアイレム作品の一斉販売中止によってシリーズ全体が発売中止となっていたゲーム。
2014年12月に開発者の九条一馬を中心とするスタッフで設立されていたゲーム開発会社グランゼーラがアイレムより版権を獲得、4の開発再開や旧作の配信再開などが進行中である事がアナウンスされ、4はその後2018年11月に「4Plus」として無事に発売された。なお肝心のゲームの出来はというと…
R-TYPEもクラウドファンディングを経て、R-TYPE FINAL2として新作が発表された。
バンピートロットなどの、ほぼ飼い殺し状態のタイトルの版権取得に対しても期待が持たれる。

◇サムライスピリッツ零SPECIAL
悠紀エンタープライズ開発の格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの通算7作目、サムライスピリッツ零のアッパーバージョン。
2004年にアーケードで稼働を開始しシリーズ屈指の残虐度を誇る絶命奥義が話題を呼んだが、佐世保小6女児殺害事件の煽りを受け、ネオジオへの移植版で残虐描写が何の予告もなくカットされたため購入者の不満が爆発、署名運動にまで発展する騒動となった。
販売元のSNKプレイモアは残虐描写の削除に伴うバグの修正にこそ応じたものの、残虐描写を復活させる事はなかった。
バグ修正前のROMは改造により残虐描写を復活させる事が可能であり、修正前のROMの需要が急増しプレミア価格に。

そしてこの修正前ROMが海外の違法ROM配布サイトを通じてインターネット上に拡大し、実機でできないならPCのエミュレーターでプレイしようと違法入手する者が世界中で続出。
結果、ユーザーやファンから 世界一違法DLされたネオジオソフト という不名誉極まりない称号を得た事に加えて、本体やソフトへの対策セキュリティの限界がきていた事を理由に、本作をもってネオジオ本体の生産やネオジオソフト開発・移植を終了。自主規制が自社の看板ハードを潰してしまう事になった。

こうした経緯故か、シリーズで唯一オムニバスソフトに収録されないなど封印に近い扱いをされていたが、2016年になってPC移植が海外で配信され、2017年には日本でもPS4/PS Vitaで配信と、ようやく封印が解かれる事となった。

ちなみに「零SPECIAL完全版」という物も開発されていたが、こちらは 卸売のビスコがプレイモアに無断で開発の悠紀に作らせた代物 であり、それがプレイモアの逆鱗に触れたため今後表に出る事は皆無と言われていた(いわば版元無許可で作った同人ゲームの様な立場のため、基板が流出したら 大問題 になると2004年当時の公式プロブでも触れていた)。
……が、2020年6月12日配信の『サムライスピリッツ ネオジオコレクション』にまさかの収録が実現。更に2022年9月29日より、全国ゲームセンターでの稼働が開始された。

◇エイリアンVSプレデター
著作権を所有する20世紀フォックスの意向により長らく移植が行われなかったが、25年の歳月を経て『CAPCOM HOME ARCADE』に収録された。
「ダークホースコミックス社との間で権利問題が発生した」という噂も流れているがデマであり、ゲーム版にダークホースコミックス社は関わっていない。
詳細はゲームに関する都市伝説参照。

◇A
beatmaniaIIDXシリーズに収録されている楽曲。作曲者はD.J. Amuro
楽曲自体は3rd styleの頃に完成していたが、譜面が当時のユーザーの実力に対しあまりにも難しすぎると判断されたため封印。ユーザーのレベルアップを待って7th styleにて解禁となった。
曲の序盤は低速の同時押しラッシュ、中盤以降は高速の階段や乱打が続く体力譜面。今でこそ ☆12入門用 とか 永遠の降格候補 とか言われたりもするが、3rd時代の楽曲と比べると頭二つ程抜けた難易度の異次元譜面だったのである。
だが5thの時点でAより難しい「V」が登場してしまったのは内緒だ

漫画

◇ちびくろサンボ
世界的に有名なトラを高速で回転させるとバターになると主張する非科学的な絵本。
かつて「黒人差別をなくす会」の手により黒人差別を助長するとされて出版社が封印していた時期がある。この所為で『ドラえもん』の「なぜか劇がメチャクチャに」に修正が入ったり、各種過去作品復刊時に「時代背景を考慮しての断り書き」がつく様になった。

ちなみに封印されていた背景として、本作は著作権が不明瞭だったらしくアメリカで海賊版が多く出回り、日本に入ってきたものも本来の権利者と出版契約を結ばずにこれらの海賊版を翻訳・編集したものだった可能性があったらしい。
黒人差別についても、本来の舞台はトラの棲息するインドで黒人も出てこないのだが、権利の曖昧さから改変・アレンジが横行したのが一因。
現在ではオリジナルの挿絵を収録した灘本訳があるので、比較してみるのも良いだろう。

◇私立極道高校
滋賀県に実在している学校名とその卒業生達の名前をアシスタントが無断で出した為。
ちなみに本作のキャラ達は、作者の次作『激!極虎一家』に引っ越している。
単行本も長らく未収録話が四分の三を占めていたが、2012年に続編の連載に伴い全話収録の単行本が発行、解禁された。そちらでは問題となった校名や卒業生名について黒塗り処理されている。

瑪羅門の家族
劇中に登場した台詞の一部が少年犯罪の犯行声名に使用されてしまった為、単行本の復刊が見送られてしまったが、現在は株式会社サード・ラインによる自費出版の電子書籍で復刻されている。
なお、瑪羅門三兄弟自体は同著者の『極!!男塾』に登場している。

◇ジャングル黒べえ
藤子・F・不二雄による、南の島から日本へやって来た黒べえが魔法を使ってちょっとした騒動を巻き起こすというコメディ漫画。
後述の「国際オバケ連合」の煽りを受け、黒べえの容姿が黒人差別に繋がると判断された結果、アニメ・漫画共に自主的に絶版、封印されてしまった。
だが藤子・F・不二雄大全集で漫画は 奇跡の復刊を遂げ、アニメ版もDVD-BOXで復活を果たした

◇オバケのQ太郎『国際オバケ連合』
ウラネシア代表のバケ食いオバケ・ボンガの描写が黒人差別として「黒人差別をなくす会」から抗議が入り、単行本が回収された。
作品自体も著作権絡みで原作・アニメ共に封印状態に。
その後、原作が藤子・F・不二雄大全集で完全復刊した際には本エピソードも収録、「人食い人種」のセリフには修正が入っていたが無事解禁され、2015年にはてんとう虫コミックス版が復刊された。

◇シンジュク村大虐殺/五百億円の鼡
藤子不二雄Ⓐのブラックユーモアシリーズ。A先生、著名作品含めてアナーキー作品が多すぎるよ…
「シンジュク村大虐殺」はぼったくりバーに引っかかった米兵が腹いせにバーの店員を皆殺しにした後、通行人を次々に射殺していくというもの。
「五百億円の鼡」の内容は、沖縄の返還に伴い必要になる500億円を輸送する船に爆弾が仕掛けられた事を巡る陰謀劇。
両方とも米軍を侮蔑する様な作品(かつ前者は実際の戦争犯罪が元ネタ)のため長らく単行本未収録だったが、2013年刊行の『藤子不二雄Ⓐ ビッグ作家 究極の短篇集』に収録された。

◇マーダーライセンス牙 第14話『罪の清算』
ドーベルマン刑事』『ブラックエンジェルズ』などで知られる平松伸二の作品。
連載当時発生した東アジア反日武装戦線モチーフのテロリストを「死刑廃止論グループに偽装」と描写したため、流石にその手の筋から抗議を受けてしまい、単行本未収録に。
後年発売した作者の短編集『地上最強の男』、並びにコンビニコミック版にて収録が実現している。後者ではタイトルを『死刑制度』に改題した。

◇白竜レジェンド
「週刊漫画ゴラク」連載のヤのつく漫画。
整備不良や作業員の被曝などの原発利権に絡んだシノギを書いている最中、福島第1原発の事故が起きたため、その章は途中で中止された。
2013年に中止になった時点から連載が再開された。そして当該エピソード最終話では大地震→シノギの舞台となった原発を襲う大津波コンボでエピソードを終わらせた

◇サザエさん『ひょうりゅう記』
番外編『別冊サザエさん』と同じ非4コマ式の作品で、『サザエさん』のエピソードの中でもとりわけ異質なもの。姉妹社版単行本の事実上の最終巻である68巻の番外編として収録されていた。
サザエさんの都市伝説が生まれた原型というべき作品ではあるが、作中に出てきた「人喰い人種(黒人軍団)」が人種差別的かつ倫理的にもまずい為に、他社から出た『サザエさん』の単行本及び『長谷川町子全集』には長らく収録されなかったが、2021年11月に朝日新聞出版より刊行された復刻版第68巻にて無事収録された。
また、2018年には通常連載での未収録回の一部を復刻した『おたからサザエさん』(全6巻)も発売されている。

