ガンダムスローネ

登録日:2010/01/22(金) 22:06:38
更新日:2022/04/27 Wed 09:02:34
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123 CB GNドライヴ[T] MS お前達が……。その機体が……!ガンダムで……!あるものかぁッ!!! かませ犬 ひろし アイン アリー・アル・サーシェス イレギュラー ガンダム ガンダム00 ガンダムスローネ ガンダムスローネアイン ガンダムスローネツヴァイ ガンダムスローネドライ ガンダムタイプ ゲテモノ サーシェス ソレスタルビーイング ツヴァイ トリニティ ドライ ドライはエイリアン ネーナ ネーナ・トリニティ ファング フルブースト参戦 ミハエル ミハエル・トリニティ メイドイン黄金大使 ヨハン ヨハン・トリニティ リィアン 三体一組 俺のファングすげぇだろ? 国連軍 座天使 捨て駒 擬似太陽炉 紛争幇助対象 行けよ!ファングゥッ!! 貴様はガンダムではない! 鷲尾直広 黒いガンダム




出典:『機動戦士ガンダム00』 ファーストシーズン第14話「決意の朝」オープニング 毎日放送、サンライズ制作 2008年1月12日放送より



ガンダムスローネ(GUNDAM THRONE)とは『機動戦士ガンダム00』に登場するモビルスーツ(MS)の一群。




【概要】

西暦2307年から始まったソレスタルビーイングの武力介入行動に途中から参加した「チームトリニティ」が使用するMS。
本編にはチームトリニティの三人が使用する三機のガンダムスローネが登場し、シリーズ内では他にも派生機が登場している。

機体名の「スローネ」は天使第3階級「座天使」に相当する「スローンズ(thrones)」から取られている。


本来のイオリア計画には存在しないイレギュラーなガンダムであり、チームプトレマイオスの面々や監視者の多くも存在を知らなかった。
その正体は監視者の一人アレハンドロ・コーナーと共謀し、情報提供と共に指示を受けたリニアトレイン公社総裁にして監視者の一人ラグナ・ハーヴェイが軌道エレベーター内の秘密工場で極秘建造させた物。
アレハンドロらが目論んだイオリア計画乗っ取りに向け計画の方向を誘導するための存在であり、同時に計画の流れでチームトリニティ諸共排除されることが前提になっていた、謂わば捨て駒のような物である。


第3世代までのガンダムのデータを用いて開発されており、技術レベルや基本性能もチームプトレマイオスの第3世代機と同等。
GNドライヴ(太陽炉)はその特殊性から完全な再現こそ出来なかったが、そのデータから造られた「GNドライヴ[T(タウ)](通称「疑似太陽炉」)」を主機関として採用している。
この疑似太陽炉はオリジナルの太陽炉の核となるTDブランケットが無く、太陽炉のような単独での半永久稼働は出来ないが、外部からの電力供給によってGN粒子を生成する機能は有している。
結果、GN粒子由来の通信妨害や高度な機体制御、強力なビーム兵器類の使用も可能で、非太陽炉搭載の従来機を大きく上回る性能を誇る。
但し、スローネに搭載された疑似太陽炉は初期型であり、生成されるGN粒子は赤く、ビーム兵器などで圧縮された粒子は人体に対して重度の細胞障害を引き起こすなど有毒である。

チームトリニティのガンダムスローネ三機は共通の素体をベースにそれぞれの運用形態に特化しカスタマイズを施すという、半ば量産機のような性質の機体になっている。
素体部分の機体構造もチームプトレマイオスのガンダムとは大きく異なり、擬似太陽炉基部自体をメインフレームの一部としている*1
その為、疑似太陽炉から頭や手足が生えたような独特のシルエットを形成しており、機体各部のブロック分けも簡素で量産性を考慮した構造となっている。
ぶっちゃけると頭部にツインアイやブレードアンテナなど共通の意匠があるだけで、それ以外の部分はチームプトレマイオスのガンダムとは似ても似つかないデザインとなっている。

