赤石剛次

登録日:2014/07/06 Sun 18:00:35
更新日:2024/10/08 Tue 10:21:44
所要時間:約 6 分で読めます





おもしれえ 見せてもらおうじゃねえか その地獄とやらを……………!!





赤石剛次とは、魁!!男塾の登場人物。
外伝『赤石剛次』では主人公に抜擢、停学~復帰までの空白の3年間が描かれる。

目次


◆概要

CV:森功至(アニメ)・緑川光(PS3ゲーム)
演:田中哲司
癖毛の白髪(アニメでは黒髪)が特徴。袖を落とし肩当てをつけた独特の改造長ランを着ており、秀麻呂には『北斗の拳の真似』と揶揄されたことも。


男塾二号生筆頭。
かつては三号生と共に北国の長年の宿敵との戦いに赴き、
橋が爆破されている事を知らせるため自ら胸を裂きその血で染め上げたシャツを意識不明のまま掲げ続け男塾百二十三名の命を救った過去がある。

三年前の二月二十六日に雪の校庭が当時の一号生の血で鮮血の海と化した「男塾二・二六事件」をおこし無期停学となっていた*1が、
江田島塾長の命により復学。桃達に対しての失態で男塾の伝統と規律を破壊寸前に追いやったとして、
江戸川とそこに遅刻して抜け穴から入ってきた富樫男塾名物義呂珍(ギロチン)」を仕掛ける。
止めに入ったと一触即発となるが、男塾の経済的危機解消を狙った江田島の提案で「殺シアム」での真剣勝負を行うことになり激戦となったが最後は桃に太刀筋を見切られ敗北。
「今年の一号生はまんざら捨てたもんじゃなさそうだ」と一号生達を認めた。
この勝負の時点ではまだ本作自体が「軍国主義やバンカラ不良ギャグ」の雰囲気が残っており、赤石自体も「腕は立つが凶暴で残虐なだけのチンピラキャラ」の域を出ておらずキャラが固まるのはこれ以降の登場からとなる。

その後は、Jと戦う桃に喝を入れたり驚邏大四凶殺に出発する桃に慰霊塔に呼び出し、豪学連に後れを取るなと忠告、
八連制覇でも塾長と共に死闘の見届け人として登場するなど、
『助っ人としておおっぴらに参戦したりはしないが、闘いを見守る頼れる実力者』といったポジションに落ち着く。
作品が本格的にバトル漫画化する一方、まるで真空地帯の如く後輩イビリばかりしているヘタレ集団の二号生の中*2では異質な存在であり、
下手な三号生より赤石先輩の方が強い、と考える読者も多い。まさに二号生希望の星。


天挑五輪大武會では決勝トーナメント初戦・宝竜黒蓮珠戦から三名の補充員と一人として登場。
登場していきなり小物三人抜きし、圧倒的な強さを見せ、準決勝・梁山泊十六傑戦では副将の宋江将軍と対決。
斬岩剣を封じられ窮地に陥りながらも万分の一の勝機にかけた「血栓貫」で宋江将軍を倒し男塾二号生筆頭の重さを見せた。

七牙冥界闘では三号生に進級。…毎日あの天動宮に通っているのだろうか?
第三の牙・アルカトラズ島刑務所富樫の死に悲しむ虎丸に喝を入れると、残った三人の敵をまとめて相手にすると宣言。
天才ガンマンD・ロットンとの決闘の際には、一瞬で六発放たれる銃弾を全て弾き飛ばし、残る六発を切り払ったうえで両断、
更に跳弾で海坊主(by赤石)をハチの巣にして言葉通りに圧勝する。
しかし、最後の敵・ホーネット大佐の麻痺毒により危機に陥り、死闘の末勝利するものの重症を負ってしまう。
そして、直後にジークフリート所長の毒ガスの罠から仲間達を救うため斬岩剣を使い、その命を散らした…。
と、思われたがその直前に死んだと思われていた富樫同様、王大人に命を救われており、戦いの一線からは退いたが一命は取り留めていた。

『天より高く』では、民族系政治団体の代表に収まっており、首相となった後輩の政敵排除のために暗躍する。

『暁!!男塾』では息子の赤石 十蔵(あかし じゅうぞう)が登場している。

極!!男塾』でも登場し、男塾精鋭隊の一人として冥凰島に乗り込む。
復活した梁山泊十六傑の酔傑を相手に戦い、以前と変わらぬ剛剣で全く寄せ付けず圧勝した。


◆武器

初登場時は名刀『一文字兼正』を使ったが、Jのマグナムスチール製メリケンサックとの激突でこれを折られてしまう
(赤石曰く「打ち損ねがあった」。実際を替えてからはこのような事態は起こらなかったので言い訳とはならなかった)。