◇サザエさん 1952年12月8日掲載作品
男が 徹夜の為だけに覚醒剤を買う トンデモない内容(オチは間違えて睡眠薬を売られてしまい、寝落ちするというもの)。

こんな滅茶苦茶な話が描かれた裏には当時の時代背景があり、戦時中には強壮剤として「ヒロポン」と呼ばれる覚醒剤が普通に使用されており、法規制されるまで普通に薬局で流通して買える状態にあった。同時期に描かれた『似たもの一家』で伊佐坂先生がヒロポンを服用していたというのは、ファンの間では有名な話である(こちらは普通に単行本収録されている)。
だが実は、この回が掲載される1年前には既に法規制されており、作者はうっかりそれを知らずに書いてしまったのである(逆に言うと、戦後6年にも渡り覚醒剤の販売が合法的に行われていたという意味でもある)。掲載直後の朝日新聞にはこの事を指摘する投書も寄せられ、単行本にこの回は未収録となった。
『サザエさん』には単行本未収録作品が非常に多く存在しており大半は作者の意向によるものだが、この回は収録自体が困難であったと考えられる。

2018年に入り、サザエさんの単行本未収録作品集『おたからサザエさん』第2巻に収録され、日の目を見る事となった。

あきそら
近親相姦について描いた漫画で、成人指定されてもおかしくない程性描写が苛烈な事で問題視され、東京都からは1巻と3巻が「有害図書」に指定された。
連載されていた秋田書店に通達が来た事により「都条例が施行される前に」連載終了が決定。結局最終巻である第6巻の初版が出された直後に事実上の絶版が確定した。作者の糸杉柾宏は朝日新聞からの取材を受けた際に「事実上の死刑宣告です」と落胆を露わにしていた。
糸杉はこの後も独特のアンニュイな雰囲気のある耽美系漫画を沢山手がけているが、それらが特に波紋を読んだ事は無く、中には実写映画化された作品まで存在するので、やはり近親相姦ネタはまずかったのだろう。
連載から10年経過した2018年にマンガ図書館Zに収録され、更に電子書籍版が公式に配信(商業展開)され、封印解除となった。

◇混血児リカ
米兵と日本人女性の間に生まれた主人公リカが裏社会の悪を成敗する、東宝で実写化もされた凡天太郎の漫画。
混血児(ハーフ)の差別的な描写をはじめ、過激な描写が多い事から漫画・映画共に封印されていたが、2012年から2022年3月31日にかけて漫画版がマンガ図書館Zで公開された他、詳しい時期は不明だがAmazonプライム・ビデオで映画版3作品が配信された。

◇男一匹ガキ大将(ジャンプコミックス版12〜21巻)
1968~73年に少年ジャンプ(後に週刊化)に掲載。
漫画家・本宮ひろ志の言わずもがな名も知れた出世作。創生期ジャンプの部数拡大に大いに貢献したレジェンド的作品である。
本宮は連載中より編集部と読者からのプレッシャーに悩んでおり*64、富士裾野の大決戦のエピソードを描き切った後に一旦連載を終了した。
その直後、心機一転とばかりに時代物を描いたが大コケ打ち切り。当初より人気があった本作を無理矢理再開せざるを得ない状況に追い込まれた。
結果、あまりに展開が投げやりとなったせいか、後年単行本は「日本一のガキ大将編」まで収録の11巻まで刊行とし、作品後半部分を丸ごと封印した。
文庫版あとがきで「どうしても続きが読みたいなら、古本屋を探してくれ(意訳)」とぶちまけており、 無理矢理描いた後半部分は見るに耐えない と公言している。
だか2018年、連載50年を機に自費出版の電子書籍版限定で、後半部分の12巻以降が配信され解禁。媒体は限定だがようやく完結まで読める様になった。但し紙媒体の刊行はこれ以降も実施されていない(コンビニ販売JUMPリミックス版も同様)。

たかまれ!タカマル (「週刊ファミ通」2005年12月9日号~2006年1月6日・13日号掲載分)
上記の号に掲載された5話分のエピソードが単行本未収録。
内容は「オカルト超常現象研究会の手によりヒロインの思考がメス犬そのものと化してしまう」というもの。
商業ベースでの解禁は未だになされていないが、2021年3月には作者本人が 一連のエピソードを同人誌として頒布 する事で封印解除した。後に封印理由を、同時期に発生した監禁事件*65と内容が被っていたためと明かした。

疾風ウルトラ忍法帖
今は亡きコミックボンボンにて連載されていた、円谷プロのウルトラシリーズを題材とした御童カズヒコのギャグ漫画。
連載当時にリリースされたコミックスは未収録のエピソードも多かった(単純に長寿作品であったのが大きいのだろう)が、紆余曲折を経てebookjapanにて2015年より全てのエピソードを網羅した完全版が電子書籍版としてリリースされた。
……のだが、 2018年になって円谷プロが同配信サイトとの契約を打ち切ったため、配信終了 してしまう。著者の意向だけではどうにもならない問題らしく、御童は作品が実質的な封印状態に陥ってしまった事に無念の意を示していたが、2024年に電子書籍で再配信された。

餓狼伝説2(漫画・細井雄二) 第14話「わが拳は牙!!!」
俗に「ボンボン餓狼」として知られるコミカライズ。
テリー達が覇王丸ら『サムライスピリッツ』の登場人物達と共演するという外伝的な回だったが単行本未収録。
この事で読者間では「SNKが当時クロスオーバーを嫌う傾向があり、それに触れてしまったのでは?」と噂されていたが、後に当時コミックボンボンで活動していた作家へのインタビュー漫画『突撃ボンボン』の細井先生の回における証言で理由が明かされる。
それによれば その頃の担当がSNKに無許可で通した企画 だったらしく、当然ながらSNKに怒られてしまったのが原因との事。
2025年に発売された電子書籍版では現在のSNKから改めて許可を得て収録されている。

山川純一作品全般
やらないかというニコ動の伝説を生み出した「くそみそテクニック」の作者である山川が、正確な素性も分からないまま1988年頃に薔薇族を抜けてから今もその後の消息も不明な人物であるため、著作孤児物として長らくの間再販が出来ない状態になっていた。
その後、株式会社サイゾーが前述の裁定制度を利用し権利を得た事で再販。また2024年11月にヴィヴァルディ・インク株式会社に版権管理業務が移管され、今は同社により『薔薇族』で発表され、かつ原稿が残っていた全作品の権利が管理されている。

◇はぐれアイドル地獄変外伝 プリンセス・セーラ 第4話
主人公が イルカと性行為を行う描写 が問題視され、単行本化の際に「成人コミックならともかく、年齢指定のない作品では規制対象になる」と編集から言われ、謝罪文と共に収録を中止した旨が記されている。
もっとも、第5話ではイルカとの性行為の件が台詞にて言及されておりこちらはそのまま。
連載終了から4年後の2019年に作者のpixivアカウントで公開された。

アニメ

ドテラマン
項目参照。

◇アパッチ野球軍(アニメ版)
ダム建設推進派と反対派の抗争真っ最中の山村で甲子園を目指すという、史上有数の殺伐とした野球漫画のアニメ版。
差別的表現等が多々見られ、復刻は困難とされていたが、2002年に初回限定版DVDボックスとして解禁された。

◇ルパン8世
東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)とフランスとの合作により企画された、「ルパン三世」の子孫であるルパン8世が活躍するSFアニメ。
主人公のルパンは怪盗ではなく私立探偵である。『探偵泥棒エドガー』(※仏語版『ルパン三世』タイトル)かよ。
まぁ遡れば大本の元ネタであるルパン自体、ジム・バーネットとして探偵してた話も結構あるので、そこをネタ元にしたのかもしれない。
当時のアニメ雑誌でも紹介され、フィルムも6話まで制作されていたが、著作権の問題により途中で制作中止に。
予定していた放映も中止となり、長らく幻の作品となっていた。
後に2012年発売の『ルパン三世 Master File』にて、パイロット版の全編と現存5話のダイジェストとして収録され日の目を見ている。
漫画版は双葉社から全1巻が過去に刊行されたが、この手の作品の宿命か現在プレミア化。

◇美味しんぼの一部回
ご存じグルメ漫画の金字塔で、アニメ版は1988年~1992年に日本テレビ系列で放送。
一部回が2000年代以降再放送で欠番扱いとなっており、原作は問題なく出版されているが、関係団体や機関などから抗議が来る可能性が高い描写や社会情勢の変化、(アニメとしての)表現に問題がある等、視聴者の一般常識に近い厳しめの基準で判断された模様。
その後、2016年に発売されたデジタルリマスター版BD・DVDでは全話収録されたが、配信や再放送では原則欠番状態が続いている。*66
この他、理由は不明だが再放送時に前期OPも後期のものに差し替えられていた。こちらはデジタルリマスター版以降復活している。

キルミーベイベー(アニメ版)、青い花等 高部あい出演作品
2015年に高部が薬物所持の容疑で逮捕され、所属事務所を解雇されたのに伴い、各動画サイトで配信停止などの措置が取られた。
映像ソフトを購入していた人はまだよかったが、DL版を購入していた人は消去される羽目に…
その後、2017年度にAmazonプライム・ビデオで『キルミーベイベー』が配信開始。他作品の封印解除にも期待がかかる事となった。また、原作者本人もアニメの続編を期待していると発言している。
なお、同時期に『きららファンタジア』にも『キルミーベイベー』のキャラが登場したが、そちらは該当キャラのみ担当声優が変更されている。

