登録日:2014/03/17 Mon 00:30:02
更新日:2023/09/17 Sun 05:50:33
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この項では、コマンド・ドラゴンとついている種族に関して説明する。
概要
デュエル・マスターズにおける二大カテゴリ、
コマンドと
ドラゴンを併せ持つ種族群。コマンドを指定した効果とドラゴンを指定した効果を受けることができるためにサポートの幅は広い。見た目はややドラゴン側に寄っている。
ドラゴンはデュエル・マスターズの花型種族であり、コマンドは支配者としての立場を得るためか、初期のコマンド・ドラゴンは「~・カイザー」を名乗ることが多い。また、
キング・コマンド・ドラゴンは「ドラゴンの王」たるべく生み出された存在である。
エピソードシリーズにあわせて登場し、ドラゴン・サーガでもメインとなる種族群である。そのため良くも悪くも環境の中心になると予想される。
追記・修正お願いします。
…と書いたけれど。
ぶっちゃけコマンドいらないです。
コマンドが受けられるサポートは以下のようにあるのだが、
ドラゴンとして運用する限りこいつには頼りそうにはない。コマンドとして運用する場合には助けられるかもしれないが、サイバー・コマンドなどコマンドが共演しやすいデッキでなければ使えない。
こいつらを使うくらいなら《
コッコ・ルピア》を採用したほうがいい。一応コスト軽減幅というものはあるが、「だからどうした」の世界である。そもそも最近ではコッコ・ルピアより《エコ・アイニー》のほうが優先されるし、そのエコ・アイニーも《メンデルスゾーン》《ガチンコ・ルーレット》《フェアリーの火の子祭》と枠を争う状況である。
- 《偽りの星夜 ラスト・プロポーズ》《偽りの星夜 オレオレ・ダークネス》《偽りの星夜 ブラック・オブ・ライオネル》
多分こいつらが入るようなデッキに闇エンジェル・コマンド以外のコマンド入りません。
コマンドまたはドラゴン、なのでドラゴンを持っている時点でサポートを受けられる。
その逆にコマンド指定除去はきっちり受けてしまう。さほどメジャーでないとはいえデメリットだけはちゃんと存在するのがなんとも痛い。そもそも、コマンドという種族カテゴリに属すコマンドは、ドラゴンと違って個々の独立性が強い(エンジェル・コマンドに至っては、光と闇のエンジェル・コマンド同士も相性が悪い)ため、種族カテゴリ「コマンド」の恩恵を受ける場面は少ない。他方、ドラゴンの恩恵は非常に大きい。ドラゴンは種族間の独立性は緩めなので、ドラゴンであるだけで活躍が見込める。
そのため、「コマンド・ドラゴン」である必要性に疑問符がついている。
属しているクリーチャーはその多くが一線級の強さを誇るため、なめてかかれない。もしかするとそういう部分を見越してデメリットのためだけにコマンドをつけたのかもしれないと邪推したくもなる。なお、ドラゴンであるだけで《
「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》にやられる(VAN自身がキング・コマンド・ドラゴンだが)。
追記・修正お願いします。
その後、「コマンド・ドラゴン」を対象とする効果を持つクリーチャーが多数登場、コマンドである理由こそあまりないものの、「コマンド・ドラゴン」である理由は得るようになった。
しかしドラゴン・サーガにおいても、コマンド・ドラゴンは普通に「龍」と称されており、コマンドであることにはなんにも触れられていない。まあ、コマンドって何だよって言われると多分誰も答えられないと思うが。
《激竜王》《死海竜》を皮切りに登場した新たなドラゴン種族としてフィーチャー。そう、新たな「ドラゴン種族」である。
そもそもフレーバー的にもコマンドであることはほぼ触れられなかった上に、基本ドラゴンとしてのみ扱われるのがこのコマンド・ドラゴンの常であった。また、「ハンターvsエイリアン」という構図の中で登場したわけだが、エイリアンの住むパンドラ・スペースには、ハンター側(今までの世界)と同じ種族が住んでいるという設定だったため、どちらかの陣営に固有のドラゴンでもなんでもなく、主役級のレッド・コマンド・ドラゴンでさえ、《激竜王》《
ガイアール・カイザー》《
永遠のリュウセイ・カイザー》といったハンター側のドラゴンがいるかと思えば、《レッド・ABYTHEN・カイザー》のようにエイリアン側にも登場していた。
なぜコマンド・ドラゴンがいきなり世界に登場してきたのか説明もされないのに敵固有種族
というわけでもなく味方側で主役をはるなどしたわけだが、エピソード1ではさらにサイキック・スーパー・クリーチャー専用種族としてもコマンド・ドラゴンは登場しており、単一種族としてのコマンド・ドラゴンがいわばバラ撒かれていた。