本機の背面には擬似太陽炉用の始動機が接続されている為、GN-Xのようにいちいち火入れをする必要が無く、柔軟な運用が可能。
またチームトリニティの機体には機密保持のため各所に爆薬が仕込まれているらしく、破壊・切断さるなどした際に起爆し解析を困難にする仕掛けがあった。


本機の量産性はその後更に高められ、本格的な量産仕様としてGN-X系の開発へと繋がっている。



【各機解説】



世界に見せる必要があるのさ。

ソレスタルビーイングの本気さをな……。





GUNDAM THRONE EINS


【ガンダムスローネアイン】


型式番号:GNW-001
頭頂高:18.6m
本体重量:67.1t
動力機関:GNドライヴ[T]
装甲材質:Eカーボン
所属:ソレスタルビーイング(チームトリニティ)

武装
  • GNランチャー
  • GNビームライフル
  • GNビームサーベル×2
  • GNシールド

搭乗者
ヨハン・トリニティ


□機体概要(アイン)

スローネ1号機。アインはドイツ語の「1」を意味する。
ダークブラウンのカラーリングと頭頂部から垂直に伸びたセンサーマスト、右背部に接続された大型のGNランチャーが特徴。
ガンダムデュナメスの精密射撃能力とガンダムヴァーチェの大火力を融合させた長距離砲撃型MSであり、同2号機や3号機に対する指揮官機の役割も担う。


□武装(アイン)

  • GNランチャー
バックパック右側に装備された太陽炉直結の大型ビーム砲。
展開機構を持ち、長砲身時にはGNビームライフルの後部アームを連結させ保持させられる。
他のスローネから粒子供給を受ける事で、2機連結の「GNメガランチャー」、3機連結の「GNハイメガランチャー」を発射可能。
通常形態でも遠距離からMSを一撃で撃墜する威力を誇り、GNメガランチャー時には巨大建造物を破壊する連続照射が可能。

  • GNビームライフル
メイン武装。
主に中・近距離用の火器として使われ、GNランチャー長射程モード時には後部のアームが起立しランチャー下部に接続される。
銃口の下部にはスモーク弾を発射する機能もある。
意外に思われるかもしれないが、『00』で最初に登場したビームライフルである*2

  • GNビームサーベル
両肩上部に装備されたスローネ共通の接近戦用装備。
チームプトレマイオスのガンダムが標準装備している物とほぼ同じ機構だが、より大型で高出力の刀身を形成する。
GNコンデンサーを内蔵している為、手元から離れても短時間ならビーム刃を維持する事が可能。
非太陽炉搭載型にも拘らず、グラハムのカスタムフラッグがビームサーベルを振るえたのはこのおかげ。

  • GNシールド
左肩に接続される小型シールド。
バックパックに接続されたベルトケーブルによって粒子供給を行う。
GNフィールドの展開も可能だが、部分的なもので使用中は他武装への粒子供給が滞るなど欠点もある。


□劇中の活躍(アイン)

初登場時はAEUの捕獲部隊からヴァーチェを、オーバーフラッグスからデュナメスをアウトレンジからの砲撃で救助する。

第17話では太陽炉について知りすぎたレイフ・エイフマン教授をGNメガランチャーで蒸発させ、
続けて第18話でアイリス社の兵器工場を襲撃中、阿修羅を凌駕したグラハム・エーカーにGNビームサーベルを奪われ右腕を切断された。四肢を失う欠損はガンダムタイプではこれが初となる*3
この時奪取されたサーベルは、後にユニオンフラッグカスタムⅡの主兵装として転用される事になる。
機動戦士ガンダム00WORLD REPORTでは、強奪したGNビームサーベルと共にユニオン領内に落下したアインの右腕が倉庫内で研究対象として保管されているレポートがある。

GN-X登場後は基地を確保され逃亡を余儀なくされる。GNハイメガランチャーを奇襲同然に撃ち放つもGN-Xを1機しか仕留められず、その後の逃亡では粒子発生率が低下していたのもあって終始劣勢気味だった。
その末、アレハンドロの命で現れたアリー・アル・サーシェスが奪ったスローネツヴァイに撃墜されたのだった。赤いGN粒子を撒き散らす最期は必見。




ガンダムスローネ2号機、スローネツヴァイ!