◇On Your Mark
スタジオジブリの短編アニメで、CHAGE and ASKA同名楽曲の所謂PVとして製作された作品。
2014年にASKAが薬物所持容疑で逮捕され、本作を収録していたDVD『ジブリがいっぱいSpecial ショートショート』が廃盤、同年発売の「宮崎駿監督作品集」への収録も見送られてしまった。
一応、後者については購入者限定で希望者に対してのソフト送付サービスが一年間実施されていた。
後に2019年7月にリリースされたブルーレイ/DVD『ジブリがいっぱいSPECIALショートショート 1992-2016』にて本作も無事収録され、封印解除となった。

◇Oswald the Lucky Rabbit(しあわせウサギのオズワルド)
ウォルト・ディズニーがユニバーサル・ピクチャーズで制作していた短編アニメーションシリーズ。1920年代に人気を博したが版権およびスタッフをユニバーサル側に奪われてしまう。
こうした逆境の中から誕生したのが後に世界一有名なネズミとなるミッキーマウスであり、ウォルト不在で作られたオズワルドは凋落し、いつしか忘れ去られたキャラクターとなった。
ウォルトの死から40年後の2006年、ディズニーは人気アナウンサーの移籍と引き換えに死蔵されていたオズワルドの版権を奪還。オズワルドは再びディズニーのキャラクターとして再出発を遂げる。
2010年に発売されたゲーム『エピックミッキー』では、オズワルドは「自分が得るはずだった栄光を簒奪した者としてミッキーにルサンチマンを抱いている」という史実を反映した強烈なキャラクターで登場している。

◇ソニックX(2期)
日本語版の収録こそされたものの2期が地上波では未放送。
理由は“何らかの理由”としか公表されず、現在も正確な理由は判明してしていないが、主な説としては以下の通り
  • 2期の過激な表現や鬱展開が局の放送コードに接触した。*67地方によっては1期を平日のゴールデンタイムに放送していた事もあり、当時の厳しいテレ東の検閲*68に引っかかった。現状はこちらの説が有力視されている。
  • 視聴率等で配給元と放送局だったテレビ東京との間で視聴率を理由に揉め事が起きた為。但しこちらは2022年にソニックの実写映画のノーカット版をテレビ東京で放映している為事実上否定されている。

現在はdアニメストア等で2期含めた全話が視聴可能となり、2020年にはソニックの映画公開に伴い2期を含めた全話がキッズステーションでも放送された。

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(旧アニメ版)
2023年作の新作アニメ版の放送に合わせて各種配信サイトで配信が終了し封印状態となっていたが2025年12月20日より配信が再開された。
作者がアニメの出来に不満があったからという説もあるが詳細不明。再開は権利関係の整理が終わった為とされている。

テレビドラマ

◇セクシーボイスアンドロボ(ドラマ版)第7話『ハンバーグさん。』
放送される前に起こった立てこもり事件の煽りを受け、第2話の再放送に差し替えられたが、ソフト化の際解禁。

◇ギフト
1997年放送の、木村拓哉主演の水9ドラマ。
小道具として出てきたバタフライナイフが、翌1998年1月の殺人事件に使われたために作品そのものがお蔵入りに。
しかし2018年9月、長きにわたる封印を解かれめでたくソフト化が決定。翌2019年1月に無事発売され現在は配信もされている。

◇金田一少年の事件簿 (亀梨和也版)
日本テレビ系で2005年に放送された
主な登場人物の設定・性格は大幅に変更されており、歴代シリーズで唯一単発ドラマのみで連続ドラマ版が制作されなかった。
1度再放送されているが、以降は亀梨がジャニーズ事務所に所属している事や、2017年5月24日に出演者の1人が薬物使用の疑いで逮捕された(後に不起訴処分になった)のもあり、長らく封印状態が続いていた。
が、2022年に再編集版として配信、BD/DVDが発売された。(問題のシーンカット、一部シーンの入れ替えと本放送時冒頭で説明されていた一と美雪がペンションに向かった理由をテロップで説明するカットが新たに追加されている)

◇とんぼ
主題歌が巨人軍の清原和博の入場曲にも使用された、長渕剛主演のドラマ。
放送終了後に長渕とTBSの関係が悪化し、一度もソフト化されていなかった(2006年にDVD化が予告されるも中止)。
表向きには「過度に暴力的な内容だから」という事になっている。
しかし2019年6月にDVD・Blu-rayの発売を発表、同年9月に無事発売された。

フードファイト
日本テレビ系列にて放送された草彅剛主演の大食いドラマ。
深夜特急死闘編の放送直後、中学校で大食いによる死亡事故が起きた事に加え、いしだ壱成や羽賀研二といったメイン脇役が逮捕された事などが原因で続編の制作が見送られた。
2009年には桜井幸子が芸能界を引退、2016年にはSMAPが解散し草彅も事務所を退社した為二次利用は不可能とされていたが、2026年にHuluでの配信が発表された。

◇救命病棟24時(第1シリーズ)並びに同作品第4話「妻への贈り物」
足掛け15年5シリーズにわたり制作されたものの、1999年放送の第1シリーズは「ER 救急治療室」に内容が類似しているという指摘がある他、
第4話にて認知症の患者に「早く死ね」という様な発言があったため当事者から抗議を受けた。
この事から、現在に至るまでソフト化はなされておらず、再放送も2000年を最後に長らく行われず、また4話についてもこの再放送では実質欠番となっていた。
その後、2024年に久々に再放送が第4話を含めて実施された(さすがに抗議を受けた発言はカット)。

◇武蔵 MUSASHI
2003年のNHK大河ドラマ
一部のシーンに『七人の侍』からの盗作疑惑が出て裁判沙汰になった。これは大河ドラマの版権元であるNHKの勝訴*69となったが、それとは別にNHKは原告側に謝罪している。
また、主役の市川新之助(現:十三代目市川團十郎)が隠し子騒動を起こすなどキャストの不祥事が頻発。
そのため長らく封印扱いだったが、2019年12月から 番組公開ライブラリーで総集編が公開 され、その後2023年に完全版・総集編のDVDソフトが発売された。
ちなみに先の裁判の判決文では、「 『武蔵』には『七人の侍』の様な高邁な人間的テーマや高い芸術的要素はうかがえない 」とボロクソに評されている。

◇キイハンター
60年代末~70年代初頭にかけて大ヒットした和製スパイ・アクション・ドラマ。
全262話中、9話が一時期欠番となっていたが、近年の再放送や配信では解禁されている。

バラエティ・ドキュメンタリー等

水曜どうでしょう『原付西日本制覇』
北海道テレビ放送(HTB)の人気番組内で2000年に放送された企画。
中身自体はその名の通り「原付バイクで西日本を走る」という穏当なもので、実際に長年問題視されずに再放送され続けていたが、2007年頃に特定シーンが法的に指摘され(放映から発覚まで時間が経っていたのもあり、厳重注意処分に留まった。)、本企画は再放送のラインナップから外され、封印扱いになったが、6年後の2013年にDVD化され封印解除となったが、問題になった部分はカットされている。
しかしそれ以降の再編集版等は封印の対応が異なっており、かなり有耶無耶になっており、これ以外にも再放送が見送られている企画があるが、詳細は当該項目を参照。

メーデー!:航空機事故の真実と真相 Season12 EP11「What Happened to Malaysian 370?」(日本語吹き替え版/シーズン表記も日本版としている)
ナショナルジオグラフィックチャンネルで放送中の航空機事故を取り扱ったドキュメンタリー番組で、この回はマレーシア航空370便墜落事故に関するエピソード。 事故の詳細はこちらを参照。
これまで日本が関係する事故は勿論、原因があんまりにもアレな事故まで様々なエピソードの日本語吹き替え版が製作されたが、この回に限り何故か吹き替え版が作られず、日本で放送されなかった。
後に総集編として2018年に放送された第3シリーズ第6話「コックピットの殺人者」(原題:KILLER IN THE COCKPIT?)でクルーが自殺のために引き起こしたと結論付けられた他の事故とセットでこのエピソードが紹介されており、部分的ながら封印解除となった。

◇第9回ホリプロタレントスカウトキャラバンにおける井森美幸のダンス映像
1985年にホリプロから歌手としてデビューし、現在も元祖バラドルとして多くの番組に出演している井森美幸のオーディション時の映像。
「ジャズダンス」と自称する相撲の鉄砲の様な奇妙な動きが話題となり、有名人の古い写真ネタとしては 「ハリセンボン近藤春菜の成人式」「体重120kg時代の見取り図盛山」 などと並んで高い知名度を誇る事に。一時期は井森がゲスト出演する度にこの映像が流され、本人が恥ずかしがるという流れが定番化していた。
しかし2014年に「ザ!世界仰天ニュース」で例の如く流そうとしたところ、なぜか「事務所NG」で放送できなかった。このため「イメージダウンを恐れて封印したのでは?」といった噂が流れた。
翌年「水曜日のダウンタウン」でこの噂を検証すべくホリプロに問い合わせたところ「あまりに流しすぎてしまうと、飽きられて面白くなくなってしまうのではないか、という懸念から一時的に寝かせている」と噂とは真逆の理由で封印されていた事が判明。ホリプロとしてはあの映像を「すごく大事なコンテンツ」と考えているそう。どんだけだ。
なお、2次的な利用は認めており前述の「水曜日のダウンタウン」では 本物をCGで忠実に再現した映像 が流れた他、ガリットチュウの福島善成が自身のSNSで井森を再現した画像を投稿した事がある。
その後、2023年5月に放送された『アメトーーク』の「井森美幸大好き芸人」で久々に放送されている。