このときバラ撒かれたのがキング・コマンド・ドラゴン(2種)、シャイニング・コマンド・ドラゴン、デビル・コマンド・ドラゴン、リキシ・コマンド・ドラゴン(各1種)である。
エピソード2ではサイキック・スーパー・クリーチャーは登場しなくなったが、「ドラゴンの王」たるべく生み出された存在である
キング・コマンド・ドラゴンがアンノウン側の新規種族として登場した(登場した理由がちゃんと説明された初のコマンド・ドラゴン)。
一方、ハンター側の種族としてヒューマノイド、ビーストフォーク、リキッド・ピープルなどとともにエピソード1に引き続き、レッド・コマンド・ドラゴンがフィーチャーされる。主役の鬼丸は当初はヒューマノイド/ハンター(エイリアンの王家出身なのに
初出時はエイリアンを持っていなかった)だったが、後にヒューマノイド/レッド・コマンド・ドラゴン/ハンター/エイリアンとかいう優良種族の塊みたいな
勝利宣言 鬼丸「覇」になった。
ハンターvsアンノウンの闘いのひとつのハイライトにレッド・コマンド・ドラゴンvsキング・コマンド・ドラゴンがあり、漫画やアニメでもこの闘いが重要なファクターになっていたため、そしてドラゴン自体は独立性がそこまでないことから、『変形デッキ DX鬼ドラゴン』として
主人公とラスボスのデッキがセットになって販売された。
エピソード3ではアウトレイジvsオラクルの闘いであったためドラゴン含め既存種族のフィーチャーは下火だったが、リュウセイが引き続き嫁のプリンと登場していたため、レッド・コマンド・ドラゴンの新規はちょびちょび出ていた。リュウセイとプリンが息子をもうけたのもエピソード3である。
ここまでコマンド・ドラゴンが大きなウェイトを占めるストーリーだったにも関わらず、そのストーリー中コマンド・ドラゴンがコマンドであることがなにかストーリーに影響することは最後の最後までなかった。コマンドである理由性はなんだったのか。まあ既存コマンドもコマンドであることを背景ストーリーで触れられる機会はなかった気もするが。
エピソードシリーズ、そしてそれまでの背景ストーリーとは別の世界のお話(こちらの世界と同じ名前で同じ姿で同じ能力を持つクリーチャーもいるようだが)なのだが、こちらでもコマンド・ドラゴンがフィーチャーされる。どうやらその世界の各文明の頂点であるようであり、なるほど「支配者」としてのコマンドがフレーバー的にはじめて生きるのではないだろうか。
各文明のトップのドラゴンは今までは○神龍系のドラゴン(火文明のみアーマード・ドラゴン)がすべていたが今回はアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド複合を除くと以下のようになる。
文明 |
ドラゴン種族 |
光 |
エンジェル・コマンド・ドラゴン |
水 |
クリスタル・コマンド・ドラゴン |
闇 |
デーモン・コマンド・ドラゴン |
火 |
レッド・コマンド・ドラゴン ガイアール・コマンド・ドラゴン |
自然 |
ジュラシック・コマンド・ドラゴン |
レッド・コマンド・ドラゴン自重しろ。一応主人公の相棒の『爆竜勝利バトライオウ』がアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンドなのでさすがにそれを超えるほどにはフィーチャーされないと信じたいが、他が全部新登場なのになんでレッド・コマンド・ドラゴンなんだろうか。
その他のコマンド・ドラゴンはいろいろあったものの好評のようである。悪魔龍という存在は子供がワクワクするし、恐竜モチーフはロック・ビーストが一度失敗しているため今度こそは子供人気を得られるか注目である。光でドラゴンを推すならエンジェル・コマンドとの融合は必須とも言えるし、水のクリスタル・コマンド・ドラゴンは逆にフレーバー的にも
ゲーム的にも『サイバー・コマンド・ドラゴン』であってはいけないだろう(リキッド・ピープルはサイバーロードと反目しあっているし、なにより3つの種族カテゴリを単純にくっつけるだけの環境破壊は許されない)。なのに、なぜレッド・コマンド・ドラゴン…。
結局レッド・コマンド・ドラゴンは《熱血星龍 ガイギンガ》の出現により、アーマード・ドラゴンともども
ガイアール・コマンド・ドラゴンに変化していったため、ドラゴン・サーガのメイン種族の立場をそちらに譲った。
革命編以後におけるコマンド・ドラゴン
ドラゴン・サーガから数年後の世界、ランド大陸を舞台に平和な世界を襲った侵略者に立ち向かう革命軍のリーダー格としてコマンド・ドラゴンが登場。基本的にはドラゴン・サーガのメイン種族がそのまま続投しているが、火文明だけはガイアール・コマンド・ドラゴンからメガ・コマンド・ドラゴンに交代している。
エピソードシリーズでの登場以降、カード単位では強力なものが多い一方で、『コマンド』であることが大した利点にならなかったコマンド・ドラゴンだが、革命編でその構図が覆されることになる。
