BF-蒼炎のシュラ

登録日:2013/09/15(日) 12:18:06
更新日:2024/12/07 Sat 17:11:13
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《BF-蒼炎のシュラ》とは遊戯王OCGのカードの一枚。
アニメ遊戯王5D'sではクロウ・ホーガンが使用した。


《BF-蒼炎のシュラ》
効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1800/守1200
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の「BF」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


【概要】

かつて環境を支配したテーマ【BF】の一枚。
それなりの攻撃力と使いやすいレベル、スピードは遅いが攻撃力1500以下のBFをリクルートする効果がある。

まず攻撃力についてだが、単体では悪くないものの登場当初からパワー不足は目立つ。
下級の基本ラインが1900と言われる中、攻撃力が若干足りてない。そこはやや残念。
ライオウ》に打ち負けるのはやや不安がある。

攻撃力1500以下のBFをリクルートする効果自体は魅力的であり、攻撃表示で呼べば追加で殴ってライフを削れる。
効果は無効になるがチューナーも連れてこられるので、メイン2でそのままシンクロもできる。

だが、戦闘破壊して墓地に送らなくてはならないので妨害されやすい。
召喚直後を落とされてもダメだし、攻撃宣言時に《聖なるバリア −ミラーフォース−》を撃たれても止まる。
さらに、墓地に送る必要があるので《マクロコスモス》を張られると発動できなくなり、Pモンスター相手にも通用しない。

また「最後まで《BF-蒼炎のシュラ》が場にいないとリクルートが成立しない」。
要は《ライトロード・ハンター ライコウ》とか《ワーム・ヤガン》とか踏んでもアウトと言う事。
そこはしっかり覚えておこう。


このように、弱くはないのだが難点も多く、特段強すぎることはないという印象を受ける。


しかし、このカードは基本的には「他のBFと並べる事」を前提にしたデザインである。


かのインチキこと《BF-疾風のゲイル》と組み合わせれば攻撃力3600以下まで処理して後続を呼べる。
旋風BFのサポーター《BF-月影のカルート》と合わせれば攻撃力3200以下の相手まで倒せる。
BFには専用サーチの《黒い旋風》があり、手札に加えやすい。

呼んでくるのはチューナーの《BF-疾風のゲイル》か《BF-上弦のピナーカ》辺りが有力。特に後者は墓地に送られるとサーチもできる。
他には《BF-弔風のデス》でレベル7~9のシンクロを使い分ける手もある。

《BF-蒼炎のシュラ》から《ブラックフェザー・ドラゴン》に繋がるようになったのはファンデッカーにとっては嬉しいだろう。

また、《黒い旋風》を張った状態で召喚すると《BF-黒槍のブラスト》をサーチできるので、《No.39 希望皇ホープ》の様な汎用エクシーズの他、《零鳥獣シルフィーネ》や《ヴェルズ・ナイトメア》など癖は強いが強烈なエクシーズも狙っていくことも出来る。


攻撃力はやや頼りないものの《BF-月影のカルート》で克服できるため、棒立ちさせるだけでもある程度の牽制となる。


リクルート効果が妨害されやすいのは事実だが、BFデッキならば《ゴッドバードアタック》が使えるので、あらかじめフィールドを掃除しておきたい。


総じて言えば「単体では普通だが周りに合わせて強くなる」BFらしいカードといえるだろう


【細かいルールについて】

「効果を無効化して」リクルートするが、効果外テキストはモンスター効果として扱わないので無効にできない。
たとえば、《BF-東雲のコチ》と《BF-そよ風のブリーズ》のシンクロに関する制約は無効にできないので注意。
(もっとも《BF-弔風のデス》が登場し《BF-疾風のゲイル》が無制限となって以降はそれらを使う理由はほとんどなくなっているが。)

なお、《BF-大旆のヴァーユ》の効果は永続効果なので無効にできる、これは覚えておこう。
おかげで《BF-蒼炎のシュラ》で連れてきた《BF-大旆のヴァーユ》で《スターダスト・ウォリアー》をシンクロするコンボも可能。
《BF-蒼炎のシュラ》と《BF-大旆のヴァーユ》で《A BF-五月雨のソハヤ》をシンクロし、墓地の《BF-大旆のヴァーユ》の効果で2体目のソハヤを呼び出せば、レベル10シンクロできる。

かつては効果外テキストと永続効果の判別が困難だったが、第9期からはモンスター効果にのみ番号が振られるようになったので、見分けやすくなった。

また、リクルート効果が発動するのはダメージステップ中なので《奈落の落とし穴》や《激流葬》を発動されずに済む。これにより、シンクロ環境での旋風BFの全盛期には《王宮の弾圧》をすり抜けて一方的に展開することができた。

ただし、カウンター罠の《神の警告》や《神の通告》は発動されるので注意しよう。


【余談】

《BF-蒼炎のシュラ》と言うとこのネタだろうか…「シュラセット」。
全てはある【墓守】(スキドレバレーの可能性もあるが)使いの報告が発端にあたる。


348:名無しプレイヤー@手札いっぱい。2010/03 /16(火) 20:32:12 ID:vil8nI+g0
相手は先攻1ターン目でテラフォ陵墓で1伏せエンド
こちらは手札に速攻魔法トラップなしでライオウと墓守の偵察者。

お前らならどっちをだす?ちなみに俺はライオウだしてカグツチもらいました^q^

普通の遊戯王のプレイヤーならまずその状況なら《墓守の偵察者》のセット一択だろう。
《ライオウ》を守る手段がなく《死皇帝の陵墓》から上級・最上級が飛んでくる可能性も高い。
それに《墓守の偵察者》のリクルート効果を期待できる。

…と、つっこまれた際に言われたのがこれ。

378:名無しプレイヤー@手札いっぱい。2010/03 /16(火) 20:39:21 ID:+u1vxw6g0
デッキバレる方が痛い
まだサーチ先のある増援をブラフとか初手旋風あってもシュラセットスタートとかあるだろ

この「情報は絶対渡さん」と言わんばかりのプレイングセンスに「ねーよ!」の大合唱。
しかも良く聞けば「《BF-蒼炎のシュラ》をセットしたら1ターン守れるのが前提」「《黒い旋風》が反転召喚対応と勘違いしてる」と絶妙にアホなことが発覚。
《BF-蒼炎のシュラ》をセットする事自体は可能性のあるプレイング(《ゴッドバードアタック》を伏せてる時など)だが、
情報アドを守るために旋風シュラからの展開の目を自分で捨てるのは本末転倒であり、大いにネタにされた。


今後も不合理なプレイングの話が出る度に「シュラセット」が引き合いに出されるであろう…


追記・修正は《BF-蒼炎のシュラ》で戦闘破壊してからお願いします。

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最終更新:2024年12月07日 17:11