爆笑オンエアバトル 2007年9月1日放送回のキングオブコメディのネタ
収録後の2007年7月に、キングオブコメディの高橋健一が痴漢容疑で逮捕されコンビで活動自粛となったため、この回のネタはオンエア順位に達していながらオフエア行きに(代わりに「ノンスモーキン」が繰り上げオンエア)。
その後高橋が不起訴処分となり活動を再開した事で、2010年に発売されたDVD『爆笑オンエアバトル キングオブコメディ』に他のオフエア回三つと共に収録され封印解除となった。
ただオフエア行きから8年後の2015年、高橋が制服窃盗の罪で逮捕された上常習犯と判明し契約解除・コンビ解散と相成ったため、高橋に関する映像全般が扱いづらくなってしまったが…。

ミュージックビデオ

◇American LifeのMV
女王ことマドンナのアルバム『American Life』のタイトル曲。
曲とMVが発表されたのは2003年春。丁度イラク戦争が開戦したさなかの事だったのだが、内容は反戦を強く訴えるもので、舞台はファッションショー。軍服を着た兵士達がランウェイを歩くシーンから始まるが次第に銃を抱えた子供達や戦争の犠牲者などが現れ、マドンナがランウェイに突入。血まみれの人や足を失った人、火だるまの人が出てきても笑顔で拍手を続ける観客に向かってマドンナが手榴弾を投げつけるという皮肉たっぷりの内容になっており、これが特にアメリカ国内でバッシングされた。結果このMVは放送禁止扱いになりマドンナが国旗を背景に歌うだけの無難なものが修正版とされ元のMVは封印された。
しかし20年後の2023年、マドンナの公式のYouTubeチャンネルで遂に解禁となった。だがブッシュ大統領を模した人が手榴弾型ライターでタバコを付ける場面は差し替えられた。

ちなみにマドンナのMVにはまぁまぁ過激なものが多い為か、MTVで放送禁止になったり子供が寝る深夜の時間帯のみ放送を許可された物もあるが、(20年越しに解禁されたとはいえ)封印までされたのは後にも先にもAmerican Lifeだけ。それだけ当時のアメリカではデリケートな問題だった事が窺え、当時のアメリカではマドンナの曲を流すのを幾つものラジオ局が拒否する事態にもなっている。

映画

◇怪猫トルコ風呂
風俗店に対する「トルコ風呂」というネーミングに在日トルコ人が抗議し「ソープランド」に改称した煽りを受けて封印されていたが、
2019年に東映チャンネルで再放送された(これに伴い、映倫で再審査を受けている)。
本作に限らず、「トルコ風呂」と名のつくポルノ映画は片っ端から封印状態にある。

◇夜叉ヶ池
坂東玉三郎主演の時代劇映画。映画ファンからの評判は高いが、民放で一度オンエアされたのみ。
興行面の失敗やキャストからの不満の為ソフト化は難しいとされていたが、
2021年4月になって4Kデジタルリマスター版のBlu-ray発売が発表され、同年7月14日に無事リリース。42年の時を経て封印解除となった。

◇フランケンウィニー(オリジナル版)
ティム・バートンがディズニーにアニメーターとして在籍していた時代に監督した実写短編映画。
彼がプロの俳優達と本格的に仕事をする事になる最初の作品であり、長編デビュー作『ピーウィーの大冒険』を撮るきっかけにもなった キャリア的にも非常に重要な作品
しかし当初『ピノキオ』のリバイバル上映時に併映される予定だったのが、PG指定*70を受けた事から封印されていた。
後にバートンが監督として大成功を収めると徐々に日の目を見る様になっていき、現在では『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のVHS・DVDの特典映像やDisney+での配信にて容易に視聴できる様になっている。
更に2012年にはリメイク版も公開された。

フルメタル・ジャケット(日本語吹き替え版)
スタンリー・キューブリック監督のハートマン軍曹でお馴染みの戦争映画。
映画公開の時点で日本語吹き替え版の制作を実施していたが実際には使用されず、その後1991年に「水曜ロードショー」(TBSテレビ)での放送も予定されていたが、結局こちらも中止となった。
公開が見送られていたのは、キューブリック作品の吹替を担当した原田眞人によるとあまりにセリフ回しが汚く、放送コード等に抵触するのが理由だったとされる。
その後吹替え版のマスターテープが発掘され、2017年にソフト版が発売されている。

◇アミューズメント・パーク
年齢差別や高齢者虐待をテーマに1973年に制作された教育映画…だが、監督はゾンビ映画の巨匠ジョージ・ロメロ。あまりのグロテスクな内容にルーテル教会が封印を決定していたが、2001年にロメロ展で使用されたフィルムが遺族の元に送られ、そのままリマスター化。2019年にピッツバーグ映画祭で上映され、2021年には配信が開始された。

◇GONIN/GONIN2
1995年公開の日本映画。佐藤浩市主演のバイオレンス・アクション映画。
竹中直人の発案で、ぶんか社経由で石井隆を監督として、松竹制作で公開された。興行的にはパッとしなかったもののVHSレンタルで絶大な人気を誇り、1996年には女版の「GONIN2」が制作されるなど、シリーズ化される予定だった。
ところが1998年1月、製作総指揮を担当した松竹専務だった奥山和由と、父で松竹社長であった奥山融の社内政治体制から社内で遺恨が勃発。松竹の創業家である大谷家が半ばクーデターを起こすように奥山親子を追放する事態に発展してしまった。
よって松竹内部で「奥山プロデュース作品」と言うレッテルが貼られる事になってしまい、VHSも絶版になった事で事実上の封印作品となってしまう。
但し、作品が長年支持されて来た事により、2007年に両作ともにDVD販売が解禁された事で封印解除と相成った。

余談だが、2015年には松竹と奥山を一切介さずにKADOKAWAの制作として、続編である「GONIN サーガ」が制作された。

音楽

たべちゃうぞ
ポンキッキ史上最恐の歌。項目参照。
完全な「封印」まではしていないだけでポンキッキシリーズ公式見解としては割と無かった事にしているらしく、ガチャピンは本曲の放映打ち切り以降、今に至るまでほとんどこの曲について言及した事はない。

◇府中捕物控
◇明日からよその人
両曲とも山本正之が1975年に「ALFIE」(現:THE ALFEE)に提供した楽曲。
『府中』は発売元の「ビクター」の判断により 「題材が『3億円事件』なんて良識に会わないから駄目」 と発売寸前にお蔵入りにされた。
まあ歌詞の中で(当時時効寸前だった)事件の犯人を昭和の義賊呼ばわりしたり盗んだ3億円を皆で分けようとか言ったりしてりゃお蔵入りも仕方ない。
憤慨した「ALFIE」はビクターから離脱、後に「ALFEE」として再出発した。
この一件でTHE ALFEEは「流されるままに歌っていてはだめだ」「バンドにはオリジナリティが必要だ」と自覚し、以後は外部からの提供曲が殆どなくなっている。
なお封印されていたのはビクター所蔵のオリジナル音源のみで、山本は1994・2010年にセルフカバー版を発売、THE ALFEEもメジャーになった後何回かライブで披露しており、2014年には武道館でも歌われライブアルバムに収録。そして封印されていたオリジナル音源も2014年発売の『青春の記憶[+2]』(ビクター時代唯一のアルバム)にボーナストラックとして収録され、完全に封印解除された。

その際の巻き添えで封印されたのが『明日から~』。本来は府中捕物控のB面としてリリースされる予定だった。
内容は山本の姉が結婚した時の実体験に基づくもので、発売に支障をきたす様な物ではなかったのだが、何故か 府中捕物控よりも長く 世に出ず、1995年に作詞・作曲をした山本のセルフカバーとして発売された。
だがカバー版はALFIEに提供したものと歌詞が一部異なり、完全な封印の解除は前述した『青春の記憶[+2]』発売まで待つ事となる。

◇the Fourth Avenue Cafe
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(平成アニメ版)のEDテーマだったL'Arc~en~Cielの楽曲。
シングルとして発売する予定だったのだが当時のドラマーが覚醒剤所持により逮捕されてしまい、発売中止になった上にラルクは一時活動中止を余儀なくされ、るろ剣ではEDテーマがたった4話で別の曲に差し替えられてしまった。
EDのアニメ映像の演出が楽曲に合わせた「剣心の別離」を描いた気合の入ったものだったため、曲だけ差し変わってポカンとした視聴者も多かったと思われる。
ただ、既にアルバムに収録されており、特にこちらは封印されなかったため楽曲そのものは問題なく視聴でき、るろ剣側もソフト化や配信の際には差し替えせずにこちらの楽曲を使用している。
この件が不本意だったのか、ラルクの活動再開直後に劇場版のOPに再開後初シングルの「虹」が採用され、るろ剣とラルクは改めてタイアップした。
その後、2006年にラルク15周年を記念した企画で本曲のシングル化封印が解除された。その数か月前からるろ剣は完全版の発売が開始しており、タイミングを合わせたかの様な封印解除になった
2011年に発売されたるろ剣の主題歌集においても問題なく収録されている。