その理由こそが
《禁断~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX》と新ギミック『封印』『侵略』の登場である。
禁断~封印されしX~ 火文明 (マナコストなし) |
禁断の鼓動 |
この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。 |
この鼓動はバトルゾーンを離れない。 |
禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドがバトルゾーンに出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印をひとつ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する) |
伝説の禁断 ドキンダムX 火文明 (99) |
禁断クリーチャー:(種族なし) 99999 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。 |
コスト4以下の呪文によって、相手がクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。 |
このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。 |
禁断解放した瞬間相手クリーチャーを事実上ゲームから除外する超強力なフィニッシャーである《ドキンダムX》だが、その力を解き放つには6体の火のコマンドを出す必要がある。逆に封印された自分のクリーチャーを復活させるには、そのクリーチャーと同じ文明を持つコマンドを出さなければならない。登場から4年の時を経て、コマンドを持つことが明確にプラスにはたらいたのだった。
もう一つの新ギミック『侵略』にもコマンドの攻撃時にノーコストで進化できる強力なクリーチャーが揃っており、当然コマンド・ドラゴンもその対象となる。ただし、侵略自体は【
レッドゾーン】に代表されるように速攻系のビートダウンギミックであるため、高コストクリーチャーがほとんどであるコマンド・ドラゴンはやや相性が悪いものの、進化元となるソニック・コマンドが充実していなかったころには併用されており、好きなクリーチャーをガイアール・コマンド・ドラゴンにできる《暴龍警報》は侵略の登場に合わせて
殿堂入りすることになった。
とはいえ、実質5コストで出せるサイキック・クリーチャーの《勝利のガイアール・カイザー》は闇火自然と侵略元として優秀な文明を持つスピードアタッカーであることから、コントロール寄りの侵略デッキである【デッドゾーン】では積極的に採用された。
《ミラクル・ミラダンテ》のようなコマンドメタに引っかかる欠点は残っているものの、こうしたギミックのシナジーからコマンド・ドラゴンのコマンド部分は「あってもなくてもいいもの」から「ある方が強いもの」と評価を大きく上げることになった。
…なったのだが。ここで革命編の背景ストーリーを思い出してほしい。世界を破壊し続ける『侵略者』たちと、それに抗う『革命軍』の戦いが革命編の大筋。そして
コマンド・ドラゴンは本来、革命軍側の種族である。逆にドラゴンではない通常のコマンドたちが侵略者・禁断側の勢力に属するものであり、
ストーリー上の敵対勢力との相性が最も良いことになってしまっている。両者とも同カテゴリに属してしまったがばっかりに…。
侵略者サイドが『コマンド』を頻繁に参照する一方で革命軍側は『コマンド・ドラゴン』間でのシナジーをあまり作らなかったり、『侵略』能力がメタゲームの中心を席巻するほど強力だったのに対して『革命』能力があまり強いギミックではなかったりした点も、この皮肉な共存関係を強調してしまっているのかもしれない。
革命0トリガーは禁断勢力に寝返りました。
次弾・
革命ファイナルにて革命軍も侵略に比肩する超強力ギミック『革命チェンジ』を獲得し、《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法皇 ミラダンテXII》といった面々が
環境を破壊大活躍した。このように革命軍のコマンド・ドラゴンの活躍が目立つようになったことでその辺の見栄えは多少マシになったと言えるか。
いやまあドギラゴン剣もドキンダムの封印剥がせるんですけど。
かくして良くも悪くも存在感を増したコマンド・ドラゴンだったが、革命ファイナルのラストでドラゴンが絶滅。
これ以降の新規カードはクロニクル・デッキや特別パックなどの過去テーマをフィーチャーした商品に限られている。そのため新規種族もいないわけではないが、既存種族との組み合わせばかりであり、完全な新規種族の登場には至っていない。
メインストーリーでも段階的にドラゴンが復活しつつあるだけに、そのうち復活してもおかしくはない…?