ミハエル・トリニティ…!エクスタミネート!行けよ!ファングゥッ!!


ガンダム…こいつはとんでもねえ兵器だ。戦争のし甲斐がある…!

テメエのガンダムもその為にあんだろぉッ?!!





GUNDAM THRONE ZWEI


【ガンダムスローネツヴァイ】


型式番号:GNW-002
頭頂高:18.6m
本体重量:67.1t
動力機関:GNドライヴ[T]
装甲材質:Eカーボン
所属:ソレスタルビーイング(チームトリニティ)→国連軍

武装
  • GNバスターソード
  • GNファング×8
  • GNビームサーベル×2
  • GNハンドガン

搭乗者
ミハエル・トリニティ→アリー・アル・サーシェス


□機体概要(ツヴァイ)

近接強襲型のスローネ2号機。ツヴァイはドイツ語の「2」を意味する。
緋色のカラーリングと巨大な大剣「GNバスターソード」、腰部左右に装備したファングコンテナが特徴。
GNバスターソードやGNファングなど強力な武器を持つが、それだけに操るには高い技量が要求される。


□武装(ツヴァイ)

  • GNバスターソード
右肩に懸架される巨大な実体剣。
GNコンデンサーが刀身に内蔵されており、GN粒子を纏わせる事で実体剣とビームサーベル両方の特性を併せ持つ。
GNソード等と同様、粒子による重量制御でインパクトの瞬間に重量を増大させて威力を跳ね上げる事が出来る。
その特性上、盾としても利用可能。というより本機は盾を装備していないので、これが盾を兼ねている。

両腰コンテナに搭載された遠隔操作兵装。
シリーズでもお馴染みのオールレンジ攻撃兵器で、今作中ではスローネツヴァイで初めて搭載された。
8基搭載されているが、通常は6基のみ使用し、残りの2基は緊急時や不意打ちに使う。前者を陽動、後者を本命とする戦法がミハエルの常套手段であり、多数の敵を屠ってきた。
対してサーシェスはGNファングを消耗品程度にしか思っておらず、ミハエルのように必殺の武装とは思っていなかった。そのため使用方法も4基射出して内2基を相手に迎撃させ、残り2基で攻撃を仕掛けるなど出し惜しみしていない。

  • GNハンドガン
左腕に装備された小型ビーム砲。
攻撃力、射程距離ともにビームライフルには劣るが、連射性は高い。
アインへの粒子供給用ケーブルを内蔵し、合体時にはカバーが開いて接続部が展開される。

  • GNビームサーベル
他スローネと同系統のものを肩部に装備。
GNバスターソードの存在もあってミハエルは使用する事なく、サーシェスが一瞬だけ用いた*4



□劇中の活躍(ツヴァイ)

初登場ではガンダムキュリオスを捕らえたティエレン部隊をGNファングで壊滅させる。
その後、ハワード・メイスンのオーバーフラッグを仕留めるも、それ以降は目立った活躍は無く、GN-X部隊の追撃ではパターンを読まれて簡単に迎撃されてしまった。

ミハエルがサーシェスに射殺された後、リボンズがヴェーダで本機のバイオメトリクスを書き換えた事で、サーシェスの機体になる。

サーシェスが初めて乗り込んだ際には連戦で粒子発生率が落ちており、GNファング未装備ながらもスローネアインを圧倒し完勝。
直後のガンダムエクシアとの戦闘でも優位に立っていたが、トランザムが起動したエクシアに翻弄されて撤退。
その後はフランス外人部隊の兵士「ゲイリー・ビアッジ少尉」を名乗ったサーシェスの愛機として国連軍に所属、
彼と対面したセルゲイからガンダムをどうやって鹵獲したのか尋ねられるも、「そいつは企業秘密」とはぐらかしていた。
また、ソレスタルビーイングを事実上掌握したアレハンドロがバックにいるためか、エクシアとの戦闘で失った装備も補充される事となった。