天挑五輪に参戦時は己の身の丈ほどもある斬馬刀(合戦用の大太刀)を持参。
(新一号生曰く「刃渡り3mはあるという噂」らしいが、このバカは「Jのパンチを受ければ月まで吹き飛ぶ」とかほざいていたので真偽は怪しい)
赤石の本格的な戦闘が描かれることも相まって、一般的な斬岩剣はこちらを指すことが多い。
この刀は七牙冥界闘で赤石が斃れた時、桃に受け継がれた…が、結局生きていたので一時的に貸していた形に。
男塾外伝 赤石剛次』では先の二・二六事件で以前まで使っていた(さらっと書いたが犯罪じゃねえか)刀が折れてしまい、
改めてこの刀を手に入れる経緯が描かれた。



◆技

●一文字流斬岩剣
この世に斬れぬものはないという剛剣。あくまであらゆるものを両断する技前に冠される名であり、斬鉄剣のような得物の名称ではない。
世に灯篭切りといわれ江戸時代、剣聖とうたわれた一文字流神泉正宗が徳川家康に請われ石灯篭を一刀両断にして世間を驚かせたという。
以来三百余年剣道界に於いて幻の業とされこれを極めたものはいないという。
不可能を可能とするという意味の「魂剣石をも斬る」ということわざはこれをいう。

刀身より太いものまで断ち切ってしまう驚異の剣技であり、闘技場の土台を叩き斬ってその上に陣取る敵軍を全滅させるなど、ダイナミックな演出に定評がある。

作中で切った物の例
  • 特注の鉄板の厚さ30mm、防弾ガラス張りのベンツ500SEC
  • 墓石
  • 拳銃の銃弾
  • 会場の石台
  • 鉄の扉
  • アルカトラズ刑務所の分厚い壁
  • 鉄門(スピンオフ漫画より)
  • 塔(スピンオフ漫画より)


烈風剣(れっぷうけん)
一文字流奥義。鉄球をも押し返す風圧を起こす。
『外伝』では竜巻を起こす技とされており、崖から飛び降りた勢いを殺すのに使用した。
兄・剛壱との戦いでは真空斬で躱されている。

微塵剣(みじんけん)
一撃で対象を細切れにする。
『外伝』では剛壱が上位互換である極・微塵剣を使用した。

血栓貫(けっせんかん)
己の体に網の目のように走る大動脈すべての急所を外し自らの体ごと相手を貫き、命を取り留めつつ敵を討つ妙技。
要するに富樫レベル100。
赤石にとって相討ちは負けと同じである。

猛背十戒斬(もうぜじっかいざん)
『外伝』で使用。
頭上から一気にを振り下ろし、斬撃の風を飛ばす。そのまんまな名に恥じず大雪崩を一撃で切り裂くほどの威力。なら毎回そうすればいいのでは…。

釈迦不敵斬(しゃかふてきざん)
『外伝』で使用。
野球のように豪快に剣を振りぬき、敵の攻撃を跳ね返す。
作中では鞍馬豪血の「反射魁尋剣」と同時に放ち、石仏から発射される熱光線を撃ち返して石仏そのものを溶かし去った。
剣でどうこうなるレベルを超えているのでおそらく「氣」に関する技なのだろう。

旋回剣(せんかいけん)
『外伝』で使用。
天限羅漢武刀会二回戦で敵兄弟の兄の方からパクった双刃剣二刀流で使用したパクり技。
威力は本家本元を軽く凌駕し、双刃剣の高速回転により会場諸共敵をバラバラにした(その結果、双刃剣は二振りとも砕け散った)。

千手連翔剣(せんじゅれんしょうけん)
『外伝』で使用した秘奥義。
剣の突きと同時に切っ先から「氣」の刃を放ち、遠方の相手を一撃で貫く。いくら何でも本編の強さを無視しすぎでは…。
十文寺幹部の牛殻が使用したが「威力が足りないから数に頼る」と赤石は一蹴し、自ら巨大な千手連翔剣を放つ。
が、その刃は牛殻ではなく頭上に迫る石柱を撃ち抜くにとどまり、完全に戦意を失わせた。
その後も会場の天井をぶち抜いてショートカットするなど豪快な戦法に使用されている。

爆氣斬(ばくきざん)
『外伝』で使用。
千手連翔剣の応用編みたいな技で、フェンシングのような突きの連撃により氣の光弾を無数に生成し、互いにぶつけて爆発を引き起こす。

噴血一文字斬(ふんけついちもんじぎ)
『外伝』で使用。
豪快に薙刀のように剣を振り下ろし、地面ごと前方の標的を叩き切る。
血を吹き出すのにはある別の理由がある。



一文字流追記・修正剣
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最終更新:2024年10月08日 10:21

*1 アニメでは当時の二号生達からの陰湿ないじめに耐え兼ねて逆襲したことに変更されている。

*2 なお復帰の際には二号生筆頭室で、江戸川はじめ二号生全員が土下座で出迎えており別格の存在であることがうかがえる