◇要注意歌謡曲指定制度による作品
かつて日本の放送局では「要注意歌謡曲指定制度」なるものが存在した。
これは放送不可のAランク、旋律だけ使用可のBランク、問題のある箇所を改変や削除すれば使用可のCランク、及び時間帯や視聴者層に配慮すれば使用可という種別で、具体的には名誉毀損、障害者関係、暴力やヤクザ、性描写を理由としたものが多い。
例としてはつボイノリオ『金太の大冒険』(Aランク)、101ストリングス『恋はみずいろ』(Bランク)、ピンク・レディー『S・O・S』(Cランク。モールス信号でsosを打電しているイントロが「虚偽の救難信号通報」になりかねないため)など。1983年に改訂されたのを最後に1988年には廃止となった。
ただ、これはあくまでもガイドライン、目安に過ぎず放送するかは現場の判断による事にしたつもりが指定された通りに扱わなければならないと思い込まれ、制度が消滅してからもそれは周知されなかった。
運用されていた当時から制度の曖昧さなどに疑問があり、楽曲の使用については放送局によって判断が分かれていた。

◇Most beautiful girl to the world
殿下ことプリンスのアルバム『The Gold Experience』からのシングルカット。
メロディーの一部がRaynard. Jというアーティストの『Takin' Me to Paradise』という曲と類似しており、約8年にわたる裁判の末プリンス側が敗訴し、アルバムから削除された。
しかし2022年に再版される予定のプレスにこの曲が含まれる事が判明しており、晴れて封印解除となった。

◇おふくろさん
森進一の楽曲。
作詞者の川内康範に無断で前奏パートを追加した事で2007年に川内が激怒し、著作権の侵害を訴えた結果、森はこの楽曲を封印。結局最後まで両者は和解する事がないまま2008年に川内は死去したが、その後2009年に川内の長男と合意が成立し「オリジナルの歌詞のみを歌う」事を条件に封印解除された。

◇風吹く丘で
青山ミチの楽曲。作曲は当時フジテレビを退社してフリーになったばかりのすぎやまこういち、作詞はすぎやまの弟子の橋本淳。
発売直前でお蔵入りになったが、原因は青山の覚醒剤所持が発覚したためとされる。
ただ、その「お蔵入り」の翌月には別のレコード会社から青山の新曲がリリースされており、レーベル移籍に絡んでの契約上の問題であって事件は関係ないのではという意見もある。なにぶん1966年という古い時代の話なので情報が錯綜しており、「発売直後に事件が発生して絶版回収になった」とされる事もある。
一旦発売されているならもっと出回っていても良さそうなので信憑性は低いが、後述の封印解除よりも前にネットに音源が投稿されているので、フラゲか何かで入手した人はいる様である。
青山は「中1で歌手デビュー、少女離れした歌唱力と容姿で一躍スターとなるが、薬物や万引きなどの事件を繰り返して芸能界から姿を消した」という波乱の人生を送った歌手なので、話に尾ひれがついてしまうのが避けられない面はある。
お蔵入りを惜しんだすぎやま・橋本は、騒動の2年後、ヴィレッジ・シンガーズに改めてこの曲を提供。詞・曲は同じだがタイトルは変更され、「 亜麻色の髪の乙女 」となった。
2011年に青山のベストアルバムが発売された際に「風吹く丘で」も収録され、封印解除となった。

◇Get Wild(globe版)/Spicy Girls、Self Control(globe版)
90年代後半に人気を博した3人組ユニット「globe」が2008年に発売予定だったシングル。
リーダー小室哲哉のもう一つのユニットTM NETWORK25周年に合わせ、TMの代表曲カバーと新曲をカップリングしたCDになるはずだったが、2008年秋の『CDTV』『オールスター感謝祭』でglobe版Get Wildが先行披露されるも、同年11月に小室が詐欺容疑で逮捕された事であえなくシングルは発売中止。
その後小室が活動を再開した2010年に、globeの15周年ベスト『15YEARS-BEST HIT SELECTION-』に「Get Wild」と「Spicy Girls」、2011年のDVD-BOX『15YEARS CHRONICLE~ON-AIR&OFF-AIR~+UNRELEASED TRACKS』の特典CDと2016年のアルバム『Remode2』に「Self Control」が収録され封印解除となった。
ちなみに小室の逮捕では他に周年合わせのTM NETWORKベストアルバム『THE SINGLES 2』も一時発売中止になったが、こちらは翌2009年に改めて発売されている。


小説・文学作品

◇我が闘争
封印された理由は語るまでもないであろう作品。実際にこの本を読んだイギリス人2人が殺人事件を起こしている(ムーアズ殺人事件)。
しかし近年では 「陰謀論に免疫を付ける」 という目的で注目を集めており、2016年にドイツで「反面教師として教材利用するか否か」の議論が巻き起こった。
現在でもロシア、中国、オーストリアでは発売する事が出来ない。
日本語版も存在し読む事が出来るが、 著者に批判的な注釈がボロクソに付け加えられている。 逆に言えば、日本でもそこまでしないと発売する事が出来ないのだ。

◇チャタレイ夫人の恋人
1928年に発表されたイギリスの小説家によって書かれたドエロ小説。
艦これ好きな人には、イギリスで「飢えた狼」と言われた重巡洋艦足柄がその帰りにこの本を買い、帰路の中で新聞記者がクルーと共に読みふけったいう逸話で有名である。買ったのはあくまでも新聞記者であってクルーではないし、足柄さんは行き遅れの飢えた狼でもない
1951年に日本において発売された際、翻訳者と出版社社長が裁判にかけられ、有罪判決を受けてしまう。
「わいせつ文書に対する規制(刑法175条)は、日本国憲法第21条で保障する表現の自由に反しないか」
「表現の自由は、公共の福祉によって制限できるか」
という論点から行われた裁判「 チャタレー事件 」とも称される一連の騒動は、以降の国外での裁判にも先例として持ち出される事となる。
しかし時代の変遷によってこれらは許容される事となり、1973年に講談社から羽矢無修正版が発刊、1996年には新潮社から削除部分を補った「完訳」版が発行された。

◇風流夢譚
雑誌「中央公論」1960年12月号に発表された深沢七郎の短編小説。
主人公が見た「夢」の話と前置きされ、内容もシュールで支離滅裂なものだが、革命が起きた事が暗示される中、天皇や皇太子を「左慾」(作中ママ)が処刑したり、皇太后を主人公が羽交い締めにしたりといった表現が物議を醸した。
60年安保の挫折直後という当時の世相を皮肉ったものでもあり、右にも左にもかなり挑発的。

案の定、皇室への不敬・名誉毀損と見做され、宮内庁が抗議声明を出すわ掲載誌版元の中央公論社には連日右翼団体が押しかけるわの大騒動を巻き起こす。
同社は「表現の自由」を守る姿勢を取りつつ、遺憾の意の表明や掲載誌の編集部入れ替えを行うなど妥協策に出たが、遂には 右翼構成員が同社の嶋中社長邸を襲撃し、家政婦を殺害する事件 (嶋中事件)まで起きてしまった。

一連の出来事を受けて謝罪会見を開き、しばらく作家活動の自粛と放浪生活を強いられた深沢は「未来永劫封印する」として復刻を拒否。そのため単行本や全集への収録はされていない。
一時期はあちこちで海賊版が出回ったが、2012年に遺族の許諾を得て志木電子書籍から電子版が刊行。ようやく正規の手段で読める様になった。

余談だが、この後に長きに渡って続く中央公論社の労使闘争や業績低迷*71の契機に、本事件と作家や編集部を守りきれなかった同社の一連の対応が挙げられる事もある。

◇ザ・ゴール
機械メーカーの業務改善プロセスを主題にした小説。著者はイスラエルの物理学者エリヤフ・ゴールドラット。
今では「ビジネス書といえばこれ」とも言える名著の中の名著だが、発売当時日本では発売許可が下りなかった。というのも、当時は日本がバブル景気であり、日本以外の国の競争力を上げて貿易不均衡を解消する必要があると考えた著者が日本語翻訳を許可しなかったため。
しかし、 誠に不服ながら 2001年に日本語訳の許可が下り、日本語版が出版される事となる。
今なら内容が分かり易く漫画で学べるザ・ゴール(漫画版)を手に取る事をお勧めする。

◇夜明け前のひととき
イギリスの小説家サマセット・モームによる短編小説。戦意高揚のプロパガンダとして書かれたため本人の意志により生前は絶版となっていたが1992年にリーベル出版により発売。
これ以外にもサマセット・モームは数多くの作品を封印していたが、一部出版社が断片的に刊行しており、モーム協会の手により殆どの作品が電子書籍化された。


