登録日:2013/10/17 Thu 19:22:34
更新日:2025/04/23 Wed 19:39:35
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強化人間とはガンダムシリーズに登場するキャラクター。
◇そもそも強化人間は何故生み出されたのか
一年戦争終結後、
ジオン軍のニュータイプ研究施設などから資料が押収された。
ニュータイプの目覚ましい戦果に注目した
連邦軍がこれらの資料をもとにして軍事的利用を目的とした人工的なニュータイプ、強化人間を生み出すことになった。
(なお近年では
一年戦争の時期からニュータイプ的強化ではなく投薬などによってパイロットの身体能力強化を行っていた事例が確認されている。ジオン側もニュータイプ研究の過程で何かしら人為的に改変を加えた人間を兵士として排出しており、非人道的なやり方で作られた兵士は戦中から陣営問わず出現していたようだ)
ジオンのフラナガン機関は後付けで普通の人間を改造する実験も行っていたことになったが、TV版当初はシャリア・ブルやララァなどの「自然発生したニュータイプ」の調査研究とそれの利用に留まっていた。
しかし、自然に覚醒するのを待っていては肝心な時に利用できない可能性が高い。
そこでニュータイプ研究所は被験者に薬物投与やマインドコントロールなどの人体に過酷な処置を行って無理矢理覚醒を促した。
ただし、全ての研究員がこのようなことに賛成していたわけではないということを忘れてはいけない。
それでも、彼らは「モノ」扱いされることがほとんどであり、人権などあってないようなものであった。
強化人間が最も目立つ作品がZガンダムなので、ニュータイプを怖がるアースノイドによる差別の様に見えなくもない。
しかしこれらは元々スペースノイドであるジオンが勧めていた研究であり、ZZガンダムでもネオ・ジオン側に強化人間が登場する(もちろん失態への罰のような形)。
そのため組織としての非道さなどが問題であって、アースノイドやスペースノイドなどの立場はあまり関係なかったりする。
意外にもこんなものを研究者や兵器としての力以外にもプラス方向に考えていた人間も多少いる。
その筆頭はシャアである。
それもシャアは不幸な人体実験の産物と末路を見てきたにも拘わらず、オールドタイプもニュータイプに出来るという理屈からかむしろ推進している。
もちろんこのような過酷な処置によって初期の強化人間は頭痛や情緒不安定などに悩まされることが多かった。
一応時代が下るにつれてこのような精神的なマイナス面はあまり見られなくなった(研究がかなり進んでいると思われる鉄仮面などを見るに無いとも言えない)。
もちろんニュータイプ研究所はニュータイプについて研究する所なので被験者を強化措置ばかりしている
というわけではなく
Z小説版の
サラ・ザビアロフはニュータイプの素養があったのでニュータイプ研究所にスカウトされたが
彼女は自身のニュータイプ能力の調査研究をされただけで強化措置はされておらず
サラ自身も本業の
ハンバーガー屋の店長のついでに
週一のバイト感覚でニュータイプ研究所に通っていた。
アニメ『
機動戦士Vガンダム』のU.C.0153にもなると、強化人間はザンスカール帝国を除いて確認されなくなった。
これは、サイコミュという装置がニュータイプという存在に依存した事、バイオ・コンピューターの発展によってサイコミュが機動兵器に搭載される事が稀になってしまったからである。
所謂ニュータイプ神話がU.C100年代中盤以降になると完全に形骸化してしまったので、それを兵器として模倣する存在も必要なくなったということであろう。
そのため『
機動戦士ガンダムF91』以降の強化人間はそれまでと異なるアプローチが成されていることがうかがえる。
Vガンダムより前に書かれた作品だが、小説『
ガイア・ギア』のU.C.0200頃では強化人間は登場しない。
サイコミュが引き続き使用されているが、やはりアフランシ・シャアのようなニュータイプではないと、サイコミュ反応が出ないし