その後の戦闘では、ヴァーチェの一斉射撃を優々と回避しながらピンチに追い込み、劇中屈指の名バトルであるデュナメスとの戦いでこれを撃破。
ロックオン・ストラトスGNアームズの残骸で放った砲撃で大破しながらもGNハンドガンでGNアームズを破壊した事で相討ちに終わった。
その結果、ロックオンは戦死し、サーシェスは重症を負いながらも生き延び、再生治療で復活を果たす。

後に設計データを使用した後継機のアルケーガンダムが開発された。
……ちなみに、地味に『ガンダムタイプの2号機は盗まれる』というジンクスをしっかり守ってしまっている。




GN粒子、最大散布!行っけぇ!ステルスフィールド!!





GUNDAM THRONE DREI


【ガンダムスローネドライ】


型式番号:GNW-003
頭頂高:19.4m
本体重量:67.7t
動力機関:GNドライヴ[T]
装甲材質:Eカーボン
所属:ソレスタルビーイング(チームトリニティ)→王留美の私兵

武装
  • GNステルスフィールド
  • GNハンドガン / GNロングライフル
  • GNビームサーベル×2
  • GNシールドポッド
  • GNシールド



□機体概要(ドライ)

後方支援型のスローネ3号機。ドライはドイツ語の「3」を意味する。
ワインレッドのカラーリングと後方に長く伸びた頭部が特徴。エイリアンと言えば分かり易いか。

支援用の機体である為、単体での戦闘能力はスローネの中で最も低い。
コックピット内部には、AIロボット「HARO」を設置する為の台座が用意されており、デュナメス同様操縦支援を行う。


□武装(ドライ)

  • GNステルスフィールド
オーガンダムに搭載されたGNフェザーを発展させた機能。
使用の際には背部ユニットと左肩のGNシールドからGN粒子が放出され、地上で使った場合には周辺地域一帯の上空が赤く染まる。
大量のGN粒子を散布する事でより広範囲をジャミングするだけでなく、その圧倒的な光景によって威圧する効果も併せ持つ。
GNフェザーより遥かに指向性が高い為、防御にも使用可能。
先述の特徴的な形状の頭部は、このステルスフィールドによって多少なりとも影響を受けるセンサー類のリスクを回避し、
尚且つより広範囲の粒子を確実に制御する目的で頭部のセンサーユニットをより強化した結果である。

  • GNハンドガン / GNロングライフル
カラーリングと右腕に装備されている点を除けば、ツヴァイの物と同一。
アインとの合体時に用いるのも同じ。
リィアン偽装時には、ビーム砲と連結させてGNロングライフルとして使用出来る。

  • GNシールドポッド
右肩に装備される武装コンテナ兼用シールド。
ミサイルや予備のサーベルが収納されている。

  • GNシールド
左肩に装備されるGNコンデンサー内蔵型シールド。
ステルスフィールド使用時は表面のカバーが展開する。


□劇中の活躍(ドライ)

アグリッサに捕縛されたエクシアの窮地を救い、刹那・F・セイエイはその姿にオーガンダムの姿を重ねた。
GNステルスフィールドを展開し、タクラマカン砂漠上空を真っ赤に染め上げ、視聴者の度肝を抜いた。
後の資料集によれば演習地から100km以上離れた莫高窟周辺でも赤い光を確認できたとされる。

度重なる任務に疲労が溜まり、その鬱憤晴らしにハレヴィ家の結婚式を襲撃し、ルイス・ハレヴィの家族と左腕を奪う。
その後、GN-X部隊からの敗走を経てサーシェスの登場でフェードアウト。

2ndシーズンでは偽装した姿、「GNW-003/SH リィアン」として再登場する。
カタロンの物資を運んだり、対ヒリング・ケア戦で刹那をサポートしたりと地味に活躍。

ネーナが王留美を裏切ると同時にリィアンを脱ぎ捨てて留美を殺害するも、
両親や親族達の仇討ちに現れたルイスのレグナントに四肢を破壊された挙げ句、トドメに唯一残ったコックピットをGNファングで貫かれ、ネーナの断末魔と共に爆散した。