CM

◇リッタースポーツ
橘高株式会社より発売されていたドイツのチョコレート「リッタースポーツ」のCM。
内容は桂三枝(現・六代目 桂文枝)が某ドイツの独裁者っぽく扮して「リッター食ったーうまかったー!」などと叫ぶという明らかにアウトなもので、案の定苦情が殺到して数日で打ち切られた。
しかし後にTBSの「テレビ探偵団」に三枝がゲスト出演した際にCMの映像が流れ、10数年ぶりに日の目を見る事となった。もしこの時に放送されていなかったら永久に出てくる事はなかっただろう。

◇MCハマーのペプシコーラ
ライブ中のMCハマーがコカ・コーラを飲んだところ、ノリノリの雰囲気の中でバラードを歌い出し、会場が興ざめになってしまうという内容がペプシではよくある露骨な比較広告だとクレームが寄せられたため。
その後、2024年にNHKで放送された『世界サブカルチャー史 欲望の系譜4』のヒップホップの歴史を紹介する回にてこのCMがフルサイズで流されている。

◇マドンナのペプシコーラ
マドンナが出演した1989年のCM。それ自体には問題は無かったものの、CMソングに使われていた「Like A Prayer」のミュージックビデオが十字架を燃やす内容だった為大問題になりクレームが殺到、CMの放送中止を決定しお蔵入り。放送されたのはたった2回だけだった。しかし2023年、ペプシ誕生125周年とマドンナ40周年の記念の一環として34年ぶりに解禁、テレビ放送された。


■番外編

【危うく封印される所だった例】

◇タモリ3 戦後日本歌謡史
終戦直後から1980年までの日本のヒット曲をパロディしたタモリのアルバム。
歌手は勿論、当時の放送番組や一般人・文化人へのインタビュー風音声まで全てタモリ一人が担当するという、「密室芸」の極致ともいえる作品。
その内容から発売前にレコード会社から待ったがかかったが、パロディ元でもこれに賛同する人が居た事、企画のアルファレコードがプロジェクトの続行を決めた事、タモリが「オールナイトニッポン」等で楽曲を流すなどの発売実現に奔走し、最終的には新星堂限定で発売されたが初版プレスのみで販売終了となり、その後再販は一切されていない。
後年、『笑っていいとも!』のテレフォンゲストに森山未來が登場した際、トーク内でこのアルバムの話題を振っており、タモリは「あれで著作権法が改正された」とかなり自虐的なコメントを残している。

ウルトラマンコスモス
2001~2002年放送の、ウルトラシリーズの一作。
第49話放送後、主演の杉浦太陽が 恐喝・傷害容疑により逮捕 されてしまい、以後の放送が出来なくなってしまった。
後に、事件に虚偽が判明した事などにより不起訴・起訴猶予処分となったため番組が再開され、尺不足により一部の回が地上波で放送できなくなったものの無事に最終話まで放送された。上記で抜けた回も、CS再放送およびソフトには収録され、一部の回は1度だけ地上波で放送された。

コスモスが 『ムサシが急に番組に出られなくなった』と 大人の事情をやんわりと説明する所は有名。
なお、『コスモス』休止中は映画や総集編などで繋いでおり、OV作品の『ウルトラマンネオス』も数話放送されている。(こちらは局によって対応がまちまちだった)

◇神酒ノ尊―ミキノミコト― アニメーションプロジェクト及び越乃寒梅
実在する(ry日本酒キャラプロジェクトであり、2020年からYouTubeでアニメ化も予定されていたが、2020年に前述の越乃寒梅役の石川界人の降板に加え新型コロナウイルスの流行もあり、一時アニメプロジェクトはおろか(勿論キャラとしての)越乃寒梅の存続自体が危ぶまれていた。前者は2021年に無事に公開され、後者も酒造元がキャラクターの利用終了を要望しなかった事もあり、当該キャラクターは声優交代のみに留まった。
前述の通りこういったプロジェクトは内部の不祥事等でキャラクター利用を終了せざるを得なかったケースもある為*72そこは酒造元に感謝しよう。

◇アニメポケットモンスター 第8シリーズ(テレビ初回放送版)
もし現実になっていたら、前述の東リべの様に特定キャストのボイスのみ封印という特殊な対応が取られていた可能性が高いケース。
約26年間続いたサトシシリーズが完結し、新たにリコとロイを主人公に添えたリコロイ編が2023年4月から放送していたが、フリード役で出演している八代拓が第28話の放送(11月10日)直前の9日に「 車検切れの車を運転し、八代本人の不注意で停車中のバスに衝突 」という前科が付きかねないレベルの事故(赤切符)を起こしてしまい、一時は良くて延期、最悪の場合声優交代か作品自体封印されるとも言われていた。
しかしリコロイ編自体子供を完全にターゲットにした作品ではない事や*73、事務側も部分的な謹慎*74であった為、28話以降も放送を継続し今日に至る。

◇るろうに剣心シリーズ
2017年11月に作者の和月が児童ポルノの単純所持で書類送検されたため一時休載されたが、本人に常習性が無かったのか、初犯だったのかは不明だが2018年6月より連載再開。
やらかしの内容が内容なだけに打ち切られる可能性も無くは無かった為、 そこはジャンプに感謝しよう。

アウトレイジ
2010年公開のビートたけしによるバイオレンス映画。
当初、主要人物の一人に俳優の押尾学が起用される予定があったという(結局は不採用に)。
しかし製作中の2009年、押尾は合成麻薬所持により逮捕。たけしはこの事件を受け「もしも(押尾を)採用していたら作品がお蔵入りになって、他の出演者への賠償がとんでもない事になっていた」とコメント。
ちなみに起用されなかった理由は、純粋に登場人物のイメージと合わなかったかららしい。

なお、2019年に本作の続編2作に出演している俳優が相次いで不祥事を起こした。
というか、『アウトレイジ』『アウトレイジ ビヨンド』『アウトレイジ 最終章』のシリーズ3作品は、 全ての作品から1人以上逮捕者が出ている という、ある意味すごい状態となっている。
内容が内容である事も含めて、「アウトレイジシリーズは 創作ではなくドキュメンタリーだった 」などと言われる事も。
後にたけしも、天皇陛下即位三十年を祝う式典の祝辞にて 「両陛下がご覧になった映画が、不届き者を2人も出した『アウトレイジ3』でないという事を祈るばかりです」 と自らネタにしている。

◇下町ロケット(TBS版)
近年TBS日曜劇場の定番となっている池井戸潤作品で、2015年に放送。
当初、ラスボスに元野球選手の清原和博を起用する予定があったといわれている。作品のプロットに合わせ、大きな夢を実現させたアスリートとして白羽の矢が立った模様。しかしスケジュールの関係で清原の都合が合わず、この案は没に。
その後、オファー断念直後に清原の薬物所持疑惑が発覚。上層部からは「大丈夫か!?」との声がかかり不安視される。
放送終了後、疑惑は事実だった事が判明。もしも起用していれば、名作にも拘らずソフト化困難という憂き目に遭っていた事だろう。この後、スタッフは「出演者の身辺調査はしっかりやれ」とこっぴどく叱られたとか。
ちなみに、アスリートを出演させる案は同じ原作・スタッフの次回作『陸王』にて松岡修造を起用する事で実現した。
めでたし、めでたし…となるはずが放送終了から2年近く後の2019年3月、 今度は「陸王」にレギュラー出演していたピエール瀧がコカインの所持で逮捕されてしまう。 紙一重で封印を切り抜けた矢先にこの顛末とは、如何なものであろうか。何とも皮肉である。
その後、ドラマは瀧の一連の処分が終わってからソフト化と配信が実施されている為今回こそ危うく封印作品になりかけたと言えるだろう。

◇麻雀放浪記2020
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の映画化作品。1984年以来2度目の映画化となる。
公開直前に出演していたピエール瀧が逮捕され、それに伴うテレビ番組・映画の打ち切りや延期などドタバタしていた中で、東映が予定通り公開する事を発表した。異例の対応だが、主演の斎藤工は「1つの特殊なケースかもしれないんですけど、その答えが映像に関わる人達の希望になれば」と初日の囲み取材でコメントしている。
これ以降、映画界では 「出演者の不祥事と作品の公開は無関係」 という共通認識が得られ、後年に吉永小百合の主演作品においても、出演していた伊勢谷友介が公開前に不祥事を起こし逮捕されたものの当該作品は予定通り公開されている。
余談だが、本作は1945年から2020年にタイムスリップした主人公が麻雀で戦うというものだが、その世界では開催予定だった東京オリンピックが中止になっているという設定。現実世界でもお蔵入りになりかけたのは皆さんご承知の通り。

◇泣き虫しょったんの奇跡
将棋棋士の瀬川昌司による自伝小説が原作のヒューマンドラマ映画。2018年9月公開。
2019年3月にDVDが発売予定だったが、出演者の1人である新井浩文が不祥事で逮捕された事で急遽延期され、更に監督の豊田利晃も不祥事で逮捕された事で発売中止かと思いきや、ようやく同年11月27日に無事に発売された。