ファンネルを使用する事も出来ない。(ラジオドラマ版においては、オールドタイプでもサイコミュを使用可能だが、神経系に甚大な負荷がかかり、精神が破綻して廃人になるリスクがあるとされている。)
オールドタイプに能力を与えるためだけでなく、元々ニュータイプの素質がある者の力を引き出す(伸ばす)ために強化が施されることもある。
◇作中での扱い
前述の設定故、劇中に登場する強化人間は大体ロクな目に遭わない事で知られる。
純粋に強敵として登場して主人公サイドと戦い敗れて戦死するだけならまだマシな方の描写であり、薬物投与やマインドコントロールが嵩んで廃人化する、主人公達と仲良くしていた記憶を書き換えられて敵として現れるなど様々。
宇宙世紀の各作品において最後まで生き残った強化人間は数えるほどしかおらず、生き残っても何かしらの後遺症を抱えたままというケースが殆どである。
また、劇中では人工的なニュータイプゆえにニュータイプの主人公と心を通わせたりする。
それゆえ
戦争の悲劇や狂気を視聴者や主人公に認識させる役割を担うことも多い。
宇宙世紀以外のガンダムシリーズでもこれに該当するポジションのキャラは多く登場する。
そちらでは強化人間同様に悲惨な末路を遂げる場合もあれば、主人公達の頼れる仲間として最後まで健在であるなどケースバイケースである。『X』カリスがわかりやすいほか、『SEED DESTINY』ステラが別に生き返ってはいないんだが意外な形で『FREEDOM』に参戦しているケースなんかもある。
後発の宇宙世紀派生作品では最初から主人公サイド(或いは主人公)のポジションで強化人間が出てくる場合もあり、何かしら問題を抱えながら生存するケースも見られるようになった。
以下、強化人間の一覧。
◆機動戦士ガンダム ギレンの野望
別名プロト・ゼロ。コードネームはナンバー・ゼロ。ムラサメ研究所で生み出された人類史上初の強化人間。
あるゲームでは薬中の3馬鹿を説得。その3馬鹿が別の強化人間を救い出すという優しさの連鎖を作り出した。
ガンダムEXAにも登場した。
コードネームはNT-001。
ジオン公国軍で初めて生み出された強化人間。
レイラのデータをベースに生み出された強化人間。能力はゼロやレイラと比べて劣る。
◆機動戦士ガンダム ミッシングリンク
・クロエ・クローチェ(CV:能登麻美子)
謎のMSペイルライダーを駆る少女。戦災孤児になったところをオーガスタ研究所に引き取られ投薬などの調整を受けていた。この強化はNT的な強化というよりかは「HADES」に耐えるための側面が強いためコテヅと同じく強化兵士が近いか。
「HADES」と投薬により身体を蝕まれ、ア・バオア・クーでのマルコシアス隊との戦いの後記憶障害を発症。その場に居合わせたヴィンセントに懐く。
その後は監視役となったヴィンセントと共にジオン残党に参加。ペイルライダーの改造機であるトーリスリッターを駆りヴィンスのギラ・ドーガ、トラヴィスのZIIと共に元マルコシアス隊のアンネローゼ駆るクィン・マンサと戦闘を行う。戦闘によりクィン・マンサとトーリスリッターは破壊されクロエは「HADES」の呪縛から解放される。
その後、ヴィンセントの店と思わしき食堂の前で赤子を抱いているのが確認される。
◆機動戦士ガンダム アグレッサー
「HADES」に対応出来る強化兵士開発の前段階として、強化処置を施した戦災孤児を用いて
テストが繰り返されていた。
データ収集が目的のため運用は考慮されていない。そのため孤児達は使い捨てにされており、生き残れたのは様々な偶然が重なって保護された少女ターニャ唯一人。
第二部において南洋同盟を率いるカリスマ的指導者。
連邦のニュータイプ機関で育てられていて、実験施設にて12歳の頃より15年間に渡り、多くの実験の被験体となり特殊な感応能力を引き出された強化人間。
この実験中に
脳にダメージを受けたことで、余命1年と宣告されている。
強化人間としてのニュータイプの素質と育ちの影響で他人への共感能力が高く、作中でもその力を強く発揮する。
