シグ・ウェドナー

登録日:2011/10/24(月) 23:48:32
更新日:2021/09/23 Thu 16:07:40
所要時間:約 7 分で読めます







人形が不安がるか?困ったような顔をするのか?
…じゃあ、オレが今抱いているこの温かい身体はなんなんだ!
震えて怯えてる人は、一体誰なんだ!?
…俺の胸だったら、いくらでも貸す。だから…そんなこと、言わないでくれ…


◆シグ・ウェドナー
ワンダースワンクリスタル専用ソフト『SDガンダム G GENERATION モノアイガンダムズ』の主人公。
長らくボイスはなかったが『G GENERATION CROSSRAYS』での登場(無料DLC)に際し、木島隆一が声優に設定された。
本名は「ジークフリード・ウェドナー」だが、本人はこれを堅苦しいと感じ、あまり好んでいない。

なお、「SDガンダム G-Generation DS」にも参戦しているが、彼に関してはほとんど変わらないためこの項目ではモノアイガンダムズの内容をメインに記載していく。


所属:ジオン公国軍→デラーズ・フリート→エゥーゴ

●搭乗機
※強制出撃の際に乗っている機体であり、自由に乗り換え可
高機動型ザク
ゲルググM
シスクード


◆ゲーム内での活躍

○U.C.0079 「一年戦争

シグ・ウェドナーはジオン公国軍のブラード・ファーレン率いるブラード戦隊に所属するパイロットで、階級は少尉だった。
物語は一年戦争の末期、12月の半ばから始まる。
シグは中尉への昇格と共に、フラナガン機関から派遣されたNTである、シグよりも年上の美女、セレイン・イクスぺリ少尉(セラ)とまだ幼さを残した真面目そうな青年、アイン・レヴィ曹長を加えたMS小隊の隊長となる。
その後、シャア・アズナブルの部隊と合流し、共に一年戦争を戦う。
戦闘の最中、「周囲の者の正気を失わせる」というセラの能力の垣間見るが、不安に押し潰されそうな彼女の心を受け止め、愛の告白をする。
更にその後もトントン拍子に話は進み、ア・バオア・クーでの決戦前には「戦争が終わったら一緒に暮らそう」とまで言い出してOKをもらう。
リア充爆発しろ。
…と思ったら、一年戦争終了時にアインが裏切り、上官であるブラードが死亡。更にセラの機体も撃墜され生死不明、シグ自身も重傷を負う。
こうして彼の一年戦争は幕を閉じたのであった…。


○U.C.0083 「デラーズ紛争

一年戦争の後、シグはデラーズ・フリートのパイロットとして時を過ごす。
彼に残ったのは、心身ともに残る傷と、アイン・レヴィへの復讐のみ。
そんな彼をジョニー・ライデンアナベル・ガトーが諌めるものの、焼け石に水といった具合だった。
しかし、アインに会うことのないまま星の屑作戦に参加し、原作とほぼ同じ道を辿る。
作戦が失敗に終わり、ガトーが連邦艦隊に特攻をかける瞬間、なんとクワトロ・バジーナ率いるエゥーゴの部隊が救援に現れ、シグやガトー達を救出する。
そしてこれよりまた数年、シグは雌伏の時期を迎えるのであった…。


○U.C.0087 「グリプス戦役

Ζガンダム本編と同様、ガンダムMk-Ⅱを奪取するためグリーンノアに潜入するクワトロにシグも同行。
そして彼は遂に仇敵であるアイン・レヴィと再会する。が、アインは付近に兵を配置し、シグを取り囲む。
まさに絶体絶命…と思われたその時、カミーユ・ビダンがMk-Ⅱを奪い、暴れ回ったのだ。
ハハッ、ざまぁないぜ!
この混乱に乗じてシグも窮地を脱する。
そして、その先でついに物語の核であるモノアイを持つガンダム、「シスクード」と出会う。
が、アインも新型MS「デスパーダ」で出撃し、圧倒的な力の差を見せつける。
その場はカミーユの援護で事なきを得るが、シグの復讐心は更に強くなった…。

その後、成長してエゥーゴに入ったミアン・ファーレン(ブラードの娘)との再会を経て、彼女の支えにより復讐心を振り切る。
さらに強敵デスパーダに対抗する為にシスクードの真の機能「オフェンスモード」を使いこなす。
しかしアインの傍には洗脳されて変わり果てたセラの姿があった。
深く悩みながらも、彼はグリプス戦役を戦い抜いていく…。