なお、上記理由によりコマンドを持つ明確な強みができてしまった影響か、現在はコマンド・ドラゴンである事自体が強烈な強みと化してしまっている。その為か、メインストーリーでドラゴンが復活して以降も基本的に登場するのは非コマンド・ドラゴンのドラゴンが主体である。
プッシュが終わった後も長きに渡って侵略、革命チェンジ、封印といったギミックは環境に残り続けたので、これらのギミックを全て網羅するコマンド・ドラゴンが普通に環境のインフレに着いていきながら存在し続けるのはゲームバランス上まずいという判断もあるのかもしれない。
とはいえ、過去のカードをリメイクするような特殊エキスパンション等では普通に新規も登場している為、通常エキスパンションで新規を作って常に環境に最適化することは無いものの、単体スペックで全くインフレについていけない立場にまで貶められる事もまた無い状態にはある。
種族紹介
エピソード1に先駆け、《激竜王》を皮切りに登場したドラゴン。最初のコマンド・ドラゴンのひとつである。《ガイアール・カイザー》や《永遠のリュウセイ・カイザー》のように「~・カイザー」とついているがおそらくは自称(皇帝は複数存在しないはずだし、リュウセイはプリンの従者のようになっていた)。「色・コマンド・ドラゴン」はカイザーを名前につけるのが基本であるが、《激竜王》《
龍世界 ドラゴ大王》《閃光のメテオライト・リュウセイ》など例外も多い。
背景ストーリーではガイアール、リュウセイ、鬼丸、勝がこの種族を持ち、エピソードシリーズは同一人物が複数回カード化されるのが通例となっていたためかなり恵まれた種族。
ドラゴン・サーガでガイアール・コマンド・ドラゴンへと発展したことで
世代交代となったが、エピソードシリーズのテーマをフィーチャーする商品が発売されるたびに新規カードを獲得している。
ホワイト・コマンド・ドラゴン
エピソード1で登場。《ホワイト・TENMTH・カイザー》のみ存在。一応天むすは強いが、これ一体のみ。一応エイリアン陣営。シャイニング・コマンド・ドラゴンも1体のみで共にサイキック限定なのでどっちかに統一しても良かった気がする。
エピソード1で登場。《THE FINAL カイザー》《ブラック・WILLOW・カイザー》《復讐のバイス・カイザーZ》など7体が存在。《THE FINAL カイザー》のみハンター陣営であとはエイリアン陣営である。種族の特徴はカイザーがついていることだけであり、カイザーは他の色・コマンド・ドラゴンも持っている。
しかも《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》はカイザーついてない上になんでお前レッドじゃないんだよ。
エピソード1で登場。長らく《ガンリキ・インディゴ・カイザー》のみが属する種族だった。ドラゴン・サーガでクリスタル・コマンド・ドラゴンが登場したことでそのまま忘れ去られていった――と思われたが、初登場から8年もの時を経てリメイクカードである《メヂカラ・コバルト・カイザー/アイド・ワイズ・シャッター》が登場。強力なロック効果に加え、呪文面も有用なS・トリガーである・マイナー種族の面目躍如となるか。
ちなみにその後完全新規カードである《激浪のリュウセイ・スプラッシュ》が登場。ブルーに限らず、マイナー種族にもリメイクなどで再登場の可能性が浮上した。
グリーン・コマンド・ドラゴン
他の4色から一足遅れてエピソード2で登場。長らく《母なる緑鬼龍ダイチノカイザー》のみが属していた。ブルー同様ジュラシック・コマンド・ドラゴンの登場でそのまま忘れ去られるかと思いきや、8年後に《大地のリュウセイ・ガイア》が登場しまさかの復活。