他者と共感した際にはアムロとララァの時のような、周りが光っている空間になる。
カーラ「ところで、あの光はなんなの?」
◆機動戦士ガンダム カタナ
『カタナ』の主人公。父カネサダに実験を受けさせられた。そのため父に対し殺意を抱いている。
平時は明るく折り目正しい好青年であり精神も比較的安定しているが感情が高ぶると口調が変わる。
最後まで生き残った強化人間の一人。
正確には試作品に当たる強化兵士。かつては戦争孤児であった。
BGSTの前に立ちはだかるが組織から用済みになったことでBGSTと行動することに。
『カタナ』の前作に当たる『連邦愚連隊』の主人公。
強化手術を受けイットウ・ツルギと交戦する。
・リチャード・グレイソン
スパーダ公の正体。
主人公。この物語は彼のモノローグによって進む。
彼の死によって強化人間人格OSが完成。TR-6に搭載される。
脱走した少女。
◆フォウ・ストーリー そして、戦士に…
Z本編に登場する強化人間。この時はキョウと呼ばれていた。
『1st』にも登場したミハルの弟。妹が誘拐され天涯孤独の身となりムラサメ研究所に拾われた。「ニュータイプになれるのなら」と思っていた。
フォウの代わりに
サイコガンダム試作8号機に乗り死亡した。
素質はないがムラサメ研究所に入った。家族をニュータイプの力で探そうと考えていた。
フォウは彼女を逃がそうとするも彼女は射殺される。
ティターンズ所属の強化人間。サイコミュ搭載MS「アモン・ドッグ」に搭乗する。
◆M-MSV
ムラサメ研究所の三番目の強化人間。
プロトタイプ
サイコガンダム搭乗中に暴走。彼ごと機体を破壊される。
カミーユと心を通わせた強化人間の少女。
現実の時系列において初めて登場した「強化人間」であり、ガンダムにおける強化人間とは何たるかを定義づけた存在であると言ってもいい。
詳しくは彼女の項目を参照。
オーガスタ研究所の強化人間。ロザミィ。ロザミア・バタムとも。
精神安定のためにカミーユを「お兄ちゃん」と呼び甘えた。
詳しくは彼女の項目を参照。
ロザミアの兄役を演じた強化人間。
続編の主人公ではない。しかし強化人間に兄のように接してもらえたという点は同じである。
劇場版では出番を全カットされる。劇場版Zの世界で彼が何をやっていたかを知りたい人は「
機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―
カイ・シデンのレポートより―」を読もう。
◆強化人間物語 ANOTHER Z GUNDAM STORY
ガンダムディフォルティータを駆る強化人間の少女。
彼女は多数のMSパイロット達のデータが記録されており、この多数のパイロット達のデータをフィードバックしてMSの動きを最大限に引き出せる。
◆機動戦士ガンダム エコール・デュ・シエル
軍需メーカーの社長令嬢でエリートだったがアスナのニュータイプの能力や
三角関係により劣等感を抱く。
本人的には強化人間プログラムを断っていたつもりだが、本人の預かり知らぬ間に強化されており、アスナを仮想敵とした強化人間となる。
ティターンズに編入した時にはかなり精神不安定となっていた。
あとケバくなった。
強化の伸び悩みによりエリシアの
当て馬にされた。
自分の能力だと思っていたものが裏工作によるものだと知って
アッシマーを強奪して暴走。エリシアに撃墜される。
◆ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者
オークランドのニタ研で調製された十代半ばの少女。技術はあるが感情等に問題があり研究所時代は「UF(UnFinished Cyber Newtype)」と呼ばれていた。
本名はユズ・イシロギ。ドクター・ロキ(イシロギ博士)の実娘で、生まれつき心臓と肺に病を抱えていた。そのため彼は娘を存命させるため人工心肺を積んだ強化人間にした。調整で「氷人形」と呼ばれるほど感情が乏しくなったり幼児退行などを起こすも最終的には元に戻りグリプス戦役終結後はアーネストと共に火星に渡り2児の母となる。