物語終盤、セラの能力の秘密とアインの真の目的が明らかになる。
「プロジェクト・セイレーネ」…そう、セラはこのプロジェクトのため生み出された強化人間だったのだ。(アインが好意を寄せていたはずのセラを撃墜したのは、純粋なNTでないと知ったため)
セラが発するサイコウェーブは、周囲の者の理性を失わせ、敵味方関係なく、死ぬまで戦いを続けさせる。
更にセラの操る大型MA「テラ・スオーノ」は、このサイコウェーブを増幅させ、最終的には地球圏全体を狂乱の渦に巻き込もうとしていた。

「セラの事は、自分の手で始末をつける」

そう言ってシグは出撃する。
また、彼を愛しているミアンも、シグと共に出撃。
フロスト兄弟シーマ・ガラハウを退け、テラ・スオーノの正面にたどり着くシグとミアンだが、そこにはアインが待ち構えていた。

「どうしてだよ!なんで、誰もボクを認めないんだ!」

「当然だ。選ばれなかったとわめいているだけで、他に、貴様は何をした!?認められないと言うだけでわめき散らし、人に当たるしかしない。貴様はただの子供だ!欲しい物が与えられないからと泣きわめく子供だ!」
「何度でも言ってやるさ!貴様は駄々をこねている子供だ!そんな了見の貴様が、人に認められる事など決してない!」

「オマエぇーっ!!このボクをバカにしたなぁっ!ただのオールドタイプが!何の力も持たない一般人がぁぁ!」

こうしてシグとアインの最後の戦いが始まり、そして遂にシグはアインを討ち果たす。
しかし、アインの最後のあがきにより、テラ・スオーノは暴走。
「プロジェクト・セイレーネ」を止めるため、シグは…


と、ここでまたルート分岐。
セラに止めを刺す「ミアンルート」か、ミアン決死の特攻によってセラを救う「セラルート」に分かれる。
どう転んでも誰かが死ぬという、後味の悪い結末を迎えるのだ。

クリア後にプレイできるスペシャルモードでは、最終話1つ手前のステージで、アムロ、カミーユ、ジュドーガロードキンケドゥのレベルが全員30以上だと、アムロたちの協力でミアンを犠牲にせずに救出に成功する。歴代ガンダムオールスターによる救出劇は必見。
ただし、ウッソドモン等、ここで名前の無いキャラはルート分岐に大きく関わっているため、参加できない。
全員レベル30は普通に進めると割とシビアなので、経験値の配分には気を付けよう。

なおDSの方ではミアン生存がデフォルト。
スペシャルモードのみセラを救出できる。


◆シスクード
プロジェクト・セイレーネの中核である「テラ・スオーノ」の護衛機として、「デスパーダ」と共に開発されたMS。RX系の機体ながらモノアイを装備しているのが大きな特徴。
また携帯武器のメガ・カノンと一体化されたIフィールドを装備している。
リミッターを一部解除させることでオフェンスモードを発動し、速度や運動性を大幅に向上させることができる。
リミッターを全て解除したオフェンスモード2ではニュータイプの反応速度を超えるが、急激な加速には強化人間ですら耐えられないと言われていた。
ゲーム内ではガンダムMk-Ⅱと同時期に登場するが、性能に倍近い差があったり最初からIフィールドを持ってたり、色々おかしい。Mk-Ⅱ涙目。
ただしこれはシスクードが最終話まで使える主力ユニットであり、Mk-Ⅱ等の繋ぎの機体との性能差が異常に大きいため。
DSでは(性能だけなら)どの機体も(フル強化すれば)どっこい。


◆余談
一年戦争時は若いながらも将来有望なパイロットだったが、アインの裏切りから性格が一変。復讐の為に技量を磨き、荒みきってしまった。
しかし、仲間からの信頼は厚く、バーニィやクリスが彼のために星の屑作戦に進んで参加するほど。
主人公補正とか言うな。

シスクードの「オフェンスモード」は人間への負荷を無視した出力を発揮し、強化人間ですら対応できないほどの性能を誇る。
そんなシスクードを何の苦も無く乗りこなすシグ…その為、技量はともかく(システム・ファブニール発動のデスパーダに当てることができたので技量も十分にあるが)肉体的にはヤザン並の最強のオールドタイプパイロットとして名前が挙がる事もある。

ちなみに、シスクードはPS2の「NEO」や「SEED」にも参戦しているが、シグは未参戦。
「GENESIS」ではシスクードのみが無料DLCで登場…となった後、「CROSSRAYS」では遂にシグが参戦した。
特殊台詞にはP.D.の方のアインと戦闘させた際や、元ジオン軍人だけあってC.E.のザクグフドムに対するものがある(敵対時と搭乗時で別の台詞がある)。




追記・修正はオフェンスモードを起動してからお願いします。

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最終更新:2021年09月23日 16:07