ちなみに機体は大破し、パイロットは粉微塵になっても、コクピット内にいたHAROは無傷だった。




【バリエーション】


◆ガンダムスローネアイン トゥルブレンツ


型式番号:GNW-001/hs-T01
全頂高:27.9m
総重量:139.2t

武装
  • GNブラスター
  • GNミサイルコンテナ
  • GNファングコンテナ

機体概要(アイン トゥルブレンツ)

スローネアインを追加装備により機能拡張した形態。
擬似太陽炉1基を搭載し、分離・独立稼働可能な飛行ユニット「トゥルブレンツ」により活動時間の大幅な延長、高機動を実現している。高速巡航形態への変形機能も持つ。

実験の意味も兼ねて設計・開発はされたユニットではあったが、GN-Xの稼働と共に消える運命にあったチームトリニティにとっては過ぎた武装だった為、正式採用はされないままお蔵入りした。
特に「単体で長距離を高速移動できる」点が問題視されたとのこと。



◆スローネヴァラヌス


型式番号:GNX-509T
頭頂高:18.8m
本体重量:69.1t

武装
  • GNロングバレルライフル
  • GNチェインガン
  • GNビームサーベル
  • GNシールド
  • GNディフェンスロッド


機体概要(ヴァラヌス)

スローネとGN-Xを繋ぐ機体で、スローネ番外機にしてGN-Xの0番機。
元々スローネは量産を前提にした設計だったが、国連軍に太陽炉搭載機を供与するにあたり従来のMSと操縦特性が大きく異なる点が問題視された。
このため各国の熟練パイロットが違和感なく操縦できるようにするためソフトウェア・ハードウェア両面での改善を行ったとされ、その過程で生み出されたのがこのヴァラヌスである。

スローネのパーツを流用しているものの、操作性を太陽炉非搭載機に似せるために追加されたX字バインダーの所為でシルエットはGN-Xに近い。
後にディフェンスロッドの機構を内蔵したGNシールドとなるものがまだシールドとディフェンスロッドに分離した状態で試験的に搭載されていたり、
機体の姿勢制御を補助する為のX字の粒子発生機構がかなり大型で複雑なものだったりと、GN-Xの採用形式に至るまでの操縦汎用性を高める為の練り込みが不足している過渡期である事が窺える。

但し、この時点でもGNビームサーベルの出力はエクシアのものを上回る等、随所に改良点が見られ、
戦闘能力は十分確保出来ている。



◆ガンダムスローネフィーア


型式番号:GNW-004X
動力機関:GNドライヴ[T]
装甲材質:Eカーボン
所属:リボンズ・アルマークの私兵

武装
  • GNバスターソード
  • GNビームサーベル×2
  • GNファング×6
  • GNシールド×2
  • エグナーウィップ



機体概要(フィーア)

『舞台 機動戦士ガンダム00 破壊による再生Re:Build』にて登場した舞台版オリジナルの機体。
スローネの予備パーツをベースに不足分は新規設計のパーツやGN-Xのパーツを加えて建造されたスローネの4号機。
そのため大まかなシルエットはスローネ3機と似通っているが、各部に形状の異なるパーツや装甲が追加された部分が散見される。
ソレスタルビーイング、国連軍に次ぐ第3勢力として決起したリボンズが雇用したアリー・アル・サーシェスに供与した。

白兵戦を好むサーシェスに合わせた調整がなされているため武装構成はツヴァイと似ているが、新たに左腕にはエグナーウィップ*5が追加され、これを用いた拘束攻撃や間合いの調整など多用途に使われた。
またGNハンドガンは装備していないがツヴァイ、ドライと同様にスローネアインへの粒子供給機能も存在する。

極めつけはファーストシーズン当時の段階で擬似太陽炉によるトランザムシステムの搭載で、本機のものは『トランザム・タウ』と呼称される。
この機能はGNドライヴ搭載機の構造データや監視していたエイフマン教授の研究データからリボンズが独自に構築したトランザムであることが台詞から推察できる。