薔薇の
騎士。最初は愛すべきバカだったのだが、強化施術を受けた結果えらいことになってしまう。
詳しくは彼の項目を参照。
何の因果かのちに彼の中の人は概念こそ違えど
元ニュータイプを演じる。
小説版では強化されていない。
- キャラ・スーン(CV:門間葉月、山下亜矢香〈Gジェネ魂以後の代役〉)
過激な衣装に身を包んだ強化人間。
巨乳。
オッパイお化け。でも彼女が出てもGジェネは
CERO:A。
こちらも最初ははっちゃけていたとはいえ常人だったのだが、物語途中で強化されてしまう。
量産型
キュベレイ部隊と交戦し相打ちになる。
ちなみにこちらも小説版ではゴットンと駆け落ちし行方不明になるため強化されていない模様。
『C.D.A. 若き彗星の肖像』にもチラっと登場。
プルクローンの一人。
プルシリーズ全般に言えるが、信義を尽くす対象が居ることで精神の安定を図るタイプなようで、劇中ではそれが原因で不安定な状態に陥った。
当該項目参照。
読んで字のごとくプルのクローン。プルシリーズとも。後述のトゥエルブまで存在が確認されている。
名前がナンバー由来な時点でも倫理観がアレだが中にはナンバーすら付けてもらえない粗悪品のニュータイプクローンもいた模様。
◆機動戦士ガンダムZZ ゲームブック
元連邦軍上層部直属組織所属の強化人間。
vol.1「ヘルメス迷走」では記憶を取り戻すために戦い、vol.2「ヘルメス夢幻」では再び戦場に舞い戻り、vol.3「エニグマ始動」では恋人の精神にダメージを与えた人物を探す。
後日談小説ではトラッパーと呼ばれる整備兵として登場する。
◆ゲームブック 機動戦士ガンダム シャアの帰還―逆襲のシャア外伝
この
ゲームブックの宿敵として登場する強化人間。所属する組織は不明。
ティターンズが
サイコガンダム、
バウンド・ドックに続くサイコミュ搭載MSとして開発した、アクシズから流れたシステムであるファンネルを装備した唯一の連邦製MS・ノクチュルヌを乗りこなし、シャアを狙う。
出身は日本で、家族は両親と姉のユカ、妹のユイがいたが、ユイと両親は
一年戦争の時に死亡し、ユカは
グリプス戦役の混乱で生き別れ、後にエグムの連絡員になる。
「ジオンは空を落とした、
シャアは自分の敵」という刷り込まれた記憶に従って、宇宙へ向かおうとするシャアを狙い、その際にシャアと同行していたユカと再会、ニュータイプであるユカに思念で呼びかけられるも、過去の記憶を奪われていたユマは「不愉快なヤツ」と拒絶、彼女を搭乗していた
リック・ディアスごと吹き飛ばしてしまった…
その後、ふたたびシャアを狙ってジオン残党ダンジダン・ポジドン少将が根城とする
グワダン級大型戦艦イン・エクセスを襲撃、ダンジダンの
ザクⅢを撃破した後、戦場に現れたユカの思念による説得を振り切ってシャアと対決の末に敗北。
戦闘後、シャアの所へ行くようにというユカの声に従って半覚醒状態でコックピットから立ち上がるも、シャアに受け止められると同時に精神崩壊を起こし、精神病棟に送られた。
ネオジオン軍の
エースパイロット。強化施術を受けた事は劇中でも明かされているが、頭痛に苦しむ描写や精神の不調といった事は見られずかなり安定している。
もっとも若さゆえの不安定さは散見され、
クェス・パラヤとの接触でそれは更に加速していくことになる。
小説・漫画『ベルトーチカ・チルドレン』では初期設定のグラーブ・ガスとして登場する。
詳しくは当該項目参照。
なお、ギュネイの強化を担当したナナイ・ミゲルもかつてはニタ研で
強化を受けていた側
から研究者側に転身した人物で
ナナイのみでは強化を担当するには技量不足なので補佐としてロザミアなどを担当したローレン・ナカモトを引き入れている。
一方で『ベルトーチカ・チルドレン』でのナナイに相当するメスタ・メスアの方は完全に個人の才能だけで
シャアの個人秘書→貧乏なネオジオンの経理→軍の指揮運営→ニュータイプ研究所の業務を
全て1人で完璧にこなした才媛。
