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DAYBREAK'S BELL(L'Arc~en~Ciel)

登録日:2012/02/06(月) 18:41:19
更新日:2026/01/16 Fri 20:36:27
所要時間:約 6 分で読めます





「DAYBREAK'S BELL」とはL'Arc~en~Cielの32作目のシングル曲。
作詞はhyde、作曲はken。
5ヶ月連続リリースの一環として発売され、エムティーアイの「music jp.」のCMソングに採用された。
カップリング曲はP'UNK~EN~CIELによる「夏の憂鬱」のセルフカバーである。

だが、我々アニヲタ的には『機動戦士ガンダム00』1stシーズンの前期オープニングテーマとして有名だろう。
L'Arc~en~Cielによる土6のタイアップは2003年版の『鋼の錬金術師』(hyde単独を含むなら『BLOOD+』)以来となった。

しかしラルクの楽曲としても非常に重苦しく物悲しさを感じさせる曲調で、歌詞も戦争の虚しさと悲惨さ」「反戦」をテーマとして押し出したものであり、
ロボットアニメのOP曲としてはかなり異端な楽曲であると言える。
特にこの楽曲が使われた1stシーズン当初は、主役であるソレスタルビーイングが登場人物にとっても視聴者にとっても「戦争根絶を謳いながら戦火を広げる胡散臭い集団」でしかないのもあり、タイアップしてるような釣り合ってないような……という部分もあった。

ファンからは「刹那・F・セイエイを想うマリナ・イスマイールの心情を歌っているのではないか」という声もあるが、
hyde氏によると「戦争に駆り出される男性を想う女性」の視点から作詞したという。
但し、恋愛よりも反戦を重視した為「女性目線の反戦歌」がコンセプトになっている(奇しくもマリナ→刹那のイメージにはピッタリだが)。
hyde氏は作詞の際にガンダムの世界観とどう結びつけるか苦労したとか。


さて、この楽曲の2番の歌詞(アニメOPで使われていない範囲)には「草花も兵器に宿る」という表現があるが、これは本作を象徴する重要なキーワードの1つとなっており、
後の様々な場面において、「争いのない未来の象徴」としてこのモチーフが使われている。

そして『00』の物語が進むにつれて「争いを終わらせる」「殺し合うだけでは争いを終わらせることはできない」ことが一貫した主題として見えてきたことで、
この楽曲はこれ以上なく『00』のテーマに沿った、その象徴に相応しい楽曲であるという認識が視聴者の中でも強まることとなる。
現に、前述のモチーフだけでなく、楽曲自体も1stシーズン及び2ndシーズンの最終回のエンディングテーマとして採用されているという特別な扱いになっている。



【アニメーション】

登場人物達の紹介を兼ねながら、今後の展開を思わせる場面やカットも多い。

まず淡く輝くGN粒子に包まれるガンダムエクシアのシルエットから始まり、
エクシアが通り過ぎていった軌道エレベーターと地球をバックにタイトルロゴ。
闇の中から現れるエクシアはどこか幻想的である。

Aメロの部分では戦場にいる幼少時の刹那が映される。彼に笑顔は無く、目の前の花を見詰めている。
それに重なるように16歳の刹那が登場。エクシアの上に寝転がり、物思いに耽っている。
過去を思い出していたのだろうか。

続いてマリナが登場。不安げに振り返った瞬間、アザディスタンが炎に包まれていく。
実際、アザディスタンはセカンドシーズンで滅亡した。
パイロットスーツに身を包んだ刹那が向かう先は戦場。
一瞬振り返るが、その視線はマリナに向けられたものなのか。

Bメロでは他のガンダムマイスター達や、ライバルとなるグラハム・エーカーソーマ・ピーリスが登場。
彼らは本編でも互いの因縁の元に立ち向かうことになる。
アレルヤのカットでは一瞬だが両目が露見している。これはハレルヤの存在や超兵を示唆するものと思われる。

爆風に覆われたプトレマイオスから4機のガンダムが飛び立つと共にサビへ入り、マイスター達の武力介入の様子が描かれる。
各ガンダムの特性を生かしながら、多くのミッションを熟していく。
特にこのパートを締めくくる煌めく背景の中で斜めに回転しながら斬りかかるエクシアのカットは印象的で、エクシアが何かしらのゲームに参戦するたびに戦闘モーションとして採用されることが多い。

その中で刹那は、薔薇となったマリナの姿を追い求め、彷徨う。
やがて彼はマリナと良く似た女性と向き合う。その女性は光の球を刹那に託すと、光輝くエクシアと一つになった。
この女性は「刹那がイメージする平和の象徴」とのこと。
マリナに何処となく似ていたり、エクシアに変化するのはそれ故。

つまり簡単に言えば公式擬人化である。
ここまでの展開が展開なのでマリナの死亡フラグか?と思った視聴者もいたとか。

Cメロではトレミーの仲間達や、ソレスタルビーイングを支持する王留美達も登場。
沙慈・クロスロードと絹江・クロスロード、ルイス・ハレヴィも夕焼けを見てソレスタルビーイングに思いを馳せる。彼らはまだ、自分達の運命を知らない。
エクシアのコクピットの中で、刹那は光を見つける。
その先にあるのは、望んだ未来なのか。

ロックオン・ストラトスガンダムデュナメス
アレルヤ・ハプティズムガンダムキュリオス
ティエリア・アーデガンダムヴァーチェ
彼らのパーソナルカラーを背景に、愛機とツーショットで映される。

最後はエクシアを背景にトレミーメンバーが全員集合。
視聴者に「一体どんなガンダムが始まるのか」という期待を持たせるOP映像となった。
間違ってもファーストシーズンでマリナが一番活躍していたのはこのOPとか言ってはいけない。



【余談】

実は『00』の主題歌の話が来た際、当初はtetsuya氏がガンダムをイメージした明るい曲を作ろうとしていた。
しかし『00』が暗い話になると知り、その曲は没に(後にシングル「NEXUS 4」としてリリース)。
その後ken氏が曲を作る事になったが、最初は明るい曲しか作れず、hyde氏にどうしようと電話していたとか。
この辺の詳しい話はL'Arc~en~Cielの単行本『worksⅡ』を参照。
(NEXUS 4の件についてはアルバム「BUTTERFLY」リリース時のインタビューでtetsuya氏が語っている)
メンバー4人のガンダムに対する思いが語られているので気になる人はチェックして欲しい。




追記・修正は擬人化エクシアをマリナと間違えた方にお願いします。

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最終更新:2026年01月16日 20:36