◇東方見聞録
撮影中に 死亡事故 が発生し、劇場公開が中止。作品自体は完成しビデオソフトとして発売された。

◇ミュージカル テニスの王子様 の4代目青学出演公演
亜久津仁役の清水良太郎が公演終了後の2017年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、更には違法カジノの出入りが発覚して謹慎処分を喰らっていたが、初犯だったため実刑にはならず封印はされなかった。
もしこれも封印されていれば、前述の甲斐裕次郎の件を含めて4代目青学の出演シーンが全部封印される事になっていた。

◇『タンタン ソビエトへ』&『タンタンのコンゴ探険』
小学校の図書室で読んだ方も多いのではないだろうか?新聞記者タンタンと愛犬スノーウィの活躍を描いた、ベルギー生まれの冒険漫画シリーズの第1作目と第2作目。
『タンタン ソビエトへ』の方は1930年に出たシリーズ1作目で人気が出て単行本もよく売れたのだがその後なかなか再版されず、1930年代のモノクロ作品を作者が描き直してカラー化再販される様になっても対象外になり、その後やっと1969年に「海賊版の横行を見かねてモノクロ状態のまま」という、いかにも渋々なやり方で再販された。
『タンタンのコンゴ探険』は前作のヒットを受けて制作され、1946年にカラー再販もされたが、20世紀後半頃から本国のベルギーなどを筆頭に再販が行われなくなっている。

それぞれの封印理由は作者のコメントもあってかなりわかり易く、『ソビエトへ』はソ連政府をテロリストの元締め*75として出してしまった事、『コンゴ探検』は植民地支配にありがちな上から目線やステレオタイプな未開人として描かれたアフリカ黒人、そして動物虐待の謗りを免れないシーンなどがあったため。
日本においてはこの2冊は冒頭に「注釈」をつけた上で刊行された。初期の作品にも拘らず、刊行がシリーズ21・22番目と遅れたのもこうした背景あっての事だろう。
一応補足しておくと、今作が最初に発表されたのは1930年代であり、当時革命や内戦のごたごたが続くソ連政府やこうした革命を起こした共産主義者を良く思わない見方や、ベルギーの植民地だったコンゴの人々の描かれ方も時代の趨勢に沿ったものだった(ちなみに『コンゴ探検』カラー版では一部こうした場面が修正されている)。
共産主義者や黒人の方々にしてみれば憤懣やるかたないだろうが、作者のエルジェも当時の価値観からは自由になれなかったのだ。

◇ツユが作曲した曲全て
YouTubeを中心に人気を集め、アニメやゲームへの楽曲提供も行っていた音楽ユニット「ツユ」。
そのリーダー・ぷすが殺人未遂の容疑で逮捕された事に伴い2024年6月12日に発売予定だったピアノソロアルバム「TUYU Piano Collection」が急遽発売中止となり、予定していたツユの5周年記念ライブイベント等も全て中止に。
これを受けツユとしての活動は完全に困難になってしまい、同年6月16日をもって活動終了。5周年間近の突然の終了という何とも後味の悪い結末となってしまった。
そして作曲した曲も全て2024年12月31日をもって完全削除するはずだったが、その日にXにて削除すべきか否かのアンケートを行った結果、「削除すべきではない」派が圧倒的多数だった事を受け撤回された。
なお、例のアルバムはピアノ担当であったmiroの自宅内の段ボール箱に山程溜まっている模様。このCDの今後の扱いについては現時点で不明。
ちなみにシングル内に『 どんな結末がお望みだい? 』という楽曲が存在する*76。上記の出来事からすると何とも皮肉すぎるタイトルである。

◇Chinese Democracy
ガンズ・アンド・ローゼズの4枚目のアルバム。
2008年にリリースされたが、制作発表自体は1994年には行っていた。つまりこのアルバム、 制作に14年 *77も費やしている。製作費も1300万ドル(リリース当時の為替で約14億3000万円)まで膨れ上がった。
長いことリリースの噂が出ては消えてを繰り返し、ライブでは アルバム収録曲を普通に披露 したり、アクセル・ローズも「もう完成している」「製作は終わった」と宿題を忘れてきた言い訳の様な発言を事ある毎にしていた為、最早多くのファンが「出す出す詐欺」「どうせ出ないだろ」という認識であった。
あまりにも長期間リリースされなかった為、ドクターペッパーは2008年に 「もし同年内にアルバムが出たらアメリカ国民全員にドクペを1缶を無料配布する」 というキャンペーンまで行う始末。
なお実際に同年内に発売されたため、ドクペは公式サイトで無料クーポンを配布。ドクペ副社長はこの時のインタビューで 「本当に発売されると思わなかった」 と発言している。
「ボーカル収録は9年前に完了済み」「数多くの没曲があった」「リリース直前に収録曲がリークされる」、アクセルに至っては「アルバム発売を妨害したとしてマネージャーを起訴」「 アルバム制作を邪魔する負の力を感じ超能力者に相談 」等々、制作でのおかしなエピソードには事欠かない。
悪い意味で話題の待ちに待たされたガンズのアルバムという事もあり、セールス自体は世界中で高い記録を出した。
しかしオリジナルメンバーがアクセルのみで、これまでとは大きく異なる路線もあり、総じて「良い曲もあるが掛けた時間の割には…」という感想に落ち着いており、アルバムとしての評価は賛否分かれる怪作となっている。まあそれだけ時間掛けていいものなんてそりゃできないよ

劇場版 緊急取調室 THE FINAL
テレビ朝日で放送されていたテレビドラマの映画化。
当初2022年に公開予定だったが、安倍元総理の襲撃事件があり*78翌年の6月に公開が延期され、5月15日に試写会も行われたが、その3日後メインゲストの内閣総理大臣役として出演していた市川猿之助が、よりによって自殺幇助で逮捕されてしまうという一大事によって再度公開が延期に。
この手の逮捕では「作品と演者の不祥事は無関係」という合意が形成されつつあったが、本件は容疑が重罪でフィクションと割り切れないとの判断が下されて撮り直しが決定。代役を石丸幹二が務めて製作が再開され、2025年12月に無事公開された。*79

ちなみに、当初の公開前日(2023年6月)にはテレビスペシャルも放送予定だったが、こちらはゲストの永山絢人が大麻取締法違反で逮捕された影響でお蔵入りとなってしまい、未だにそのままである。





追記・修正は、この項目が封印されないよう注意してお願いします。

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最終更新:2026年08月21日 19:04

*1 犯罪者を擁護・容認している、犯罪者を使って金儲けをしているなどの印象を持たれない様にするため。

*2 タイでは王族に対する不敬罪が存在する。

*3 前者はほとんどの国で同性愛が死刑扱い、後者はムハンマドを唯一の預言者としているため。

*4 後年セガの上層部にいたスタッフが「あと2ヶ月開発期間があれば…」と明確に失敗を認めている。

*5 DQ7リイマジンドでも系統ごと削除されたモンスターは多いが、そちらは別の理由がある。

*6 それ以前においても“現状諸問題があり、CM利用ができない”と明記されていた。

*7 『ドラえもん第0巻』など近年の作品ではセリフ内容が変更されて出てこない。

*8 当時はテディ片岡名義で、下ネタ系の小話や艶笑話を書くコラムニストとして活動していた。

*9 精神障害の治療として1940~50年代にかけて行われた、脳の神経を切断する手術。症状の改善が見られた一方で、脳の機能低下など重大な問題が確認されたため、21世紀に入ってからはほぼ用いられなくなった。

*10 一例として「虐殺をしたとされる兵士の写真が実在するが、(不鮮明で分かりにくいものの)日本兵の軍服とは違う様に見える軍服を着ているが、本作ではその写真の兵士を明確に日本の軍服で描いてしまったこと」がある。

*11 初回のしんのすけが幼稚園に転入してくる(但し転入時期によっては転入と同時に入園式に参加するケースもあるため真偽は不明)エピソードや、運動会の回でしんのすけの姉の存在の言及等。

*12 1950年設立の世界中の出版社に特集資料や写真を販売する企業で、いろいろな漫画の再版の流通権を出版社別に管理もしていた。

*13 博士号を授与するきっかけとなった論文は、従来から印刷して世間一般に公開しなければならず、更に2013年からはインターネット上でも公開しなければならなくなった。

*14 特に有名なのが「ボルンの妻ヘートヴィヒに最大限にしてください」で、これは「マックス・ボルン」のマックスを「最大限」と訳した模様。

*15 3巻で「日本ではみんな個人ではソフトを作らなかったので、インディーは流行しませんでした」と書いているが、1970年代後半以降のマイコン黎明期には学生を中心としたマイコンユーザーが既存作の移植や亜流ゲームプログラムを「I/O」や「マイコンBASICマガジン」に投稿するインディー活動が流行しており、そこから人間が集まりソフトハウスになった所も多い。

*16 PS2を貶すのに「ファミコンの乏しいスペックを見事なハッキングで乗り切った『スーパーマリオブラザーズ』が歴史的傑作になった」と言い出すなど(当然ファミコン発売当初、家庭用ハードとして最先端を行っていたのであって乏しいとするのは正に時代錯誤である)。