メスタは両親がザビ家派の嫌疑をかけられて辺境のコロニーに追いやられ、コインよりも小さな太陽を見ながら母と泣く幼少期を送り、
それから強化人間の話を聞くと「
いつか人間は宇宙空間でも生きられるようになるかも
」というガンダム世界では珍しいポジティブな目的で参加した人物。
そのためかメスタが手がけた強化人間で作中に登場したのは
自分の意思で強化を志願した
グラーブのみで、特に問題がある描写はないというある意味変わったタイプと言える。
なお「宇宙空間でも生きられる強化人間」は30年後、確かに登場する。後述。
プルトゥエルブ。同じクローン体のプル、
プルツー(共に本多知恵子)、プルクローン(松岡ミユキ)とは
声優が違う。
詳細は彼女の項目を参照。
◆機動戦士ガンダム Twilight AXIS
マイッツァー・ロナに雇われた謎の武装集団「バーナム」に弟ヴァルターとともに所属する強化人間。
かつては、
地球のオーガスタ研究所で強化体の実験をされてきた。
クァンタンの弟。兄と共にオーガスタ研で強化実験された過去を持ち、現在は「バーナム」に所属している。
鼻筋に傷がついており、髪の分け方とヘルメットの角の位置が兄と逆。
ジオン共和国の
袖付き残党部隊に所属する強化人間。
元々は
一年戦争時にジオン公国のNT研究機関で被検体にされた者で、後に「シャアの再来計画」の候補者となったが能力不足から脱落し失敗作の烙印を押された。
感情的だが強化の産物というよりは自身の境遇に対する怒り、人類への
絶望が根底にある。
…『NT』までの宇宙世紀の流れを振り返るあれはいったん忘れてほしい。さすがに本編ではあそこまでボケを挟んでくるキャラでも講談師でもない。
ペーネロペーのサイコミュ兵器であるファンネル・
ミサイルを使いこなしており、小説上巻ではハサウェイから、連邦軍の強化人間ではないかと疑われている。また、月刊ニュータイプ1989年10月号では強化人間と明言されている。
SDガンダム GGENERATION-Fなどの
ゲーム作品ではニュータイプと設定されていた。
劇場版設定では、2022年8月3日発行の『機動戦士ガンダム閃光のハサウェイメカニック&ワールド』によれば、劇中の時代において連邦軍にはニュータイプは存在しないという定義があるため、レーンはどうやら強化人間という設定に回帰したようである。
ラフレシア・プロジェクトにより自身を改造した強化人間。
ただし冒頭の通り彼に関してはここまで挙げてきた「ニュータイプの模倣」としての強化ではなく、一言で言えば「強い男」になる(本人曰く「任務遂行の為にエゴを強化した」)ための強化。
なので銃弾を頭部に受けても平然と演説を続けたり、生身で宇宙空間に出たりコックピットハッチを力業でこじ開けたりする人間離れした技を見せる。
上記のメスタ・メスアは彼を見てなにを思うだろうか。
詳細は彼の項目を参照。
◇媒体によって強化人間かどうか判別が難しいキャラクター
劇中で強化施術による「刷り込み」を受けているのは明言されているが、ニュータイプの素質が元々あったことも示唆されている(強化によって「戦えるようにした」だけとも取れる)
そのためGジェネ等の一部
ゲームではニュータイプ扱いされることがある。
ちなみに本人は自覚以前に「強化人間」という単語すら知らないようで、『ZZ』第28話でリィナから「あなた強化人間なんでしょ!」と言われた際それに反応できず、
「戦うために作られたニュータイプよ!」とリィナに説明されてから「私、そんな変な人間じゃないよ!」と言い返している。
TV版では、モビルスーツを見て綺麗というなどニュータイプ的要素を当初から匂わせており、クロノクルに同行しベスパに参加してからはみるみる内にモビルスーツの操縦技量を上げるなどニュータイプであった。
小説版では、展開が全く異なり序盤でクロノクルのマン・ハントに巻き込まれ半死半生となり、その後宇宙に送られ、スーパーサイコ研究所で処置を受け強化人間となった。
本編終盤では序盤と比較して明らかに精神の変調が著しく、サイコミュが搭載された
ザンネックやゲンガオゾを使いこなしているが、テレビ版小説版双方とも強化人間とは明言されていない。
