ハイドラガンダム

登録日:2012/02/10(金) 20:54:39
更新日:2023/12/16 Sat 17:38:56
所要時間:約 3 分で読めます




新機動戦記ガンダムW DUAL STORY G-UNIT」に登場するMS。名前の由来はうみへび座から。


データ

型式番号:OZ-15AGX
全高:24.6m(高機動モード時:19.4m)
重量:21.7t
出力:15,965kW
推力:316,950kg
装甲材質:G-METAL(ガンダニュウム合金)
チタニュウム合金
武装:バスターカノン
   バルカン×2
   ビーム砲
   ビームサーベル
   ビームナギナタ
   EMFシールド
   ショルダークロー×2

パイロット:ヴァルダー・ファーキル
ピーニャ・ハーシー

概要

OZが「オペレーション・メテオ」で投入された5ガンダムガンダムエピオンに対抗すべく造った試作機。

両脚を折り畳むことで高機動モードへ変形できるのが最大の特徴。その姿はまさにジオング
頭部は通常のガンダムフェイスの他、後頭部と側頭部にも顔を持っている。
それぞれ側頭部はゲルググに、後頭部はジオングにそっくり。
これは「マルチセンサー」と呼ばれる複合型センサーシステムで、高い索敵性能を持つ。
また、サイドスカートにはステルスジャマーを備え、レーダーを阻害する。

コクピットにはパイロットの精神を機体と直結させて空間的に敵機の位置を掴むことが出来る精神感応システムを搭載している。


武装

  • バルカン
頭部に2門装備した近接戦闘用の機関砲。

  • ビーム砲
後頭部(ジオング顔)の口に当たる部分に装備した単装のビーム砲。

  • バスターカノン
長砲身の高出力ビームライフル。重装甲の機体をも一撃で破壊出来る。
通常は右肩に装備され、可動砲台として使われるが、高機動モード時には携行武装となる。
…劇中では通常時にも携行武装として使っていたが。

  • ビームサーベル
接近戦用の武装。EMFシールドの裏に1本装備している。
ショルダークローに持たせても使用可能。

  • ビームナギナタ
設定画に記載されていた本編未使用の武装。
大腿部アーマーの裏に装備され、グリップ両端からビームの刃を発振する。
恐らくゲルググのオマージュ。

  • EMFシールド
小型の盾。「EMFフィールド」と呼ばれる電磁波を使った特殊なフィールドを展開することでビームを防ぐ*1。効果範囲は結構広い。

こちらも通常時は左肩に装備され、高機動モード時には携行武装として使われる。やはり劇中では通常時にも携(ry

  • ショルダークロー
背中のアームを介して両肩に装着されている。
ビーム砲を1門内蔵しており、高機動モード時には可動砲台になる。
機体から分離してUCガンダムの「インコム」のように使うことも可能。


劇中の活躍

  • G-UNIT
「暗黒の破壊将軍」ことヴァルダー・ファーキルが搭乗。
星屑の三騎士(スターダストナイツ)のブルム・ブロックスが駆るLEO-Nを撃破し、資源衛星MO-Ⅴから脱出してきたシャトルを襲撃。
護衛についていたアディンのL.O.ブースターと交戦するが、機体性能とヴァルダーの高い技量でアディンを翻弄し、シャトルを全機破壊する。
シルヴァ・クラウンがOZプライズを裏切ると、彼を処刑しようと追撃するが、ガンダムグリープに乗り換えたアディンに邪魔されて撤退する。
最終決戦でもアディンのグリープと戦い、最初は優勢だったが、PXシステムのオーバードライブで反撃されて形勢が逆転。
さらに世界国家軍の降伏宣言を傍受したロッシェからライバル視していたトレーズ・クシュリナーダの戦死を聞かされて呆然とし、最後は冷静さを失ったところをグリープのビームランサーで両断されて撃破された。


  • ガンダムEXA
ピーニャが搭乗してヒイロ・ユイウイングガンダムゼロと交戦。
ゼロシステムで動きを読まれてしまい、あっさりと撃破された。


  • ガンダムビルドファイターズトライ
コウサカ・ユウマの回想に登場。アドウが使用していたガンプラ。
ちなみにベース機ではあるが、デスサイズヘルの翼や鎌、ガンダムナタクのドラゴンハング、スローネツヴァイまたはアルケーガンダムのGNファングなどを搭載した化け物と化している(胴体部はサンドロックのマントが被せてあるので不明)


ゲームでの活躍

基本性能の高さとガンダムW系では貴重なバランスの良い武装でトップクラスに優秀な戦力となる。
火力・射程共に恵まれている上、『OVERWORLD』では大気圏内で飛行可能+「バスターカノン」が貫通ビーム扱い等、至れり尽くせり。
ちなみに『F』では「ショルダークロー」と混同したのか、UCガンダムにのみ登場する武装である「インコム」を使用することができた。
『OVERWORLD』ではインコムはなくなったものの、その分「バスターカノン」の射程が伸びたので使い勝手の良さは変わっていない。
むしろ上記の強化点もあり、以前にも増して活躍が期待できる。
『CROSSRAYS』ではショルダークローが覚醒効果になってしまったので原作パイロットのヴァルダーとの相性が悪くなってしまったものの、
乱舞技としてハイドラワルツが追加され接近戦での火力は向上した。

  • ガンダム・ザ・バトルマスター2
1st逆シャアの機体で闘う対戦格闘ゲームの本作において、まさかのラスボスとして登場。
ただ、前座であるサイコガンダムMk-Ⅲが強すぎるので霞んでしまう不遇の存在でもある。

  • SIMPLEキャラクター2000シリーズ新機動戦記ガンダムW THEバトル
上記の流れを汲む作品。
本作ではヴァルダー本人が望んだトレーズのエピオンとの対決も可能。


その他

武者ガンダムシリーズの一つ『ムシャ戦記 光の変幻編』では、頑駄無軍団と敵対する天魔軍団の総帥ハイドラが登場。
高機動モードへの変形を利用してか、妖術師と豪将の多重人格キャラとなり(高機動モードが妖術師、ガンダムフェイスが豪将)、倒されてももう一人の人格で蘇る。


ガンプラ

1/144で発売。
もちろん、ジオングモード高機動モードへの変形も可能。




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最終更新:2023年12月16日 17:38

*1 機能はスコーピオのA・S・プラネイトディフェンサーと同じで、これを小型化したものである。