レッドと同時に登場した、最初のコマンド・ドラゴンの一種。多色ではこれ…になるようだがリュウセイのようにレッドのままだった奴もいる。《死海竜》《天下統一シャチホコ・カイザー》などエイリアン陣営が多いが《
唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》というハンター陣営もいる。
シャイニング・コマンド・ドラゴン
《
豪遊!セイント・シャン・メリー》のみ存在。合体前に誰一人としてドラゴンがいないどころか2体は対ドラゴン兵器であるはずのメカ・デル・ソルという何したいのかよくわかんない奴。
とか言ってたら後に正真正銘のメカ・デル・ソル・ドラゴンも登場してしまった。中点が多い。
リキシ・コマンド・ドラゴン
エピソード1で登場。《雲龍 ディス・イズ・大横綱》のみ存在。実際のカードの種族欄には「
リキシ・コマンド/ドラゴン/エイリアン」と誤植されているため、
「リキシ・コマンド・ドラゴン」という文字列が記されたカードは実在しない。
当時は「リキシ・コマンド・ドラゴン」は「リキシ・コマンド」に含まれない完全な別種族とされていたが、種族カテゴリのルール統一に伴い「リキシ・コマンド」としても扱えるようになっている。ちなみにこの誤植をそのまま適用してしまうと《
光器ペトローバ》などで「ドラゴン」を宣言できるようになってしまうので、結構危ない誤植といえる。
デビル・コマンド・ドラゴン
エピソード1で登場。デーモンではなくデビルです。《
死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》のみ存在。後に本当のデーモン・コマンド・ドラゴンが登場して涙目。こちらも《ガロウズ》のリメイクが出れば再登場の可能性もある…かもしれない。
エピソード1で登場。エピソード1に登場したものとエピソード2のものとでは大きく性質を異にする特殊な種族である。
エピソード1では《
激竜王ガイアール・オウドラゴン》や《
シャチホコ・GOLDEN・ドラゴン》といった、強力なサイキック・スーパー・クリーチャーが属していた。
エピソード2では音楽家や音楽用語の名前を持つドラゴンが新たに登場した。通例キング・コマンド・ドラゴンと言えばエピソード2のそれをさす。「ドラゴンの王」たるべくゼニスに生み出された存在であるが、ハンターとの闘いで真実の名に目覚め、彼らと和解し、「王は君臨すれど統治せず」となり世界の一部となった。
全文明および多色と無色に存在しているためバリエーションもラインナップも多い。
ドラゴン・サーガで登場。名前の通りエンジェル・コマンドのサポートもドラゴンのサポートも受けられる非常に優秀な種族。おそらくは他のコマンド・ドラゴンと異なりコマンド・ドラゴンに偶然なっただけであると思われる。エンジェル・コマンドとしても扱えることからコマンドであることが明確な利点となった例の一つ。
革命編でも続投し、革命軍の一勢力であるドレミ団のメイン種族となった。
ドラゴン・サーガで登場。デビルと異なりこちらはデーモン・コマンドとしても扱える。進化元にコマンドを指定するというエンジェル・コマンド・ドラゴンとは別の意味でコマンドを有効利用した。
設定上はブラック・コマンド・ドラゴンが暗黒の儀式でデーモン・コマンドと融合した存在。
革命編でも続投し、《
魔の革命 デス・ザ・ロスト》などが革命軍の一員として登場した。
ドラゴン・サーガで登場。リキッド・ピープル閃が生み出したドラゴンという特異な出自を持つ種族で、リキッド・ピープル閃に関連する能力を持つものも多い。
革命編で続投したときには、テック団のメイン種族として登場したが、レジェンドどころかスーパーレアすら一枚ももらえなかったり、革命ファイナルでもレジェンドカードは登場せず、ファイナル革命持ちがいなかったりと冷遇されてしまっている。