アルケーガンダム

2ndシーズンに登場したアリー・アル・サーシェスの専用機。
ツヴァイの項にもある通りツヴァイのデータを元に開発された発展機であり、外観にスローネの意匠を残している。
詳しくは項目参照。



【関連機体】

ガンダムエクシア

ガンダムデュナメス

ガンダムキュリオス

ガンダムヴァーチェ

先発して実戦投入されていた第3世代ガンダム。
スローネシリーズにはこれらの機体データも投入されており、同等の基本性能を持つ。
また、スローネの一部武装は第2世代ガンダムから派生した物もある。

GN-X

スローネシリーズから発展した本格的な量産用の疑似太陽炉搭載機。
基本構造は似通っており、発展機のGN-XⅡなどはスローネに先祖返りしたようなデザインになっている。


◆リィアン

型式番号:GNW-003/SH
主動力:GNドライヴ[Τ]×2
装甲材質:Eカーボン

2ndシーズンでスローネドライを秘匿したまま行動させるため用意されたMA。
内部にうつ伏せ状態のドライを格納しており、ドライの物とリィアンの後部に内蔵された物、計二基の疑似太陽炉で稼働する。
MS一機を丸ごと格納しているうえ、その他にも多数の物資を詰め込めるだけのペイロードがあり、諜報活動や物資輸送など様々な用途で使用出来る。
武装として右側下部にGNロングライフルを一門装備。このロングライフルは内部のドライが持つGNハンドガンと接続されている。
全体的に強襲用コンテナの小型版といった感じ。

劇中ではカタロンアジトへの補給やメメントモリ攻略戦などでチームプトレマイオスへの援護を行ったが、ネーナが王留美を裏切る際にドライをリィアンから離脱させ、残ったリィアンは放棄された。



【立体化】

ガンプラ

HG GUNDAM 00でトリニティの3機が発売。
いずれのキットにもGNビームサーベルの刀身は付属しないので、他キットから流用&クリアーレッドに塗装して対応しよう。
3機でランナーを使い回す、価格帯を抑える、という制約の下で作られているせいか、当時の基準で見ても色分けが非常に悪い。
特に割を食っているのが3機の中で最も色分けが複雑で専用パーツも多いツヴァイで
  • メイン武装であるGNファングの展開状態が無い
  • GNバスターソード、ファングコンテナの色分けが全くなされていない。前者に至っては刀身が黄土色で見栄えが悪く、未塗装時の完成写真では隠されている。
  • 場所が多い、入り組んだ箇所も多い、赤地に白を塗るという手間を要求されるなど部分塗装するだけでも一苦労
  • というか成型色自体が明るすぎて安っぽい。オレンジ部分などは緋色というより回転寿司のサーモンであり、色分け不足と相まってオモチャ臭さが際立つ

……と素組み派にはかなりキツイ。
逆に言えば塗装しがいのあるキットなので、腕に覚えがあれば挑戦してみるのもいいだろう。
幸いプロポーションや可動は良好だ。



【ゲームでの扱い】

『ガンダムVSシリーズ』では『機動戦士ガンダム Extreme vs. FULL BOOST』よりドライが参戦。
サブ射撃と特殊射撃にアインとツヴァイが配置されており、どちらも前面かつ射撃ガード属性を有しているので咄嗟の防御にも扱える。
ステルスフィールドはゲージ制装備で、大きなGN粒子エフェクトが目を引くが発動中は自機僚機共に誘導切り状態となる。
機動戦士ガンダム Extreme vs. 2でも自軍に誘導切りを与える武装は強力で稼働当初は一定の需要があった。しかし稼働からしばらく経ったある日アッガイ(ダリル搭乗)(通称ダリッガイ)という対抗馬が参戦。だがダリッガイはBDが地を走るタイプ、いわゆる地走機体であり誘導切りを付与するレーザー通信も地表でしか発動できないため、ドライの方が使いやすく評価はドライ>ダリッガイであった。
しかし後のアップデートでダリッガイが強化。地走機体から通常のBD機体となり使いやすさが向上。その他の武装の性能も向上。ドライにはない降りテクやいわゆるズサキャンも持ち合わせているため評価が逆転。L覚醒との相性も良く一気に環境機体へと変貌。ドライは個性を完全に消されてしまった形となる。
余談だがエクバ2から追加されたステージ「農業プラント」にある破壊不能な大岩の影に隠れてレーザー通信を安全に行うという戦法もある。
続く機動戦士ガンダム Extreme vs. 2 X BOOSTではダリッガイが性能低下し、ドライが中間アップデートで性能強化されたのもあって一気に存在感が増加。GNロングライフルの追加による後方支援力の強化や、ステルスフィールド周りの性能が上昇している。再び評価を逆転させることになる。しかしクロスブーストでは2000コスト自体が環境的に厳しい立ち位置におり、機体相性も考慮する必要があるため前作のダリッガイほどのシェア率は誇っていない。
ターンXやFAZZ、エクセリアやAGE-1フルグランサといった前作で強かった機体がアップデートで強化されているのでダリッガイにもアップデートがくるかもしれない…