◇ゲームでの強化人間
Gジェネや
スパロボなどの
ゲーム作品ではNTと同様に命中・回避などの補正やサイコミュ兵器を扱える能力を持つ。
所詮紛い物であるためかNTよりも能力補正値やサイコミュの射程が劣る下位互換扱いされることが多いが、それでもなおトップクラスに優秀な能力。
スーパーロボット大戦では特にデメリットの無い(言うなればNT技能の代わり)能力だが、NT技能と違い最大レベルまで上がらないキャラが多く、そこについては天性のニュータイプと差別化されている節がうかがえる。
F.IF以前のGジェネでは何と
オールドタイプをプレイヤーの任意で強化人間に改造することができるが、レベルアップが遅くなるのと撃墜されると廃人化し能力が初期化するデメリットがある。
強化の度合いがキャラクターによって異なる点も踏まえ、どの段階で強化を施すかプレイヤーの判断が問われる。
FとF.IFにおける
シス・ミットヴィルは強化によって本領を発揮するキャラの代表格で、WORLDでの再登場以降は最初から強化人間となっている。
なお、Gジェネ第一作目で
何故かヒイロが最高レベルの強化人間になっていた。
ゼロシステムの再現か、
あんな人外は強化人間に違いないと思われたのかは永遠の謎。
頼むから前者であってほしい
追記・修正は強化処置を受けてからお願いします。
- こうしてみるとキチガイやイカレが多いな(ロザミアやカテジナ)ただしガンダムAの後日談マンガでセイラさんがミハルの弟のジルと妹のミリィをちゃんと保護しているとカイに伝えているのだが・・・。どっちが本当なんだ? -- 名無しさん (2013-10-17 22:22:51)
- 死ねば伝説!生きていても地獄!!!! -- 名無しさん (2013-10-17 22:46:17)
- ↑↑フォウの過去話小説でジルがムラサメ研究所に入れられてたのがあったが……またパラレルか? -- 名無し (2013-10-18 00:18:51)
- そういえば閃光のハサウェイのレーン・エイムって結局どっち?それともファンネルミサイルはニュータイプや強化人間じゃなくても使えるの…?真相は御禿様のみぞ知る…? -- 名無しさん (2013-12-04 16:29:49)
- ギュネイみたいに、自ら望んで強化された奴はどのくらいいるのかな。 -- 名無しさん (2014-07-23 17:51:20)
- ジェリドは終盤に強化人間プランを提示したら0.5秒で飛びつきそう。 -- 名無しさん (2014-07-23 18:00:38)
- ↑×6 サンライズの姿勢は映像化された物が公式 -- 名無しさん (2014-07-23 18:10:47)
- 途中送信してまった -- 名無しさん (2014-07-23 18:11:18)
- ユーマは身体だけ強化した強化人間だけどジョニーLOVE過ぎてちょっとひくわ -- 名無しさん (2014-07-23 18:12:04)
- 映像化されてないものは、サンライズ的にに二次創作扱いだから自分にとって都合の良い方を信じればいいさ -- 名無しさん (2014-07-23 18:16:35)
- 「サイドストーリーズ」のクロエはここに入りますか? -- 名無しさん (2014-09-18 23:55:53)
- そういやどっかのゲームの攻略本では、ビルギットに対して「強化人間にできれば」とコメントしているやつがあったな。本のコメント全体がやたら辛口だったのを覚えてるわ。 -- 名無しさん (2014-09-27 00:10:01)
- スパロボでは、特殊技能と言う概念が初登場した4次から存在。この時点ではニュータイプとまったく同じで、ファンネルが使えるかどうかというだけだった。新では敵専用技能だが、ニュータイプ同様、命中・回避に+5の補正が付いた。…そしてFでは悪夢の優遇が始まる… -- 名無しさん (2014-09-27 00:16:04)
