エゥーゴ

登録日:2020/06/14 Sun 10:37:41
更新日:2021/03/31 Wed 08:45:43
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概要

エゥーゴとは、『機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する架空の組織で、両作品における主人公の所属先である。
この名称自体は略称であるが、正式な名称は「Anti Earth Union Group」だったり「Anti Earth United Government」と一貫していない。

反地球連邦を標榜する名称を用いているが、地球連邦政府そのものの転覆ではなく、地球連邦軍の実権を握るティターンズの打倒が主目的となっている。
そのため実際には「連邦内部の反ティターンズ派」といってもいい。
グリプス戦役を総評して「連邦の内紛」とまとめられるのもそれが原因である。


略歴

設立

宇宙世紀0083年にジオン残党を始めとした反連邦勢力の掃討を目的として結成された特殊部隊・ティターンズは連邦正規軍から独立した行動をとることによって治安回復に一定の成果を上げ、その地位を確固たるものにしていた。

だが、連邦に反発するコロニー居住者への不信感からその矛先は本来守るべき筈のスペースコロニーに向けられていき、ついには連邦への抗議デモが開かれていた30バンチコロニーに致死量を越えるG3ガスを流し込む凶行をしでかす。
この凶行自体は事故として隠蔽されたものの、横暴を極めるティターンズへの反発は日に日に強まっていき、連邦議会議員の資格を持つブレックス・フォーラ准将を中心として連邦軍内のスペースノイド閥を母体として誕生したのがエゥーゴの起こりである。

グリプス戦役

ガンダムMk-Ⅱの強奪を始まりとして、ティターンズに対する戦闘を地球圏全体で繰り広げる。
当初は苦戦しつつあったが、暗殺されたブレックス准将より指導者を受け継いだクワトロ・バジーナことシャア・アズナブルダカール演説によってティターンズの悪行が世間に晒し出され、世論を味方につけることに成功。*1
アクシズの介入やティターンズ内部の主導権争いなどで戦いは混迷を極める中、エゥーゴ艦隊はコロニーレーザーのグリプス2によってティターンズ艦隊を殲滅し、勝利を収めた。
しかし、一連の戦いで指導者のクワトロが消息不明になった というか急に嫌気がさして責任もろともほっぽり出した 上に多くのパイロットや艦艇を失い、組織としての力は大きく弱まることになる。

第一次ネオ・ジオン抗争

先の戦乱で戦力を温存したアクシズはネオ・ジオンと改称し、地球圏の征服に向けて動き出した。
結果的には、ネオ・ジオン側の内紛とブライト・ノアがスカウトしたガンダムチームの活躍によって事なきを得るものの、組織としての実態を失って連邦軍本体に組み込まれて事実上の消滅を迎えた。

その後

エゥーゴの軍事力は、カラバと共に地球連邦軍の正規部隊(ロンド・ベル隊)として、反地球連邦の取り締まりに従事する。

組織

メンバーについて

エゥーゴの中には民間からの志願兵や連邦軍に籍を残したまま参加している者が多い。特に月やコロニー在住の連邦軍にはエゥーゴ参加者が多かったが、小説版曰くこれは呼吸する空気すら買わないといけない*2月やコロニーの生活において、連邦軍の給料の遅配が致命的なものとならざるを得ず、エゥーゴから提供される給与につられてのものであったらしい。

また、「反連邦」を掲げているが実際には「連邦政府の転覆」「アースノイド絶滅」などジオン的な目標は掲げておらず、あくまで「反ティターンズ」が目標であるため、
連邦政府・連邦正規軍に属する者の内、ティターンズに反感を持つ層からの支援・参加もあった。

そもそも一口に「地球連邦」といっても、その構成員はスペースノイドが過半数を占めるため、「スペースノイドを弾圧するティターンズ」を苦々しく思っている政府要人・連邦軍人・連邦国民は珍しくない*3

他方、連邦に系譜を持つ組織でありながら「敵の敵は味方」理論*4で参加した旧ジオン公国軍人も多数存在したという。 作品によってはシャアの要請に応じて身分を詐称してエゥーゴにやってきた者もいる*5


支援勢力

月面の巨大企業アナハイム・エレクトロニクス社より、モビルスーツや資金の全面的なバックアップを受けている。故に同社の意向に逆らえぬ面もあり、作戦を「無理難題」に変更されることもままあった。
他、反地球連邦の社会ネットワークであるカラバとも協力関係にある。

また「反連邦政府」を掲げてはいるものの、実際には「連邦内部の反ティターンズ派」という側面も強いため、連邦正規軍に属する一部派閥からの支援も受けている。
主要艦艇がサラミス改なのもそのため。


主要なメカニック


MS、支援航空・航宙機など

艦船



主な所属人物

グリプス戦役時





第一次ネオ・ジオン抗争時



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最終更新:2021年03月31日 08:45

*1 これによって、ティターンズは一部の人員が離脱したり、ギャプラン改がカラバに横流しされたりと、かなりの損害を被っている。

*2 「水や空気にも税金を課される」といったほうが正しいか。

*3 時代はやや下るが、0090年代には連邦系スペースノイドが政界にまで進出、議長まで輩出するに至る。

*4 元賊軍所属であり、スペースノイドの虐殺等で肩身が狭い事から上記の連邦軍所属兵の様に生活に苦労している者も多く居た筈で、純粋に生活苦で或いは功を上げて連邦軍にスカウトして貰ったり汚名を晴らす為に参加した者も多数いると思われる。

*5 しかし、一部のメンバーはネオ・ジオンに寝返ったという説もある