*17 なお同書において「韓国産オンラインゲームがヒットしたのは韓国人は大脳辺縁系が発達しているから(大意)」などと言うトンデモ論まで書いている。

*18 元々岩崎は過激な発言も多く、本作以外でも知識の浅さも指摘されていた。

*19 ゲーム版のキャラの手持ちにいたポリゴンの進化系が、アニメ版で別ポケに差し替えられる程。

*20 リコロイ編の世界線はゲーム版の世界線と近しいものになっており、サトシ版カロス地方での事件やトライポカロンの存在が言及されていない為、やはり旧シリーズとは別の世界線である可能性が高い。

*21 前述の通り、この騒動が起きる数年前にイスラム教の過激派が本当に反イスラムを唱えた日本人を始末する未解決事件が起きた為。放置もできなかった

*22 一部サブスクに限り該当話の吹き替え音声は差し替えられていないが、元映像の関係で音声がズレている事もある。

*23 どれだけ厳しかったのかと言うと、薬物が作中に登場するというだけで第1話すら放送されない程。

*24 そのため現在はあまりにも人気になり過ぎてやむを得ず自首封印せざるを得なかった説が有力

*25 一応3話の封印はソフトのみで配信等では普通に視聴可能だが、そちらも修正版が採用されている。

*26 当作の「老若男女を問わず楽しめる」目的もあってか、アニメ版は意図的に直近の物から親世代向けの古めのパロディネタを挟む事がある。

*27 本放送版で声を当てていた一部声優が別キャラとして再起用されている。

*28 投稿月の2月はアメリカにおける「黒人歴史月間」でそういう事に敏感になる米国人がいた事も考慮する必要がある。

*29 フィルムから別の媒体(狭義ではビデオテープやDVDなどTV信号媒体)にダビングする事。

*30 当時は変身前や敵幹部の声も後付けで収録後にアフレコをしていた(例外的に音声同時撮りとなった出演者も少ないが存在する)。全話がその場で音声同時撮りになったのは『シンケンジャー』以降となる。

*31 本放映中はサントラの配信版に収録が残ってはいた。

*32 乞食の一種であり、江戸時代には非人と同等の扱いを受けていた。

*33 当初は上様が幽霊と戦うシーンが作風にそぐわないとも言われていたが、同じく上様と亡霊と戦うシーンがある第3シリーズ94話「悪霊の城の花嫁」が現在も普通に再放送が行われている事を鑑みると、前者の理由が有力か。

*34 これには、お遍路をする人は何かしら過去に抱えている人もいる為あまり深く詮索しないという地元に伝わる暗黙の了解がある為。

*35 未回収分の一部DVDがフリマアプリでそこそこのプレミアがつけられているが、そちらは別の事情(この件による封印も一枚かんでるが。)がある

*36 イベントのポスターやグッズにはオリジナル版を使用。なお、MATSUDA98版は特に苦情が寄せられなかった為かそのまま使用。

*37 その場合も「こちらの制服は現在使用されておりません」等の注釈付きで紹介されている。

*38 前提として温泉むすめ達は神様のため年齢設定はない。

*39 デザイナー曰く色を変えたから良いのではないかという甘い認識で対応していたらしい。ちなみにベルトは仮面ライダーアギトのオルタリングを改造。

*40 実際には響鬼放送前の2003年にデザインが決まっていたため完全なとばっちりである。

*41 氏は旧芸名の浅倉唯時代から不定期にグラビア業も実施している。

*42 モリー役にはラスボスこと小林幸子が起用されているが、これだけは変更されずそのまま残された。

*43 尚、同曲からメロディも引用しているが元々がフランス民謡で作曲者不詳のため、こちらは問題にならなかった。

*44 加藤茶のスピード違反や志村けんのノミ行為などを揶揄する歌詞が多数含まれている。

*45 筋肉少女帯のメジャーデビューアルバム「仏陀L」(1988年)には「高木ブー伝説」のイントロ部のみが「オレンヂ・エビス」につながるよう収録されている。

*46 これ以外にもiron側の不誠実な態度(謝罪した際にも「再生数が多いから目をつけられた」と言い出すなど)にも言及している。

*47 英語版ユキの利用規約では性的描写を含むものは禁止行為となっている。

*48 住居侵入罪の成立には故意の証明が必要。現実には吉沢は示談を組んで実質不起訴処分になっている。

*49 もっとも、チャンネルとしては店側が予め準備をしていたら企画にならない為アポなしの訪問をせざるを得ないという事情もある。

*50 尚、肝心の店主は大先輩の貴さんの来訪に喜んでおり、野球部を辞めた息子の相談に乗ってもらっていた事も感謝していた。

*51 ティファの名前が出てこず「おっぱい大きい子」と称するなど。

*52 イスラム教では豚肉と知らずに食べた場合は問題ないため、食べた側には批判は集まらなかった。

*53 花吐き病の設定自体は一応本家版とは大きく異なる。

*54 「重病の割に枕元にスマホが置かれている」「点滴の種類が重症時に使うものではない」「意識不明の容態なのにモニターのスイッチが点けられておらず呼吸器や酸素投与がない」など。

*55 内容によってまちまちだが同チャンネルの平均的な再生回数は5~10万回前後。

*56 正確にはルギア&ホウオウに対応する「しんぴのチケット」の交換カード(貰った時期やイベントによって説明文が微妙に違う)が異なっており、カードを受け取った時期と説明文が合致していない。

*57 2005年のポケモンフェスタか愛・地球博で出典していたポケパーク内で配布されていた「ふるびたかいず」を使うとミュウが確定で出現するイベントを起こせるので、それで色違いを捕まえようとしていた。

*58 手広く展開しているONE PIECEの仕事量は担当一人では賄いきれず、「漫画本編」と「アニメやグッズなどのメディア」で担当を分ける体制になっている。

*59 相方の長田は「それだと何も流行らなくなる」と反対意見を述べていた他、「ブログ時代に戻ればいい」という松尾の発言に「無理だよ、それは」と反論するなど、全体的に彼に対し懐疑的だった。

*60 内容としてはホストの売上・順位・役職など、過度な競争を煽る様な内容の広告を大幅に規制するといった項目が含まれる様になった。

*61 しかし、元々Synthesizer Vは「その人の声質をAIを用いて忠実に再現する」事が売りの製品である以上中の人もそれを承知の上で製品化に同意したはずなので、本来なら中の人の炎上で終わるはずなのだが、訴訟にまで発展し、最終的には本人側の主張が認められ封印に至る事になった。

*62 こちらはCeVIO版制作時に一度封印された最も花譜本人に寄せたTYPE-Aが使用したことにある。

*63 そもそも初音ミクは当初は歌手の起用を想定していたが、「自分のクローンが作られる」「オリジナル作品のカバー曲が氾濫する」と軒並み断られた為、「実在の歌手の声で歌うソフト」→「人間とは全く別のオリジナルキャラクターが歌うソフト」に方針を変えて制作された経緯がある。

*64 主人公の万吉が竹槍で腹を貫かれ次頁に黒ベタ一色白抜き文字で“完”と描いた原稿を渡し無理矢理終了させようとした。だが編集長が“完”の部分をホワイトをぶちまけ無理矢理消し、連載続行となった。

*65 恐らく北海道・東京連続少女監禁事件で、犯人が被害者の女性にペット用の首輪を付けさせるなどしていたとされる。

*66 但し一部の回は公式YouTubeで配信された事がある他、「激闘鯨合戦」については横浜市にある放送ライブラリーに収蔵されており、こちらは利用手続きを踏めば誰でも視聴可能である。

*67 前提として本来2期は海外で好評だった為に続編が制作された背景があり、海外向けにシリアス展開が多く、当初は日本でも放送予定だったのか26話と2クール分制作されていた。

*68 90年代後半から2000年代初頭はポケモンショックの影響もあり、特に検閲が厳しめだった。

*69 アイデアが似ていても著作権侵害に当たらない具体例として紹介される事が多い。

*70 保護者同伴が望ましいという指定

*71 最終的に会社は清算され、読売新聞系列の「中央公論新社」として再出発した。

*72 事実作品には休業や契約の都合でキャラクター利用を終了したキャラも一定数いる。

*73 前提として完全子供向け作品として作られたサトシの旅シリーズでは不祥事により、声優交代や作品自体封印させられたケースがある。

*74 一時的な生放送番組の出演自粛に留まっていた。

*75 ソ連工作員が外国に爆弾テロを計画し、タンタンがこれを阻止する展開。

*76 この曲はスマホゲーム『プロジェクトセカイ』への提供楽曲でもあり、こちらのゲーム内からもぷすの人気曲『アサガオの散る頃に』のカバーと共に楽曲削除・配信停止の憂き目に遭っている。

*77 アクセルがアルバム制作を発言した辺りからリリースまでの期間なので資料によってこの年数に結構な差がある。概ね13~15年としているものが多いが、中には17年という記述もある。

*78 劇中に「首相が襲撃される事件」があった事から公開延期となったとされる。

*79 なお、猿之助はアマプラ版『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』にも出演しているが、こちらは逮捕後も配信が続けられている。