- 命を削って強化人間になった人たちが、別の時代では体を鍛えただけで生身でモビルスーツをブチ壊す人間がいると知ったらどう思うだろうか -- 名無しさん (2015-01-15 20:36:53)
- ↑9 つヒーロー戦記 バウンド・ドッグ→サイコガンダムの実質3連戦はマジ悪夢だったわ -- 名無しさん (2015-01-15 20:46:44)
- ↑×2そのリーダーの身なのにね それにしても強化人間の定義ってなんですかねぇ -- 名無しさん (2015-02-12 16:44:25)
- 今になって考えてみると、後天的でも何かしらの才能が得られるって羨ましいね。強化人間然り、コーディネーター然り、凡才に希望を与えてくれる。 -- 名無しさん (2015-02-22 04:40:08)
- でも強化人間になるにも素質みたいなのは必要だと思うぞ・・・能力が発現せずに処分された強化人間もいるんだろうし -- 名無しさん (2015-10-01 02:15:19)
- ギアナ高地で修行>>>>>超えられない壁>>>>>人体改造 -- 名無しさん (2015-12-03 14:09:40)
- ↑3 何より、メタ的に、強化人間にされると、かなりの高確率で死ぬぞ^^; -- 名無しさん (2016-08-16 19:33:29)
- どうでもいいけど強化人間って戦争終わった後どうすんのかね?そのまま人として暮らすか兵器として捉えて処分か -- 名無しさん (2016-11-14 19:21:30)
- ↑上の意向によるんじゃないかな?まぁ、人として暮らしてても、NT専用機に載せさえしなければ問題ないわけだし -- 名無しさん (2016-11-14 20:44:26)
- 強化人間やプルシリーズの厄介な点は、「どう見ても人間なのに、法的には機材(モノ)である」という点である。例えば、捕まえた未強化の兵士を虐待すると戦争犯罪になるが、これが強化人間だと「鹵獲した敵の機材を壊した」という扱いになる。つまり、捕虜の虐待がばれた時に「強化人間かと思った」と開き直ることで、捕虜虐待を「事実誤認による事故」にいとも簡単に偽装できてしまうのである。 -- 名無しさん (2017-01-20 00:07:54)
- ↑3 戦争が終わったとしても強化人間の研究まで終わるとは限らないだろうし、そういった実験用のモルモットとして活用するという選択肢もあるんじゃない? -- 名無しさん (2017-01-20 00:22:57)
- Twilight AXISにも出てきたな 加筆するなら位置はUCとF91の間かな? -- 名無しさん (2017-01-29 14:12:18)
- 初期のGジェネではオリキャラだろうと少量の資金でポンポン強化人間にできたっけな… -- 名無しさん (2017-04-01 08:20:03)
- ↑ GジェネFIFではキャピタル使ってFのオールドタイプキャラをNTにできたよね。強化と違ってデメリットが無いから便利 -- 名無しさん (2017-04-01 23:24:38)
- アナザーだがDG細胞感染者も強化人間に入るのかな。一応DG細胞という人工物でパワーアップされた人間だけど -- 名無しさん (2017-04-02 00:01:27)
- ↑強化というよりバイオハザードと言った方がしっくりくる -- 名無しさん (2019-02-11 00:38:06)
- ↑2 あれは単に失敗の産物による被害者だから「強化人間」ではなかろう。なにより「兵器もしくは装備品とみなされる生体CPU扱い」っていう強化人間の定義からは完全に外れる。 -- 名無しさん (2019-09-13 13:28:59)
- ナニカ……サレタヨウダ……… -- 名無しさん (2019-09-13 13:31:00)
- Gジェネと言えば強化人間ヒイロの衝撃 -- 名無しさん (2020-10-16 12:34:42)
- 連邦的には自分達に都合の良いアムロを作りたかったんだろうな -- 名無しさん (2021-10-05 21:51:31)
