シスクード/デスパーダ(MS)

登録日:2012/07/11(水) 00:14:19
更新日:2023/07/06 Thu 20:18:57
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SDガンダム G GENERATION モノアイガンダムズ」、「SDガンダム G GENERATION DS」に登場するオリジナルMS。
どちらも「プロジェクト・セイレーネ」でライプチヒ研究所がテラ・スオーノの護衛用として開発したティターンズ試作機である。
シスクードが多数の敵を迎撃し、デスパーダがエース機を一対一で撃破するという戦術が想定されていた。



■シスクード

型式番号:LRX-077
頭頂高:23.0m
重量:38.1t

武装:
Iフィールド・ランチャー
ビームサーベル×2

パイロット:シグ・ウェドナー


強化人間用として造られた機体で、迎撃戦での運用を目的としている。
「シスクード」は「左腕の盾」を意味する。

機動性を重視して設計され、それを活かした高速戦闘が可能。肩を閉じ、背中にある4基のスラスターを下に向けることで高速移動形態にもなる。

頭部はデザインこそガンダムに酷似しているが、カメラはツインアイではなく他のティターンズ製MS同様にモノアイが採用されている。
このことから「モノアイガンダム」と呼ばれたりもする。

なおサイコミュシステムは搭載されていない。



【オフェンスモード】
機体にかかっているリミッターを解除することで、本来の性能を発揮出来るようになった状態。モード1とモード2の2段階あり、後者は全リミッターを解除する。

モード2の機動性は凄まじく、ニュータイプですら知覚できない程とされる。
当然パイロットにかかるGも尋常ではなく、下手すれば挽き肉になる。…つーか、肉体が強化されている強化人間でも耐えられるかは怪しいらしく、「こんなのを使える奴なんているわけねーだろ!」とまで言われていたとかなんとか。
でもシグは普通の人でありながら平然と乗りこなしている。何なのこの人…?

調整中ということもあって、当初はプロテクトがかかっていて使えなかったが、後に解除されて使えるようになった。



○武装
  • Iフィールド・ランチャー
メインウェポン。
ロングライフルとメガカノン、Iフィールドジェネレーターを組み合わせた攻防一体の武器だが、かなりデカい(全長が本体の全高と同じかそれ以上)ので取り回しは悪い。
しかし威力や対ビーム防御力は折り紙付き。

  • ビームサーベル
接近戦で使用される。
どこにマウントされているかは不明。




■デスパーダ

型式番号:LRX-088
頭頂高:19.4m
重量:55.3t

武装:
3連装ミサイルランチャー×2
大型ミサイル×2
ビームキャノン×2
サイロッド×4
ビームサーベル×2

パイロット:アイン・レヴィ


シスクードの兄弟機で、NT用として造られた。
「デスパーダ」は「右腕の剣」を意味する。

こちらは攻撃力に主眼が置かれていて、両腕のウェポンパック・バインダーに武装を満載している。
機動性もシスクード程ではないがかなり高い。

本機もモノアイのガンダムヘッドを持つ「モノアイガンダム」である。



【システム・ファブニール】
本機に搭載されている特殊な通信システム。
サイコミュシステムを応用したもので、テラ・スオーノのパイロットがNT能力で感じ取った気配などを即座にこちらに送らせることで戦闘のサポートをさせるというもの。大ざっぱに言えば「テラ・スオーノのパイロットからNT能力を借りてくるシステム」といったところか。

このシステムのおかげで本機のパイロットのNT能力が低くても驚異的な戦闘力を発揮できるようになったが、送信者にかかる負担が大きく、またシステムの調整に相当な手間がかかるなどといった短所も存在する。

ちなみにこの名称はプロジェクトに関わっていたアインが勝手につけたもの。
因縁の相手であるシグの本名「ジークフリート」と「英雄ジークフリートが邪竜ファブニールの血を浴びて不死身になった」という神話をかけた皮肉らしい。



○武装
  • 3連装ミサイルランチャー
  • 大型ミサイル
  • ビームキャノン
バインダーにそれぞれ搭載されている射撃武器。

  • サイロッド
バインダーの後ろに装備された武器。
サイコミュでコントロールされる電撃武器で、要はNT用の海ヘビである。

  • ビームサーベル
接近戦で使用される。
マウント位置は不明だが、バインダーの中の可能性が高い。


■作中の活躍
◇モノアイガンダムズ
シスクードにはシグ、デスパーダにはアインが搭乗。

クワトロ達のガンダムMk-Ⅱ強奪と同時にシグによって奪われ、これ以降はエゥーゴの所属機として運用されることになった。
その際、カラーリングも白いエゥーゴカラーに塗り直されている。また強奪時の戦闘でシグ同様に目元に傷があるらしい。

当初はシグが復讐にこだわるあまり頭に血が上ってはアインに翻弄されまくっていたが、再会したミアンの説得で本来の自分を取り戻して彼女との連携でアインを撃退。
その後はシグがオフェンスモードを起動させたことや、システム・ファブニールのカラクリがバレたことなどもあって形勢が逆転する。
最後はシスクードがミアンのΖガンダムと協力してデスパーダを撃破した。

戦後、ティターンズ残党が修復したテラ・スオーノの護衛として両機を少数製造している。どちらも捕獲可能。

Mサイズ扱いなので3機スタックができない。

◇GジェネDS
大体はモノアイガンダムズと同じだが、初めてデスパーダを退けたのがシスクードのオフェンスモードの初起動時になっているなど、細かい部分が異なっている。
またMサイズが撤廃されたので両手に花ができるようになった。


デスパーダが自機として使え、NT用で全体攻撃の格闘武装であるサイロッドが地味に便利。
黒いシスクードも使えるようになるが、こちらはオフェンスモードが使えない。

GジェネNEO、SEED
シスクードのみ登場。

◇Gジェネ ジェネシス
DLC(無料)でシスクードが登場。
武装が偏っており、射程2~3が超強気になるまで穴になってしまう。まあ今作ではスキルで早々に超強気になる事も可能だが。
開発先はティターンズ製ガンダムであるヘイズルMk-Ⅱ(黒)、Mk-Vサイコガンダムとなっているため、ゲーム開始直後からそれらの入手を狙う事も可能となる。

◇Gジェネ クロスレイズ
早期購入特典として、黒いシスクードが配信。また無料DLCで白の方も配信された。
射程の穴はジェネシスと変わらない。今作では開発も不可能となったため、そのまま使い続けるしかない。

■立体物
シスクードがガシャポン戦士NEXTで初めて立体化され、その後FW GUNDAM CONVERGEでも登場。
そして2019年、ついにSDガンダム クロスシルエットでキット化された。
またプレミアムバンダイ限定ではあるが、機動戦士ガンダム Gフレームでもリアル体型で初立体化されている。





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最終更新:2023年07月06日 20:18