家庭用ゲーム『GUNDAM VS.』ではアインとツヴァイもプレイアブル化。ツヴァイはサーシェスに乗り換えさせる事も可能。
アインは贔屓目に見ても凡庸の域を出ない性能で、特殊格闘に至ってはツヴァイを追従させるだけというコマンド。一応追従中はサブ射撃と特殊射撃の性能が上がるが、強力であるかと言われるとそうでもない。
ツヴァイは弱体化したアルケーガンダムという立ち位置で、その影響からか横特格が特に優秀。だが射撃武装は弾数が少なく性能は低め。
ドライはアシスト武装を取り上げられた代わりに、ビームサーベル投擲やスタン属性の単発ビームライフルなどを得た。


SDガンダムGジェネレーションシリーズ』では3機ともに登場している。
大方敵部隊か第三勢力としての参戦なので、開発などで自分が使用しない限りストーリーで操作する機会は稀。
その開発も、作品前半の機体なので致し方ない面もあるが、アビリティなどを見ても1stシーズンのCB機体から派生する旨味が無い。
ただし『OVERWORLD』『CROSSRAYS』ではツヴァイからアルケーへ開発し、更にヤークトアルケーに開発可能なのでその意味では重要。
『WARS』では、フリーダムガンダム及びジャスティスガンダムとオーブ沖で交戦するムービーが収録。要するに鹿の代替なので数的有利があるにも関わらず手も足も出ず、アインに関してはGNランチャーを斬られてしまう。そのうえ「そんな腕で何故闘う!」「無駄だと分からないのか!」と煽られ、踏んだり蹴ったりであった。



【余談】

「アニメ『クレヨンしんちゃん』にスローネツヴァイが登場した事がある」と勘違いされる事がある。
これはネット上に結構良く出来た二次創作イラストが投稿された結果、広まった噂である。
勿論イラストの元はサーシェスの中の人ネタである。



アニヲタ民に見せる必要があるのさ。

Wiki篭りの追記・修正をな……。

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最終更新:2022年04月27日 09:02

*1 第3世代までのガンダムは太陽炉の使い回しが前提であるため、基本的に太陽炉をボディにはめ込む構造で着脱が比較的容易な構造になっている。対してスローネは疑似太陽炉基部がボディと一体化しており、着脱などはそれほど考慮されていない。

*2 0ガンダムは「ビームガン」、エクシアは「GNソードライフルモード」、キュリオスは「GNサブマシンガン」といった調子で、プトレマイオスチームのガンダムで「GNビームライフル」を持つ機体は一つもない。

*3 ミハエルの反応を察するに、接近戦を含めてもヨハンの技量の方が自身(ミハエル)より優れているという認識があった模様。

*4 トランザムエクシアに蹴り飛ばされた直後の「どんな手品か知らねえが!!」と叫んで飛びかかるシーンで、蹴り飛ばされた際にバスターソードを落としたため使用。直後に反撃を受けてこれも落とした。

*5 劇中では「ウィップ」としか呼称されていないため、違う武装の可能性もある。