- ダリル以外のサイコ・ザクのパイロットは乗る為に自ら手足を切った上に薬物投与されていて強化人間の範疇に入る。 -- 名無しさん (2021-10-09 21:42:26)
- >連邦的には自分達に都合の良いアムロを作りたかったんだろうな それはネオジオンも同じ。自分たちに都合の良い「シャア・アズナブル」、あるいは「ララア・スン」を作りたかったのだろう。 -- 名無しさん (2021-10-25 03:50:11)
- 「*1 そのため、理屈の上では捕まえた敵兵が未強化であれば「捕虜」、強化されていれば「鹵獲兵器」という扱いとなる。よって、捕虜虐待が発覚した場合「強化人間かと思った」とシラを切ればいとも簡単に戦争犯罪を「事実誤認による事故」に偽装可能となる」これは明らかに穿ちすぎだろ…人権持ってるか怪しいクローンベースの強化人間やCEのブーステッドマンならともかく。宇宙世紀の強化人間が「発覚(して困るような正規の軍事裁判の場)」で「人間」でなく「鹵獲兵器」扱いされた作品ってあった? -- 名無しさん (2021-10-25 09:13:23)
- ↑確か読み切りで脱走した強化人間を撃墜しても「備品を壊したのであって、人を殺したことにはならない」って正規軍の人間が八つ当たりも兼ねて嘯く話があったはず。 -- 名無しさん (2021-10-25 15:41:20)
- ユーマは身体強化だけだったから、一年戦争時代の強化人間では時系列では後のZZ以降の様に精神が安定してたな。 -- 名無しさん (2022-09-23 22:56:17)
- 多分すっごい金食い虫なんだろうな…。 -- 名無しさん (2022-09-24 00:41:37)
- ↑シャアがギュネイに「貴様には金がかかっている」と言っていたところを見ると、本当にそうなんだろう。連邦軍が恐れていた「量産型ヤクトドーガ」が出てこなかったのは、乗せる強化人間の製作コストが嵩むからだったのかもしれない。 -- 名無しさん (2022-09-24 01:04:56)
- バナージも強化人間疑惑なかったっけ -- 名無しさん (2022-12-14 11:12:58)
- カロッゾの「強い男」ってそういう意味じゃねえだろと大爆笑しちゃった。 -- 名無しさん (2023-01-05 01:18:22)
- 無事に生きてるのがクロエ、ゼロ、レイラ、イットウ、コデツ、ユージ、ロスヴァイセ、イングリッド0、ユーマ、レーン辺りか -- 名無しさん (2023-07-12 21:12:04)
- 荒らし報告ページにて2402:bc04:1018:7a00:ba86:459a:9330:85bb、2402:bc04:1063:500:70ac:6fd5:b51c:80eaによるコメントを報告しました。 -- 名無しさん (2024-06-01 22:10:04)
- 通報から24時間経過したため該当のコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2024-06-03 05:58:43)
- プルとプルツー、ロザミィがとても好き。 -- 名無しさん (2024-06-03 06:52:28)
- ↑10 アムロが「相手はザクなら人間じゃない」って言ったから宇宙世紀でザクに搭乗したパイロットは人権が存在しない殺してもいい存在だっていうようなもんじゃね -- 名無しさん (2024-06-03 08:21:33)
- ↑そのセリフの前にアムロが生身の人間が撃てなかったのわかってる? -- 名無しさん (2024-09-25 11:01:59)
- ナラティブでオーガスタ研での強化の様子が出たな。発狂して死んだシーンだった。耐えきれない等考えると強化人間作るコスパ悪そうだな。薬剤やら機器やら研究者の人件費やら… -- 名無しさん (2025-01-28 13:29:47)
- ミハルの弟の末路がショック。 -- 名無しさん (2025-04-23 19:39:35)
最終更新:2025年04月23日 19:39