ドラゴン・サーガで登場。恐竜モチーフのドラゴン。ビーストフォーク號が蘇らせた古代のドラゴンということらしい。マナゾーンからクリーチャーを展開する能力を持つものが多く、【イメンループ】や【チェイングラスパー】のようなループコンボのお供になることも少なくない。
革命編でも続投し、ダママ団のメイン種族を務めあげた。
ちなみに『ジュラシック』の語義は『ジュラ紀の』なのだが、元ネタになっている恐竜は別にジュラ紀のものに限られているわけではない。
ドラゴン・サーガで登場。レッド・コマンド・ドラゴンやアーマード・ドラゴンが《熱血星龍 ガイギンガ》の出現によって変異した種族である。
革命編ではメガ・コマンド・ドラゴンにその役割を譲ったため、フィーチャーされたのは僅か1年だったが、多くの
ドラグハートを擁することやグレンモルトの派生カードの多くがこの種族を持つこともあってかなり数は多く、実動期間に対して存在感のある種族といえるだろう。
ワールド・コマンド・ドラゴン
ドラゴン・サーガで登場。同章の
ラスボスである《
極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》のみが属する。ワールド・ドラゴンもいるのによう……
この種族の登場によって、ワールド・コマンドが種族カテゴリと化したという事実を覚えている人は少ないだろう。
革命編にて新たに登場した、火文明では3つ目のコマンド・ドラゴン。
革命能力の都合上、進化クリーチャーの比率が高い種族でもある。
前シリーズで新たに熱血龍を生み出したのに、次のシリーズで新たな火文明コマンド・ドラゴンを生み出す発想に何故至ったのか。
メタル・コマンド・ドラゴン
モンスターハンターシリーズとのコラボカードである《鋼龍
クシャルダオラ》のみが存在。
鋼龍と呼ばれるクシャルダオラ専用の種族になると思われる。
ガーディアン・コマンド・ドラゴン
革命ファイナルで登場。《族長の魂友 ワチャゴナ》のみが属する種族。ガーディアンと種族サポートを共有できるのが強みとなる。
超天篇期の闇鍋パック『謎の
ブラックボックスパック』で登場。メガ・コマンド・ドラゴンとアーマード・ドラゴンが一体化した種族。現状は《ボルシャックライシス・NEX》の専用種族となっている。コマンド・ドラゴンではあるがアーマード・ドラゴンのサポートは受けられない点は注意。
ソニック・コマンド・ドラゴン
十王篇期に登場。《轟く革命 レッドギラゾーン》のみが属する。まさかの侵略者の象徴ともいえるソニック・コマンドとの合体を果たしてしまった。これでも一応革命軍に属する種族であり、どうやら革命編の
パラレルワールドの存在のようで、逆に侵略者側に堕ちた《燃える侵略 レッドギラゴン》も同時に登場した。
ガイア・コマンド・ドラゴン
マジック・コマンド・ドラゴン
ゴッド・オブ・アビス期に登場。マジック・コマンドとドラゴンが組み合わさった種族で、《Drache der'Zen》が属している。
追記・修正はエクストラターンを得たりオールバウンスしながらお願いします。
- ブラック・コマンド・ドラゴンはジェノサイド、リボーン、ミソカツカイザーもいる。そしてリュウセイが -- 名無しさん (2014-04-20 04:04:54)
- 最近ではコマンドは封印解除に -- 名無しさん (2016-09-23 17:13:16)
- 昔はコマンド要素必要なかったけど、今はコマンド・ドラゴンじゃないと封印解けなかったり侵略できなかったりで、逆にコマンドじゃない方が不利なのだから、環境変化は恐ろしい -- 名無しさん (2016-09-23 21:04:40)
最終更新:2023年09月17日 05:50